秋色★バトモンパレート
●ハロウィンに怪しい影
秋、この『オーロシティ』に吹く風にも肌寒さが混じる季節である。
「もうすぐハロウィンだね!」
母親に手を引かれた子供が、ハロウィン仕様に飾り付けられた大通りを見てワクワクした様子で母親に話しかける。
「そうね、今年はどのバトモンの仮装にする?」
「わたし、エモリンがいい!」
何気ない穏やかな会話の向こうで怪しい3人組――厳密に言えば人間が2人とバトモン1匹――が何かを仕掛けていた。
「この装置を使えば、パレード参加者のバトモンを一気に洗脳できるってワケ!」
赤い髪の男『コタロウ』が、何やらオレンジ色と紫の縞模様に塗られた箱を、ビルの物陰に設置していた。
「さっすがコタロウ、準備がいいわね!」
青い髪の女『フウマ』が感心した様子でコタロウの手際を見ていた。
「あとはこれを大通り沿いに仕掛けるだけモフね。」
バケモフリが作戦の手筈を確認する――え、普通のバトモンが喋った!?
●それいけバトモン大行進
グリモアベースに見慣れぬ生物が現れた。それは小柄な人間の体躯に、|複数のバトモンの部位が組み合わさったような異質な《キマイラのような》姿をしていた。
「皆様初めまして。」
その生物は女性の声で話し始めた。
「私はシェリー・ボイド(しんかバトモン:エンブリオ・f45648)。『人間でありバトモンである』と言えばいいのでしょうか。これから皆様に私が見た予知をお話しします。」
シェリーの手のひらにグリモアが現れた。
「『オーロシティ』という街では、毎年ハロウィンにバトモンの仮装をして中心街をパレードする祭りが開催されています。そこに『最終戦争の英雄』が現れ、参加者や観客のバトモンを根こそぎ洗脳しようとしているのです。」
グリモアが2人組の映像を映し出す。
「今回出現する『最終戦争の英雄』は『英雄団員「チームC」』。かつて存在した……今でも存在するのか定かではない組織『クロック団』に所属していたエリート団員です。彼らはバトモンを捕獲して『ボス』に献上することを目的としています。あくまでも目的は捕獲であって、洗脳はおまけみたいなもの。バトモンに危害を加えることは彼らの本意ではないようです。」
映像が切り替わる。
「こちらはパレードのコースです。駅前を出発して、中心街の大通りを抜け、中央広場がゴール地点となっています。どうやら彼らはこの沿道沿いに『バトモン洗脳装置』なるものを仕掛けているようです。」
再び映像が切り替わり、オレンジと紫の縞模様に塗られた箱を映し出した。
「これがその『バトモン洗脳装置』です。これを無力化することで、彼らの作戦を失敗に追い込めるでしょう。彼らは中央広場に潜伏していますので、最終的にそこを叩きます。」
●絆の話をしよう
「沿道にはパレードの客足を見込んで屋台も多く出ているようです。『バトモン洗脳装置』を探すついでに屋台を楽しむのも良いでしょう。それに、パレード自体も仮装さえしていれば飛び入り参加が可能なようです。」
ここまで説明したシェリーが、ふと遠くを見つめながら語りだした。
「バトモンは元々兵器として生み出された存在です。それが今では人類の大切な友として共に歩んでいる。|我々《バトルモンスターワールド》にとってのハロウィンとは、人類とバトモンの絆を再確認する大切な機会なのです。それは『チームC』の2人も知っていること。」
不意にシェリーが微笑んだ。
「彼ら、根っからの悪人という訳ではないのですよ。でなければ、バケモフリもマムーンもサンサボテンも付き従うことは無いのです。」
グリモアが煌めく。
「それでは皆様、人類とバトモンの変わらぬ絆の為によろしくお願いします。」
武炎鉄
こんにちは、武炎鉄です。39作目はハロウィンシナリオで初のバトルモンスターワールド!コメディ風味のまったりシナリオです。
●第1章は大通りのパレードを見ながら『バトモン洗脳装置』を見つけて破壊します。
●選択肢は一例ですので、行動はご自由に!
●第2章は『英雄団員「チームC」』との戦闘です。詳細は断章にて。
●第1章で『バトモン洗脳装置』を破壊していた場合、第2章でバトモントレーナーやバトモンテイマーたちの協力が得られます。どのような協力が必要かはプレイングにお書きください。
●MS都合により、10月中の完結は難しい情勢です。それでもよろしければご参加ください。
●その他連絡事項はタグでお知らせします。
第1章 日常
『バトモンとハロウィン!』
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POW : 大きな声を出してイベントを盛り上げる
SPD : バトモンと一緒にパフォーマンスを披露する
WIZ : バトモンを連れた他の参加者と積極的に話す
イラスト:del
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●晴れ渡る秋の空
秋の空に号砲が打ち上がり、パレードが始まった。先陣を切るのは学生によるマーチングバンドで、彼らの衣装にもレイベルやヴァイストといった音楽に縁のあるバトモンのデザインが組み込まれている。その後ろをチアリーディングクラブの子供たちが演技をしながら進んでいる。市長やパレードのスポンサー企業の社長など、普段は背広姿で硬い表情の彼らも、この日ばかりは相棒のバトモンと同じ仮装に身を包み、詰めかけた観客に笑顔を見せた。
後方には一般参加者たちが沿道に手を振りながら歩いている。大きなバトモンのバルーンが宙に浮かび、参加者を乗せた山車が練り歩く。
沿道にはパレードの集客を見込んで屋台やキッチンカーが立ち並んでいる。お菓子を販売している店が多いようだが、中には付け耳や尻尾など、簡単な仮装グッズを扱っている店もあった。
「え~、おせんにキャラメルいかがですか~?」
呑気な呼び込みの声も聞こえる中、沿道に仕掛けられた『バトモン洗脳装置』を見つけ出し、観客に気付かれることなく破壊しなければならない。猟兵の仕事とはいつだって難儀なものである。
川西・晴空
【巨人と小人】
オレンジと紫の縞模様に塗られた箱ねぇ…如何にもハロウィンらしいって言えばそうなんだろうけどよ
色合い的に紛らわしいのも否めねぇよな
となりゃ、パレードのコースに置かれてるか建物の外に置かれてるかになるか
おいらは巨人ってのもあるから『米躯崘』を使って人間サイズになりながら、リコの旦那と屋台巡りがてら探し回ってみるぜ
下の方はリコの旦那に任せておいらは人間の視点でゴミ箱の中に入ってねぇかカボチャの置物の裏に隠されていねぇか見て回るけどよぉ…なぁんか引っかかるんだよなぁ
そうそう、時計塔
なんとかと煙は高いところへ上るって言うし、この辺一帯洗脳するなら時計塔のてっぺんが引っかかるんだよなぁ
リコ・エンブラエル
【巨人と小人】
バトモンの洗脳装置か…オレンジと紫の縞模様に塗られた箱と分かっているのであれば良いが…問題はどこに設置されているかだ
概ねパレードのコース上に設置されているのであれば遠くに置かれている可能性はなく、洗脳電波を飛ばすのであれば干渉される建物内に置かれているとは考え難い
晴空と組んで捜索に当たるが、こちらはテレビウムなので小型バトモンと同じ視線でもある
小さな建物の隙間や屋台の下など予知で見られた二人組が連れているバトモン視点となって探してみよう
灯台下暗しという言葉もあるが、ここには灯台ならぬ時計塔もあるのか
ならば、一通り探したら時計塔へ登ってみよう
もしかしたらば潜伏先になっているかもだ
●大きいものと小さいもの
パレードで賑わうオーロシティの大通りに、変わった二人連れが降り立った。
「オレンジと紫の縞模様に塗られた箱ねぇ……如何にもハロウィンらしいって言えばそうなんだろうけどよ。」
川西・晴空(日出る国の鬼武者・f36334)が周囲を見渡しながらぼやいた。
「問題はどこに設置されているかだ。」
晴空の肩に乗ったリコ・エンブラエル(鉄騎乗りの水先案内人・f23815)が現状を整理する。『バトモン洗脳装置』の見た目は判明している。問題は『それがどこに設置されているのか』だ。グリモア猟兵の予知でもそこまでは判明しなかったのだ。
「概ねパレードのコース上に設置されているのであれば遠くに置かれている可能性はなく、洗脳電波を飛ばすのであれば干渉される建物内に置かれているとは考え難い。」
リコの立てる仮説に晴空がふむふむと頷く。
「なら、洗脳装置は外に置いてある可能性が高いってことかい?」
「だろうな。」
さて、巨人である晴空は本来5m近い身長を有する。だが今回はユーベルコードの力を使い、人間サイズに体を縮小している。その為、今回は『一般的な高身長の青年』といった風貌だ。
一方のリコは、テレビウムとしては平均的な大きさであり、一般的なバトモンともそれほど大きな差はない。そのせいか2人が並んでいると『高身長の青年が珍しいバトモンを連れている』という佇まいになるのだ。
「一番怪しいのは屋台だな。」
2人が目を付けたのは沿道に立ち並ぶ屋台だ。野外にあり、洗脳装置を隠すなら持ってこいの場所だ。早速客の振りをして屋台が立ち並ぶエリアを調査する。
「美味しいモチョモン焼きだよ!バトモンも食べられるようにしてあるからどうだい?」
「モチョ!モチョチョ!」
「マチャップリンの抹茶プリンはいかが?」
「マチャ!」
「トッツォエルのマリトッツォ、今日だけのハロウィントッピングだ!」
「トッツ!」
「チョゴンのチョコバナナ、今なら秋のフルーツもあるよ!」
「チョゴ~」
……山盛りの屋台グルメを手にホクホク顔の晴空とリコだが、目的である洗脳装置探しも忘れてはいない。晴空はゴミ箱の中や屋台の裏手、装飾の影など『人間の視点』で、リコは小柄な体を生かして『バトモンの視点』で隠し場所を探していた。
「この辺にはないのかな。」
「かもしれないな。」
「でも、なぁんか引っかかるんだよなぁ。」
装置を探しながら、パレードの出発地点である駅前に戻ってきた2人。と、一枚の看板が目に留まった。どうやらこの中心街の地図らしい。
「灯台下暗しという言葉もあるが、ここには灯台ならぬ時計塔もあるのか。」
リコが着目したのは、駅前とパレードのゴール地点である広場の中間地点にある時計塔だ。洗脳に電波を用いるのであれば、高い所に装置を設置していたとしても不思議ではない。
「そうそう、時計塔。なんとかと煙は高いところへ上るって言うし、この辺一帯洗脳するなら時計塔のてっぺんが引っかかるんだよなぁ。」
「少なくとも、一度行ってみる価値はありそうだ。」
現在でこそ時計塔はビルの合間に埋もれるようにして建っているが、完成当時は街一番の高層建築であった。
「建物はレンガ造りだが、屋根は木製なのだな。」
リコが外観を眺めながら、おかしな点はないか確認している。
「こっちから中に入れるみたいだ。行ってみよう。」
晴空が明け放された入口を見つけた。どうやら自由に内部を見学できるようだ。内部には観光客と思しき人々の姿もチラホラ見受けられる。2人は早速時計塔の中へと入っていった。
「階段で上まで行けるようだな。」
2人は不審物がないか確認しながら階段を登る。そして最上階である機械室へと辿り着いた。大小様々な歯車が複雑に噛み合いながら駆動する年代物の大きな時計は珍しいらしく、数名の観光客が写真を撮っていた。
「これじゃないかい?」
「うむ、間違いないようだ。」
機械室の片隅、採光用の窓のところにいかにも備品然として設置されていたのは例の『バトモン洗脳装置』だ。早速リコが工具を取り出し、無力化工作を行う。
「成程、内部構造はこうなっているのか。今後の参考資料として記録しておこう。」
カメラで装置内部を撮影しながら、いくつかの重要そうなパーツを破壊していく。晴空はその様子を固唾を呑んで見守っていた。
「よし、これでいいだろう。」
ふう、とリコが額に生じた汗を拭きながら話しかけた。そこには安堵の表情があった。
「一応ここから運び出すかい?」
「その方がいいだろう。頼めるか?」
「もちろん!」
晴空が軽々と『バトモン洗脳装置』を持ち上げた。『チームC』も設置に2人がかりで運んだもので、決して軽いものではないのだが、そこは流石巨人の筋力といったところだろう。
「そうだ、まだモチョモン焼きが残ってるけど食べるかい?」
「ではお言葉に甘えて一つ頂こうか……ふむ、カボチャ餡か。ハロウィンらしい。」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
中村・裕美
一応、雰囲気に溶け込めるようにバトモンの仮装として、ウサ耳に忍び装束でバニニンぽい格好を
「……さて……探しますかね」
街全体を見渡せる場所で電脳魔術を展開。街全体を【早業】【ハッキング】【情報収集】で洗脳装置を捜索。見つけたものを自身の手で解除しに行くなり【エレクトロレギオン】に回収させるなりやっておく
「……ちょっと時間ができたかしら?」
連れ歩いているのはうさぎバトモンの『ハクト』。一緒にいる方が目立たないということで連れ歩いてはいる
「……人参スイーツとかあったかしら?」
さっき情報収集した時にそうした屋台の情報も得ていないかチェックして、戦いまでに小休止で屋台巡りでもしましょうか
●兎と飴と箱と
ウサミミに忍び装束といううさぎ忍者バトモン『バニニン』を思わせる仮装で街を歩くのは中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)。傍らにいるバトモン『ハクト』もバニニンなので、一般的には『手持ちバトモンの仮装をしている人』になるだろうか。
「……さて……探しますかね。」
手っ取り早く『バトモン洗脳装置』を探すには、高い建物の上から探知の電脳魔術を使うのがベストである。そこで裕美はこの付近で最も高い建物――駅前の複合商業ビルへと向かった。
さてこの複合商業ビルは地下にコンサートや演劇が上演可能な大ホール、下層部は小売店や飲食店など複数の店舗が入居している商業エリア、上層部は企業の支社など事業所が入居しているエリアとなっており、その最上階は誰でも入れる展望室となっている。
この日はハロウィン仕様ということで、商業エリアはそれらしい飾り付けを施されており、パレードを見た人々が大勢こちらへと流れてきたこともあって、裕美を気にする人は誰もいなかった。人ごみに紛れ展望室直通のエレベーターに乗り込む。
(これなら、上手くいきそうね。)
展望室へ到着すると、裕美は中央広場方面の窓へと歩み寄った。そして他人に見えないように細心の注意を払いながら、電脳魔術を起動する。
「出ておいで……。」
現れたのは小型の|戦闘用機械兵器《エレクトロレギオン》の群れだ。その数は825体。主人である裕美の仮装に合わせたのか、皆ウサミミを着用している。
「みんな……この箱を探して壊してほしいのだけど、できる……?」
その言葉と同時に、一斉に散らばる|戦闘用機械兵器《エレクトロレギオン》たち。どうやら話はちゃんと理解していたようだった。
それから約2時間後、|戦闘機械《レギオン》たちが戻ってきた。どうやら洗脳装置の破壊に成功したらしい。|戦闘機械《レギオン》たちは『これが証拠だ』と言わんばかりにオレンジと紫の縞模様の塗装が施された箱をいくつも回収してきたのだった。
「……ちょっと時間ができたかしら?」
複合商業ビルを出て『チームC』が潜伏している中央広場へ向かう途中、屋台が立ち並ぶ一角に差し掛かった裕美。せっかくなので冷やかしがてらに覗いてみることにした。
「……ハクト、どうしたの?」
『ハクト』が反応を示したのは飴細工の屋台だ。如何にも熟練の職人然とした男が、器用に指先と和鋏で、白い飴の塊をバトモンの形へと作り上げていく。
「そこのお姉さん、一つどうだい?ウチの飴はバトモンも食べられる素材だから安心だよ。」
見ればそれほど高い値段でもない。
「まぁハロウィンだし……いいか……。」
裕美が一つ飴を注文すると、男は早速飴の塊を指先で捏ね出した。瞬く間に飴の塊が形を変えていく。そして最後、仕上げに食紅を筆で塗ると、あっという間に『バニニン』の飴細工が完成した。
「はい、できたよ。ネット?に写真上げちゃってもいいからね。」
よく見ればその『バニニン』の飴細工はハクトによく似ていた。
「……この辺、人参スイーツとかあったかしら?」
「人参かぁ、ニンニンなら作れるんだけど。」
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『英雄団員「チームC」』
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POW : マムーン、やっちゃいなさい! しばりかみつき!
【どくへびバトモン「マムーン」の尻尾 】を最大でレベルmまで伸ばして対象1体を捕縛し、【締め付けと猛毒】による汚染を与え続ける。
SPD : サンサボテ! トゲばくだんで攻撃だ!
【サボテンバトモン「サンサボテ」の両手 】から、戦場全体に「敵味方を識別する【炎のトゲ】」を放ち、ダメージと【トゲまきびしによる足止め】の状態異常を与える。
WIZ : あ、ぽちっとポン!
いま戦っている対象に有効な【今週のびっくり巨大メカ 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
イラスト:江戸村 咲貴
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠高崎・カント」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ハロウィンと絆のバトル!
パレードのゴール地点である中央広場には特設ステージが設営されており、イベントが開催されていた。その片隅で『チームC』の2人と1匹は慌てふためいていた。
「ちょ、ちょっと!『バトモン洗脳装置』が機能していない!」
「なんだって!?」
「もしかして、気付かれたモフ?」
そうこうしているうちに、パレードが中央広場に到着した。それと同時に猟兵たちが『チームC』を発見し、ステージ上へと追い詰める。
「仕方ない、アレをやるモフ!」
バケモフリの号令でポーズを取る2人。あれ、この構図どこかで見た様な……?
「何だかんだと聞かれたら!」
「答えてあげるが世の情け!」
「フウマ!」
「コタロウ!」
「バケモフリだモフ!」
「「「我らクロック団のエリート団員『チームC』!」」」
「さあ、アンタたちのバトモンをいただくよ!」
……周囲に居合わせたパレードの参加者や観客は何故か拍手喝采を送っている。どうやらサプライズイベントと勘違いされているようだ。まぁとにかく、この2人を倒さねば平和なハロウィンはやってこないのである。
バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、ハロウィンシナリオへの救援プレイングです。
明日の朝までのタイムリミットということでお送りさせていただきます。
その後であればハロウィン以外のシナリオで採用していただいてもOKです。
台詞のアレンジ、行動のアドリブ、他猟兵との連携歓迎です。
ヒャッハー!
という訳でハッピーハロウィン! トリックアンドトリート!
バトモン登録はされてマセンガ、ワタシのところのミニ・バルタンは小さくてアイテム枠も使うので、似たようなものであります!
という訳でバルタンズを送り込んで、数の力で事態の解決に臨みマース!
『バルルーッ!』
●サメっぽいバトモンは割と多い
「ヒャッハー!という訳でハッピーハロウィン! トリックアンドトリート!」
先陣を切ってステージ上に現れたのは、鮫の着ぐるみを着込んだバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)だ。
「おっ、サメダッチの仮装か?」
「いやホージロだろ。」
「サメジェリーじゃないの?」
「サメキャノンの可能性が微粒子レベルで存在する……?」
鮫の着ぐるみに対し、各々が鮫っぽいバトモンを挙げていくオーディエンス。しかしここでバルタンが繰り出したのはまさかのゴショウウオだった。一斉に「鮫じゃないんかい!」とツッコミが飛ぶ。
「お揃いの仮装とは一言も言ってまセーン!」
確かにそうだが、何か釈然としない。釈然とはしないがルール上はセーフなので仕方ない。
「さてサプライズで始まりましたこのバトル、実況は私『オーロTV』のアナウンサーヒグチ、解説はオーロ大学学長でバトモン博士のニトベさんでお送りします。」
何故か急ごしらえの放送席が作られ、その場に居合わせた地元テレビ局のアナウンサーとパレードに参加していた地元大学の学長が実況と解説を務めることになった。何だこのノリの良さ。
「さて、『チームC』はフウマトレーナーがマムーンを繰り出してきましたね。ニトベさんはどう見ますか?」
紫色の鱗に身を包み、周囲を警戒するように舌を出し入れするマムーン。どうやらこのバトモンも歴戦の戦士らしい。
「マムーンの武器は『どくへびバトモン』の名前の通り、猛毒の牙とその長い体から繰り出される締め付けですからね。それにゴショウウオの生命力がどこまで対応できるかが見どころになると思います。」
先に動いたのはフウマだった。
「マムーン、やっちゃいなさい!『しばりかみつき』!」
フウマの声に呼応するように、マムーンがその尻尾を長く伸ばしてゴショウウオに巻き付こうとする。どうやら動きを封じてから、猛毒の牙で噛み付こうとしているらしい。
「ゴショウウオ『ぬるぬる』デース!」
バルタンの声に反応したゴショウウオがその身体から粘液を出し、巻き付きを無力化しようとする。
「そんなのこちらも想定済みさ!そらっ!」
フウマがどこからか大きな袋を取り出し、その中身をゴショウウオに向かってぶちまけた。
「なんとフウマトレーナー、ゴショウウオに向けて砂をぶちまけた!これではゴショウウオの粘液が無力化されてしまう!」
「彼女、番外戦慣れしていますね。公式戦ではもちろん失格ですが、野良バトルならかなりのやり手ですよ。」
「今よマムーン、一気に締め付けなさい!」
狙いを定めたマムーンが砂まみれのゴショウウオに巻き付いた。一気呵成の勢いで毒牙を繰り出そうとするマムーンだったが、その一撃は思いもかけない形で阻止された。
「この時を待ってマシタ。カモン、バルタンズ!」
どこからともなく、こちらも鮫の着ぐるみを着込んだミニ・バルタンズが現れた。その数なんと166体。手には各々小型の武器を装備している。
「あーっと!バルタントレーナー、何か小さい助っ人を召喚しました!」
「アレ、バトモンじゃないですよね。」
ゴショウウオに巻き付いたことが却って仇となり、ゴショウウオごとミニ・バルタンズに袋叩きにされるマムーン。
「ちょっとアンタ、流石にそれは反則じゃない!」
思わず叫ぶフウマに、バルタンが返す。
「バトモンもミニ・バルタンも似たようなものデース!!!」
このバトモンバトル、絶対に真っ当なバトモンバトルにはならない。この戦いを見ていたオーディエンスの予感は的中するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
中村・裕美
「……なんかすごいのどかな感じになったわね」
洗脳装置を潰したのだから仕方ないけど
人前に出るのは気が重いが、そう言うショーと割り切って戦おう
「……この街の……バトモン達を……守ってみせるわ」
「……ハクト……うさぎ忍法」
などと言ってハクトに注目させてる間に電脳魔術で空間に【早業】【ハッキング】して炎の嵐や氷の竜巻とかを起こして巨大メカに攻撃。ハクトが忍術で攻撃しているように見えるかしら?
あとは派手な攻撃で目を惹きつつ、程よいタイミングでハクトはぬいぐるみとかにすり替わってもらって、どこかからドライバーとか調達してメカを解体するなり、敵を背後から人参殴りするなりしてもらいましょう
●突然のびっくり巨大ロボ
「……なんかすごいのどかな感じになったわね。」
物陰から様子を見ていた裕美が呟く。『バトモン洗脳装置』を破壊した結果がコレなので、その原因の一旦が彼女にあるのは言うまでもない。
とにかく『チームC』を倒さねばならない。という訳でステージ上に出てきた裕美とハクト。オーディエンスもこのコンビを見て『あ、まともなバトモンバトルになりそうだ』と安堵したが、そうは問屋が卸さないことを、この後嫌というほど体感する羽目になるのだった。
「……この街の……バトモン達を……守ってみせるわ。」
それっぽい事を言って場を盛り上げる裕美。これはショーなのだと割り切ってしまえば、コミュ障気味の彼女であってもそれなりに対処は可能なのだ。
「ふん、それはどうかなモフ!」
バケモフリが頭の上に葉っぱを乗せ、化術でその姿を変化させる。させるのだが、その姿が異様だった。
「きょ、巨大ロボ!?」
ステージに現れたのは、巨大なバケモフリ型のロボットだ。その頭にはご丁寧にコックピットがあり、ちゃっかりフウマとコタロウが乗り込んでいる。
「さあ、いくモフよ~!」
いきなり目からサイコビームを放つバケモフリロボ。
「あれ、元々はナナドラゴラの技ですよね。この調子だと多分他のバトモン技も使えますね。」
こんな状況にも冷静に解説するニトベ博士。バトモン世界の博士は大体こんな感じなんだろうか……。
「ハクト、『にんじん手裏剣』……!」
裕美の指示で人参型の手裏剣を投げつけるハクト。その裏で電脳空間にハッキングし、|現象改竄《フェノメノン・クラッキング》を引き起こす。
「……アクセス開始。……パラメータ変更。」
人参型の手裏剣が冷気を纏い、バケモフリロボの足元を氷漬けにする。
「ちょ、ちょっとこの技何!?」
「動けないモフ!」
「動けないなら動かなくていい攻撃にするんだ!」
周囲に放電するバケモフリロボだが、ハクトは跳躍して回避してから再びにんじん手裏剣を放ち、分身の術を繰り出した。
「おおっと!よく見たら全てぬいぐるみになっているぞ!」
高速移動で分身しているはずなのに、実況よく見えたな?そしてハクト本体はどこにいるのかというと……。
「なんとハクトはコックピットの2人を狙ってきたー!」
ハクトは手持ちのニンジンを巨大化させると、全力でフウマとコタロウをニンジンで殴りつけた。
「うう……痛いモフ……。」
「トレーナーを直接狙うなんて、野性味溢れてるじゃないの。」
「まぁ公式バトルなら間違いなく失格だけどな!」
頭にたんこぶができている『チームC』の面々。バトモンに直接殴られても耐えられているあたり、やはり頑丈さが人間とは違うのだろう。
「ハクト、頑張ったけど少しやりすぎでは……?」
バトモンバトルというのは本当にこれでいいのだろうか、裕美は疑問を抱えつつ戦闘を続行するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
●一つ目烏は空を舞う
「なんだこの場の空気は……。」
遅れて現場に到着したシン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は困惑していた。前の2人がハチャメチャにやらかしたせいで、オーディエンスがいい感じに温まっているのだ。そしてオーディエンスが求めるのは『まともなバトモンバトル』だ。
「ヤタ……。」
シンの肩に止まっていたヤタバードがそっと前に出た。どうやら自分が戦う気らしい。
「本当に大丈夫ですか?」
シンの問いかけにヤタバードが頷いた。
「ぐぬぬ……、モフはまだまだ戦えるモフ!」
バケモフリが再び葉っぱを頭の上に乗せ、化術を発動させた。バケモフリの身体から大量の煙が噴出して周囲を包み込む。
「空中戦で勝負だモフー!」
煙の中から現れたのは、巨大なラードン型飛行船だ。飛行船はフウマとコタロウを乗せると、ふわりと空へ舞い上がった。
「おおっと!再びバケモフリの化術だ!今度は空を飛んでいる!」
「大きさから考えると、ヤタバード1羽では大分厳しいですね。」
解説の言うことは最もで、ヤタバードは飛行船から繰り出される大量のフェザーアローに攻めあぐねていた。
「ヤタバード、魔力吸収でフェザーアローを吸い込んで!」
シンの指示に従い、自身に向かって飛んでくるフェザーアローを一つ目に吸い込むヤタバード。魔力がその肉体にじわじわと蓄えられていく。
「ノクス、出番です!ヤタバードと一緒にあの飛行船を攻撃です!」
どこからともなく、ふわりと梟が現れた。梟はヤタバードに何かを話しかけると、先陣を切るように飛行船へと飛んでいく。
「あーっと!シントレーナーが新しいバトモンを出してきたぞ!」
「私も長年バトモンを研究していますが、あのタイプのバトモンは見たことが無いですね。」
『ノクス』は見た目こそ梟だが、その真の姿は精霊である。故にどう考えてもバトモンではないのだが、|この世界《バトルモンスターワールド》では精霊も使い魔も式神も全て等しくバトモン扱いなのだ。
「このままならイケるんじゃない?」
少し調子に乗ったフウマがニヤリと笑った。
「そうだな!コイツを倒したらバトモンを頂こうぜ!」
同じく調子に乗ったコタロウが答える。
「ところで、見たことないバトモンがこっちに接近してるモフ!」
バケモフリがノクスの接近に気付いた。
「見たことのないバトモンだね、アレも捕まえてボスに献上しよう!」
『チームC』の目的はあくまでもバトモンの捕獲である。捕まえたバトモンはクロック団の『ボス』に献上するのだが、クロック団や『ボス』が健在なのか彼ら自身にもよく分かっていない。
「それっ!」
コタロウが捕獲用の網をノクスに向けて放った。だがそれは罠。ノクスは網を鋭い爪で切り裂くと、その後ろからヤタバードが姿を現した。一つ目から放たれる、呪いを帯びた眼差しが飛行船の動きを封じる。
「今ですヤタバード、合わせましょう!」
シンの指示に従い、吸収した魔力をシンと同調させる。
「混沌から産まれし槍よ、我が命に従い、立ち塞がるモノを封じ殲滅せよ!」
ヤタバードの一つ目からユーベルコードの光と大量の空飛ぶ黒槍が、飛行船に向けて放たれた。
「ちょ、ちょっと何あの技!?見たことないんだけど!?」
「バケモフリ、迎撃するぞ!」
「そんなこと言われても体が動かないモフ!」
慌てる2人と1匹の事情など知らぬと言わんばかりに、1670本の空飛ぶ黒槍がバケモフリの化けたラードン型飛行船を貫いた。
「ヤタバード、よくできましたね。ノクスもありがとう。」
2羽に礼を述べるシン。普段感情をあまり見せないヤタバードが、心なしか体を揺らして嬉しそうな反応をしていた。
成功
🔵🔵🔴
キノ・コバルトリュフ
ナメコ!キノの足の早さを見せてあげるよ!!
どんな敵だってキノからは逃れることは出来ない、完璧な走りだよ!
マッシュルーム!あまりの早さに止まって見えるんだってね。
キノキノキノ!キノの爆走!キノコロードの前に敵なし!!
●キノコvsキノコ
「キノキノ!グラりんと一緒だよ!」
続いて現れたのはキノ・コバルトリュフ(キノコつむりの星霊術士・f39074)だ。今回は星霊グランスティードの『グラりん』を連れている。
「これまた見たことのないバトモンですね。」
「ここ最近未知のバトモンが報告されるようになりましたから、これもまたその1種だと思いますよ。」
呑気な実況と解説はさておいて、グラりんはやる気十分である。
「むむむ、これまた見たことのないバトモンだね。」
「向こうもやる気十分だぞ。」
「だったらこれだモフ!」
再びバケモフリの化術でステージ上が煙に包まれる。
「さあバケモフリ、今度は何に変身するのか!」
実況もパターンを学習したところで、煙の中から現れたのはドンキノコ型の巨大ロボットだ。
「キノコにはキノコモフ!」
「さあお嬢ちゃん、焼きキノコはいかがかな?」
ドンキノコ型ロボの口っぽい部分からキノたちに向け、勢いよく炎が噴き出した。
「あれはエンキツネの『炎の息吹』ですね。属性の概念とかあのロボには無いのでしょう。」
冷静さを失わない解説が遠回しに『ドンキノコは草属性っぽいけどいいのかそれ』と指摘したが、その意図を汲み取る者はこの場に存在しない。
「ナメコ!グラりんの足の早さを見せてあげるよ!!」
キノがユーベルコードの光をグラりんの足元に集約させる。と、炎がグラりんに迫る。だがグラりんは慌てることなく、地面から脚を動かすことなく高速移動を始めた。
「なんと、足元が完全に地面とくっついている!まるで馬が地面から生えているようだ!なのにこの速度はなんだ!炎を回避しながら高速でドンキノコロボに接近している!」
実況が驚くのも無理はない。目の前のバトモンらしきものは馬型の外見から想像できない、平たく言うと『キモい』動きで165㎞/hの高速移動を仕掛けているのだから。
「何だあの動き!?」
「怯むんじゃないよ!」
驚くコタロウを諫めつつフウマが操縦桿を思いっきり引いた。炎を噴き出しながら、ドンキノコロボが高速回転を始めた。
「これなら攻撃されないモフ!」
だが、グラりんは慌てない。ほんの一瞬、炎が途切れた瞬間を見逃さず、その隙間から突撃を仕掛けた。
「どんな敵だってグラりんからは逃れることは出来ない、完璧な走りだよ!」
体当たりの直撃を受けたドンキノコロボだが、実のところダメージはそれほどでもなかった。しかし、グラりんが身に纏っていたユーベルコード『|爆走!キノコロード《ポイズニック・キノコロード》』の恐ろしさはここからだった。
突然ドンキノコロボの動きが止まった。
「ううう……お腹が痛いモフ……。」
「ちょ、ちょっと大丈夫かい!?」
先程までの強気な態度とは打って変わってうろたえるフウマ、そしてコタロウには心当たりがあった。
「まさか、さっき食べたモチョモン焼きが痛んでたのか!?」
実はバケモフリ、パレードが広場に到着するまでの間にモチョモン焼きを食べていたのだ。もちろん、ちゃんとお金は払っている。
ポン、と化術が解除された。痛みに耐えきれずその場をゴロゴロと転げまわるバケモフリ。実はこれ、ユーベルコードの力なのだ。『|爆走!キノコロード《ポイズニック・キノコロード》』は移動速度上昇の他、攻撃が命中した相手に状態異常を与える効果を持っている。そう、バケモフリが腹痛にのたうち回っているのは『食中毒』の追加効果に他ならない。
「マッシュルーム!あまりの早さに止まって見えるんだってね。」
グラりんは思いっきり止まっている様に見えるが、まぁ気のせいだろう。という訳で、全力で雷光を放ち追撃を加えるグラりん。そして、雷光が2人と1匹のそばに転がっていた『バトモン洗脳装置』に感電した。
「やっべ!万が一の時に仕掛けていた自爆装置が!」
コタロウが全てを言い終わる前に、『バトモン洗脳装置』が大爆発し2人と1匹は空高く吹っ飛ばされた。
「何このオチ!?」
「クロック団はこの程度じゃ諦めないからな!」
「まだお腹痛いモフ~!」
「「「ヤな感じ~!!」」」
「キノキノキノ!キノの爆走!キノコロードの前に敵なし!!」
グラりんと共に勝ち誇った顔のキノとドヤ顔のグラりんを称えるように、オーディエンスから歓声が上がった。
「ところであのオチだと、クロック団再登場とかありそうですがそれでいいんでしょうか?」
解説の疑問はそのうち解決するだろう、多分。
大成功
🔵🔵🔵