第二次サイキックハーツ大戦⑭〜最初の一歩
●幾らでもあるインスタントな殺り方
武蔵坂学園――その外縁部――腰を掛けていた男はゆらりと立ち上がり、手頃な大きさの『なにか』を持った。男が手頃な大きさの『なにか』を持った時点で『なにか』は殺人の為の凶器となり、それこそ、日曜日の大工さんのような雰囲気で溜息を吐いた。
「やれやれ……ハンドレッド・コルドロンも破られてしまいそうだな。流石は、殺人ランキングの1位と2位があそこまでやって勝てなかった相手だね。まあ、私も時々『焼肉』を食べたり、食べさせたりして情報の収集は行っていたけれども……六番目の猟兵というのは、なかなかどうして、草の根までも引っこ抜くような連中らしい」
男は――第4位『ジョン・スミス』は六六六人衆らしく現状を愉しんでいた。いいや、現状に喜んでいたのだろう。結局のところ、どのような世界であれ知的生命体の『欲』は『殺人』に繋がってくれるのだと。
貴様、この世界に災禍をもたらすつもりか!?
やめよ、お前にも嘗ては人の心があった筈だ!
「頭の中の君……『ザ・クリスタル』だったかな? 君こそあれだ、|汝の使命を思い出せ《レミニセンス・ザ・ワールド》とやらを思い出した方がいいんじゃないか? まあ、なんだ。私も君も持ち帰る旅をしてきた仲だ。人間の「壊したい、殺したい」という気持ちは世界共通だと一緒に見てきた筈だろう? 知っているとは思うが重要なのはやってみることさ。きっかけは何でもいい。武器だってなんでもいいんだ。一度誰かを殺してみれば、みんな殺したくなるもんさ。ドゥイットユアセルフ――君の力も勝手次第さ」
●第4位の鏖殺領域
「あー……如何やら、この要塞を突破しようとしている輩が現れたようね。ソイツの名前? ジョン・スミスよ……ええ、あの『第4位』様直々に殺しに来てくれるってわけ。しかも新しい殺人用のユーベルコードを身に着けてね」
グリモア猟兵、隣人の顔色はよろしくない。心の底では『誰も彼もが殺人衝動を持っている』事くらいは認めていそうだが。
「ザ・クリスタルってのと融合した彼は『エナジー・ゲート』ってのを改造して『エナジー・フレットソー』ってのにしたらしいわ。なんでも物質非物質と関係なく切断するとかなんとか。因みに骸の海に消し飛ばすってのは原理らしいわよ。頭痛いわ」
「でも、こっちにはご当地の連中がいるのよね。四大ご当地幹部の一人『ロシアンタイガー』が支援してくれるらしいわ。彼のユーベルコードは『ベロボーグの槌』……敵には吹雪での攻撃、味方には日差しでの回復をしてくれるって感じ、それでも相手は第4位、油断しているとアッと言う間に殺されちゃうから、せいぜい、覚悟はしておくことね」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
DIY。
プレイングボーナス……エナジー・フレットソーへの対策を講じる/ロシアンタイガーのユーベルコードを戦いに利用する。
第1章 ボス戦
『第4位ジョン・スミス』
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POW : 環境利用殺人法
自身からレベルm半径内の無機物を【殺人用の凶器】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD : お手製殺人器具
【工具や台所用品などの身近な品】で近接攻撃し、命中した部位ひとつをレベル秒間使用不能にする。
WIZ : 殺人|DIY《ドゥ・イット・ユアセルフ》
【誰もが日常の中でふと抱く殺意】を噴出し、吸引した全員を【六六六人衆】化し、レベル秒間操る。使用者が製作した【ガスマスク】を装備した者は無効。
イラスト:水登うみ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「ご当地の豊かさは命の美しさ……だっけ? いや、グローバルジャスティスのカリスマ性はおそろしいね。まさか、幹部級までもが彼への忠誠に縛られているなんて。まあ、そんなことよりも君、本当に私と殺し合いをしてくれるのかい。それなら、君にも十分『六六六人衆』になる資格はあるよ。なぁに、実際のところは資格なんてものは要らないけれどね。必要なのは『最初の一歩を自分で踏み出す』ことさ。ドゥイットユアセルフだよ、君」
ジョン・スミスの前に立ち塞がったのは虎である。
二足歩行をしている、隆々とした虎である。
彼こそが四大ご当地幹部『ロシアンタイガー』。グローバルジャスティスの命により武蔵坂学園の味方となった一人である。
「汝が六六六人衆の第4位……成程、その殺意、その技術、我個人では苦戦するかもしれないが……此処には灼滅者、いいや、猟兵たちが存在している。我らはご当地愛によって結ばれているのだ。故に、汝が如何に強力であろうとも、協力の前では弱体すると思え」
猟兵よ、ロシアンタイガーと共に第4位を灼滅するのだ。
ギュスターヴ・ベルトラン
…たぶんその焼肉って内容を知らねえ方がいいやつだな
何にせよエナジー・フレットソーを当てられたら消し炭にすらならない
ロシアンタイガーのベロボーグの槌で攻撃しつつ敵の視界を攪乱
ノクの【暴風の舞】で吹雪を強める
となれば、相手は無軌道に凶器を操作してくるだろう
【結界術】とキリエの【月光バリア】で即席凶器の致命傷を防ぐ
【祈り】を捧げUCを発動する
ああそうだ、時にそちらは焼肉になる覚悟はおありか?
吹雪と暴風で動きが鈍ったとこに、禁呪で周囲ごと焼き払う
周囲が焼け落ちれば即席凶器の精度も落ちる筈だ
無法には無法を当てて良しと主も仰られて…いや、言わねえか流石に
ともあれ全部まとめて爆破解体の時間だオラァ!!
燦々としている殺意だ。煌々としている殺気だ。そんなものを日常的に隠してくれたものだから、ギュスターヴ・ベルトラン、保護していても尚、眩んでしまいそうな思いに陥った。或いは、この状況こそが灼滅者として――それ以前に信徒として――赦し難い沙汰であった。いいや、そもそもの話。これは知的生命体として『瓦解』してはいないだろうか。仮に、食べ方の管理を提案されたとしても誰が『それ』を受け入れられる。……たぶんその焼肉って内容を知らねえ方がいいやつだな。なあ、おい、ジョンさんよ……。六六六人衆、殺人ランキング第4位『ジョン・スミス』、日曜大工が趣味なおじさんは|トング《●●●》を握った。君は……そうか。エクソシストだね。しかし、そういう映画だってあるんだ。今更、このような殺し方じゃあどこかの社長に笑われてしまうだろうさ。
星屑が落ちてくるかのように。吹雪が掻っ攫ってしまうかのように。ロシアンタイガーの『槌』に乗ってやれ。舞うように放たれた|竜《ノクターン》の暴風は――撹乱目的の強烈は――さて、第4位の勢いを殺す事が出来たのか。やれやれ、確かに。私のようなタイプの殺人者には効果的かもしれないが。私はこれでも第4位、そう簡単に止められるものではないさ。無数のトングがやってくる。それこそ、生肉を引っ掴んで網の上へと運ぶかのように。やれやれはこっちの台詞だっての。ジョン・スミス、そんなに焼肉に拘るってんならオレにも考えはあるんだぜ。月光――致命だけは貰わないように立ち回ってくれたのか。
おお、|小鹿《キリエ》――女の子が展開してくれた結界の中――オマエは祈りを忘れはしない。ああ、そうだ。時にそちらが焼肉になる覚悟はおありか? もっとも、ウェルダンも吃驚な予感はするけどな。開かれた|魔導書《グリモワール》、捲られた禁忌の|呪《まじな》い、つまりはゲシュタルトバスター。相手が相手だ。本来であれば躱されておしまいだろう。されど、此度の戦いでは十分に勢いを殺す事に成功していた。
無法には無法を当てて良しと主も仰られて……いや、言わねえか流石に。
周囲諸共――インスタントな凶器諸共――こんがりと、まずそうだ。
ともあれ全部まとめて爆破解体の時間だオラァ!!!
ははは……いや、元気だな、君……その殺意をもっと日常的にやってみたら良いものを。そうすれば、君だってもっと殺したくなるに違いない。
奪われた命に冥福を、踏み躙られた祈りに救いを。
成功
🔵🔵🔴
佐藤・和鏡子
『六六六人衆・リトルナース、六六六人衆の原石』
トリプルクエスチョンさんに言われたのですが、私はあなたたちと案外近い位置にいるのかもしれませんね。
選択肢に空気のようにすっと『殺す』が入ってくる感覚は私もわかりますから。
それはそうと、新しい玩具が手に入ったら使いたくなるものですよね。
これは先日頂いたククリ刀ですが、早速試してみたくなりました。
鋸の刃は何でも切れても鋸の弓やそれを持つ手なら話は別。
武器受けで弾く際は刃以外の部分を狙って防ぎます。
ククリ刀に注目させて蹴りや頭突きのような他の手段を使うなどトリッキーな手段も併用します。
相手は殺しのプロ。こちらも持てる手段は全て使います。
ロード・キル――ハイスコア――を達成したのだ。佐藤・和鏡子、戦利品を頂戴したって文句なんかありはしない。そもそも、持ち主は既にキルをされたのだ。まったく、死人に口なしである。ほう……君、私が『教唆』をしなくても、どうやら磨かれているようだね。第4位からお褒めの言葉をいただいた。嬉しいと思うべきなのか、残念がってあげるべきか、きっと何方だって構いはしない。六六六人衆『リトルナース』、最早オマエはダイヤモンドである。ええ、トリプルクエスチョンさんに言われたのですが、私はあなたたちと案外近い位置にいるのかもしれませんね。選択肢に、空気のように、酸素のようにすっと『殺す』が入ってくる感覚は私もわかりますから。それじゃあ、君は『その殺意』をやってみることにしたってわけだ。良いね、私も『そういう若者』は大好きだ。それはそうと、新しい玩具が手に入ったら使いたくなるものですよね。握ったククリ刀、吸いつくように馴染んでいる。それこそ、貌が黒く染まった気分で|心地良い《●●●●》か。
その得物は……成程、彼はレア物に目がないからね。君のような若者が『使って』くれたのならいつも通り、嗤ってくれるだろうさ。六六六人衆『???』の技芸、それを発展させてこその|衛生兵《ひとごろし》だ。持っていれば問題ないのだと、揮っていれば痛くないのだと、さあ、抹殺の想いとやらを脳髄に抱えてやれ。さて、君は私の何処を狙ってくるのかな。そうだね、君はきっと私の腕を切断しようとするだろう。
結局のところ『手軽さ』こそが肝なのだ。第4位が揮う得物のインスタントさは『逆』に言えば使い方を知っていれば怖くなどない。つまりは、刃以外の部分を弾いてやれば良いのだ。へえ……腕を狙うのではなく、あくまで『受ける』ことに集中するなんてね。正解だよ。私の『腕』もある意味では殺人の道具でしかないからね。ええ、そうでしょう。あなたは殺しのプロ……もっと言うのでしたら、殺しと呼吸が同じ、でしょうか? ですので、こちらは持てる手段の全てを――。得物を弾いてやった数秒後、鷲掴み、頭突き。衝撃によって仰け反ったところへ強烈な蹴りを喰らわせてやれ。き……君も、なかなか、元気じゃないか。これなら六六六人衆としてやっていけるだろうさ。
こういう場合「しゃしゃしゃ」と笑えばいいのでしょうか。
成功
🔵🔵🔴
フィランサ・ロセウス
そうね、おじさま!
私、あなたの事も|壊《あい》してあげたい♥
だから…まずはやってみなくちゃね!
どんなでたらめな威力でも、糸鋸である以上切る為の動きは必要よね
その動きを[戦闘知識]と[第六感]で[見切り]、[残像]を生じながら避けてみせる
虎さんの起こした吹雪による視界不良に乗じて、一瞬でおじさまの死角に跳ぶ[亜空間創造]からの[不意討ち]で両手を[部位破壊]して糸鋸を、
さらに【咎力封じ】で縛り上げて、他の凶器も使えないようにしてあげる
すごいわおじさま、そんな状態でもまだまだ|工夫《DIY》できるのね!
それなら私も|思いつく限りの凶器《Deadly Items for You》で壊してあげなきゃ!
最初に反応してくれたのは六六六人衆、第4位、ジョン・スミスの頭の中にいる誰かさん。ザ・クリスタルと呼ばれている何者かは、成程、元ヴィランの気配を感じ取ったのだ。だからと謂って頭の中の君なのだから『口出し』をするのは難しいだろう。いいや、いっそ悪役同士、共倒れをしてくれないかと僅かながらに思惟してしまうほどには。そうね、おじさま! 私、あなたの事も|壊《あい》してあげたい♥ 壊して、壊して、壊して、愛を確かめ合いたいもの。だから……まずはやってみなくちゃね! フィランサ・ロセウス、見ての通りの精神状態だ。反芻をするかのように、咀嚼をするかのように、如何かごくりと咽喉を鳴らしてくれ。良いね、君はもう、私が背中を押さなくとも六六六人衆だ。では、その愛情とやらを――好意とやらを、存分に、おじさん相手に発揮してくれ。ダンスのお誘いをされたのだ。殺し合いに招待されたのだ。ハート・マーク、如何かオマエの双眸に。
あかい、あかい、あまりにもあかい世界の中、でたらめな威力とやらを見つけてしまった。膂力、技術、経験、その一切、文字通りに相手の方が上位であろう。されど此度は一対一にあらず。視よ、この猛吹雪の真っ白さを――これを活かさないなんて許されない。ええ、おじさま! おじさまの腕が凄いってことくらいは私にもわかるよ。像を残しながらもダークヒーロー|糸鋸《●●》の使用方法をちゃんと把握してやればよろしいか。素敵だね、君、正気を失ってはいるけれども、それ故に、見ることができている。それなら、|撲殺《これ》に切り替え――? 亜空間は既に完成していた。完成しているのだから、殺人方法、それも完了しているに等しい。……考えを改めようかな。君は、私が思っている以上に|愛し続けている《経験を積んでいる》みたいだね。ナイフの鋭利さは言わずもがな。ジョン・スミスの腕が|壊《あい》された。死角は見つけるものではない、作るものだ。
壊したというのに、愛してくれたというのに、それで物足りないとでも言わんばかりに|枷《●》の追加。いいや、もちろん、枷だけで如何にか出来るとは猟兵だって思わない。そのまま捻じるようにして、ロープ、拘束をしてみせたならばダメ押しとばかりに猿轡まで。喋れなくとも、動けなくとも、やってみせる。そうとも、ユーベルコードの使用を封じられたとしても六六六人衆の|鏖殺領域《殺意》は凶器よりも凶器らしい。
すごいわおじさま、そんな状態でもまだまだ|工夫《DIY》できるのね!
それなら私も|思いつく限りの凶器《Deadly Items for You》で壊してあげなきゃ!
R.I.P――焦げ付いた網、交換する必要はない。
成功
🔵🔵🔴
燮樹・メルト
なんでも切断する次元斬に対応ね。
おっけ!作戦はこう!
腕を振る予備動作がある以上、切断の軌跡は必ず生じるわけだ。
ジョン・スミスの膂力にも限界があるなら、抵抗をつければ、切断も遅延ができるはず!
というわけで、ロシアンタイガーは吹雪の攻撃をよろしく!
メルトはUCメルトダウン・ロックコードで吹雪に腐食を混ぜて、エナジーフレットソーに対応するよ!
風で抵抗を、雪で斬撃の軌跡を、腐食の霧でダメージを。
当たらないように回避する、防御するの直撃をもらわないように気をつけて戦闘していくよ!
あちこちにある武器も吹雪と霧で吹き飛ばして、本体にも毒の一撃を加えていくよ!
これがホントの虎の子ってやつ?
汝、その使い方は間違ってはいないか?
間違ってるって? やむなし!
臍の緒を千切られたのか、眼窩を削られたのか、そのような感覚を引き摺るようにして、燮樹・メルトは病むような想いに触られた。それ程までの殺気だったのだ。走馬灯を見るかのような殺意であったのだ。ぐらり、重たくなった頭の中を無理やり支えてやるかのように。なんでも切断する|次元斬《●●●》、このような代物をインスタントに造るとは、流石は第4位。……おっけ! 作戦は決まったよ! 自分自身に言い聞かせなければ向かう事すらも難しい。しかし、事実、僅かな勝機は見えたのだ。君は本当に『若者』らしいね。いや、私にもそのような時期があったのかもしれないが、残念ながら、耽っている暇なんてなさそうだ。ジョン・スミスの言の葉、耳朶を打たんとしてくれたのは得物の方が速かったのか。
猟兵の考えは至ってシンプルだ。ジョン・スミス、殺人ランキング上位者であれ、彼の埒外性は|技芸《●●》に偏っている。ならば、男の膂力にはきっと限界が存在する筈だ。ロシアンタイガー、四大ご当地幹部の|猛吹雪《ユーベルコード》を隠れ蓑にしつつデモノイドヒューマンらしさをこれでもかと発揮してやれ。メルティフィールドの展開――それ即ち、隠れ蓑そのものを|腐食《えもの》と見做す策。これは……毒か? 成程、私に対してのダメージは勿論だが、それ以上に、武装の弱体化を狙うとはね。ああ、まったく、君の見た目に騙されたよ。見た目に騙されたって? うわ、やむわー。おじさんに言われたくはないよね。おじさんも、見た目以上に動けているし。
直撃=致命なのだ。それだけは絶対に避けねばならない。風の抵抗を受け、雪で軌道を暴かれ、腐食で弱まったとしても尚――男の殺意は消え失せない。まあ、あれだね。仮に、面白い凶器が使えなくなっても、そこらに落ちているのが良いのさ。トングも、焦げ付いた網も、タレ用の小皿も――おや、随分と慎重じゃないか。私が触れるよりも前に|吹き飛ばす《使えなくする》なんて。そりゃあ、メルにも怖いものはあるよ。あとは、おじさんが溶解するまで逃げるだけだね。パンデミック――ランチの時間には早すぎたのか。
成功
🔵🔵🔴
遠野・路子
呼吸してるみたいに自然だね、その殺意
命を取れたら満足?
よくわからないや
まぁ、私に生命は無いんだけれど
私はご当地怪人の考え方が好きだから
こっちに着くよ
悪路王が娘、遠野・路子、参る
ロシアンタイガーの吹雪に合わせて
【ヘヴンリィ・シルバー・ストーム】
銀の雨が貴方を撃つ
ジョン・スミスの全周囲を埋め尽くすつもりで攻撃
でもこの程度で倒せないだろうし
稲妻も吹雪も斬ってきそうだけど
でも斬らないといけないなら
その動きが微小でも必ず発生する
その隙を狙う……為にも攻撃の手を止める訳にはいかない
追撃で蒼弓と蒼銀の光芒で矢弾の雨と乱れ撃ち
腕以外のダメージなら看過する
さぁどっちが耐えられるかな?
色々消し飛びそうだけど
貴方
焦げ付いたのか、凍り付いたのか、何方にしても神秘であった。
番号くらいはつけてあげようかな。
待って……そんな目で見られたら、私、どうにかなってしまいそう。遠野・路子、新世代のゴーストとしての存在感を知らしめるかの如くに振り返った。成程、猟兵、オマエを観察していた中年男性は――殺人ランキング第4位の男は――超自然などという『わかりやすい』ものではなかった。呼吸してるみたいに自然だね、その殺意。命を取れたら満足? それとも、満たされないから殺すのかな。よく、わからないや。へえ……君、その身体、その精神、私達の世界の『もの』とは違うようだね。今の私なら、旅をしてきた私なら、君だって殺す事が可能な筈さ。……生命は無いんだけど、待って、それ本気で言ってるの? きっと男は本気なのだ。きっとジョン・スミスはオマエの事を殺せてしまうに違いない。……ああ、もう……私はご当地怪人の考え方が好きだから、こっちに着くよ。悪路王が娘、遠野・路子――参る。汝の覚悟はよくわかった。我に合わせて、あの男を叩くのだ。
ロシアンタイガーの合図と共に放たれたのは|銀色の雨《シルバーレイン》。それこそ|水銀《●●》よりも凄まじく、ギラギラと、万色の稲妻が地に落ちたのか。厄介なお嬢さんだ。其処の虎もそうだけれど、君は思っていた以上に『おそろしい』種族らしい。この程度で倒せない事はわかっていた。躱されたのか、受け止められたのかは不明だが、こうも視界が悪いというのに――的確に――糸鋸とやらを揮ってくる。でも……待って。それには動作が必要だ。切るのであれば、斬るのであれば、その為の|予備《●●》は不可欠なのだ。たとえ、微小、極めて僅かな『隙』を突く為だとしても手を緩めてはならない。構えよ、蒼々と――雨霰、稲妻、それに留まらず。如何か光芒を魅せてくれ。
さぁ、どっちが耐えられるかな?
色々消し飛びそうだけど……貴方。
まったく、殺し方としては雑だが、その威力は認めてあげようかな。腕以外の『もの』ならばくれてやっても構わない。その隙をようやく突けるのだから、嗚呼、肉を切らせてが成立する。蒼を蒼に持ち替えての薙ぎ払い――此処に神秘あり。
待たなくてもいい。これで、おしまいだから。
成功
🔵🔵🔴
此原・コノネ
そうね、六六六人衆同士の遊び(殺し合い)は、日常だったものね!
だから…遊びましょう、ジョンおじさん!
だからね、そのエナジー・フレットソー?(あたしには難しいわ!)へは、軌跡を見切るしかないわね。
そう、あたしもそうなんだけど…斬るには動きが必要なのよ。
【早いんだよ!】の最初は靴を履いたまま、餓血ナイフをその軌道の外側から薙ぐように。
横に来るなら、下に落ちるように避けてから…靴飛ばして脱いで、さらに高速の薙ぎ払い…に見せかけた刺突よ!
あたし?あたしは今、とても楽しいのよ!
だって、この戦争、かつての六六六人衆と遊べ(戦え)るんだもの!
なら、目一杯楽しまなきゃね?
折角のソウルボードなのだ。折角の|普遍的無意識領域《せかいかん》なのだ。他の世界であれ、サイキックハーツ世界であれ、此原・コノネ、|精神殺人遊び《マインドマーダーゲーム》は変わらない。いいや、此度の遊戯については見ての通り、油断をしてしまえば此方が『狩られる』|危機《嬉々》なのだと。そうね、六六六人衆同士の遊びは日常だったものね! それとも、呼吸を学び直した方がいいのかな? 何にせよ……ね? 遊びましょう、ジョンおじさん! 六六六人衆の殺人ランキング、そのTOP5に入るほどの実力者が相手なのだ。その位階とやらを一度味わってみるのも悪くはないのだと。おや、随分と可愛らしい|鏖殺領域《オーラ》だね。私を相手に怯まず、嬉々として『やってみよう』とするその姿勢、実に好感が持てるものさ。ドゥイットユアセルフ! 君の殺人を見せてくれ! 糸鋸を構えてくれたおじさんの殺意、嗚呼、静かなものだが山のように大きかった。
えっと、エナジー・フレットソー? よくわからないけれど……? まったく難しい大工さんの殺人道具ではないか。おそらく説明を聞いたとしても、混乱、目が回ってしまうかもしれない。だけれどもオマエ、六六六人衆のひとつとして本能的、避け方とやらに至ったって構わないのではなかろうか。そう、あたしもなんだけど……斬るにはやっぱり、動きが必要なのよ。そうだね、その通りさ。だけども、君、仮に理解していたとして……私の『動き』についてこられるのかな……! 速度ならば負けはしない。たとえ、相手が吃驚するほどの卓越だとしても――血に餓えているのだから、熱っぽくなるほどに。
軌道の外側から薙いでやった。ほう……悪くない動きだね。君はどうやら、教え甲斐のありそうな人材らしい。褒めてくれるのかな? それは、素直に嬉しいかもね! 加速してきた|糸鋸《フレットソー》――巧く、下に落ちるよう――そのまま、靴を脱いでやるといい。おっと……あぶないあぶない……。おじさん、そんなに身体が柔らかいなんてね! 飛ばした靴は空を切り。されど、本番は此処からだ。再びの薙ぎ払い……否。強烈な刺突である。
困ったね……やられたよ。まさか、刺殺をしてくるなんて。まあ、それより君……ちゃんと、殺人を楽しんでくれているかな。
もちろん! あたしは今、とても楽しいのよ! だって、この戦争、かつての六六六人衆と遊べるんだもの! なら、目一杯、死ぬまで楽しまなきゃね?
おじさんも嬉しいよ。
この出会いに感謝をしないといけないね……。
成功
🔵🔵🔴
摩津崎・灰闢
お久しぶりですスミスさん
楽しそうで羨ましいですよ
守る側というのは疲れるものでして。
そちら側が懐かしいです
では、骸の海送りにならないよう頑張ります
UC発動
濃く深く丁寧にその認識を汚染
殺しの軌道を僅かでもずらし、狙いを誤認させる
それでも万全ではない事を念頭に置き、敵の挙動も見つつ
空間が僅かでも開いた瞬間、漏れ出た殺気から攻撃が来る方向を察知&ダッシュで回避
常時戦場を駆け敵へ肉薄
斬り込む瞬間、不意を打つように吹雪を発動して貰う
認識汚染に加えて吹雪で視界を乱し、敵足元から影業で串刺しで動き阻害
同時に死角から急所を斬る
お会いできるのは今回が最後かもしれませんので、お別れの言葉を送りましょう
お疲れ様でした
六六六人衆、殺人ランキング第4位『ジョン・スミス』、こぼれた腸を戻しながら。やあ、誰かと思えば……あの時の真面目くんじゃないか。元気そうで何よりだよ。摩津崎・灰闢、黄色の裏から視線を投げてやったならば、ああ、なんとも愉しそうなホルモンではないか。お久しぶりですスミスさん。楽しそうで……いえ、嬉しそうで羨ましいですよ。守る側というのは疲れるものでして……あの時の|彼女《被害者》、今ではお得意様です。ええ、そちら側が懐かしく思えるほどですよ。ジョン・スミス、インスタントに腹を縫ったのだが、それでも『致命』を喰らっている事は理解していた。個人的には六六六人衆が『存在している』時点で満足すべきだとは思うけれどもね。まあ、なんだ。私はこう見えて『向上心』を抱いているのかもしれないね。では、その向上心に応えるとしましょう。骸の海送りにならないように頑張りますので。やってくるだろう|糸鋸《エナジー・フレットソー》、その輝きについては成程、容赦のないほどにはクリスタルか。
濃密に、深淵に、丁寧に――暈かす事に対してはオマエ、妥協などまったくしなかった。これは……君も随分と慎重な殺し方をしてくれる。私が『外した』という事は何かしらをやってくれたんだろう? 第4位の一振りが外れたのだ。並の六六六人衆であれば『察する』事すらも困難。それを一瞬で『悟る』とは流石、柘榴の味であった。では、少し荒っぽく殺してみようかな。糸を通すのではない。穴を開けるのだ。そのような威力重視の一振りが――備えておいて正解だった。此方が万全だとしても|殺気《●●》、漏れ出るか出ないかの瞬間を極めての回避――ジョンさん、あなたの殺人技芸は凄まじいものです。ですが、それに屈してあげられるほど私はマトモではありませんので。
肉薄――天啓を得るかの如くに――合図は上等であった。汝が六六六人衆であることは承知の上、格上を叩くには我の支援が不可欠であろう。ロシアンタイガーの吹雪、不意を打つかの如くに第4位を擁していく。まったく、君は、密室殺人の方が得意そうな顔をしているね。いや……君の場合は『狭い路地裏』だったかな?
おお、視よ。
第4位の身体を貫いた、黒々とした得物を。
喰らうつもりはありませんが、折角ですので、私が貰っていきましょう。縫い終えたばかりだというのに、嗚呼、この両断は穏健な己の為に。お会いできるのは今回が最後かもしれませんので、お別れの言葉を送りましょう。お疲れ様でした。
……やれやれ、君は最後まで……本当に……真面目なやつだな。
第4位『ジョン・スミス』、なんとも嬉しそうな最期であった。
成功
🔵🔵🔴