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焼肉奢るからよろしく!

#UDCアース

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#UDCアース


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●ちょうど貰ったんだよねタダ券
「みんな! 今から、UDCアースに向かってもらえるかな?」
 明らかに『また、ずっこけただろ?』と言う傷を顔に付けて、グリモアベース に姿を見せたリクオウ・サナダ(すっとこどっこい宇宙船整備士・f05962)は、猟兵達に訊ねる。
「邪神教団の拠点が見つかってね、今なら油断している筈だから、奇襲をかけることで、その拠点を潰せると思うんだ。叩ける時に叩いておいた方がいいからね」
 拠点の中心となるオブリビオンを撃破出来れば、その拠点のオブリビオンだけではなく、周辺のオブリビオンの弱体化も出来るだろうとリクオウは続ける。
「この拠点のリーダーは、高位の教団員が邪神の力を身に宿しオブリビオン化した『膨らむ頭の人間』……仮に『高司祭』としておこうか。『高司祭』を倒せば、この拠点は無力化出来るんだけど、高司祭が居る『高司祭室』に繋がる大広間には、15体の『ロッジ・ゴーレム』が居るんだ。ロッジ・ゴーレムを殲滅させないと先に進むのは無理で、面倒なことにどうやら防御力に偏った護衛戦力みたいだから、時間がかかるかもしれない」
 時間をかけ過ぎれば、高司祭に反撃のチャンスや逃走の時間を与えてしまうかもしれないとリクオウは顔の傷を掻く。
「邪神教団の勢力拡大は、防ぎたいからね。好機は逃せないんだ、一気に片付けて来てもらえないかな? あっ! そうだ! ちょっと待ってね」
 リクオウは思い出したようにに、ズボンのポケットを両手で漁ると、ポケットから束になったチケットを取りだす。
「これ! UDCアースにある、チェーン系列の焼肉屋さんの焼肉食べ放題のタダ券なんだけど、この拠点の近くにもあるんだ! 焼肉屋さん! 拠点を潰して来てくれたら、みんなにあげるからさ! 気持ち良く勝利して、焼肉食べに行こうよ!」
『平和を守って焼肉を!』
 そんなキャッチフレーズが付きそうな頼み方で、リクオウは人の良さそうな笑顔を浮かべた。


陸野蛍
 皆様、こんにちは。
 焼肉は、カルビが好きな陸野でございます。

 今回は、UDCアースに向かい、邪神教団の拠点を強襲して壊滅させてください。
 まあ、ぶっちゃけ、ご褒美の焼肉を堪能する為に、力一杯お腹を空かせて来て下さい!
 いい運動になる筈です!

 シナリオ構成は、
 第1章『ロッジ・ゴーレムとの集団戦』
 第2章『膨らむ頭の人間『高司祭』とのボス戦』
 第3章『焼肉食べ放題』
(第3章のみ、お声掛けがあればリクオウもパーティーに顔を出します)
 となります。

 ですが、猟兵たちが途中でオブリビオンに返り討ちになる様な事があれば、そこでシナリオは終了。
 次の章に進むこと無くバッドエンドを迎えます。
 皆様、油断することなく、お腹を空かせて焼肉食べ放題に行けるように頑張ってください。
 同時描写が希望の方はお相手様の名前の表記をお忘れ無き様に宜しくお願い致します。

 それでは皆様のお腹の空くような、楽しいプレイングをお待ち致しております。
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第1章 集団戦 『ロッジ・ゴーレム』

POW   :    ゴーレムパンチ
単純で重い【コンクリートの拳】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    サンドブラスター
【体中から大量の砂粒】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ジャイアントロッジ
予め【周囲の無機物を取り込んでおく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

甘夏・寧子
【SPD】
へぇ、焼き肉ねぇ。そういう報酬は大好きだよ。さて、じゃあ、成功させるために頑張りますか!!

基本はスピードを生かして手数で攻めようか。
相手の装甲は固そうだけど、銃弾が通る柔らかい部分もあるかもしれない。探りつつ相手のダメージを稼ぐよ。
もし連携がとれる味方がいるなら共同戦線を張ろうか。
攻守のバランスが取れるならそれに越したことはないんだけどね、そこは実戦次第か。
まぁ、攻撃は最大の防御とも言うし! 仲良く敵をぶっ飛ばすのもアリだね!



●焼肉前のゴーレム退治
 UDCアースのとある街。
 特に目立つことなく、その邪神教団の拠点は建っていた。
(「焼き肉ねぇ。そういう報酬は大好きだよ。さて、じゃあ、成功させるために頑張りますか!!」)
 ロングの金髪を靡かせ、そんな風に考えながら教団の扉に手をかけるのは、甘夏・寧子。
 一緒に転送された猟兵達を見れば皆頷く。
 それを確認すると、寧子はゆっくりと扉を開く。
 大きな広間。
 周りを見回せば、彫刻のように周りに配置された石人形。
『バタンッ!!』
 猟兵達が全員侵入し終えると突如閉ざされる、扉。
 そして、瞳を光らせ動き出す『ロッジ・ゴーレム』達。
「お待ちかねって、感じかい? それならそれで話が早い。みんな、行くよ!」
 仲間達に声をかけると、寧子もブラスターを手にし、素早い動きで引鉄を引いて行く。
「攻撃は最大の防御とも言うし!  仲良く敵をぶっ飛ばすのもアリだね!」
 敵は15体。
『大司祭』に逃げられる訳にもいかない。
 寧子は、ブラスターのグリップを強く握りしめた。

成功 🔵​🔵​🔴​

トリトニア・リトルフィールド
焼き肉が……食べ放題!?
いいんですか? 私すっごく食べますよ? いいんですよね? やったー!
嗚呼、カルビタンにハラミに……いろんなお肉を際限なく食べられるなんて。夢のようです……はっ!? も、もちろんお仕事もがんばりますよ!
集団戦とのことですから、やっぱり頭数は多いほうがいいと思うんです!
というわけで、『もふもふ軍団』を呼んでお手伝いしてもらいましょう。
あの子たち、すっごく避けるのが上手いんですよね。
動物さんたちには体当たりで敵の気を引いたりしつつ、基本的には回避に徹してもらいます!
そうすれば、相手の攻撃の隙をついて他の人が攻撃できそうです!



『焼き肉が……食べ放題!? いいんですか? 私すっごく食べますよ? いいんですよね? やったー!』
 依頼を聞いて、こうグリモア猟兵に詰め寄ったのは、トリトニア・リトルフィールド(私の食欲は海のごとく・f09248)だ。
 食べることがとっても大好きなトリトニアにとってはこの依頼は、凄まじく魅力で……勿論、戦闘のことではないけれど。
(「嗚呼、カルビタンにハラミに……いろんなお肉を際限なく食べられるなんて。夢のようです……はっ!? も、もちろんお仕事もがんばりますよ!」)
 夢見心地になりながらも、『みんな、一緒に頑張ろうね!』と『もふもふ軍団』を呼んで戦闘に協力してもらうのも忘れない、トリトニア。
「動物さん達には敵の気を引いたり、基本的には回避に徹してもらいます。そうすれば……」
 言いつつ戦闘用フォークでロッジ・ゴーレムを攻撃する、トリトニア。
「こうやって、わたしが攻撃できます。あっ、勿論、焼き肉屋さんでは別のお箸使いますよ」
 そう言って、トリトニアは恥ずかしそうに笑う。

成功 🔵​🔵​🔴​

イデアール・モラクス
ジローの奴が焼肉を食わせてやるなどと言うから何かと思えば…フン、こういう事か。
まぁいい、くだらん教団などさっさと潰して焼肉を喰らおうではないか!

・戦法
「石くれ共がうようよと…目障りだ、跡形も無く溶かしてくれよう!」
遠距離から全力魔法、高速詠唱、属性攻撃の効果を乗せたウィザード・ミサイルを斉射。
数には数、防御力には火力をぶつけ、徹底的な攻撃でゴーレムを一掃する。
「燃えろ燃えろ!石だろうが何だろうが私の焔で溶かしてやる、何ならコイツらで焼肉でもやるかぁ?
アーハッハッハ!」
追憶の長銃で更に追撃射撃、圧倒的な火力を見せてやる。


ジロー・フォルスター
「焼き肉のチケットくれるって仕事があるんだ。イデア行かねえ?」

人間の中で暮らしてきた俺だが、
猟兵になって縁のできた同族のイデアールを誘って参加するぜ

「うし。じゃあとっとと片付けちまおう」

・戦術
ゴーレムから距離を取って逃げ足で攻撃を受けないようにしよう

味方のサポートをするぜ
仲間の怪我は聖痕と医術で治すからな

ロープワークを用いた鞭(拷問具)はゴーレムに効きそうにないが…
パンチを受けそうな仲間を射程外に引きずり出す事ならできるかもな
「危なかったな。怪我はないか?」

「あの砂、厄介だな」
サングラスがあって良かったぜ
腕で口と鼻を塞ぎながら『咎力封じ』でサンドブラスターを封じる
これでちっとは戦い易くなったろ



(「ジローの奴が焼肉を食わせてやるなどと言うから何かと思えば……フン、こういう事か」)
 イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)が、この教団強襲作戦に参加したのは、知り合いのジロー・フォルスター(現実主義者の聖者・f02140)に気さくに声をかけられたからだ。
『焼き肉のチケットくれるって仕事があるんだ。イデア行かねえ?』
 あくまで教団の拠点を潰すお仕事なのだが、ジローにとっては焼き肉が先に来ていたようだ。
 それでもイデアールは同行することにした。
「まぁいい、くだらん教団などさっさと潰して焼肉を喰らおうではないか!」
 肉が嫌いでも無ければ、教団を潰すこともやるべきことだと思っているから。
「石くれ共がうようよと……目障りだ、跡形も無く溶かしてくれよう!」
 炎の魔法の矢を幾本も奔らせて、イデアールは高らかに笑う。
「燃えろ燃えろ! 石だろうが何だろうが私の焔で溶かしてやる、何ならコイツらで焼肉でもやるかぁ? アーハッハッハ!」
「待てよイデア、そんなもので焼肉焼いちまったら、肉が焦げちまって喰えたもんじゃないぜ」
 苦笑しつつ言いながら、ジローはロッジ・ゴーレムの攻撃を受けた仲間の治療を行う。
「危なかったな。怪我はないか?」
 仲間を労わりつつ、ロッジ・ゴーレムを観察し続けるジロー。
「あの砂、厄介だな」
 手枷、猿轡、拘束ロープ、咎人殺しの技をもって、ジローはロッジ・ゴーレムの攻撃手段を奪っていく。
「うし。じゃあとっとと片付けちまおうぜ、イデア」
「分かってる。こんな奴等に時間をかけるのも時間が惜しい。さっさと終わらせて焼肉といこう。アーハッハッハ!」
 炎を自在に操る魔女イデアールが高らかに笑えば、ロッジ・ゴーレムが赤き炎に包まれる。
 ジローがサポートに徹することでイデアールは更に自由に暴れることが出来る。
 ダンピール2人、これはこれで息はあっているようで、ジローの前でイデアールに攻撃が向くこと無く戦闘は進んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

河南・聖
焼肉ですか~。
ギュウタンが美味しいって聞いた事ありますね。
よし、美味しいご飯の為に頑張りましょう!
いや、ご飯が無くても頑張りますけどね?

さて、まずはゴーレム15体ですね。
……鉄、ではないですよね?
弱点は何でしょう……?
雷が効きそうな感じではないですし、物理?
でもゴーレムって大体腕力凄いイメージですし、
しかも集団が相手なのでなるべく射程外を維持するように立ち回りたいんですよね。
よし、燃やしますか。
【全力魔法】でいけば大抵のものは燃えるはず!
後は囲まれないように注意、ですね!



(「焼肉ですか~。ギュウタンが美味しいって聞いた事ありますね。よし、美味しいご飯の為に頑張りましょう!」)
 紫の美しい瞳を輝かせながら、河南・聖(始まりの白き翼・f00831)は全力で魔法を放つ。
(「いや、ご飯が無くても頑張りますけどね? 邪神教団さんは迷惑ですから……それにしても」)
「ゴーレム1……鉄、ではないですよね? 弱点は何でしょう……? 雷が効きそうな感じではないですし、物理?」
『夢幻剣スノークロス』を横に薙ぎながら、聖は考える。
「集団が相手なので、なるべく射程外を維持するように立ち回った方がいいですよね? よし、燃やしますか」
 バックステップし、壱度ゴーレムと距離を取ると、聖はユーベルコードを発動する。
「紅蓮の竜よ、お願い!」
 聖自身の魔力を凝縮し形成した『紅蓮の竜』を生み出すと一気にロッジ・ゴーレムに放つ聖。
「これで、一気に燃え尽くされてくれればいいんですけど」
 炎の竜が蹂躙した後には、数体のロッジ・ゴーレムが燃え尽き石くれとなっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

奏舞・虎太朗
ことり(f01205)ちゃんと連携

え、焼肉? い、いいけどおれの奢りでしょ…? …違うの?
はっ…これってもしかしてデートのお誘い!?
おれ今デートに誘われて――痛い!
やめて冗談だから!! 向こう脛はやめて!!
…そんな会話をしたのがついさっきのことだった

もう完全に騙されたよね
何でおれ戦場にいるの?
やれって言われればやるけどさぁ!

ゲームデバイスを操作
自身の分身であるトラのアバターを召喚する
主にことりちゃんの援護と支援
ことりちゃんは強い(あと怖い)けど、無防備で心配だから
後ろにおれが控えておくので派手にやってくださいね

他の仲間が苦戦しているようならサポート
足手まといにならないように、声掛けは確りするよ


榛・琴莉
虎太朗(f01104)先輩と組み。
「先輩、焼き肉行きましょう」
タダ券を貰えるアテがありまして。
…デート?寝ぼけてますねこの先輩。
さっさと起きてください(ローキック)

現場到着…なんですか先輩、煩いですよ。
別に騙してないです、(仕事もあるとは)言わなかっただけです。
ほら、ぴよぴよ喚いてないでちゃんと構えてください。
死んだら焼き肉どころじゃないですよ。

先輩、援護頼みます。
手近なゴーレムを狙い、一気に距離を詰めて【ポイント・ブランク】。
【鎧砕き】【2回攻撃】で、どうにか押し切りたいところですね。
先輩の援護と【オーラ防御】で敵の攻撃に対応しつつ、
ヒット&アウェイで攻めていければ。

地形破壊後は足元注意。



グリモア猟兵に転送される前のこと。
『先輩、焼き肉行きましょう』
 榛・琴莉(ブライニクル・f01205)にそう言われ、怪訝におずおずと聞き返していたのは、奏舞・虎太朗(エルフのバトルゲーマー・f01104)だ。
『え、焼肉? い、いいけどおれの奢りでしょ……? ……違うの?』
 首を振った琴莉に『はっ……!? これってもしかしてデートのお誘い!?』と喰いついたら、『……デート? 寝ぼけてますね。この先輩。さっさと起きてください』と向こう脛にローキックを喰らった。
『タダ券を貰えるアテがあるだけです』
 黒い瞳で見下ろされ、そう言われれば、虎太郎に断る理由は無い。
 そして現在。
「もう完全に騙されたよね? 何で、おれ戦場にいるの?」
 ゲームデバイスを操作しながら、ぶすくれたように虎太郎が訊けば、アサルトライフル『Mikhail』の銃口から弾丸を撃ち出しながら、面倒くさそうに琴莉が答える。
「別に騙してないです……言わなかっただけです。ほら、ぴよぴよ喚いてないで、ちゃんと仕事してください。死んだら焼き肉どころじゃないですよ」
「……ですよね~。まあ、やれって言われればやるけどさぁ!」
 諦めたように呟くと、自分の分身であるトラのアバターを勢いよく生み出す虎太郎。
「先輩、援護頼みますよ」
「分かってるよ~」
 琴莉の言葉に承知の上と、アバターを琴莉のカバーと支援の為に制御する。
(「ことりちゃんは強い……あと怖い。……けど、無防備で心配だから……」)
「後ろにおれが控えておくので、派手にやってくださいね」
 後方支援に徹しながらも、虎太郎が琴莉を完璧にサポートすれば、琴莉も縦横無尽に戦場を駆けては引き金を引く。
「捉えました」
 琴莉が超至近距離で、ロッジ・ゴーレムの腹部に銃口を突き付ければ、一呼吸の後、ロッジ・ゴーレムの身体がバラバラに砕け散る。
 大量の砂粒が舞い散る中、猟兵達の勝利で大広間の戦闘は終わろうとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

井艸・与
へーえ、焼肉食べ放題?
そういうご褒美は大歓迎だ
あ、勿論邪神教団も見逃せねえしな、いやほんとに

さて、戦闘力を増強されるのは厄介だな
可能なら無機物を取り込んでる最中に邪魔をして増強を最小限に抑えたいとこだ
「マヒ攻撃」で相手の行動阻害を試みようか
もし戦闘力を増強されたとしても、相手の動きをよく見ながら行動していくぜ
相手の攻撃パターンを読みながら、攻撃を回避
「お前の動きはお見通しだぜ」
攻撃を回避しつつ、こちらが攻撃する隙をうかがう
隙を見せたらその隙を逃さず、影の追跡者の召喚で「2回攻撃」を叩き込むぜ
更に追い打ちをかけられるようだったら「傷口をえぐる」で攻めよう



『へーぇ、焼肉食べ放題? そういうご褒美は大歓迎だ。あ、勿論邪神教団も見逃せねえしな、いやほんとに』
 左耳の耳飾りを揺らしながら、グリモア猟兵にそう言って転送してもらったのは。井艸・与(人間のUDCエージェント・f03832)。
(「……さて、勝利がほぼ確定と言ったところだけど、戦闘力を増強されるのは厄介だな」)
 残ったロッジ・ゴーレムも数体を残すのみ……それも全ての個体が手傷を負い、殲滅するのも時間の問題だろう。
「けど、ゴーレム退治が目的じゃないんだよな。高司祭ってのを倒すのが目的だからな」
 対外的にそう言ってはいるが、与の目的はぶっちゃけ高司祭討伐でも無い。
(「しっかり倒して、焼肉食べ放題といこうか!」)
 周囲の無機物を取り込んで最後の悪あがきを試みるロッジ・ゴーレムに一気に接敵する与。
「お前の動きはお見通しだぜ」
 影の追跡者を召喚し、自身の五感を共有させれば、与がロッジ・ゴーレムを逃がすなどと言うミスを犯す筈が無い。
 与の銃が下ろされると同時にロッジ・ゴーレムの巨体が倒れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セルリア・ジークフォート
やっきにっくやっきにっくー!
こう、ご褒美があるってのはいいよね!頑張っちゃうぞー!
…あ、勿論無くても頑張るよ?ホントダヨ?

ゴーレム、ってくらいだしなんか鈍重そうなイメージなんだよねー
【sylpheed anthem】を使って高速移動で接近戦に持ち込んで、足元を集中的に【風圧による衝撃波】で叩いて相手の足を奪っっちゃおう

回避とかは【見切って】高速移動と合わせてなんとかしたいけど
無差別攻撃が飛んできそうなら風圧でのガードをしながら別のゴーレムを盾代わりにして向こうからも削ってもらおうか

アタシの美味しいお肉の為に!アンタ達には犠牲になって貰う!



「やっきにっく! やっきにっくー! こう、ご褒美があるってのはいいよね! 頑張っちゃうぞー! ……あ、勿論無くても頑張るよ? ホントダヨ?」
 残るロッジ・ゴーレムは1体のみ。
 セルリア・ジークフォート(響かせる旅音・f00830)のテンションも上がり気味だ。
 高司祭が控えているとはいえ、ご褒美の焼肉まで近づいているのだから。
『ゴーレム、ってくらいだし。なんか鈍重そうなイメージなんだよねー」
 戦闘前、仲間達にセルリアが漏らした言葉は、間違ってはいなかった。
 砂粒の攻撃や能力上昇はあっても、一番強烈だったのは、重いが隙も大きな拳での攻撃。
 風のように高速で動き、ゴーレムの攻撃を見切っていたセルリアがロッジ・ゴーレムから致命的な一撃を受けることは無かった。
「高らかに舞う風の精よ、その清らなる風にて魔を払え!」
 声に出し、風精の加護を纏うとセルリアは風を力に変えて、最後のロッジ・ゴーレムに衝撃波を直撃させる。
「アタシの美味しいお肉の為に! アンタ達には犠牲になって貰う!」
 その言葉が終われば、広間のロッジ・ゴーレムは全て砂に変わっていた。
「これでここは終わりだね! 早く行こう! 焼き肉の所へ……じゃ無かった。高司祭の所に早く行こう!」
 隠しきれていない本音を漏らしつつセルリアが言えば、猟兵達は高司祭室へと続く道を勢いよく駆ける。
 この先に焼き肉が……いや、人々に不幸を与える高司祭が居るのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『膨らむ頭の人間』

POW   :    異形なる影の降臨
自身が戦闘で瀕死になると【おぞましい輪郭の影】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    慈悲深き邪神の御使い
いま戦っている対象に有効な【邪神の落とし子】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    侵食する狂気の炎
対象の攻撃を軽減する【邪なる炎をまとった異形】に変身しつつ、【教典から放つ炎】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

河南・聖
うわぁ、元々人間だったはずの人があんな風になっちゃうんですね……

でも今は怪物でも元人間なら呼吸は当たり前にしていたはず
バキュームスフィアで周りの空気を奪ってしまえば少なくとも動揺は誘えるはずです!ついでに炎も消えてくれればラッキー!
その隙をついてインフェルノ・インターセクションで一気にダメージを与えちゃいましょう!

世の為人の為、そして焼肉の為に!
貴方はここで終わらせます!


甘夏・寧子
【SPD判定】

なんだい、この化け物は……。こんなんが蔓延ってたんじゃあゆっくり寛げないよ。さっさと倒して焼き肉の報酬を貰わないとね。

基本はクイックドロウを使って手数で勝負するよ。相手がこっちの攻撃に対抗してくるとは思うけど、そこは手を変え品を変えって感じで攻撃のタイミングをずらしてみたり工夫しようか。
上手くいけばいいけどねぇ。


井艸・与
さ、焼き肉まであと一息
めいっぱい腹を空かせる為にも、もう少し運動といくか

こっちの攻撃を軽減されるのは面倒だが、解除するまで寿命を削るってんならそこは利用したいとこだな
エレクトロギオンで機械兵器を召喚し、相手の動きを制限させるように動かそう
機械兵器で相手を囲みつつ、「マヒ攻撃」で更に相手の行動阻害を狙う
極力相手が身動きを取れないように立ち回り、炎を解除させず、寿命を削る方向に持ち込みたい
俺の銃は近距離から遠距離まで対応できるから、相手の様子を見つつ距離を取って動こうか
隙をうかがいつつ「傷口をえぐる」で更にダメージを与えていきたい
相手の動きをよく見て回避できる攻撃は回避に努めるぜ


セルリア・ジークフォート
さて、お肉は楽しみだけどこっからくらいは真面目にお仕事しとかないとね

基本的には【sylpheed anthem】を使って高速移動で付かず離れずの位置を保って
隙あらば接近して衝撃波を叩き込んで離脱をする一撃離脱で相手の気を引いていく戦法でいこうか

邪神の御使いが出てできたなら最優先で迎撃を取りに行って
戦場の他のメンバーの邪魔はさせないように【時間稼ぎ】くらいはさせてもらおうかな?

ああ、時間を稼いじゃうのはいいけど…勿論倒してしまっても構わないんだよね?



●焼肉の為に消えてくれ
 駆ける猟兵達の前に現れた大きな扉。
 その扉を河南・聖(始まりの白き翼・f00831)が、勢い良く開けば、中に居た人物……いや、もう人とは呼べないだろう、高司祭が侵入者である猟兵達を振り返った。
「騒がしいと思えば、ロッジ・ゴーレム達は何をやっているんだ!」
「うわぁ、元々人間だったはずの人があんな風になっちゃうんですね……」
 聖の言葉も御尤も、姿を見せた高司祭は既に人とは呼べない異形の姿だ。
「なんだい、この化け物は……。こんなんが蔓延ってたんじゃあ、ゆっくり寛げないよ」
 聖とほぼ同じ感想を口にするのは、甘夏・寧子(錦鈴の女・f01173)だ。
「こんなんと、ゆっくり戦るつもりは無いよ。さっさと倒して、焼き肉の報酬を貰わないとね」
 言うや否や、寧子は熱線銃を素早く抜くと、熱線で高司祭の左肩を撃ち抜く。
「さ、焼肉まであと一息。めいっぱい腹を空かせる為にも、もう少し運動といくか」
 寧子に続くように、井艸・与(人間のUDCエージェント・f03832)が小型戦闘用機械兵器を一気に呼び出すと、高司祭に一斉に攻撃を与える。
「お肉は楽しみだけど、こっからくらいは真面目にお仕事しとかないとね」
 セルリア・ジークフォート(響かせる旅音・f00830)が、仲間達に緑の瞳で軽くウインクしながら言うと、ユーベルコードを口にした。
「高らかに舞う風の精よ、その清らなる風にて魔を払え!」
 風精の加護を纏い、高速移動を可能にしたセルリアは、風を自身の力に変え衝撃波とすると、高司祭を吹き飛ばす程の風を巻き起こす。
「猟兵如きが私の相手になるものか!」
 高司祭は声を荒げると、邪なる炎を纏いその異形を更に醜く、しかし力強く変貌させていく。
 怒りの形相で教典を掲げると、高司祭は邪なる炎を幾本も猟兵達に向け放つ。
(「こっちの攻撃を軽減されるのは面倒だが、解除するまで寿命を削るってんならそこは利用したいとこだな……」)
 襲い来る炎を直感で見切り、ダメージを最小限に抑えつつ、与は次の攻撃タイミングを窺う。
「今は怪物、でも……元人間なら呼吸は当たり前にしていたはず。空気の有難み、教えてあげます!」
 声高に言うと、聖は両の掌から魔力を凝縮した真空の球体を高司祭に向け放つ。  聖の放った球体は、高司祭の膨れ上がった頭部に直撃すると高司祭の周囲の空気……酸素を奪っていく。
 生命である以上呼吸をするのには酸素が必要であり、異形化した高司祭も例外ではない。
 そして炎を燃焼させる為にも酸素が必要である。
 期せずして、高司祭の身体を強化し続ける炎の勢いが弱まって行く。
「 世の為、人の為、そして焼肉の為に! 貴方はここで終わらせます!」
「このタイミングなら……」
 呟き、銃を抜くと与は戦闘知識を活かし、素早く高司祭に接近し、近距離で引鉄を二度引き、高司祭の傷口を広げる。
 高司祭は苦しみながらも邪神の落とし子……炎を纏った触手芋虫を生み出すと『猟兵を攻撃せよ』と言わんばかりに、左手を猟兵達に向ける……しかし。
「みんなの邪魔はさせないよ。アタシが時間稼ぎくらいはさせてもらうよ」
 風を纏い軽やかに戦場を飛び回る、セルリアが落とし子達の接敵を許さない。
(「高司祭がこっちの攻撃に対応出来るようになったら、面倒だね。今は、みんながいい感じで翻弄してくれてるけど。ここは手を変え、品を変えって感じかな」)
 寧子はオーラの防御壁を張りながら零距離の射撃と魔法を巧みに使い分けているが、このまま簡単に高司祭が倒れてくれるとも思えない。
 元人間とはいえ、オブリビオンなのだから。
(「このまま、上手く行ってくれればいいんだけどねぇ」)
 猟兵達の苛烈な攻撃の中、それでも高司祭はまだ倒れる気配が無い。
「冷たいのも熱いのも、纏めてサービスしてあげます!」
 炎と氷、聖の両属性の連続攻撃が轟音をたてる中、少しずつだが高司祭の影が伸び、猟兵達に迫っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジャスパー・ジャンブルジョルト
荒事は他の連中に任せて、ちゃっかり焼き肉だけ食ってこうっと♪ にゃはははは!
さーて、そろそろ敵もかたづいた頃かな。
……って、まだ戦ってるぅ!? 来るのが早すぎた! やべえ、ここは一旦退却……といきたいところだが、仲間をほっぽって逃げるわけにはいかねえよな。
〈ねこだましい〉をぐびりと呷って気合いを入れた後、地面に直置きしたツィターの前で胡坐をかいて『JINGLED JUGGERNAUT』を演奏だ! 戦場で座り込むという大胆さ(たんに立った状態では演奏できないだけ)に敵もビビんじゃね? (実は自分がビビってる)

他の猟兵の引き立て役や敵の強さを知らしめる噛ませ犬役など、お好きなように扱ってください。



戦闘の衝撃で少し傾いた大扉。
 その向こうからひょっこりと顔を出す、人影と言うには少々小さいケットシーが1人。
「荒事は他の連中に任せて、ちゃっかり焼き肉だけ食ってこうっと♪ にゃはははは! さーて、そろそろ敵もかたづいた頃かな」
 戦場から帰りさえすれば焼肉食べ放題に行けるだろうと画策していたのは、ジャスパー・ジャンブルジョルト(JJ・f08532)だ。
 外にも響く轟音をたててあれだけ派手に戦闘していたのだ、もう終わっているだろうと仲間達と合流しようと思った……のだが。
 流れ弾と言うか、他の領兵達を捉え損ねた邪炎がジャスパーの顔をかすめ、自慢の灰色の毛並みを軽く焦がした。
「……って! まだ戦ってるぅ!? 来るのが早すぎた! やべえ!! ここは一旦退却……といきたいところだが、仲間をほっぽって逃げるわけにはいかねえよな」
 腹を括るとジャスパーは名酒『ねこだましい』をぐびりと呷り気合いを入れる。
「俺のツィターに酔いしれろぉーっ!」
 床に置いた黄金の竜の象嵌が施された赤いツィターをジャスパーが掻き鳴らせば

大成功 🔵​🔵​🔵​


黄金の竜が、炎のブレスと赤い爪で高司祭に襲いかかる。
 自信に満ちた表情のジャスパーだが、後ろから見れば尻尾が逆毛立っており、実は内心かなりビビってしまっているのが見て取れる。
イデアール・モラクス
ジローめ、焼肉では何を最初に頼むかだと?
「そんなもの、特上カルビに決まっているだろうが!」

・戦法
高司祭は膨らむ頭の人間…コイツは確か炎や攻撃が効き辛くなる形態に変身したな、対処法を試してみるか。
「力には代償が付き物だ、醜い姿もその一つ」
高速詠唱、全力魔法で色欲の触手を大量に召喚、高司祭を拘束する。
「そして炎を纏う異形、確かに強いが…その姿になっている代償もあるのだろう?」
動きを止め異形形態の代償を無意味に浪費させる作戦、しかし本命は…
「解いたな、馬鹿めが!」
浪費を避ける為に変身を解かせる。
解いた瞬間に煉獄の大鎌で串刺しにして傷口を抉り、噛み付いて吸血する。
「気持ちイイからって簡単に逝くなよ?」


ジロー・フォルスター
こいつが親玉
倒せば焼肉だぜ、イデアール

「イデア。お前、最初に何を頼むよ?」

くく…カルビたあ王道だな。俺はロースだ
実は孤児院に居た頃から、美味い物を無心に食べる奴を見るのが好きなんだがな

・戦術
イデアが隙を作ってくれるから、俺は全力でぶちかますだけだ

攻撃は見切りと武器受けで受け流す
敵の炎はオーラ防御と火炎耐性で防いでイデアの後につき接近

【カタストロフ】で氷柱や氷の杭を地面から生やして生成
自分の腕の血を撒き、拷問具として操って敵に深く突き刺すぜ
身に着けた技術と知識を適切に使い、暴走させねえようにな

全力魔法と高速詠唱で威力を高め、零距離射撃と串刺しで正確に狙い打つ

「猟兵達の焼肉への執念を甘く見んなよ」



「こいつが親玉だ。こいつさえ、倒せば焼肉だぜ。イデアール」
「分かっている。早く終わらせる為に、ジローお前もちゃんと働け」
 ジロー・フォルスター(現実主義者の聖者・f02140)の言葉に、浮遊する機関銃を操りつつ高司祭の動きを観察していた、イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)が答える。
「はいはい、分かってる。ところでイデア。お前、最初に何を頼むよ?」
「そんなもの、特上カルビに決まっているだろうが!」
 軽口で訊くジローに、イデアールは答えが分かり切った質問だと言わんばかりにキッパリと答える。
「くく……カルビたあ王道だな、俺はロースだ。実は孤児院に居た頃から、美味い物を無心に食べる奴を見るのが好きなんだがな……っと!」
 短刀『ジャマダハル』で襲い来る火球を受けつつ笑い声を漏らす、ジロー」
(「高司祭は膨らむ頭の人間……コイツは確か炎や攻撃が効き辛い筈たな、対処法を試してみるか」)
 高司祭の弱点に当たりを付けて、イデアールが傲慢に声をあげる。
「力には代償が付き物だ、醜い姿もその一つ。快楽の海に呑まれ痴態を晒すがいい、ヤれ! 色欲の触手!」
 イデアールの呼び声に応じ、空中に浮かぶ無数の魔方陣から淫靡なカタチの無数の触手が現れると高司祭に絡みつき、高司祭を束縛する。
「炎を纏う異形、確かに強いが……その姿になっている代償もあるのだろう?」
 束縛されても邪炎を纏い続けていた高司祭に迷いが生まれ、一瞬……一瞬だが邪炎がふいと消えた。
「解いたな、馬鹿めが!」
 狙い通りに高司祭の炎が消えた時、イデアールは既に身の丈程もある禍々しい大鎌を袈裟に振り下ろしていた。
「気持ちイイからって簡単に逝くなよ?」
 振り下ろした勢いで床に突き刺さった大鎌を手放すと、イデアールは高司祭の喉元に牙を立てる。
「イデア、上手く避けろよ。暴れ狂え……!」
 ジローの言葉と共に氷柱や氷の杭が地面から突き出し、高司祭を串刺しにする。
 本来なら制御が難しいユーベルコード……それを制御する為に、ジローは自身の腕から血を流し、咎人殺しの拷問具として操っていた。
 培った技術と知識で万が一にもイデアールを巻き込まない為に。
「猟兵達の焼肉への執念を甘く見んなよ」
 焼肉まで……いや、勝利まであと少し。
 皆がそう思った時、後ろに控える猟兵達を異形の影が襲った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

榛・琴莉
虎太朗(f01104)先輩と組み。

先輩、さっきのゴーレムは私、頑張ったじゃないですか。
今度も頑張りたいのは山々なんですけど、私だと相性悪そうな気がするんですよ。
なので此処はお願いしますね。ちゃんと援護するんで。
「うだうだ言わない」(ビンタ)
大丈夫ですって、いつも似たような奴(ゲームで)殴ってるでしょう。
ほら、早く。

使用するのは【エレメンタル・ファンタジア】。
敵の攻撃に合わせ、【全力魔法】の氷の津波で相殺を。
攻撃は先輩に任せたんですから、守りは私がしっかりしなくては。
「先輩、頼みます」
氷の津波でとにかく先輩に攻撃が及ばないように。
津波を突破された場合は【全力魔法】【オーラ防御】で耐えます。


奏舞・虎太朗
ことりちゃん(f01205)と連携

…うん、頑張ってたね
いやいや、大丈夫だよことりちゃんならやれるやれる!
できるできる! どうしてそこで諦めるんだ!
アッ痛い! やめて激しい!
うっうっ、おれ先輩なのに…
涙目になりながらも指示通り動きます
…おれに当てないでね?

賢者の影で敵を攻撃
おれたちの焼肉パーティーのためにやられてくれるかな?
なんて質問を投げかける
口ではあんなこと言ったけど、ことりちゃんが守ってくれるのは心強い

彼女があんなに派手にかましてくれたんだから
おれもちょっとは張り切らないとね
賢者の影を利用しながら敵を撹乱
鬼さんこちら、なんて…まるで鬼ごっこだ
ゲームだったら負けないよ



「最後の悪あがきってやつですね」
 異形の影の攻撃をオーラを広げ軽くいなしながら、榛・琴莉(ブライニクル・f01205)が呟けば、苦笑いを浮かべた奏舞・虎太朗(エルフのバトルゲーマー・f01104)が、電脳世界を展開して琴莉を援護する。
「先輩、さっきのゴーレムは私、頑張ったじゃないですか?」
「……うん、頑張ってたね」
 琴莉の言葉に虎太朗はおずおずと答える。
「今度も頑張りたいのは山々と言うか頑張ってるんですけど、私だと相性悪そうな気がするんですよ。なので此処はお願いしますね。ちゃんと援護するんで」
「いやいや! 大丈夫だよ、ことりちゃんならやれるやれる! できるできる! どうしてそこで諦めるんだ!」
 琴莉の言葉に虎太朗が反射的に言ってしまえば『バチーン!』と頬を叩く音がする。
「うだうだ言わない」
 表情を変えずに琴莉は、虎太朗の頬を往復ビンタで張り続ける。
「アッ痛い! やめて激しい! うっうっ、おれ先輩なのに……」
「大丈夫ですって。いつも似たような奴、殴ってるでしょう。ほら、早く」
 それはゲームの話なのだが、琴莉に急かされては虎太朗は従うしかない。
「来ますよ」
「うっ、うん……おれに当てないでね?」
 再燃した高司祭の邪炎が一際大きくなり、猟兵達に向かって放たれる。
(「攻撃は先輩に任せたんですから、守りは私がしっかりしなくては」)
 魔力を全開放し氷の津波を防御の為だけに、強固に発生させる琴莉。
「先輩、頼みます」
 琴莉の言葉を合図に床を蹴る虎太朗。
「おれたちの焼肉パーティーの為に、やられてくれるかな?」
 質問と共に魔法で伸ばした影を高司祭に向けて放つ虎太郎。
「なっ! 何を!?」
「はい。ダメージ確定ね」
 虎太郎はクマが出来た目元を細める。
(「口ではあんなこと言ったけど、ことりちゃんが守ってくれるのは心強い。彼女があんなに派手にかましてくれたんだから、おれもちょっとは張り切らないとね」)
「 ゲームだったら負けないよ。あ、これは三次元か。それでもこれできみは、ゲームオーバーだよ」
 賢者の影が虎太郎の意志で高司祭を侵食し、頭から爪先まで呑み込んでいく。
 ゆっくりとと影が虚空に消えた時、そこに居た異形も一緒に消えていた。
「ことりちゃん、やったよ! これでやきにっ!?」
「良く出来ました。先輩」
 虎太郎の背後から頭に強烈な平手を喰らわせ、琴莉は静かに声をかけた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『とりあえず焼き肉食べに行かない?』

POW   :    焼き肉を目一杯食べる

SPD   :    焼き肉って言ったら酒と一緒に。未成年はソフトドリンクとデザート食べ放題だ!

WIZ   :    みんなで談笑しながら美味しい焼き肉が最高だ!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●焼肉ですよ皆さん
 邪神教団を倒した猟兵達はグリモア猟兵にそれを報告すると、皆、一様に手を突き出した。
 約束のブツを貰う為である。
 グリモア猟兵は猟兵達の有無を言わさぬ気迫に苦笑いしながら、約束のブツ『焼肉食べ放題のタダ券』を手渡し『まだチケットはあるから、呼びたい人が居るなら、俺がこっちに転送するよ。焼肉はみんなで食べた方が美味しいからね』と、優しく付け加えた。
 これからが本番である。
 焼肉が猟兵達を待っている!
河南・聖
(アドリブ歓迎)
まぁまぁ皆さん、焼肉は焼肉ですけど、あの戦いの後ですもの
祝勝会みたいなものじゃないですか。
どの道お肉が焼けるまで時間も少しかかる事ですし
乾杯くらいあってもいいと思うんですよ。

というわけでリクオウさん、何か一言と乾杯の音頭をお願いします!

さて、焼肉です!
ギュウタンとかも楽しみですけど
戦闘続きであまりコミュニケーション取れてなかった他の人との談笑も大事!ということでリクオウさん含め話しやすそうな人に積極的に話しに行きましょう。

……あ、烏龍茶ピッチャーで。後ご飯大盛お願いします。


ジャスパー・ジャンブルジョルト
至福の焼き肉タァーイム!
待ちかねたぜ、待ちわびたぜ、待ちくたびれたぜぇーっ!
焼いてる時間も惜しいから、ぜーんぶレアで焼く! 焼き肉奉行に警告されても耳を貸さねえ! 俺はとにかく早く食いたいんだぁーっ! (生焼けの肉を次々と口に放り込んでいく)
うまうまうまぅ~♪ (美味いものをがっついてる時の猫特有の奇声)

……あ? リクオウだ。あいつがまたタダ券せしめた時に備えて、ご機嫌を取っておこうっと。
よう、リク。(OP冒頭で言及されたズッコケ傷を指して)その傷、イカしてんなー。向こう傷は硬派の印。男の中の男って感じだぜ。かっちょいいー! (ほめてるつもり)
つーことで、次はケーキバイキングのタダ券たのむわ。


甘夏・寧子
【SPD焼き肉って言ったら酒と一緒に。未成年はソフトドリンクとデザート食べ放題だ!】

んー! やっぱり、勝利の後の報酬(焼肉)ってのは格別だね!
それに酒が進むってもんさ。
個人的には塩牛タンと清酒ってのが気に入ったんだけど、腹を満たすならカルビとビールの組み合わせだね。
ふふっ、こりゃあ楽しいし美味しいし、最高の日だよ!
おっと、近くに人がいても構わないよ。楽しい事は共有しないとね!!


セルリア・ジークフォート
ひゃあ!おーにーくーだー!

カルビにハラミにロースにホルモン!
あ、でもやっぱり最初はタンも食べなきゃだし白いお米も必要だよね!
レバーもいいしせっかくだから野菜も色々焼いてかないと!

うーっ!とにかくお腹空いたしお腹いっぱいになるまで食べてやるぞー!



●とりあえず乾杯から始めよう!
 UDCアース某所。
 チェーン系列の焼肉屋には、猟兵達が腹を空かせ、集っていた。
 邪神教団の高司祭を倒し、こうして報酬の焼肉を食べられることになったのだ、皆、自然と顔が緩む。
 それぞれが席に着くと、河南・聖(始まりの白き翼・f00831)が立ち上がった。
「まぁまぁ皆さん、焼肉は焼肉ですけど、あの戦いの後ですもの。祝勝会みたいなものじゃないですか? どの道お肉が焼けるまで、時間も少しかかる事ですし。乾杯くらいあってもいいと思うんですよ」
 異論を唱える猟兵も居なければ、既にグラスに手をかけて居る猟兵もいる。
 それを見て満足そうに頷くと、聖は穏やかな笑みを見せている巨漢に声をかけた。
「というわけでリクオウさん、何か一言と乾杯の音頭をお願いします!」
「えっ!? 俺? 俺は役に立って無いし……」
「いいえ! こうして焼肉にありつけるのも陸王さんの予知があったからです。宜しくお願いします」
 遠慮すると言うリクオウの言葉にも聖は聞く気は無いようで、リクオウもグラスを片手に立ち上がる。
「それじゃ、みんな今日は、お疲れ様だったね。また何かあったら協力よろしくね。じゃ、かんぱーい!!」
『カンパーイ!!』
 猟兵達の声が店内に響き渡る。
 そして店内には焼肉の焼ける芳醇な香りが満ちる。
「さて、焼肉です! ギュウタンとかも楽しみですけど……」)
 テーブルを囲む面子を見回す聖。
 テーブルを囲むのは、聖の他に、リクオウ、ジャスパー・ジャンブルジョルト(JJ・f08532)、セルリア・ジークフォート(響かせる旅音・f00830)、甘夏・寧子(錦鈴の女・f01173)だ。
(「戦闘続きで、あまりコミュニケーションを取れてなかった他の人との談笑も大事!」)
 そう考え、聖は仲間達に笑顔を向け話しかける。
 皆一様にに笑顔だが、肉が焼け始める頃には、お腹が限界を迎えたようで。
「ひゃあ! おーにーくーだー! カルビにハラミにロースにホルモン! あ、でも、やっぱり最初はタンも食べなきゃだし、白いお米も必要だよね!」
 言って聖が丹精込めて焼いていた牛タンに箸を伸ばし、口に頬張る、セルリア。
 これには、聖もしてやられたと思ったがここは焼肉屋……言わば食の戦場。
 遠慮をしていては駄目なのだ。
「んー! やっぱり、勝利の後の焼肉ってのは格別だね! それに酒が進むってもんさ。……ん~っとぷは~♪」
 気持ち良い飲みっぷりを見せながら、寧子が言う。
「とりあえず生ビールとカルビで腹を満足させたら、次は塩牛タンと清酒ってのがアタシ的には最高だねっ!」
「レバーもいいし、せっかくだから野菜も色々焼いてかないと! ねえ、リクオウさん。いくら食べてもいいんだよね?」
 セルリアが美味しい焼肉に舌鼓を打ちながら、リクオウに訊く。
「勿論だよ。タダ券の有効期限も確認したし。好きなだけ食べていいよ」
「至福の焼き肉タァーイム! 待ちかねたぜ、待ちわびたぜ、待ちくたびれたぜぇーっ!」
 小さな身体で焼肉にがっつく、ジャスパー。
 ケットシーとは言え、これだけの肉が並べられれば食べるしかない
『焼いてる時間も惜しいから、ぜーんぶレアで焼く!  焼き肉奉行に警告されても、耳を貸さねえ! 俺はとにかく早く食いたいんだぁーっ!』
 言葉通り、皆が焼肉が焼けるのを待っていたにも拘らず、最も最初に箸を伸ばしたのはジャスパーだった程だ。
そんな彼も今では……。
「うまうまうまぅ~♪」
 幸せに身を浸し、ダンディは何処へやら満面の笑みで焼肉を食べている。
 その時、ジャスパーの頭にあることが閃く。
「あのよう、リク。その傷、イカしてんなー。向こう傷は硬派の印。男の中の男って感じだぜ。かっちょいいー!」
 リクオウのずっこけ傷を指差し言うジャスパーに悪意は全く無く、本心で言っているが、リクオウは『ハハッ』と苦笑いを浮かべる。
「つーことで、気分よく焼肉食べてるじゃねえか、俺達?」
「そうだね~」
 オレンジジュースを一口飲み、リクオウが肯定する。
「でな、次はケーキバイキングのタダ券頼むわ」
「あ、ずるーい。私もケーキバイキング行きたいよー」
 空いた分だけお腹いっぱいになるまで食べてやると、箸を止めていなかった、セルリアも話に加わる。
「ふふっ、こりゃあ楽しいし美味しいし、最高の日だよ! そう言う話があったら、アタシも乗るよ。楽しい事は共有しないとね!!」
 姉御肌の寧子も少し酔いが回ったのか、リクオウの背中をバンバンと叩く。
「本当に楽しいですね。……あ、烏龍茶ピッチャーで。後ご飯大盛でお願いします。」
 賑やかな談笑を眺めながら、追加注文も忘れない、聖であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イデアール・モラクス
クク…アーハッハッハ!ようやく!ようやくありつけたぞ!
ジロー、この私をわざわざ誘ったのだからお前がどんどん焼け!私は喰う専だ!

・喰う
「まずはカルビだ!特上で持ってくるがいい!」
まずオーダーするのは特上カルビ、当然自分では焼かずジローに焼かせる、ジローが忙しければ指をパチンと鳴らして魔法を使い愛欲の軍勢から下僕を2人ほど呼び出して身の回りの世話や焼き業務をやらせる。
「次はロース!ハラミ!それと血の滴るステーキを持ってこい!全部特上だぞ!」
ガツガツ、モグモグ、肉が好物の私にとってこれは天国だ!焼肉天国だ!
「この世界は魔法で火をつけなくていいから楽だなぁ、別荘でも建ててみるか?
アーハッハッハ!」


ジロー・フォルスター
お待ちかねの焼肉だ

イデアの最初は特上カルビだったな
俺はロース。あとお勧め10種盛りを4人前とタン
それと野菜とご飯もな

焼いて焼いて焼きまくる
鉄板の上の肉の焼け具合を情報収集で把握
地形の利用で鉄板を効率的に使う
最高の焼け具合を見切って教えるぜ

「イデア、ここらへんもういいぜ。あ、そっちの豚トロはもうちょい待ってくれ」

(自分が食べるってより人が食べている様子を見るのが好きなんだよな。昔、兄弟達の世話を焼いてた頃を思い出すからか…)

もっと腹いっぱい食わしてやれたら良かったんだが…
なにぶんダークセイヴァーじゃ食い物を手に入れるだけで精一杯だった

「野菜も少しは食えよ、イデア。俺たちも半分は人間なんだからな」



●大人2人の焼肉は
「クク……アーハッハッハ! ようやく! ようやくありつけたぞ!」
 2人用個室にイデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)の笑い声が響く。
「ジロー、この私をわざわざ誘ったのだから、お前がどんどん焼け! 私は喰う専だ!」
「お待ちかねの焼肉だから、いいんだが。イデアの最初はカルビだったな」
「そう、まずはカルビだ! 特上で持ってくるがいい!」
 かなり機嫌のいいイデアールが言えば、ジロー・フォルスター(現実主義者の聖者・f02140)は、焼肉屋店員を呼びとめる。
「あ、店員さん。特上カルビ5人前と俺はロース。あとお勧め10種盛りを4人前とタン、 それと野菜とご飯もな」
 頼み慣れた様子でジローは、次々と注文していく。
 そしてしばらくの後、テーブル上にずらりと並べられる大量の肉、肉、そして肉!
 ここからがジローの本領発揮である。
 焼いて焼いて焼きまくる。
 鉄板の上の肉の焼け具合を情報収集で解析し、地形の利用で鉄板を効率的に使う……これぞ技能の無駄遣い!
(「最高の焼け具合。それを見切ってやるぜ」)
 焼ける肉と燃えるジローの静かな戦い。
 中々に焼けない肉に業を煮やしたのか、イデアールも指をパチンと鳴らし、魔法を使い愛欲の軍勢から下僕を2人呼び出し、肉の補充や焼肉ダレを各種セッティングさせる。
「イデア、ここらへんもういいぜ。あ、そっちの豚トロは、もうちょい待ってくれ」
 その言葉に、美しい要望にも拘らず旺盛な食欲を見せる、イデアール。
「次はロース! ハラミ! それと血の滴るステーキを持ってこい! 全部特上だぞ!」
 いくら食べてもタダの食べ放題を心の底からイデアールは楽しんでいる。
 ガツガツ、モグモグ、合間にアルコールをグビッと。
 上品さの欠片も全く無いが、肉が好物のイデアールにとって、この場は天国!
 焼肉天国だった!
 それをサングラスの奥の瞳を優しくしながら、見守るジロー。
(「自分が食べるってより、人が食べている様子を見るのが……好きなんだよな、俺。昔、兄弟達の世話を焼いてた頃を思い出すからか……」)
 もっと腹いっぱい食わせてやれたら良かった……なにぶん、ダークセイヴァーでは、食べ物を手に入れるだけで精一杯だった……支配されたダークセイヴァーでは。
 後悔が無い訳ではない……けれど、自分の前で美味い食事をする相手がいる。
 幸福だと思う。
「野菜も少しは食えよ、イデア。俺たちも半分は人間なんだからな」
「分かっている! だが、肉が先だ! この世界は魔法で火をつけなくていいから楽だなぁ、別荘でも建ててみるか? アーハッハッハ!」
 イデアールの高笑いが続く中、2人の焼肉食べ放題は続くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

榛・琴莉
虎太朗(f01104)先輩と焼き肉。
POWで判定。

仕事の後の肉は格別だと兄が言ってました。
私も同意見ですし、一仕事終えた今、至極空腹な訳ですよ。
なのでちゃっちゃかいきましょう。すみません、注文良いですか?
牛タン、上カルビ、ハラミ、豚トロ…あとご飯と烏龍茶。
全部二人前で、ご飯は並み盛りに。はい、お願いします。
なんですか先輩、何か言いました?
「追加注文すれば良いじゃないですか。せっかくのタダ肉なんですから」

「駄目です、まだ半生です」
食中毒になったら大変ですよ。
体が資本の仕事なんですから、健康を害する可能性は極力排除するべきかと。
こっちなら焼けてますね、お皿貸して下さい。
「はい。お疲れ様です、先輩」


奏舞・虎太朗
ことりちゃん(f01205)とご褒美タイム!

ことりちゃんのお兄さんいいこと言うなぁ
おれもおなかぺっこぺこだよぉ〜
メニューを見ようとした矢先、彼女が手際良く注文をしたのでおろおろ
えっ、メニュー確定事項なのっ!?
おれ食べたい肉が…アッハイ何でもないです
追加できるかなぁ、おれ少食なんだよねぇ

肉に箸を伸ばそうとして叱られ、しょんぼり
えぇ〜…ことりちゃん厳しくない…?
牛だし大丈夫だよ、たぶん
言いつつも彼女の指示には従う
お皿の上に坐する肉を高々と掲げて、いただきます
ーーあ、そうだ忘れるところだった!
お仕事終わりはこの言葉で締めなくっちゃね
ことりちゃん、おつかれさま!
烏龍茶のグラスを軽く傾けて乾杯の合図



●先輩と後輩の焼肉は
「仕事の後の肉は、格別だと兄が言ってました」
「ことりちゃんのお兄さん、いいこと言うなぁ」
 向かい合う榛・琴莉(ブライニクル・f01205)が言えば、奏舞・虎太朗(エルフのバトルゲーマー・f01104)も賛同する。
「私も同意見ですし、一仕事終えた今、至極空腹な訳ですよ」
「 おれもおなかぺっこぺこだ……」
「なので、ちゃっちゃかいきましょう。すみません、注文良いですか?  牛タン、上カルビ、ハラミ、豚トロ……あとご飯と烏龍茶。全部二人前で、ご飯は並み盛りに。はい、お願いします」
 虎太郎の言葉を遮ると琴莉は、メニューをひょいと取り店員さんに呪文のようにすらすらと注文していく。
「えっ、えっ、えっ!? メニュー確定事項なのっ!? おれ食べたい肉が……」
 琴莉の手際の良さに虎太郎は、おろおろとしてしまう。
「なんですか先輩、何か言いました?」
 キラリと光る琴莉の黒い双眸。
「アッ、ハイ!? 何でもないです!」
「食べたい肉があれば、追加注文すれば良いじゃないですか。せっかくのタダ肉なんですから」
 メニューを戻しながら当たり前のことのように言う、琴莉。
「……追加できるかなぁ、おれ少食なんだよねぇ」
 そして、運ばれた肉を焼き始める二人。
「駄目です、まだ半生です」
 肉に手を伸ばそうとした虎太郎に琴莉がぴしゃりと言う。
「 食中毒になったら大変ですよ。体が資本の仕事なんですから、健康を害する可能性は極力排除すべきかと」
「 えぇ〜……ことりちゃん厳しくない……? 牛だし大丈夫だよ、多分」
 言いつつも琴莉の言葉には、逆らえない虎太郎。
「こっちなら焼けてますね、お皿貸して下さい」
 無表情で、虎太郎の皿に琴莉は、焼けた肉を取り分けていく。
「はい。お疲れ様です、先輩」
「じゃ、いただきます――あ、そうだ忘れるところだった! お仕事終わりはこの言葉で締めなくっちゃね。ことりちゃん、おつかれさま!」
 言って虎太郎が烏龍茶のグラスを軽く琴莉の方に傾ければ、琴莉もコップを差し出す。
「はい。お疲れ様です、先輩」
 ほんの少し、ほんの少しだけ、琴莉が笑みを見せたくれたように虎太郎は感じて、ほんのり頬が熱くなった。

 各テーブル、焼肉を堪能し、酒にジュースにデザートまでお腹いっぱい。
 それでも、この宴は、まだまだ終わらないのだった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月06日


挿絵イラスト