「ねえ、知ってる?人間の影にはバケモノが憑くことがあるんだって」
「そのバケモノと人間は、心を通わせることもできるんだってね」
ひそひそ。
黄色い帽子をかぶり、赤いランドセルを背負った小学生の女児たちは、放課後の下校途中に立ち寄った公園の砂場で、噂話をしていた。
すると、どこからともなくぼんやりとした黒い影が現れるとともに、子供たちの方に近寄っていくではないか。
黒い影は子供たちのうち一人の影に忍び込むと、その中に音もなく沈み込んでいった。
●
「たった一人の人物に心を許し、付き従うUDC怪物の存在を知っていますか」
プルミエール・ラヴィンス(はじまりは・f04513)は猟兵たちに尋ねてくる。曰く、とあるUDC怪物が人の影を借りて、この街のどこかに潜んでいるとのことだ。
そのUDC怪物は人の心を読み取る力を持っているようで、とある少女の影に潜んでいる……らしい。
どうやら、UDC怪物がその少女の”孤独”を感じ取って、感情に呼応する形で行動をしているようだ。まだ強大な事件は起こっていないものの、何があるかは分からない。未然に防ぐためにも、猟兵たちは動かなければならないという訳だ。
「そのとある少女なのですが……。小学4年生の少女のようなんです」
プルミエールはUDC怪物が憑いている少女について話し始めた。
二影契(ふたかげ ちぎる)という名前の少女で、孤児院に暮らしていること。両親はおらず、天涯孤独の身であること。孤児院で寂しい思いをしており、帰りが遅い日が多いということ。
「二影さんを事件に巻き込むわけにはいきません。彼女の身の安全を確保したうえで、UDC怪物の処遇を決めましょう」
そのためにも、猟兵たちはまず二影契について、彼女に憑依しているというUDC怪物について、調査をしなければならない。
まず必要なのは、より詳しい身辺調査だろう。そもそも二影契に本当にUDC怪物が憑依しているのか。憑依しているのであれば、どのようなUDC怪物なのか。危険性について。
調べなければいけないことは山積みだ。
●
小学生たちが帰っていって、月が昇り始めた公園。子供たちが帰って行ってしまい、しんと静まり返っている中、一人の少女だけがその場に残っていた。
二影契は、砂場にぼんやりと浮かび上がった影と会話をしていた。その瞳はどこか寂しそうだった。二影契は地面に浮かび上がった自らの影を見つめると、手を伸ばして触れた。
「影にはバケモノが潜んでいるんだってね。それなら、私の影にもいるのかな」
「ねぇ、私。寂しいんだ。孤児院に帰ってもお父さんもお母さんもいないし。どうして、お父さんとお母さんは私のことを置いていったんだろう」
「……帰るなら、おうちに帰りたいよ」
そう呟いた二影契の影が、人のような形をとっていく。どうやら、二影契は自らの影に本当にバケモノが潜んでいることには気が付いていないようだ。寂しそうな瞳を浮かべながら、言葉を続けていた。
二影契の影に潜むバケモノーー『闇に乗りて歩むもの』は何も言わずに彼女を見下ろす。そうして、手を伸ばすと彼女の中から何かを吸い取っているようであった。おそらく、”孤独”の感情であろう。
”孤独”を吸い取られた二影契は少し虚ろな目を浮かべ、ぽつりと一言呟くのであった。
「影に憑いているのはバケモノじゃなくて、お父さんとお母さんなのかもな」
「帰らないと」
おんり
●はじめに
少ししんみりとしたお話を用意してみました。
なぜ『闇に乗りて歩むもの』は少女の影に潜んでいるのか。
突き止めたうえで、『闇に乗りて歩むもの』と向き合いましょう。
味方につけるも、討伐するも、あなたたちのプレイング次第です。
●章立て
1章→調査パート
2章→戦闘パート
3章→その後
になります。
第1章 冒険
『噂の深層』
|
POW : 現場を虱潰しに調査し、情報収集を行います。
SPD : 目撃情報の提供者などから詳しい話を聞き、情報の収集を行います。
WIZ : 新聞・書籍・ネットなどの情報媒体から、情報の収集を行います。
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ギュスターヴ・ベルトラン
地域教会から派遣された神父として孤児院を訪問
教区に縛られてねえ神父ってのは、こういう時便利に使われるもんだしな
…あと不審がられないようサングラスは外しておく
子供の見守りや悩み相談のボランティアとして挨拶を
職員に契さん…というより帰りが遅い子について尋ねる
こういうとこは、寂しがってる子供の存在ってのは珍しくないしな
元気がなくぼんやりしていないか
誰もいないのに何かに話しかけていないか
放課後どこで過ごしているか
心理的な問題か、それとも|別の要因《UDC案件》か
見極めも必要だが…単純に寂しがっている子供の話を聞きたいだけかもしれないな
オレが神父様に話を聞いて貰った時のように
「こんにちは、今日はよろしくね」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は地域教会から派遣された神父として契のいる孤児院を訪問していた。
愛用しているサングラスは子供たちに怖がられないように、外している。口調も幾分か柔らかく、子供達の前では素が出ていることが伺えるだろう。
「神父さまだー!」
「今日もいろんなこと、教えて!」
子供たちはベルトランの姿を見るやいなや、嬉しそうに集まってきた。中には飛びついてくる子供もいる。
そんな子供達に対して、ベルトランは少し困った、けれど嬉しそうな表情を浮かべていた。
●
「少しいいですか。こちらの孤児院に帰りが遅い子がいると聞いたのだけれど」
「はい、契ちゃんのことですね。今日もまだ帰ってきていないみたいですが……」
子供達がベルトランの話を一通り聞き終えて、疲れたのか休憩を始めた。その隙に、ベルトランは職員の1人に話を聞くことにした。
「契ちゃん……。その子は元気なのかな」
心理的な問題か、それとも|別の要因《UDC案件》か。ベルトランは見極めなければいけないと同時に、心配だったのだ。
かつてベルトランは神父様に話を聞いて貰ったことがある。今度は、自分があの神父様のような存在になって、誰かの心を少しでも癒せるように。
「あ、ようやく帰ってきましたよ。契ちゃん」
「……ただいま」
「君が契ちゃんかな?」
ベルトランは契に歩み寄っていく。そして、彼女と目が合うように、屈んで契の目を見つめながら声をかけた。
「うん。……大丈夫、なんともないから」
そう言うと、契は足早に去って行ってしまった。去っていくと同時に、ベルトランは邪の気配を確かに察知した。
「すみませんね、あの子ったらいつもそっけなくて……。けれど、子供達には優しいんですよ」
ベルトランは少しだけ安心した。誰かを気遣える優しさがあることに。同時に、感じ取った気配に一抹の不安を抱いた。
自分がしてやれることは何かないのか。彼は自らの十字架を握りしめながら、考えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
響納・リズ(サポート)
「皆様のお役に立てるよう、頑張りますわね」
移動時には、急ぐ要素があれば、サモン・アーティアを使って移動します。
洞窟など罠が予想される場所では、慎重に進み、万が一、けが人が出た場合は、回復UCにてすぐに癒します。
調査の際は、タロットを使っての失せもの探しや、礼儀作法を使っての交渉。聞き耳等を駆使して、情報を得ようとします。
交渉時は相手の機嫌を損ねないよう気遣いながら、気持ちよく話してくれるように進めます。
共同で進む際は、足手まといにならないよう、相手を補佐する形で参加したいと思います。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです。
「……罪のない子供が巻き込まれるのは避けたいわ。そうね、お話をしましょうか」
響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は夕暮れ時の公園にやってくると、契の姿を探した。
リズはこう見えて正義感に溢れている。故に、困っているであろう契のことを放っておけなかったのだ。
夕焼け空に照らされて、橙色に染まった公園。見回してみれば、赤いランドセルを背負った小学生の女の子たちが帰路につこうとしていた。
しかし、まだ帰ろうとしない少女の姿があった。
「まぁ、あの子は……」
リズは写真を確認する。間違いない、あの子が契だ。砂場に座り込んで、自らの影を見つめている。
「どうかしたのかしら?」
リズは早足で駆け寄ると、契に声をかけた。側から見れば、社交的な近所のお姉さんにしか見えない。
「……帰りたくないの」
契は影を見つめながら、ぽつりと言葉を漏らした。か細い声で、今にも消えてしまいそうな声量。
「どうしてですの?」
「……お父さんもお母さんも、いないから」
「お父様とお母様はどちらに?」
契は顔を挙げると、寂しそうな瞳で首を横に振った。そう、契の両親はすでに他界していたのだ。
リズは契の頭にそっと手を伸ばし、契の頭を優しく撫でた。契は反抗することなく、撫でられる。
契は再び、か細い声で呟いた。
「……寂しい」
契の寂しさは拭えないものであろう。けれど、契に憑いているであろう怪物は許されざるものだ。
そのためにも。怪物のことを知らなくては。
リズは契を慈愛に満ちた瞳で見つめながら、そう思うのであった……。
成功
🔵🔵🔴
アラタマ・ミコト(サポート)
|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》ことアラタマちゃんなのです。
極楽浄土でいろいろ経験してきましたが、それでも世界は広く多いのです。
即身仏ゆえに感情が表に出てきづらいのですが、本当はとても感動しているのです。
極楽浄土で使われていた「かたかな」という文字は未だに苦手なのですが、どうぞよろしくなのです。
「新聞やいんたーねっとはかたかなが多くて難しいです」
アラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)は契の過去の事故についての情報を探すべく、図書館で過去の新聞とにらめっこをしていた。
アラタマにとって極楽浄土で使われていた”かたかな”は難しいものであり、読み進めるのは苦労を要するものだった。
しかし、努力した甲斐もあって、契がなぜ両親を亡くしたのか、その事件の全容について知ることができた。
契はかつて、交通事故に巻き込まれた際に両親に庇われる形で怪我なく生き延びることができたのだ。
……怪我がなかった理由は、契の両親が、命を賭して契を守ったからであった。
「……そうだったのですか」
アラタマの表情は変わることはなかったものの、どこか寂しそうな、悲しそうな印象がうかがえた。
アラタマは新聞を図書館の棚に戻すと、席を立った。
「行かなくてはなりませんね」
契は今、両親が失った悲しみや苦しみ、様々な感情をUDC怪物に食い漁られている。しかし、それは冒涜だ。
アラタマ、もとい荒魂鎮神命は真剣な表情を浮かべて呟いた。
「荒魂鎮神命は、人間の感情を貪る妖を滅しましょう」
それが神仏より妖討伐のための力を賜った、自分に与えられた使命なのだから。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『闇に乗りて歩むもの』
|
POW : 闇の中を歩む死
自身の【憑依しているものの生命力】を代償に、【対象の生気を奪う闇】を籠めた一撃を放つ。自分にとって憑依しているものの生命力を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : 憎恋慕
自身に【憎悪募る暴風】をまとい、高速移動と【対象の憎しみを増幅させる風】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : 冷ややかな胸の内
【自身の胸の内側】から【恨み籠もる冷気】を召喚する。[恨み籠もる冷気]に触れた対象は、過去の【悔恨】をレベル倍に増幅される。
イラスト:すずや
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠蓮池・大輝」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
契には確かに、”何か”が憑いている。情報を調べていくにつれて、それが明らかになった。
そして、それは契が両親を事故で失った悲しみを食らっている。
けれど、それならばなぜそれは、怪物は暴れることをしないのだろう。
そんな疑問を抱いた、その時だった。
契がいつも夜遅くまで残っている公園から帰ってこないという知らせが飛び込んできたのは。
●
「……帰りたくないよ。私、帰るならお父さんとお母さんがいるところに帰りたい」
ぽつり、ぽつり。
雨が降り始めた公園に一人きりでいた契はそう呟いた。
地面にかすかに浮かんでいた影が確かに、揺らめいた。そして、その影は徐々に形をとっていく。
それは、怪物--『闇に乗りて歩むもの』の姿であった。
契の悲しみを食らい続けて力を蓄えていたのか、ついに姿を現したのだ。
怪物が何をしでかすか分からない以上、猟兵たちは怪物のもとへと向かわなければならない。
熊ヶ谷・咲幸(サポート)
お騒がせ☆アイドル×力持ち、12歳の女の子です。
戦闘時など、アイドル⭐︎フロンティア以外ではコンパクトを力技で【こじ開け】て変身します。そのせいかリボンが絡まるなど不完全な変身も
変身時に出現したキラキラエフェクトはしばらく物質化しており、攻撃を防いだり掴んで投げたり出来ます
がむしゃらに頑張るタイプで【怪力】による正面突破や力技がメインですが、力をコントロールできなかったり等でドジをすることもしばしば。【奇跡のドジ】でいい方向に向かうことも
ユーベルコードは指定した物や公開されている物をどれでも使用します。また、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
槇島・アンナ(サポート)
地球人の鹵獲術士×月光の魔女、18歳の女です。
口調:年長者はさん付け(私、お前、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)
敵には攻撃的(私、貴様、だ、だぜ、だな、だよな?)
鉄砲玉にしてもエロスの生贄にしてもOKです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、負けん気と根性に任せて、多少の怪我は厭わず積極的且つアグレッシブに行動し、良心の咎める状況でないなら隙あらば暴れようとします。
他の猟兵に迷惑をかける行為はサービスシーン絡み以外ではきっとしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
口は悪く足癖も悪いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「た、大変だよ! コンパクトを開かないと……!」
「それ、こじ開けるもんなのかよ……」
槇島・アンナ(砲煙弾雨の破壊魔術士・f42325)と熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)の2人は契のいる公園に向かっているところであった。
咲幸は駆けていきながらコンパクトを無理やりこじ開け、変身を行う。リボンがひっちゃかめっちゃかに絡んでいたのをほどきながら、2人は駆けていく。
そうして、公園に一人たたずんでいる契の姿を見つけた。
「……お父さんとお母さんに、会いたいよ」
そう呟く契の傍には『闇に乗りて歩むもの』の姿があった。
まるでない瞳で契を見つめているかのようでもあった。
「私は、帰りたくないの!」
契はアンナと咲幸の方を一瞥すると、そう声を上げた。
『闇に乗りて歩むもの』は吹き荒れる嵐のような風を身にまとうと、2人の方へと高速で突進してきた。
激しい風が吹き荒れ、2人を襲う。2人は素早い身のこなしでなんとか風が直撃するのを回避した。
反撃のチャンスだ。咲幸はとっさに地面に落ちていた手のひら大の石を拾い上げて、投げようとした。
……その時だった。咲幸が石を手にした瞬間、見事なまでに粉々に砕け散ったのだ。
「きゃぁああっ!?」
「おい、大丈夫だよな?」
「はいっ! 一生懸命! 頑張ります!」
アンナの言葉に咲幸は声を上げた。すると、周囲に淡いオーラが発生した。これが咲幸の放つ、がんばりオーラであった。
「よし、力がみなぎってきたぜ!」
アンナはにやりと歯を見せて微笑むと、武器を握りしめた。
「こいつはプレゼントだ! 全部持ってけ!」
湧き上がってきた力--魔力を込めて、ありったけの銃弾を放った。ミサイルは目にもとまらぬ速さで『闇に乗りて歩むもの』めがけて放たれる。
しかし、『闇に乗りて歩むもの』は逃げるそぶりを見せなかった。むしろ、その両腕を広げて、契との間に入るようにして、彼女の盾となったのだ。
「全弾命中だぜ」
煙の中から姿を現した『闇に乗りて歩むもの』の身体には、大きな穴が開いていた。
契には傷一つなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
「契様が危ないですわね、急いで助けなくては」
響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は契の傍にUDC怪物がいることを確認すると、白薔薇の嵐を吹き起こし、『闇に乗りて歩むもの』に向けて放った。
白薔薇の嵐は時に刃となりて、怪物の体を引き裂こうとする。
しかし、『闇に乗りて歩むもの』は避けようとしなかった。ましてや、契を庇おうと彼女の前に立ちはだかったではないか。
白薔薇の花びらが『闇に乗りて歩むもの』を切り裂いた。その体はまるで幻影のように揺らめきながら、再構築されていく。
「……契様を、お守りになられた?」
リズは思いやりがあり、誰かに寄り添おうとする考えの持ち主であった。
故に、この怪物は契のことを守ろうとしているのではないか?と判断した。
「お話、できませんか?」
一歩、また一歩と近づいてくるリズに『闇に乗りて歩むもの』は冷気を放った。まるで、近づくなと言わんばかりに。
それでもリズは笑顔を崩すことなく、少しずつ『闇に乗りて歩むもの』へと歩み寄っていく。リズにも悔恨は少なからずあるだろう。しかし、彼女はそれをもバネに進んでいくのである。
「あなたは、契様をお守りになろうとしていらっしゃるのですか」
『闇に乗りて歩むもの』は目の前でそう問いかけてくるリズをただ、見つめるのであった。
成功
🔵🔵🔴
ギュスターヴ・ベルトラン
己は愛された存在と自己認識が得られた者は、苦境に立とうとも生きていこうとする
【祈り】を捧げ、主に願うは生ける者への【祝福】を、そして得られた事実の【情報伝達】を
憑り付いているなら、この鳩をUDCに直ぶち込めば契さんの精神世界にも影響は出る
…UDCが彼女を守ろうとする、その上で、|この鳩《UC》を受け入れるならば、その事実は届くはず
後は相手の移動が速くなるので【戦闘演算】と【第六感】で鳩ぶち込むタイミングを予測
時間をかけるのも不味いんで、影業のカラスとHYMNEで隙を作って本命を通す
伝えた後の攻撃…その感情の行き所は当然受けとめるよ
これでも神父だもの、悩み深き迷える子に寄り添える者なんだから
「己は愛された存在と自己認識が得られた者は、苦境に立とうとも生きていこうとする」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は片手を前に伸ばすと、契の方を指さした。
『闇に乗りて歩むもの』はベルトランの接近をこれ以上許さないと言わんばかりに、間に立ちはだかる。
ベルトランはただ、真剣なまなざしで契を見つめていた。何かをするための隙を見計らっているようにも見えた。
あと少しで近づけるか、といったところで『闇に乗りて歩むもの』はベルトランをこれ以上近づけさせないと言わんばかりに暴風を巻き起こした。
ベルトランは即座にリングスラッシャーを装備すると、暴風を、沸き起こる憎しみを振り払うように振りかぶる。
影業のカラスで隙を作る。今だ。ベルトランはロザリオに手を伸ばし、握りしめた。
●
一人きりの公園には雨が降りしきっている。そこに立っている小さな少女は、ただ一人きりで俯いていた。誰が手を差し伸べるということもない。
バサバサッ!
どこからともなく翼をはためかす音が聞こえてきた。
そこに舞い降りたのは幸運の吉兆ともされている、一羽の純白の鳩であった。
少女は俯いたまま、寂しそうに口を開いた。
「パパとママに会いたいよぉ……」
鳩は悲しそうにその言葉を聞き入れると、空に向かって羽ばたいていく。
振り続けていた雨は少しずつ晴れていき、その心に光が差したーー。
●
「……その感情の行き所は当然受けとめるよ」
ベルトランは神父、悩み深き迷える子に寄り添える存在だ。
「ひぐっ、ひっく……」
今まで自らの心の内を話すことがなかった契は、目の前でただ、涙を流していた。
『闇に乗りて歩むもの』は契を一瞥して、どこか悲しそうな様子を見せるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。
「みすずちゃん! いっきまーす!」
諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)は声を上げると、『闇に乗りて歩むもの』の方を一瞥した。
しかし、『闇に乗りて歩むもの』の背後には一般人の少女、契がいる。攻撃をする際には、細心の注意を図らなくてはならないだろう。
「このままじゃマズいよね」
みすずはエレクトロレギオンを召喚することにした。一撃でやられてしまうものの、これで『闇に乗りて歩むもの』を誘導して、攻撃をするのが最善策だろう。そう判断したのだ。
召喚されたレギオンたちは駆動音を立てながら、『闇に乗りて歩むもの』の方へと歩み寄る。案の定、契を守るようにそばから離れることはなかった。
「今がチャンスかな」
みすずは大地を蹴ると、空中を弾むように何回も跳躍した。
ホップ、ステップ、ジャンプ。そうして契の近くへと着地すると、みすずは契の体を担ぎ上げた。
『闇に乗りて歩むもの』は離せと言わんばかりに、自身の胸の内から冷気を放った。
「……負けないよ!」
みすずは自らの増幅させられた悔恨を振り払うと、自らの武器を構えた。蒸気エンジンが轟音を立てる。
「いっくよー!」
みすずは勢いよく自身の武器を振りかぶった。その一撃は、『闇に乗りて歩むもの』の身体に直撃したのであった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 日常
『希望の花を繋ごう』
|
POW : 体力を活かして、広範囲にいっぱい植える
SPD : 花壇の縁にまっすぐ植える等、丁寧さが求められる部分を担当する
WIZ : デザインに工夫を凝らしてみたり、模様状に植えてみたりする
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『闇に乗りて歩むもの』は消えていった。
まるで、霧が晴れていくかのように。
……正体が何だったのかは分からない。
けれど、もしかしたら契の両親を思う気持ちから生まれたのかもしれない。はたまた、契の両親たちの怨念だったのかもしれない。
知る余地はないが。
●
その後、契は孤児院に帰らないということは減ったようだ。
しかし、契の心から完全に積もった思いが消えるという訳ではない。
猟兵たちは心に疵を残した少女、契をどういった形で見守っていくのだろうか。
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
「……契様とお話ができるといいのですが」
響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)は契のいた公園へと足を運んでいた。契が心の中に孤独を抱いていたからこそ、自分に何かできることがないかと思ったのだ。
空はすでに茜色に染まっており、ランドセルを背負った黄色い帽子の少女たちは家へと帰り始めていた。リズは公園を見回していた。
と、そこに契の姿があった。一人、どこか寂しそうに帰路につこうとしている様子だった。
リズはほっと一安心したものの、契の方へと歩み寄っていく。
「こんにちは、契様。今日はおうちに帰られるのですか?」
「うん。……みんなが待っているから」
「そうですか」
契の表情にはまだどこか曇りがあったものの、前ほどではなかった。
彼女に憑いていたUDC怪物が去ったからだろうか。はたまた、契の中にあった悲しみや苦しみ、辛さといった感情が和らいだからだろうか。
答えは、契の中にしかない。
誰かが知る余地は、どこにもないだろう。
「気をつけて帰ってくださいね。引き留めてしまってごめんなさい」
「お姉さん、ありがとう。それじゃあね」
リズはどこか心配そうな表情で契を見送ったものの、どこかそわそわとした様子であった。
●
「ただいま」
「おかえりなさい」
リズは空から契が帰宅していく様子を見届けていた。契が無事かどうか、しっかりと家に帰っていくかどうか心配であったのだろう。
ぱたん。
扉が閉まっていく音と、契が穏やかに微笑みを浮かべていたのを確認すると、リズはほっとしたようで微笑みを浮かべるのであった……。
成功
🔵🔵🔴
ギュスターヴ・ベルトラン
孤児院に再訪しに行こうか
契さんの状況も子供たちの様子も確認したいしね
彼女の心の傷を消したわけではない…というか消せるものでもないんだけどね
ただ怒りも悲しみも否定していない
ぼくが主に【祈り】願ったのは一つ
どうか契さんが…いや、彼女だけでなく子供たちが孤独に閉じ籠らないでほしいということだけ
契さんは子供たちの面倒を見るような優しい子なんだもの
そういう子はね…たとえ孤独に閉じ籠ってしまっても、またいずれ世界と己自身が再び繋がる瞬間はあると思っている
自分が生きていても良いと、自分で許せたなら…それが再び歩く力になるのだと思っているよ
泣きながらでも、怒りながらでも…自らの道を歩む者へ【祝福】あれと願って
「神父さま、こんにちは!」
「こんにちは、元気なことはいいことだ」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は契の様子を見るべく、再び孤児院へと足を運んでいた。
少し離れたところにある子供部屋を一瞥してみれば、契の姿があった。どうやら、幼い子供たちと遊んでいるようだった。
ベルトランはほっとした様子を見せる。
「よかった……」
ベルトランは自らの主にこう願った。
契さんが……いや、彼女だけでなく子供たちが孤独に閉じ籠らないでほしいということ。
親を失った子供たちは孤独の中に閉じこもってしまいがちだ。そして、周りが見えなくなってしまったところを怪物のような悪に付け狙われる。
孤独は、人を盲目にさせるのだ。
「契さんは子供たちの面倒を見るような優しい子なんだもの」
契のような優しい子供であれば、一度暗闇に囚われてしまったとしても、どこかで誰かと交わることがある。辛くても、前を向いて再び歩き始めることができるのだ。
ベルトランは契や子供たちの方へと歩き出す。自らにできることをするために。
「こんにちは、教会から来た神父だよ」
「……神父さま? お話を聞かせてくれるの、嬉しいです」
契はベルトランに笑顔を浮かべて、そう言った。
自分が生きていてもいいのだと、そう思えたのであればその思いが、再び歩み出すための力となる。 泣きながら、怒りながらにはなるかもしれない。けれどそれが、人生という道を歩む者への祝福であると信じて。
「契さんや、子供たちに祝福あれ」
ベルトランはロザリオを片手で小さく握りしめて、小さな声でそう呟いた。
ふと、ベルトランは窓の外に目をやった。
雨はもう降っていない。今日は晴天だ。
そんな空の下を、太陽の光に向かって白い鳩が一羽、飛んでいったのであった。
大成功
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