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『生命の龍脈』の確保を目指して

#シルバーレイン #決戦 #『生命の龍脈』 #『二つの三日月』 #第3章プレイング受付中 #もしプレイングが流れた場合は再送をお願いします #3章は👑達成分のみの採用予定

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#第3章プレイング受付中
#もしプレイングが流れた場合は再送をお願いします
#3章は👑達成分のみの採用予定


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●グリモアベース
「先月の第二次サイキックハーツ大戦の際、魔術師ソロモンが召喚した『大神ザウス』のことは覚えているだろうか」
 集まった猟兵達を前に、グリモア猟兵館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)はいつになく固い面持ちで話し始める。
「皆が大神ザウスをソロモンの手から解放したことで、大神ザウスは僕たちに『希望』を託してくれたよ」
 だが同時に、大神ザウスが『虚神アルカディア』の手で二番目の猟兵『アーカイブ』として蘇生されていた事実も明らかになってしまったが……。
「可能性自体は、以前『はじまりの猟兵』が示唆してくれていたから、覚悟していた人もいると思う。けど、大神ザウスはオブリビオンと化してもなお、全ての生命に対して大恩があるから……と、僕たちに重要な情報を齎してくれたんだ」
 そして、予兆と言う形で齎された、その伝言は――。

●シルバーレイン:大神ザウスからの伝言
「……諸君はこれまで、シルバーレイン世界において、過去の戦争の『再臨』に立ち向かってきたな?
 あそこには『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』と呼ばれるエネルギーが隠されている。
 アーカイブはそれを隠すため、それらの地を再臨戦場で塞いでいたのだ。
 何故ならば、生命の龍脈を集め束ねれば、彼の者に至る道が開かれてしまうからだ。
 アーカイブの最強戦力……『二つの三日月』に至る道が。

 いま、全ての再臨戦場に隠された『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』を、我が雷で露出しておいた。
 生命の龍脈を集めて束ね、『二つの三日月』が完全顕現を迎える前に倒すのだ。
 さすれば諸君は、「その時」に至る前に、最も大きな懸念のひとつを砕くことができるであろう」

●グリモアベース再び
 大神ザウスからの伝言を思い出した猟兵達は、改めて敬輔の言の葉に耳を傾ける。
「大神ザウスいわく、『二つの三日月』は、アーカイブ最強のオブリビオン。そして、これまでシルバーレイン世界で再現されてきた『過去の大戦』の多くは、アーカイブ達が『二つの三日月』を秘匿する為のものだという」
 だが今、かつての大戦の地に隠されていた『生命の龍脈』は、大神ザウスの雷で全て可視化された。
 ――ならば、今、猟兵達が為すべきことは。
「皆には『二つの三日月』が完全顕現を迎える前に『生命の龍脈』を集め、大いなる戦いに備えてほしい」
 深々と頭を下げる敬輔に、猟兵達は其々の想いを胸に頷いた。

 了承してくれた猟兵達に、敬輔は1枚の地図を見せる。
「僕のグリモアが示した隠し場所は――岐阜県の関ヶ原だ」
 ――彼の地はかつて銀の雨が降り注ぐ時代、メガリス『封神台』を巡る大戦が勃発した古戦場。
 彼の地に隠されている『生命の龍脈』もまた、大神ザウスの手で可視化されているが、アーカイブも当然のように可視化されたことには気づいており、オブリビオンを配置し介入を阻止しようとするという。
「配置されたオブリビオンを蹴散らし、さらに進もうとすると……いつしか花園に迷い込んでしまう」
 不自然に群生している花園は、かつて『二つの三日月』が「物欲」「武器」「魔銃」「社会」「事故」「爆撃」「死病」「悪意」の概念から創造した「死をもたらすもの」のオブリビオンが、猟兵達を死に至らしめようと敷いた罠らしい。
「花粉を吸ってしまうと幻惑に陥ってしまい、現実を知覚できないままオブリビオンたちに殺されてしまう。花粉に対処しながら進んでほしい」
 そして、花園を抜けた先には、可視化された『生命の龍脈』があるが、もちろんただでは手に入らない。
「僕たち猟兵が近づくと、龍脈の中から戦闘存在『シルバーレイン』が現れ、阻止しようとしてくる。回収のためには戦闘は避けられない」
 しかもこの戦闘存在は、神秘現象を否定し消し去るユーベルコード【神秘根絶】を常時発動しており、『神秘現象』に分類される攻撃は一切効果をあげないという。
「ユーベルコードも例外なく【神秘根絶】の影響を受けてしまうのだけど、第二次聖杯戦争で交戦した猟兵達から、神秘現象に該当しない攻撃……純粋な肉体や技術、機械文明を利用した攻撃やユーベルコードであれば、十分立ち回れるとの報告があがっている」
 神秘に頼らぬ攻撃を叩きこめば、いかに戦闘存在であっても互角以上に戦えるはずだ。

「大神ザウスは、僕たち六番目の猟兵に『二つの三日月』への道を示してくれた。この機会を逃すわけにはいかない」
 ――だから彼の意思を継ぎ、いずれ来るその日に備えるために。
「今は『生命の龍脈』を集めて回ってほしい……頼んだよ」
 改めて深々と頭を下げながら、敬輔は丸盾のグリモアを大きく展開し、転送ゲートを形成する。
 そして猟兵達は、転送ゲートを潜り……シルバーレイン世界の関ヶ原へと赴いた。




第3章 集団戦 『シルバーレイン』

POW   :    銀の虹
【超常の存在を否定する意志と力】を宿した【銀色の虹】を射出する。[銀色の虹]は合計レベル回まで、加速・減速・軌道変更する。
SPD   :    レインカッター
【銀色をした刃の雨】を降らせる事で、戦場全体が【神秘なき世界】と同じ環境に変化する。[神秘なき世界]に適応した者の行動成功率が上昇する。
WIZ   :    滅神光線
【装備した『滅神詠唱兵器』】からレベルmまでの直線上に「神殺しの【光】」を放つ。自身よりレベルが高い敵には2倍ダメージ。

イラスト:新井テル子

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●シルバーレイン:関ヶ原古戦場――『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』の在処
『死をもたらすもの』が広げた幻惑の花園を突破すると、周囲の風景が再び古戦場に戻る。
 見慣れた風景に戻ってこれたことに安堵している猟兵達の目前には、奇妙なエネルギーが滞留していた。

 そのエネルギーの正体を、猟兵達は直感的に理解していた。
 ――今、目の前にあるのは、『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』だと。

 猟兵達が大神ザウスの力で可視化された龍脈に手を伸ばすと、龍脈が揺らぎ、戦闘存在『シルバーレイン』が姿を現す。
 世界結界の正体とされている戦闘存在は、猟兵が『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』を狙っていると察しているのか、一目見るなり襲い掛かって来た。

 いつの間にか、猟兵達の周囲から、神秘現象が全て根絶している。
 この戦闘存在を倒さぬ限り、神秘現象が復活することはないだろう。

 だが、目の前の戦闘存在を撃破せぬ限り、『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』を確保することはかなわない。
 猟兵達は腹をくくり、目の前の戦闘存在に向け得物を構えた。

※マスターより補足
 第3章は、戦闘存在『シルバーレイン』との集団戦です。
 集団敵ではありますが、戦闘能力は非常に高いため、若干厳し目に判定します。

 戦闘存在『シルバーレイン』は、通常のユーベルコードとは別に、神秘現象を否定し消し去るユーベルコード【神秘根絶】を常時発動しています。
 この【神秘根絶】はいかなる手段でも無効化できませんが、純粋な肉体や技術、機械文明を利用した攻撃やユーベルコードは影響を受けません。

 もし、手持ちのユーベルコードが全て神秘現象に分類されそうな場合は、あえてユーベルコードを使用せず(=指定せず)、技能と技量(プレイング)のみで殴ってもOKです。
 ユーベルコードを指定していなくても、不利な判定はしませんので、ご安心ください。

 ――それでは、龍脈を確保すべく、最善の戦いを。
龍巳・咲花
神秘根絶は厄介な能力でござるが、だからこそ今まで修行に明け暮れ培ってきた忍者としての技術が生きるでござろう!

直線攻撃を避ける為に対象達を中心に渦を描くように駆け抜けるでござる
この動きであれば一部の相手は射線上に味方が入るでござるから、狙いづらくもあるでござろう?
無論こちらも距離を詰めながら、クナイや手裏剣を投げつつ牽制をしていくでござるよ
距離を縮めたところで一気に踏み込みつつ、マフラーで相手の視界を塞ぎ斬り抜けるでござる
さらに同時に地面に鈴&糸付きのクナイを刺しておき、相手が此方を攻撃しようとしたところで音を鳴らし意識を逸らしたところを、クナイの投擲で不意打ちするのでござる!




『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』から現れた戦闘存在『シルバーレイン』を前に、龍巳・咲花(バビロニア忍者・f37117)はクナイや手裏剣を握り締め、構える。
(「正直、【神秘根絶】は厄介な能力でござる」)
 ――神秘現象の存在全てを否定し、消し去ってしまう【神秘根絶】。
 戦闘存在が操るその能力は、力の源やら原理やらは一切関係なく、神秘現象とみなされる行為全てを無効化してしまうものだ。
 事実、咲花が戦闘存在と相対し始めた頃から、炎竜ムシュマフの気配が全くと言っていいほど感じ取れない。
(「ムシュマフも神秘存在ゆえ、影響を受けてしまっているでござるか……」)
 おそらく、忍術も神秘現象とみなされてしまうだろうが、だからこそ、今まで修行に明け暮れ培ってきた、忍者としての技術が生きるだろう。
「ここは己を信じて乗り切るでござるよ!!」
 ムシュマフに頼らず、純然たる技術で切り抜けるべく、咲花はクナイと手裏剣を握り締め、走り始めた。

「――――!」
 戦闘存在は詠唱兵器を装備し、咲花に向ける。
 それは能力者たちが、猟兵達が装備している詠唱兵器とは異なっている気がした。
 ……あえて表現するなら、神を滅するための兵器、だろうか。
「簡単には喰らわぬでござるよ!!」
 咲花は兵器を構えた戦闘存在たちを中心に、渦を描くよう走り続ける。
 この動きなら、兵器の射線上に味方が入る可能性が高い故、狙いづらくなるはずと踏んでの行動だったが、戦闘存在は構わず詠唱武器を発動させた。
 ――兵器の先端が一瞬光り、凝縮された光の帯が伸び始める。
 それは味方であるはずの他の戦闘存在まで巻き込みながら、咲花を呑み込まんと真っ直ぐ伸びていった。
「同士討ちも厭わぬでござるか!?」
 それでも、光は一直線にしか伸びないゆえ、渦を描くよう走り続けていれば回避は決して難しくない。
 ゆえに咲花は、鈴と糸をつけたクナイと手裏剣を投げ牽制しながら走り続け、少しずつ戦闘存在との距離を縮めていった。
「――――!」
 咲花に接近されたと気づいた戦闘存在が、再度滅神詠唱兵器を咲花に向ける。
 ――刹那、チリン、と足元から鈴の音が鳴った。
 不意を突くよう鳴り響いた音色に、戦闘存在の意識が一瞬だけ咲花から逸れる。
(「『今拙者から意識を逸らしたでござるな?』今が狙い時でござる!!」)
 咲花はマフラーを外して投げつけ、戦闘存在の視界を奪う。
 戦闘存在が片手でマフラーを払い退けようと手を伸ばした隙に、咲花はクナイで一気に斬り抜けた。
 胴に思わぬ一撃を受け、戦闘存在が滅神詠唱兵器を取り落とす。
 戦闘存在が咲花から滅神詠唱兵器に視線を移したその瞬間、咲花は真っ直ぐクナイを投擲した。

 ――ヒュッ!!

 不意を突くよう投擲されたクナイが、戦闘存在の喉元に深々と突き立つ。
 致命傷を受けた戦闘存在は、咲花から意識を逸らしたことを後悔しながら、仰向けに倒れ、事切れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御鏡・幸四郎
|学生《TW2》の頃はシルバーレインと相まみえる機会はありませんでした。
いつも傍らにいた姉は、神秘そのものたる|使役ゴースト《スケルトン》だったからです。
使役ゴーストと共にある霊媒士にとっては相性が最悪の相手でした。

ですが猟兵として鍛えた今なら戦える。
見せてあげましょう。|探偵格闘術《バリツ》の神髄を。

相手を注意深く観察し、隙を見て接近。
攻撃を受け流し、その勢いを利用して投げを打ちます。
UCが【神秘根絶】に反応したとしても基本は変わりません。
「押さば引け、引かば押せ」
見切り、受け流し、敵の力で敵を倒す。
どんな巨大な敵が相手でも。

二つの三日月を顕現させるわけには行きません。
脅威はここで断ちます。




 関ヶ原古戦場に露出した『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』から現れたのは――神秘を否定し、根絶せんとする戦闘存在『シルバーレイン』。
 存在するだけで戦場全体の神秘現象を否定し、根絶してゆく存在を前に、御鏡・幸四郎(菓子職人は推理する・f35892)は息をのんでいた。
(「――|学生《TW2》の頃は、シルバーレインと相まみえる機会はありませんでした」)
 銀誓館学園の能力者時代、常に傍らにいた幸四郎の姉は――使役ゴースト、スケルトン。
 文字通り神秘的な存在でもある使役ゴーストと共にある霊媒師にとって、神秘を否定し根絶せんとする戦闘存在は、最悪の相性の相手とも言える。
 ――だが、今は違う。
(「私には、猟兵として鍛え上げた技術もあります」)
 シルバーレイン以外の世界に数多く存在する、純然たる技術の結晶。
 その神髄を会得した今なら……神秘現象に頼らずとも戦えるだろう。
「見せてあげましょう。|探偵格闘術《バリツ》の神髄を」

「――――!!」
 幸四郎が構えを取るのを見て、戦闘存在達は銀色の虹を射出する。
 七色ではなく銀色の、超常の存在を否定する意志と力が宿った虹は、加速し、減速し、時には軌道を変えながら、四方八方から幸四郎に迫った。
(「『押さば引け、引かば押せ』この精神なら」)
 戦闘存在と虹の動きを注意深く観察し、接近し、時に虹の流れを受け流しながら、幸四郎は少しずつ戦闘存在との間を詰める。
 とはいえ、戦闘存在も幸四郎の思惑は分かっているのか、虹の速度と軌道を操作しながら幸四郎を近づけさせようとはしない。
(「密着はさせてくれないでしょうが、30cm程度にまで近づければ十分です」)
 じっと観察し、受け流し続けていると、やがて銀色の虹が加速しっぱなしになる。
 戦闘存在も虹を操作しようとするが、虹は減速する様子も軌道を変える様子もない。
(「操作できなくなりましたか――今なら!」)
 幸四郎は加速を続ける銀色の虹を受け流しながら接近し、戦闘存在の腕を取り、力いっぱい投げる。
 カウンター気味に投げられた戦闘存在は、落下の勢いで背中と頭を強打し、そのまま動かなくなった。

 同志を倒された戦闘存在たちが、引き続き銀色の虹を放ち、幸四郎を翻弄しようとする。
「二つの三日月を顕現させるわけには行きません。脅威はここで断ちます」
 その虹の挙動ひとつひとつを観察し、受け流しながら、幸四郎はようやく相まみえる機会を得た戦闘存在との距離を詰め、その力を利用しながら次々と投げを打っていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴鹿・小春
【WIZ】
基本的に神秘由来だからやっぱりやり難い…
それでも此処まで来たんだし、昔の能力者時代もどうにか押し切れたし気合と剣術で乗り切る!

武器はつうれん…神秘なかったら変わった形の剣だけど、普通の剣位には切れるね。
向こうの光線を警戒、滅神詠唱兵器の状態や向きから発射タイミングと射線を瞬間思考力や野生の勘で予測してダッシュで逃れ回避。
できるだけ他のシルバーレインが背中側に来るように光線を躊躇わせつつ一気に近づいて腕の関節など装甲の薄い部分狙い全体重かけて深くまで突き刺して、そこから一気に切断!
可能なら首とかの急所狙って仕留めてくね。
こう見えても普通の剣術もやってきてるからね!

※アドリブ絡み等お任せ




 関ヶ原古戦場に露出した『|生命の龍脈《ディアボロスペイン》』から現れたのは、神秘を否定し、根絶せんとする戦闘存在『シルバーレイン』。
 ただそこに存在するだけで、全ての神秘現象を否定し、封殺し、根絶していく存在を前に、鈴鹿・小春(万彩の剣・f36941)はつうれんを握り締める手に力を入れていた。
(「僕の能力は、基本的に神秘由来だから、やっぱりやり難い……」)
 戦闘存在がいる限り、自分のユーベルコードは全く発動しないだろう、と小春は確信する。
 握り締めている妖殺しの鮫剣も、神秘現象が否定されている今は生命力を喰らわない、少し変わった形の剣だろう。
(「それでも――普通の剣位には切れると信じるしかないかな」)
 かつて銀誓館の能力者として前線に立っていた時も、どうにか押し切った。
 そして、世界結界が消失してからも、剣術はずっと続けてきたのだ。
「此処まで来たんだから、気合と剣術で乗り切る!」
 今回も乗り切れるだろう、と己に活を入れながら、小春は戦闘存在の出方を伺った。

「――――!!」
 小春を能力者……否、猟兵と見たか、戦闘存在は滅神詠唱兵器を取り出し、構える。
 取り出された兵器は、一見すると少し銃口が大きい程度の拳銃に見えるが、銃口から発射されるのは弾丸ではなく、神殺しの光を凝縮した光線だろう。
(「警戒すべきは向こうの光線かな。避ければなんとか……」)
 そう、小春が考えていると、戦闘存在が滅神詠唱兵器を構え、神殺しの光を発射する。
 銃口からあふれ出した光は、小春目がけて一直線に伸びていくが、小春は戦闘存在の身体の向け方や滅神詠唱兵器の状態や向きから発射タイミングと射線を予測し、発射と同時に斜線から逃れるようダッシュして光線そのものを回避した。
 光線が向かった先には他の戦闘存在がいたが、神殺しの光は容赦なく他の戦闘存在を呑み込み、貫く。
(「同じ戦闘存在であってもお構いなしに巻き込んだ!?」)
 ならば、他の戦闘存在が背中側に来るように移動したところで、光線の発射を躊躇うことはないだろう。
 だが、それでも、発射後は曲がらない……否、曲げられない光であれば、発射タイミングさえ見極められれば回避は困難ではないはずだ。
 そう確信した小春は、滅神詠唱兵器の銃口の向きを、発射のタイミングを確りと見極め、発射と同時に射線から逃れるよう走り、一気に戦闘存在との距離を詰める。
 剣の間合いまで詰めた瞬間、小春はつうれんを逆手に持ち替え、装甲が薄そうな腕の関節に全体重をかけながら突き刺し、一気に切断した。
「――――!!」
 構造上どうしても弱くなる関節部を半ば切断され、戦闘存在が後退する。
 小春もつうれんを抜き、今度は順手に持ち替えながら再度戦闘存在との距離を詰めた。
 ――戦闘存在の瞳が、『なぜ能力者が』と訴えている気がする。
「こう見えても普通の剣術もやってきてるからね!」
 その疑問にあえて答えながら、小春はつうれんで躊躇なく首を薙ぎ払い、戦闘存在を地に沈めていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​