【サポート優先】迷子ですって。くふふふふ
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●突然ですが、
「残念ながら、世界は滅亡しました」
グリモア猟兵の香久山・ルイの言葉に、猟兵たちは狐につままれたような顔をする。
「まあ、滅んではいないですけれど、カクリヨファンタズムでそれに等しいことが起こっているんですよね」
——カクリヨから「道」が消えた。
通り道がない。
帰り道がない。
抜け道がない。
逃げ道がない。
「道という概念が消え失せ、カクリヨはまるで世界が終わったかのような有り様です。
骸魂から逃れるすべもなく、次々と妖怪たちが呑み込まれようとしています。放置すれば、本当に世界が終わるでしょう。
そこでみなさんには『道』を取り戻すために『無邪気』という骸魂と戦っていただきます」
『無邪気』というのは幼子の残虐性が凝り固まったものだという。巨躯の異形だが、見たものは『無邪気』を子供だと認識するとか。
しかし、相手は無邪気だけではない。
「道のなくなったカクリヨは、水で満たされています。そこには飛び交う骸魂によってオブリビオン化した『浮き笹舟』が大量にいますので、まずはそれらを討伐。その後に『無邪気』が控えているという感じです」
笹舟、いいですね、時期ですよねえ、などと呑気を宣う香久山。
「道がないので、妖怪も、骸魂も、無邪気も笹舟もみぃんな、行き場がないんですって。行き場がなくて、帰る家も見出だせなくて……まるで『迷子の世界』」
くふ、となぜだか香久山は楽しげに笑う。
なぜ笑うのかと問えば、彼自身は「神隠し」によりUDCアースに行き着き、本当の故郷がどこか、わからないのだという。
「迷子になるのも悪いことばかりではないのですよ。僕はそこで面白いものを見つけましたし、生涯の親友にも出会えました。
ねえ、みなさん」
事は深刻だろうに、香久山は笑う。
「怪談や都市伝説が怖いとされるのは、怖いと思うからなんですよ。笑顔や感動が伝播するように、恐怖も伝播する。だからアレらは力を持つんです。妖怪もそう。カクリヨの妖怪なんて、そのままじゃないですか。薄れたから、消えかけた、というのなら。
ですからね。どんなにカタストロフのような絶望的光景であっても、『それはそれで良いものだ』と認識してしまえば、ソレは強くなりません。
迷子は、悪くないものなのですよ。だから、道がないことすら、楽しんでください」
浮き笹舟が進まないことすら、面白いと笑ってあげてください。実際、進むか進まないかで一喜一憂するのが楽しかったりするでしょう? なんて香久山は語る。
あらゆることを楽しんで。不安や不穏すら娯楽にしてしまえば、怖くない。怖くないものは強くない。……そうしたら、なんとかなる気がするでしょう?
「カクリヨまでの『道』は僕が繋いでいます。グリモアの転送能力にまで作用しないみたいでよかったです。あはは」
からから、からから、朗らかな声でぞっとしないことを言う。
彼もまた無邪気だ。
九JACK
ようやくシナリオフレーム検索システムと和解し始めた九JACKです。
やりたい世界がほぼ全て戦後となっていたのは悲しい気もしますけど、手のひらサイズで気軽に出せるのは楽しそう。とはいえ、サポート優先でなく、通常募集でやりたい感じのフレームもちらほら。
これも通常募集にしようか多少悩みましたが、訳あってシナリオを超速回転させたいのでサポート優先シナリオです。
もちろん、通常プレイングも来たら捌きますが、タイミングが合うことが奇跡! くらいの感じです。
いや、カクリヨは……戦前もやりたかったな……。
とはいえ、こうした【戦後シナリオ】があるのは新参としてはありがたいです。他にも、戦後シナリオでいいのがあったら、ぼちぼちやっていこうと思います。
楽しんでもらえたら幸いです。
第1章 集団戦
『浮き笹舟』
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POW : 月宵の抱擁
自身からレベルm半径内の無機物を【月光を纏う水流】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD : 波渡りの嘆き
全身を【揺水の羽衣】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【攻撃】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
WIZ : 笹揺れの爪先
攻撃が命中した対象に【水に似た性質を持つ月光の輪】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【動きを阻むように絡み付く水流と紛れた光刃】による追加攻撃を与え続ける。
イラスト:片川 香恵
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから11年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは集団召喚系か範囲攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
●みなそこへ逝く、行く先も亡く
グリモアの転移によって、開かれたカクリヨファンタズムの光景は、いやに綺麗だった。
足首くらいまで浸かるほどの水。地面はなく、ただ水がある。地面がないため、湖だとか、水溜まりだとかの呼称をつけることは叶わなかった。海というほど深くもない。ずうっと足首ほどまでの浅瀬だ。
淡水なので、風も潮の香りを孕むことはなく、ただただだだっ広く、水が広がっている。
だがしかし確かに、「道」はなかった。風も心地よい程度に吹いてはいるが、人を導くようなものではない。
時刻は夜、本来なら夕食の後に晩酌で一杯引っかけようかとなるような頃合いのはずである。一面水ばかり、道を仕切る建物や塀のない世界で、妖怪の姿は一つも見当たらない。
代わりとばかりに、ぽつん、と一つ。
浮き笹舟。
「とても、綺麗ね」
そこに降り立った猟兵の一人、音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)が思わずといった様子で告げる。
隣で、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が頷いた。
「グリモアの予知がなければ、本当にただただ綺麗なところだと思ってしまうにゃ。でも、本当に」
道がないね。
ミーヤの言葉を聞きつけたかのように、ミーヤの足元を、ちょんちょん、と笹舟がつついた。
|この笹舟は《・・・・・》、|どうやって動いた《・・・・・・・・》?
その疑問に気づいた鬱詐偽がぞっと皮膚を粟立てた。背筋をぞわりと撫でるような、耳元で妖しく囁くような【恐怖】。
呼応して【リアライズ・バロック】が発動し、召喚されたバロック・レギオンがソレを待ち構える。
ソレはすぐに現れた。ざあ、と水が巻き上がり、ミーヤと鬱詐偽を抱擁するように水の腕を伸ばす。
ミーヤは素早くジャンプして回避、鬱詐偽に呼応したバロック・レギオンが現れたソレを追いかけ始める。
タン、と衣のように纏われた笹が撃ち抜かれる。「ア」とか細い声が聞こえて、消えた。
【ヘッドショット】でシン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が『浮き笹舟』の身体が形成されるそばから破壊していくのを試みる。
「美しいけれど、魅入っている暇もなさそうですね」
シンの先制を皮切りに、猟兵たちも攻撃に転じる。見れば水面にゆらゆらと、笹舟が無数に漂っていた。
アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)がフォースセイバーに力を込める。
この世界のオブリビオンは妖怪が骸魂に呑まれたもの。倒せば妖怪を元の姿に戻すことができる。——ならば。
「妖怪よ、悪しきモノに呑まれるな。己の心を取り戻せ!」
【退魔念導破邪斬】!
邪心のみを切り裂く斬撃。空気を引き裂くような悲鳴。笹の葉がその筋に抗わず避けて、笹舟が無残な姿をさらし、ぽとり。水面に落ちたそれは、ぽわりと煙を立てると、妖怪の姿となった。
シンとアスが攻撃したのは笹の部分。そこからクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)はある推測を立てる。
『浮き笹舟』の身体は水。そう見えるから一見氷結攻撃などが効きそうであるが、もしかしたら。
「|標的捕捉《ターゲット・ロック》……デモノイド・クライング・パーム・キャノン、|発射《ファイア》!」
【|ワタシの上級悪魔兵腕砲《ブラック・デモノイドロード・アーム・キャノン》】で浮き笹舟を狙う。浮き笹舟は【月宵の抱擁】で生み出した水流を操作して防御しようとするが、ビーム砲の着弾は速かった。
笹部分が弾け、水が形を失う。
「笹部分は本体っぽいけど服判定になるんだね♪この調子でどんどんいこっか♪」
【服破り】の状態異常が付与されたことにより、笹がばらばらと散っていく。無残になっていく笹の姿は、けれど風流でもあった。
シン、アス、クローネがどんどん笹舟の数を減らしていくが、減っていくごとに、笹舟の攻撃回数が割増になり、攻撃が激化していく。【波渡りの嘆き】によるものだった。
攻撃自体は月明かりを帯びた水流によるものだが、その物量に次第に風向きが変わっていく。大きな負傷はないものの、細かな怪我や体力の消耗が目立つようになってきた。
勇者の剣で応戦していた納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)が、きらりと白布の奥の目を光らせる。
「そろそろ本気で行きましょか」
もちろん、これまでが手を抜いていたわけではない。本気を出すとは「ユーベルコードを使う」ということだ。
笹を壊せばいいのなら、勇者の剣や殺戮刃物の通常攻撃でじゅうぶん。しかし、ここは一面水で、相手の得意領域。常勝不敗の猟兵とて、消耗はする。
「行きますわよ! 【ブレイブ・ソード】!!」
仲間の負傷に比例する広範囲の光の斬撃。やはり、数には数で打ち勝つのが速い。
その一手により、形成を盛り返し始める。
「もう一踏ん張りにゃ、みんな!」
スピードで笹舟たちを翻弄していたミーヤが、向かい来る水流攻撃に【お菓子でガードなのにゃ!】で対抗した。長期戦も終わりが見えてきた。
この水場は高低差もなく、目印もない。道という概念が消えた世界での立ち回りは難しい。
そんな中、ミーヤは味方の配置や笹舟を追いかけ回すバロック・レギオンを目印に走る方向を見定めていた。
ぱしゃっとわざと水を跳ねさせたりして、笹舟の注意を引き、シンの射程に引き込んだり、アスやピンチンが不意を突ける位置に誘導したり、クローネのビーム砲や鬱詐偽のバロック・レギオンに巻き込んだり。
器用に骸魂から解放されて倒れている妖怪たちを避けていく。ばらばらになった笹が水面を彩り、埋めていった。
寄る辺のない、不安定な光を灯しながら、笹舟は水面に浮かぶ。この船に航路はなかった。「道」が失われてしまったから。
この水面は月明かりを返さない。ムーンロードを知っているだろうか。海面と月明かりが織り成す「光の道」。あれもあってはならないから、この水面に月は映らない。
月明かりを力に戦う笹舟は、この壊れかけの世界にて、あまりにも虚ろな存在だった。虚ろで、不安定。すぐに壊れてしまいそう。
——壊れてしまいそうなところが、面白いんじゃない。
けらけらと、笑い声が聞こえる。おそらく、嘲りではない。侮蔑もない。
「おふね こわすの たのしそう ! ぼくも やりたい !」
幼子の声が聞こえた。
ぴしゃん、と残りの笹舟たちが弾け飛び、残骸を水面に散らす。
「あれ すぐ おわっちゃった。つまんない」
呆気にとられる猟兵たちの前に姿を現したソレは、どこまでも残酷。そしてその残酷を自覚していない。
そう、『無邪気』だった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『無邪気』
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POW : あ そ ぶ
レベル×1tまでの対象の【身体や建造物など】を掴んで持ち上げる。振り回しや周囲の地面への叩きつけも可能。
SPD : ど こ か な
【生物を見つけること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【恐怖を与え動きを封じる視線】で攻撃する。
WIZ : あ れ が い い
攻撃が命中した対象に【強い興味】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【自身から発生した複数体の分身】による追加攻撃を与え続ける。
イラスト:カス
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「霞末・遵」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦
称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。
複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技(UC)を使って、敵を攻撃しようか。
敵からの攻撃は基本的に回避する。が、護衛対象がいるならかばうのも検討しよう。
……嗚呼、僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
●迷子
「見るに堪えないな」
秀麗な面差しを歪め、シェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)はそう口にした。4丁の精霊銃を出し、既に攻撃準備は整っている。
見るに堪えないと言ったのは、『無邪気』の異様な見目もそうだが、子どもの残虐性部分を切り取ったその有り様全てに向けて、である。
きゃらきゃらと子どもは笑う。
「きれいなおにいさんだ ! そのきらきら すてき 。ぼくにも みせてよ !」
「要望に応えてやる義理などないが、いいだろう」
かしゃり。シェーラはきらきら……精霊銃を構え、4丁全ての照準を一点に定める。
くるくると踊るように精霊銃が入れ替わり立ち替わり。銃弾を放ちながら、『無邪気』を攻撃していく。一途にあなたの心臓を狙い続けます、いつかその命ごと、頂戴するために……そんな【|彩色銃技・純情一途《アトラクティブガンアーツ・ピンポイントショット》】。
心臓というものが果たして正常な位置に存在するかは知れないが。一点集中攻撃により、シェーラは『無邪気』の挙動を阻害する。
『無邪気』はきゃらきゃら笑った。
「あは あは きらきら くるくる きれい いたい いたい もっとあそぶ」
少し苦しげな呻きが混じる。そこに疑問符を浮かべながら、歩み寄る者があった。
「きらきらが好きなのか?」
「うん !」
水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)は元気のいい返事に、ふむ、と頷き、【錬成カミヤドリ】を発動させる。
宙に数多浮かび上がる今度のきらきらは、真峰本体の複製だ。うち一振りを手に取り、真峰はすらりと抜き放つ。
『無邪気』は不思議そうにした。
「それ つかう ? つけてるのは ?」
「うむ、使わない。そういう主義でな」
「ほんもの ! ほんもの が いい !」
駄々を捏ねるように、『無邪気』が【ど こ か な】による視線を飛ばす。
いるのは猟兵と、笹舟から解放された妖怪。遮るもののない中で、「生きているもの」を発見するのはあまりにも容易だった。
ぞくり、悪寒が場の全員に駆け巡る。
だが、如何なる恐怖を与えられようと、それで怯むばかりの猟兵ではない。竜巻が『無邪気』を襲う。
「おいたはこのくらいにしていただきましょう」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が【シルフィード・クローク】で竜巻を飛ばしつつ、『無邪気』を見据えながら、自らを竜巻に包む。シェーラのユーベルコードにより、身動きができない『無邪気』はいい的だ。視認性を低めれば、その危険な攻撃の餌食になる確率も薄まる。
【シルフィード・クローク】で探知無効にした状態でのシンの狙撃。照準補正のユーベルコードがなくとも、その腕は確かなものだ。
「いやだ いやだ ! ぼくだけいたい いやだ !!」
「それはあまりに虫のいい話ではございませんこと?」
【白薔薇の嵐】が吹き荒ぶ。響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)が毅然とした面差しで、『無邪気』と相対していた。
ただ無邪気なだけなら、穏やかな気性の彼女は笑って流した。けれど、暴虐を繰り返し、子どもの無作為の残酷性のみが切り取られた歪な生命に、リズは優しさを向けられなかった。
自分ばかり痛いのは嫌だ、と骸魂から解放されたばかりの妖怪たちを踏みつけにしようとする。蟻の巣に放水するかのような気軽さで。
命を軽んじ、踏みつけにする。それは子どもだろうと許されない。戒めるように、白薔薇の花びらが『無邪気』を傷つけていく。一転集中の弾丸が、認識の外から放たれる銃撃が、『無邪気』を穿ち、貫こうとする。
『無邪気』は手を伸ばした。その手はきれいなおねえさんに、リズに伸びる。
ぼとり。届く前に腕が落ちた。
「子どもだろうと悪意は悪意。人を傷つけるのなら、容赦はしない」
真峰が自身の本体の複製を振るった。複製は「ほんもの」ではないかもしれない。が、その切れ味やもたらす痛みは「ほんもの」である。
「いたい いたいよ いたくないあそび が いい !」
「なら、なんでこんなことしたんだ?」
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が『無邪気』に問う。「道」という概念が消え失せた世界。それでも地面があれば、相棒の「宇宙カブ」を走らせることはできたが、辺りは一面水である。通常走行は不可能だった。
道の概念が消え、ありとあらゆる道がなくなった世界では、誰もが行く先をなくし、逃げることすらままならない。そんな中自分が「妖怪」から「化け物」へ変わっていってしまうのを、倒れた妖怪たちは如何様に思ったことだろうか。
カクリヨのオブリビオンは、倒せば元の妖怪の姿に戻る。誰もがなりたくてなるわけではない。逃げる場所も隠れる場所もなかったのなら、尚更。
では目の前の『無邪気』は? これもオブリビオンで、今回の件の元凶だ。何を思うのか、敵であっても一度対話の姿勢を取るのが多喜のやり方であった。
『無邪気』は首を傾げる。
「なんで ? りゆう ない だめ ?」
「いや、何もないってことはないんじゃないかい? 楽しそうだったから、面白そうだったからとか」
う、ん? と『無邪気』の動きがぎこちなくなった。かくかくとして、不出来な操り人形のようだ。
不穏なものを感じ取り、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)が牽制としてブルーブラスターを放つ。
「対話を試みているところ悪いが、何か来る前にカタをつけるぞ!」
「ああ」
多喜に否やはない。和解を望んでも、成功するとは限らない。ただ、特殊な事情や動機があるのなら、把握しておきたかっただけだ。
アスが【|覚醒・蒼き咆哮《リミッターオープン・アズライトハウリング》】により、ブルーブラスターでの高威力攻撃を行う。動きを封じられている『無邪気』は回避ができないものの、先のように「いたい」と喚くこともなく、ただかくかくと首を傾げ続けている。
それはそれで不気味だった。
多喜も【|宙送りの穴《ディメンジョン・コラプス・セカンド》】を発動させた。瞬間的に生まれた虚空が崩壊現象に『無邪気』を巻き込み、滅しようとしていた。
『無邪気』からの子どものような声は、もう聞こえなくなっていた。猟兵たちの息つく間もない連携攻撃に、『無邪気』も力尽きようとしているのだろう。
最後の抵抗のようにうぞうぞと伸びる黒い手。真峰の白刃が切り払い、リズの白薔薇が【|宙送りの穴《ディメンジョン・コラプス・セカンド》】へと押し退ける。
「や、だ……」
細い声が聞こえた。
「まっくら どこ わからない こわい みち なくなったら まよわない だから なくした のに」
そんな声が『無邪気』からした。
タン、とそれを撃ち抜きながら、シンがぽつりと呟く。
「迷子だったのでしょうか」
それに応とも否とも答える者はなかったけれど、『無邪気』は消滅した。
水が引いていく。
世界は少しずつ、元の姿に戻るだろう。
迷い惑う世界かもしれないが、水の流れに抗わず進む笹舟のように、何かが築く道筋に身を委ねるのも一つだろう。
それも自由な妖怪らしさではないだろうか。
成功
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