シャングリラ☆クライシス⑭〜文明侵略のその先へ
骸の海で、彼らは語る。
「嘗て我々は、|大神の結界《エナジー・ゲート》を破る力を探し求めていた。
其の為に得た我が『侵略機動』は、死後進化した。
進化した侵略機動は、人の心に骸の海を流し込み、やがては現世に溢れさせる。
心を暴く|神格者《アイドル》共さえ絶滅できれば、我は霊神の側を離れる事無く、骸の海に居ながらにして、全ての世界を破壊できる。
だから、スターゲイザーに駆逐されたお前を拾ったのだ、悪竜プラネットブレイカーよ」
その炎を纏った男は告げる。
「……分かっている。
なればこそ吾は『宇宙操作』……星をドラゴンに変えるユーベルコードを以って、神格者達の住まう星を次々と竜化してきたではないか。
そして今、|流れ星《シューティング・スター》も竜化した。
しかもその外殻は、特殊能力ならば吾らの中で並ぶものの無い、あの男のものだ。
猟兵共が迫っている。貴様も力を貸せ。
星の力を利用して、吾らの紛い物……『プラネット・ドラゴンロード』を組み上げるのだ!」
星の力を操る男もまた、そう告げたのだった。
「皆様には、プラネット・ドラゴンロード『ダイウルゴス』の外殻を纏った星壊神『プラネットブレイカー』を撃ち滅ぼしていただきたいのです」
そう緊張した面持ちで告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「しかも厄介なことに、ユーベルコード『文明侵略』によって万物を黒竜ダイウルゴスの群れに変えるダイウルゴス態と、『宇宙操作』によって心を侵食しようとするプラネットブレイカー態に、立ち向かわなければなりません」
それは壮絶な戦いになるだろうと予測されている。
「プラネットブレイカーは、全身から放つ衝撃波で戦場の猟兵の皆様、全員を『ダイウルゴス文明』に同化させ、自らの体内に閉じ込めてしまいます! 猟兵であれば数分程度は何とか自我を失わずに持ちこたえることができます。その間に何とかプラネットブレイカーに猛攻を加えて体外へ脱出し、決戦に持ち込んでいただきたいのです」
リズは悲痛な表情を浮かべながらも続ける。
「非常に厳しい戦いになると思います……ですが、皆様の勝利を……信じております。皆様、ご武運を……」
そういって、リズは現地へと向かう扉を開くのであった。
柚葵チハヤ
こんにちは! 柚葵です。1章のみの戦争シナリオ。
今回のお相手は、プラネット・ドラゴンロード『ダイウルゴス』の外殻を纏った星壊神『プラネットブレイカー』……って、私も何言っているかわからなくなりますが、まあ、ヤバいプラネットブレイカーさんをぎったんぎったんにしてください。
今回のプレイングボーナスはこちらになります。
プレイングボーナス:ダイウルゴス文明を脱出し、プラネットブレイカーと戦う。
とにかく、プラネットブレイカーさんのダイウルゴス文明を脱出、しかる後、プラネットブレイカーさんの本体をこれでもかと攻撃を重ねていただければ、OKです。
また、複数で参加する際は、お相手の名前やID、グループ名をお忘れなく。
皆さんの熱いプレイング、お待ちしています!!
第1章 ボス戦
『星壊神『プラネットブレイカー』』
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POW : ドラゴニック・クェーサー
戦場に【小惑星サイズのドラゴン】を召喚する。[小惑星サイズのドラゴン]は指定した対象1体を自動的に追尾し、【ブレス】で攻撃し続ける。
SPD : 宇宙竜嵐
【超高速突撃】での攻撃のたびに、指定秒数後に遅れて敵を攻撃・麻痺させる、追尾型の【宇宙線】を放つ。
WIZ : 星を滅ぼすもの
自身の身体部位ひとつを【天体エネルギー】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
イラスト:塩さば
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
大変な状況ですが、やってみましょう。
各『祭器』を展開し【尨軆】を発動、『祭器』共々『|真の姿《テラサイズ娘》』に変化しますねぇ。
『体内』に惑星級以上の存在が出現すれば『容量オーバー』の可能性は高く、仮に耐えられても、同様に巨大化した『刀』による『体内』からの斬撃と『FRS』『FSS』の[砲撃]を重ねれば破壊して突破出来るでしょう。
此方が圧迫される場合も、変化中は負傷等を受けず破壊行動可能ですぅぅ。
突破してしまえば『小惑星サイズのドラゴン』は此方より遥かに小さいサイズ故普通の敵として対処可能、『FLS』で全『祭器』を召喚し一斉攻撃でPブレイカーさん共々纏めて叩きますねぇ。
猟兵達は、さっそく、ダイウルゴス文明の中に閉じ込められていく。
「大変な状況ですが、やってみましょう」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は、落ち着いた表情で、各『祭器』を展開していく。
「大いなる豊饒の女神、あなたの使徒の『姿の開放』をお許し下さいませ」
発動させたのは、|豊乳女神の加護・尨軆《チチガミサマノカゴ・ソウレイナルタイボウ》だ。|真の姿《テラサイズ娘》に合わせた各装備を纏った真の姿に変身する力である。ぶっちゃけると、とにかく、無茶苦茶大きくなっている。つまり。
ぼむんと、デカくなったるこるは、たまらんと言わんばかりのダイウルゴス文明から、追い出された。
「ついでに内側からいろいろと攻撃しようと思ってたのですが……」
叶う前に追い出されたので、なんだかちょっと残念な気持ちになるが、本来の目的はそこではない。
「吾のダイウルゴス文明を、滅ぼされるわけにはいかぬ。星の力を受けて滅びよ、猟兵」
そう告げる星壊神『プラネットブレイカー』は、小惑星サイズのドラゴンを召喚し、さっそく敵を追尾するブレスを吐き出して攻撃してきた。
「では、容赦なくやらせていきます」
巨大化したるこるは、FLSで全祭器を召喚し、更に、プラネットブレイカー共々纏めて、一斉射撃してみせたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
イルミナ・フィロシェット
心身が少しずつ侵されゆくかの如き感覚。これが同化されつつあるということですね。
そうはいきません、世界の敵に屈するなど有り得ないこと。早急に脱出せねば。
地獄の炎を噴出し【推力移動】、脱出しやすそうなポイントを目指しましょう。時間はありません、可能な限り迅速に。
ポイントに到達次第、Punishmentの【弾幕】【砲撃】を叩き込み脱出を試みます。
脱出成功後はプラネットブレイカーと交戦。
彼が呼び出す竜は無視し、地獄の炎の推力移動で彼へと肉薄。彼が至近距離にいる状態を維持しブレスを吐きにくするのが狙いです。
その状態でIroncladを振るい接近攻撃。
敵の攻撃は敢えて受け、UCでの反撃を喰らわせましょう。
「心身が少しずつ侵されゆくかの如き感覚。これが同化されつつあるということですね」
少し嫌そうに眉根を顰めるのは、イルミナ・フィロシェット(嘆きの泉・f44587)。その感覚に不快感を感じながらも、イルミナは立ち向かう。
「ですが……そうはいきません。世界の敵に屈するなど有り得ないこと、早急に脱出せねば」
地獄の炎を吹き出させながら、イルミナは、可能な限り迅速に、脱出しやすそうなポイントを目指して突き進む。
「……!! ここが少し薄く感じられます……行きましょう!」
イルミナはそのポイントで、Punishmentをがしゃりと展開。巨大な砲台としてチャージすると、一気にその弾幕のような激しい銃弾を、そのポイント目掛けて撃ち貫く。強く蠢いたと思った、次の瞬間、穴が開き、イルミナは一気にその穴に飛び込んだ。
「ほう……あの迷宮から出てくるか……これで二人目だ、猟兵」
そう告げるのは、星壊神『プラネットブレイカー』だ。
「すみませんが、あなたを裁かせていただきます」
「できるのか……この吾を裁くことなど、出来ぬ!」
「やってみなくては、わかりませんよ?」
プラネットブレイカーを前にしても、イルミナは怯まず、果敢に攻め立てる。大きく分厚く頑丈な鉄塊剣、Ironcladへと武器を持ち替え、プラネットブレイカーが召還した竜には目にもくれず、地獄の炎の推力移動でプラネットブレイカーへと肉薄していく。
「なるほど……竜のブレスを封じたか」
「あら、気づきまして?」
そう言いながらも、Ironcladを振るう手は止まらない。
「だが……吾のドラゴンは優秀なのでな……」
さっと、前後を入れ替え、召喚したドラゴンが前に出てきて、激しいブレスを吐き出した。
「ああああっ!!」
しかし、これも計算の内。Ironcladをしっかりと持ち直して。
「割り砕きます!」
|鋭い牙のチリアット《チリアット・ザ・シャープファング》が、物凄い勢いで竜の装甲を破壊しつつ、一撃で竜を葬って見せたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ロッタ・シエルト
他の竜の殻を借りなきゃ戦えないなんて
ずいぶん情けないのね
いいわ
ぼっこぼこにしてあげる
体内に取り込まれた時点で
ミリオンスタンプ使用
攻撃が途切れないように
広範囲にハンマーがぶつかるように振り回すわ
弱そうな箇所を見付けたら
そこを集中攻撃
早く外に出さないと
もっとひどいことになるわよ
脱出できたら翼を出して
飛びながら戦うわね
プラネットブレイカー本体か
召喚されたドラゴンのうち
一番近くにいる相手にミリオンスタンプ
この時も攻撃が途切れないことを優先して動くわね
ブレスは飛んでなるべく避けるけど
避けきれなかった時は
ドラゴンをハンマーでぶっ叩くわ
そこからまたミリオンスタンプに繋げるわね
そう簡単には終わらせないんだから
「他の竜の殻を借りなきゃ戦えないなんて、ずいぶん情けないのね」
大きな戦鎚を、肩に乗せながら、ロッタ・シエルト(夜明けの藍・f38960)は続ける。
「いいわ……ぼっこぼこにしてあげる! 壊れるまで付き合ってね?」
そう言って、ロッタはミリオンスタンプを発動させ、攻撃が途切れないように、広範囲に戦鎚がぶつかるように振り回していく。
「早く外に出さないと、もっとひどいことになるわよ!!」
そんなロッタの声に反応したのか、大きな穴が開き、そこからロッタは脱出を果たした。
「これで……三人目か……」
嫌そうな顔をして、プラネットブレイカーが告げる。
「三人目なんて、光栄ね! でも、わたしも負けないわよ!」
さっそく、召喚してきた竜へとロッタはミリオンスタンプを使って、竜が倒れるまで戦鎚を振るうことを止めない。
「果たして、何処まで持つか見ものだな……」
そう告げるプラネットブレイカーに、ロッタは言う。
「言っておくけど」
ぶんと、戦鎚を持ち上げ、いつの間にかプラネットブレイカーへと肉薄していた。
「なにっ!?」
「そう簡単には……終わらせないんだから!!」
再び、ミリオンスタンプを発動して、これでもかとプラネットブレイカーへと戦鎚を何度も振り下ろしたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
李・玉明
アレンジ連携歓迎
星をドラゴンに変えるなんて、とんでもない奴がいるものじゃ!
悪竜だからなのか、オブリビオンになったからなのか、理由はわからないけれど……そんな酷いことは、もうこれ以上させぬ!
この世界は妾たちが守るのじゃー!
ダイウルゴス文明内部に閉じ込められて、いざ!
ギターを鳴らして演奏を開始するのじゃ!
選曲はナチュラルモード・ロックンロール!
敵の内部であるならば、制御は無用!
全力全開で暴走させて大いに訳の分からない属性現象を振り撒くのじゃー!
星を滅ぼす天体エネルギーも自然現象!
プラネットブレイカーの身体部位になったならそこに爆発とかの属性を混ぜて、思い切り吹き飛ばしてくれよう!
イェーイなのじゃ!
「星をドラゴンに変えるなんて、とんでもない奴がいるものじゃ!」
そう告げるのは、李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)だ。その手には、玉明の手でカッコイイサウンドウェポンへと変えられたギター、スペシャル☆ディザスターが握られている。
「ダイウルゴス文明内部に閉じ込められて、いざ!」
スペシャル☆ディザスターを引き鳴らし、玉明は演奏を始める。
「妾の歌を聴くのじゃー!」
曲目は……いや、|天変万物地異流転《ナチュラルモード・ロックンロール》は、玉明のユーベルコードだ。全力全開で暴走するのも構わず、大いに訳の分からない属性現象を振り撒く。何故なら、ここは敵の内部であるならば、制御は無用! なのである。
そんなヤバいものが暴走したら、ダイウルゴス文明もたまったものではない。
「イェーイなのじゃ!」
どこーーんという音と共に、ギターを抱えた玉明が飛び出してきた。
「……まさか、ここまで出し抜かれるとは……とにもかくにも恐ろしき猟兵め……」
忌々しそうにプラネットブレイカーが睨みつけてくる。
「悪竜だからなのか、オブリビオンになったからなのか、理由はわからないけれど……そんな酷いことは、もうこれ以上させぬ!」
ちゅいーーんと、ギターを再び調節すると。
「この世界は妾たちが守るのじゃー!」
熱い歌と共に、玉明は再び、|天変万物地異流転《ナチュラルモード・ロックンロール》を響かせる。
「なっ……これが……猟兵の……力……ぐふっ……」
度重なる攻撃により、動きが鈍くなっていたプラネットブレイカーは、その玉明の暴走した力に負けて、そのまま光の中へと消えていく。
こうして、猟兵達の活躍により、ダイウルゴス文明を伴ったプラネットブレイカーは撃ち滅ぼされた。
だが、激しい戦いも正念場。いよいよ佳境へと迫っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵