ブリュンヒルデの襲撃〜五條を守り、返す刀で神戸を守れ
●ブリュンヒルデの襲撃〜五條を守り、返す刀で神戸を守れ
「皆さん、過日は金剛山に陣取る人狼騎士絡みの一件、お疲れ様でした」
と猟兵達に告げるのはグリモア猟兵のムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)だ。
「二度に渡る頭に巨大なネジを生やしたオブリビオンとの交戦。これは、メガリス『ニーベルングの指輪』が『五條市の土蜘蛛の檻』を巡る戦いにおいて、何かしら関わっていることを示していると思います」
『シルバーレイン』と呼ばれる世界では、過去、銀誓館学園が経験してきた戦いが再現されてきた。
そのうち一つが「土蜘蛛戦争」であり、猟兵達はその結果、オブリビオンでありながら人と共にあることを望む土蜘蛛オブリビオンと共闘することを選んだ。
すると、それを快く思わないオブリビオン達が土蜘蛛オブリビオン達が住まう土蜘蛛の檻を攻撃し始めた。
ムゲンはこの「五條市の土蜘蛛の檻」に端を発する一件を「シルバーレイン・アナザー」と呼び、タグをつけて管理している。
「が、今回は、それを関係がある様でないかもしれない一件です。いずれにせよ、緊急事態には違いありません」
そう言って、ムゲンは事情の説明を始める。
「まず、またしても、『五條市の土蜘蛛の檻』に向けて、オブリビオンが襲撃を仕掛けてきました。彼らは五條駅周辺、現在工事中のショッピングモール付近に展開し、周囲の無辜の人々を攻撃しつつ、『五條市の土蜘蛛の檻』に向かうつもりの様です」
敵の名は『紅蓮の黒騎士団』。大陸妖狐に従うカースブレイドの内、かつて銀誓館学園と戦った「紅蓮の騎士」。……を慕う中二病患者の一団らしい。
「単に慕っているだけなら良いのですが、彼らの持つ呪剣『フレイムソード』は本物ですし、妖狐から『尾』も貸与されている様です」
つまり、やはり厄介な敵には違いない。
「ただ、彼らはどうも陽動の様です」
ということは本命がいる。幸い、ムゲンの予知はそこまで見切れていた。
「本命を従えるのは『『情熱』のブリュンヒルデ』のオブリビオンです」
『『情熱』のブリュンヒルデ』。札幌での決戦で『伯爵』が妖狐に降った後、日本に残った原初の吸血鬼を統率する存在となった「禁じられし大罪」最後の一人。
銀誓館学園に対するリベンジを目的とし、「異形」勢力(猟兵が言うところのドクター・オロチ達)にさえ下った戦闘狂。
「彼女は神戸市に現れ、神戸の『影の城』を襲撃するつもりの様です」
神戸六甲アイランドに存在する『影の城』は、貴種ヴァンパイア『アルバート・ローゼス』が保有している城塞世界だ。一般人には視認さえ出来ず、猟兵や能力者にしか見ることが出来ず、基本的には破壊も不可能だが、どうもユーベルコードなら破壊可能らしい。
「彼女は一度は主人とした義理立てでもあるのか、ドクター・オロチの復活を目論んでいる様子で、そのために『影の城』を破壊したい様です」
当然、そんなことをされては困る。
現在、ドクター・オロチの「本体」は、『影の城』ではなくアポカリプスヘルに存在するが、『影の城』を破壊し、調査されれば、それが分かってしまう可能性も否めない。
「と言うわけで、五條市の人々を守りつつ、神戸市の『影の城』も守ってください」
五條市は奈良県で、神戸市は兵庫県だ。つまり、五條市から神戸市は大阪を挟んで二県隣にあたる。
もっと遠い可能性があることも考えれば充分近いは近いが、|第一章終了《五條市での戦いが終わって》から、|第二章開始《神戸市の戦いに参加する》にあたり、何かしら素早く移動する手段があると良いだろう。
「ちなみに、|第一章《五條市での戦闘》では、土蜘蛛オブリビオン達も支援してくれます。いつものユーベルコード『土蜘蛛の檻』を使ってくれるので活用してあげてください」
「分からないことも多い事件ですが、少なくとも、『影の城』が破壊されるとまずいことだけは確かですし、五條市の人々も放ってはおけません。どちらも守らなければならないのは辛いところですが、頑張っていきましょう」
そう言って、ムゲンは話を締め括った。
メリーさんのアモル
シルバーレイン・アナザーも間が空いてしまい申し訳ありません、アモルです。
さて、今回は「ブリュンヒルデの騎行」と言うことで、多少捻りがあったこれまでと比べると分かりやすい事件になってます。
連作シナリオではありますが、これまでのシナリオを知らなくても参加出来ます。今回は特に。
それでも気になる方はタグの「シルバーレイン・アナザー」からご覧下さいませ。
各選択肢の解説をさせて頂きます。
●第1章『紅蓮の黒騎士団』
五條市での戦闘になります。
五條駅から工事中のショッピングモール辺りを戦場として想定していますが、基本、意識しなくても問題ありません。
土蜘蛛オブリビオンが現場に駆けつけていますので、要請すれば以下のユーベルコードによる支援を受けられます。
●土蜘蛛の檻
レベルm半径内を【蜘蛛の巣】で覆い、[蜘蛛の巣]に触れた敵から【腕力】を吸収する。
●第2章『地縛霊の少女』
神戸市での戦闘になります。
「五條市から神戸市まで急行する手段」があるとプレイングボーナスが得られます。
●第3章『『情熱』のブリュンヒルデ』
この事件の指揮官を務めるオブリビオンとの戦闘になります。
シンプルに強敵ですが、うまく戦って倒しましょう。
それでは、頑張って参りましょう!
第1章 集団戦
『紅蓮の黒騎士団』
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POW : 捕喰・堕天使業焔衣
自身の装備武器を【炎を無限に噴出する「呪炎全解封形態」】に変え、【近接範囲内の任意の物質全てを燃焼させる】能力と【変幻自在の炎による自身の欠損部位再生】能力を追加する。ただし強すぎる追加能力は寿命を削る。
SPD : 借妖・億千万鬼夜行
攻撃力に優れた【人造ゴースト「百鬼夜行の地縛霊」】、レベル×2体出現する【「百鬼夜行」参加ゴーストの一部】、治癒力を持つ【小妖怪(※主に子狐)の群れ】のいずれかを召喚し、使役する。
WIZ : 溶炎・騎士ハ尚此処ニ有リ
【想像から創造した「紅蓮の騎士」の幻影】から【接触したあらゆる物質を溶かす炎の斬撃波】を放ち、レベルm半径内の敵全員を攻撃する。発動前の【創造した「紅蓮の騎士」の活躍を想像する】時間に応じて威力アップ。
イラスト:純志
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
酒井森・興和
猟兵や銀誓館と一応協力関係になったのはオブリビオン側から見れば裏切りや利敵行為だろうが…
それだけで五條の女王の領域を付け狙うかねえ
五條の土蜘蛛メイドさん達には檻を展開して貰い敵を足止めし
飛斬帽と逆鱗を【投擲し毒使い切断】もする
悠長に何かを想像する隙を与えずUCで攻撃
【早業で追撃、怪力】を用いて動く敵を見つけ次第【狩猟】の要領で三砂で【重量攻撃】
敵UCの発動にも【第六感】で察知し【落ち着き】対応
【火炎耐性】で少しならば耐えよう
オブリビオンとは言え国見女王の領地ならば負傷はもとより【覚悟】
あなたが少年でも命乞いしても容赦は出来ないよ
我等の女王領に踏み込んできたのだ
雑兵の反撃ぐらい想定済みだろう?
暗都・魎夜
【心情】
ブリュンヒルデ、オブリビオンになってもやり口に変わりはねえみたいだな
実際、この手のあっちこっちで事件起こす作戦は、学園でも対応は大変な部類だったぜ
もっとも、大変なだけで、無理とか言うつもりはねえがな
【戦闘】
カスブレか、それも強力な武器を持ってるようだ
もっとも、俺にとってはやりやすい位だがな
呪炎で発生する炎をUCで吸収し、「捨て身の一撃」でまとめて爆発させる
「腕は悪くねえが、運が悪かったな。これでも喰らえ!」
【移動手段】
こんな時、空がとべりゃ便利だが、ないものねだりしてもしょうがねえな
「レッドバージョン」で神戸を目指す
途中、大阪湾に出て、大阪湾を「水上突進」で直線で進んで神戸市を目指す
「ブリュンヒルデ、オブリビオンになってもやり口に変わりはねえみたいだな」
そう呟きながら、五条駅に降り立つのは諸問題解決のため、雪女の妻と世界を旅してまわっていた、銀誓館学園出身の能力者の青年、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)だ。
「実際、この手のあっちこっちで事件起こす作戦は、学園でも対応は大変な部類だったぜ」
思い起こすのはオブリビオンではなかった頃の『『情熱』のブリュンヒルデ』が活動していた頃、|銀の雨降る時代《シルバーレイン》。
「もっとも、大変なだけで、無理とか言うつもりはねえがな」
「そうだねえ。ここを手早く片付けてしまおう」
魎夜の言葉に頷くのは酒井森・興和(朱纏・f37018)、七百余年前に世界結界で封印され、土蜘蛛戦争で蘇り、そして銀誓館に降った旧い鋏角衆の生き残りだ。
「それにしても……」
五条駅から下り坂の向こうにある工事中のショッピングモールに布陣する敵性オブリビオン『紅蓮の黒騎士団』を睨み、魎夜と共に走って接敵しながら、興和は呟く。
「猟兵や銀誓館と一応協力関係になったのはオブリビオン側から見れば裏切りや利敵行為だろうが……それだけで五條の女王の領域を付け狙うかねえ」
前回の金剛山の戦いで、敵は気になる言葉を言い残している。とはいえ、それだけでいつまでもこの地の『土蜘蛛の女王『国見・眞由璃』』とその眷属達を狙い続けるだろうか?
興和の疑問に答える者はなく、間も無く両者は接敵する。
「手早くいくよ。メイドさん達、足止めを頼みよ」
「はぁい、興和ご主人様!」
メイド服を身に纏った土蜘蛛オブリビオン達がスカートをはためかせ、蜘蛛の下半身を露出させて、土蜘蛛の檻を展開する。
「ぐっ、猟兵! やはり現れたか!」
「悠長に想像する時間は与えないよ」
先手を取り、敵の動きを封じたその隙を逃さず、古式ゆかしい飛斬帽【丹霞】と朱塗の逆鱗【朱纏】を投擲して牽制しつつ、一気に距離をつめる興和。
「糸は我ら蜘蛛族に縁深いもの、攻めるも護るも繰ってみせよう」
尖鋭な鋼糸を放つ。命中したものはダメージを与え、外れたものは大地に蜘蛛の巣のように絡みついて、興和の力となる。
さらに肉薄した興和は、ツルハシ状の愛用武器、三砂で重量による攻撃を仕掛ける。
「調子に乗るなよ、俺達の攻撃を受けてみろ!」
紅蓮の黒騎士達は周囲に自身の幻影を出現させ、炎の斬撃波を放つ。
大きな剣をさらに振り回して斬撃波を放つわけだから、攻撃範囲はかなり広い。
興和は冷静に対処して回避するが、その全てを回避し切ることは出来ない。
「ここは、オブリビオンとは言え国見女王の領地。ならば負傷はもとより覚悟の上」
だが、その炎の斬撃波にも怯まず、興和は攻撃を続ける。幸い、速攻戦略で攻撃を仕掛けたため幻影を作り出すための時間は十分には取れなかった分、威力は低めだ、とはいえ、数が重なれば致命傷にもなりかねない。
「あぁっ、興和ご主人様!」
土蜘蛛オブリビオンも檻を形成し幻影の動きを制限して援護してくれていたが、ついに興和を複数の炎の斬撃波が捉える。
「いい覚悟だぜ。だけど、まだ本命は先なんだから無茶するなよな、興和」
そこに割り込んだのは魎夜。
(「カスブレか、それも強力な武器を持ってるようだ。もっとも、俺にとってはやりやすい位だがな」)
魎夜が手甲、魔召機甲イグナイトバイザー・ツヴァイを装着した腕を振るって、襲いくる炎の斬撃波を切り払う。
「もう一人いたか。だったら、呪炎全解封だ!」
フレイムソードを振り回し、炎を無限に噴出する呪炎全解封形態へと変化させる。
「燃え尽きな!!」
猛烈な炎が、魎夜と興和に襲いかかる。
逃げると言う選択肢すら奪う、膨大な量の炎。下がれる場所は後方しかないが、生半可な後退では、炎から逃れることは許されないだろう。
だが、魎夜はフッと笑って、一歩前に踏み出した。
「こっちも全力で行くぜ、耐えられるかどうか試してみやがれ!」
発動するはユーベルコード『レッドダイナマイト』。戦場を満たす火炎が瞬く間に吸収されて消火されていく。
「なんだと!?」
自慢の呪炎が全て消え、思わず驚愕する紅蓮の黒騎士達。
「腕は悪くねえが、運が悪かったな。これでも喰らえ!」
魎夜は既に身を捨ててのタックルへと移行していた。
自らを太陽の爆弾へと変えての体当たり。
瞬間、爆発し、周囲の紅蓮の黒騎士達が吹き飛ばされていく。
その大きな隙を、当然興和は逃さない。
「あなたが少年でも命乞いしても容赦は出来ないよ」
振り下ろされる三砂の重量に手加減の三文字はない。
「我等の女王領に踏み込んできたのだ。雑兵の反撃ぐらい想定済みだろう?」
戦いは明らかに二人有利に進んでいるが、まだ紅蓮の黒騎士達は残っている。
「チッ、ただでさえ、この後神戸まで行かなきゃならないってのに……」
魎夜が愚痴る。
「こんな時、空がとべりゃ便利なんだがなぁ」
と呟く魎夜は改造大型のバイクであるレッドバージョンを準備している。空は飛べなくても、移動する準備は万端だ。
まぁ、全てはここでの戦いを終えてからの話にはなるが。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
禍神塚・鏡吾
五條市の土蜘蛛が猟兵と共闘しているのを逆手にとって、陽動作戦とは……敵も存外に、知恵が回る
「予知がなければ危ない所でしたね」
ともかく、手早く片付けて神戸まで移動しなければいけません
「無駄な消耗は避けましょう」
電脳魔術を駆使して立体映像を自分に被せ、紅蓮の黒騎士団そっくりの姿になります
そして敵に紛れ込んでからわざと正体を現し『黒騎士団と入れ替わってだまし討ちを狙っている猟兵は、まだ大勢いる』という流言を流します
そして、ミラーシェイダーの光学迷彩で姿を消して乱戦から逃れます
後は、同士討ちで全滅してくれれば僥倖ですが、無理なら土蜘蛛の皆さんに止めをお願いしましょう
(「五條市の土蜘蛛が猟兵と共闘しているのを逆手にとって、陽動作戦とは……敵も存外に、知恵が回る」)
そう、敵——恐らくは『『情熱』のブリュンヒルデ』?——の知恵に感心しつつ、戦場に向かうのは禍神塚・鏡吾(魔法の鏡・f04789)だ。
「予知がなければ危ない所でしたね」
そして、そう呟く。
グリモアの予知がなければ、いつもの五條市の土蜘蛛の檻を襲撃してきたオブリビオンだと判断してしまい、『影の城』は破壊されていたかもしれない。
(「ともかく、手早く片付けて神戸まで移動しなければいけません」)
今回の本命は神戸。故に。
「無駄な消耗は避けましょう」
先の猟兵二人が交戦している『紅蓮の黒騎士団』の集団に、鏡吾が飛び込む。
と言っても、無策に飛び込むわけではない。電脳魔術を使って自身に立体映像を被せた鏡吾は、どこからどう見ても紅蓮の黒騎士団の構成員そのもの。
そして、紅蓮の黒騎士団の後方でわざと姿を晒す。
「な、なんだ!? さっきまで|同胞《はらから》だったはずの奴が、猟兵になったぞ!?」
攻撃してくるわけでもなく、突然、仲間が敵になった事で、紅蓮の黒騎士団は混乱に陥る。
と言っても、ささやかなものだ、すぐに回復する——はずだった。
直後、鏡吾のユーベルコードが輝く。
「私は真実をもって答えるのみです」
手に持った長辺50cm程度の楕円形の西洋鏡から、流言が流れ出す。
曰く「紅蓮の黒騎士団と入れ替わってだまし討ちを狙っている猟兵は、まだ大勢いる」と。
「おい、我らが|同胞《はらから》と入れ替わるなんて許されねぇぞ、どいつだ!」
「お前だろ!」
「いや、そういうお前こそだろ!」
紅蓮の黒騎士団はまんまと流言に乗っかり、仲間割れを始めてしまう。
恐るべしこの鏡吾のユーベルコードこそは『|魔法の鏡《スレイブ・イン・ザ・マジックミラー》|0《・ゼロ》』。
その間に鏡吾は無数の金属板たる『ミラージェイダー』を念力で操り、光学迷彩の要領で姿を消す。
「おい、さっきの偽物はどこいった!?」
「お前だろ!」
「いいや、お前だね!」
妖狐から狩うけた「尾」から、人造ゴースト「百鬼夜行の地縛霊」を出現させ、盛大に仲間割れを始める紅蓮の黒騎士団達。
その間に、鏡吾はそっとその場を離れるのだった。
鏡吾の見事な撹乱により、紅蓮の黒騎士団の陣形は壊滅状態だ。
もはや風前の灯と言えるだろう。
大成功
🔵🔵🔵
河崎・統治
【POW】
チーム【烈火】
変な奴に絡まれて土蜘蛛オブリビオン達も災難だな。
金沢で共闘した土蜘蛛メイドに挨拶ついでに同行者を紹介する。
「おう、久しぶり。手伝いに来たぞ。」
「有紗、いつも通り突っ込むから援護宜しく。土蜘蛛メイド達は檻を展開してくれ」
【オーラ防御】で敵の攻撃を防御し「温い火だな。俺が本物の炎ってのを見せてやるよ!」と言ってUCで戦場全体に炎の嵐を巻き起こすと同時に弾幕射撃をしつつ、【推力移動】で突撃を開始
【第六感、心眼、見切り、ダッシュ、ジャンプ】を駆使して敵の攻撃を回避、避けられない物のみ【武器受け、オーラ防御】で対応
接近戦距離に入ったら【居合】で【切断】する。
神戸までは飛んでいく。
島津・有紗
【WIZ】
チーム【烈火】
「私、島津有紗と申します。以前、統治さんがお世話になったようで」
統治さんに紹介されて土蜘蛛メイドさん達に挨拶します。
「統治さん、分かってると思うけど無茶しないで下さいね」
「土蜘蛛メイドさん達は檻を展開して相手の動きを妨害、武者軍団の人達は弓で統治さんを援護して下さい!」
UCで悪路王配下の武者軍団を呼び出し、統治さんの突撃に合わせて後方から弓で援護射撃をして貰い、自身も弓で相手を狙撃して削っていきます。
土蜘蛛の巫女に指示をされる土蜘蛛と言う謎な構図ですが、多分、問題無い・・・筈?
敵の攻撃は【見切り、心眼、第六感】で回避
神戸までは統治さんにお姫様抱っこで運んで貰います
「変な奴に絡まれて土蜘蛛オブリビオン達も災難だな」
そう呟きながら五条駅に降り立つのは銀誓館学園第1期卒業生、河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)だ。
「おう、久しぶり。手伝いに来たぞ」
そう言って、土蜘蛛オブリビオン達に声をかける統治。
統治は五條市の土蜘蛛の事件に関与したことはなかったが、「第二次聖杯戦争」の折、金沢のひがし茶屋街周辺において、オブリビオンとして蘇った原初の吸血鬼『闇の淑女オクタンス』率いる『|吸血鬼大隊《ヴァンパイア・バタリオン》』と交戦した際、出会っていた。
「あ、お久しぶりです、ご主人様」
あの戦い以来、幸いにも土蜘蛛オブリビオンに被害は出ていないため、土蜘蛛オブリビオンも統治のことを覚えており、気持ちの良い挨拶で返してくれる。
「こっちは有紗。俺の幼馴染だ」
「私、島津有紗と申します。以前、統治さんがお世話になったようで」
そして、今回の統治には連れがいた。銀誓館学園第2期卒業生にして、統治の幼馴染である島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)だ。
「よろしくお願い致しますね、お嬢様」
土蜘蛛オブリビオン
「統治さん、分かってると思うけど無茶しないで下さいね」
「あぁ。有紗、いつも通り突っ込むから援護宜しく。土蜘蛛メイド達は檻を展開してくれ」
という分かってるんだか分かってないんだか分からないやり取りをして、統治は先の猟兵により絶賛混乱の渦中にある『紅蓮の黒騎士団』に向けて突撃する。
「古の武士達よ、ここに出ませい!」
統治の突撃に合わせ、有紗はユーベルコード『悪路武者軍団召喚』を発動。百を超える悪路王配下の武者軍団が出現する。
「土蜘蛛メイドさん達は檻を展開して相手の動きを妨害、武者軍団の人達は弓で統治さんを援護して下さい!」
「はーい、ご主人様、お嬢様」
既に坂の下、五條三丁目交差点の辺りまで追い込まれている紅蓮の黒騎士達は坂の上に大群が現れたのを見て、内輪揉めをしている場合ではない、と流石に悟る。
「チッ、まだ来るのか猟兵め」
紅蓮の黒騎士はそのフレイムソードを呪炎全解封形態へと変化させ、炎を放つ。
「温い火だな。俺が本物の炎ってのを見せてやるよ!」
対する統治はその炎をオーラで受け止めてから、ユーベルコード『フェニックスストーム』を放つ。
「焼き尽くせ! フェニックスストーム!」
発生するは業火の嵐。戦場全体を覆うその嵐は消えない不死鳥の炎による攻撃を敵に与えつつ、味方には不死鳥の炎による回復が与えられる。
そこから一気に背負式の大型回転動力炉に搭載された大型イオンブースターから推力を放って一気に前進。近接戦闘に移行する。
紅蓮の黒騎士達は接近してくる統治に対し、変化したフレイムソードを構えて攻撃の姿勢を取るが、的確に有紗と有紗の召喚した悪路王配下の武者軍団が強弓から放たれる矢と魔炎を纏った火矢によって、そう言った紅蓮の黒騎士を確実に仕留められていく。
「土蜘蛛メイドさん達、次はあちらへ檻をお願いします」
「はぁい、お嬢様!」
そして、有紗は的確かつ積極的に土蜘蛛オブリビオンにも指示を飛ばし、統治に攻撃を与えそうな敵を土蜘蛛の檻で止めていく。
「土蜘蛛の巫女に指示をされる土蜘蛛と言う謎な構図ですが、多分、問題無い……筈?」
「はい、全く問題ございませんよ、お嬢様! 次の指示をお願いします!」
さて、接近しきった統治は水月で居合を放ち、確実に紅蓮の黒騎士を殲滅していく。
お互いを信じ切った見事な二人の連携とその指揮下にある部隊の活躍に対し、紅蓮の黒騎士団は混乱の渦中、あるいはそこから立ち直ろうとしている途中。
結果は語るまでもないだろう。
猟兵は見事に敵の殲滅に成功したのであった。
次は神戸。
統治は有紗をお姫様抱っこし、飛び立った。
大成功
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第2章 集団戦
『地縛霊の少女』
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POW : 湧き上がる悔しさ
【果たされなかった想い】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD : 囚われの囚人たち
対象の【テリトリーに迷い込んだ一般人達】に【テリトリーと繋がる未練の鎖】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[テリトリーに迷い込んだ一般人達]を自在に操作できる。
WIZ : 永遠に続く未練の空間
戦場全体に、【自身の未練が果たされることのない空間】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
イラスト:神戸爾
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
その頃、神戸。
猟兵達が五條市で戦っている間に、『『情熱』のブリュンヒルデ』により抗体ゴーストオブリビオンと化した『地縛霊の少女』は着実に影の城へと近づいていた。
抗体ゴーストオブリビオンと化した『地縛霊の少女』は抗体兵器としてレイピアを装備しているようだ。
ユーベルコードや鎖のほかに、レイピアによる刺突攻撃や切断攻撃にも注意が必要そうだ。
また、|第一章《五條市での戦闘》から継続参加する猟兵はここに素早く到達する方法を考える必要があるだろう。既に|第一章《五條市での戦闘》の時点で方法を準備済みであれば問題はない。
禍神塚・鏡吾
◎
「さて、ここからが厄介ですね」
五條駅から六甲アイランドまでは、車で約1時間半
レンタカーを借りて運転して行きます
抜け道探しと幸運の技能を駆使して渋滞を避け、急ぎます
「あのう、これは何のイベントでしょうか……?」
現地に着いたら、テリトリーに迷い込んだ一般人に扮して地縛霊の少女に接近
相手がユーベルコードを使用するのに合わせて、電脳魔術で作り出した立体映像の「未練の鎖」を生やし、操られたふりをして油断を誘いましょう
後は、隙を見て地縛霊に手枷から順に咎力封じの拘束具を放ち、敵を一人ずつ無力化、そして始末していきます
猟兵だと見破られた後は、仕方がないので光学迷彩で姿を隠しながら咎力封じを放ち続けますよ
暗都・魎夜
【心情】
真っ当に移動してれば2~3時間ってところか?
今回は海を突っ切ったんで、1時間ちょいってところだな
2012年1月15日が3時間遅れの参戦だった
上々なタイムじゃねえか
「さて、始めようぜ? こっちの準備は十分だからな」
【戦闘】
サイバーザナドゥ製の高性能バイクで水上を突っ走り、神戸へ
地縛霊系のオブリビオンゴーストが抗体兵器で強化されたわけか
戦いがきつくなっていくのは今更だ
俺が強くなってきゃいい
「師匠が言ってたぜ、"人の進化は光より速く、強い"ってな!」
UCを発動して「斬撃波」で「なぎ払い」
攻撃は「心眼」「見切り」で回避
本来なら恨み言の1つも聞いてやりてえところだが
すまねえ、今日は時間がねえんだ
酒井森・興和
◎
>メイド蜘蛛達
引き続き警戒お願いします
妙な動きがあればお報せを
…移動手段か
車は運転出来ないし
【言いくるめ】と銀誓館の威を借りて高速路を往く車輌に乗せて貰うか
【情報検索】で最短ルート割り出しUCで足場を作りながら【悪路走破】してゆくか
上手くいけばUC活用の方が早そうだが…
>地縛霊少女
操られ一般人は当て身等で行動不能にする事で【救助活動】
鎖を【怪力で切断】し解放したい
抗体ゴースト化しているのか
鎖なら三砂を使い絡めて引き寄せ床に叩き付け三砂で打つ
レイピアの刺突は飛斬帽を盾に【受け流し、カウンター】に正面から当てるか横に薙ぎ【切断】
万全では無くなった個体~可能なら数体纏めてUCの蹴りで撃破してゆこう
「さて、ここからが厄介ですね」
そう呟くのは禍神塚・鏡吾(魔法の鏡・f04789)だ。
(「五條駅から六甲アイランドまでは、車で約1時間半。レンタカーを借りましょう」)
幸い、五条駅南の工事中のショッピングモールから国道24号線を東へ少し行ったところにレンタカーの店があるようだ。
鏡吾は調べるなり、即座にレンタカーに店へと急行する。
「引き続き警戒お願いします。妙な動きがあればお報せを」
「はい、興和ご主人様」
これが敵の策略なら、まだここからさらに動きがあるかもしれない。酒井森・興和(朱纏・f37018)は抜け目なく土蜘蛛オブリビオン達に引継ぎをお願いする。
(「……移動手段か。車は運転出来ないし」)
となると、興和の脳裏に浮かぶ手段は二つ。
一つは車を所謂「ヒッチハイク」して乗せてもらうことだ。銀誓館の力もあるので、無理筋というほどではない。
もう一つはユーベルコードで足場を作り徒歩で最短を行く方法だ。こちらも無理筋に思えるが、鋏角衆である興和にであれば、不可能ではない。
(「上手くいけばUC活用の方が早そうだが……」)
「おや、移動手段でお困りですか?」
興和が早速、国道24号線を行く手直な車に声をかけようとしたところ、一台の車が停車する。
先ほどレンタカーを借りてきた鏡吾であった。
そんな二人より早くサイバーザナドゥ製の高性能バイクで水上を突っ走り神戸に到着したのは暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)だ。
「今回は海を突っ切ったんで、1時間ちょいってところだな。2012年1月15日が3時間遅れの参戦だった。上々なタイムじゃねえか」
炎を模した姿の魔剣・滅びの業火を構え、魎夜は抗体ゴーストオブリビオン『地縛霊の少女』の前に立ち塞がる。
「さて、始めようぜ? こっちの準備は十分だからな」
「猟兵……! やはり妨害しに現れるのね……!」
地縛霊の少女が自身の想いを爆発させ、鎖を周囲に展開しながらレイピアを構える。
(「地縛霊系のオブリビオンゴーストが抗体兵器で強化されたわけか。戦いがきつくなっていくのは今更だ。俺が強くなってきゃいい」)
「師匠が言ってたぜ、"人の進化は光より速く、強い"ってな!」
魎夜が地面を蹴り、一気に敵部隊へと突貫する。
「全力で行くぜ。こいつに耐えられるか、試してみな!」
魎夜はそのまま空中で燃え盛る太陽の炎を纏い、飛躍的に攻撃力を高める。ユーベルコード『|赤い太陽《プロミネンスドライブ》』である。
空中で素早く滅びの業火を振るえば、太陽の炎を纏った斬撃波が飛び、地縛霊の少女を薙ぎ払っていく。
「やる……、だけど猟兵は、こうすれば攻撃を躊躇うはずよね」
テリトリーと繋がる未練の鎖がテリトリーに迷い込んだ一般人に繋がり、一般人を操作して、壁とする。
「チッ、厄介な」
思わず、魎夜は回避に専念しつつ、攻撃の手を緩める。流石に一般人は巻き込めない。一般人を避けつつ攻撃することは可能だが、どうしても、先ほどまでのように派手に範囲攻撃していくわけにはいかなくなる。
そこへ、一人の人影が一般人へタックルし、その怪力で以って鎖を断ち切って見せた。
「興和か、助かった」
「やぁ、遅れてすまないねぇ」
駆けつけてきた興和がそうして一般人を救出したのだ。
「あのう、これは何のイベントでしょうか……?」
そんな地縛霊の少女に声をかけるのは鏡吾。猟兵だとバレないように一般人に扮している。
「? 世界結界にも拘らず私の姿が見えるということは、能力者候補? だったら町といいわね」
未練の鎖が伸びる。
そこに興和が飛び込んでくる。
「ちぃ、次から次へと!」
防御に使った鎖を三砂で絡めとり、攻撃に使ったレイピアは飛斬帽で防いでカウンターし、確実に周囲の地縛霊の少女の鎖とレイピアを使用不能にする。
「力圧しだが我等の蹴り脚は強弓にも負けぬよ」
そして、放たれるは速度マッハ5.0以上の旋風脚。
そうして、有耶無耶になっている間に鏡吾は立体映像で作られた偽の「未練の鎖」を生やし、操られたフリをする。
車の中にいる間に、事前に決めておいた鏡吾と興和の連携であった。
そうして、完全にノーマークとなった鏡吾はユーベルコード『咎力封じ』を発動し、その動きを封じ、可能ならユーベルコードも封じていく。
そうなれば魎夜も興和もどんどん動きやすくなる。
「おのれ、猟兵!」
「本来なら恨み言の1つも聞いてやりてえところだが。すまねえ、今日は時間がねえんだ」
地縛霊の少女の数がみるみるうちに減っていく。
殲滅まで、あとわずか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
河崎・統治
【POW】
チーム【烈火】
神戸まで動力甲冑で飛行して移動、戦場手前で一旦着地し有紗を降ろす。
「もう始まってるか。んじゃ、いつも通り突っ込むから援護宜しく」
複合兵装ユニットと詠唱ガトリング、アサルトウェポンの【砲撃、誘導弾】で【弾幕】を張り【制圧射撃】をしながらブースターを点火し【ダッシュ】で突撃。
敵の攻撃を【第六感、見切り、心眼、フェイント】を駆使して回避しながら接近、避け切れない攻撃は【オーラ防御】で対応。
白兵戦距離まで接近したら水月を抜刀しUCを発動。
そのまま相手に【切り込み、切断】する。
「悪いがこっちも急ぎなんでな。手早く終わらせてもらうぞ」
島津・有紗
【POW】
チーム【烈火】
神戸までは統治さんに掴まって運んで貰います。
「はいはい、いつも通りですね。分かっていると思いますけど無茶しないで下さいね?」
戦場手前で降ろしてもらい、統治さんが突っ込むのに合わせてUCを発動し、敵の行動を妨害しつつ援護します。
「それじゃあこちらも始めましょう」
強弓で後方から【援護射撃】しつつ、隙を見て【スナイパー、ヘッドショット】で狙撃します。
敵の攻撃は【第六感、見切り、心眼、推力移動】で回避し、避けられない攻撃のみ【武器受け、オーラ防御】で対応。
「ごめんなさい、急いでるから手早く終わらせますよ」
回転動力炉で稼働する真紅の動力甲冑「烈火2式」。武者鎧風の外装をしたそれを身に纏うのは河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)だ。
統治は既に戦闘が始まっているエリアの少し手前に降り立って、幼馴染の島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)を降ろす。
「もう始まってるか。んじゃ、いつも通り突っ込むから援護宜しく」
「はいはい、いつも通りですね。分かっていると思いますけど無茶しないで下さいね?」
慣れきったいつものやりとりの末、統治が突っ込む。
ブースターを点火しての全力ダッシュだ。
背部兵装ユニットである21式複合兵装ユニット2型に搭載された八連ミサイルランチャー二基から十六発のミサイルが放たれる。
続けてアサルトウェポンによる射撃と21式複合兵装ユニット2型に搭載されたレールガン二基を連装レーザー砲二基による砲撃。
「くっ、増援ね!?」
『地縛霊の少女』がそれで二人の到着に気付く。
「それじゃあこちらも始めましょう」
強弓を構えて援護射撃。統治の展開する弾幕は強烈だが、接近すればするほど周囲への効果の制圧効果が減少していく。
そこを補うのが有紗の援護射撃になる。
「風よ! 吹き荒れなさい!」
さらに、ユーベルコード『|浄化の嵐《ピュリフィケイション・ストーム》』を発動し、光を纏った嵐を発生させる。
これにより、戦場全体で、敵に大粒の雹を含んだ猛烈な雷雨が襲いかかる。さらに、味方には優しい風の回復も届くので、さらに支援ができるというわけだ。
「焼き斬れ! フェニックススラッシュ!」
そして、ついに地縛霊の少女らの元へ肉薄した統治は水月を抜刀し、不死鳥の炎を纏った攻撃を放つ。
継続ダメージを与える炎を放つその攻撃は、確実に地縛霊の少女を滅ぼし、そして、その陣形を乱す。
そして、その隙を逃さず、有紗の狙撃が届く。確実に頭を撃ち抜く容赦のない攻撃が、地縛霊の少女達を撃破していく。
「くっ、猟兵! なぜこうも一方的に……!」
「悪いがこっちも急ぎなんでな。手早く終わらせてもらうぞ」
「えぇ。ごめんなさい、急いでるから手早く終わらせますよ」
地縛霊の少女の恨み言に謝罪しつつ、二人は確実に地縛霊の少女を殲滅していく。
かくして、地縛霊の少女が殲滅されるまで、そう時間はかからなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『『情熱』のブリュンヒルデ』
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POW : ゲルヒルデの槍
自身の【槍】を【白銀】化して攻撃し、ダメージと【止血不能】の状態異常を与える。
SPD : オルトリンデの剣
【長剣】の横薙ぎで、近接範囲内の全員を攻撃する。近接攻撃を仕掛けてきた敵には先制攻撃可能。
WIZ : ヴァルトラウテの戦旗
自身の【鮮血の翼】でレベル×100km/hで飛翔し、射程無限・直線上の全てを切断貫通する【灼熱の風刃】を放つ。
イラスト:ひお
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「猟兵! そして能力者! やっぱり来たのね! あの古都の王程度にはあなた達の足止めはできないと思っていたけど、やはり正しかった」
オブリビオン『『情熱』のブリュンヒルデ』が、現れた猟兵を歓迎する。
「ドクター・オロチの『本体』がどこにあるのか、調べるためにも、ここでは負けられない。何より、お前達の情熱を受け止めるには、この程度の熱量をもってせねばなるまい! さあヴァルトラウテの戦旗よ! 戦いの風を招け!」
『『情熱』のブリュンヒルデ』がユーベルコードの構えを取る。
決戦の始まりだ。
暗都・魎夜
【心情】
相変わらずテンション高いようで結構なこった
実はこっちも当時、お前さんを探して倒すための結社立ててたことがあってね
今回、諏訪湖まで逃がしはしねえよ
この神戸で終わらしてやるぜ
「散々走り回って、こっちの準備は出来てるぜ。イグニッション!」
【戦闘】
こうやって相対すると、武人として真っ当に強いな
剣も槍も一流で、旗による特殊攻撃までもってやがる
それが一流の戦術眼と高い士気でやって来る
苦戦は覚悟しねえとな
こっちも白兵戦だ
「グラップル」をメインに戦闘を行う
槍の攻撃は「見切り」で凌いで「カウンター」
「フェイント」「足払い」で隙を作って、UCによる攻撃を叩き込んでやる!
真っ当に戦えば『伯爵』にも負けない強さって話だったな
だったら、俺の腕試しにも付き合ってもらうぜ!
※「『伯爵』を越える」が個人的な目標
実の所、こうやってシンプルな殴り合いに付き合ってくれる相手は久しぶりだ
とことんまでやってやるぜ!
こうして見ると、案外に気の合う奴だったのかもな
またどこかの戦場で出会ったら、その時も殴り合おうぜ
「散々走り回って、こっちの準備は出来てるぜ。イグニッション!」
イグニッションカードを構え、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)が装備を纏う。
「準備は万端のようね! 行くわよ!」
『情熱』のブリュンヒルデが地面を蹴り、槍を構えて一気に猟兵の元へ肉薄してくる。
「相変わらずテンション高いようで結構なこった。実はこっちも当時、お前さんを探して倒すための結社立ててたことがあってね。今回、諏訪湖まで逃がしはしねえよ。この神戸で終わらしてやるぜ」
対して、魎夜が立ち塞がる。
「私は何回やったって構わないわよ!」
白銀化した槍を突き出す『情熱』のブリュンヒルデ。
対して、魎夜が見切りで確実に回避し、攻撃の機会を伺う。
(「こうやって相対すると、武人として真っ当に強いな。剣も槍も一流で、旗による特殊攻撃までもってやがる」)
実際に相対することで、『情熱』のブリュンヒルデの強さを再認識する魎夜。
(「それが一流の戦術眼と高い士気でやって来る。苦戦は覚悟しねえとな」)
一瞬でも気を抜けば、止血不能の一撃が魎夜の致命的な箇所を穿つ。そんな緊張感の中、魎夜は攻撃を回避し続ける。
「どうしたの? 守ってばかりじゃ勝てないわよ!」
「あぁ、同感だ!」
『情熱』のブリュンヒルデの攻撃を大きく避けて、攻撃の溜めを作る。
「真っ当に戦えば『伯爵』にも負けない強さって話だったな。だったら、俺の腕試しにも付き合ってもらうぜ!」
「!」
動きとセリフに合わせて、大技が来る、と『情熱』のブリュンヒルデが構える。
だが、次に魎夜が放ったのは足払いだった。
「!」
大技が来ると警戒していた『情熱』のブリュンヒルデは咄嗟に跳躍し、空中に逃れる。だが、空中というのは、それ以上動きの効かない場所、今のこの瞬間、『情熱』のブリュンヒルデは隙だらけの状態にあった。
「見せてやるぜ、これが死を超越した力!」
ガントレットに重力《グラビティ》の因子が注ぎ込まれ、変形していく。
「しまった、こっちが本命か!」
『情熱』のブリュンヒルデは咄嗟に槍を構えて防御するが、魎夜のユーベルコード『グラビティエンド』がそれを上回る。
ダメージを受けた『情熱』のブリュンヒルデはそのまま後方に飛ばされ、地面に落下する。
「ぐぅ……」
立ちあがろうとした時、『情熱』のブリュンヒルデは自身の動きが通常より緩慢な事に気付く。
「これは……重圧か……」
その隙を逃さず、魎夜がさらに肉薄する。
「実の所、こうやってシンプルな殴り合いに付き合ってくれる相手は久しぶりだ。とことんまでやってやるぜ!」
そう言って、魎夜がさらに攻撃を続行する。
「こうして見ると、案外に気の合う奴だったのかもな。またどこかの戦場で出会ったら、その時も殴り合おうぜ」
「いいわよ。私はオブリビオン、何度だって染み出して、あなた達と戦って見せるわ」
魎夜の言葉に『情熱』のブリュンヒルデは真正面からそう答えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
酒井森・興和
◎
用意周到で豪胆、直情的で伯爵の切り札でも有った敵
今も昔も厄介な脳みそをあばく事も貴種アルバートの城を消されるのもこの世界に害しかない…
死ぬ気は無いが大怪我【覚悟】でも止めたいねえ
雑兵の僕と大将格の彼女だが今は敵一人かせめての付け入る隙か
【第六感、気配感知と集中力】で敵UCからの行動不能に至る深手や致命傷を避ける
止血出来ずとも動けるならば良い
三砂で槍を【受け流し、なぎ払い】鶴嘴で薙ぎ【切断】返す石突きで【追撃】
前進し近接へ
鷹宗の懐剣を【投擲】し体当たり敵にその傷口を【こじ開け】【追撃】狙いUCを撃ち込む
首、額など【急所突き】狙う
まだ攻撃続行可なら彼女の腕や足など穿ち武器を繰る手や機動力を削る
禍神塚・鏡吾
◎
技能:閃光、だまし討ち、挑発
彼女は自分がオブリビオンであることを自覚しているようですね
異様に士気が高くて情報を聞き出すのは難しそうですが、さて……
本体(喋る鏡)を盾に変え、他の人、できればPOWで攻撃する人に装備して頂きます
単純な攻撃のユーべルコードであれば止められます
鏡に血はないので状態異常も平気ですよ
動くことはできませんが、鏡面から閃光を放って敵の目を眩ませたり、ハッタリで挑発し私を狙うよう誘導したりします
「ご自分の言葉に既視感はありませんか?
貴女は『ネジ』によって生前の行動をトレースさせられているのです
呪剣使いを捨て駒に使ったつもりでしょうが、貴女もまた捨て駒なのをご存じですか……?」
先の猟兵が『『情熱』のブリュンヒルデ』と交戦している間に、二人の猟兵が戦闘準備を整える。
「用意周到で豪胆、直情的で伯爵の切り札でも有った敵。今も昔も厄介な脳みそをあばく事も貴種アルバートの城を消されるのもこの世界に害しかない……。死ぬ気は無いが大怪我覚悟でも止めたいねえ」
そう言いながら、三砂を構えるのは酒井森・興和(朱纏・f37018)。
「彼女は自分がオブリビオンであることを自覚しているようですね。異様に士気が高くて情報を聞き出すのは難しそうですが、さて……」
一方。『『情熱』のブリュンヒルデ』から情報を得られないかと考察するのは禍神塚・鏡吾(魔法の鏡・f04789)だ。
「……興和さん、私を使ってみるつもりはありませんか?」
「鏡吾さんを?」
鏡吾の唐突な提案に興和が首を傾げる。
「えぇ。こういう事ですよ」
受け止めること盾のごとく、見通すこと鏡のごとし。鏡吾の本体、その全身が味方が装備して持ち歩けるような、鏡のような丸盾へと姿を変えた。ユーベルコード『|ペルセウスの鏡盾《イージスフォーム》』だ。
「単純な攻撃のユーべルコードであれば止められます。鏡に血はないので状態異常も平気ですよ」
「では、ありがたく」
鏡吾の説明に納得した興和が鏡吾自身である鏡のような丸盾を手にする。
「雑兵の僕と大将格の彼女だが今は敵一人がせめての付け入る隙か」
こちらは二人。先の猟兵も合わせれば三人。この後も先ほどまで共に戦っていた二人組などが増援が来てくれるかもしれない。
三砂と鏡吾を手に、興和が地面を蹴る。
「さらに来たわね、猟兵! そして能力者!」
『情熱』のブリュンヒルデが興和の接近を歓迎する。
白銀化した槍が接近する興和に向けて突き出される。
興和は冷静に鏡吾でその槍の一撃を受け流す。
そのまま三砂のツルハシ部分で薙ぎ払いを放ちつつ、石突きによる追撃をかけ、そのまま前進する。
「くっ、その盾、なかなかの強度ね!」
だが、接近すればするほど、『情熱』のブリュンヒルデの槍による一撃は正確になる。当然、『情熱』のブリュンヒルデの側に盾だけを律儀に狙ってやる義理はないわけだから、興和にはダメージが入る。
興和はこれを集中と第六感により回避し、致命傷を避ける。
(「止血出来ずとも動けるならば良い」)
「流石は鋏角衆と讃えるべきかしら、本体も丈夫ね!」
興和はそのままさらに『情熱』のブリュンヒルデへ接近し、妖狩りの男から盗み取った小刀を投擲し、『情熱』のブリュンヒルデにさらに傷をつける。
だが、より接近する興和に対し、『情熱』のブリュンヒルデはより致命的な箇所を狙って槍を構える。
(「動くことはできませんが、これくらいなら」)
直後、鏡吾の鏡面から激しい閃光が放たれ、『情熱』のブリュンヒルデの視界を奪い、動きを封じた。
その隙を逃さず、興和は一気に『情熱』のブリュンヒルデに体当たりし、傷口をこじ開け、指先で触れる。
ユーベルコード『白虎絶命拳』が発動し、呼気により練り上げられた「気」が指先から『情熱』のブリュンヒルデの体内に侵入し、その内部を破壊していく。
「グアアッ!?」
強烈なる痛打に『情熱』のブリュンヒルデが思わずもんどりを打って倒れてから、興和の三砂による追撃を恐れて、一気に後方に飛び下がる。
「ご自分の言葉に既視感はありませんか? 貴女は『ネジ』によって生前の行動をトレースさせられているのです。呪剣使いを捨て駒に使ったつもりでしょうが、貴女もまた捨て駒なのをご存じですか……?」
「あら、お喋りな鏡ね。『ネジ』ですって? 私をあの古都の王の配下どもと同じだと思っているの?」
槍を構え直し、『情熱』のブリュンヒルデが鏡吾の言葉に応じる。
「だとしたら、残念ね。私は確かに連中に協力してもらったけれど、連中とは別口よ! さぁ、分かったらもっと戦いを楽しみましょう!」
「古都の王」。この戦いの冒頭でも触れていた言葉だ。この戦いそのものは本筋とは絡まないようだが、その名前だけは、あるいは覚えておいた方が良いのかもしれない。
大成功
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河崎・統治
POW
絡み、アドリブ歓迎
【烈火】
やれやれ、相変わらず濃い奴だな。
「さてと、親玉の登場か。ま、やる事はいつもと変わらんがな。有紗、突っ込むから支援宜しく」
複合兵装とアームガトリングで【砲撃、レーザー射撃、誘導弾】による【弾幕、制圧射撃】を行いつつ、【推力移動、ダッシュ】で距離を詰める
敵の攻撃は【心眼、見切り、第六感、気配探知、フェイント】で回避
避けられない物のみ【武器受け、オーラ防御】で対応
接近戦距離に入ったらUCを発動、【リミッター解除】して水月を抜刀、【居合、切り込み】で【切断】する。
「これで終わりだ!さっさと骸の海に帰りやがれ!烈火連撃斬!」
さてと、仕事が終わったらラーメン食いに行くぞ
島津・有紗
SPD
【烈火】
絡み、アドリブ歓迎
相変わらず暑苦しい人ですね。迷惑ですからさっさと骸の海に帰って貰いましょう」
UCで戦場全体に嵐を起こし、敵を攻撃しつつ味方の回復を行い統治さんを援護します。
【推力移動、ダッシュ】で移動しつつ、同時に後方から【スナイパー、援護射撃】で攻撃し、相手の行動を妨害しつつ削っていきます。
敵の攻撃は【心眼、第六感、見切り、気配探知】で回避し、避けられない物のみ【武器受け、オーラ防御】で対応。
今回は撃退しましたけど、また戻って来そうな人ですね。
ようやく終わりましたか。ラーメン食べに行くんですね。当然、私も行きますよ。もちろん統治さんの奢りですよね♪
「やれやれ、相変わらず濃い奴だな」
先の猟兵との戦い振りを見ながらそう呟くのは、河崎・統治(帰って来た能力者・f03854)だ。
「えぇ。相変わらず暑苦しい人ですね。迷惑ですからさっさと骸の海に帰って貰いましょう」
その言葉に島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)が頷く。
「さてと、親玉の登場か。ま、やる事はいつもと変わらんがな。有紗、突っ込むから支援宜しく」
そう言うと、統治は 背部兵装ユニットである21式複合兵装ユニット2型に搭載されたレールガンと連装レーザー砲、そして、短銃身型詠唱ガトリングガンからそれぞれ弾幕を放ち、『『情熱』のブリュンヒルデ』の動きを止めつつ、推力移動とダッシュの併用で、『情熱』のブリュンヒルデに肉薄する。
「おぉ!? なかなか、派手なのが来たわね!」
その弾幕を嬉しそうに回避しながら、『情熱』のブリュンヒルデが槍を構える。
「風よ! 吹き荒れなさい!」
そんな二人のやりとりの背後で、有紗がユーベルコードを発動する。戦場全体に光を纏った嵐が吹き荒れ、大粒の雹を含んだ猛烈な雷雨が『情熱』のブリュンヒルデに襲いかかる。
「超広範囲攻撃か、でもこの程度ではやられないわよ!」
『情熱』のブリュンヒルデの槍が白銀化し、統治に迫る。
統治は持ち前の技能を最大限に発揮し、これを回避。
「やるわね。でも、まだまだ攻撃は続くわ!」
どうしても回避できないものはアームガトリングの防盾で防ぐことで、さらに統治は前進する。
相手もかなりの実力者。統治の技能を持ってしても、攻撃を完全に防ぐことは叶わなかったが、最大の脅威である止血不能の状態異常は有紗のユーベルコード『|浄化の嵐《ピュリフィケイション・ストーム》』により、回復するため、問題にならない。
「チッ、この嵐、状態異常を回復するのね。いいコンビネーションじゃない」
なら、と『情熱』のブリュンヒルデが今度は長剣を構える。
先に有紗を倒そうという算段のようだ。
「させないぜ。これで終わりだ! さっさと骸の海に帰りやがれ! 烈火連撃斬!」
それより早く、統治のユーベルコードが発動する。
不死鳥のオーラが放たれ、消えない魔炎に包み込んで、『情熱』のブリュンヒルデの防御を打ち砕く。
続けて、抜刀した水月から、燃え盛る炎が放たれ、周辺地形ごと『情熱』のブリュンヒルデをダウンさせる。
「くっ……!」
そして最後は不死鳥のオーラを纏った超威力の攻撃が、『情熱』のブリュンヒルデを貫く。隙の多い攻撃だったが、ダウンして動きを封じられた『情熱』のブリュンヒルデには、この攻撃を防ぐ術はなかった。
「いいコンボだったわ。また戦いましょう」
そう言いながら、『情熱』のブリュンヒルデは静かに消えていった。
「今回は撃退しましたけど、また戻って来そうな人ですね」
その言い残した言葉を聞いて、有紗は思わずそう呟く。
「さてと、仕事が終わったらラーメン食いに行くぞ」
「ようやく終わりましたか。ラーメン食べに行くんですね。当然、私も行きますよ。もちろん統治さんの奢りですよね♪」
統治の言葉に有紗が頷く。
かくして、五條市の土蜘蛛も影の城も、共に守られた。
次なる戦いは、どこへ向かうのか……。まだ誰も知らない。
大成功
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