暗澹たるオニキスの旅路
●新しきカダスの偶像
滅びのとき、来たれり……!
嗚呼、破風を知り、未曾有の尖塔の群れを視よ!
遥か|階《かなた》の果てに至りし者は、絡み合う真理を知るであろう。そして汝の……汝等の脳髄を開き、理解せよ! それなるは汝等、ネオカダスに仇なす猟兵どもに圧し掛かる絶望――無窮にして無敵、或いは、永劫の化身、即ちカダスの偶像である!
永劫を受け入れよ! 混濁を受け入れよ! 偶像は全ての『知的生命体』を喰らい、その胎にて我等を白濁したひとかたまりの粘つく泥濘へと『変性』せしめ、不可逆とし、皆もろともを新世界へと連れゆくだろう! もしくは、|普遍的無意識領域《ソウルボード》の影として、|同一化《サイキックハーツ》こそを真理とするだろう!
悦ばしい……そう、これは『悦ばしき』ことである。恐れることなど、狂うことなど何故あろうか。死の先にはオブリビオンが存在し、オブリビオンの先には汝に、汝等に、我等に注ぐ『永劫』のみが待つ故に!
嗚呼、存在するのは『|私《しまめのうひめ》』のみ。されど、無数の尖塔の彼方、汝等を慈しむ偶像あり! 全て、もろともに聖なる泥濘となろう!
新たなる|世界《カダス》に祝福あれ!
●縞瑪瑙の城
「決戦の時間よ」
グリモア猟兵、隣人は止まぬ頭痛に苛まれていた。全ての『クローンセル』を破壊された『縞瑪瑙姫』との決戦。それの予知をするのだから、嗚呼、彼女の脳への負荷については筆舌に尽くし難い。呼吸を整えるのに数分が掛かったが、如何か赦してやってくれ。
「そうね。『縞瑪瑙姫』はダストエリアの最奥――それこそ、人跡未踏なほど――でアンタらを待っているらしいわ。まあ、彼女本人が『強い』のは説明する必要ないと思うけど。問題なのは……お姫様を倒す為には『山を登らなければならない』ことよ」
山登り。そう聞いてしまえば楽にも思えるが、そのような事はない。
「正確に言うんなら『世界を旅行するようなもん』よ。そうね、個人的な感想だけど『広大無辺なソウルボード』って言った方が良いかもしんないわ。せめてもの救いは『お姫様の居場所』が目立っているところね。無数の尖塔のいっちゃん高いところらしいわ。まるでバベルね」
「到達しても油断はしないで。あのお姫様、例の怪物を『ひとかたまり』にしたらしいわ。巨大で、おそろしくて、何より厄介なのは……認識してはいけないこと。ああ、それと、大事なことがひとつ。あのお姫様、先制攻撃してくるらしいわ。あとのことはアンタらに任せるわよ。覚悟はしておきなさい」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
覚悟をしてください、決戦です。
難易度は『やや難』となります。
第一章。
広大無辺なソウルボードとも描写できる、ひとつの『世界』を旅してください。
途方もない旅になるかもしれませんが、ゴールはひとつです。
無数の尖塔の中にひとつだけ、極めて『高い』ものがあります。
その天頂に向かってください。
道中、正気を失ってしまうほどの『何かしら』に遭うかもしれませんが。
その場合は如何か、耐えてください。耐えなくても、まあ、構いません。
プレイングボーナス:正気を失いそうなものに遭遇し、耐えるか、狂うかする。
第二章。
新しきカダスの偶像との戦闘になります。
新しきカダスの怪物、その全てが『ひとかたまり』になったオブリビオンです。
動く事はありませんが、その巨体、無敵性故、倒す事は困難でしょう。
加えて、偶像は『己を認識した存在を完全に石化』させます。
いっそ、縞瑪瑙姫を見つけて、其方に向かうのも手です。
プレイングボーナス:偶像を認識せず、縞瑪瑙姫を探す。
第三章。
宗教団体『ネオカダス』教祖『縞瑪瑙姫』との決戦です。
クローンではなく本体なのでシンプルに『強い』です。
猟兵が勝利した場合、『縞瑪瑙姫』は二度と蘇らせません。
プレイングボーナス:先制攻撃に対処する。
皆さんのプレイングお待ちしております!
第1章 冒険
『CEO決戦に挑め!』
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POW : 身体を張って困難を跳ね除ける
SPD : 仕掛けられた罠に気付き、解除する
WIZ : CEOの隠し持つ何らかの「奥の手」に対処する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
暗澹たるオニキスの庭にて――広大無辺な|普遍的無意識領域《ソウルボード》の彼方にて――宗教団体『ネオカダス』の教祖、『縞瑪瑙姫』は|猟兵《きみたち》の存在を捉えたのだ。捉え、把握し、理想めいた|普遍的無意識領域《ソウルボード》の隅々までに狂気の『種』を撒いてみせた。君達は文字通り、世界ほどの大きさの|山《●》を乗り越え、唯一無二たる尖塔に辿り着かなければならない。
汝等……嗚呼、汝等。
私を、『|私《しまめのうひめ》』を、完全に滅ぼすと宣うのであれば、相応の覚悟を示して『来る』と良い。汝等が辿り着いた時、新しきカダスの偶像と共に歓迎する事を約束しよう。猟兵、嗚呼、猟兵。|同一化《サイキックハーツ》を悦と知らぬ者どもよ。聖なる泥濘の抱擁を解せぬ者どもよ。
種の内容は様々だ。単純に、精神を破壊するものから――汚染するものから――個人の心を蹂躙する、病的なまでの光景――宇宙的なまでの神秘、魔皇の玉座まで――ありとあらゆる可能性がこぼれ落ちている。まさしく、この旅路こそが『ネオカダス』。猟兵、苛まれよ。この旧人類の残滓、膨張こそが、縞瑪瑙の蒼白い光なのだ。虚と聳える鬼面像が如く、嗚々、さまようものを真似ると良い。
上野・イオナ
まぁ、アレですよ。旧人類の残滓から色々出るならだいたいシステムフラワーズと同じですよ。
長い旅路だ。とはいえ旧神郷や海月星への旅路と比べたら近いものか。
おっと黒い翼の王様だ。あんまり会っちゃいけないやつだったような。はいはいその黒い羽根受け取ります。アンタの目論見とは違って悪用はせずに持ち主に返しときますよ。千の貌も要らないらしいから。
いやこれ僕の発言だけど僕由来の言葉じゃないな。あと半分ぐらい適当じゃない?
狂ってるのが僕じゃないならいいか。
指定UCで召喚した海月達に『縞瑪瑙姫』の元まで連れてってもらいます。海月星に帰る前についでにね。
※アレンジ歓迎
蒼白く光ったオニキスに触れ、誰が復讐を唱えるのか。
同一こそを美徳とするのであれば、一体こそを真理とするのであれば、|現象《フェノメノン》の方が幾らか|善意《マシ》であると上野・イオナは薄っすらと思った。まぁ、アレですよ。旧人類の残滓から色々出るならだいたいシステムフラワーズと同じですよ。誰に喋りかけたのか、人の影にでも出遭ったのか。ひとり、言の葉をこぼすサマは狂気にも似ている。いや、確かに。世界を、惑星を、分かつほどの力と比べればお姫様は可愛らしい方なのかもしれない。長い旅路だ。とはいえ……旧神郷や海月星、何処かの世界の上層への旅路を考えたら『近い』ものか。口腔、開いてみせたのならば溢れ出るクリーチャーの波。怪物よりも怪物らしい正体不明に跨って――海月のように空を泳いでやると宜しいか。
おっと、黒い翼の王様だ。あんまり会っちゃいけないやつだったような……。言の葉は要らない。只、郷愁とやらを押し付けられれば問題ないのだ。たとえば、|煙を吐いてくる鏡《テスカトリポカ》、黒曜石の代わりに羽根を一枚、戯れに。はいはい、受け取りますよ。アンタの目論見とは違って悪用はせずに持ち主に返しときますよ。千の貌も要らないらしいから。月から落ちてきた蛙を踏んづけて、そのまま、護謨質に挨拶をしてくれ。いや、これ僕の発言だけど、僕由来の言葉じゃないな。あと……半分くらい適当じゃない? 適切な距離を保って掻っ攫われると良い。もちろん、海月星を通り過ぎないようにね。……狂ってるのが僕じゃないならいいか。
極彩色の化身どもが嗤笑している。嗤笑し、何者かの嘲笑と競い合っている。わざわざ、参戦するつもりはないよ。僕はちゃんと『僕』を出来ているし、それに、英雄としての脳味噌だって正常に働いているからさ。キマイラならばキマイラらしく、コンコンコン、窮極の門まで叩いてやると宜しい。希望を描くのが僕の在り方、これを挫かれるわけにはいかない。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜
……はッ。
よくも嘯いたもんだよ、同一化で普遍的にたぁね。
その中心に姫さんが居るんなら、均質でもなんでもねぇじゃないのさ。
群がる奴らを養分にするつもりなら、その養分を少し分捕ったろうじゃないか!
広大無辺な意識の旅だ?むしろ望むところさ、願ってもないね。
結局アタシは道半ば、行き着くべき先もまだ見えやしない。
だから清濁併せ呑む。正気も、狂気も、喜怒哀楽生老病死色々諸々受け止めて、アタシの|精神《こころ》の糧とする。
いつかの超空間と一緒だよ。縋るは自身の|認識票《ドッグタグ》、操る櫂は宇宙カブ。
|愚者《No0》らしく覚悟キメて|世界《No22》をくまなく見聞し、|塔《No16》を目指そうじゃないのさ。
櫂を繰り、解を見つけ、新たなる道を進んでいく。
立つ鳥跡を濁さず云々とお姫様が嗤うならば、お手本を示してやると良い。これが猟兵の走り方なのだ。これが『個』としての楽しみ方なのだ。
人間なのだ。人間をしているのだ。ならば、人間、知的生命体らしく振る舞ってやると宜しい。数宮・多喜、猟兵よ、オマエの|道《●》は続いているのだと己の脳髄に染み込ませておくのが正解か。たとえ、世界が広大無辺で、佛の掌のような不変さであったとしても狂うつもりにはなれそうにない。……はッ。よくも嘯いたもんだよ、同一化で普遍的にたぁね。その中心に、曼陀羅のど真ん中に、姫さんが居るんなら、均質でもなんでもねぇじゃないのさ。それとも何か? 姫さんは、姫さん自身も『泥濘』にするって腹なのか? まあ、何方にせよ、群がる奴らを養分にするつもりなら、その養分を少し分捕ったろうじゃないか! 宇宙カブJD-1725を走らせて、劫々、彼方に聳えている尖塔の群れとやらを目指していく。広大無辺な意識の旅だ? |普遍的無意識領域《ソウルボード》の長旅だ? むしろ望むところさ、願ってもないね。結局アタシは道半ば、行き着くべき先も、結末も、まだ見えやしない。だから……アタシは、清濁併せ呑む覚悟なのさ。姫さんにはわからないだろうがな。
理想郷なんざこっちから、嗚呼、否と告げてやれ。
正気も、狂気も、喜怒哀楽、生老病死色々、諸々、全部、全部を受け止めて、それをアタシの|精神《こころ》の糧とする。嗚呼、素晴らしき哉、人間精神。オマエの走りに世界が応えてくれたのか、視よ、この景色は何処までも美しい。いつかの超空間と一緒だよ、アタシは、アタシの『生き方』を変えないだけさ。もちろん、変わることだって歓迎だけどね。縋るように握ってやった|認識票《ドッグタグ》、ぐるりと、視線を遊ばせたところでようやく|森《ひとつ》越えたらしい。|愚者《No0》らしく覚悟キメて|世界《No22》をくまなく見聞きし、|塔《No16》を目指そうじゃないのさ。
嗚呼、運命に囚われる所以はない。
オニキスのマシンすらも追い抜いてやるほどに。
成功
🔵🔵🔴
アウロラニア・ミーマメイズ
縞瑪瑙姫……あなたのことは僅かなりと知っているつもりです
その思想、その強さ、その危険性も
なればこそ、繋がったこの縁のままに、あなたを討ってみせましょう
[Darkstar]の[推力移動]により飛翔
[Aegis]で随時『世界』へ適応し、[空中機動]を織り交ぜることで、各種環境や障害を翔け抜け潜り抜けます
この速度の私についてくる悍ましいモノ……実体を持たぬ幻覚か、怪物か
しかし、私はそれもよく知っているのです
予知を通し、猟兵達の戦いを通して、縞瑪瑙姫も怪物も、確とこの[|心眼《ひとみ》]で見て来たのですから
その本質を[見切り]、如何に悍ましきモノが数多現れようと、心静かに最も高い塔の上を目指しましょう
蓄えてきた知識が、溜め込んできた経験が、足場をちゃんと作ってくれている。摩天楼、或いは万魔殿、棲み憑く虚の正体については枯れ尾花よりも軽量であった。ふわりと、何処かへと失せた護謨質の鬼面が――ぼんやりと、オマエの正気を羨んでいた。
遅延性の眩暈にぶち当たって、嗚呼、|矢継ぎ早《●●●●》、微かに覚えたのは郷愁であった。神意だと謂うのに、神秘だと謂うのに、まるで、人の脳髄のように撹拌されていくかのようだ。縞瑪瑙姫……あなたのことは僅かなりと知っているつもりです。その思想、その強さ、その泥濘……危険性も。なればこそ、繋がったこの縁のままに、遅延を続ける眩暈を追って、あなたを討ってみせましょう。宣誓したのだ、宣告したのだ、ならば立ち止まっている暇はない。数多の神々が、無数の英雄が、アウロラニア・ミーマメイズを見守っているのだ。たとえ、あなたが私と同じく『ひと』の化身だとしても、私は絶対に諦めるつもりはありません。桃色の瞳が――Darkstarが――際限なく推進力を孕んでいく。世界を飛翔し、徐々に、徐々にと、Aegis……適応するのが強みと謂えたか。もう、私は迷うことなど、ありません。あなたが、何を撒いていようとも、私を砕くことなんて……? おかしい。誰かが、何かが猟兵の隣で蠢動している。まさか、今の『私』と同じ速度で……? いいや、疑問は即座に振り払ってやるべきだ。実体を持たぬ幻覚であれ、おぞましい怪物であれ――「私は、それもよく知っているのです」
山頂、蕃神の宴の静謐さに対して、偃月を描くように。
予知を通し、猟兵達の戦いを通して――泥を見るようにして――縞瑪瑙姫も怪物も、確りとこの|心眼《ひとみ》で理解してきたのですから。もう、遅延はない。もう、眩暈はない。未曾有に聳えている塔の群れの隙間を縫い、非ユークリッド幾何学、潜んでいた『もの』すらも、心静かに。ああ、本質。この本質は、成程、頁を捲るかのような沙汰であった。如何して、神の視点、真に恐れを抱けよう。
塔の上を目指しましょう。私は、あなたを灼き祓う為に往くのです。
成功
🔵🔵🔴
氷霄・かぐら
うわぁ…何ここ…。一番高いところを目指せばいいって言ってたから頑張って行きましょうか。
あと、”認識してはいけない”って、そこに向かって行こうとしてるのよね。狂っていくのは想定内かな…。
とはいえ、歩いていくのは大変だし、大きなワーカードローンを出して乗っていくよ。
速度もそこそこ出せるし、何か出てきても振り切ったり、囮にしてもいいしね。
あ、目標に自動的に進むようにしておけば、わたしが操作できなくなっても上手くいけば目的地に辿り着けるかしら…?
まぁ、狂っていく感覚がある間はわたしはまだ正常の内よ、多分…。
広大無辺な|普遍的無意識領域《ソウルボード》――ある種の曼荼羅を彷彿とさせる億劫さに――氷霄・かぐら、猟兵たるオマエはひどい既視感を覚えた。或いは、偽物の月、オマエが獣性を抱えていなかろうと、自堕落に、襲い掛かってくる王様のような咆哮か。う……うわぁ……何ここ……。わからない。何もわからないが、少なくとも、常時よりも豊かな感受性になっている。もしかしたら、数多の世界を行き来している関係、この浮遊感にも心地良さを謳われてしまったのか。一番高いところを目指せばいいって言ってたから、頑張ってはみるけれど……? 認識してはいけない。無理難題を。……そこに向かって行こうとしてるのよね、わたしたち……。狂気は想定内、頭痛を味わう為に嬉々として身投げをせよ。
とはいえ、歩くのは大変だし……。召喚されたワーカードローン、いつもの旅路のように、嗚呼、大切に扱ってくれると嬉しいものだ。速度もそこそこ出せるし、仮に、何かが出てきても……あ、あれ……待って? 幾ら何でも、考えていた『もの』が出てくるなんて、嘘でしょ……? あの極めて特徴的なシルエットは何だろうか。疑問はない。脳味噌を使わなくたってわかる。あれは……あの、眩暈がするほど見覚えのある、あれは……。
同化こそ正義! 同一化こそ至高! それ以外は認めん!!!
全ての生命に救いを!
ええ……? 今は相手にしている場合ではない。トンチキな鳥さんでは在るのだが、嗚呼、おそろしい事に。ネオカダスの『教義』に瓜二つだ。それに加えて|同一化《サイキックハーツ》とも相性抜群であると謂えよう。兎にも角にも遁走だ。それに、一匹見たら三十匹いても可笑しくはない。……あ、わたしが操作できなくなっても良いように、調整だけ……。完成間近のバベルへと驀進せよ、進めば進むほど、頭が鉛のように。
まぁ、狂っていく感覚がある間は、わたしはまだ正常の内よ、たぶん……。
全ては過去の記憶なのだ。番犬の頭の中の|混沌《フェノメノン》なのだ。
成功
🔵🔵🔴
オニキス・ヴァレンタイン
世界を旅して山を登れとは、なんとも壮大で
まぁ、いけ好かない異教徒をボコれるのであれば僕は行きますけど
目標∶一番高い尖塔へ向かう
行動∶視るのは好きですけど、覗かれるのは嫌なので闇に紛れて行動を
何か居たら地形の利用で撒く
知ってます?瞳の模様って魔除けなんですケド
なんで出会っちゃうんですかね
自衛にオーラ防御
信仰(欲望による進化)への祈り
欲望開放、自身に精神汚染
白が嫌いだ
だから歯は全て抜いて新しくしたし、瑪瑙の肌も黒く染めた
|データ《血》に混じる白の情報が嫌いだ
だからお姉様の首を、お姉様を始末したのに
ちらつく影が酷く苛立たせる
目の前にあるものを全て壊しましょうか
己を保つ為ならば、自傷や自害も厭いません
退化するなんて莫迦げている。停滞するなど背信の極みだ。
コキュートスはきっと白い。だから、僕は、砕けるべきなのです。
ぽろぽろ、ぼろぼろ、あまりに汚らしい|白《色》がオマエの脳髄を正そうとしてきた。正しく、糺してくる今こそが、オニキス・ヴァレンタインにとって何処まで『おぞましい』沙汰なのかは計り知れない。ああ、いっそ、今すぐにでも、この忌々しい脳髄とやらを嘔吐できたら良いのにと――しかし、随分と、僕は頑固な存在なのだ。狂戦士は|狂戦士《バーサーカー》らしく、只、己の在り方に執着していると宜しい。……世界を旅して山を登れとは、なんとも壮大で、腹立たしい。まぁ、いけ好かない異教徒を、白教の紛い物を、ボコれるのであれば……僕は嬉々として、歓喜として、行きますけど。嗚呼、暗澹たるオニキス。まさしくオマエの為の旅路ではなかろうか。知ってます? 瞳の模様って魔除けなんですケド。なんで出会っちゃうんですかね。
闇だ。黒色だ。聖典を開いてひとつひとつ、頭の中で唱えたのならば、只、欲望による進化を謳え。謳えば謳うほどに汚染は加速し、増殖し、何者かとの接触をナンセンスとする。嫌いだ。僕は、白が大嫌いだ。だから、歯は全て抜いて新しくしたし、瑪瑙の肌も黒く染めた。いったい、どのような遭遇なのだろうか。そもそも、これはオマエの過去の記憶の滂沱ではないのか。白色をしている。極光をこぼしている。あまりに秩序とした、あまりに停滞とした。……うるさい。|データ《血》に混じる白の情報が嫌いだ。だからお姉様の首を、お姉様を始末したのに。……深淵を覗くだって? そのようなものが、深淵なものか。ちらつく|影《白》への憤慨。この苛立ちを、如何して抑える事が出来ようか。
全て壊しましょうか。壊して、壊して、壊して、壊して……。
ええ、知っています。壊しても、出てくるものだってことくらい。
構わない、そうとも、構っていられない。
これを壊してやれば、僕は、未来永劫、黒いのだから。
成功
🔵🔵🔴
黒城・魅夜
馬鹿は高いところが好きとはよく言ったものですね
私の邪眼は視界外からでも相手の「幸運」を捉えます
ずいぶんと喜んでいらっしゃるようですから
その居場所、実にわかりやすいですね
この翼で飛翔し真っ直ぐ獲物へ向かいましょう
私は悪夢の滴、夢に棲まうもの
銀色の鍵の力など借りずとも
ありとあらゆる不条理がまかり通る世界にもとより居を定めるものです
最初から正気など持ち合わせてはいませんよ
例え幾何学が狂った角度にうねりくねろうとも
不定形の宇宙の中心核でか細いフルートの笛が鳴り続けようともね
まあいいでしょう、私自身を吸血し自己を精神支配することで
そのつまらぬ狂気とやらを排除します
行方知れずの|三半規管《バランス》とやらを無理やりに攫ってきた結果がこの混沌だ。堕落の罪を、怠惰の罪を、射止める事から始まったこの|喜劇《コメディ》、誰の為の贄なのかとお姫様に問うてやれ。莫迦は高いところが好きとはよく言ったものですね。まるで、煙のようなものだと、まるで胡蝶のようなものだと、黒城・魅夜は悪夢と微笑む。私の|邪眼《め》にはずいぶんと、喜んでいらっしゃるように……雀躍しているように、映っているものですから、これが『幸運』などとは思わない方が身の為です。たとえば、ハストゥール。羊飼いの神にこそ気紛れさが不可欠と謂うワケか。実に、わかりやすいですね。わかりやすくて、どうにも、おかしくなりそうです。嘲笑うかのように展開された翼を見よ、滅茶苦茶な|上昇《アトラクション》にこそ価値はあり――真っ直ぐ、獲物を定めると良い。
私は悪夢の滴、夢に棲まうもの。相手が混沌の真似事をするのであれば、海豚に跨るフリをするなら、いっそ、ヒュプノスの幻影のように振舞ってやるのが良さそうだ。銀色の鍵の力など借りずとも――窮極の門を潜らずとも――ありとあらゆる不条理がまかり通る世界に、もとより、居を定めるものです。つまりは虚のように。或いは、郷愁のような。最初から、正気など持ち合わせてはいませんよ。ああ、彼方、蕃神どもが悪態を散らかしている。こんな『もの』を招くなんて、お姫様は乱心したに違いないと! そうとも、最初に描写をした筈なのだ。行方知れずの|三半規管《バランス》に戻ってきてもらったのだと!
ええ、たとえ、そのように、幾何学が狂っていたとしても、うねりくねろうとも、私には問題ではありません。お祭り騒ぎをするのは『あと』で十分、そうでしょう。それに……。蠢動する痴愚神について、果たして、オマエくらいなものだ。角度より現れた獣に対して、体液、一滴もやるものかと、自ら!
か細いフルートの音なんて飽き飽きする。せめて、そう、ヴィオラの悪辣さ、講釈垂れるのがお似合いだと告げてやれ。まあ、それくらいです。つまらぬ狂気を弑逆してしまえ。まさか、私を支配できるのは『私』だけ、わかっているものだと、思いましたが。不定形の宇宙の中心、沸騰する混沌の核、誰が見てやるものかと。
そろそろ、尖塔へ、引き返した方が良さそうだ。
成功
🔵🔵🔴
四王天・燦
認識したら石化―
『超克の意志/彫刻の石』に誘われ参戦だぜ
『進む』という行為そのものが意味を持つと信じて歩く
で、つい魔皇の玉座に腰かけて淫魔の軍を構築して世界征服しちゃおう
なるほどこれがネオカダス!
楽しんだら狂気耐性発揮して次に行くぞい
宇宙の神秘なグルグル界や、修羅界の戦場、百合百合女子高スケ番ライフを旅するよ
気分は混沌西遊記か
断続的に来る物語から抜けることを意識して先へと進むのよ
最後は尖塔を前に、美しい乙女の裸婦像が永遠と並ぶ荒野
完全な美・永遠不朽・無限の安定…
乙女の石の声が誘う中、重い足取りで進むぜ
カダスの偶像が呼んでいる―
心は石に堕ちていない
アタシは、困難でも彼の偶像を滅する覚悟で前へ進む
素晴らしくもおそろしい夢だ。この呪いに抗うなんて勿体ない。
最初から最後まで、文字のひとつに至るまで、ありとあらゆる『もの』とやらがオマエの心理を掌握せんとした。まるで、インキュバスに誑かされたのかと疑うほどには、四王天・燦、今を楽しんではいないだろうか。認識したら――? 誘われたのだ。睨みつけられたのだ。ならば、参戦しない事には|嘘《●》というもの。超克の意志を抱えつつも彫刻の石――いっそ、目と目を合わせてくれたならば、妖艶な空隙は浮かれているのか。なぜ……? まさか、アタシがそんなにも愚かな猟兵に見えているのか。進め、進め、その行為こそが意味を持っている。信じる者こそが救われると宣うのであれば、まさしく、この|坐《いす》にこそ真価があるのだ。なるほど、これがネオカダス! インキュバスをチェンジして|淫魔《サキュバス》どもを率いてくれ。このまま世界征服と洒落込む事で、嗚呼、夢にまで見た郷愁をお出迎えか。……もう十分、縞瑪瑙の蒼白さは遥か彼方なのだ。
めまいだ。いつものように、眩暈がした。宇宙的なまでの、遅延性なまでの、暴力に惨事だけは許されそうにない。そのお隣で繰り広げられている修羅とやらにお辞儀をし、脳髄を投擲してやったのならば、嗚呼、百合の花まで咲いてしまった。女子高スケ番ライフだって? いやいや、もういっそ、絵画の中にでも入ってくれないか。……混沌西遊記……? 断続的にやってくる過去からの慾、まだ、魅入られている場合ではない。抜けろ、抜け出せ、意識を意識としてちゃんと抱いておけ。この先、罪だけが粘ついている。
聖なる泥濘が云々と例のお姫様は説いていたが、どうして、全部を同じにするのだろうか。尖塔の前――この荒涼こそが――真に、美しいと崇めるべき|博物館《ミュージアム》と謂えよう。乙女の裸婦像が不可思議に、未曾有に、永遠に、並べられている。完全、不朽、無限の安定……。いいや、ダメだ。心は石に堕ちていない、堕としてはならない。アタシは……ああ……偶像が、彼女たちが……アタシを、招いている。
困難だ。あまりに、難関だ。この依頼はおそらく、猟兵にとって至難に等しい。
滅してみせる。これが、アタシの覚悟――。
成功
🔵🔵🔴
真梨木・言杷
ようやく本物が出てきたか。クローンと戦って分かったよ。あんなおぞましいものがこの世にあると知ったら、この手で排除しないと眠れやしない。
私を襲ってくるとしたら、それはきっと|死の記憶《パズル》だろう。身代わり義体を使い続けたツケだ。だけど、もう今さらやめられない。私は元々、同じことを繰り返すしか能がない。NiNEProxyを使用。義体に設定する技能は【精神鎮静】……役に立てばいいけど。
私の人生の中にあった、様々な|終わり《もしも》。死を、恐怖を、狂気を、片っ端から身代わりに押し付け押し付け前に進む。
……今、私は本当に生きているのか?私は正気なのか?……それを考えるのは、敵を呪い殺した後でいい。
ひとつ、一人分、与えられたケーキも一口で十分だ。
吐き気がするほどに甘ったるい聖なる泥濘、咀嚼してやるものか。
まさか、簡単なことだなんて、口が裂けても……。
幼げな己との邂逅が――精神的に退化した真梨木・言杷との再会が――如何様な眩暈を残すのか、最早、筆舌に尽くし難い。ようやく本物が出てきたか、ようやく私もぶち当たったのか。クローンと戦って……言葉を交わして、分かったよ。あんなおぞましいものが、あんなおそろしいものが、この世にあると知ったら、この手で排除しないと眠れやしない。或いは、もしかしたら|私《●》は眠っているのかもしれないと、ひどい不安に舐られたのか。……私を襲ってくるとしたら、私を狂わせようとしてくるならば、それはきっと|死の記憶《パズル》だろう。まったく理解しているではないか猟兵よ。想定していた通り、オマエは埒外ではあるのだが『死なない』なんてありえない。身代わり義体を使い続けたツケだ。ああ、なんだ。私も、あの『おぞましいもの』と同じではないか。だけど、もう今さら……。能ある鷹は爪を隠す? いいや、莫迦にしやがって。エリクサーは今すぐに使うべきだ。
私は元々、同じことを繰り返すしか能がない。私の指先では、せいぜい、タイプライタを殴る付けることしかできはしない。NiNEProxy――凝縮された呪言を吐き散らかし、設定をサッサと済ませておけ。鎮まれ、静まれ、この精神にこそ人間が宿ってくれる筈なのだ。役に立てばいいけど……? 脳味噌が硬化していく。だまれ、だまってくれ。私は猫になるつもりはない、私は……私は何人目なんだ……?
私の人生の中にあった、様々な|終わり《もしも》。死を、恐怖を、片っ端から……。最初の身代わりが沈黙している。沈黙し、びちゃびちゃと、唾液をこぼしている。……今、私は本当に生きているのか? 私は正気なのか? この眩暈はきっと押し付けられなかった滓に違いない。……考えるのは、敵を呪い殺した後でいい。パソコン画面を眺めるように、他人事だと見つめるかのように。
成功
🔵🔵🔴
柳・依月
アドリブ連携歓迎
サイザナにもこんなところがあるとはな。
人跡未踏な山奥?に居を構えるカルト教団ってか。
まあ俺がよく知ってるようなのとは規模が違うが……
とりあえず、悠長に歩いてたら何時になればたどり着くやらだな。
電子体に|変化《化術》すれば【推力移動】くらいは出来るし|早い《早業》だろう。
……聞いていた通り、「何か」いるな。
何なのかは知らんが、それでいい。
余計な定義は|すべきじゃないな《狂気耐性》。
なんか似た匂いはするけど……
ま、この手のやつと俺は違う。
何せ|困れば助けてくれるやつらがいる《指定UC自動発動》。
いくら出てこようが、こいつらの為にも全て|振り切って《見切り》奴のところを目指すぞ。
変幻自在な思考の回路、青い瞳が捉えたのは果たして幾つの自分なのだ。年を重ねれば重ねるほどに行き先の枝分かれ。これを掴むのが楽しいのだと漂い、揺らいだ。ああ、お前、心の底から、嗤笑しているのだと判ってしまう。暗澹たるオニキスまでもが貌に想えた。
複雑怪奇な居心地に――闇へと囁くかのような羽音に――柳・依月、オカルトを好物とする学生さんは想いをぐるりと巡らせる。そのまま、眼球までもぐるりと一回転させたならば、嗚呼、ようやく夢にでも醒めたかのような混沌との出会いか。サイザナにもこんなところがあるとはな……いや? これは、まるで無数の人間の心象風景ではなかろうか。人跡未踏の山奥、或いは未曾有の尖塔の群れの彼方――居を構えるカルト教団ってか、お約束って感じかよ。まあ俺がよく知ってるようなのとは規模が違うが……。牛歩だ。おそろしく牛歩なのだ。悠長に歩いていたら、何時になればたどり着くやらだな。ならばお得意な|お化け《●●●》の出番だ。学生は学生にあらず、猟兵で、何よりも電子体だったのだ。
聞いていた通り「何か」いるな……? 見てはならない。それこそ、認識してはならない。偶像だけではなく『わるいもの』全てを脳髄に刻み込んではならないのだ。何なのかは知らんが、それでいい。余計な定義は……余計な名付けは……名状し難いものを招くだけか。なんか、似た匂いはするけど……。同類だ。同類なんだ。夢に出てきた鬼面の像、あまりに、唱えたくなる言の葉を並べていく。ま、この手のやつと俺は違う。何せ、困れば助けてくれるやつらがいる。嗚呼、胡蝶。幽世の蝶。この加護に抱かれたオマエは狂いのひとつも生じやしない。いくら出てこようが、こいつらの為にも……全て、振り切って|縞瑪瑙姫《やつ》のところへ。魔王の正体については探ったりしてやらない。抱いた我が子を守るかのように、悪趣味な追手から逃れるべく。まさか、俺が後れを取るって、嗤おうとしているのか? フルートの音色に惚れるなど、まったく鬼まで笑う始末だ。
三匹の猿を見習うとしよう。これでいい。
成功
🔵🔵🔴
虻須・志郎
正気を失う深淵の続きがあるってならまあ、見せて貰おうか
おっとタカを括っちゃいないさ……斥候展開全周配置
俺が狂気に沈もうとコイツらに塔の天辺まで運んでもらおうって寸法さ
いやそもそも沈んじゃ駄目だろうが
懐かしくも、おぞましい『美』が其処『底』に
増殖する狂気が己を蝕んで、あの水底が瞼の裏に黄泉還る
だが、何がいようと
|Mash sow《擦り潰して》/|Death sow《殺し尽くす》
にしても、広大無辺な世界に無料でご招待とは太っ腹だ
そういや夢の国の年パス更新してなかったわ
|火の時代よ、来たれ《いあ くとぅぐあ ふたぐん》
炎の如き真紅の蜘蛛の群に背負われた男が塔を登る
今は目を開くなよ俺、覚めちまうからな
奈落の底へと登るかのような――虚空の彼方へと墜ちるかのような――そのような狂気に、そのような破滅に、至らない為の|方法《橋》であった。虻須・志郎にとってお姫様との再会は……いや、遭遇はある種の|運命《いと》の極致であり、悪くはない始まりと謂えよう。正気を失う深淵の続きがあるってならまあ、見せてもらおうか。それとも、まさか、死にたくないだけの臆病者ってわけじゃあねぇんだろ? 強気で往くのは結構だが猟兵よ、オマエは過去、ひどく手痛い『もの』を得た筈だ。おっと、タカを括っちゃいないさ……斥候展開全周配置。蜘蛛だ。あまりに緋色な蜘蛛の群れが『魔』で以て『魔』を蹂躙せんとする。俺が狂気に沈もうと、俺がバグを起こそうと、コイツらに塔の天辺まで運んでもらおうって寸法さ。これくらいすりゃ先生も平均点は出してくれんだろ。確かに、平均よりは少し上かもしれないが。……いやそもそも沈んじゃ駄目だろうが、平均点で満足できっかよ。懐かしくもおぞましい、柔らかくて眩暈のする、そのような『美』との接触。増殖した。増殖したのだ。水面に映ったオマエの貌――誘うかのような水底――瞼の裏、黄泉還ってきた|過去《オブリビオン》の悪夢。……だが、何がいようと……何をされようとも。
|Mash sow《擦り潰して》/|Death sow《殺し尽くす》
無謀だと、そのくらいは承知していた。億劫だと、そのくらいは理解していた。にしても、広大無辺な世界に無料でご招待とは太っ腹だ。猛威をここに示せ! 世界が滅びるまで編み続けろ。世界が壊れるまで造り続けろ。続ければ続けるだけ延命が可能なのだ。ああ、そういや夢の国の年パス更新してなかったわ。次からは門を潜ってきてくれ、この埒外めが! じゃあ、そろそろ、燃やしてやるとしようか。
|火の時代よ、来たれ《いあ くとぅぐあ ふたぐん》。
緋色の蜘蛛は|火《●》となって、群れを成して、男を運ぶ。容赦なく咲いた花の上でオマエはいったい何を思うのか。今は目を開くなよ俺、覚めちまうからな。果敢に挑んだ結果がこの傾斜だ。間違いなく、近い。
成功
🔵🔵🔴
百海・胡麦
アドリブ大歓迎
イージー殿…?
逸れている
則ち故郷、UDCアース西洋の島国。泉がうつくしい妖同士の戦塗れの森に居る
はは。へんな笑いが出る
見事。生まれ育った森のままだ
百年近くが過ぎたんだ。なのに星月、傷つきながら聳える樹までがあの日の色
グリモアの導きと術士の勘を辿り
異物の塔を上れば
こむぎ。呼ぶ声がする
薄灰。アタシを拾った育て親
巨大な狼に似た群れの長
東の商人がこの音を彼に教えた
大樹のうろに作った住処
ぶっきらぼうに鉄塊剣を振る
幼い己が追うた救い主
近代兵器が
敵の騙し討ちを助け
狼を容易く貫いた
ころしにくるなら敵の術
嘘が薫れば心を盗みに
なのにあまりに其の儘で涙が出る
地獄を天国と騙るのか
看取れなかった死に際を見せつけて
どん底
かなしみといかりを超えたアタシの時間を嘲りやがる
丁寧に紡ぐ日々をも!
嫌!『息名』の焔が兵器と此の身灼く
満足げな、狼のしにがお
あゝ墓参りしてない
カクリヨの戦で酒を交わして以来
向き合お、|愛すべき《大事なもの》と
敷設者は忘我の愉悦
無量を愛す
痛みと。毛並みを撫で
一段ずつ上がってく
月が、綺麗ね
イージー・ブロークンハート
サテ正気狂気を隔てしは理解の壁と解きまする。宇宙の狂気未知なる真理、天使すら我々を恐れるなと宣告し絵画には擬人化で描かれる程度には人間の脳あまりに脆弱にして狭量、未知なるカダスに遭遇し既知なるカダスとなろうとも全てのカダスを理解し得ない以上、依然未知であり末端なりとも理解したからこそ自分の知り得理解し得たものとの乖離依って正気を喪失するという現象が起きえ、耐えてくださいという呪いは成立し耐うることを捨てれば狂える火となるのであろうが、そこな行くとハテ同一化とは狂気も正気も同じ壁、縞瑪瑙の一層となること即ちドグラマグラを開いた最初の一ページ、自らが踊るを知らぬ胎児の無垢に至りえ|精神めちゃ弱男《イージー・ブロークンハート》としては耐えるよりも|マスターの筆の乗るまま《狂気の流れる方へ》こうして|狂える患者《お仲間》として流されて歩く方が向いてるというわけです、旅人だったしね。かくて味わう|狂気《火》もまた|正気《涼し》散歩も易き平然日常麗らか春の道。
さて、こむたん迎えに行かなきゃ。
ぶちゅ、と、拉げた命の数。
これを果実とするならば芳醇さこそ悪辣であれ。
サテ――正気狂気を隔てしは理解の壁と解きまする。がつんと殴られた|脳髄《がらす》は残酷なまでに罅入り、割れ、様々な経験をしていようとも台無しにぶつかる。これを神意と呼ぶならば勝手に呼ぶのが正当だろうし、仮に、この始末をベルセルクの沙汰としたならば、視よ、世界は|区切り《●●●》に溢れている。宇宙の狂気、未知なる真理、あまりにちっぽけな心理が|同一化《サイキックハーツ》に遭ってしまったのならば容易なこと。つまり、此処は別に森の中ではないし、煉獄という二文字もない。なあ、おい、だからってオレに何をさせようって言うんだ。あんた、オレのことをどれほど知ってるって言うんだよ。言わぬが花だ。掴みかけた黄金こそが透明で、嗚呼、おぞましくも落下していく。
イージー殿……? そもそもの話、この奈落と煉獄の共存を始めたのは|彼《●》の方であったのだ。故に、百海・胡麦、オマエが眩暈に苛まれる現こそ絶対と考えられよう。くらりと、ぐるりと、世界が何回転もする最中で、ようやく大切な人の行方を憂えたのか。逸れている……? いいえ、これは……アタシが、見えていないだけ。琥珀色ふたつが映したのは渦ではなく、覗き込むといい、成程、郷愁こそが狂気の欠片であったのだ。西洋の島国の片隅で滾々と泉が涌き、妖同士の|臓腑《もつ》盗り合戦。……はは……あはは……。へんな笑いをこぼしたのはおそらく自分自身で、でろりと、目の前がすっかり赤くなった。見事、生まれ育った森のままだ。|母親《まま》に抱えられた胎児が放り投げられ、くるくる、くるくる、空で踊る。百年近くが過ぎたんだ。なのに星月、傷つきながら聳える木までが――胎児が枝に引っ掛かるほどに――あの色、あの色、あの日の色。色に紛れてあまりにも目立つ、違和感の正体こそが、新しきカダスに連なる異物の塔か。登れ、登れ、登り続けてくれ。抜け落ちそうな髪の色に、もしくは神の色に、必死にしがみつく赤子のように。
天使すら我々を恐れるなと宣告し、絵画には擬人化で描かれる程度には人間の脳、あまりに脆弱にして狭量――本末転倒だと腹を抱えて嗤ってくれたならば、幾らか『オレ』も正体について気付いたのかもしれない。未知なるカダスに遭遇し既知なるカダスとなろうとも、全てのカダスを理解し得ない以上、異常は依然未知であり末端なりとも理解したからこそ――待ってくれ、オレはどうして桃を放り投げたんだ。あんなにも美味しそうな桃、勿体ない。オレは、どうしてあの枝へと、突き刺すようにして……? 乖離だ。ひどく乖離している。乖離し、隔離されたのかと思惟すれば弑するほどに、正気とやらが遠ざかっていく夢がわかる。そうだな。オレは、オレを棄てなければダメなんだ。縞瑪瑙の一層として振る舞わなくちゃいけないんだ。ドグラ・マグラの中でドグラ・マグラを読み、眩暈の押し付け方にありがたみを感じてくれ。その先だって? ああ、知りたくもないぜ。壁の中にいるのは人間なのだ。知的生命体なのだ。そうに違いない。それ以外にはありえない。
こむぎ。
こむぎ。
こむぎ……。
薄っすらと見えた灰色こそが酔い止めの|正体《●●》なのだと、どうして、アタシは思いつかなかったのか。アタシを拾ってくれた、育ての親が、巨大な狼の似姿が、長としての力を讃えている。ああ、そうだ。東の商人が『これ』を教えてくれたのだ。たとえば、トルネンブラ。この音色にこそ耳を傾けておくべきだと、こむぎ、そうとも、こむぎ……。走馬灯よりも忙しなく、断末魔よりも騒がしく、続けてやってきた大樹のうろに作った住処。ぶっきらぼうに何度も、何度も、何度も、鉄塊剣を揮って、ああ、いったい誰が何を救ったのか。記憶しているし、記録もしてきた。まさに、幼い己が追うた救いの主。はは……知ってる。この先だって、アタシは知っている。知っているから、見せにきたのだろう? いっそ大枚を叩いてくれれば良かったのだ。そうすれば、全てが呑み込まれて……。
胎児! 赤子! 幼子! これらを守るのは人の自由だ。ならば、その逆も自由なのではないか。まるまると潰れた桃の汁気にようやく、狂える患者は嬉々となろう。ははあ、流れる方へとやってきたんだ、オレは! それとも、流される儘にと言った方が『オレ』らしいか? そうとも、オレこそが旅人だ! オレが旅人で、桃は柔らかかった。それで良いじゃないか! 味わう|狂気《火》もまた|正気《涼し》として、しばらく、散歩も易き平然日常麗らか春の道之――? なんだって? 向こう側が獣性まみれで銃声まみれ? そうなのか。だったら、オレが行ってやらねぇとな!!!
そのままだ。あまりに、其の儘だ。アルバムを開いて、写真を覗き込み、投身するかのように『そのまま』だ。ころしにくるなら敵の術だろう。嘘が薫れば心を盗みに。そう、これは何方でもなく。遠慮の『え』の字も見当たらない、禁断の果実の汁気――地獄を天国と騙るのか? ああ、そうだ。アタシは、できなかった。看取れなかった死に際を見せつけられて――まったく、このどん底で――平静さなどクソのようだ。かなしみと、いかりと、その他のマイナスが脳髄を撹拌してくる。……嘲りやがる。アタシの時間を、アタシの全部を、嘲笑いやがる……丁寧に紡ぐ日々をも! いや……いや!!! 咲いて開けよ焔の如く。息名――兵器を燃やしたのか、此の身こそを灼いたのか。
しにがおだ。しにがおだけが映っている。満足げな狼のしにがおだ。あゝ墓参りしてない。カクリヨの戦を彷彿とさせるアルコールの誘い、その水面、高笑いをしているのは何者か。狂気、狂気、狂気、狂気、狂気……! ふりはらってくれ、ひどく頭を揺さぶった。……向き合お、|愛すべき《大切なもの》と。峠を越えるのは二人だけだ。敷設者は忘我の愉悦、無量を愛す。さあ、痛みを享受しよう。毛並みの軟さを肯定しよう。一段、一段、確実に。吐き気がするほどに芳醇な……。
月が、綺麗ね。
さて、こむたん迎えに行かなきゃ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 冒険
『CEO決戦に挑め!』
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POW : 身体を張って困難を跳ね除ける
SPD : 仕掛けられた罠に気付き、解除する
WIZ : CEOの隠し持つ何らかの「奥の手」に対処する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
広大無辺な|普遍的無意識領域《ソウルボード》――世界の果て――荒涼たる景色を平らげた君達は『それ』の気配を感じ取った。いや、おそらくは、感じ取ってはいないのだろう。認めてしまった瞬間に君達は『永劫』とやらに囚われて終うのだから!
視よ、知るがいい。聞け、理解をせよ。バベルの最果て、異常なまでに膨張したこの|舞台《せかい》こそが――新しきカダスの怪物のひとかたまり――新しきカダスの偶像の|触手の先端《一部》である。百合の花が咲くように妖艶な、オニキスが輝くほどに垂涎な、嗚呼、呪いの根源とも謂えるだろうか。故に、君達は、ないものとして扱うのみ。
ああ、永劫。ああ、グロテスク。
この|新しきカダスの偶像《ガタノソア》にこそ、ネオカダスの『啓蒙』が詰まっている。刺激してはならない。つついてはならない。否だ。否こそを叩き付けよ。さもなくば――脳髄だけを生かされて――同一化の時を待つといい!
※※※
新しきカダスの偶像を認識した場合、即座に、完膚なきまでに石化します。
プレイングボーナス:偶像を認識せず、縞瑪瑙姫を探す。
ギュスターヴ・ベルトラン
偶像を認識せずに件のお姫様を探せ、ねぇ
ざっくりと考えて、ソレがあると確定させた時点で詰む…即ち観測者ではなく、行動者であれ
…ああ、それならいつも通りだな
サイキックエナジーを全使用してUCを発動し、こいつを足場とする
情報を遮断し、世界の真実を隠し、予兆を、歪みだけを残す…バベルの鎖はそういうものだった
【狂気耐性】【霊的防護】【邪心耐性】と【結界術】を総動員し、更なる鎖とする
そうして意図して盲いた目でオレが見るのは【祈り】のみ
ソレに祈りはない
行動する者の傍に祈りがある
…祈りを受け取らぬものには、信仰の中心は生まれない
歪められた祈りと信仰の周縁に触れれば、その中心にはきっと例のお姫様がいるのだろう
再現された盲目の中でひとつの影だけを認める。
迷惑千万への罰、魔に対してよりも極端か。
轢殺――お気に入りに跨っての暴走――それの地続きこそが、今のオマエの証明とも考えられた。新しき|世界《カダス》、或いは広大無辺なソウルボードを駆け抜けて|一番《はじ》めに到着した所以はおそらく騙る者への憤懣の所為か。偶像を認識せずに……理解せずに、件のお姫様を探せ、ねぇ。結局のところ、何もかもはタタリガミが巨大化したような『もの』だ。絶対的に名前を付けてはならないと、そういった神秘性による『もの』だ。ざっくりと考えて、ソレがあると確定させた時点で詰む……即ち、観測者ではなく、理解者でもなく、行動者であれ。いっそサングラスを外してみるのも悪くはないだろう。エクソシストの光の強さは闇の強さの象徴でもある。……ああ、それならいつも通りだな。
タロット・カードではない。アルコルの真似事でもない。一枚のカードを切ってやったならば、放出、其処には|超越性《サイキックエナジー》が溜め込まれていた。こいつを足場とする。こいつを目隠しにする。一切の情報が遮断され、世界の真実をヴェールで隠し、予兆を……歪みだけを残す。ふと、オマエが思い出したのは|歓喜《デスギガス》の雀躍だ。覚えておいてね。ああ、忘れられるものか。忘れさせてやるものか。尤も、この『バベルの鎖』というものは……「そういうものだった」筈なのだが。鎖に鎖を重ねて否を叩き付ける。これこそが猟兵、灼滅者最大の|攻撃《●●》と描写できよう。十分だ。オレは藪をつついてやれるほど趣味の悪い人間ではないんでな。意図して盲いたオマエのやること。
祈れ――|ソレ《●●》に祈りは無いのだから。
行動する者の傍らに祈りがあるのだ。受け取らぬものには、信仰の中心は生まれない。歪められた祈りと信仰、その|終焉《周縁》、触れ、撫で、伝ってやったならば――何れ、再会するだろうか。なあ、オレはどうして、こんなにも苛立っているんだろうな。
問うたところで答えは要らない。
ギュスターヴ・ベルトランは知っている。
成功
🔵🔵🔴
上野・イオナ
認識したらダメだけど、グリモア猟兵はその存在を忠告できた。つまり予知する事はギリギリ何とかなる可能性はあるかな。
『白い羽根』とついでにさっきの『黒い羽根』に祈りを込めて。
UC【奇蹟『再現性グリモワール式グリモア』】使用
グリモア猟兵ほどでは無いけど何とか再現できた予知能力にかける。
とはいえ、わざわざガタノゾーアは覗かない。猟兵式のグリモアとは違う物だし、夢見の先で狂う人の話なんて幾らでも聞く。
気休め程度の狂気対策であって縞瑪瑙姫を探す事が本命。
ダメそうならこちらの神に頼むしかないけど、頼みすぎはまぁ、怖いし。決戦でも手を借りそうだから今はまだ。
※アレンジ歓迎
過去の自分と出逢うかのような、そんな浮遊感。
希望の糸を掴んだのだ。希望の色を作れたのだ。ならば、あとはオニキスの色を変えてやるだけと謂えよう。ああ、今はまだ、だ。けれども、|俺《●》はその時が近い事を察している。なあ、お姫様。そんな思考回路で、頭が痛くはならないのか?
十字に裂けているのは月なのだろうか、或いは、妖艶なまでに光輝をしている|風《●》の大きな貌であろうか。何方にしても、夢現にしても、新しきカダスの偶像を認めてはならない。認識したらダメだけど、把握したらダメだけど、グリモア猟兵はその存在を忠告できた。つまり、予知する事は……何かを通したのであれば、ギリギリ何とかなる可能性は……。虎穴に入らずんば虎子を得ず、成程、丁半と唱えるかの如くに、僅かに、身投げする覚悟は必要なのかもしれない。白と黒を手にして、温めるかのように祈りを籠めた。強く、強く、狂気のように強く――その極致として、所謂|奇蹟《●●》は再現されるのか。グリモア猟兵ほどでは無いけれど、何とか、これに賭けることくらいは……! まさか、このまま覗き込もうとは考えていないだろうか。そのつもりはない。わざわざ、|新しきカダスの偶像《ガタノゾーア》を見るなんて愚行、冒すつもりはない。猟兵式のグリモアとは違う|書物《もの》だし、夢見の先で狂う人の話なんて幾らでも聞く。素晴らしき哉、先達よ。彼等、彼女等の想い、嗚呼、無駄にはならなかったのだ。気休めだ。それならば、覗き込む先は決定されている。縞瑪瑙姫こそが本命だ。探し出せ、探し尽くせ、黄の印を刻むかの如くに。
ほう……汝、私を見つけ出すとは、流石は猟兵。粘着質な輩は嫌われるのだがな。いや、汝等は白濁したひとかたまりの粘つく泥濘を喜悦と解せないのだったか。大当たりだ。何処かの空間、何処かの部屋、まるで|混沌《ファラオ》の真似事、お姫様は嗤っている。困った時の神頼みは『あと』でも良さそうだ。ああ、待ってろよ。今から、お前の笑みをぐしゃぐしゃにしてやるからな。神の手も借りたくなる決戦、その悪夢は近い。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜
やれやれ、参ったねぇ。
世の理をわかりたい身上のアタシが、一番苦手な展開だわ。
見てもダメ、触ってもダメ。とにかく意識をしちゃならねぇ……これじゃセキュリティ万全な城じゃねぇか。
そいつらに対する行動を起こさなきゃ大丈夫っぽいのが救いかねぇ?
それじゃ、|縞瑪瑙姫《やぬし》に招き入れてもらおうか。
目を閉じ、耳を塞ぎ、ただ大声で|魂《はら》の底から縞瑪瑙姫へ呼びかける。
姫さんよォ、アタシは来たぞ、猟兵が来たぞと。
こんだけのことを成せる大物さ、挨拶を返さないなんて事ぁないだろ?
あったら手詰まりだけどね。
どんだけ小さな声でもいい、アタシの「声」に応じたならば。
アタシは更に【応える声】で一足飛びに踏み込める!
一位だ。旗を掴め!
まったく頭が痛いものだ。此処まで性質的に相性が悪い敵さんだとは想定外だ。やれやれ、参ったねぇ。数宮・多喜、オマエにとって世界とは広大無辺な宝箱に等しい。ひとつ、ひとつ、知らないものを開けていくこの感覚は|旅路《●●》とやらにもよく似ていた。世の理、その一切合切を理解したい身上のアタシが、一番苦手な展開だわ。目を瞑って、脳を閉ざして、無理やり『見ない』というのも答えではあるのだが、しかし、それを『答え』としてしまっては存在意義とやらの剝奪に等しい。見てもダメ、触ってもダメ。とにかく意識をしちゃならねぇ……これじゃセキュリティ万全な城、それか、完全なる邪神のその先じゃねぇか。そいつらに対して……これに対して、行動を起こさなきゃ大丈夫っぽいか? 怪物の時みたいに『無視』すりゃ容易いと? それが『救い』だってのか……? ならば、ひとつだけ。唯一の解答に縋るしかなさそうだ。それじゃ、|縞瑪瑙姫《やぬし》に招き入れてもらおうか。なぁに、奴さんはあれだろう? 傲慢さがまだ抜け切れてねぇ筈だ。
閉じている。何もかもを閉じている。視覚は勿論、聴覚までも、されど|魂《はら》までは鎖しておらず、精神の底から|縞瑪瑙姫《やぬし》へと声を届ける。姫さんよォ、アタシは、アタシらは来たぞ、姫さんを滅ぼしに|猟兵《アタシ》がやって来たんだ。なあ、こんだけのことを成せる大物さ。まさか、挨拶を返さないなんて事ぁないだろ? 挨拶は大事だ。サイバーザナドゥのニンジャ文化としても染みついている。ならば、嗚呼、この迂闊があっても問題ではないだろう。……猟兵! 汝等! やはり、私を見つけたのか!
小さい声でも良かったが、しかし、しっかりと大きなお返事をしてくれた。目眩がするほど耳元で『された』気もしたが、むしろ、それが良いのかもしれない。よーくご存知じゃないか。そうさ、アタシらが|猟兵《イェーガー》、ちゃんと見つけたぜ。
一足飛びだ。踏み込め、オニキスの蠢動に招かれたかの如く。
成功
🔵🔵🔴
アウロラニア・ミーマメイズ
……困りましたね
この[|心眼《め》]と[Aegis]がある以上、自然と視て、知覚してしまいかねない
なればこそ、[見切り]ましょう
己の平静と崩壊の境を
そこで留まるべき、危険と致命との境界を
ここを満たす何かにとって、しかし本来唯一の異物である筈の縞瑪瑙姫、その痕跡を
決してそれらから目を逸らさないことで、踏み越えてはならない一線に踏み留まり続けます
それに……【深想熾せし清天の威陽】で解き放った更なる神威
それによって尚輝く、[光宵]宿る私の叡智であれば、見付けられる筈です
[Darkstar]の[推力移動]と[空中機動]で宙を翔け、Aegisより得られるものから、知るべきもののみを掬い取り、[瞬間思考力]で答えを探してみせましょう
あぁ……確かに、新しきカダスの怪物達も、縞瑪瑙姫も、猟兵に敵対していたのですから
従わぬ力に、暴走に、或いは自己崩壊により、綻びも見えるやもしれません
先に待つのは、偶像か、狂気と混濁か、それとも討つべき過去の残滓か
まだ、分かりませんけれど
しかし、踏み出すのを、恐れはしません
刹那――灼熱のような予感を手放し、聖なる泥濘の気配を掴んだ。
泥遊びをする年頃ではないが、最早、やる他にない。
踏み留まる事に勇気を使ってやるのだ。
今すぐに眼球を抉り出すべきだと――今すぐに脳髄を摘出すべきだと――ユッグゴトフ、闇からの囁きを真っ向から否定してやるとよろしい。されど、成程、菌類どもの忠告はおそらく心の底からの親切であり、最悪とやらは常に友とも謂えた。……困りましたね。アウロラニア・ミーマメイズ、猟兵よ。先も描写をした通りに、オマエはあまりにもアカシック・レコードに近しいのだ。この|心眼《め》と|蒼銀《かみ》がある以上、異常を、自然と視て――馬鹿正直に、知覚してしまいかねない。なればこそ、ええ、私は虎穴に入りましょう。つまりは、境を|見切る《●●●》と決めたのだ。己の平静と崩壊の、その、瀬戸際を。まさしく、埒外性によって行われた賭博のひとつ。危険と致命の狭間で眩暈を覚えるかのような――いいえ、それについてはもう、私は克服した筈です。超克をした筈なのです。本を捲るように、物語を進めるように、慎重に。ここを満たす何かにとって、偶像にとって、本来唯一の異物である筈の|縞瑪瑙姫《かのじょ》。痕跡くらいは……。素晴らしい。暗黒とやらの足跡は不自然なまでに透明だった。一筋縄ではいかない、それは承知しています。
神意――神威――まるで、複数個の太陽を内包しているかの如くに膨大な光輝。巨大で強大なひとつの|星《●》が文字通りに宙を翔け……掻き集め、知るべき『もの』だけを脳髄に閉じ込めた。答えを探してみせましょう。ひとつだけを解いてみせましょう。神は『崇める者』を違えはしない。この空間は想定していた以上に悪趣味と考えられた。あぁ……確かに、新しきカダスの怪物達も、縞瑪瑙姫も、猟兵に敵対していたのですから。暴走、或いは、自己の崩壊。様々な綻びを与える試みは、ほんの僅かに功を奏したか。先に待つのは偶像か、狂気と混濁か、それとも討つべき過去の残滓か。まだ、分かりませんけれど。
……汝、随分と、上から『もの』を見ているな。
黄の印のはじまりのようだ。
踏み出すのを、恐れはしません。
あなたに言われたくはありませんよ。
成功
🔵🔵🔴
イージー・ブロークンハート
胡麦、いた〜〜!
はぐれちゃってどうしようかと思った、再会できてよかったよう〜〜〜!!
というわけではいおてて。はぐれないように繋いで。
れっつごー!
知り得ぬものを知り脳の瞳が開かれて昏きを明かすのが啓蒙であるならば下層にて|狂気《焔》に|盲いた瞳《焼かれた脳》は有りしを有りしと得ず狂気の中心縞瑪瑙をかがやける中央と寄りゆく、光を見えぬがゆえ輝きの放つ熱こそ惹かれ行く先でありますれば。持っていかなきゃいけない大事な者も今片手にいるしな。
――ね、胡麦は帰るところってどう思う?故郷、家路。
やってきて、もどりゆくさき。
問うたのは緊張から。だってやっぱ緊張するじゃん?連れてくって。
って、待ってダメージおありなの!?あ、もっと広義な話か。
薄灰さんに会うまえ?あかんぼ?
泉の馬…その時、誰か他にいたのかな。親、とか。
あなたの言葉に頬を染める。よろこびでいっぱいになる。
オレが過去が今がどうであれ。
あなたの視線と思考がここにある。
オレもあんたが大好きだよ、胡麦。
ぜったい傷ひとつなくちゃんと無事にとどけるからね。
百海・胡麦
イージー殿・f24563と
逢えてよかった
いえ近くに?抱擁に安堵が満ちる
縞瑪瑙姫まで導きを?
旅人は狂気も泳ぐのね
手を繋ぎ、話を肴に姫を強かに辿る
薄灰の。だから暴れちゃった
でもあなたと居ると不思議
すぐアタシになる
道具の姐や、あなたの奥さん
どうしたの?不穏な貌に即座に彼の頬を包み此方を向かせる
術士の本能だ
余所見は危ないですよ
帰るとこ?
生まれた森、共に暮らす道具平屋敷
あなたの故郷
浮かぶのは沢山
ふと狂気が咲う
ふ、と笑い飛ばし呟く
泳げど邪を育てる義理はない
アタシ二回死にかけてる気がするの
あ、違うのそゆう意味じゃなくて
幽世に流れたのと
あと…薄灰に出逢う前
齢三つ位
前にふたりで夢を見たでしょ光る花と遊んだ日
同じ黒馬が居た
薄灰の前でアタシは尽きかけたと思う
親…
掴む眩暈に眦が歪む
ちがう。熱だ
どちらも焔が在ったのは確か
親がいれば幽世に流れてない
居るならアタシを死んだと思ってる
幸せなら幸福に思う
けど飽くまでアタシの親は薄灰
帰りたいところは
あなただな
ふふ。背負わないで
こう言ってるだけ
あなたが好きってね
嗚呼強い香り!
酸っぱくたって構わない。
放り投げられた赤子の原材料、その全てを|聖餅《どろ》としたならば、この遊びも、この戯れも――砕け散った硝子の行方のように――今へと繋がる為の暴力にすぎない。百ほどの、千ほどの、|海《せかい》を渡った剣豪サマ、イージー・ブロークンハートはようやく『こむたん』との再会を果たす。或いは、もしかしたら、ずっと同じ場所に留まっていたのかもしれない。胡麦、いた~~! なんだか、同じところをぐるぐる回っていた気もするけど、はぐれちゃってどうしようかと思ったよ。再会できて、胡麦が見えて良かったよう~~~! 秒とも経たずにふらついてしまいそうだと、秒とも経たずに雀躍してしまいそうだと、そんな想いに駆られつつも『男の子』をするべきか。はい、おてて。はぐれないように繋いでおこう。正気であれ狂気であれ、青信号であれ赤信号であれ、やるべき事は一緒だろう。逢えてよかった? それはアタシの台詞だよ。ねえ、イージー殿? まさか、その程度で喜びの表現が終わるなんて、ないだろう? 百海・胡麦、妖怪なんだから妖艶であれ。握り返すと同時に寄せてくれ。ええ、もっと、近くに来てくれるべきだよ。握手、散歩のその前に抱擁あれ。お互いに、お互い様に、林檎の赤さをもっとじっくり観てほしいと。それで? 縞瑪瑙姫まで導きを? そう、旅人は狂気の中でも泳げるのね。れっつごー! 合図とやらは突然に、唐突に。暗澹たるオニキスの旅路、その背景とやらに溶け込んで。
意識は要らない、自覚は要らない、白馬に乗る必要もなく王子様なのだ。知り得ぬものを知り、脳の瞳が開かれて、頭蓋そのものを抉じ開けられて、昏きを明かすのが啓蒙であるならば、下層にて――ダストエリアの最下にて――|狂気《焔》に|盲いた瞳《焼かれた脳》は有りしを有りしと得ず、狂気の中心、沸騰する混沌の核の坐にて|縞瑪瑙《オニキス》を見るのであろうか。ああ、輝いている。硝子が輝きを反射しているのだ。故に、この熱こそを惹かれ往く先として、先導するのが役目と謂えよう。そうとも、折角、お隣に『大切』が存在しているのだから――無意識無自覚の錯乱を手放すなんて勿体ない。待って、ねえ、イージー殿、待って。アタシが思っていたよりも、本当に、強かな人よね。負けられない。汗ばんだ額を拭わずに不敵な笑み。少しくらいは強がったって良いのではなかろうか。狂気にちゃんとついていく。これくらいはすべきだろう。
薄灰の、薄灰の、だから、アタシも暴れちゃった。でも、あなたといると不思議なことに。すぐアタシになる。道具の姐や、あなたの奥さん。で、狂気なまでに素敵な王子様。あなたはいったい、どうして、不意にこっちを見てくるのか。……大丈夫? ふと、思ったのは不穏な表情。そっと、掌で包んでやったならば、ぐいと、強引に。これが術師の本能だと謂うのであれば、アタシは感謝をするのかもしれない。余所見は危ないですよ。どこに偶像が突っ立っているのかわかったものじゃない。――ね、胡麦は帰るところってどう思う? 故郷? 家路? やってきて――もどりゆくさき。地雷が落ちているのなら二人で踏んづけたくもなる。いいや、問うたのは緊張の所為だ。だって、やっぱ、硝子になりそう。オレ、ちゃんと連れて行けるよな? 帰るとこ? 生まれた森、共に暮らす道具平屋敷。あなたの故郷……浮かんでは流れ、浮かんでは流れ、まるで、滅茶苦茶におどるティーカップ。咲いた、咲いた、狂気が咲う。嗤って、飛ばして、尖塔のように。
泳いでいる筈だと謂うのに、進んでいる筈だと謂うのに、泥濘の中を這っているような気がしてたまらない。まさか、泳いで、泳いで、その先で邪を育んでやる義理はないのだ。イージー殿、アタシ、二回は死にかけている気がするの。ぼそりと呟いた彼女の口、紅が落ちたのかと思う程度には蒼白いか。え? 待って、ダメージおありなの!? あ、違うのそゆう意味じゃなくて。違うのならば何なのか。文字通りに広大無辺なお話なのか。もっと広義な話か。脳髄の奥の奥、鍵をしておいた代物がでろりと貌を出す。イメージとしては可能なのかもしれないが、さて、共有する事は容易ではない。幽世に流れたのと……あと、薄灰に出逢う前。それこそ、放り投げられた『あかんぼ』だ。桃の芳醇さ、罅入りの加速の予感。えっと、あれは齢三つくらい……前に、ふたりで夢を見たでしょ。光る花と遊んだ日。同じ、おんなじ、黒馬がいた。薄灰の前でアタシは……?
力尽きかけたのか、失いかけていたのか、そんなふうに考えながらも、お耳はしっかりと彼の方。泉の馬……その時、誰か他にいたのかな。その、親とか……。一種の沈殿、一種の混沌、ふと、眩暈に掴まれて――眦、歪む。いや、ちがう。これは『熱』だ。どちらも焔が在ったのは確かで、おお、音のない遠吠えが臓腑へと落ちるかのよう。親がいれば幽世に流れてない。居るなら、アタシを死んだと思ってる。幸せなら、まあ、幸福には思う。けど……飽くまで、アタシの|親《●》は薄灰。さて、いよいよ、答え合わせだ。聖なる泥濘、サイキックハーツ、それを極めて小さく解釈したならば|偶像《大切な人》は、常に、視線の先だ。
帰りたいところは、あなただな。
広大無辺だった世界が、眩暈のする空間が、一気に狭くなったのだ。永く、長く、思えたものだが、何もかもは瞬間で、イージー・ブロークンハートは完熟した。よろこびの感情が果汁のように溢れ――ああ、オレの過去が、今が、どうであれ。あなたの視線と思考がここにある。オレもあんたが大好きだよ、胡麦。
ぜったい傷ひとつなくちゃんと無事にとどけるからね。
ふふ……背負わないで、アタシを守るなんて、難しいこと。
そう、アタシはこう言ってるだけ。
あなたが好きってね。
嗚呼強い香り!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
オニキス・ヴァレンタイン
目的∶縞瑪瑙姫を探す
行動∶両目を閉じ縞瑪瑙姫を探します
えぇと、無数の尖塔の、目立っている一番高い所にいらっしゃるのでしたっけ
塔の内部を探せということかな
それにしても僕の探知能力では見え過ぎてしまいますし、相性悪すぎません?
えーん。僕の視力が良いばかりに
このまま塔に火を着けちゃ駄目なんですかね?あ、駄目?他の猟兵さんが巻き込まれちゃいますか
心眼、クイックドロウで小石を弾き地形を把握
隠れる玉にも見えませんし
地形の利用で内部を地道に探すしかないでしょうか
万が一何かが起きたら即時意識や体を切断、目潰し
姫を見つけたらすぐにでもその首斬り落としたい所ですが
とてもお強いということなので人が集まるまで我慢我慢
再生しなければならない。
激烈なまでの、或いは、劇的なまでの重瞳を、衝動の儘にかっ開いてしまいたいが、それが終いの正体だという事くらいは、オニキス・ヴァレンタイン、理解できている。それ故にこの滂沱は仕方がなく――泥棒の始まりとするには容赦がなく――ぐずぐずしているフリも承知の上と思えた。えぇと、無数の尖塔の、目立っている一番高いところにいらっしゃるのでしたっけ。内部を探せと……それとも、真に一番上を目指せと、そういうことかな。ああ、視たい。あまりにも、視認したくなってくる。こんなにも覗きたくなるなんて想定外で、しかし、除きたくなる衝動の方が強烈なのだろう。相性悪すぎません? えーん、えーん、僕の|視力《め》が大きくて、多かったばかりに……。ああ、いっそ、何もかもを滅茶苦茶にしてやりたいと、ぐちゃぐちゃにしてやりたいと、混沌とした精神が『白色』に対して狂気をしている。ええ、僕だって我慢できなくなることくらいあります。え? いつもと同じですって? いやいや、そんなはずは……? このまま塔に火を点けちゃ駄目なんですかね? あ、駄目? 他の猟兵さんを巻き込むし、偶像が活性化する……? そうですよね。おお、まさしく無謀。或いは無貌。もちろん、我慢はしますよ。しますって。
何を弾いてやったのかと問われれば|小石《いし》である。意思を、意志を揮うかの如くに|黒瑪瑙《オニキス》、戯れるかのように跳ねたのか。地形の把握は済んだのだ。それが、如何様な|地形《●●》であれ、|地《●》である事に変わりはない。地道に探してあげますよ。僕はとっても我慢強い黒聖者です。大嘘、ばら撒くのはけっこうだが猟兵よ。嫌な予感と呼ばれるものは何処までも、彼方までもお友達なのだ。ああ、相性が悪い。悪くて、悪くて、むず痒い。この痒さを帳消しにするべく――何を潰すべきか、言わずもがな。
そこですね。随分と、冒涜をしてくれました。
我慢を続けよ、お姫様はオマエが想像している数十倍は強いのだから。
……首を落としてやりたい。頭をグシャグシャにしてやりたい。
成功
🔵🔵🔴
氷霄・かぐら
さて、辿り着いたわけだけど…。本体にお目にかかるにはまだ先ってところかしら?
そうなると探さないといけないのだけど。うん、どうしましょ…。
周りは見ないようにして、ワーカードローンとアームドフォートで周囲を手当たり次第攻撃してみるよ。
都合が悪いなら出てくるでしょ、っていうのを期待してるのだけど相手の感じからすると分が悪そうなのよね…。
ま、分が悪そうな戦いは前もあったし、わたしができることをやるだけよ。
考えずともけっこうな時間を費やしたのだ。
十分な時間を貰っていたのだ。
ならば、城や街を築くように、気付きを得る事など容易い。
見つけたよ、本体さん。
鳥さんの鳴き声を背にしつつ――頭の中に残された囀りを拭いつつ――氷霄・かぐら、猟兵は暗澹たるオニキスの出入り口にやってきた。さて、辿り着いたわけだけど……。縞瑪瑙姫の本体とやらは、オニキスの完全な正体とやらは、まだまだ、彼方に往かねばならないか。うーん……本当に、気が遠くなりそうな感じだよね。いっそ、意識を失ってしまった方が、文字通りに固まってしまった方が、人としては楽なのかもしれない。いやいや、わたしったら、へんなことを考えたらダメ。なんとも強烈な催眠に掛かっているかのような心地。まるで|妨害《ジャマー》、溜息を吐いてしまいたい程度には面倒なお相手か。……いけない。そろそろ、探さないと……でも……うん、どうしましょ……。見てはいけない。触れてはいけない。認識してはいけない。こうも雁字搦めにされてしまうと頭が痛くなってくる。じゃあ、わたしができる事と言ったら……。ワーカードローンとアームドフォードの使い方については熟知している。手当たり次第にばら撒いて、攻撃をして、犬も歩けば棒に当たるを。
踏んづけたのは猫に違いない。これは、猫のように液体なのだから。
都合が悪いなら出てくるでしょ、っていうのを期待してるのだけど。あまりに神秘的な相手なのだ。聖なる泥濘、などと称している敵なのだ。ある意味では|過去《れきし》そのもの。いや、根底的には|歴史《●●》とは違うのだろうが。……分が悪そうなのよね。何を攻撃したのかわからず終い。そもそも、流れている『これ』は体液なのか、泥濘なのか。ま、分が悪そうな戦いは『いつもの』ことだし、わたしができることをやるだけよ。がらがらと、何かの崩れる音。埒を明けよ、向こう側に縞瑪瑙があると信じて。
成功
🔵🔵🔴
黒城・魅夜
ふふ、数万年後に優れた石像として博物館に飾られたりするのはご免こうむりたいものです
ではダイブ――UCも使用し時空を破壊
無限の階段を下りて私自身の夢の中へと潜航しましょう
深く深く、深層意識を超えて限界を突破し無意識界にまで
その領域ではもはや「認識」など意味を為しません
ですがそう、あなただけはいるはずです、縞瑪瑙姫
傲慢にも神を導き神を受け入れようとするからにはね
ええ、あなたは「同一化」と言っていた
ならば、神か、あるいは悪魔の領域……
そう、この絶対無意識界にまで最低でもその一部は存在しなければならない
さもなくば到底神と「同一」になることなどできません
ほら見つけましたよ、縞瑪瑙姫
あなたの無意識をね
森羅万象を隷属させ、玉座を空とする行為だ。
神意を彷彿とさせる埒外性、憤怒の覚醒もついでとした。
何方が深淵なのかすらも、最早、解せない。
真実は目眩よりも熱っぽく、現実は眩暈よりも騒がしい、そのようなものに触れながらもアゲハチョウ、甘い香りに誘われたのか。ふふ、数万年後に優れた石像として博物館に飾られたりするのはご免こうむりたいものです。幽霊のように、枯れ尾花のように、筆を執るのはけっこうなことだが、わざわざ、過去の人間の真似事をしてやる所以とやらも無いのだろう。では、ゆっくりと、潜ってみようかと思います。ああ、悪夢。ああ、崩壊。そもそも、お姫様のやっている事こそが世の理への攻撃ではないのだろうか。階段を無限とした正体はおそらく郷愁で――私自身の夢の中へと潜航しましょう。深く、深く、深く、深層意識を越えて、逸脱して、限界を突破し――無意識界にまで。その領域ではもはや「認識」など意味を為しません。ようこそ、|理想郷《ソウルボード》へ。空の玉座に載せられていた|縞瑪瑙《オニキス》へと接近せよ。そう、あなただけはいるはずです、縞瑪瑙姫。
大罪を肚に押し込んだ結果が、この、手招きなのであった。偶像は只、偶像らしく沈黙し、知らぬところで佇むのみ。傲慢にも、強欲にも、神を導き神を受け入れようとするからには……。蒼白い縞瑪瑙の壁面、これを戸口とした刹那、泥濘は障害ですらない。ええ、あなたは「同一化」と言っていた。それは神か、或いは悪魔の領域で……最低でも、一部は此処になければならない。さもなくば到底、神と「同一」になることなど……。汝、よくもまあ私の前で再確認をしてくれている。いや、汝の答えは正解だ。正解であり、正答であり、何処までも『悪夢』らしく振る舞ってくれている。ほら……見つけましたよ。
無意識を見つけたつもりでしたが、あなたは、どこまで強欲なのでしょう。
汝は『|私《しまめのうひめ》』を発見したのだ。
ならば、黄色に発狂すべきであろう?
成功
🔵🔵🔴
虻須・志郎
否こそ叩き付けよってね……先生の十八番じゃねえか
まアいい――機神覚醒、推して参る
己自身は只管に縞瑪瑙姫の|気配を探る《ハッキング》
それ以外はノイズだ
ファルシオンに|安全地帯を確認させ進行ルートを確保《地形の利用・情報収集》
偶像対策には邪神様を召喚し俺が認識しない様に先導を
もう正月休みは終わりだからな
流血は|キングス・ドーン《ドライバー》で吸収
久方ぶりの永久機関で踏破するぜ
こんな覚悟はとうの昔に出来てんだ
普遍的無意識領域だか何だか知らねえが
認識が問題なら幾らでもやり様はある
アムネジアフラッシュで己に催眠術を翔け
誤った認識をもって罠を回避するんだ
ああ、彼方に門が見える
それじゃあブチ開けてやろうかい
追いかけ、追いつき、餌を貪る。
第四の蜘蛛、オマエの三位は、諦める事を殺していた。
慾と色の彼方――無色すらも越え――異を唱える姿こそが|蜘蛛《オマエ》であった。脳裡、何者かの声が届けられ、まったく馴染み深い日常へと引き摺り込まれる。否こそを叩き付けよ、攻撃の為の技術を磨け……ってね。先生の十八番じゃねえか。いや、口癖って言った方がいいのかもしんねえな。まアいい――機神覚醒、推して参る。猟兵にとって、虻須・志郎にとって、この混沌とした状況は隣の庭よりも遊び慣れている空間か。兎を追いかけるアリスのように、椅子に座った獣の数字のように、只管に、縞瑪瑙姫の気配を弄る。……それ以外はノイズだ。それ以外は、取るに足らない人面のようなものだ。安全地帯の有無を確かめる為、ああ、放たれたファルシオンの姿形。いや、成程な。ファルシオンが『動けている』時点でそこは安全っていうわけか。偶像対策に招待された誰かさんが頬を膨らませているが気にしている場合ではない。もう正月休みは終わりだからな。次はバレンタインデーだ。良い珈琲を用意してやるから、機嫌を直せよ。頬の膨れが倍加した。いや、それよりも志郎、回収するのを忘れるでない。ああ、久方ぶりの永久機関だ。踏破するにゃあ丁度いい。酩酊するかのように、ふらつくかのように、キングス・ドーンが蠢動した。
俺は思っていたよりも渇いていたらしい。
潤す為にはアンタが必要、そうは思わねえか?
こんな覚悟は、こんな決意は、とうの昔に出来てんだ。普遍的無意識領域だかサイキックハーツだか衆中一切の救いだか知らねえが……認識が問題なら幾らでもやり様はある。時計の針を滅茶苦茶にした。滅茶苦茶にして、ぐちゃぐちゃにして、そのまま輝かせてやると良い。己への催眠、その強弱についても掌の上だ。誤った認識で以て――偶像の『ぐ』の字を愚に直して――ああ、彼方に門が見える。残滓とやらが山となっている。それじゃあ、ブチ開けてやろうかい。地を這っているのだ。待ち構えている暇はない。
成功
🔵🔵🔴
柳・依月
アドリブ等歓迎
よく見て分析するのは得意だがなあ、知るな聞くな認識するなとは無茶いいよる。
まあさっきと同じだな。
そういうものは観測されてこそ存在し、強化される……
俺はよく知ってることだ。
こんなとこで取り込まれるわけにもいかないよな。
【霊的防護】【結界術】【狂気耐性】で対策。
用があるのは姫さんだけなんでね。
あれを刺激したくねえし、念には念をってことで……ちょっと|隠れていこうか《指定UC使用》。
姫さんを|探す《情報収集》ことに集中。
それ以外は眼中に入れない。
存在を否定されれば、観測者がいなければ存在しないのと同じ……だからこそ俺は「ただのオカルト好きの大学生」として人と共にあり続けるわけだ。
張り巡らしてやった結界の内側、何が聳えているのかなど、思う事すらさせはしない。魔物であれ、怪物であれ、これを『ない』ものとした刹那、息をする暇もなくなるのか。偶像は、偶像なのだ。カタチを認めてはいけない。電子ノイズの影響下では、一切合切、判断が難しくなった。
何処かの|悪魔《ダイモン》を精神に宿すと宜しい。
返事をしてはいけないと、振り向いてはいけないと、様々な禁忌が存在する中で、今回のお相手は如何やら想定していた以上に面倒臭い、ひどく恥ずかしがりやな偶像らしい。よく見て分析するのは得意だがなあ、知るな、聞くな、認識するなとは無茶いいよる。いや、むしろ、這い寄ってこないだけ『マシ』なのかもしれないが、兎にも角にも、やることに関しては『さっきと同じ』か。そういうものは観測されてこそ、認識されてこそ存在し、広まり、強化される……。俺はよく知ってるからな。都市伝説、タタリガミ、新しい妖怪と同列と謂えた。誰がどうして、わざわざ、曰く付きの祠を壊そうとするのか。それに、こんなところで取り込まれるわけにもいかないよな。対策についてはハッキリとしてきた。猫を殺すほどの好奇心を抑制し――身を滅ぼすほどの興味を制御し――狂気を、臭い物としておいた。用があるのは姫さんだけなんでね。新しきカダスの偶像、何故に、描写をされているのかと。筆舌に尽くし難いだけで十分なのだ。
人間の頭の隅っこに住み着いて、それを良しとせよ。
あれを刺激したくねえし、念には念を……ちょっと、隠れていこうか。頁を見つけようとしたところで、猟兵を探そうとしたところで、404に辿り着くだけ。さて、あとは……俺が何処まで集中できるのか、だが……。縞瑪瑙の膝元へと、それ以外は眼中になく。存在を否定されれば、存在を無視されれば、観測者がいなければ、存在しないのと同じ……だからこそ。ようこそ、ただの「オカルト好きの大学生」。共に生きる術としては、ああ、最も良質な人類との距離感か。……姫さん、ようやく、会えたようだな。
成功
🔵🔵🔴
真梨木・言杷
あの怪物をひとつにした、とか言ってたか……本当なら、見たら終わり。聞いたら終わり。いや、それよりひどい結果になる。どうせ|特効薬《トヨグの巻物》は無いんだろ。ミイラになるのはごめんだ。
身代わりを使う手は……駄目だ、嫌な予感がする。まるで……予感さえ、感じてはいけないような。視覚は遮断。SiXSpoofを使う。
思い出した、そういえば平気な顔をしているヤツもいたね。私が戦ったクローン『縞瑪瑙姫』の霊をコピー&ペースト。リモート義体を操って本物がいる場所へ案内させる。
|クローンの霊《二重劣化コピー》とはいえ、何を言ってくるか分からない。話は聞かない。私は馬の耳、念仏は信者どもに聞かせてやってくれ。
模倣の模倣が|模倣《コピー》したのは如何様な埒外性か。
戦闘は終了していないと、そう、思い込むのも間違いではない。
自失をしてしまうほどの、忘失して終いそうなほどの、嗚呼、|取り替え仔《チェンジリング》の兆しに目眩を覚えた。錯乱するかのように、狂喜するかのように、画面を叩いていく在り様は、どうやらいつかの『私』に近しくも思える。あの怪物をひとつにした、とか言っていたか……本当なら、見たら終わり。聞いたら終わり。いや、それよりひどい結果になる。どうせ|特効薬《トヨグの巻物》は無いんだろ。あったとしても、別のにすり替えられていて、おしまいだ。ミイラになるのも、石像になるのも、ごめんだ。ああ、覚悟はしていたのだが、ふと脳裡に過ぎった自分の言の葉。そもそも、私が戦う必要なんてないのではないか。はっ……莫迦にしないでくれよ、私。私はもう、此処に立っているんだから。
身代わりを使う手は……駄目だ、嫌な予感がする。まるで……予感さえ、感覚さえ、赦されていないような。素晴らしい。その臆病さこそが命を拾う沙汰と謂えよう。現実、警戒し過ぎるのも、意識をし過ぎるのも、おそろしかったのだ。もう、何も見ない。見ないし、聞かないし、だけど……SiXSpoof、これは使っておこう。ところで、猟兵、たったひとつだけ正気の儘の誰かさんはいなかったか。ああ、思い出した。平気な顔をしているヤツもいたね。旧人類の残滓を、聖なる泥濘を、これらを繰り出したお姫様のご尊顔。
コピー&ペースト、この際、冒涜的だろうが構うものかと。
深淵へと潜る為に|深淵《オニキス》、案内人とした、この冴えた案。|クローンの霊《二重劣化コピー》とはいえ、何を仕掛けてくるのか分からない。そう、見ないし、聞かないと決めたのだ。話だって、聞いてやるつもりはない。私は馬の耳。念仏は信者どもに聞かせてやってくれ。ならば汝、私は虚空に向かって、唱えておく事にしよう。頭の固そうなお姫様ご本人に、ああ、本当の石頭のやり方を教えてやれ。
成功
🔵🔵🔴
四王天・燦
第六感がやばいと伝えたなら
手拭で目を塞ぎ。鼓膜をブチ破り。ついでに自ら顔面グーパンチで鼻血ブー
視覚聴覚嗅覚を断つ
アタシってカダスの怪物とやらに遭遇したことねーんだわ
脳は比較的無知。そこに自己催眠術で巨大な瘴気塊があるのみと言い聞かせておくぜ。認識ではなく誤認させてしまうのよ
このまま|敵意を持つ存在《シマメノウヒメ》の殺気を探るも良いのだが
どっかに潜んでる姫様に、冥途の土産に狂気の最果てを見せてやる
一応瘴気(誤認)しか感じないことを確認。他の猟兵巻き込んだら洒落にならねーので
神鳴抜刀。【断理の剣】で空を斬る。地を斬る。適当にそこらへんを斬る
誤認が解けて認識してしまわないよう、世界の境界を壊す破壊衝動・狂気に身を委ねてバーサークだ
視ぬ、知らん。聞こえない。理解する脳はプッツン状態
究極の存在否定…何か知らんが骸の海に消えやがれ!
あとは正気に戻ったとき、彼奴めがまだいるかは幸運次第さ
認識せず障害を廃し、姫様を白日に晒せたら百点満点で何点か問うよ
すまん、耳が使い物にならんから手振りで頼む
腕を縦にまっすぐ。
両腕で丸を二度、描いてやった。
ゴルゴー妄想とでも呼ぶべき、ある種、肥大化した恐怖とやらが脳髄の隅々まで、侵し尽くさんとした。この極めて冒涜的なシチュエーションについては何度も、何度も、味わってきており、今更、都合よく目を開いてやるつもりはないか。アタシってカダスの怪物とやらに遭遇したことねーんだわ。果たして、この言動が何を招くのかと問われれば無知の強さである。アタシの脳は比較的まっさら、だから、アタシはアタシの純粋さに賭ける。自分自身への催眠術を、見よ、目隠しをするかの如くに。いや、実際に目隠しはしているのだが――認識? いいや、誤認だ。アタシの前に存在しているのは、そう、巨大な瘴気の塊でしかない。完全なる邪神も吃驚な大きさだ。とても、祓えそうにはないが――そうだ。アタシには『とっておき』だってある。ああ、待て、その前に念には念を入れて……。すっと、構えてやった指先ふたつ。そのまま耳朶をぶち貫いて、鼓膜を破り、ついでに顔面に拳を叩き込め。錯乱? 冗談じゃないぜ。アタシはいつだって両方なんだ。
視覚も聴覚も嗅覚も断ってやった。ならば、少しくらいは挑んでみたって問題はない。敵意を持つ存在を……縞瑪瑙姫を、殺気を探るのが上等ではあるのだが。せっかく、冥途の土産が用意できそうなのだから、狂気の最果てを見せてやる。猟兵よ、四王天・燦よ、確かにオマエは狂気の渦中だ。他の猟兵は既に到着しているし、そうとも、このまま堕ちてしまったって大丈夫そうだ。ああ、巻き込む心配はねーな。抜刀せよ神鳴――何を斬るのかと問われたならば、百聞は一見に如かず。空も、地も、何もかも、テキトウに袈裟をやってくれ。森羅万象は愈々豆腐とされ――破壊する為の化身――狂戦士の魂に三匹の猿を飼ってしまえ。視ぬ、知らん、聞こえない。妄想すらも置き去りにしてプッツン、呆れ果てるほどに。何か知らんが骸の海に消えやがれ! 咆哮! 窮極の存在否定。
幸運だ。強烈なまでに幸運だった。
此処で幸運尽き、致命を振らなければ良いのだが。
汝……埒外め。偶像を放逐するとは……。
で、アタシの『やり方』は百点満点で何点だ。
……すまん、耳が使い物にならんから手振りで頼む。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『縞瑪瑙姫』
|
POW : 神に合一せよ
自身の【肉体そのもの】を【「聖なる泥濘」】化して攻撃し、ダメージと【縞瑪瑙姫への融合】の状態異常を与える。
SPD : ネオカダス・フラッド
空中あるいは地形に【カルト教団「ネオカダス」】の紋章を描く。紋章の前にいる任意の対象に【膨大な量の「聖なる泥濘」】を放ち【肉体と精神の崩壊】効果を与える。
WIZ : 縞瑪瑙の裁き
【腹部に輝く巨大な『縞瑪瑙』の輝き】を宿し戦場全体に「【ネオカダスの教義に従え】」と命じる。従う人数に応じ自身の戦闘力を上昇、逆らう者は【「聖なる泥濘」による呑み込み】で攻擊。
イラスト:安子
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
新しきカダスの偶像、その放逐を目撃した縞瑪瑙姫は――宗教団体『ネオカダス』の教祖は――君達の埒外性を改めて認識した。彼等は、彼女等は、強者の位置に存在するのだとお姫様は覚悟を決めたのだ。いや、もしかしたら、多少の慢心は残っているのかもしれない。
縞瑪瑙姫が坐していた空間は――部屋と呼ぶにはあまりにも混沌とした空間は――まさしく、旅路の終わりの飾るに相応しい|縞瑪瑙《オニキス》の|伏魔殿《パンデモニウム》であった。或いは、小型化した|海底都市《ルルイエ》で、刹那、意識を朦朧とさせれば骸の海に落ちて終いそうだと、勘違いを呼び起こしてしまうほどには。ああ、見よ。縞瑪瑙姫が立ち上がり|異教徒《きみたち》を歓迎してくれている。
「汝……汝等、猟兵よ。長旅、苦労したとは思うが、しかし、汝等は心の底から私を倒さなければならないと、滅ぼさなければならないと、思惟しているのか。そもそも、ネオカダスとは|過去《うみ》との合流を目的とした組織に他ならない。時間が物質として消費される|世界《●●》はひどくおそろしく、おぞましいとは考えられないか。嗚呼、汝等、汝等は其処までして『死』を正当化したいのか? 死とは、生とは、窮極的に謂ってしまえば堕落の象徴なのである。汝等はそうとも、聖なる泥濘と化し、同一と化し、ある種のアカシック・レコード……サイキックハーツとして、永劫、ひとかたまりと成るべきだ。
世界――そう、世界なのだ。世界は幾つもあり、未曾有にあり、されど、その殆どが骸の海に沈んでいる。ならば、汝等は勇気を以て、投身こそを救いとせねばならない。啓蒙を得、啓蒙を理解し、啓蒙を血肉として、啓蒙を精神として、これを享受すべきなのだ。受け入れ、飲み干し、受け入れ、呑み込まれ、永劫、保管や保存をされる今こそを『悦ばしき』と知るべきだ。まさか、私が押し付けていると? これは『|私《しまめのうひめ》』からの説得にすぎない。全ては壁の中の鼠の騒ぎの仕業なのだ。汝等は賢者なのだろう?
嗚呼、そうとも、汝等は郷愁に浸る事を忘れたのだ。郷愁の再生こそが汝等の求めていた『夢』なのだ。故に、汝等はここで聖なる泥濘、その化身に跨り、空を越え、宙を越え、新たな生命のカタチを目にすべきなのだ。嗚呼、何処かの世界で『魂人』と称されている彼等、彼女等の希望。その儚さこそが近いのかもしれない。私は連中よりも慈悲深く、何よりも優しいつもりだ。汝等の帰るべき場所は『ここ』なのだ。
破滅のとき、来たれり……! 帰還のとき、来たれり……! 私が汝等を祝福し、聖なる泥濘が私達を迎え入れてくれるのだ。十分、汝等は頑張った。頑張って、耐えて、抗って、道を歩んできた。その疲弊、泥濘で流しておくのが正解だろう。汝、汝等、聖なる泥濘の味わい方を、サイキックハーツの始まりを、さあ、伝授してやろう。
ウザ=イェイ! ウザ=イェイ!
イカア・ハア・ブホウ――イイ!
汝等、心せよ!
泥濘――聖なる泥濘――二度と、遭う事もないように!
私が縞瑪瑙姫、ネオカダスの教祖である!」
聖なる泥濘が――裁きが――情け容赦なく、波のように。
君達はこの|先制攻撃《ユーベルコード》を対処しなければならない。
そして宗教団体『ネオカダス』の教祖『縞瑪瑙姫』を斃すのだ。
ギュスターヴ・ベルトラン
この先制攻撃は、攻撃の意思ではなく異教徒への歓迎なのだろう
労わりで、慈悲で、保護の意思だ
…確かに彼女は優しいのだろうな
だがその救済は、人から選び続ける権利を奪っている
疲弊や絶望を理由に、他者の道を終わらせる権利は誰にもない
【狂気耐性】【霊的防護】【邪心耐性】…これらは彼女の歓迎を拒む為じゃない、オレ自身を保持する為のもの
そしてただ灼滅者の【矜持を示す】だけ!
これはただの信仰ではなく、|己が良心の宣言《UC発動》だ
心の底から教義を信じる者がいるなら、あんたの力は十全のままだ
だが恐れや思考放棄で従っている者が、その中にいるのならオレはまだ戦える
HYMNEを飛ばす、どこでもいいから当たれ!
人は生を賛歌する。我が揮うのは、我が進むのは、その賛歌を守るため。
誓った通りに――祈るがままに。
泥濘の外に救いはない。
教祖様からの――縞瑪瑙姫からの――有難いお言葉を耳にしたギュスターヴ・ベルトラン、猟兵たるオマエは、灼滅者たるオマエは、果たして『何』を思ったのか。嗚呼、この|先制攻撃《ユーベルコード》はある種の宣誓であり、攻撃の意思ではなく異教徒への歓迎なのだろう。労わりで、慈悲で、保護の意思だ。成程、新しきカダスの教祖を冠しているだけはあった。洗礼とは即ち、神からの庇護の|約束《●●》なのだと聖なる泥濘が波打っていく。……確かに、彼女は優しいのだろうな。確かに、彼女は人の為と思ってしているのだろうな。だが……その救済は、その言葉は、人から選び続ける権利を奪っている。時間を物質としているので在れば、嗚呼、一人一人が大切に味わってあげるべきだ。疲弊や絶望を理由に、眠気や悪夢を理由に、他者の道を終わらせる権利は誰にもない。もちろん、オレ自身にもな。……汝、汝の心は理解した。されど、汝、ひどく酷な話ではないか? まるで、汝等が掴み取ったサイキックハーツの再来ではないか。縞瑪瑙姫、この場合の『サイキックハーツ』は同一化のソレではないと顔を顰めてくれたのか。そうかい、なら、その優しさは、ちゃんとオレが記憶しておくぜ。つまりは、此処で決着をすると、そういう表示なのだ。
狂気はない。冒涜もない。これらは、彼女の歓迎を拒む為じゃない、オレ自身を保持する為の『もの』。黑いカソックに揺らぎはなく、只、今起きている事柄を留めておく為に。オレは灼滅者としての矜持を示すだけ! これはただの信仰ではなく――ただのサイキックでもなく――|己が良心の宣言《Obéir à la Conscience》だ。
神は恐れの霊を与えたのではない。
力と、愛と、慎みの霊を与えられたのだ。
心の底から教義を信じる者がいるなら、あんたの力は十全のままだ。だが、恐れや思考放棄で従っている者が、その中に……泥濘に残っているのなら、オレはまだ戦える。奪われた何者かの精神が前を向いた。これには、縞瑪瑙姫。驚愕を隠せないといったご様子だ。
汝……そこまでして……いや、『|私《しまめのうひめ》』は認めよう。
意思の行方については描写する必要もなし。
成功
🔵🔵🔴
アウロラニア・ミーマメイズ
いいえ……いいえ
ある種永劫ではありましょう
我ら骸の大海に揺蕩う無数の泡沫に過ぎないのでしょう
しかし、現在を呑み込む意志に歪められたそれのどこに保管が、保存があるというのか
手足を千切り、見知らぬ翅で飾り付けた標本を見て、変わらぬ私達が居るのだと、どうして思えましょうか
数多の人々が、それを善しとせぬ秤を持っていたやもしれぬと言うのに?
[Darkstar]の[推力移動]、[空中機動]を駆使
[Great Fall]の出力で[武器巨大化]
いかな波濤の猛威も[心眼]で[見切り]、[Answerer]と[Blue Moon]をもって、[光宵]の宿る[神聖攻撃]を
剣と翼を盾とし、八刃とし、襲い来る大海を灼き祓い続けます
最後は【悠宮鏡鳴せし燦界の煌昴】で、この世界と縞瑪瑙姫を討ちましょう
今ある世界とは、無数の過去の積み重なり、幾多の選択を重ねた果て
過去をこそ、現在を抱擁し、最も肯定するものに他ならない
だからこそ、現在をも否定するあなたを、この広大無辺なる混濁と狂気を、世界に残してはおけません
仰ぎなさい──
海が割れ、光宵、蒼白い貌を洗うのか。
進化の意味を――真価の行方を――キラキラと、魅せつけられたお姫様は呆然と虚空を見たのか。或いは、陽光、照らされるが儘にのぼせてしまい、如何にも、眩んでたまらないのか。いいえ……いいえ、ある種永劫ではありましょう。ある種真実ではありましょう。我ら、骸の大海に揺蕩う無数の泡沫に過ぎないのでしょう。はた、と、お姫様、異教の神からの|天啓《ことのは》に我とやらを取り戻したのか。……汝、聖なる泥濘を知らぬ|神《もの》よ。今を生きている|神《もの》よ。汝の言の葉がどれほどの刃なのか、まったく、解せないワケではないと謂うのに。ええ、ええ、そのくらいは理解できます。しかし、現在を呑み込む意志に、意思に歪められたそれのどこに保管が、保存があるというのか。つまりは、この言の葉の投げ合いこそが水の冷たさの証明なのだ。手足を千切り、見知らぬ翅で飾り付けた標本を見て――仮に、それが美しいのだとしても――変わらぬ私達が居るのだと、どうして思えましょうか。汝等は……そうだ。知っている。汝等が歴史を葬った事くらいは理解している。だからこそ、私は汝等と、この救いを共有したいのだ。あなたは『そう』なのでしょう。ですが、数多の人々が、それを善しとせぬ秤を持っていたやもしれぬと謂うのに……? 今度、眩暈を覚えるのは縞瑪瑙姫の方だ。……汝こそ、神ではないか。汝こそ、冒涜の受肉ではないか。いや、しかし、汝のそれも神意では在るのか。
縞瑪瑙姫の肉体が――精神性が――聖なる泥濘となって――救いの波となって、押し寄せてくる。黒々とした星のように、己の心臓の脈動のままに、成程、大きな瞳とされた。如何なる波濤の猛威も、如何なる慈悲の想いも――心の儘に『見て』――只、答えを伝えようと。……汝、嗚呼、汝……私にとっての蕃神よ……汝は、知的生命体にとってあまりに困難ではないか。宙を見よ、駆ける熾天の光輝、膨大なまでのエネルギーを知るがいい。聖なる哉――大海は灼き祓われ――|縞瑪瑙姫《かのじょ》を炙り出していく。
この世界と、あなたを、ちゃんと打ち倒してみせましょう。
隠された太陽の仕草については――ダイヤモンドリングの煌めきについては――最早、眩暈と描写をするには埒外が過ぎていた。放たれた八咫鏡、その威力こそは極大で――嗚呼、泥濘は泥濘の儘に、星を掴む事など赦されないのだろう。今ある世界とは、無数の過去の積み重なり、数多の選択を重ねた果て。過去をこそ、現在を抱擁し、最も肯定するものに他ならない。だからこそ……。汝、汝等、消費された過去の、いつかの汝等を、如何して……。あなたは、きっと、否定したつもりはないのでしょう。ですが、この広大無辺なる混濁と狂気を、世界に残してはおけません。仰ぎなさい――。
汝……神よ。これを喜劇と謂わずに、何と謂うべきか!
成功
🔵🔵🔴
オニキス・ヴァレンタイン
そんな慈悲っぽく言われたら、僕らが悪者みたいじゃないですかぁ
そうですね、長旅の土産に貴女の首を頂戴できれば良いのですが
レイドバトルにはデバフ要員も必要でしょう?
首は他の方にお譲りするとして、
いっぱい邪魔しちゃお〜!
先制対策にオーラ防御で受け流し
鉈でなぎ払い、信仰への祈り、欲望開放で心を強く持つ
攻撃が途切れたタイミングで敵に
無数の瞳と呪いの眼差しで認識阻害、回復阻害、体勢を崩すを付与
味方にグリードサインで治癒力強化
バフ類を撒き終えたら
月光弓で矢弾の雨を降らす
あら〜
死と生が堕落だなんて!その逆ですよ
終わりがあるから人は輝くものではありませんか
|生《欲望》の先に何があるのか
僕は視たい、人類の進化を!
汝、それが酷だと謂っている。
望外な事に――喜悦な事に――宗教団体『ネオカダス』の教祖様は、縞瑪瑙姫は、オニキス・ヴァレンタインにとっての強大な|敵対者《レイドボス》に成ってくれたのだ。先程までのギミックと、先程までの狂気と比べたならば中々に、物語としての価値が高い。そんな慈悲っぽく言われたら、そんな優しそうに言われたら、僕らが悪者みたいじゃないですかぁ。まるでハックアンドスラッシュの主人公だと、プレイヤーキャラクターだと説明させたいのか。この言の葉に対してお姫様、如何様に返答をするのだろう。汝、まさか、汝こそが混沌だと、理解していないワケではあるまい。黒教の聖者だったか……? 随分と、目玉を大きくしている。そうですね、長旅の土産に貴女の首を頂戴できれば良いのですが、それを|教祖様《●●●》に渡すのは少々、汚らしく思えますので。レイドバトルにはデバフ要員も必要でしょう? まったく、役割分担が出来るとは……汝、黒聖者とやらは手段を択ばぬらしい。ええ、知っての通り、嫌がらせをするのも得意なのですよ。いっぱい邪魔しちゃお~! 眩暈に次ぐ眩暈、厄介に繋がる厄介。縞瑪瑙姫は頭を押さえつつも――紋章を描いてみせた。
聖なる泥濘、その波濤――第一陣。暴力で以て、鉈で以て、白を薙ぎ払うかの如くに扱った。祈れ、祈りを捧げよ。何処かのエクソシストとは違って、この想いはひどく獣性だ。開放された欲望のおかげで同一化をせずには済んでいる。さて……僕の目の大きさについては説明も要らないと思います。貴女が、見ているのであれば、覗き込まれるのだって覚悟の上でしょう。瞳だ。無数の瞳だ。六六六など生温いほどの――黒々とした、全き光。わ、私は……汝、私の何を暴こうと……! 刹那、聖なる泥濘が沈黙した。再生を阻害され、認識を誤り――まるで、偶像を前にした常人のような!
あら~。生と死が堕落なんて! その逆ですよ。終わりがあるから、死があるから、知性は輝くものではありませんか。|生《欲望》の先に何があるのか。ええ、貴女、サイキックハーツというものも、ひとつの可能性なのかもしれませんが。
僕は視たい、人類の進化を!
グロテスクに掲げられた欲望の刻印。
ああ、降り注いだのは月光――オニキスの旅路を讃えたのか。
成功
🔵🔵🔴
氷霄・かぐら
ようやく本体のお出まし…よね?感覚的にはわたし達の攻撃が通るところっていう方が当たってるような…。何にせよ、後はやるだけやってみましょうか。
ま、耐えるのは慣れてるのよ。そういう役目が多かったし。
一応がんばって避けては見るけど…。ドローンが残ってたら盾にしちゃいましょう。
融合もちょっと勘弁かな…?わたしはわたしのまま生きたいしね。
何とか耐えれたら改めて数を揃えたワーカードローンとアームドフォートの一斉射撃で反撃よ。
苦労して辿り着いたのだからいくらでもプレゼントしてあげるわよ。
あなたが鳥さん達と出会ってたら…、もっと厄介なことになってただけね。
同族嫌悪、或いは、仲良しさん。
猟兵が――猟犬が――氷霄・かぐらが、縞瑪瑙姫の輪郭を目撃した秒の後、お姫様の血肉は泥濘とされた。まるで群れを成すクルウルクの落とし仔、唯々、圧倒的なまでの質量に呆然とする他にないか。ようやく本体のお出まし……本体でいいのよね? 感覚的には、わたし達の攻撃が通るところっていう方が当たってるような……? 文字通りに、泥を殴っているかのようだ。蔦のひとつを引っこ抜いたとしても致命に至るとは思えない。でも、何にせよ、後はやるだけやってみましょうか。それに……耐えるのは慣れてるのよ。そういう|役目《ディフェンダー》が多かったし。庇う相手がいなくとも、護る相手がいなくとも、世界の危機なのだからこの身を盾にしたって構わない。いや、一応……がんばって……。避けようとは試みたのだが、見よ、あの波濤の凄まじさを。盾になる前に『盾』を拵えておくべきだ。残されていたドローン、彼、身代わりにするのが最適解だ。融合もちょっと勘弁かな……? わたしはわたしのまま生きたいしね。縞瑪瑙姫の説得は如何やら聞いていないご様子だ。泥濘と化した彼女からの一言。汝、世界を救った英雄と見たのだが。如何やら、汝は|同一化《サイキックハーツ》よりも……それに、成功しているらしい。
ケルベロスディバイド――否、ケルベロスブレイド――かの世界の地球は、果たして現、何処まで平和を謳歌しているのか。ま、あなたが何をしたって、わたしはわたしの意志を貫くだけ。あなたが、救いを愛しているのなら『わたし達の答え』も受け入れてほしいかな。再構築されたお姫様の肉体へ――囲うようにして――砲口、いっぱい向けてやれば良い。苦労して辿り着いたのだから、遠慮なく、このプレゼントを受け取ってくれると嬉しいわね。まだ足りない? それなら、おまけもちゃんとあげるわよ。
泥濘が、肉体が、しっかりと蜂の巣とされた。
でろりと、泥濘の代わりに体液がこぼれる。
あなたが鳥さん達と出会ってたら……もっと厄介なことになってただけね。
成功
🔵🔵🔴
四王天・燦
聴覚不全の中、クソ長い説法に読唇術で付き合ってあげたのに突如先制攻撃された…マジひでえ
神鳴一閃。斬撃波で泥濘の初撃を真っ二つ
ついでに手あたり次第に乱れ撃ちして伏魔殿もデストロイして泥濘が溢れないようにしましょ
幸い外が見えても偶像はもういない
同一化とかどうでも良いよ
そも姫様だけは何で『個』でいるのさ
アンタ、ホントは狂人のフリしてる宗教屋だろ
次は紋章を描いている最中にかき消すように斬撃波を飛ばす
手品は見飽きた
お互い剣士だし剣で死合おうぜ
【殺戮剣舞】で神鳴をブン回す
ちっと斬られても構わん。それ以上にシマメノウヒメを切り裂くのみ
致命傷だけはしっかり見切って受け流して、狂ったように攻めてやる。殺戮剣舞のリミッターを外して、腕の骨が砕けても強烈な一撃をくれて恐怖を与えるぜ
オブリビオンでないんだし降伏勧告はしとくぞ
しつこく紋章を描くならもういいや
残像を囮にしてダッシュで回り込む
折れてねえ腕(折れていても気合いで動かす)で姫様を掴んで泥濘目掛けて巴投げで吹き飛ばしカダス葬だ
テメエの教義に殉じさせてやるよ
破けた鼓膜の修繕に――再生とやらに――四王天・燦、夜に浮かぶ月はまったく関心を持てなかった。無聊の権化と謂うべき縞瑪瑙姫の言の葉は、嗚呼、馬に聞かせるよりかはマシなようで。猟兵よ、オマエは一応、ほんの僅かに、脳髄を傾けてやろうとは思ったのか。聴覚不全の中、クソ長い説法に付き合ってあげたのに……不意打ちなんて、マジひでえ。唇の震えが、口腔の蠢きがある種の『気配』を纏っているのに気づいてはいたが、現実、目の当たりにすると吐き気がする程度には腹立たしい。だが――嗚呼、ひどく雑な|波濤《こうげき》である。神鳴を――刃を、一閃してやれば初撃くらいは真っ二つだ。これはおまけだ。アンタが何をやったって、もう、手遅れなことは判っているんだろ? 乱れるように、咲くように、この|伏魔殿《ば》を裂いていく妖狐の姿は胡蝶よりも蝶々らしい。汝が放逐したのだな。汝の埒外性――想定していた以上に、世界を殺そうとしている。同一化? 聖なる泥濘? サイキックハーツ? どうでも良いよ。そも姫様だけは何で『個』でいるのさ。アンタ……ホントは狂人のフリしてる宗教屋だろ? こてり、縞瑪瑙姫が傾げてみせる。汝、何を今更問うておる。私は最初から正気の儘、これを説いているのだが。しかし、汝。挑発するのが上手なのだな。私は今、ネオカダスの教祖として聞き捨てならない言葉を耳にした。破滅のとき、来たれり……! 裁きのとき、来たれり……! 私は|最後《●●》、『|私《しまめのうひめ》』を泥濘へと沈めるのだ……!
斬撃――! 腕を貰ってやる勢いだったが、しかし、彼女のそれは健在である。いいや、これで十分だ。紋章……手品は見飽きたからな……お互い、ちゃんと得物は持っている。死合おうぜ。汝……よかろう。此度ばかりは、私も怒りを抑えきれん。望み通り、汝の首を刎ねてくれよう。乗ってくれた。ならば猟兵、オマエの有利ではなかろうか。第一にオマエは|埒外性《ユーベルコード》を披露していない。つまり、殺戮の舞台、これより幕開け。
アンタ、本当に宗教屋かよ……! 相手は得物ひとつ。だと謂うのに此方の斬撃を僅かながらに防いでくる。汝、そこまでして私に挑みかかったのだ。易々と、私を葬れるとは思うなよ……! 初めから『斬られる』覚悟だ。それ以上の斬撃を浴びせ――粘土のように削いでやる。狂気! 嗚呼、狂気! たとえ、骨が砕けようとも――肉の欠片までも逃さない。では、汝にひとつ。汝は……「勧告をする必要などなかった」のだ。
紋章を描いてくれるとは思えない。されど、残像、これを囮にして背後を『取る』事は可能だった。テメェの教義に殉じさせてやるよ。泥濘目掛けての――残滓目掛けての――巴投げだ。成程、致命には至らないのかもしれないが、受け身を赦しはしなかった。
苦戦
🔵🔴🔴
柳・依月
ようやく会えたな、姫さん?
歓迎ありがとよ。
だが、俺は、俺達はあんたを否定する。
死と生は堕落の象徴?
ここに留まるのが救いだってか?
俺が愛している人間は、人間の営みは、そんなんじゃねえぞ。
保存して静止することが救いだとは思わない。
何が起ころうが前に進み続ける。
俺はそんな人間たちの傍にいたくて、ここにいる。
【霊的防護】【自動防御】の|結界《結界術》で防御。
攻撃は【第六感】で【見切り】回避する。
くっ……流石に本体、クローン体とは違うか。
だがな、どれだけ強かろうが、あんたは「姫」……若い女性なんだよな?
こんな時にうってつけの|物語《UC》があるんだよ。
楽しんでくれると嬉しいぜ、「コトリバコ」。
オニキスがこぼれ、堕ち、致命へと届いた。
開いてしまった物語の――幕開けた舞台の――ラスト・シーンほど恐ろしい沙汰はない。浸りに浸った何もかもが、揺さぶられた感情が、僅かの内、現実へと引き戻されて終うが故に。その気づきに出遭ったお姫様は目の前のソレを敵として認識したのか。汝……その血肉、何処で得たものなのか。問うたところで柳・依月、答えてやった方が良いと考えた。ようやく会えたな、姫さんよ。ああ、それと、俺は、姫さんが想っているほど上等なものじゃないよ。まあ、何にせよ、その歓迎には感謝しておくさ。ありがとよ。しかし、嗚呼、縞瑪瑙姫の言の葉にこくりと頷く猟兵はいない。俺は、俺達はあんたを否定する。いや、これは否定ではなく『拒絶』なのかもしれないが……死と生は堕落の象徴? ここに留まるのが、輪の中に入るのが救いだってか? 俺が愛している人間は、人間の営みは……そんなんじゃねえぞ。結局のところ価値観の違い、その窮極、残されたのは争いだけであったのか。……汝。汝が愛してやまないソレは、ソレの一切合切が、酷なまでに前を向きたいと思っているのか? ……一応、あんたの言葉は間違ってはいない。けどな、保存して静止することが、本のように並べられることが、救いだとは思わない。何が起ころうが進み続ける。俺は……俺のような存在は、そんな人間たちの傍にいたくて、ここにいる。お姫様は如何やら苛まれているご様子だ。眩暈、ああ、眩暈……。汝、ならば、すべき事は理解しているだろう。従うつもりはない。甘受するなど絶対にない。故に、この波濤を浴びねばならない。
くっ……。結界での防御もいつ決壊するのか、嗚呼、溢れてきた泥濘を如何にか回避していく。流石に本体、クローン体とは……量も質も違うか。だがな、どれだけ強かろうが、どれだけ膨大だろうが、あんたは「姫」……若い女性なんだよな? 汝……そうか。汝も、『|私《しまめのうひめ》』と似ているのか……。こんな時にうってつけの物語があるんだよ。楽しんでくれると嬉しいぜ、「コトリバコ」。
……おぞましい化け物め……されど、汝の考えが変わる事、期待しておく。
そうだよ、これが|俺《●》なんだ。
成功
🔵🔵🔴
黒城・魅夜
ああ、終わりましたか?その馬鹿話
くだらぬ長口舌など聞くに値しません
「悪夢の滴」たる私の前で軽々に夢の何たるかを語る愚か者
私があなたを殺す理由はまさにそれだけで十分です
第六感と心眼で攻撃を見切りつつ
それでも届く攻撃に対しては呪詛に満ちた結界を展開
防御するというより常に流れ続けてやまぬ流体のオーラで形作られたそれは
泥濘の攻撃を受け流します
限界突破した悪霊たる執念と覚悟で己を保ち早業で間合いを詰めましょう
UC発動
「聖なるもの」はすべてこの鎖の前に滅びゆきます
己を邪悪な汚物と認め破滅するか
聖なるものだという妄想と矜持を通して滅びるか
どちらかを選ばせてあげましょう
ええ、真なる悪夢とはこういうものです
ええ、真なる悪夢とはこういうものです。
中途半端さだけは否めない――そのような口上だったことは――縞瑪瑙姫も理解していた。本当ならば、数倍ほどの言の葉を垂れてやるつもりではあったのだ。そう、簡単に描写をしてしまえば、もう少し付け足したかったのである。……ああ、終わりましたか? それとも、疲れたのですか? もうちょっと、その馬鹿話を聞き流していても良かったのですが。ええ、もちろん、くだらぬ長口舌など、咀嚼するに値しませんが。黒城・魅夜、猟兵が耳を塞がなかったのはある種の『情』だったのかもしれない。だが、成程、最悪とはゆっくりと跫音響かせやってくるものか。「悪夢の滴」たる私の前で軽々に夢の何たるかを語る愚か者――私があなたを殺す理由は、私があなたを滅ぼす理由は、まさにそれだけで十分です。縞瑪瑙姫の頭の中、如何やら煉獄のような有り様らしい。汝……私を愚かと罵るのはけっこうだが、汝こそ、希望が真に存在していると心の底から思い込んでいるのか? まあ、構わない。どうせ、決着しているのだ。私は、汝等のひとつでも、説得できれば『それ』で良い。
無理なものは無理なのだ。不可能なものは不可能なのだ。それでも尚、|挑戦者《●●●》は波濤を孕み――むなしく、従えと囁き――泥濘の素晴らしさを説いてくるのか。流される。受け流される。まるで、広大無辺な|漆黒《いろ》、触れたかのような。……汝、本当に覚悟を抱いているのか? 汝の掲げている『それ』こそ、人にとっての奈落で在るだろうに。あなたが何を口にしようと、あなたが何を企てようと、それは籠の中の鳥の訴えでしかありません。それが『聖なるもの』であれば――どちらかを選ばせてあげましょう。
己を邪悪な汚物と認め破滅するか。
聖なるものだという妄想と矜持を通して滅ぼすか。
汝……聖なる泥濘は残滓である。残滓であり海である。
――ならば汝、『|私《しまめのうひめ》』を磔刑にせよ。
鎖だ。漆黒の鎖の群れなのだ。絞首とせよ、容易な末路だ。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜
あ゛?
何を囀ってるんだこのアマ。
邪神並みの精神性へのダイブを覚悟してみりゃあ……水たまりよりも浅かねぇか?
幾ら御託を並べようがよォ。
今、「死」の正当性を問うたよな?
もうアタシにゃ、単なるみじめな命乞いにしか聞こえねぇよ。
そうして「いま」の栄華が変わるのをを惜しんだせいで手前ェが過去として取り残されたのを認められず、淀んだ泥濘に成り果てただけじゃねぇか!
アーカイブの連中もこういう保管の仕方は願い下げだろ。
それに万物は流転するってのは誰の言葉だったかねぇ。
骸の海に混ざったなら、泥濘は逆に流されちまうだろうさ!
底が見えたペテン師なんざ、ちっとも怖かねぇ。
泥濘になった肉体が襲い掛かるのを、構えた右手から放つ『衝撃波』の『範囲攻撃』で防ぎ、散らす。
それでもちっとは食らうかもしれない、だがそれでこそ、さ。
|縞瑪瑙姫《クソ女》と一部でも融合して思念をリンクさせりゃ、普遍的無意識領域の中ですら逃げ回る「存在し続ける事への執着」を簡単に見つけられるだろ。
アタシが振るうは魂削ぐ刃。逃げられるなんて思うなよ?
目と鼻の先――偃月。
なるほどね……アタシが、甘かった。
頭が痛くなるほどの羅列であった。溜息を吐きたくなるほどの滂沱であった。数宮・多喜、猟兵が耳にした言の葉のひとつひとつ、塵のようだとしても山とはなりそうに『ない』と思えたのか。あ゛? 何を囀ってんだこのアマ。邪神並みの精神性を――完全性を――思惟していた。少なくとも、死ぬだろうと覚悟して、潜り込むつもりではあった。しかし、現実は如何やら箱が大きすぎたらしい。なあ……水たまりよりも浅かねぇか? 幾ら御託を並べようが、幾ら言葉を紡ごうが、アンタはもうダメだ。今、「死」の正当性を問うたよな? もうアタシにゃ、単なるみじめな命乞いにしか聞こえねぇよ。ああ、砕けていく。教祖の『強さ』とやらが失せていく。あまりにも脆弱な、ちっぽけな箱入り娘のように思えて仕方がない。そうして「いま」の栄華が変わるのを惜しんだせいで手前ェが過去として取り残されたのを認められず、淀んだ泥濘に成り果てただけじゃねぇか! アーカイブ連中も……その他の連中も、こういう保管の仕方は願い下げだろ。それに万物は流転するってのは誰の言葉だったかねぇ。骸の海に混ざったなら、泥濘は逆に流されちまうだろうさ! 縞瑪瑙姫は答えない。一切に、応えない。言い返せないのではない。おそらくだが――お姫様は猟兵が想定している以上に――。底が見えたペテン師なんざ、ちっとも怖かねぇ。
聖なる泥濘が――旧人類の残滓が――大罪の化身として波打った。右の掌、構え、放たれた衝撃によって防いで、散らし、水たまりの『影』を暴く。いや、喰らっても良いのさ。だからこそ、ほんの僅かに|融合《●●》ができる。縞瑪瑙姫を――あのクソ女を――探すのには『これ』が必要不可欠なのだ。思念をリンクさせりゃ、|普遍的無意識領域《ソウルボード》の中ですら逃げ回――?
汝、随分と謂ってくれたな。汝に対しては最早、加減など要らぬ。
確実に、此処で、殺してくれよう。話し合いは無意味なのだろう?
先に揮われたのは何方の刃だったのか。
いや、何方にしても――両者、傷を負ったに違いない。
失敗
🔴🔴🔴
虻須・志郎
これが永劫、深淵の正体か?
土を捏ねたきゃ山奥で壺でも焼いてろ
片っ端から叩き壊してやるからよ
挑発しながら聖なる泥濘に吞み込まれつつ
内蔵無限紡績兵装でシェルターを繭の様に編んで
泥濘の侵食を遅らせ耐えてインセインで情報収集
奴の場所、状態、パターン、兎に角全てを!
侵食が緩んだ所で地形破壊し道を造る
今度はこっちの番だ――邪神を召喚し姫を陽動
『破滅も帰還も、汝れにはまだ早い……今は戯れようぞ』
俺は目立たない様に先生からの『贈り物』を解放するぜ
集めた情報から泥濘を無効化する奇跡をお見舞いだ
人間を止めた泥濘を掻き分けて
ロープワークで一気に距離を詰める
晒した邪神に気を取られたな
騙し討ちだァ? そうだよ
ンなモンに迎えられて賢者になる位なら
俺達は愚者でいい――覚悟は出来てんだろうな?
サイキックハーツの伝授なら先生に聞くから安心しろ
代わりに第六の猟兵って奴を教えてやる
SHIROGANEの拳を怪力で握り締め
暴力的な捨て身の急所突きで奴の傷口を抉り否を叩きつける!
テメェは終いだ
人間を舐めるなよ、|怪物《ネオカダス》
深淵――人間のような面をしているだけの――永劫、正体を暴いてみたならば、いっそ枯れ尾花の方がおそろしい。土を捏ねたきゃ山奥で壺でも焼いてろ。壺が嫌なら蟲毒でもいいぜ。片っ端から、一切合切、叩き壊してやるからよ。虻須・志郎、猟兵は挑発をしつつも決して油断などしなかった。何せ、怖くはないにしても『強者』相手だ。最悪の場合、油断ひとつで食い殺されても文句は言えない。聖なる泥濘に呑まれ――されど、焦らず。蜘蛛が繭にこもるなんざ、初めてだろ。侵蝕を遅らせ、可能な限りの情報を……お姫様の『動き』を蒐集していく。場所も、状態も、パターンも、何もかもを皿の上に! はん、これくらいなら、宇宙に比べりゃ、深海に比べりゃ|残滓《●●》みたいなものだな。侵蝕が緩んだところを見逃してやる筈がない。泥濘を裂き、過去を割り――道を拓いてやれば良い。
汝、様々なものを見てきた様子だが、危うい橋を如何して渡ろうとするのか。問答を仕掛けてきたのか、或いは、純粋なお話なのか。縞瑪瑙姫の姿を確認したオマエは何方にせよ攻撃の手を緩めなかった。今度はこっちの番だ。お互い、遊び足りないだけなんだろうよ。召喚された|邪神《かのじょ》の奔放さ。正月休みを失くしても、尚、その自由は殺せない。破滅も帰還も、汝れにはまだ早い……今は戯れようぞ。踊り始めた|偃月《バルザイ》に付き合ってやれ。教祖が如何して『神』に異を唱えられるのか。ほう……流石は教祖、流石は姫、志郎、これを抑え込むのは少々面倒だ。つまりは、時間稼ぎは僅かだけ。されど、僅かでも十分だ。解放された贈り物の奇跡は――成程、冒涜的な土産と謂えよう。
|局外者《アウトサイダー》へと降り注ぐ、嗚呼、鏡面の煌めきについては描写が不要なほどに毒と思えた。聖なる泥濘は最早、泥濘の塊でしかなく。猟兵にとって、知的生命体にとってソレは巨大なプールよりも泳ぎ易いか。気を取られたな? 騙し討ちだァ? そうだよ。俺はこれでも人なんだ。人間らしく、戦ってやるさ。それに……ンなモンに迎えられて賢者になるくらいなら、俺達は愚者でいい――覚悟は出来てんだろうな?
汝……よかろう。汝が、私を化け物だと解釈するならば、
私は汝のそれに付き合ってやろう。
サイキックハーツの伝授なら先生に聞くから安心しろ。代わりに第六の猟兵ってやつを教えてやる。握り締めてやった|拳《SHIROGANE》の行方――神すらも殺してみせると、只、暴力的なまでに。これが俺からの『否』だ。叩きつけてやるよ!
捨て身の一撃だ。肉を切らせて骨を断て!
濡れた偃月の光輝すらも、見よ、オマエの証であった。
テメェは終いだ。人間を舐めるなよ、|怪物《ネオカダス》。
苦戦
🔵🔴🔴
イージー・ブロークンハート
胡麦【f31137】と。
ああ、これだけは赦すことができない。
安寧かもしれない、救いかもしれない、永遠の天国かもしれない。
自分のままが保存されて、瑪瑙の一層になることは、聖なるかなと語られる神話になるほどに名誉なことなのかもしれない。オレは弱いから、祝福はきっと知えぬほど甘美だ。
――だからこそオレは、それだけは自分に赦すことができない。
オレの硝子と、あんたの縞瑪瑙はよく似てる。
あんたはそれを祝福としたけれど、オレは呪いと忌んだ。
だからあんたの安寧にだけは乗れない。それだけはできない。
受け入れれば。
オレが家路を絶ったことも、旅も、経験も、全部、無意味になる。
何かに飲み込まれてくっついて、同じものになるため、だったなんて。
それだけは耐えられない。
硝子を砕こう。縞瑪瑙よりもみっともない結合を。壊れるべきだったもののように。
まとわりつく安泥を弾きとばそう。
――胡麦、いける?
返る剛気な笑みに頷きを返す。
ああ。
ただ今を。
同じでなく、別である喜びを分かち合うために。
あんたとは分かち合えないよ、縞瑪瑙姫。
百海・胡麦
イージー殿・f24563と
襲う波にUCを蒔き働き掛け
勿論よ。イージー。
よく似てる
負けらんないね
泥濘と生死の差は何だろね
アタシは想う。精神と物体ただその在り方と
UDCアースを愛す大祓骸魂
彼女は穴を埋める家族を求めるようだった
妖は忘却に薄れちまう
…あれも魂が列を成したね
貴方たちは?泥濘よ
巨きな存在に何を感じとった
肉は他の種になる
姫に委ねるが望み?
同一化、姫はなぜ分離を繰り返せる
魂らにその自由はないと?
なればたったのひとりじゃないか
姫、泥濘は。
海よ意志が意地が芥と泳ぐなら
ちょいと見せてよ、あんたたち
永劫だ。妖よりよっぽど強い命だろ
アタシもあんたも他所者さ
薄灰に与えられた『温』に
焔纏わせ宿る魔を裂く
身に灼く焔とさんざ闘ってきた
痛みは引き受けるよ
イージー殿の声に応う
違いに笑み溢れる
好い貌、愛する硝子剣士よ
共に剣揮う
アタシは今このひとと生きる時間を楽しみたいの
故郷の彩はまっすぐ見たい
相席なら好いけど糧になるなら畑くらい選びたい
姫様、|生《違い》を愛せぬ貴女とは。
ふふ。彼岸にいれば手を振るわ
他者として
死がふたりを――。
砂漠――或いは、大海に――銀色の針を落としてみせた。其処に何が存在していようとも、底に何が溜まっていようとも、ひとつの針が存在している事を嘘とは言えない。仮に、ちっぽけな力の欠片なのだとしても希望を描くには十分だった。ああ、これだけは赦すことができない。安寧なのかもしれない、救いなのかもしれない、永遠の楽園なのかもしれない。自分のままが保存されて、割れないように保管されて、瑪瑙の一層となることは……聖なるかなと語られる神話になるほどに、星座になるほどに名誉なことなのかもしれない。オレは、オレの弱さを知っているつもりだ。だから、祝福はきっと知りえぬほどに甘美なのだろう。イージー・ブロークンハートの心身は硝子なのだから、この、ほんの微かな頷きが出てしまってもおかしくはない。されど、縞瑪瑙姫は猟兵の『強さ』を認めている。認めているからこそ、続く言の葉を待っていた。……だからこそオレは、それだけは自分に赦すことができない。オレの硝子と、あんたの縞瑪瑙はよく似てる。あんたはそれを祝福としたけれど、オレは呪いと忌んだ。だから、あんたの安寧にだけは乗れない。それだけはできない。ほう……ならば汝、証明してみると良い。汝等の今こそが最も尊いのだと……!
肯定と否定がサイコロを投げ、出た目を競い合っているかのようだ。運命と偶然だけでは飽き足らず、様々な概念どもがゲームに興じている。……オレがあんたを受け入れれば、家路を絶ったことも、旅も、経験も、全部が全部、無意味になる。何かに呑まれ、何かに溺れ、くっついて同じものになるため、だったなんて、それだけは耐えられない。砕け、ああ、身を砕け、硝子を粉砕せよ。縞瑪瑙よりもみっともない結合を――壊れるべきだったもののように。纏わりついた安泥を弾き飛ばせ! ここには銀色だってついているのだ。胡麦――いける? 勿論よ、イージー。よく似てる。負けらんないね。
泥濘と生死の差は何だろうね。アタシは想う。精神と物体――窮極的には二元論のような――ただ、その在り方と。ふと、頭の中に過ぎったのは童のような格好の彼女。大祓骸魂は|世界《UDCアース》を愛していた。彼女は穴を埋める家族を、ぬくもりを求めるようだった。妖は忘却に薄れちまう……あれも、魂が、生命が列を成したね。貴女は? 貴方たちは? 泥濘よ。この語りはお姫様に向けた『もの』ではない。あまりに巨大で、強大な、旧人類の残滓に対しての言の葉だ。貴方たちは何を感じとった。肉は他の種になる。姫に、彼女だけに、それを委ねるのが望み? 同一化、一体化、姫はなぜ分離を繰り返せる。なぜ、泥濘を操る事ができる。魂らにその自由はないと……? 汝、少なくとも、混濁した彼等、彼女等は、私の言の葉に心底から――? なれば、たったのひとりじゃないか。姫、泥濘は。海よ、過去よ、意志が意地が芥と泳ぐなら、ちょいと見せてよ、あんたたち。永劫だ。永久だ。妖より――よっぽど強い命だろ。……汝ら猟兵は強いだろう。私も、強いのかもしれん。だが、汝ら――生命に期待をし過ぎではないのか。それを酷だと謂っている。
アタシもあんたも余所者さ。地獄にも、天国にも、アタシらの居場所はないよ。燃え、灼かれ、それでも尚、揮われた『温』のカタチ。さんざ闘ってきたのだ。たとえ、我が身が融けようとも――痛みはしっかり、引き受けるよ。誰かの声はこの為に。彼からの言の葉こそ今の為に。剛毅に、唯々、微笑んで。返ってきたのは頷きだ。
ああ――ただ、いまを。
同じでなく、別である喜びを分かち合うために。
あんたとは分かち合えないよ、縞瑪瑙姫。
裂くように、斬るように。
硝子の涙が落ちると同時に――如何やら、おまじないは届いたらしい。好い貌と好い貌が重なり合って、きらりと、愛らしさだけが軌跡となった。アタシは今このひとと生きる時間を楽しみたいの。故郷の彩はまっすぐ見たい。相席? 好いけど……糧になるなら畑くらいは選ばせて。姫様、|生《ちがい》を愛せぬ貴女とは――。
そうか。これが、汝らか。
汝らが『そう』なら『|私《しまめのうひめ》』は認めよう。
ふふ……彼岸にいれば手を振るわ。
他者として。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
上野・イオナ
エテルネ(f36956)と
おぉ、聞きたかった呪文だ。
──フタグン-エイ、エイ、エイ、エイ!
ってね。
で先制攻撃の対処か。
【亜空間創造】【アサイラム移動】
技能レベルが低くても僕ひとりぐらいならちっちゃい亜空間にスッ…ってね。
縞瑪瑙姫さん、その神様を信仰するなら千の貌に笑われないように気をつけといた方がいいよ。
UC【奇蹟『他ユーベルコードの奇蹟化』】使用
効果で最初に奇蹟に込めた【バトルキャラクター・イオナカスタム】と【奇蹟『共有者の加護』】を同時使用
推しの姿を模した君ならきっと来てくれる。エテルネお願い! 博物館のワールドデータを出して!
次に【極彩色の流動】と【バトルキャラクターズ】を同時使用
キャラは邪神の依代に
流動も混沌の化身説あるからね。そうじゃなくても邪神は相手の事を笑ってくれるでしょ。
荒は多いけど出来るだけ呪文の邪神の元ネタを再現した上でメタ的にその元ネタを知ってそうな別の邪神に任せるUCを使うので、僕たちは亜空間から出てから全力で逃げます。
あれ、狂信者は死ぬからね。
※アレンジ歓迎
エテルネ・イミタージョ
イオナ(f03734)と
先制攻撃はイオナの対処後の召喚で呼び出される事で対処
って狭っ! 何処ここ!? なんか前の姿に戻ってるんだけど、|オリジナル《イオナの推しキャラ》を気にして髪色変えたのに。
えっ、博物館?
急に言われても準備出来てないわよ。
美術館のワールドデータならすぐ用意出来るけど代わりにならない?
状況は飲み込めないけど言われるがままにUC【ワールドデータ:ホラーミュージアム】を使用
イオナに言われて短時間の作業で、石像系のオブジェクトは多めにちょっとだけ博物館っぽく改変。
これぐらいイオナも頑張れば自分で用意出来たでしょうに。
とりあえずお友達はオブリビオンを捕まえに行って。
本当に博物館の為だけに召喚されたのでよく分からないまま、イオナに抱き抱えられて逃げます。
お姫様抱っこして貰うのは少し嬉しいけど……。
結局ナニコレ?
※アレンジ歓迎
神と教祖が殴り合いをしている。
邪神とオブリビオンが潰し合いをしている。
違う。オマエはおそらく現状を把握してしまったのだ。
――混沌と混沌が、互いを、嘲り合っている!
猿虎蛇を彷彿とさせる――正体不明を彷彿とさせる――主人公に名付けを行ったのはいつの頃だったのか。ある種、己の分身として落とされた何者かは旅路を往けと強いられたに違いない。おぉ、聞きたかった呪文だ。フタグン-エイ、エイ、エイ、エイ! ってね。あえて途切れさせたと謂うのに、あえて中途半端にしたと謂うのに、上野・イオナ、虹を描くように続けてみせた。それに釣られたのか――或いは、共鳴したのか――聖なる泥濘が、波濤が、より膨大となって圧し掛かる。……おっと、思っていた以上に効果があるようだね。でも、対策はちゃんと考えてきたよ。ひどく小さな『門』では在るのだが、窮極と描写をする事はできないが、しかし、ひとをひとつ隠すくらいならば――お邪魔させるくらいには上等な広さと謂えよう。スッ……と、音なく|消滅《●●》し、呼吸を整えに行くとよろしい。縞瑪瑙姫さん、その神様を信仰するなら千の貌に嗤われないように気をつけといた方がいいよ。さて、此処でお姫様、首を傾げてみせた。汝、何を謂っている……?
奇蹟の存在を証明する為には、嗚呼、自分自身で埒外性を揮わねばならない。思い入れのある何者かの召喚については三度の飯よりも素早く可能だろう。推しの姿を模した君ならきっと来てくれる。エテルネお願い! へ……? 不意に引っ張られ、かるい目眩を覚えたのか。エテルネ・イミタージョは少々の|召喚酔い《●●●●》を味わった。……って狭っ! 何処ここ!? なんか前の姿に戻ってるんだけど、|オリジナル《イオナの推しキャラ》を気にして髪色変えたのに……。来て早々申し訳ないんだけど、博物館のワールドデータ出して! へ? は、はくぶつかん??? きゅうに言われても準備できてないわよ。美術館のワールドデータならすぐ用意できるけど……? 代わりとしては上出来だろうか。呑み込めないなら呑み込めないなりに|埒外性《ユーベルコード》を発揮すると宜しい。い、言われた通りにできたかはわかんないけど、一応、それっぽくはしてみたよ。ほら、あの石像、なんか怪物の皮を被っているみたいでしょ……? 次元の狭間でいったい何を啜っているのか。いや、そもそも、これくらいなら彼にだって可能な筈だ。あ、とりあえず、お友達は……? 捕まえに行かなくとも、ああ、お姫様はどっしりと坐している。
困惑と目眩の中で嫌な予感を覚えたのは気の所為ではない。まるで、無理やり争いを起こそうとして――生ける炎を招こうとして、舌を噛むかのような、致命的な失態。いや、だが、その予感が成功と似たような結果を招くのであれば問題はないのだろう。
へえ……流石はお姫様、覚悟はできているらしいね。準備も出来たことだし……。数字ひとつひとつが重なって、贄となり、現れた存在は果たして『なに』なのか。極彩色に流動し、蠢動し、粘つくそれは果たして『なに』なのか。これも|化身《●●》説があるからね。そうじゃなくても、彼等は相手のことを嗤ってくれるでしょ。成程、オマエの『粗』が齎したのはひとつの混沌だ。混沌が、混濁が、何をするのかは曖昧だが――残された手段は遁走しかない。まったく、誰が如何して、完全をふたつほど用意しろと口にしたのだ。
汝、汝ら、心の底から、嗤ってやろう。
もう一度説明すべきか?
『|私《しまめのうひめ》』は|新しきカダス《ネオカダス》の教祖なのだ。
ふえ??? い、イオナ??? いや、そうしてくれるのは嬉しいんだけど??? 結局ナニコレ??? わからない。わからないが、彼の顔色はあまり宜しくないようだ。しかし、これが元ネタとやらの通りならば――殺し合いの余波で発狂するかもしれない。怪物を嗾けてきたのだ。偶像を壁にしていたのだ。
……これ、やっちまったかもしんない。
成果としては変わらないけど。
苦戦
🔵🔵🔴🔴🔴🔴
真梨木・言杷
ひとかたまりの永劫、か……少し前までの私なら、頷いていたかもしれない。私も命は惜しいんだ。けどね。啓蒙とやらに身を投げて、ひとつになるとして……オマエ達と同席なんて、死んでも嫌だね。来なよネオカダス、決着をつけてやる。
敵の命令に逆らった私には「聖なる泥濘」の攻撃が来るだろう。残った『九字傀儡遠隔義体』は【陽動】と盾代わりに。義足とパワーアームユニットを使った【軽業】と【逃げ足】で部屋中を跳び回り、可能な限り回避を試みる。それでも全ては避けきれないだろうけど、泥濘に呑まれたパーツは即座に【切断】し、足は止めない。どうせサイボーグだ。今の私は死に物狂いでね。
目的は【時間稼ぎ】。後は同じだ。私に他の手札は無い。悪いけど、|力押し《BRUTE FORCE》で行かせてもらう。
ああ、ようやく分かったよ。これが私の|真の姿《埒外性》。|真梨木言杷《無限の猿定理》は|パズル《総当たり》が得意だ。きっと、この世で誰よりも。
さて、今度はこっちが命令する番だ。もう言葉は尽くし終えたから、ひと言だけ。
死ね。
残りの手札は一枚だ。
悪いけど、|力押し《BRUTE FORCE》で行かせてもらう。
爆ぜる。とける。泥団子のように呆気なく。
いろはにほへと、ちりぬるを――順々に並べてみせたとしても、本来、その正体にはぶつかれない。されど、横紙破りを可能とすれば、真梨木・言杷、猟兵はきっと抗える。ひとかたまりの永劫、サイキックハーツ、か……少し前の私なら、目が眩んでいた私なら、頷いていたのかもしれない。私も命は惜しいんだ。だから、サイボーグになっているのかもしれない。けどね。啓蒙とやらに身を投げて、聖なる泥濘とやらに身を投げて、ひとつになるとして……オマエ達と同席なんて、蟲毒にもなれないなんて、死んでも嫌だね。来なよネオカダス、かかってこいよ縞瑪瑙姫、決着をつけてやる。ほう……汝、顔色が変わったな。顔つきが変わったと表現してもいい。つまり汝は『覚悟』とやらを完全に理解したというわけか。従え――などと、お姫様は口にしたが、それが無駄な事くらいは把握していた。故に、異教徒には――拒絶をする者には、波濤とやらがお似合いである。ああ、知ってるさ。私はどこまでも臆病者なんでね。まあ、臆病者だからと謂って――窮鼠をしないわけにはいかない。
盾の代わりに残しておいた|義体《からだ》に感謝せよ。泥濘を刹那程度でも受け止めてくれたのだから、成程、猿のように跳び回るならば現と謂えるのか。……汝は如何やら仏の掌の上で戯れるのが得意らしい。いいや、これでもけっこうギリギリでね。オマエの力は……埒外性は、おそろしいほどに本物で、正体不明なんだよ。触れた。触れてしまった。されど、嗚呼、猟兵はちゃんとサイボーグなのだ。腕の一本や二本、|切断《くれ》てやれ。どうせ死ぬ時は死ぬんだ。死に物狂いをしてやるよ。汝、何をしている。違うな。何を仕掛けるつもりだ。私は今すぐに、汝を迎える為に――?
ああ、ようやく分かったよ。これが私の|真の姿《埒外性》、|真梨木言杷《無限の猿定理》は|パズル《総当たり》が得意だ。きっと、この世でも、あの世でも、誰よりも。歌え、歌え、|悪鬼《Rumpelstilzchen》のように。さて、今度はこっちが命令する番だ。もう言葉は吐くし終えたから、ひと言だけ。
死ね。
汝、汝等……猟兵よ。
最早、『|私《しまめのうひめ》』は二度とないが。
最早ないが――汝等の回心を、死しても尚、期待する事にしよう。
死滅のとき、来たれり! されど、ネオカダスは不滅である!
縞瑪瑙姫――ネオカダスの教祖は――彼女は、泥のように死んだのだ。
成功
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