トワイライト・ザナドゥ④〜新しき世界を求めて
●温故知新の獣
『聖なる泥濘、即ち、知識である』
『聖なる泥濘、即ち、肉体である』
『聖なる泥濘、まさしく、残滓である』
――教祖『縞瑪瑙姫』
滅びのとき、来たれり……!
嗚呼、窓を視よ! 遥か階、七十と七百の果てに至りし者は、セプテントリオンに集うサイキックエナジーを視るであろう。そして汝の背後を視よ! それなるは汝等信心深き徒の渇望に応え迫りくるもの、無窮にして無敵の神性、即ちカダスの怪物である!
捕食を受け入れよ! 混濁を受け入れよ! 何れ塩として……オブリビオンとして、汝等は復活を遂げるのだ。まさしく、これこそが救済。新たなる世界へと歩むひとつの術となろう! 全て、もろともに、聖なる泥濘となり、祝福を知ると此処に謳え!
私……嗚呼、|私《しまめのうひめ》!
増殖した|縞瑪瑙姫《わたし》も何れは、同一になると誓おうとも!
●人間性と獣性
「素晴らしい! 我々は真に狂気と呼ぶべき相手と出遭えたのだ。ならば、我々は彼女を葬り去らねばならない。オブリビオン、これを復活と、救済と嘯く輩には、最早、過去も不要なのだ。兎も角、貴様等、縞瑪瑙姫を叩く!」
グリモア猟兵、ロバート・ブレイズは欣喜雀躍を隠さない。
「奴は『サイバー化以前に存在した、すべての旧人類の残滓』を見たらしい。本来、直視するだけでも廃人と化す『もの』だが、奴は乗り越え、逆に支配するほどに至った。故に教祖をしているのだが……それより、問題なのは『おまけつき』な部分か。新しきカダスの怪物! 動く事は殆どないが、未曾有で、無尽蔵なほどに無敵らしい。つまり、貴様等は速攻でお姫様を叩かねばならない。勿論、狂わずに、だ」
「貴様等の精神の強さは知っている。されど、油断は大敵だ」
「せいぜい、壊れないように気を付け給え」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
玉座へと。
プレイングボーナス:速攻で縞瑪瑙姫の撃破を試みる/怪物のもたらす精神汚染に耐える。
第1章 ボス戦
『縞瑪瑙姫』
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POW : 神に合一せよ
自身の【肉体そのもの】を【「聖なる泥濘」】化して攻撃し、ダメージと【縞瑪瑙姫への融合】の状態異常を与える。
SPD : ネオカダス・フラッド
空中あるいは地形に【カルト教団「ネオカダス」】の紋章を描く。紋章の前にいる任意の対象に【膨大な量の「聖なる泥濘」】を放ち【肉体と精神の崩壊】効果を与える。
WIZ : 縞瑪瑙の裁き
【腹部に輝く巨大な『縞瑪瑙』の輝き】を宿し戦場全体に「【ネオカダスの教義に従え】」と命じる。従う人数に応じ自身の戦闘力を上昇、逆らう者は【「聖なる泥濘」による呑み込み】で攻擊。
イラスト:安子
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
オリバー・ハートフォード
深淵を覗く時、また深淵もこちらを覗いてるってヤツだな? 人間ってヤツは大なり小なり、どこかイカれてるもんだけどよ、流石にコイツは目に余るな。つっても、本官に目玉はナイんだけどサ!
オレのアタマがイカれる前にアイツをブッ倒すことにするぜ。精神干渉は持ち前の〈狂気耐性〉〈呪詛耐性〉で〈時間稼ぎ〉。その隙にUC発動、脚を重点的に強化した〈ダッシュ〉で加速して、邪魔が入る前に近づいちまおう。近づけたなら得意の〈気絶攻撃〉で無理やりにでも祈りを止めちまおう。
御生憎様。オレが信じるのはこのバッヂが奉じる法と正義だけさ。神様なんてお呼びじゃない、一昨日来やがれってんだ。
(SPD/アドリブ負傷等々歓迎)
ぞわりと、嫌な予感がした。咄嗟に避けたところへと泥濘の臭い。
ほんの僅かに触れたのか、嗚呼、首の皮一枚。
――そのようなものは存在しない。
火車も吃驚な速度、或いは、暴力的なフィロソフィアに対しての突撃か。視よ、風となった骸骨が――殉職した武装警官が――神様のお庭へと脳髄を投げつけた。深淵を覗く時、また深淵もこちらを覗いてるってヤツだな? 人間ってヤツは、知的生命体ってヤツは大なり小なり、どこかイカれてるもんだけどよ、流石にコイツは目に余るな。オリバー・ハートフォードの真っ黒い冗談もお姫様にとっては微風にすぎない。汝は……汝! 汝こそ、新たなる世界に必要な存在。聖なる泥濘を骨身に浴びて、真に、身を与えられるとしたら如何に。オイオイ、熱心な勧誘じゃねぇかよ。つっても、本官に目玉はナイんだけどサ! つまりは、本官には崩壊する肉体がほとんどないってわけサ。残念な報せになったよな? 哀れな、憐れな、心身よ。|私《しまめのうひめ》と共に歩む事を赦す。
ヤなこった。オレのアタマがイカれるのが先か、アイツをブッ倒すのが先か、鶏と卵を懸けてもいいぜ。怪物どもの睥睨を――新しきカダスの包囲網を――罪人ではないオマエが抜けていく。御生憎様。オレが信じるのはこのバッヂが奉じる法と正義だけさ。企業理念も神様も、一切合切お呼びじゃない、一昨日来やがれってんだ。骨身ではなく骨を削れ、それほどの速度で急接近し――たっぷりの罪へ、罰を叩きつけた!
警棒――ひとつの平等が、上等なオツムをグワンとさせる。
肉体が『ある』からそうなっちまう、お前、泥遊びしている場合じゃないぜ。な……汝、不要だと謂うのか。されど、私は……縞瑪瑙姫は……汝に橋渡しの役目を与えよう。なんだって? 橋渡し? 勘弁してくれ、これじゃ、お前が本当に正気かどうか疑わしくなっちまう。そもそも、教祖なのだ。傍から見れば狂人に違いない。
祈らせはしない。唱えさせはしない。
愛しく思えるほど眩んでしまえ。
成功
🔵🔵🔴
紫・藍
あややややや、来ちゃいまっすかー!
大型のファンの皆様が来ちゃいまっすかー!
これはもうライブ会場ぎゅうぎゅう詰め待った無しでっしてー!
しかも合一でっすかー、同一でっすかー?
それはつまり、皆々様一気にファンになっちゃうということなのでっす!
藍ちゃんくんでっすよー!
歌うのでっす、泥濘さえも魅せる歌を!
押し寄せる泥濘が思わず止まってしまう程の歌を!
ファンの皆様が花道を作る、あるあるなのでっすがー。
聖なる泥濘相手でっすと、海を割るモーセさん気分でっしょうかー?
触らせることなく融合などさせまっせんがー。
果てさてそもそもご自身の胸の鼓動が聞こえている今、同一になどなれるのでっしょかー?
小太鼓を叩き、笛を吹き。まどろみを与えてやると良い。
無窮にして無敵な彼等も、嗚呼、この歌唱の前では彫像か。
ゴミ捨て場のお姫様、タイトルを付けるのであれば、歌詞にするのであれば|縞瑪瑙姫《かのじょ》は『こう』で在ろうか。数多の|狂信者《ファン》を味方にした|偶像《アイドル》。そう思惟してみれば紫・藍、けっこうな強敵だと改めなければならない。あややややや、来ちゃいまっすかー! 大型のファンの皆様が、卒倒するほど殺到しちゃいまっすかー! これはもうライブ会場ぎゅうぎゅう詰め待った無しでっしてー! 聖なる泥濘が、過去が、知識や肉が一斉に沸き立ち――お姫様すらも混沌としていく。合一でっすかー、同一でっすかー? まるで、矛で滅茶苦茶にされた世界である。世界が新生するかの如くに、神性、アイドルの前で蠢いた。つまり、皆々様一気にファンになっちゃうということなのでっす! とっても、とっても、楽しいことの始まりでっしてー!
藍ちゃんくんでっすよー!!!
咆哮! まるで蝶のように舞い、竜のように昇る、喜怒哀楽の化身だ。握り締めたマイクは数知れず、それこそ、神にすらも届き得る至上の音楽。歌うのでっす、泥濘さえも、眠れるお姫様でさえも魅せる歌を! ああ、押し寄せてくる過去がぴたりと止まった。狂気が正気へと流れ込む頃、別種の|熱狂《おも》いに火が点いたのか。ファンの皆様が花道を作る、ファンの皆様が手を振ってくれる、こんなに嬉しいことはないのでっすよー!
気分は海を割るモーセ。ランキングよりもオンリーワンだ。
この「光あれ」の純粋さには、すっかり、縞瑪瑙姫もクラリとするのか。
触らせることも、融合することも、させまっせんがー。
聞こえている。何が聞こえているのか。これは、もしかしなくても、己の鼓動なのではないか。果てさて、そもそも、ご自身の胸がドキドキしている今、同一になどなれるのでっしょかー? な……汝、汝は……何処まで、冒涜をすれば……啓蒙を、過去を、視ないフリなど……汝。
冒涜的なのでっすかー?
いやいや、違うでっすよー!
藍ちゃんくんはいつだって知らない君を応援しているのでっしてー!
成功
🔵🔵🔴
真梨木・言杷
この世界から奪えるだけ奪ったら夜逃げする腹とはね。お偉いさん方の悪意はいつも想像の底を抜いてくるらしい。
おまけにしては大盤ぶるまいだな、速攻で片付けるしかなさそうだ。事前に【結界術】で自身に呪術的防御を構築しておく。少しは私の頭がイカれるまでの【時間稼ぎ】になればいいけど。その間にR.U.D.Y.を展開。周囲の時間を限界まで遅延して、泥濘を避けながらまっすぐに接近。【ハッキング】経路を【こじ開け】、限界時間いっぱいまで【呪詛】を食らわせる。どの道、長引けばアウトだ。
こいつは共に新しい世界へ旅立とう、ときたか。救済だの無窮だの、ペテン師の言い分も聞き飽きた。望み通りオマエは彼岸に送り込んでやる。
R.U.D.Y――抉じ開けてやった|過去《にく》の渦中。際の際まで喰らわせてやった|呪詛《ことば》の数々。煙草ひとつの価値もないけれど、オマエにはそれで十分だよな。ある種の自嘲と皮肉をこめて――箱入り娘を虐めてやれ。決して、小鳥を逃してはならない。
受け入れよ、受け入れよ、受け入れよ。
誰が甘受するものか、おぞましい。
知識、肉体、残滓、云々。幾ら言の葉を重ねたところで、幾ら呪いを掛けたところで、何もかもが胡散臭く思えてたまらない。真梨木・言杷はパズルが得意なのだ。過去、何処かしらで道を違えて終ったら、おそらく、自分も「ああ」なっていたのかもしれない。反吐が出るほどの嫌な感覚に――それを、厭だと思える僥倖に――身を委ねておくのも、悪くはない。この世界から奪えるだけ奪ったら、吸い尽くしたら、夜逃げする腹とはね。お偉いさん方の悪意は……頭の中は、いつも想像の底を抜いてくるらしい。それに……おまけにしては大盤振る舞いだな。同じ穴に入るつもりはない。同じような狢になるつもりもない。素早く、さっさと、この地獄とやらを――洪水とやらを――片付けるしかなさそうだ。
仮に、私の頭がイカれるとしても、仮に、私が目を回すのだとしても、この|遅延《●●》だけはやってみせる。理解するよりも、把握するよりも、視ない為の壁とやらを構築せよ。脳味噌か何かがすっかり石化してしまう前に――避けつつも――近づいてやれば良い。こいつは……お姫様は、共に新しい世界へ旅立とう、ときたか、救済だの無窮だの、聖なる泥濘だの、ペテン師の言い分も聞き飽きた。……汝は、何処まで馬なのだ。馬の耳に念仏とでも口にしたいのか。そうかよ、私はいっそ、馬にでもなりたいものだね。望み通り、オマエは彼岸に送り込んでやる。長引けばおしまいだ。お終いになる前に、軽々しく4バイトを。
大成功
🔵🔵🔵
ギュスターヴ・ベルトラン
神を僭称するとか、偽りの救済を示す奴がマジ地雷
…ガチでそう思ってる?
よりタチ悪ぃなオイ
軽口はここまで
我が信仰に陶酔はない、主より賜る啓示待ちでもない
ただ【祈り】を捧げ後は一介の司祭として戦うのみ
【霊的防護】【狂気耐性】【邪心耐性】のあるカソックを身を纏い、ついでにバイクに乗った神父様のご登場だ
ぶちかますのは星の矢だ
光で真理を照らし、浄化の熱で悪しきを焼け
幾百と束ねた星の光を前にして、縞瑪瑙の輝きは儚いモノさ…あと教義の押し付けは悪だよ悪!
あとはGalgalim!カルト教祖に向かって【特攻】だオラァ!!
一塊になって救済云々って前時代すぎねぇ?
サイキックハーツの灼滅者の立場として言わせてもらうな
坐して、駆ける。
ある種の絆が――影を宿すほどの繋がりが――洪水めいた泥濘の底、萌えてしまったとでも描写すべきか。困った時の神頼みが、堕落するほどの|啓蒙《おくすり》が、骸の海が――のたうち、うごめき、痴態を晒している。神を僭称するとか、偽りの救済を示す奴がマジ地雷……なあ、舐め腐ってるのが丸見えだぜ、お姫様よ。汝、異教である事は理解した。されど、|私《しまめのうひめ》は如何様な者にも慈悲を与えよう。……ガチでそう思ってる? 縞瑪瑙姫の言の葉が、新しきカダスの怪物どもの蠕動が『本気』である事が窺えた。おいおい……よりタチ悪ぃな。ライブハウスで争うなとでも言いたいのか、この連中は。兎も角、軽口も『おはなし』も此処まで。我が信仰に陶酔はない、主より賜る啓示待ちでもない。ただ祈り――捧げ――一介の|司祭として、灼滅者として戦うのみ。結局のところはいつも通りだ。旧き者の傲慢に否を叩き付けよ。
臓腑が……縞瑪瑙が光輝し、暴力的なまでの『教え』を放出した。従え、従え、従えと、鸚哥のように騒々しい。身に纏ったカソックが己の脳髄を保っている合間、嗚呼、神父様として存分に駆け抜けてやると宜しい。どいつもこいつも、冒涜的の本来の意味を忘れていやがる。それは誉め言葉でもねぇし、何方かと謂えば、最悪でしかねぇんだぜ。奔れ、バイクと共に――光あれ。この一言だけで十分だろう。
視よ、星の矢だ。真理を照らし、浄化し、すべての『悪』を焼き尽くさんとする歌なのだ。幾百の束ねた星の光を前にして、縞瑪瑙の輝きは……カダスの未曾有さは、儚いモノさ。あと……教義の押し付けは悪だよ悪! あまりの眩しさ、熱の具合に縞瑪瑙姫、彼女は如何にも見えなくなった。あとはGalgalim! カルト教祖に向かって突っ走るぞオラァ!!! 轢殺! 何処かの獣の数字も吃驚! 一塊になって救済云々って前時代すぎねぇ?
サイキックハーツの灼滅者の立場として謂わせてもらうな。
サイキックハーツ……普遍的無意識……汝が、汝らが……!
大成功
🔵🔵🔵
榊・霊爾
...超技術世界の癖に、脱出方法は力業と同位体クローンを使った人海戦術か
仮に漂着に成功しても先住民オブリビオンとのシマ争いになりそうなんだけどね
金しか考えられなくなって判断力が鈍ったか?
クローンセルは本当に完璧か?バグが混入し智慧無き悪夢めいた肉体になる可能性は?
それすら考えられないなら、大層な脳は必要あるまい
この状況でやる事は一つ、速攻で首を刎ねる、それだけだ
オリジナルは多少利口であってくれよ?
鴉羽笠のステルスで存在感を消し闇に紛れ、『先触』のダッシュと見切り回避で一気に距離を詰め、死角攻撃の抜刀で首を刎ねて去る、以上
何処かのカカポを彷彿とさせる旋回だ。臓腑代わり、もしくは、目玉の代わりの縞瑪瑙がぐるりとしている。ああ、おそろしい。おそろしい事に、お姫様は何も認識できていない。汝、汝ら……塩加減を見てくれ、その後、啓蒙を高めようではないか。迫りくる惑星のように。
……私よりも『まわりくどい』な、貴様は。
泥をかぶる所以などない。
三千世界を手中に収める、たいそうな目的ではあるのだが、しかし、罪が|不信《●●》なのであれば如何しようもない。……超技術世界の癖に、ネオの癖に、脱出方法は力業と同位体クローンを使った人海戦術か。仮に成功したとしても……辛勝したとしても、先住民オブリビオンとのシマ争いになりそうなんだけどね。此処まで盲目的ならば、此処まで痴愚ならば、いっそ放っておいても自滅するのではなかろうか。いいや、連中は世界を巻き込もうとしているのだから『猟兵』が黙っているわけにもいかない。金しか考えられなくて、過去しか考えられなくて判断力が鈍ったか? クローンセルは本当に完璧か? バグが……狂気が混入し、智慧無き悪夢めいた肉体に……泥濘になる可能性は? きっと、考えていないのだ。或いは、その可能性を認めて尚、お姫様をしているのだ。それなら、もう、大層な脳は必要あるまい。人間は……魔人は……鴉の悪魔は気配を失くし、闇に紛れ、光物を狙う。|先触《カッサンドラ》――調子に乗っている敵へと鋭利さを向けよ。
縞瑪瑙姫はぼんやりとしていた。まるで、死期を悟ったかのように、怪物どもを視ていた。信者への言の葉も、神への祈りもなく、只、新たな世界の幻想を観察していたのだろうか。オリジナルは多少利口であってくれよ? ああ、それだけだ。するりと、刃を抜いたのだから、首が刎ねるのは必然であった。
怪物どもが蠢動をやめ、クローンの死を見届けた後、
次の『お姫様』を見つけるべく。
大成功
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