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雲は氷菓の島を謡って

#グリードオーシャン #【Q】 #戦後

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#【Q】
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#戦後


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「アリスラビリンスから落ちて来た島、だろうかね。
 氷の道の先にはシャーベットの丘、ソーダの湖にアイスが浮いて。
 生い茂る木も氷でできていて、生ってるフルーツも凍ってる。
 氷は、いろいろな色をしているから、場所によって味が違うかもしれないね。
 ああ、それはシャーベットやアイスも同じか。
 フルーツも多種多様。氷の中に閉じ込められているフルーツもありそうだ」
 グリードオーシャンに浮かぶ不思議な島の様子を説明しながら、九瀬・夏梅(白鷺は塵土の穢れを禁ぜず・f06453)は改めてその不思議さに苦笑を見せた。
 ともかく、何もかもが凍っていて冷たくて、そして美味しい島。
 馴染みの鉄甲船『彩雲丸』が向かっているのは、そんなアイスな島だった。
「どんな経緯があったかまでは知らないんだが、彩雲丸が無人島開拓を望む人々を送り届けることになったようでね。とある島との間を、既に2往復しての第3便だそうだ」
 少しずつ移住が進む島。
 誰からともなく『アイスランド』と呼ぶようになったその島には、先に住む人がある程度の調査を済ませ、また、拠点となる場所を築いているから。どこが美味しいとか、これを食べたいならこことか、休憩する場所やさらなる調理ができる場所など、なんだかんだ開拓が進んでいるようだ。
 慣れた島民から情報を得ておすすめの場所を巡ったり、逆に彩雲丸で着いたばかりの移住民と一緒に探検したり。開拓を手伝ってもいいし、ただただ楽しんでもいい。
 アイスランドの楽しみ方はそれぞれなのだが。
 やってもらいたいことが1つだけ、ある。
 それこそが、猟兵に声がかかった理由。
「アイスランドをコンキスタドールも見つけたようでね。
 自分達にこそこの島はふさわしいと、人々を排除しようとするようだ」
 相手は、美しき氷水の精霊『アイスセイレーン』。
 名前からして、確かにアイスランドにこそ居そうなコンキスタドールですが。
 だからといって島民達が殺されたり凍らされたりするのを見逃すことはできない。
「新天地を切り開く者達を守ってやっておくれ」
 夏梅はそう告げてから。
「ついでに、いろんなアイスを楽しんできな」
 いい避暑になるだろうよ、と笑った。


佐和
 こんにちは。サワです。
 最高の避暑地じゃないでしょうかね。

 アイスランドはアイスな世界です。
 島のほぼ全てが凍っているのに極寒ではないという不思議島。
 すごく冷房の効いている場所、くらいの気温です。
 ソーダの湖や川は、冷たいけれど凍ってないですし。
 それでいて溶けないアイスの不思議。
 まあ、アリスラビリンスだと思えば当然なのかもしれません。
 OPに記載した以外にも、アイスなものならきっとあります。
 第1章はお好きなようにアイスランドを楽しんでください。

 第2章は集団戦となります。
 アイスランドを発見し、上陸した『アイスセイレーン』達が襲ってきます。

 それでは、アイスいっぱいの島を、どうぞ。
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第1章 冒険 『アイスの島で大冒険!』

POW   :    アイスを掘り出して食べてみる

SPD   :    アイスを削り出して食べてみる

WIZ   :    冷凍フルーツとアイスでパフェを創作

イラスト:V-7

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

キール・グラナドロップ
わぁ、色んなアイスがある!
涼しくて気持ちいいし、とってもいい場所だね!

えっと、ボクね。甘いチョコの味のやつが好きなの。どんなエリアにあるか、住人の人達に聞いてみようかな……ちょ、ちょっと緊張するけど、【情報収集】頑張るよ。

んんんー! やっぱりチョコのアイス美味しいなぁ……甘くて美味しい……こっちの、塩とチョコが合わさってるやつも、聞いた時はびっくりしたけど、甘さが強く出てる気がしてすっごく美味しいー!

ボク、身体がちっちゃいから、ちょっとでおなかいっぱいになっちゃうんだけど、アイスなら溶けるしいくら食べてもいいかも!
影「腹壊すぞ」(脳内で)
うっ……そうだね。気をつけるよ影くん……



「わぁ、色んなアイスがある!」
 鉄甲船『彩雲丸』を下りるなり見えた景色に、キール・グラナドロップ(影に縋る者・f14289)は感激の声を上げていた。
 木も花も、道も丘も全てがアイスでできた島。その色彩はとても鮮やかで。ピンク色はきっとイチゴ、黄色はレモンか、淡い色合いのはバニラやチーズケーキ系のよう。緑色は抹茶かメロンかマスカット、黒い粒が混じっていればチョコミント。青いソーダに、紫のブルーベリー、橙色はオレンジやマンゴー、といったところだろうか。味を想像するだけでも楽しい。
 そして島はひんやり涼しくて、凍える寒さではないから気持ちいい。
「とってもいい場所だね!」
 感想を口にしながらキールはふわりと飛んだ。
 探すのはチョコレートのアイス。それも甘いものがいい。
 でもこの数多くの色彩の中から好みの味を1人で探すのは大変そうだから。
「聞いてみようかな……ちょ、ちょっと緊張するけど、頑張るよ」
 彩雲丸に近づいてきた住人に、意を決して話しかけた。
「チョコレートか。向こうの丘のはどうだ?」
「いや、甘いのなら、あっちの大木の傍にあるやつの方だろ」
「そうだな。そこなら塩チョコもあるからいいんじゃないか?」
「兄さん小さいから食べ歩きしたらすぐ腹いっぱいになっちまいそうだもんなぁ」
「ああ、好きな味に辿り着く前に終わっちまいそうだ」
 鉄甲船から荷を下ろすために集まっていたのだという気のいいおっちゃん達が、フェアリーであるキールを気遣いながら教えてくれる。
 頑張ってよかった、と思いながら、キールは教えてもらった場所を目指した。
 道中も、綺麗で鮮やかで美味しそうなアイスばかりで。だんだん、キールの血のような色の羽や赤と黒の衣装も、ラズベリーとか、それこそベリーをアクセントにしたチョコレートアイスに見えてくるかのよう。
 美味しい景色を越えて辿り着いた先は、教えてもらったチョコレートアイスの木。
「んんんー! やっぱりチョコのアイス美味しいなぁ……」
 早速いただいて、その甘さに表情をほころばせるキール。
 そしてすぐ傍の、ちょっと色味が違うチョコレートアイスの切り株にも手を伸ばす。
「こっちのもすっごく美味しいー!
 塩とチョコが合わさったアイスなんて、聞いた時はびっくりしたけど……
 甘さが強く出てる気がする」
 これも是非とおススメされていた新たな味に大感激。
 こうなると、微妙に色合いの違う他のチョコレートアイスも気になってきて。
「ボク、身体がちっちゃいから、ちょっとでおなかいっぱいになっちゃうんだけど……
 アイスなら溶けるしいくら食べてもいいかも!」
 ふわりとそちらへ移動しようとすると。
『腹壊すぞ』
 脳内に響いた声に、ぴたり、と動きを止めるキール。
「うっ……そうだね。気をつけるよ影くん……」
 短い忠告に、片っ端から食べたい気持ちを抑えて、アイスを厳選していった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

玻瑠璃子・セーラ
アドリブ・連携・お任せ
アイスの島なんて、とっても素敵!
アリスラビリンスから落っこちて来た島だなんて!
ひんやり涼しくて不思議な島ね。すごいわ、世界って繋がっているのね

せっかくだから、とっても素敵なパフェを作りたいの!
この世界にもこの島にも、全部『はじめまして』だから伺ってみましょうか。おすすめの場所はあるかしら?

フルーツたっぷり、アイスもたっぷり!
お魚のきょうだい達と一緒に食べるのよ。お兄さん、お姉さんたちもお手伝いしてくれるの?
とってもカラフルな南国のお魚の群れみたいなパフェになるかしら!
楽しくなって嬉しくなって歌いだしてしまえば、島を守る気持ちもきっと高まるわね



「アイスの島なんて、とっても素敵!」
 玻瑠璃子・セーラ(瑠璃色ラプソディ・f44601)も、目の前に広がる色鮮やかな光景に瞳を輝かせた。
「ひんやり涼しくて不思議な島ね。
 すごいわ、世界って繋がっているのね」
 極寒の地ではないのに溶けないアイス。そんな不思議さはまさしくアリスラビリンスという別の世界の不思議の国を思わせるものだから。
 グリードオーシャンは、他の世界から落ちて来た『島』でできている。それを実感してセーラはまた感激する。 
 こんな素敵な世界なら、素敵なものを作りたい。
 そう思ったセーラは、先に島にいた住人へと話しかけることにした。
「はじめまして。おすすめの場所はあるかしら?」
 自分で探すのも楽しいけれど、せっかくだからと情報収集。何やらお話していた数人の女性たちは、セーラの話を聞くと、それならと頷いて。
「そっちの森がいいと思うわ」
「そうね。あそこならフルーツもあるし」
「いろんな色のアイスが集まってるから、あちこち行かなくて済むわよ」
「素敵なものができるといいわね」
 口々に言って示された森。ありがとうとお礼を告げて早速向かえば。
 聞いた通り、フルーツもアイスもいろんな種類が集まった場所だったから。
「さあ、とっても素敵なパフェを作りましょう!」
 セーラはにっこりと作業を始めた。
 フルーツたっぷり、アイスもたっぷり。あれをこれをと盛り付けていけば。
「お兄さん、お姉さんたちもお手伝いしてくれるの?」
 セイレーンのセーラの周囲を泳ぐお魚のきょうだい達も寄ってきて。
「できあがったら一緒に食べるのよ」
 一緒に作る楽しさも重なり、嬉しくなれば。口から零れる美しい旋律。
 歌うことでさらに楽しくなって。
 青色と白色のアイスをベースに、南国のお魚の群れが泳いでいるかのようなとってもカラフルなパフェができあがっていけば。
 セーラが紡ぐ歌の中で、お魚のきょうだい達が、喜ぶように舞い泳いだ。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふわぁ、アイスの島ですって、冷たくておいしそうですね。
く、食い意地が張ってるって、
甘い物は別腹なんですよ、アヒルさん。
ふえ?そういう意味じゃないって、どういう意味なんですか?
ここがどこから落ちてきた島か考えてみなって、こんなお菓子の家のような島って……。
あ、アリスラビリンスですね。
食べたらどうなるかわかりませんね。
ふええ、おいしそうなアイスに囲まれているのに、手を付けられないのは地獄です。
ふえ?こんなにおいしいのに食べられないなんて勿体ないって、アヒルさん!!
私をからかったんですか!!



「ふわぁ、アイスの島ですって。冷たくておいしそうですね」
 島の道を歩きながら、フリル・インレアン(大きな|帽子の物語《👒 🦆 》はまだ終わらない・f19557)はゆっくりとあたりを見回した。
 カラフルで綺麗な島の全てがアイスと聞いたら、そう考えるのが当然ですが。
 その手に収まったアヒルちゃん型のガジェットが、があ、と鳴く。
「く、食い意地が張ってる、って甘い物は別腹なんですよ、アヒルさん」
 指摘を正確に理解して、おろおろしながらも反論するフリル。
 こんな光景を前に食べない選択肢なんてあるわけないと説明しようとするけれど。
 があ。
「ふえ? そういう意味じゃない? どういう意味なんですか?」
 フリルはこくんと首を傾げました。
 どこか呆れたようにまたガジェットが鳴きます。
「ここがどこから落ちてきた島か考えてみな、って……」
 ここはグリードオーシャン。海に点在する全ての島は、異世界から落ちて来た陸地である世界。ゆえに島ごとに見た目も住む人々も全然違ったりするのですが。
「こんなお菓子の家のような島って……あ、アリスラビリンスですね」
 絵本に出てくるような不思議な物語の舞台のような島、となれば、その答えに思い当たるのは簡単だから。ぽんっとフリルは手を打って。
「食べたらどうなるかわかりませんね」
 その表情を不安に染めた。
 アリスラビリンスは、オウガがアリスを食べるために国を無惨に歪めている世界でもある。このアイスが、ただの不思議の国であるならいいけれど、残酷な童話の如き『美しい地獄』にされていたとしたら。そう考えれば、アリス適合者であるフリルは警戒しないわけにはいかないから。
「ふええ、おいしそうなアイスに囲まれているのに、手を付けられないのは地獄です」
 オウガへの危機感よりも、食べるのを我慢する方を、嘆くフリル。
 まあ、どこをどう見ても美味しそうですから。
 大きな帽子すらもしょんぼり垂れている気がするほどがっかりするフリルに。
 ガジェットは、素知らぬ顔で、があ、と鳴いた。
「ふえ? こんなにおいしいのに食べられないなんて勿体ない、って……
 アヒルさん! 私をからかったんですか!」

 があ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイル・フォレスト
涼しい……!
ああ、いかんな。快適な環境に感動して、つい声を上げてしまった。
シャーベットの丘や氷の木、色々と興味深い島だ。
もちろん、景色を楽しむだけじゃなく、味わって楽しむことも忘れない。
そのために、ガラスの器、スプーン、削り出す用のフォークを準備した。
私にはやりたいことがある。
それは、青いシャーベットを削り出し、その上に雲に見立てたバニラアイスを乗せて『夏空シャーベット』を作りたい。
きっと、眺めて良し、食べても良し(おいしい)、というものになるだろう。
はは、こういう楽しい時間は、つい童心に返ってしまうな。

兜をかぶったまま飲食可能(細かいことは気にしない方向で)。
アドリブ・絡み歓迎。



「涼しい……!」
 アイスいっぱいのアイスでできた島で、レイル・フォレスト(端役騎士・f45351)は他の猟兵とは違った感想を思わず口にしていた。
 島に辿り着くまで鉄甲船『彩雲丸』が通ってきたのは夏の海。海風が心地よいとはいえ日差しが照り付け湿度も高い、蒸し暑い状況だった。そこから一転、冷蔵庫の中のような気温の島に降り立てば、感激するのも当然だろう。黒い西洋甲冑で全身を覆っている、どう見ても暑苦しい服装だから尚更。
「ああ、いかんな。快適な環境に感動して、つい声を上げてしまった」
 レイルは首を左右に振り、気持ちを落ち着かせるように呟く。
 その動作すらも涼しい。
 でも、この島の価値は、涼しさだけではないから。
「色々と興味深い島だ」
 レイルはその手に、ガラスの器とスプーンとフォークをすちゃっと手にした。
 そして島を眺めつつ進んでいく。
 氷の木を見上げながら、シャーベットの丘を越え、アイスの花を愛でて、ソーダの湖の畔を行く。色彩豊かに煌めく景色。その美しさをレイルは1つ1つ堪能し。
 フォークで削り出して、スプーンを口に運んでいった。
 味わって楽しむのも、この島の醍醐味なのだから。
 さらに、様々なアイスがある島だからこその楽しみ方が。
「見つけた」
 レイルは青いシャーベットの岩の前で足を止めた。
 早速フォークを当てて削り出すと、そのまま食べずにガラスの器へと盛っていく。
 シャーベットが低めの山盛りになったところで。
 続いて、スプーンを向けたのは、バニラでできた丸い生垣。定番の味だからか、探すでもなくあちらこちらにあった淡い黄色のアイスを掬い取った。
 こちらもすぐに口に運ばず、シャーベットの上に重ねれば。
「よし、これで『夏空シャーベット』完成だ」
 空のような青さのシャーベットと、入道雲のようにもくもく重なったバニラアイス。
 ガラスの器に、思い描いた通りの、夏に似合いの光景が出来上がり。やりたかったことをやりきったレイルは満足そうに頷く。
 掲げて、近づけて、出来栄えを目に焼き付けてから。
 やっぱりアイスですから、いただきます。
 爽やかなシャーベットとバニラアイスの濃厚な甘さのバランスを堪能するうちに、あっという間に消えてしまう夏の空。空になったガラスの器もまた夏の風物詩か。
 レイルがやり切ったように息を吐く。
 と、その目に真っ黒なアイスが映る。黒ゴマか、竹炭でも混ぜているのか、漆黒と言えるほどの黒さにレイルは目を奪われて。
「これは……私と同じ色のアイスが作れるのか!」
 黒い西洋甲冑に青いマントをつけたレイルは、早速、漆黒アイスを器に盛り。次は青いアイスを、と探して進む。先ほどの青空のようなシャーベットよりももっと色の濃いアイスはないだろうかと。
 進む間にも様々な色のアイスがあって。それを味見して楽しみながら。
「はは、こういう楽しい時間は、つい童心に返ってしまうな」
 小さなスプーンを無骨な手に握った西洋甲冑は、眺めて良し食べて良しなアイスを目指して島を巡っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミルナ・シャイン
大親友ジゼル(f34967)と

ジゼルと合わせで作った25年水着姿(ピンクのオフショルビキニ)

こっちにはイチゴもなってますわ、それにバナナも!

果物とアイスを合わせてパフェにするのも美味しそうじゃありません?
ふふ、ジゼルはやっぱりチョコアイスですわよね。
もちろん!暑い時期に食べる爽やかチョコミントは正義ですもの。

ソーダの湖からお目当てのチョコミントアイスをとってきて。
ジゼル、チョコアイス少しもらっても良いかしら?
凍った果物をカットするのはおまかせくださいな。
ハート型にカットしたイチゴとバナナ、それにチョコアイスとチョコミントアイスを盛り付け出来上がり!
お互いのパフェ分け合いっこして食べましょう。


ジゼル・サンドル
大親友ミルナ(f34969)と

ミルナと合わせで作った25年水着姿(青色のワンピース水着)

さすがはアリスラビリンスから落ちてきた島だな、旬じゃないのにみかんがなってるぞ。天然の冷凍みかんだ!

おお、それはいいアイデアだな!それならわたしチョコアイスでチョコパフェにしたい!
ミルナはチョコミントパフェだろう?

ソーダの湖からチョコアイスをとってきて、もちろんいいぞとミルナにもおすそ分け。
凍った果物って固くて切りにくいな…すまない、お願いしてもいいか?
チョコアイスにみかんやイチゴ、バナナを贅沢にのせて…うーん、ミルナのと比べるとだいぶ不格好だな…
でも味は美味しいはず、分けっこして食べたらもっと美味しいな!



「さすがはアリスラビリンスから落ちてきた島だな」
 全てがアイスでできている島の光景を目の当たりにして、ジゼル・サンドル(歌うサンドリヨン・f34967)は感嘆の声を上げていた。
 でもその視点は、ちょっと他の猟兵たちとずれていて。
「旬じゃないのにみかんがなってるぞ。天然の冷凍みかんだ!」
「こっちにはイチゴもなってますわ。それにバナナも!」
 シャーベットの丘やアイスの花よりも、カラフルな氷の枝に揺れる冷凍フルーツに目を奪われ。一緒に来た大親友ミルナ・シャイン(トロピカルラグーン・f34969)と共に、果物ばかりを探していた。
 パイナップルにマンゴーに、モモやブドウやメロンといった、今の季節に合ったものから、リンゴに柿に梨、レモンや柚子、サクランボからブルーベリー、枇杷にキウイまで、旬とは何かと言わんばかりに様々な果物が見つかるから。まるで冷凍庫の中を覗いているかのよう。
 でもそれ以上にアイスの種類が豊富で。色とりどりな景色だから。
「果物とアイスを合わせてパフェにするのも美味しそうじゃありません?」
「おお、それはいいアイデアだな!」
 ミルナの提案に、ジゼルは顔を輝かせて即答した。
「それならわたしはチョコアイスでチョコパフェにしたい!」
「ふふ、ジゼルはやっぱりチョコアイスですわよね」
「ミルナはチョコミントパフェだろう?」
「もちろん! 暑い時期に食べる爽やかチョコミントは正義ですもの」
 大親友ゆえに互いの好みは分かっている。自分のものと相手のものと、2種類のアイスを探して2人が辿り着いたのはソーダの湖。
「チョコアイスが浮いてますわ」
「チョコミントアイスもだな」
 自分のアイスよりも相手のアイスを先に見つけて指し示した2人は、思わず顔を見合わせて。ふっと笑みを浮かべると、見つけてもらったアイスをそれぞれとってくる。
 パフェにする前に、と味見をすれば。
「ジゼル、チョコアイス少しもらっても良いかしら?」
「もちろんいいぞ。
 チョコミントももらっていいか?」
「ええ、もちろんです」
 おすそ分けもして、楽しんで。
 それから冷凍フルーツを乗せていく。
 のだが。
「凍った果物って固くて切りにくいな……」
 冷凍みかんを手にジゼルは四苦八苦。
「すまない、お願いしてもいいか?」
「おまかせくださいな」
 差し出されたみかんにふわりと微笑むミルナ。その繊手が、みかんを、イチゴをバナナを、次々と手際よく、適度な大きさに切り分けていく。さらに。
「みかんがハート型だ!」
「いかがでしょう?」
 イチゴもちょっと切り込みを入れて、バナナは型で抜いたかのように、可愛らしく仕上げたミルナにジゼルのオレンジ色の瞳が輝いた。
 そして、好みのアイスに可愛いフルーツを贅沢に乗せて、完成する2つのパフェ。
「うーん、ミルナのと比べるとだいぶ不格好だな……」
「チョコアイスとみかんの色合いが素敵ですわ」
 並べて眺めて。でもやっぱり見た目よりも味が気になり、いただきます。
「やはりチョコは美味しいな」
「チョコミントも最高ですわ」
「みかんやイチゴの酸味も、バナナの優しい甘さもいい」
「冷凍フルーツですからちょっとシャリっとしている食感も楽しいですわね」
 自分のパフェの感想を伝え合えば、互いに気になるものだから。
「ミルナのパフェももらっていいか?」
「もちろんです。ジゼルのも?」
「ああ。分けっこして食べたらもっと美味しくなるな!」
 相手にパフェを差し出す2人の手には、揃いのティアドロップ型の指輪が輝いていた。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『アイスセイレーン』

POW   :    氷水鉄砲
レベル分の1秒で【過冷却の(当たると凍る)水鉄砲】を発射できる。
SPD   :    仲間づくり
攻撃が命中した対象に【アイスセイレーンの憑依】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【心身を取り込みアイスセイレーンの氷像化】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ   :    シェイプ・オブ・アイスウォーター
【着氷性の(当たると凍る)雨】を降らせる事で、戦場全体が【無数の氷柱がそびえる氷の海】と同じ環境に変化する。[無数の氷柱がそびえる氷の海]に適応した者の行動成功率が上昇する。

イラスト:さとをみどり

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 鉄甲船『彩雲丸』がアイスランドに辿り着くのとほぼ時を同じくして。
 島民達が港としていた地点と反対側の海に雨が降り始めた。
 ただの雨ではない。
 雨が降り注いだ海に無数の氷柱がそびえ立っていったのだから。
 そうしてできた氷の道を通って、雨を降らせた者たちが、アイスランドにやって来る。
「アイスと氷の島……素敵なところね」
「私たちのためにあるような島だわ」
「私たちにこそふさわしい島よ」
 氷水の髪に氷水の瞳、氷水の服に氷水の身体。氷水の深海から生まれた美しきコンキスタドール『アイスセイレーン』は、冷たい声を響かせた。
「でも島に誰かいるみたい」
「大丈夫よ。凍らせてしまえば」
「そうね。みんなみんな凍らせれば、ここはアイスと氷の島に戻るわ」
「私たちの島になるわ」
 冷たい眼差しで冷たく笑い合い、アイスセイレーンは人の気配がする方へ進む。
 この島を本当のアイスランドにするために。
玻瑠璃子・セーラ
アドリブ・連携お任せ
とっても楽しくて美味しかったわ!この島を好きになっちゃった!
こんなに素敵な島をアイスセイレーンさんに独り占めなんてさせないわ
凍らせる雨も危ないわね。お気に入りの雨傘の衝撃波で払って凌ぎましょう
UCを発動したら私もお魚のきょうだい達の姿も隠して距離を取るの
攻撃に当たらないように気をつけて
もし体に氷柱ができても、お兄さんお姉さん達がすぐに砕いてくれるわ
積極的に泡の遠距離攻撃で牽制。もし近付かれたら衝撃波でえいっ!
アイスセイレーンさんの攻撃には当たらないようにするわ
後は泡の遠距離攻撃と私達の絆攻撃でおしおきよ!
島の独り占めも、一方的に仲間にするのも、強引な事はダメなんだから



「とっても美味しかったわ!」
 カラフルなパフェを食べ終えて、にっこり微笑む玻瑠璃子・セーラ(f44601)。周囲を泳ぐお魚のきょうだい達も、ご機嫌に見える。
「自分で作るのも、アイスを探すのも楽しかったわ!
 この島を好きになっちゃった!」
 改めて見回す、アイスの森。様々な色や味のアイスが実り、凍ったフルーツも揺れる、そもそも枝葉もアイスや氷でできてる木々に囲まれて。美味しく綺麗な眺め。
 にこにこ笑顔のセーラだったけれども。
「あら、誰かいるみたい」
「凍らせてしまいましょう」
「みんなみんな凍らせて、ここを私たちの島にしましょう」
 冷たい声とともに現れたアイスセイレーンに、むうっと頬を膨らませ。
 びしっと指さして宣言する。
「こんなに素敵な島を独り占めなんてさせないわ」
 とたんに飛んでくる水。雨のようなそれは、当たったものを凍らせてしまうから。
 深海みたいなデザインのお気に入りの傘を広げたセーラは、その傘で、というよりも、ぽちっとスイッチを押すと放たれる衝撃波で、雨を飛ばし散らしていく。
 そして防御の最中、発動させるユーベルコード『|夢見る泡の恋心《ポップ・ステップ・メイクアップ》』。
 生み出されたソーダ水の泡はセーラを覆い、アイスセイレーンからその身を隠した。
「どこへ行ったの?」
「見えないわ。聞こえないわ」
 セーラを見失い、きょろきょろと戸惑うアイスセイレーン。
 その様子をセーラはしっかりと見て。
 自身を隠すソーダ水の泡を、一部飛ばして攻撃する。
 きゃあきゃあと騒ぐアイスセイレーン。
 氷像のような身体が割れ砕け、辺りに飛び散り煌めいて。
 でたらめに放たれた雨も、セーラの傘が弾き。偶然近づいてきたアイスセイレーンも、傘の衝撃波で吹っ飛ばす。
「あそこにいるわ」
「もういないわ」
「どこ? どこへ行ったの?」
 でも防御や攻撃で一旦は場所がバレても、すぐに移動するセーラを、アイスセイレーンは捉えきれず。
「お兄さん、お姉さん。総攻撃よ!」
 タイミングを見て、一緒に姿を消していたお魚のきょうだい達と共に、セーラは見えない一斉攻撃を仕掛けた。
「島の独り占めも、一方的に仲間にするのも、強引な事はダメなんだから」

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふえ?島で全然アイスを食べられなかった私にアイスをたくさん用意したって、そっちのアイスはコンキスタドールさんじゃないですか。
いっぱい味わうようにって、アヒルさん、私は流石に敵さんを食べたりなんかしないですよ。
……アヒルさん本気ですか?
味わうのはコンキスタドールさんじゃなくて、そのユーベルコードですか、つまりそのユーベルコードは甘くておいしいんですか?
甘いかは分からないけど、冷たいんじゃないかなって……。
……アヒルさん、その味わうって食べるじゃなくて食らうっていいませんか?
ふええ、没収の魔法でちゃんと無効化してこいって、結局ここはアリスラビリンスなんですね。



 何もかもがアイスでできたアイスたっぷりのアイスランドで、何故かフリル・インレアン(f19557)は一口もアイスを食べることができず、とぼとぼと歩いていた。
 本当に、何故でしょうね。
 があ。
 島の反対側までやってきたところで、フリルの手の中のアヒルちゃん型ガジェットが、素知らぬ顔で一声鳴く。
「ふえ? 島で全然アイスを食べられなかった私にアイスをたくさん用意した?」
 その言葉を正確に理解して、でも意味が分からず、フリルは首を傾げた。
 確かにアイスはフリルの周りにたくさんあるけれども、島のアイスを食べるなと言ったのはガジェットで。それ以外の新しいアイスを、フリルとずっと一緒にいたガジェットが用意できるはずがない。
 どういうことかと問うような視線を手元に落とせば、ガジェットは真っ直ぐに道の先を見て、円らな黒瞳で示すようにしていたから。
 フリルも視線を同じ方向へ向けてみると。
「あら、誰かいるみたい」
「大丈夫よ。凍らせてしまえば」
「……って、コンキスタドールさんじゃないですか」
 現れた『アイスセイレーン』の冷たい声に、フリルは涙目で悲鳴のような声を上げた。
 慌てるフリルに、ガジェットはしれっとまた鳴く。
「いっぱい味わうように、って……
 アヒルさん、私は流石に敵さんを食べたりなんかしないですよ」
 氷水の髪に氷水の瞳、氷水の服に氷水の身体。澄みきったその姿は、確かに冷たそうで美味しい水のようにも見えるけれども。グリードオーシャンの広い海には、食材になっちゃったりするコンキスタドールもいたりするけれども。
 さすがに人の形をした相手を食べる気にはなれないわけで。
「……アヒルさん本気ですか?」
 思わず聞き返したフリルに、ガジェットはまた、があ、と鳴く。
「味わうのはコンキスタドールさんじゃなくてそのユーベルコード、ですか」
 つまり、そのユーベルコードは甘くておいしいんですね?」
 があ。
「甘いかは分からないけど、冷たいんじゃないかな、って……」
 変わらぬ調子で続けるガジェットに、フリルはさすがに眉を寄せ。訝しむような視線をガジェットに向けて、確認する。
「……アヒルさん、その味わうって、食べるじゃなくて食らうっていいませんか?」
 攻撃をその身を盾に受け止めろと言われているのではないか、と。
 それは酷いと非難の調子も言葉に込められるけれども。
 ガジェットは、悪びれた様子もなく、当然のように鳴いた。
「ふええ、没収の魔法でちゃんと無効化してこい、って……」
 示された有効なユーベルコードは、ちゃんと防御できれば相手の攻撃を強制的に借用できるものだから。確かに、食らう、ではないけれど、食べる、ともまた違うわけで。
 フリルは、周囲の美味しそうなアイスを改めて見回して。
「結局ここはアリスラビリンスなんですね」
 ため息と共にアイスセイレーンと対峙した。
 
 があ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
|C’est du soutien, ok.《サポートだな、了解》

一人称:オレ
二人称:相手の名前+さん呼び、敵相手の時のみ呼び捨て
口調:粗野で柄が悪い

■行動
信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ

■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う

アドリブ連帯歓迎



「アイスと氷の島……私たちのためにあるような島だわ」
「素敵なところね。私たちにこそふさわしい島よ」
 コンキスタドール『アイスセイレーン』は、冷たい声を響かせる。
「だから、島に居る者みんな、凍らせてしまいましょう」
「そうね。みんなみんな凍らせれば、ここはアイスと氷の島に戻るわ」
「私たちの島になるわ」
「……なるほど。それがそっちの主張か」
 チョコレートアイスを食べながらその会話を聞いていたギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は、足を立てて座っていた冷たい大岩――さっき気付いたが実は氷の塊だった。ケツが冷えてくるわけだ――から飛び降りた。
 空から降ってきたようなギュスターヴに、アイスセイレーンたちの視線が集まる。
 それを金瞳で受け止めて。まあ、|遮光眼鏡型制御端末《サングラス》で瞳の色は相手に見えていないだろうけれども。でも、浮かべたガラの悪そうな笑みはしっかり見えただろう。
 アイスセイレーンたちはこちらを警戒し、雨を呼ぶ。
 当たったところが凍る雨を。
 降り注ぐ雨は、周囲に、ギュスターヴが座っていたような氷柱を生み出していった。
 アイスセイレーンに有利な戦場が造られていく中で。
「――天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように」
 ギュスターヴは慌てず、静かに、祈りを捧げた。
 それによりギュスターヴのユーベルコードが何か1つ、発動する。
(「今回は何だ? 『Grimoire:Galgalim』か?」)
 魔導書の禁呪で辺りを炎上させるそれならば、氷を操る相手には有利だろう。だがそれでは、島の氷も溶けてしまう。もしかしたら、アイスの島そのものを溶かしてしまう。
(「チョコレートアイス、美味かったしな」)
 それは望むところではないなと思っていれば。
 放たれたのは、星属性の矢だった。
 なるほど、この矢ならば、戦場や仲間に悪影響を齎すものを破棄する。同じ氷でも、島の氷は溶かさずに、アイスセイレーンだけを溶かせるだろう。
 思った通り、氷水の髪が、氷水の瞳が、氷水の服が、氷水の身体が――氷水の深海から生まれたコンキスタドールだけが、驚愕の表情で溶けていき。
 その細かな造形が崩れ、身体の形が歪んで、水になって。
「……さて、次は何のアイスを食うかな」
 踵を返したギュスターヴの足元で、水たまりすらも消えていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

マチルダ・ヴァレンタイン(サポート)
 ウォーマシンの鎧装騎兵×電脳魔術士
街中では主にリモート義体で行動し情報収集を行う。
戦闘時はサテライトドローン群を展開し、通信・観測網を構築
観測網を使い、偵察、情報収集を行う。
発見した敵に対し、砲撃、誘導弾による先制攻撃で制圧射撃を行う。
接近戦距離に入ったら高分子レーザーブレード、アサルトバンカーで対応。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の損傷は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ウォーマシン・トゥルーパーズ展開! 陣形を取りつつ戦闘開始!」
 アイスセイレーンの集団を発見したマチルダ・ヴァレンタイン(ウォーマシンの鎧装騎兵・f19036)は、自身と同じ装備を持つウォーマシン部隊を召喚し、突撃させる。
 展開していたサテライトドローン群による観測網で一早く捉えた敵の動き。その情報からマチルダが選んだ戦法は、優位な数で圧す接近戦だった。
 偵察はアイスセイレーンに気付かれぬまま行われており、遠距離からの砲撃で先制攻撃をすることもできた。何が起こったのかも分からぬまま、アイスセイレーンたちを爆撃することも容易かった状況で、しかしマチルダは、歩兵小隊に、ウォーマシンの腕部に装着された高分子レーザーブレードによる斬撃戦を指示した。
 その理由は。
(「……美しいわ」)
 マチルダは改めて辺りを見回す。
 何もかも全てがアイスでできた島。立ち並ぶ木も、足元を彩る花も、道も岩も石も丘も谷も湖も、色とりどりのアイスや煌めく氷でできているから。
 爆薬でこの島を傷つけたくはない。
 島にいる人々を守るためとはいえ、その人々が楽しんでいる島を壊してはならない。
 だからこそ。
 マチルダは周囲への被害の少ない戦法を選んだのだ。
 それでも、不意打ちに近い形で襲撃は成功しており、ウォーマシン部隊はあっという間に2体のアイスセイレーンを打ち倒す。
「ああ、なんてこと、なんてこと」
「何するのよこの機械。邪魔だわ」
「凍らせてしまいましょ」
「そうね。みんなみんな凍らせて、ここを私たちの島にしましょ」
 急に仲間を失い、強襲に慌てていたアイスセイレーンだけれども、すぐに気を取り直して氷水鉄砲で反撃してくる。
 発射される過冷却の水鉄砲を、だがマチルダとウォーマシン部隊は、防盾カバー付き特殊合金製パイルバンカーで受け止め防ぎ。
「冷却装置要らずね」
 機械が動く時は熱が出る。熱が溜まりすぎると機械に負荷がかかる。
 でもアイスセイレーンの攻撃は、そしてこの島は、その機械の大敵である熱を冷やしてくれるから。排熱の問題なんて欠片も生まれない環境だから。
「とても素敵な島」
 マチルダは微笑みの気配と共に、高分子レーザーで高速振動する刀身でアイスセイレーンを切り裂いた。
 溶けかけたアイスクリームにスプーンを入れたかのように、さっくりと。

成功 🔵​🔵​🔴​

九段下・鈴音(サポート)
『この力を使ってくりゃれ』
『妾が護ってやる。安心せい』

 自分よりも他者を優先する性格。
 ユーベルコードや技能はどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
 性格上他の猟兵をかばうことはあっても、迷惑をかける行為はしません。
 また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 エログロはNGです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「何よ何よ。邪魔ばっかりだわ」
「本当よ。これじゃこの島を私たちのものにできないわ」
「せっかく私たちのためにあるような島なのに」
 コンキスタドール『アイスセイレーン』は、顔を見合わせ狼狽えていた。
 姿を隠したセイレーンに、神父が放った星の矢に、機械の群れと、何故か半泣きの少女にまで、アイスセイレーンはどんどんその氷水の身体を壊されて、あっという間に3体が残るのみとなっていたから。
 どうしようどうしようと答えの出ない問いばかりを重ねているうちに。
「ふむ、あとはこれだけか?」
 ゆったりと響く雅な声。緊迫した表情で振り返るアイスセイレーンの前に現れたのは、黒いツインテールと同じ色の狐尾を揺らす九段下・鈴音(黒桔梗・f01929)だった。
 シンプルゆえに奥深く美味しいバニラのアイスを片手に、ふらりと公園でも散策しているかのような気安さで歩み寄る鈴音に、アイスセイレーンの間に緊張が走る。
「どうしましょう。また猟兵だわ」
「どんどん湧いてくるわ」
「どんどん増えてくるわ」
「ならこちらも増やしましょう」
「そうね。仲間を増やしましょう」
 だが3体で言葉を交わすうちにその氷水の瞳に力が戻り。文字通り流れるような動きで鈴音に襲い掛かってきた。鈴音に憑依し、その心身を取り込んで、氷像とするために。
 向かい来るアイスセイレーンに、だが鈴音は、ぺろり、とバニラアイスを一舐めして。氷水の姿を睥睨すると。
 呪われしサムライブレイド『竜胆』の切っ先を静かに向けた。
「全てを喰らいつくせ」
 発動したユーベルコードで妖刀が巨大化する。3倍もの大きさとなった、もはや刀というよりも鉄の塊のようなそれの存在感に圧されて、アイスセイレーンの動きが止まり。
 その隙に、鈴音は巨大刀を無造作に振るった。
 誰彼構わず襲い掛かる巨大質量に、アイスセイレーンの氷水の身体が何の抵抗もないかのようにあっさりと断たれ。その勢いで水しぶきと化していき。
 再び水の娘の姿を取ることなく、そのまま小さな水たまりとなる。
 それすらも、氷が溶け、そして水が蒸発したかのように消え失せて――
 静かになったアイスの島を、鈴音は満足そうに見渡した。
「さて、次は何味を食べるとするかのぅ」
 平穏を取り戻した|氷菓の島《アイスランド》を再び堪能するべく、鈴音は踵を返し歩きだす。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2026年03月25日


挿絵イラスト