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トワイライト・ザナドゥ⑪〜悪徳警官が走る!

#サイバーザナドゥ #トワイライト・ザナドゥ #第三戦線 #調停機『セプテントリオン』 #ティタニウム・マキア

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#ティタニウム・マキア


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●メガコーポ「ティタニウム・マキア」本社前にて
 世界最大のメガコーポ「ティタニウム・マキア」の保有する究極兵器にしてオブリビオン・フォーミュラである『セプテントリオン』が、多くの武装警官達に守られ、準備を進めていた。
「ガガガ…自爆シーケンス完了まであと10分」
 『セプテントリオン』から機械音によるアナウンスが流れる。
 彼等が準備を進めているのは戦いではなく、自爆によるサイバーザナドゥの破壊である。
「……戦う事すら許されぬとはな」
 『セプテントリオン』自身も意志を持ち、世界の破壊ましてや自爆など望んでいない。
 だがオブリビオンマシンである以上は搭乗者の意志に逆らうことは出来ないのだ。
 そして『セプテントリオン』を操縦しているのは、ティタニウム・マキアのCEOや上級役員達が融合した『意志のかたまり」なのだ。
「私に拒否権は無い。願わくば、私が滅びを齎す前に、正しき者達が私を討ち果たさんことを……」
 せめてもの抵抗とばかりに、『セプテントリオン』は搭乗者に気付かれないよう小型のスイッチを自身から切り離して遠くにへと飛ばすのだった。

「痛ってえな!」
 突然空から降ってきた何かにぶつけられ、酔っ払いの警官風の男が怒声を上げる。
「ああ、何だこりゃ?」
 警官風の男が拾ったのは、真新しい小型のスイッチだった。
「は、ご丁寧に。強制停止プログラムと書かれているな。一体何を停止するのやら…」
 男は「ティタニウム・マキア」に務める買収された悪徳武装警官部隊の一人であったが、今朝になって本社から世界を破壊すると言われ、ヤケになって仕事を放り投げ飲んだくれていたのである。
 他の武装警官達は役員たちによって電脳をハッキングされ、強制的に警備を行わせられているのだが、男だけはたまたま寝坊し、盛大に遅刻した事でハッキングから逃れられたのだ。
「人使いの荒い連中だが、甘い汁も吸えるしこれまで我慢して従ってきたが、世界を壊すなんて言われたらなあ!」
 男もまた紛れもない悪徳警官の一人ではあるのだが、自分が住む世界を破壊する行為に手を貸す気にもなれなかったのだ。
 そして手にしたスイッチには心当たりが一つあった。
 本社で自爆しようとしているデカブツを強制停止させるためのものだろうと、男は何となく察し、一念発起する。
「こうなったら破れかぶれだ。スイッチを押してやるぜ!」
 酒に酔っていた勢いもあるのだろう、元悪徳警官の男は飲み代を踏み倒した後で、無謀にも武装警官達が警備する『ティタニウム・マキア』本社にへと向かうのであった。

●グリモアベースにて
「という感じで少しおかしなことになっているんだ」
 金髪のグリモア猟兵のリリスフィアが、メガコーポ「ティタニウム・マキア」の本社で起きていることについて改めて説明を始める。
「オブリビオン・フォーミュラの『セプテントリオン』が、サイバーザナドゥを破壊する為に自爆しようとしているんだ。世界を破壊する程の自爆を行うにはエネルギーを暴走させて臨界点までに達する必要があるから、時間の猶予は10分ほどあるよ。その間に倒せればと言えれば良かったのだけど、それでは自爆を止めることは出来ないんだ」
 あくまでも自爆は操縦者であるCEOや上級役員達が融合した『意志のかたまり」によるものであり、『セプテントリオン』の意志ではない。
 その証拠に『セプテントリオン』は自爆を強制停止する為のプログラムの起動スイッチを、自身から切り離したのだ。
「そのスイッチを手にしたのが、たまたま電脳ハッキングから逃れることが出来た悪時警官なんだ」
 その男もまたメガコーポに買収され、数々の悪事に手を染めてきた、れっきとした悪人なのだが、ハッキングされた他の警官達とは違い、自分達が住む世界の破壊までは望んではいないようである。
「酔った勢いなのかもしれなけど、その警官はスイッチを押して『セプテントリオン』の強制停止プログラムを起動させようとしているみたいだね」
 買収されたとはいえメガコーポにこき使われてきた不満も抱え込んでいたのだろう、元悪徳警官を突き動かしているのは正義感などではなく、意趣返しであると言える。
「でもこのままだと多勢に無勢で他の警官達に捕まって、スイッチも取り上げられてしまうよ。そうなったら自爆を止める事は不可能になってしまうから、そうならないよう元悪徳警官が『セプテントリオン』の近くで強制停止プログラムを起動するまでの間、援護して欲しいんだ」
 面倒なことに元が悪だけに猟兵達に対しても素直に話を聞くどころか敵視され、場合よってはヤケになってスイッチを壊してしまうという事態にもなりかねない。
 そして何より、強制停止プログラムのスイッチはメガコーポの社員にしか押すことができないのだ。
 万が一に敵対する者にスイッチが奪われた時の為のセキュリティをかけているのである。
「その悪徳警官にも気付かれないよう、密かに援護する必要があるかな」
 自爆しようとしている『セプテントリオン』を警備している悪徳武装警官隊は、電脳をハッキングされていることで、逆に非常に統率のとれた精鋭部隊となっており、突破させるのも一筋縄ではいかないだろう。
「悪徳警官がスイッチを押して強制停止プログラムを起動させれば、『セプテントリオン』の自爆を阻止することが出来るよ。搭乗者ごと自壊するんだ。それが『セプテントリオン』の望みでもあるとだけは言わせてもらうね…ただ戦うよりも厄介な依頼になるだろうけれど、皆の力と知恵を貸してもらえればかな」
 説明を終えたリリスフィアは猟兵達に頭を下げた後で、転送の準備を始めるのだった。


吾妻 銀
 吾妻 銀です。

 トワイライト・ザナドゥの5本目のシナリオとなります。
 戦争シナリオとなりますので、1章構成となります。

 『悪徳武装警官』との集団戦となります。
 難易度はやや難となりますので判定は厳しめとなります。

 プレイングボーナスは「メガコーポ社員を援護し、強制停止プログラムをセプテントリオンに届かせる。」となります。
 『セプテントリオン』は自爆に専念しますので戦闘は発生しません。
 スイッチを押そうとしている正気の悪徳警官は『悪徳武装警官』と同じ個体ですが、酒に酔っていることもあり戦闘面は全く期待は出来ません。

 参加受付はOP公開後からとなります。
 断章はありません。
 締め切りは参加状況を見て、タグに記載します。

 それでは皆様の参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『悪徳武装警官』

POW   :    正義の鉄槌を喰らえッ!この蛆虫どもォオッ!!!
【サイバーザナドゥ化した剛腕】で超加速した武器を振るい、近接範囲内の全員を20m吹き飛ばし、しばらく行動不能にする。
SPD   :    公務執行妨害でぇ……死刑ッ!!!
【銃火器による無差別乱射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    助かりたいならわかるよな…袖・の・下(ワイロ)♪
対象にひとつ要求する。対象が要求を否定しなければ【顔に唾や痰を吐きつけながら金品】、否定したら【胸ぐらを掴み顔面を殴り付けて闘争心】、理解不能なら【殴る蹴るの集団リンチで生命】を奪う。

イラスト:はるまき

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リカルド・マスケラス
悪事ばかり働いていても、いいことしようと思い立ったなら、蜘蛛の糸を垂らすのも悪くはないっすよ

酔っ払い警官に隙を見て取り憑くっっすよ
「ティタニウム・マキアに一泡吹かせたいなら協力するっすよ。なぁに、自分に体を貸すことに同意してくれればいいんすよ」
【コミュ力】でうまい具合に協力を取り付けたら、警官の身体を借りて宇宙バイクでティタニウム・マキアまでかっ飛ばすっすよ
あとは警官の潜在能力をUCで引き上げつつ突撃。無差別銃撃は【念動力】で弾道を変えて同士討ちさせるっす。死なれたら夢見が悪いんで急所は外すっけど
「さ、このまま奥へ進むっすよ」
と、彼を護衛しながら奥へと進んでくっすよ



「おいおい通してくれよ。俺はあんたらのご同輩なんだぜ!」
「うるさい黙れ!この酔っ払いが!」
 自爆しようとしている『セプテントリオン』の強制停止プログラムを手に、世界最大のメガコーポ『ティタニウム・マキア』の敷地内を走る元悪徳武装警官の男だったが、早々に警護していた警官に職務質問を受けていた。
 彼等も同じ悪徳武装警官ではあるが、メガコーポによって電脳をハッキングされ、完全に支配されている状態にある。
 自分達が警護している存在が、自分達を破滅にへと導く存在だろうと関係ないのだ。
「悪事ばかり働いていても、いいことしようと思い立ったなら、蜘蛛の糸を垂らすのも悪くはないっすよ」
 明らかに旗色の悪い元悪徳武装警官の男を見かねた、狐のお面が本体であるリカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)は、言い争っている隙を見て、取り憑くのであった。
「な、なんだぁ?」
「ティタニウム・マキアに一泡吹かせたいなら協力するっすよ。なぁに、自分に体を貸すことに同意してくれればいいんすよ」
「お、おう…」
 いきなり面を付けられ面食らう元悪徳武装警官の男であったが、割とチャラい感じのリカルドに敵意は感じられず、酔っぱらっている勢いもあって同意する。
「それじゃあ、ティタニウム・マキアまでかっ飛ばすっすよ!」
 うまい具合に協力を取り付けたリカルドは、元悪徳武装警官の身体を借りて、宇宙バイク『アルタイル』を呼び出した。
「公務執行妨害でぇ……死刑ッ!!!」
 悪徳武装警官達は逃がすまいと拳銃を取り出し、有無を言わさずに乱射する。
「さあ、眠った力を引き出すっすよ!」
 リカルドは元の悪徳警官の潜在能力を引き出しつつ、宇宙バイクのよる突撃で警官達を蹴散らした。
「ぐわああああ!!」
 武装しているとはいえ生身ではバイクの突撃を止められる訳もなく、リカルドはバイクでの突破に成功する。
「に、逃がすな!」
 だが悪徳武装警官達もすぐに他の警官達に連絡し、先回りさせることで包囲しにかかる。
「しつこいっすね!」
 そして容赦なく無差別銃撃に襲われるも、リカルドは念動力で強引に弾道を捻じ曲げる。
「ぎゃああああ!!」
 包囲した事が仇となり、結果として彼等は同士討ちを招く羽目となったのである。
「安心するっす急所は外しているっすよ!」
 リカルドは足を撃たれて蹲っている警官達を尻目にバイクを走らせる。
 悪人であるとはいえ、サイバーザナドゥの住人である事には変わりのない彼等に死なれるのも目覚めが悪いのだ。
 その後もリカルドは元悪徳警官に取り憑いたまま、『ティタニウム・マキア』の本社目指して突き進むであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミノア・ラビリンスドラゴン
わたくしは普段からクエストを発行する運営側ですもの!
プレイヤーの皆様方を戦場へお送りするのは慣れたものですわ~!

何もない空間に【九龍の扉】を開いて、わたくし登場!!
光り輝く演出には攻撃判定があるので、件の悪徳警官さん以外はまとめて吹っ飛ばしますわ~!

クエストの受注を確認いたしましたわ!!
オーダーは「究極兵器を停止させて世界を救う」!
セコい小銭稼ぎとはまったく違う、あなただけに遂行できる特殊な限定イベントでしてよ~!!

こういう欲望に素直な荒くれ者を【お誘い】するには、すごくけしからん衣装に彩られた、魅惑のボディによる【誘惑】が効果的だと思いますわ~!
これを喪うのは惜しい、と思わせるわけですわね!



「ち、畜生…普段は俺と大して変わらない怠け者ばかりなのに今回に限ってしつこく追いかけやがって!」
「観念しろ!」
 強制停止プログラムのスイッチを手に必死に走る元悪徳武装警官であったが、メガコーポ『ティタニウム・マキア』の支配下にある元同僚の悪徳武装警官達に包囲され窮地に立たされていた。
「わたくしは普段からクエストを発行する運営側ですもの!プレイヤーの皆様方を戦場へお送りするのは慣れたものですわ~!」
「な、なんだぁ!?」
 そんな中、突然少女の高笑いが聞こえ、元悪徳武装警官の男は戸惑った様子で辺りを見渡す。
「わたくしが来ましたわー!!!」
「グワーッ!!」
 何もない空間に突如超ド派手な光り輝く演出と共に龍の形をした扉が出現したかと思えば、豪奢なドレスを着た、いかにも高貴そうな美貌の持ち主であるミノア・ラビリンスドラゴン(ポンコツ素寒貧ドラゴン令嬢・f41838)が姿を現す。
 同時に扉の近くに居た悪徳武装警官達も巻き込まれたのである。
「邪魔者はまとめて吹っ飛ばしましましたわ~!」
「お、おう…」
 明らかにサイバーザナドゥとは異なる風貌のミノアに、元悪徳武装警官の男は敵意を抱く気にもなれず、ただ唖然と頷くしかなかった。
「クエストの受注を確認いたしましたわ!!オーダーは『究極兵器を停止させて世界を救う』!セコい小銭稼ぎとはまったく違う、あなただけに遂行できる特殊な限定イベントでしてよ~!!」
 ゴッドゲームオンライン世界の管理者AIとして振舞うミノアの言葉を、元悪徳武装警官の男は半信半疑ながらも、協力者である事だけは理解できた。
「この魅惑のボディを喪うのはあまりにも惜しいと思いませんこと?」
「そ、そうだな」
 ダメ押しとばかりに、ミノアはすごくけしからん衣装で元悪徳武装警官の男に迫る。
「な、なんだ、俺に気があるっているのか?」
 こうしたシチュエーションには耐性の無い、男には効果てき面のようであった。
 元悪徳武装警官は実に欲望に素直だった。
(やはり荒くれ者を『お誘い』するには『誘惑』が効果的ですわね)
「ええ、その通りですわ。停止プログラムのスイッチをあのデカブツの前で押してくれるだけで、あなただけの限定イベントをプレゼントして差し上げますわ」
「いいぜ、やってやらあ!!」
 酔っぱらっている勢いもあって、男はすっかりその気になって『セプテントリオン』の元にへと再び走り出すのであった。
「御武運をお祈りしていますわ~」
 進路を塞いでいた悪徳武装警官を派手に吹き飛ばしたミノアは、元悪徳武装警官の男をそのまま見送る。
「公務執行妨害で死刑に処す!」
 そしてその場に残り、メガコーポの手先である悪徳武装警官達の足止めを続けた。
 仮に元悪徳武装警官の男が強制停止させる事に成功した時に、『限定プレゼント』を本当にあげるかどうかは、それはミノア次第である。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リアラ・アリルアンナ
あー…動機はともかく、反逆的メガコーポの無法に立ち上がった勇敢な市民を…市民…?
ええ、他に選択肢が無い以上仕方ありませんが、当人にも気付かれない様にサポートするとなると、骨が折れますね

まずはバーチャル・ゴースト状態となり、単独または少数で行動する悪徳警官を狙って憑依、体の制御を奪います
そしてその体を使い、同じ様に少人数で行動する他の悪徳警官を襲っていきます
同士討ちという異様な状況も、酔いも覚めやらぬ元警官からすれば、彼らも自分同様ヤケを起こしたと映る事でしょう
何らかの理由で憑依先の肉体の損傷が激しくなった場合は新たな対象に憑依しつつ、引き続き元警官が目標地点に辿り着くまでの障害を排除しましょう



「へ、あのデカブツがよく見えるようになってきたぜ。俺だってやれば結構できるじゃねえか!」
 猟兵達の援護もあって自爆しようとしているオブリビオン・フォーミュラの『セプテントリオン』にへ近づきつつあり、元悪徳武装警官の男も自信がついてきているようである。
「あー…動機はともかく、反逆的メガコーポの無法に立ち上がった勇敢な市民を…市民…?」
 少し離れた場所から様子を伺っていたバーチャルキャラクターの猟兵、リアラ・アリルアンナ(リアライズユアハピネス・f36743)から見れば、ただの酔っぱらいが調子にのっているだけにしか見えない。
 だが『セプテントリオン』の自爆シーケンスが完了しつつある中で、強制停止プログラムのスイッチを手にしている彼に頼らずをえないのが現状である。
 しかも猟兵達に協力的であるとはいえず、代わりに猟兵達がスイッチを押す事も出来ないのだ。
「ええ、他に選択肢が無い以上仕方ありませんが、当人にも気付かれない様にサポートするとなると、骨が折れますね」
 そこでリアラはバーチャル・ゴースト状態となり、元悪徳武装警官を追いかけていた悪徳警官を狙って憑依する。
「アバババババ!」
「お、おいどうした?」
 憑依された悪徳警官は壊れた機械のような声をあげたかと思えば、駆け寄ってきた他の悪徳警官に対して発砲してきたのである。
 リアラが憑依した悪徳警官の身体を使って同士討ちをさせているのだ。
「アバー!!」
「へへ、何だよ。あいつらも酔いが回っているのかよ?」
 メガコーポの支配下にある筈の警官同士の乱闘、冷静に考えれば異様な状況なのだが、酔いも覚めやらぬ元悪徳警官からは、自分同様酔っぱらっているのかもしくはヤケを起こしたのかに映っていたのだろう、大して気にもせずに『セプテントリオン』の元にへと足を向ける。
「構わん撃て!」
 このままでは逃げられると悪徳警官達は、リアラが憑依した悪徳警官を容赦なく射殺する。
「アバー!!」
「そうはいきませんよ!」
 その前にリアラは悪徳警官から素早く抜け出し、そしてまた別の悪徳警官にへと憑依する。
 彼等とて自身がハッキングされる事への対策が無かったわけではないのだが、|管理者《マザー》でもあるリアラは、彼等にかけられているセキュリティを易々と突破してみせたのだ。
「アババババ!」
 そして先程と同じようにとち狂ったように銃を乱射させ、その場をかき乱す。
「目的地までもうすぐです。幸福があらんことを!」
 元悪徳警官が『セプテントリオン』の元にへと走り出すのを見届けたリアラは、その後も憑依を繰り返して、悪徳警官達の追跡を妨害するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミレア・ソリティス
任務了解しました。ミレア・ソリティス、これより支援行動に入ります。

護衛対象に気取られないようにとのことですので、3型の隠密兵装にて出撃、現着後『アクティブステルスシステム』並びにUC【コード・ディミオス】を起動し、姿を隠したまま『Lレンジブラスターライフル』での遠距離狙撃または『ペインレス・セイバー』による接近斬撃で敵警官隊を排除しましょう

基本的には対象の周囲の敵は狙撃による排除を優先し、
対象より離れた、あるいは集団よりはぐれた敵個体は接近しての斬撃での「解析情報取得」を狙います

対象に対しては直接の接触は極力行わず、あくまで姿を隠しての支援に徹しましょう
※アドリブ連携等歓迎です



「へへへ、もうすぐだぜ…このスイッチちゃんを押してやるからよぉ!」
 酒による酔いも醒めつつも、メガコーポ『ティタニウム・マキア』の本社ビルまであと一息という所まで辿り着き、元悪徳武装警官の男のテンションは最高に昂っていた。
 だが本社ビルの前でオブリビオン・フォーミュラである『セプテントリオン』の機体からは膨大な熱量が放出されており、いつ自爆してもおかしくない状態にある。
 そしてメガコーポの支配下にある悪徳武装警官達の警護も多数残っており、単身では突破する事は出来ないだろう。
「任務了解しました。ミレア・ソリティス、これより支援行動に入ります」
 ウォーマシンの猟兵、ミレア・ソリティス(軍団たる「私」・f26027)は、護衛対象である元悪徳武装警官の男に気取られないよう本社ビルに到着するのと同時に、3型隠密兵装『アクティブステルスシステム』から『コード・ディミオス』を起動させ姿を消す。
 気配を消したミレアの存在に気付く者は誰も存在せず、彼女は遠距離狙撃用オプションを装備したLレンジブラスターライフルを取り出して、狙撃態勢を整える。
 元悪徳武装警官の男の進路上にいる敵警官隊を優先して狙いを付け、彼等の排除を開始する。
「アバババ!!」
 ミレアの正確な狙撃により一人また一人と警官が撃たれ倒れていく。
「へへ、誰の仕業か知らねえがチャンスだぜ!」
 元悪徳武装警官の男はミレアの援護射撃を深く詮索する事無く、倒れている警官隊を踏み越えて『セプテントリオン』の元にへと急ぐ。
「この蛆虫が!正義の鉄槌を喰らえッ!」
 狙撃から逃れていた警官の一人が警棒を取り出して、阻止しようと飛び掛かろうとするが、その前にミレアが割って入る。
「折角ですから解析させてもらいます」
「アバーッ!!」
 ナノマシンを付与する内蔵式実体刃『ペインレス・セイバー』で警棒の一撃を受け止め、そして返す刀で斬撃を繰り出して、警官を無力化させるのと同時に解析情報を得る。
「敵の能力と位置も把握出来ました」
 そして得られた解析情報を元に敵警官隊をより効率よく制圧しにかかったのである。
「やっと辿り着いたぜ!」
 ミノアの奮闘の甲斐あって、元悪徳武装警官の男は遂に『セプテントリオン』の元に到着するのだった。
 そこで搭乗者である『ティタニウム・マキア』上層部の意識の塊も、ようやく気付くが、その時は手遅れだった。
「ついにやってきたぜ!この瞬間がよ!」
 そしてコクピット付近にまで駆け上った元悪徳武装警官の男は、強制停止プログラムのスイッチを勢いよく押した。
「ガガガ…タダチニテイシセヨ」
 アナウンスが流れてきたかと思えば、臨界点に達しようとしていた『セプテントリオン』から黒い煙が発生する。
 自爆しようとしていた所での緊急停止による負荷に耐え切れず、『セプテントリオン』は自壊しつつあった。
 搭乗者もその自壊から逃れる事もできず運命を共にすることだろう。
「おっと巻き込まれるのはごめんだぜ」
 やり遂げた男は急いで『セプテントリオン』から離れる。
 自壊する『セプテントリオン』による爆発は自爆程ではないにしろ、本社ビル周辺を巻き込むぐらいのあ破壊力があるのだ。
 メガコーポの支配から解放された警官隊も慌てて逃げ出すのが見える。
「任務完了ですね」
 その様子を見届けたミレアは人知れずその場から立ち去った。
 結果的に自爆によるサイバーザナドゥの破壊を阻止した男は、帰った後もまた飲み直す事だろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2026年01月29日


挿絵イラスト