シャングリラ☆クライシス⑯〜大ピンチキラリン★
●たすけてキラリン★
『クオリアちゃん、それは罠キラリン!』
慌てて制止しようとする『|流れ星《シューティング・スター》』の願いは叶わず、小さく可愛らしいスターフェアリーの姿形が蒼き竜の外殻に取り込まれていく。
『宇宙操作』の力で星をもドラゴンへと変える星壊神のユーベルコードは流れ”星”をも竜化させてしまったのだ。
『誰か助けてキラリン〜!!』
悲痛な流れ星の嘆きが響く。しかしそれも蒼氷の竜の殻に包まれ、聞こえなくなった。
グリモアベース。
「シャングリラ☆クライシスの第一戦線は無事突破できた! このままの勢いで第二戦線、そして第三戦線へと向かっていこうじゃないか!」
白熊のグリモア猟兵、雨河・知香(白熊ウィッチドクター・f40900)が集った猟兵達を鼓舞するように上機嫌にそう告げる。
「第一戦線で戦った『クオリア・シンフォナー』『レッドライオン』『イエロータイガー』の三人は無力化されたが、同時に空が割れて骸の海が溢れ出してきている。全世界変異現象に勝利したことで出現した『|光の道《アイドルロード》』を駆け上がれば骸の海に落ちることもなく戦えるんだけど……当然妨害がある」
それは主に強力な二柱の骸の海の神々によるものだと知香は説明する。
「侵略神『ヴァラケウス』と星壊神『プラネットブレイカー』、この二柱が星の力を利用して組み上げた『プラネット・ドラゴンロード』を使って迎撃にかかってきて、これを突破するのが第二戦線の大筋になる……要するに強い敵が妨害してくるから返り討ちにしようって話だ」
そう知香は語りつつ、しかし今回彼女が案内する敵は少々異なる存在なのだと言う。
「神々の他に竜化された流れ星も巨大な蒼氷の竜の外殻に包まれた状態で妨害してくるんだ。流れ星はこの世界の人々をアイドルにしていた存在なんだけど、星壊神のユーベルコードにより竜化して蒼氷の竜に取り込まれ、そして流れ星自身は姿はそのままにオブリビオン化している。救い出すには竜の外殻を破壊するだけじゃなく侵略された流れ星の内面も『アイドルステージ』を召喚して巣食った骸の海を追い出して取り戻さなければならないだろうね」
外殻の破壊から流れ星の居場所までの潜入はどうにかなるだろうが、流れ星自身が強くて厄介なのだと白熊は言う。
「見た目はとても可愛らしいんだけど……元からこの世界で『願い事をしただけど人をアイドルにする力』を持っているだけあって元々オブリビオンが非常に強大なこの世界の中でも強力な部類に入る。真っ向勝負だと厳しくて、アイドルステージの利点を活かせなければ厳しい戦いになるだろう。幸い第一戦線のステージで有効だった行動は流れ星とのアイドルステージでも有効だと予知されてるから、上手く活用できれば語角以上に戦えるだろう」
そう説明した知香は、猟兵達を転送する為にグリモアを取り出して。
「これまでのアイドルステージで変わった戦いを切り抜けてきた皆だ。その経験を活かしつつ戦えば勝機はある筈だ。頑張って骸の海に侵略された|流れ星《シューティング・スター》の内面を救ってやってほしい」
そう知香は締め括り、グリモアを輝かせて猟兵達をブックドミネーターの外殻に取り込まれた|流れ星《シューティング・スター》の元へ転送したのだった。
寅杜柳
オープニングをお読み頂き有難うございます。
アイドル世界のマスコットが弱いはずもありませんよね。
このシナリオはオブリビオン化した『|流れ星《シューティング・スター》』と『アイドルステージ』で戦うシナリオとなります。
竜の外殻の破壊から流れ星の居場所までの移動はプレイング不要です。
流れ星は本来の可愛らしい姿のままオブリビオン化していますが、元から『願い事をしただけの人をアイドルにする力』を有する程に強力な存在なので純粋に強いです。
また、下記の特別なプレイングボーナスがある為、それに基づく行動があると判定が有利になりますので狙ってみるのもいいかもしれません。
利用する場合は戦場番号をプレイングの頭か末尾にわかるように記載してください(番号があれば各戦場2種類両方確認します)
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プレイングボーナス……(戦場①〜⑨の全てのプレイングボーナスが有効)
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それではご武運を。
皆様のご参加をお待ちしております。
第1章 ボス戦
『流れ星』
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POW : ビームがでちゃうキラリン!
戦場を【アイドルステージ 】と同じ環境にし、自身の攻撃に「敵から受けたダメージ」を加算する【|星の光《スタービーム》】を付与する。
SPD : めがまわるキラリン〜!
【頭部の宝石 】を構えて回転し、射撃を防ぐ【ぐるぐるサイクロン】を発生させる。レベル秒経過すると超威力の【|星の爆発《スター・ボンバー》】を繰り出せる。
WIZ : トゲトゲがとまらないキラリン!
【トゲトゲ|星屑《スターダスト》 】を生やした【|星光《スター・イルミネイション》】形態に変身する。毎行動時、敵味方問わずランダムな対象を合計10回攻撃する。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
栗花落・澪
【氷花】⑥
2023年の水着
真っ向勝負!しましょ♪
シャオさんは感情を出すのも話すのも苦手
それは僕も承知済みだから
僕がその分パフォーマンスに回るよ
バックコーラスや優雅なダンスでシャオさんの援護しながら
彼の水や氷の美しさを最大限生かすために
高速詠唱で破魔の光魔法を紡ぎ
光の魚達を彼の魔法に合わせて泳がせてみたり
足元に聖痕の力で幻想的な花園を生成
柔らかな風魔法で花弁を舞わせて引き立てながら
時折客席に可愛い笑顔や手振り、指ハート等のファンサ
流れ星さんを救うため
だから、ごめんね
炎と氷の合わせ技、見ていって
十分に応援を得たら指定UC発動
せめて優しい祈りで痛みは与えないようにしながら
破魔の炎で浄化するね
シャオ・フィルナート
【氷花】⑥
※「…」多用の感情の無い淡々口調だが言葉自体は柔らかめ
相手は基本名前+さん呼び
2024年の水着着用
あまり、人前で歌うの…得意じゃないけど…
歌そのものが嫌いなわけじゃないから…
中性的な声で伸びやかに歌いながら
演出も兼ねて背に氷の翼を生成
更に氷魔法で氷の魚や鳥等を生成
まるで会場いっぱいを泳ぎ回るかのように操作しながら
一部は流れ星さんからの攻撃の盾に
仮に壊されても…氷なら、破片が煌めいて綺麗だろうから…
必要な場合は暗殺技術をいかして素早く見切り回避
けど澪さんへの攻撃は俺が庇う
攻撃、受けた方が戦闘力強化出来るから…
得た応援を糧に蒼魔発動
氷魔法に凍結能力を付与し
澪さんと合わせた氷の鳥で凍結攻撃
●氷炎の浄化を
『たすけてキラリン~!』
巨大な蒼氷竜の外殻に取り込まれた『|流れ星《シューティング・スター》』は、心の中に巣食った骸の海に操られるままにキラキラやトゲトゲ、竜巻を繰り出している。
その姿は可愛らしくもあるが、その破壊力は周囲に出現している巨大竜の力に匹敵する程に強力。猟兵によりこの蒼竜の外殻の内側に召喚されたアイドルステージごと破壊しかねない。
制御できぬ自身を嘆く流れ星の周囲のステージが、やってきた二人の猟兵により競い合うアイドルの対バンフェスに適した形へと変化していく。
「真っ向勝負! しましょ♪」
明るくそう告げるのは水兵服を一部モチーフとした水着でこのステージに立つ栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。
「あまり、人前で歌うの……得意じゃないけど……」
歌そのものが嫌いなわけじゃない、とダンピールのシャオ・フィルナート(悪魔に魅入られし者・f00507)は言いながら氷魔法で背に氷翼を生成しばさりと一度、大きく羽ばたかせる。
彼の衣装も水着、どことなく人魚を思わせる青く涼やかな衣装は氷を操る彼によく似合ったものだ。
翼広げた彼は中性的で伸びやかに歌いはじめ、氷の魔法で生成した氷の魚や鳥を周囲に生成して、ステージ上どころか観客席まで泳ぎ飛び回るように操っていく。
空を泳ぐ氷の魚と華やかに飛び回る氷の鳥、幻想的な水氷の美を表す繊細な旋律と歌声を支えるバックコーラスは澪のもの。
メインはシャオ、しかし彼は感情を出すのも話すのも苦手であり、それを理解している澪は彼の分まで観客席のサイリウムやファンに向けて笑顔や手振りのパフォーマンスを魅せ、盛り上げていく。
そのパフォーマンスを妨害するように|星光《スター・イルミネイション》形態に流れ星のトゲトゲ|星屑《スターダスト》が鳥や魚を貫き砕いていくけれども、砕かれた氷片はステージライトやサイリウムの光を反射して煌めき観客席を更に湧き立たせる。
さらに砕ける氷の煌めきをより際立たせるために、澪がバックコーラスに溶け込ませるように拘束詠唱で光の魔法を紡ぎ、光の魚たちを泳がせ更に聖痕の力で足元から花園を展開していく。
重ねた風の魔法によりぶわりと花弁を舞い上がる――それはシャオの歌のクライマックスをより盛り上げていく為の演出。
この対バンライブ特化のステージではより多くの観客の応援を集めたものが強化される。可愛らしく飛び回る流れ星だが、骸の海に操られているような今の状態ではファンサービス等に気を回す余裕もなく、ちゃんと観客に意識を向けている二人の方に、サイリウムやファンの声援は当然集まっていく。
このパフォーマンス――そしてこれから続く攻撃は、すべて対バン相手の流れ星を救うため。
「だから、ごめんね。炎と氷の合わせ技、見ていって」
観客の応援が最高潮に達し、二人の体に力が湧き上がってくる。
先に仕掛けるのは声援の力を受けた澪。
起動したユーベルコード【浄化と祝福】により召喚されるのは破魔の力を宿せし華やかな炎の鳥達、166羽。
「鳥たちよ、どうか流れ星を導いてあげて!」
痛みを与えるのではなく温かな安らぎを――そんな優しい祈りに応えるように飛び立った炎の鳥たちは、凍てついた流れ星に巣食う骸の海を浄化するように焼き払っていく。
それを嫌がるように止まらぬ星屑の棘は澪を貫こうとするが、それを阻むは曲歌い終えたシャオ。
「……俺が、蒼魔と呼ばれるに至った所以…教えてあげようか……」
炎鳥に合わせ発動していた【蒼魔】のユーベルコード、彼の全身を覆う冷気が鋭さを増し、澪へ伸ばされた流れ星のトゲトゲを背の氷翼を盾にして受け止めて凍結させる。
そして翼は砕かれながらその破片から氷の鳥たちを生成、羽ばたき流れ星の本体へと襲いかかり、七色に輝く体を凍てつかせていく。
炎と氷、二種の鳥は流れ星を解放するべく最大出力で骸の海を祓っていく。しかしそれでも、この世界の根幹とも言える流れ星の力はすさまじく、巣食う骸の海の量も尋常ではなく一度では浄化しきれない。
『あぶないキラリン!』
流れ星の警告、同時に凍結と救済の炎を振り払うように止まらぬ星屑の棘がオラトリオとダンピールへと襲いかかる。
風に乗って踊るようにそれを躱し、或いは氷の翼で凍りつかせ受け流しながら、二人は一旦トゲトゲの流れ星から距離を取った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
熊ヶ谷・咲幸
プレイングボーナス⑥でファンを集めます!
「流れ星さんのおかげであたしもアイドルになれました。だから、救ってみせます!」
そんな訳で【コール☆アンド☆レスポンス】でアイドルステージのサイリウムさん達に呼びかけます
「皆さん! 流れ星さんを助けるためにも力を貸してください! 声が出なくても『頑張れー!』ってサイリウムを振って応援してください!それがあたし達の力になります」
そう呼びかけて自分や他の猟兵さんへの応援力を高めてもらいます
あとは星の光を気合いで突っ切って流れ星さんを【慈悲の抱擁】でぎゅっと抱きしめ【希望の力】で【浄化】です!
あとはアドリブ連携お任せいたします!
●ひたむきに、がむしゃらに
凍てつく氷片と浄化の火の粉が舞い散る中、この対バンステージに赤茶の髪のお騒がせ☆アイドルの熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)が入れ替わりで上がってくる。
「流れ星さんのおかげであたしもアイドルになれました。だから、救ってみせます!」
この世界のアイドルにとって、オブリビオンから人々の心を救うアイドルとしての力を与えてくれた流れ星。
心を閉ざし山に篭もっていた時期の咲幸に勇気をくれたのはアイドル、であるから恩人の恩人の窮地を救うべく、ひたむきに頑張る咲幸は観客席に向けて明るく呼びかける。
「皆さん、来てくれてありがとう!」
呼びかけと同時に起動するのは【コール⭐︎アンド⭐︎レスポンス】、
「皆さん! 流れ星さんを助けるためにも力を貸してください! 声が出なくても『頑張れー!』ってサイリウムを振って応援してください!」
それがあたし達の力になります、と心の底から呼びかける彼女にオブリビオン化した流れ星は|星の光《スタービーム》を纏いながら攻撃を仕掛けてくる。
敵対者を消し飛ばすような星の極光、それに対し観客席からは彼女の願いを後押しするよう意思統一された激しく振られるサイリウムと声援が咲幸に届き――抗う勇気を得る。
「みんなの応援で元気がガンガン出てくるよ!」
湧き上がる力に任せ、星の光に真っ向から突進する咲幸。肌を焼かれるような痛みがあるが、そんなもので彼女の我武者羅さは止まらない。
ファンの応援を集め、その応援でファンの応援を更に強化する――互いに正のフィードバックを返しながら咲幸の力はどんどん強化され、星光を突破する。
眼前に見えるはスターフェアリーのような姿の流れ星、逃げてしまう前にぎゅっと慈悲と共に抱きしめて、宿った骸の海を浄化していく。
このまま咲幸の希望の力が流れ星を浄化する――そう思われた瞬間、
『あ、あぶないキラリン!』
驚くほどの力で咲幸の怪力を振り解いた流れ星が一気に彼女から距離を取る。このまま浄化されまいと宿った骸の海が全力の抵抗をしたのだろう。
「それでも……諦めません!」
咲幸の瞳は救出を諦めぬ決意を漲らせ、星光を纏い攻撃する流れ星から一旦距離を取りつつ次の機会を窺うのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ユウ・リバーサイド
絡み、アドリブ歓迎
役者の俺にできることは|即興劇《インプロ》
流れ星くん、お付き合いをお願いするよ
相手の反応にも窮地の閃きで対応し
アドリブで組み込んでいく
♪はじまりは些細な言い合い
気づくと盛大な大げんか
明るく軽快なコミックソングを
希望の力を鼓舞する歌魔法でステージ中に届ける
ファンサを交えユーモラスな動きを混ぜたダンスで回避
かわしきれない分は王子様の溢れる碧き輝きをオーラとして纏い防御し
軽技で後方に飛んでスタント的に魅せつつ衝撃を減らす
時機を見て転調し大サビに
♪でも本当は
仲直りしたくて
キミも本当は苦しいの?
心眼で見抜いた急所をメロディに乗せた剣舞で貫く
♪最後の一撃
これでおしまい
明日は笑い合いたいよ
●即興のミュージカルを
ファンを集め声援が強まる中、新たなステージが召喚されていく。
イエロータイガーの支配していた『ドリーミング☆ミュージカル』、それによく似たステージを召喚したのはユウ・リバーサイド(Re-Play・f19432)。
「|流れ星《シューティング・スター》くん、お付き合いをお願いするよ」
王子様を思わせるアイドル衣装を纏うユウは流れ星に向かって――観客席にも響かせるようにそう告げて、銀の刺突剣を抜いた。
『近づいたら危ないキラリン!』
対する流れ星は再度変身、|星光《スター・イルミネイション》形態へと変身し、鋭いトゲトゲ|星屑《スターダスト》を生やして骸の海に操られるままにユウに襲い掛かる。
「危なくても、助けに来るのが友達だろう?」
流れ星の警告に返しつつ、恐ろしい速度と鋭さのトゲを窮地の閃きで予測し躱していく彼は、役者である故に|即興劇《インプロ》を演じていく。
紙一重で躱しつつ、表情は観客を不安にさせすぎない余裕を見せて。
「♪はじまりは些細な言い合い 気づくと盛大な大げんか」
明るく軽快なコミックソングを歌う姿はまさにミュージカル、希望の力を鼓舞する歌声は、ステージ中に届き観客席にもよく響いてサイリウムがユウを応援するように激しく振られる。
特に目立つサイリウムに視線を向けて、しかし直後回避しきれぬトゲトゲがユウに向かって高速で伸びてくる。
ユウの窮地にサイリウムが止まり、しかしユウの王子様の心から溢れ出す碧き輝きがオーラとしてトゲを阻み、更に踊るように軽やかに後方に跳躍して観客席に笑顔を向ける。
スタント的な鮮やかな回避に観客席の盛り上がりはさらに高まって、胸の奥から湧き上がってくる力を感じながらユウは勝負に出る。
『離れて! 巻き込みたくないキラリン!!』
「♪でも本当は仲直りしたくて キミも本当は苦しいの?」
流れ星の拒絶、その裏にある恐怖を慰めるように歌いながらユウのコミックソングのメロディは転調、大サビへと切り替わり、クライマックスに向けて熱がより籠ってくる。
【その役は血と肉に成り、戯曲は真実へと至る】――今の彼を示すように導かれたユーベルコードは【アンチウォーヴォイス】。
戦いたくない、そんな主張が篭められたユウの歌によりトゲトゲの勢いは封じられ、伸ばされたそれを紙一重で躱しながらユウは流れ星へと飛び込んでいく。
躱しながら心眼で見抜いた流れ星に纏わりつく骸の海の濃い、額の宝石。|メロディ《歌声》に乗せながら銀の刺突剣の剣舞が骸の海を貫いた。
「♪最後の一撃 これでおしまい」
――明日は笑い合いたいよ。
そう願い放たれた一撃は、無窮の闇を切り裂く陽光のよう。
手応えはあった。しかしその一撃ではまだこの流れ星を骸の海から解放しきれない。
それでもきっと、救われるだろう。そんな確信を抱きながら、ユウは抗うようトゲを伸ばし振り回す|流れ星《シューティング・スター》から一旦距離を取った。
大成功
🔵🔵🔵
紫・藍
④⑤⑥水着id=146265
星の羽衣はためかせる封神武侠界風の水着なのでっしてー!
お星さまを助けるにはぴったりかと!
やや、ぐるぐるでっすかー、サイクロンでっすかー!
でしたら、ええ!
こちらはタイフーンなのでっす!
ぐるぐる対決なのでっすよー!
流れ星さんは強い=レベルが高い分、時間はかかるでしょうが。
爆発までに短期決戦できるに越したことはないのでっしてー!
流れ星さんの回転の勢いも利用してブレイキンの嵐に巻き込むのでっす!
射撃ではない肉弾戦なので防がれはしないでっしょうしねー!
それでも間に合わず爆発されようものなら!
頑張ってパリィするしかないかと!
構えてる宝石ごと逸らせば明後日に飛んでくのでは!?
●星の回転、藍の回転
即興のミュージカルを乗り越えて、湧き出してくる骸の海が少し薄れてきたようにも見える流れ星。
そこに新たなステージが召喚され、水着姿の紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)が|流れ星《シューティング・スター》と相対する。
封神武侠界風の水着であるそれは星の羽衣をはためかせていて、骸の海に囚われた流れ星を救出するにはうってつけの衣装だろう。
『 めがまわるキラリン〜! 逃げてキラリン~!』
先程刺突を喰らい骸の海を薄れさせながらも、傷一つなく七色に輝く額の宝石を構えた流れ星が回転を開始しぐるぐるサイクロンを発生させる。
「やや、ぐるぐるでっすかー、サイクロンでっすかー!」
驚嘆する藍、このサイクロンは射撃攻撃を弾きつつ、一定時間を過ぎれば|星の爆発《スター・ボンバー》を繰り出せるようになるという強力な力だ。
「でしたら、ええ! こちらはタイフーンなのでっす!」
アッパーテンションで告げながら藍ドルが起動するのは【藍ちゃんくん大旋風!】、サイクロンのリズムを読みながら自身のリズムに取り込むような歌を歌いつつ回転する流れ星へと近づいていく藍。
サイクロンを躱しながら姿勢を低くして、その勢いを利用しながら放つのはブレイキンーー所謂ブレイクダンス。
「藍ちゃんくんでっすよー! 大旋風、巻き起こして魅せるのでっす!」
はらはら気配の観客席に明るく呼びかけて、自身のパッションにサイクロンも流れ星も丸ごと取り込みながら高速回転のダンスで流れ星に攻撃を叩き込んでいく。
独楽のように回転する藍、纏う羽衣がステージ上でよりダイナミックに映えて、観客たちのテンションも不安から興奮へと転換していく。
|星の爆発《スター・ボンバー》はまだ起こらない。流れ星自身の実力が高いから発動までの時間はその分伸びているからだ。
だから発動までの短期決戦を狙っている藍、サイクロンの回転をも利用した高速ブレイキンでの攻撃は肉弾戦だから弾かれる事はないけれども、しかし。
『まずいキラリン! 爆発しちゃうキラリン~!』
「間に合わなかったでっすね!」
流れ星の警告、接近戦だから最早超威力の星の爆発を逃れる術はない――ように思われたが。
(「……構えてる宝石ごと逸らせば明後日に飛んでくのでは!?」)
咄嗟に閃いたその作戦を即座に藍ドルは実行、構えた宝石を明後日方向に逸らすようサイクロンを発生させている回転をブレイキンでパリイして、上空へと強引に向けさせる。
直後、宝石の向いた方向に大爆発。
蒼竜の外殻に包まれている筈なのにその外の裂けた空が見えたけれども、藍の方にはダメージはない。
再び回転を開始しサイクロンを発生させ始めた流れ星、それを華麗に踊るように躱しながら、藍は次の猟兵に流れ星の救出を託したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
フロロン・ピューミリオ
「むむむ、やはり『|流れ星《シューティング・スター》』さんはお強いですわね……でも負けていられませんわ!必ずお救い致します!」
動きやすいよう水着に着替えてから⑤パレス☆オブ☆ドラゴン風のステージに移動
水中からUC【スタープリズム・ハートショット】を使用
水中に星とハートのエフェクトを撒き、ステージを演出、そのまま光線で攻撃を仕掛けます。
アドリブ・連携歓迎です。
⑤
●伝われ、この想い
サイクロンを発生させたり強烈なトゲトゲを生やしたり、歴戦の猟兵達も手を焼く強力な|流れ星《シューティング・スター》。
「むむむ、やはり『|流れ星《シューティング・スター》』さんはお強いですわね……」
青く透き通った『パレス☆オブ☆ドラゴン』風のステージを召喚しながら思案しているのはフロロン・ピューミリオ(ピューミリオ星人の宇宙プリンセス・f38854)。
シンプルな水着に麦わら帽子とこのステージに合わせた装いで参戦した彼女は水に飛び込み、|星の光《スタービーム》を纏い始めた流れ星を水中から見上げて。
「でも負けていられませんわ! 必ずお救い致します!」
決意を口にしながら【スタープリズム・ハートショット】を起動、
「わたくしの思い!伝わってくださいませ!」
水中から放たれた星とハートの光線が、ステージの変化に戸惑う流れ星へと命中した。
相手はとても強大なオブリビオン、手加減などする余裕もないけれども、もう一つの力の方はこの流れ星に伝わって。
『……ありがとキラリン!』
絶対に助けるというフロロンの強い意志、それを心で伝えられた流れ星の骸の海が更に薄れたように見えた。
それでもオブリビオンとして水中に向けて星の光で反撃してくる事までは止められない。水上から放たれる光線を辛うじて躱しつつ、フロロンは後を仲間に託しつつ戦場を離脱したのだった。
成功
🔵🔵🔴
英・ありあ
※アドリブ歓迎
※適用ボーナス:⑤
流れ星が竜になっちゃうなんて!
たくさん助けてくれたはずなのに、こんな事になっちゃうなんて!
それに、このままほっといたら、私たちの星もこんなふうに……なっちゃうの……?
そんなの、ゼッタイだめ! 護らなきゃ!
だから……歌うよ!
モードチェンジ!
夏の輝き、サマー☆リミックス!
(通常のアイドル姿から水着姿に変身)
おいで、|星イルカ《スタードルフィン》!
アナタにもらったこのちからで、ゼッタイ助けるから!
星イルカ! 手伝って!
纏った水を針剣に変えつつ、一緒に踊りながら攻撃!
まだまだ駆け出しアイドルかもだけど、アナタを、みんなを助けたい護りたいって気持ちは負けないんだから!
●水に踊るマジカル☆アイドルと星イルカ
蒼く透き通った水中のステージで、水上をふわふわ飛びながら|流れ星《シューティング・スター》は水中からの星とハートの光線に対して星の光で反撃する。
元より可愛い外見に似合わぬ強大な力を有していて、その上でオブリビオン化した流れ星の力は観客からの応援がなくとも声援を受けた猟兵と互角以上に戦える程。
「流れ星が竜になっちゃうなんて!」
呼吸可能な水中ステージへと降り立ちつつ、英・ありあ(マジカル☆カデンツァ・f45189)は哀しみの声をあげる。
このアイドル☆フロンティアの世界で強い願いをもつ者にアイドルの力を与えてくれた流れ星、間接的に無数の人々を助けてくれた存在がオブリビオン化するとはなんという悲劇だろう。
「それに、このままほっといたら、私たちの星もこんなふうに……なっちゃうの……?」
流れ星をも竜化させ、蒼き竜の外殻で捕らえオブリビオンに変えた星壊神の力は恐らくは地球にも有効である可能性は高い――少なくとも、骸の海が溢れ出したこの状況を放っておいていい筈がない。
「そんなの、ゼッタイだめ! 護らなきゃ! だから……歌うよ!
マジカル☆アイドルのありあの強い意志に呼応するように、その全身が輝きを放つ。
「モードチェンジ! 夏の輝き、サマー☆リミックス!」
魔女風の衣装がサマーリミックス☆スタイル――水着へと変化して。
「おいで、|星イルカ《スタードルフィン》!」
ユーベルコード【デルフィナス☆レゾナンス】を起動しながらありあが呼びかければ、召喚されるのは一つのシロイルカの大きな浮き輪――ではなく、一頭の|星イルカ《スタードルフィン》。
「アナタにもらったこのちからで、ゼッタイ助けるから!」
流れ星の力を宿せし星イルカの背に乗ったアリアは|星光《スター・イルミネイション》形態へと変身した流れ星にはっきり告げる。
「星イルカ! 手伝って!」
呼びかけとともに星イルカは水中を踊るように泳ぎながら水上の流れ星へと接近していく。
勢いよく伸ばされる星屑の棘を星イルカの水中機動力で回避しつつ、水面からジャンプ。同時に纏う水を細く収束させ針剣に変えながら流れ星に繰り出していく。
纏う強大な骸の海は更に削られていくが、反撃の棘がありあの水着の衣装を掠め傷つけていく。
されどありあは止まらない。
「まだまだ駆け出しアイドルかもだけど、アナタを、みんなを助けたい護りたいって気持ちは負けないんだから!」
アイドルとしての強い意志――願い。それを後押しするようにありあと白い星イルカの水中ダンスにより盛り上がった観客からの声援が彼女の力を一層高め、放たれた水の針剣の突きが流れ星を捕えている骸の海を散らした。
水上をふわふわ浮かぶ流れ星の体が大きくよろめき、けれどこれ以上の追撃は難しいと判断したありあは咄嗟に星イルカと共に水中深くへと飛び込み、未だ骸の海を祓いきれぬ流れ星を決意を籠めた目で見つめるのだった。
成功
🔵🔵🔴
カンナハ・アスモダイ
※アドリブ連携等歓迎
戦場③
そうなのね。
だったら今回はお料理で行かせてもらうわ。
プリンセスハート、メ~クアップ!
作る料理はタンポポオムライス。
卵を割ってかき混ぜていく。
いい感じになったらフライパンの柄を叩いてオムレツを巻いていくわ。
む……結構難しいわね。
お肉に玉ねぎ人参ケチャップを混ぜ込んでチキンライスを作成。
これで完成よ。
あとは……オムレツにナイフを入れて、と。
ふわとろの卵が全体を包むように開いていったわ。
我ながらとっても美味しそうな仕上がりじゃない。
ホラ、とっても美味しそうでしょ?
|流れ星《あなた》に食べさせたくて作ったのよ。
……だから早く出てきて頂戴な。
乙女魔法!スイート☆エモーション!
●たんぽぽのような笑顔を
蒼く透き通った水中ステージは新たに召喚されたキッチン完備の『ミラクル☆キッチン』風のステージへと入れ替わっていく。
|流れ星《シューティング・スター》に対峙するのはカンナハ・アスモダイ(悪魔法少女★あすも☆デウス・f29830)。
「……そうなのね」
このキッチンのステージが召喚された――つまり美味しい料理を作り、トゲトゲ|星屑《スターダスト》を生やした|流れ星《シューティング・スター》に食べさせねばならないと、カンナハは悟って。
「だったら今回はお料理で行かせてもらうわ。プリンセスハート、メ~クアップ!」
『プリンセスハート★XENOM』が飛び出して、カンナハが『悪魔法少女★あすも☆デウス』へと変身。
変身した彼女から溢れ出る悪魔的なカリスマオーラに、|星光《スター・イルミネイション》形態の流れ星は構えるけれども、
「ちょっと待ってなさい」
流れ星を静止しつつ、カンナハが手にしているのは双銃ではなくフライパンと包丁。この料理バトルのステージであるならば、最高の料理を相手に食べさせることが勝利への近道だろう。
野菜を刻んでフライパンにバターを溶かして玉ねぎ軽く炒めてから人参と鶏肉を投入、更に多めのケチャップと米を混ぜ込み炒めと煮込みの中間ぐらいの感覚でチキンライスを調理する。
ケチャップの香ばしい香りがキッチンに漂い始めたら、ボウルに卵を割って溶いていく。
一連の動作は彼女の料理の腕前からかややぎこちなくも見えるが、手早くかき混ぜてチキンライスのそれとは別に用意したフライパンに溶かした卵を広げつつかき混ぜる。
程よくとろとろになってきた頃合いからが勝負、フライパンを傾けつつ柄を叩いて寄せて巻いていく。
「む……結構難しいわね」
綺麗に巻くのは中々難しい。火加減と叩き方、傾け方と色々要素はあるけれど、どうにか巻き上げる事に成功したカンナハは、オムレツを巻く間にフライパンから移していたチキンライスの皿の上に、巻いたオムレツを綺麗に乗せた。
「これで完成よ。あとは……」
お皿を実食のテーブルへと持ってくるが、流れ星は警戒しているのかステージの袖に引っ込んで出てこようとはしない。
ならばと、カンナハは綺麗なナイフでオムレツに刃を入れる。オムレツは綺麗に開いて、その中に封じられていたふわとろの卵がチキンライスを覆うように広がっていく。
真上から見ればたんぽぽの花のようにも見えるそれは、カンナハからしても美味しそうに仕上がったと自慢できる仕上がりだ。
「ホラ、とっても美味しそうでしょ?」
ステージの袖にいる流れ星へと誘いの言葉をかける。
「|流れ星《あなた》に食べさせたくて作ったのよ。……だから早く出てきて頂戴な」
カンナハの言葉、そしてふわとろのオムライスの魅力に流れ星はそっとステージの袖から出てきて、テーブルに着く。
そして、
「乙女魔法! スイート☆エモーション!」
仕上げにとびきりの笑顔の魔法をオムライスにかけるカンナハ。
魔法の影響かキラキラ輝いて見えるとろとろのオムレツとチキンライスを、流れ星は短い手で器用にスプーンを使って口に運んで。
『……絶品キラリン!』
おひさまのような笑顔と共に絶賛の言葉、流れ星を捕えていた骸の海が、また一つ薄れていく。
大成功
🔵🔵🔵
儀水・芽亜
⑧(変化に富んだパフォーマンスで観客席を飽きさせない)
この世界の要、『|流れ星《シューティングスター》』。あなたを骸の海から解き放ちます。
ナイトメア、顕現!
白馬に曲乗り「騎乗」して、アカペラで「歌唱」しつつ「軽業」とともにアリスランスを振るい、見栄えのする戦いをします。私の「騎乗」はレパートリー豊富ですよ。
射撃が効かないだけなら、私の攻撃には関係ありませんね。ぐるぐるサイクロンを発生させていても、外を見る隙間は必要なはず。うまくそこを貫ければいいんですが。
『|星の爆発《スター・ボンバー》』が起こる前に、出来る限りのダメージを与えたいですね。
早く正気に戻って、骸の海を祓ってください、『流れ星』!
●勇ましき舞台を駆ける白馬の騎士、そして蒼氷は動き出す
そしてキッチンのステージは召喚された新たなアイドルステージに塗り替えられるように入れ替わる。
次のステージは華やかなステージとは異なる無骨な闘技場を思わせる――『アイドルナイツ☆アリーナ』風のステージ。
「この世界の要、『|流れ星《シューティングスター》』。あなたを骸の海から解き放ちます」
こつこつと硬質な靴の音を響かせ、流れ星の前に立つのは儀水・芽亜(共に見る希望の夢/『|夢可有郷《ザナドゥ》』・f35644)。
「ナイトメア、顕現!」
起動した【ナイトメアライド】のユーベルコードにより召喚された|白馬《ナイトメア》が大きく嘶き、その背に騎乗した芽亜が鴇色のアリスランス『ディヴァイン・ユニコーン』を構え、突撃を開始する。
鴇色の軌跡を残し器用にアリスランスを振るう芽亜はアカペラで勇ましい歌を歌い上げている。
その姿はさながらミュージカルや演劇の主役のようで、普段は敵を討つ為の彼女の戦闘技術だが、数々の戦闘経験から見栄えを意識してそれらしく戦って魅せることは不可能ではない。
そして芽亜の二倍はある大きく見栄えのいい白馬がステージ全体を騎兵とは思えぬ身軽さでを所狭しと駆け回る姿は、これまで流れ星と戦ってきたステージとの方向性の違いによるギャップで観客たちの熱気を更に高めていく。
対する流れ星は頭部の虹色に輝く宝石を構えてぐるぐる回転、サイクロンを発生させて芽亜の攻撃を退けようとするが、アリスランスによる接近戦で戦う彼女には遠距離攻撃を弾くそのサイクロンも大した意味をなさない。
それでも長期戦になれば必殺の|星の爆発《スター・ボンバー》が発動してしまうだろう。それが発動する前に押し切る――幸いここまでで蓄積されたダメージで、流れ星を捕えている骸の海はもうあと一息で散らせるぐらいにまで減じている。
回転する流れ星を中心にサイクロンがステージのあちこちを薙ぎ払っていく中、白馬は華麗に駆け抜けて切り込む隙を探り、そして。
「そこです!」
歌い上げながらも芽亜は見出したサイクロンの切れ目へと白馬を操り突進、一気に切り込んで回転の中心である流れ星が構え志宝石に強烈な刺突を叩き込む。
「早く正気に戻って、骸の海を祓ってください、『|流れ星《シューティング・スター》』!」
力強く呼びかける芽亜、その呼びかけに流れ星を捕えていた骸の海が一時祓い去られた。
だが、
『……逃げてキラリン! 外殻がまた……』
警告と同時、ステージの外を覆っていた蒼氷竜の外殻が鳴動し、竜の咆哮と共に蒼氷がステージの外から伸びてきて流れ星を包み込む檻を作り出す。
流れ星を決して逃がさない――そんな悪意を感じつつ、猟兵達は動き始めた蒼氷竜の外殻から一時脱出したのだった。
大成功
🔵🔵🔵