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巨人族と光の庭の子供達

#クロムキャバリア #光の庭の子供達 #科学連邦国ジャパニア #古代神機皇国ジャパニア

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#光の庭の子供達
#科学連邦国ジャパニア
#古代神機皇国ジャパニア


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 科学連邦国家ジャパニアの国境付近は近隣国との衝突が絶えない紛争地帯だ。そして最善基地にはプラント工場が建設されており、日々の兵站を担っている。
 しかし、そんなある日、ジャパニア国境部隊のプラント工場が突如として爆発。周囲は七色の不思議な光に包まれた。偶然そこに居合わせた地元の子供達が謎の光を浴びたところ、不思議な力を獲得したと報告が上がった……。

「今こそ、神機様の時代を取り戻そう!」
「我々の指導者は偉大なる神機様だ!」
「驕れる今の権力者へ鉄槌を!」
「そして、再び神機皇国を復活させるんだ!」

 子供達は後天的に覚醒した力をもって、ジャパニアの首都へ一気に攻め込む。その圧倒的な操縦技能と特殊能力によって、首都トッキョーは半日もせずに陥落してしまうのだった。

「――っていうのが、今回の予知だよっ!」
 グリモア猟兵の蛇塚・レモン(白鱗蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は、クロムキャバリア世界で発生する『後発型アンサーヒューマン改め光の庭の子供達のクーデター』の予知を猟兵達へ観せた。
「光の庭の子供達はアンサーヒューマンとなって万能感に溢れている上に、乗り込んだオブリビオンマシンの洗脳によって、祖国のジャパニアへ反旗を翻しちゃったんだよっ!」
 その狙いは新国家樹立である。
 科学連邦国家ジャパニアは、300念前は自我を持つキャバリア「|神機《しんき》」達が人間を治める統治国家であった。だが人間達が神機へ反抗し、今の政権の形に収まったのだ。
「どうやらオブリビオンマシンはかつての神機皇国のもので、内戦の際に神と人間と激しく戦ってたっぽいっ! その憎悪が光の庭の子供達に伝染しちゃってるのかもっ!?」

 とにかく、現状を説明すると、爆発事故が起きたプラント工場は光の庭の子供達に選挙され、爆発を逃れたプラントからは絶えず『ユミルの子』と呼ばれる無人機型ジャイアントキャバリアが大量生産され続けている。まずはこのプラント工場を制圧し、生産された『ユミルの子』達を殲滅しなくてはならない。

「あ、光の庭の子供達は殺害しちゃだめだよっ! 彼らはジャパニアで保護して、洗脳を解くための治療に専念させる必要があるからねっ!」

 レモンの言葉に、不殺の誓いを立てた猟兵達がクロムキャバリアへとグリモアの輝きを介して向かってゆく。果たして、光の庭の子供達のクーデターを阻止して、彼らを救出することができるのだろうか?


七転 十五起
 ジャパニアの国境付近はいつも不穏な動きがつきまとう……。
 チート級の操縦技術に目覚めた子供パイロット相手にどう戦うのか?
 なぎてん はねおきです。

●概要
 第1章は冒険、光の庭の子供達が占拠するプラント工場の奪還並びに量産された無人機型ジャイアントキャバリア『ユミルの子』部隊の殲滅が目的です。
 ユーベルコードを使ってこない敵なので、思いっきりぶっ飛ばしながらプラント工場を無傷で制圧してください。

 第2章は集団戦、光の庭の子供達が操縦するオブリビオンマシン軍団です。
 予知能力めいた凄まじい操縦技術と、理想のために命を惜しまない捨て身の攻撃で猟兵達を苦しめます。もちろん、彼らを死なせると『失敗(🔴🔴🔴)』判定です。必ず五体満足で捕縛を願います。

 第3章は、光の庭の子供達の心のケアを行うために、プラント工場からご馳走を生成してパーティーを開きます!
 食材を持ち込んで子供達に振る舞うのもOKです。たくさん食べよう!

 それでは、皆様のご参加をお待ちしてます!
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第1章 冒険 『シンギュラリティ』

POW   :    暴走する「ユミルの子」のフレームを破壊し行動不能にする

SPD   :    暴走する「ユミルの子」から国民達を避難させる

WIZ   :    暴走する「ユミルの子」の指令制御装置を無力化する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

カシム・ディーン
機神搭乗
……いやまぢで何言ってんだそいつら…頭ぱっぷーじゃねぇか
「えー☆そこまで言うー?」(てへってしてる鶏立体映像
喧しいわ!普通におめーのやらかしで自滅してるじゃねぇか!?

【情報収集・視力・戦闘知識】
敵機の構造と能力と戦場の状況を解析
後は敵の索敵手段も解析
ユミルの子って事は有機体みたいなもんだよな
それじゃ…此奴らの餌になるか

UC発動
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を竜達と機体に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で熱源や匂いとか音とかも隠蔽
【念動力・弾幕・空中戦】
飛び回り念動光弾を叩き込み動きを封じた処で
【二回攻撃・切断・捕食】
竜達が三体で襲いかかり食らい尽くす
まぁ…今回は強奪は無しで勘弁してやる



 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は相棒こと界導神機『メルクリウス』に乗り込んで、一番槍として『光の庭の子供達』に奪還されたプラント工場の最深部へ目指す。すると、プラントから生み出された巨人型兵器『ユミルの子』軍団が咲を塞いで攻撃を仕掛けてきた。
『神機こそが、人間を正しく導く存在だ!』
『故に望むんだ! 神様の世界を!』
 ユミルの子に搭載されたスピーカーから、プロパガンダ放送が流れ続ける。これにカシムは眉間にシワを寄せて訝しがった。
「……いや、まぢで何言ってんだこいつら……? 頭ぱっぷーじゃねぇか」
『えー☆ そこまで言うー?』
 カシムが乗り込むコクピット内部で「てへっ☆」とポーズしてる鶏立体映像に、カシムは怒鳴った。
「喧しいわ! 普通におめーのやらかしで自滅してるじゃねぇか!?」
『メルシーだって300年前のイザコザを今になって持ち出されても迷惑だぞ☆』
 カシムはすでに完全包囲されたと悟り、すぐさま上空へと活路を求めて念動力で飛翔。
「ユミルの子って事は有機体みたいなもんだよな。それじゃ……此奴らの餌になるか」
 すかさず上空でユーベルコードを発動させるカシム。同時に光学迷彩魔術を行使。
「万物の根源よ……帝竜眼よ……文明を構成せしめし竜の力を示せ……!」
 召喚される164体の帝竜の群れ、小型ダイウルゴス軍団を周囲の背景と溶け込ませて透明化。メルクリウスの機体も同様に姿と気配を消失させる。
 ユミルの子達は、敵を完全に見失って上空をキョロキョロと見渡すばかり。そこへ上空から魔法カドゥケウスの念動光弾の雨が降り注ぐ。盛大な爆撃を浴びたユミルの子達は大打撃を被って足止めを余儀なくされる。
「今だ、三体一組になって行動、ユミルの子を食らいつくせ……!」
 カシムの命令を受けた竜達が、三体で襲いかかり食らい尽くす。ユミルの子達は為す術なく蹂躙されるだけであった。
「まぁ……今回は強奪は無しで勘弁してやる。いくぞ、メルシー」
 カシムは操縦桿を握り締め直すと、基地の皿なる奥を目指していった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スイート・シュガーボックス
ディオちゃんに搭乗してプラント工場に突入するよ。
「とっくに終わった戦い蒸し返して、しかも子供達巻き込むとかマジあり得ねーしッ!」
これにはディオちゃんも、おかんむりだ。これは絶対助けないとね。そして俺のお菓子を食べて貰うんだッ!

『VOB』で高速接近しながら『斬艦チョコレー刀』でユミルの子を叩き斬っていくよ。
「更に『豊穣葡萄』で生成、高圧縮したお酒の弾丸を撃ち込んでいくし。」
まさにオールレンジ攻撃による無双だね。
このオールレンジ攻撃を耐える強い個体には【ほろ苦い黒刃の一閃】でズンバラリさッ!
この調子で子供達を助ける為の道を斬り開いていくよッ!


【アドリブ歓迎】



 スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)のズッ友こと幻惑神機『ディオニュソス』は憤慨していた。
『とっくに終わった戦い蒸し返して、しかも子供達巻き込むとかマジあり得ねーしッ!」
 ディオニュソスは過去の古代神機皇国時代を知る証人だ。凄惨な戦争を経験している身として、もはや神機が人間を支配するような時代が訪れてはいけないと反発する。
「ワーオ、さすがのディオちゃんもおかんむりだ! これは絶対助けないとね。そして俺のお菓子を食べて貰うんだッ!」
 スイートはディオニュソスに乗り込むと、背部に浮かぶ色とりどりの宝珠から高圧力で噴射したワインで高速移動を開始。
「いくよディオちゃん! 『VOB』で高速接近だ!」
『スイート君、ユミルの子がいる! やっちゃっていいべ!?』
『オッケー! 『斬艦チョコレー刀』でユミルの子を叩き斬っていこっか!」
『更に『豊穣葡萄』で生成、高圧縮したお酒の弾丸を撃ち込んでいくし! 食らっとけデクノボー!」
 硬質チョコで出来た巨大な大剣を振り回しながら、ワインの水圧レーザーカッターがユミルの子の軍勢を細切れにしてゆく。
「ヒューッ! まさにオールレンジ攻撃による無双だね。このオールレンジ攻撃を耐える強い個体には、俺のユーベルコード【ほろ苦い黒刃の一閃】でズンバラリさッ!」
 速度を乗せた強烈な斬撃が頑丈な個体を真っ二つに斬り裂いて沈黙させた。
「この一撃は、甘くないよ……よしッ! この調子で子供達を助ける為の道を斬り開いていくよッ!」
『任せろし!』
 まさに人機一体。息のあったコンビネーションでユミルの子達を圧倒してゆくズッ友コンビであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

テラ・ウィンディア
ジャパニアの危機なら参加しないとな!
「ぅううう…迷惑をかけた以上は仕方ありませんね…!」
先ずは此奴らを倒さないとな
【戦闘知識】
敵機の能力と陣形と周辺状況を正確に把握
攻撃の余波の被害を最小限にしないとな
【属性攻撃】
炎を機体に付与
燃え上がりながら襲いかかり
【第六感・見切り・空中機動・弾幕・残像・貫通攻撃】
ドリルビット
ガンドライド展開
残像を残しながら飛び回り火炎弾を乱射して薙ぎ払い
ドリル突撃
【二回攻撃・切断・串刺し】
槍と剣による連続斬撃から敵を串刺しにして粉砕

【重量攻撃・砲撃】
敵が集中しているところを捕捉しつつほかに被害が出ないよう立ち回り
UC発動
久しぶりに使うが…重力の海に沈め…!



 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は三界神機『ヘカテイア』に乗り込むと、その機体全体を魔力炎で覆い尽くす。
「ジャパニアの危機なら参加しないとな! いくぞ、ヘカテ!」
『ぅううう……我々の文明の汚点が迷惑をかけた以上は仕方ありませんね……!』
「謝るのはまだ先だ、まずは此奴らを倒さないとな!」
 テラは操縦桿を握り締め、ヘカテイアを全速前進させる。同時に浮遊砲台ガンドライドと地中を走る二基のドリルビットを先行させる。
「いけぇ! 空中から掃射しつつ、地下を掘って敵の足元を地中へ沈めるんだ!」
 空からの強力な念動弾の爆撃に気を取られたユミルの子達は、動き回るたびに地中に掘られた空洞に足を取られて身動きができない。そこへヘカテイアが一気に肉薄し、真紅の大剣と燃え盛る大槍の二段突きで敵の上半身を粉砕してみせた。
「久々に使うが……今がチャンスだ!」
 ヘカテイアの掌に出現したグラビティキャノンへ、テラは一気に魔力を充填し始める。
「大地の力……存在の維持を司る力……星の力よ……我が手に集いて我が敵を滅せよ……! グラビティ・ブラスト……ッ! 重力の海に、沈めえぇぇぇ……ッ!」
 漆黒の球体が突如ユミルの子達の頭上に出現すると、それは突然爆縮をした後に周囲を全て抉って消失してしまう。ユミルの子達にパイロットが存在しなくて本当に良かった、とテラは威力を実感しつつ安堵した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

箒星・仄々
どうにも謎めいていますね
子供達がどうしてそのように変わられたのか
とっても気になりますけれども
まずは子供達には元に戻っていただきたいです
オブリビオンマシンさんを海へと導きましょう

カラクリ鼠さん達を呼び出します
立体映像で撹乱し
その隙に
投擲武器になって飛んだり
足元から這い上がったりして
巨人さんに取り付きましたら
爆発して動きを止めます
無人機でしたら
命令を処理するAIさんとかが載っている場所が
狙い目でしょうか

はたまた一方でプラントに対しても
立体映像で撹乱しながら
猫足忍足で侵入して奪還します
出来るだけ被害が出ないように気をつけます
プラントは大切ですからね
鍵だけは小爆弾で開ける必要があるかも?



 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)はキャバリアを有しておらず、唯一生身で立ち向かう猟兵である。だがこれまでも彼はキャバリアに乗り込むことを好まず、様々な策で敵軍を翻弄し続けてきた凄腕の魔奏騎士なのだ。
「どうにも謎めいていますね。子供達がどうしてそのように変わられたのか、とっても気になりますけれども。今は目の前のユミルさん達を骸の海へとお還ししましょう。そして子供達には元に戻っていただきたいです」
 相手は5m級の巨体の軍隊だ。箒星など蟻のようにちっぽけだ。それでも彼はユーベルコードで164匹のカラクリ鼠達を呼び出すと、立体映像であたかもジャパニア正規軍が応援に駆けつけたと思わせるように演出して撹乱。その隙に残るカラクリ鼠達が投擲武器になってユミルの子達の足元を爆破してゆく。なかには足元から這い上がってユミルの子の『体内』へ侵入してゆき、内部で炸裂することで大ダメージを与えてみせる。
「無人機でしたら命令を処理するAIさんとかが載っている場所が狙い目でしょうか。まぁ急所は人間とほぼ一緒のはずです。頭部と胸部を破壊しましょう」
 体内から脳と心臓部を爆破して、次々と敵を撃破してゆく箒星。
 更に、一方でプラントに対しても立体映像で撹乱しながら猫足忍足で侵入して奪還を果たす箒星であった。
「プラントは大切ですからね、ネズミさん達に気を取られて私の動きが悟られなくてよかったです。プラント内部の警備も手薄でしたので、最小限の扉の爆破だけで事足りましたね」
 こうして、箒星の活躍によってプラント基地は再びジャパニアの手に取り戻されたのであった!

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『ロキ』の怪物達『巨人族』』

POW   :    機神喰い
【ハンマー】で装甲を破り、【力任せに掴ん】でダウンさせ、【何であろうと牙で食らいついて貪り食らう事】でとどめを刺す連続攻撃を行う。
SPD   :    キャバリア食らい
戦闘中に食べた【キャバリアや人肉や無機物】の量と質に応じて【ハンマーを強化し鎧を纏う事で】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    巨人の不条理
【僅かな知性も捨てて唯の巨大な怪物】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:弥霧蕗

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵によってプラント基地を奪われたことを知った『光の庭の子供達』は、再度としてプラント基地の奪取をすぐさま実行に移した。
「ああ! 神の子よ! 我らに力を与え給え!」
「ギガントのパワーなら、猟兵達なんて一捻りだ!」
「全機、発進準備だ! 一気に叩き潰そう!」
 こうして『光の庭の子供達』の基地から、ジャイアントキャバリア『|巨人族《ギガント》』が出撃してゆく。まるで本物の人間めいたその姿の内部に、救出対象である子供達が乗り込んでいる……!
 巨人族を無力化して、子供達の洗脳を解くのだ、猟兵達!!
スイート・シュガーボックス
引き続きディオちゃんに搭乗しているよ。

子供達は神機を崇めてるみたいだから、神機であるディオちゃんの声なら届くかも。

「ウチは幻惑神機『ディオニュソス』ッ!戦いなんて今すぐやめて、ウチらとアオハルパーティーおっ始めよーべ☆」
流石にディオちゃんの声かけだけで戦いが止まるとは思ってないよ。…でも僅かでも動きが止まって隙ができるんじゃない?
その隙を逃さず【君に届け、幸福のお菓子】ッ!

暑くなってきた今日このごろ。届けるおやつは、ひんやりフルーツゼリーさッ!
オレンジ、苺、林檎にメロン、果汁満載のゼリーを次々届けるよ。
戦意喪失したら、ディオちゃんのパワーでコクピットをこじ開けて救出さ。


【アドリブ歓迎】



 スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)は考えた。
「子供達は神機を崇めてるみたいだから、神機であるディオちゃんの声なら届くかも?」
 ならば彼のズッ友の出番だ。黄金に輝くそのボディは、まさに神々しいと呼ぶに相応しい。
「というわけで、頼んだよディオちゃん!」
 スイートは乗り込んでいる機体へ語りかけた。すると、意思を持つキャバリアこと神機であるディオニュソスが、オブリビオンマシンを駆る『光の庭の子供達』へ語りかけた。
「ウチは幻惑神機『ディオニュソス』ッ! 戦いなんて今すぐやめて、ウチらとアオハルパーティーおっ始めよーべ☆ ほらほら! ぶどうジュースならマジ無限に出てくるっし、なんならスイート君の手作り焼きたてピザを食ってみ? トぶぞ?」
 子供達は敬愛する神機の言葉に動揺し始めた。
「ピ、ピザ? 神機様がピザを好まれるのかな?」
「ええと、向こうに敵意がないなら、戦う必要ってある??」
「バカ言え! 油断させるための罠だろ!」
「さっき『ユミルの子』を殲滅した奴らだってことを忘れるな!」
 どうやら子供達の中でも穏健派と急進派で分かれているようだ。中にはユーベルコードを発動させ、狂戦士状態となって無差別攻撃を仕掛けだす過激派まで現れた。そんな状況下でスイートはディオニュソスへ告げた。
「流石にディオちゃんの声かけだけで戦いが止まるとは思ってないけど……うん、子供達が言い争いをして動きが止まって隙ができたよッ! その隙を逃さず、それッ!!」
 スイートはすかさずユーベルコードを発動させる。
「【|君に届け、幸福のお菓子《スイーツシュート》】ッ! 美味しいお菓子のお届けだッ!」
 ユーベルコードによって、スイートの身体であるミミックの箱の中から、物質透過して相手にダイレクト配送するお菓子を発射された。
「暑くなってきた今日このごろ。届けるおやつは、ひんやりフルーツゼリーさッ! オレンジ、苺、林檎にメロン、果汁満載のゼリーを次々届けるよ」
 いがみ合ってる子供達の手元に、色とりどりの涼し気なゼリーがぶるるんっと投げ込まれる。誰もがそのゼリーを口にしたくなる魅力に抗えず、子供達は一斉にそれへかぶりついた。
「「お、美味しい〜〜〜〜〜〜っ!!」」
 戦場に歓喜の声がこだまする。スイートのお菓子を食べた相手は、戦意を失ってお菓子の虜に鳴ってしまうのだ。
「さあ、戦意喪失したら、ディオちゃんのパワーでコクピットをこじ開けて救出さ! あとはよろしく、ディオちゃん!」
『マカセロリッ!』
 子供達がゼリーを貪っている間に、ディオニュソスは大急ぎでジャイアントキャバリアのコクピットのハッチをひとつひとつ丁寧にこじ開け、中にいる子供達をお菓子で釣って外へ出るように促していった。
『ほらほら! そんなとこにいないで、ウチらとアオハルすっべ!』
「よーし! 俺も自慢のピザを焼いてみんなを楽しませちゃうよ!」
 こうして、戦場の一角で突如開催されたアオハルパーティーは大盛況に終わったという……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。



 押し寄せるジャイアントキャバリアの大隊。その中には後天的にアンサーヒューマンになった子供達――『光の庭の子供達』が乗り込んでいる。彼らはオブリビオンマシンであるジャイアントキャバリアに洗脳され、自我のあるキャバリアこと神機達に人類を支配させる国家の樹立をウナがsれているのだ。
「神機……そのような存在がいるとはな。そして300年前まで人類を支配していたとは信じがたいが、その次代に逆行させるわけには行かないな」
 アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)は愛機「アクアブループラチナⅡ」に乗り込むと、子供達を救うべく緊急発進。脚部に内蔵されたミサイルと弾丸を乱射して、ジャイアントキャバリアを牽制してゆく。
「敵はハンマーで殴りかかり、噛みついて高世とする近接特化型だ。ならば――そこだ、逃さん!」
 隙を就いたミサイル射撃が、ジャイアントキャバリアの頭部に命中!
 人間と同じく頭部に深刻なダメージを嘔吐動きが停止するようだ。
「ふむ、ならば砲撃で牽制しつつ、近付く敵をこのハンマーで殴り倒せばいいのか」
 アスは敵のハンマーを鹵獲すると、脚部の砲撃を行いつつ敵を巨大なハンマーで殴り抜いてみせた。動きが取れなくなったジャイアントキャバリアからは、続々と子供達が操縦席から這い出てくる。
「子供達よ、こっちだ。一緒に避難するぞ」
 アスは救助した子供達を率いて、安全な場所まで離脱していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
機神搭乗
「!!あれはロキの子供達!神機の中でも謀略に長けた奴が産み出した怪物達です!」
何だかヤバそうな感じだな!そんなのに乗り込んでるなら助けないといけないぞ!
【戦闘知識】
敵機達の能力や動きと構造を解析
特に子供達が乗ってる位置を把握

【空中機動・属性攻撃・弾幕・二回攻撃・切断】
UC発動
火炎属性を各機に付与
半分は炎の弾丸を乱射して敵機の無力化を狙い
【二回攻撃・切断・くし刺し・貫通攻撃】
その中接近して飛び込んで魔剣による連続座劇を叩きこみ
紅龍槍で串刺しにして

ちゃんと構造は把握して乗り手には傷をつけさせず
無力化した機体からはきっちり子供達を引きずり出す

強引だけどこれも救出さくせんだぞ!!



 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)はプラント基地奪還に燃えるジャイアントキャバリアに見覚えがあった。そして、彼女が乗り込む三界神機『ヘカテイア』はそれらの危険性を誰よりも熟知していた。
『……!! あれはロキの子供達! 神機の中でも謀略に長けた奴が産み出した怪物達です!』
「何だかヤバそうな感じだな! そんなのに乗り込んでるなら助けないといけないぞ! ヘカテ、子供達はどこに乗り込んでいるんだ!?」
『胸元の青いオーブが操縦席です!』
「そうか……ならヘカテ、ウィザードモード起動だ……!」
 テラはヘカテイアへ魔力を注ぎ込み、ユーベルコードを起動する。
「我招くは嵐の夜! 冥府へ導く魔女達の群れよ! 今こそ狩りの時間だ! 存分にその力を示せっ!!」
『ええ、仰せのままに、テラ』
 次の瞬間、魔法の炎を全身にまとった158機のヘカテイア分身が複製され、すぐさま小隊編成がすすでゆく。
「隊の半分は炎の弾丸を乱射して敵機の無力化を狙うんだ! 残る半分はおれと一緒に来てくれ! 接近して魔剣で連続攻撃を仕掛けるぞ!」
 的確な戦場指揮を披露するテラ。その指示通りに複製された分身機達は遠近での連携攻撃を繰り出す。対して、巨人族達は共食いをすることでパワーアップ。近付く分身機達を喰って取り込もうとするが、遠距離から火炎魔弾で集中砲火を浴びて撃ち倒されてしまった。
「あまり近付き過ぎてもダメだぞ! 紅龍槍に持ち替えて中距離から攻めてるんだ!」
 どうやら人間と同じく頭部を潰されると巨人族っは機能不全に陥ると分かった。ならばと、燃え盛る槍で敵の頭部を集中攻撃してゆく。
「機体は無力化するだけでいいぞ! あとは胸元のコアオーブから子供達を引きずり出すだけだ! ……強引だけど、これも救出作戦だぞ!!」
 剣で巨人族の四肢を狙い、槍で頭部を潰し、遠距離から火炎魔弾で狙撃する。完璧な小隊運用により、巨人族の一部隊をたった一人と一柱で殲滅してみせたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
神機
サリア搭乗
「主ー☆ジャパニアだよ☆ジャパニアの危機だよ☆…あれ…ロキの野郎が産み出した奴らだね…(びきびきびきぃ」
何だお前…知ってるのか?
「あれを作った奴とね…彼奴が生んだ子の中でも狼型だけは特に苦手でね…☆まぁいいや☆それより沢山敵が居るよ☆しかも子供達も助けないとだよ☆それならグリムちゃんいい方法があるよ☆」
ふん…良いだろう…やってみせろ
「わーい☆それじゃサリアちゃん…主を今から守って☆なるべく離れてね☆」
ゴライア出撃発動
「Grrrr?Graaa!」(?分かったよ!
そしてグリムはサリアの頭の上に…但し魔力リンクだけは濃密に

…ぐぁあ!?ち、力が抜ける…グリムお前…何を…って…なんだあれ…!?(白目
【属性攻撃・蹂躙・串刺し・念動力・二回攻撃・空中戦】
「「ひゃっふー☆」」
地獄のUC発動…
10師団はサリア護衛
残り
飛び回り襲いかかる!
子供は傷つけず切り刻み凍らせて動きを止めて引きずり出して救出!
尚余剰戦力は向こうの幼女軍団の余剰戦力と小競り合い(ジャパニアや子供達に被害は出さない!
不殺徹底


カシム・ディーン
神機
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵機の構造と能力と陣形
何より子供達の居る位置を把握
「…ご主人サマー…これ…ロキ君の子供達だね…☆(びきびきびき」
何度かやりあってたが…おめー此奴見る度イライラMaxだな?
「あの子が神滅戦争の元凶の一人だからね☆あの戦争でも大暴れしてくれてたよ…☆」(びきびき)

竜眼号召喚
!?
搭乗
おまっ…まさか!?

【集団戦術・空中戦】
絶望のUC発動
「「ひゃっはー☆……は?」」
…はい?なんかお前らと同じっぽくて金髪っぽいのが…嘘だろ!?
「…だからグリムちゃん嫌いなんだよ!メルシーの多くの権能があの子と被ってるからー!(うっがぁぁぁ」
だぁぁ!今はあの敵に乗ってる子供達の救出優先だ馬鹿野郎!
【属性攻撃・弾幕・空中戦・念動力・盗み攻撃・盗み・切断】
10師団は竜眼号護衛
残りは敵機に襲いかかり群がって凍らせたりして無力化してからバラバラにして中の子供を救出
資源は強奪
「本当はぺろぺろしたいけど我慢だぞ☆」
「ロキ君の怪物達は絶許☆」
余剰戦力は小競り合(街と子供達に絶対被害は出さない!
不殺徹底



 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は巨人族のキャバリアを目の当たりにして、思わず舌打ちをした。彼の相棒のメルシーはそれよりも凄まじい苛立ちが全身を駆け巡る。
「……ご主人サマー……これ……ロキ君の子供達だね……☆」
 普段からアホみたくニコニコするメルシーの顔に、血管が浮き出るほどの怒りが発露する。カシムも巨人族と見覚えがある。そのたびにイライラしていたが、今回は特に苛立ちが酷い。
「何度かやりあってたが……おめー、此奴見る度イライラMaxだな?」
「あの子が神滅戦争の元凶の一人だからね☆ あの戦争でも大暴れしてくれてたよ……☆」
 メルシーは殺気を念動オーラに混ぜ込んで凄まじい圧を放つ。
 カシムは何かを悟って竜眼号を召喚し、上空へ駆け昇ってゆく。
「ご主人サマ! メルシーのやること、分かってるね☆ ひゃっはー☆ それじゃ、夏の幼女祭り、はっじまるよ〜☆」
 1650師団まで増殖したメルシーは発進口から飛び出してゆく。そのまま上空から巨人族を強襲しようとした、まさにその時だった。
「ご主人サマ!? あれって……!」
「なっ!? まさか、おいおいおいおい!!」
 眼下に見えた恐竜型キャバリアに、カシムは思わず目を疑った。

 その恐竜型キャバリアのギガス・ゴライア『サリア』の主こと皇・銀静(陰月・f43999)につきまとうストーカー少女……グリムもまた、怒髪天を衝くほど憤っていた。
「クソがぁぁ! ロキのチンポコ野郎の巨人共が! グリムちゃんの前に立ちはだかるのなら、ジャパニアの危機は未然に防いじゃうぞよ」
「……知っているのか、あのデカい奴らを」
「主、反応うっす!? え? 小国家ひとつ、存亡の危機に立たされてるよ? もうちょっと興味持って??」
「知るか。僕はただ戦いに見投じることができれば、それでいい……」
「う〜〜〜ん! 頭バーサーカーな主も好きだよ☆」
 全く興味なさそうな銀静を放置しながら、グリムは勝手に経緯を話し始めた。
「グリムちゃんはあれを作った奴とね……彼奴が生んだ子の中でも狼型だけは特に苦手でね……☆ まぁそんな話はどうでもいいや☆ それより沢山敵が居るよ☆ しかも子供達も助けないとだよ☆ それなら〜グリムちゃんいい方法があるよ☆ 聞きたい??」
 グリムの提案に銀静は頷く。
「ふん……良いだろう……やってみせろ」
「わーい☆ それじゃサリアちゃん……主を今から守ってあげて☆ なるべく離れてね☆」
「Grrrr? Graaa!」
 強襲型キャバリアのサリアは、銀静の盾になるように立ち塞がる。そしてグリムはサリアの頭の上に腕を組んで立つ……但し魔力リンクだけは濃密につなげたまま。
 次の瞬間、ドキュゥンッと銀静は胸元を抑えて苦しみ始めた。
「ウグッ、がはッ……! おい、ぐ、リム……!? 貴様、なにを、しやがった……!?」
「あれー? 魔力の吸い上げにまだ慣れない感じ・ 大丈夫だよ☆ 万が一、心停止しても蘇生できるよ☆ グリムちゃんの熱いキッスでヴァルハラ行きだよ☆」
「ふざけんなッ! いますぐ止め……あっ♥」
 魔力が抜けきった彼の身体に、唐突な虚脱感と快感が押し寄せる。今まで体験したことがない多幸感が脳内から溢れ出す。さながら『賢者タイム』だ。
「ひゃっふー☆ グリムちゃん、イッちゃいま〜す☆ びゅっ☆」
 1630師団に分裂した幼女グリム軍団が地上を席巻、低空ホバリングしながら巨人族へ突っ込んでいった。
「「あちょー☆」」
 自分の思念で操作する『ドラウプニル』が幾つも戦場を飛来して、巨人族の首と四肢を削ぎ落としてゆく。
「子供達は胸元の青いコアの中だよ! 怪物化しても焦らないで! 高速移動するドラウプニルを追いかけて自滅するからね! You copy?」
「「I copy!」」
 高速で飛び交う巨大なチャクラムが巨人族を削ぎ落とし、次々と無力化していった。

 これを眺めていたメルシーがブチギレた。
「だからグリムちゃん嫌いなんだよ! メルシーの色んな権能があの子と被ってるからー! うっがぁぁぁ! ホーリィィィシィィィィットッ☆」
「うるせぇ! 今はあの敵に乗ってる子供達の救出優先だ、馬鹿野郎!」
「分かってるよー!? うぇぇぇん! ご主人サマが優しくなーい! あとで寝込みを念動力で捕縛して夜這いしてやるー!!」
「うん、今夜は武装したまま寝るか……」
 魔力吸収に慣れているカシムは平然と立ったまま、飛行戦艦で戦況を見守っている。幼女メルシー軍団は半べそかきながら魔砲カドゥケウスを上空から乱射し、ビーム大鎌剣ハルペーで首を刈り込んでいった。
「おいメルシー! 彼奴らの頭の中身って脳味噌が詰まってるのか?」
「おえぇ……! まぁ脳味噌は詰まってるけど、ご主人サマ……何に使うの??」
「異世界の貴族共に巨人の脳味噌が珍味で長命の薬だって売り込むんだ! 儲かるぞ!!」
「ほとんどやってることが詐欺師ー!? でもそんな外道なご主人サマに、BIGLOVE……♥」
 メルシーは言われるがまま、巨人族の首を意気込んで狩りまくって回収するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

箒星・仄々
取り込まれてしまってお可哀想に
子供達を解放しましょう
そして巨人さん達も海へと導いて上げたいです

指笛吹いて揺れる影から召喚した
ランさんに騎乗し
空中でリートを奏でます

響き渡る美しくて繊細なメロディが
光の五線譜へ実体化し
ハンマーや巨人さんを吹き飛ばします
音は拡がりますから次々と吹き飛ばしますよ

吹き飛ばしたハンマーや巨人さんが
他の巨人さんへ当たる様にして
ダメージを与えます
中にいる子供達へ衝撃はあるでしょうが
怪我をされることはないでしょう
荒っぽくって御免なさい

巨人さんの攻撃をすいすいと掻い潜ったり
その手の届かぬ上空から演奏を続けて
繰り返し吹き飛ばしてダメージを蓄積させていく中
音の反射の違いから
操縦席の場所を特定しましたら
今度は「操縦席以外の部分」を吹き飛ばします

操縦者がいなければ
巨人さんは動けなくなるでしょう

こんな感じで全ての巨人さんを倒しましたら
操縦席から子供達を助け出して行きます
もう大丈夫ですからね

子供達の生還祝いと巨人さん達の鎮魂として
しばし演奏を続けます



 戦場を蹂躙する巨人族キャバリア。その中には『光の庭の子供達』が今だ洗脳されて囚われている。そう思うと、箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)はひどく心を痛めた。
「取り込まれてしまってお可哀想に。子供達を解放しましょう。そして、巨人さん達も海へと導いて上げたいです」
 すぐさま指笛吹いて、足元で揺れる影から召喚されたのはメスの空飛ぶメカジキ。体長5mの「ランさん」の背に騎乗すると、一気に離陸して空中へ。あっという間に巨人族の頭上まで翔け上がると箒星は「|ねこのうた《カッツェンリート》」……懐中時計の形状からボタンひとつで展開する蒸気機関式竪琴を奏ではじめた。
「さあ、行きましょう! 喝采のファンファーレです!」
 戦場上空から響き渡る美しくて繊細なメロディが光の五線譜へ実体化。対して巨人族は振り上げた巨大なハンマーでランさんごと箒星を叩き落とそうと試みる。しかし降り注がれる光のご宣布がハンマーを弾き、巨人族の体を軽々と1640mも吹き飛ばしてみせた。
「クロムキャバリアではあまり上空まで飛ぶと攻撃性衛星に撃ち落とされてしまいますが、巨人さん達の耳元辺りはセーフですね。そして奏でる音色は拡がりますから。さあ、次々と吹き飛ばしますよ」
 ポロロン♪と優雅に爪弾くたびに吹き飛ばされたハンマーや巨人族が他の巨人へ玉突き事故を起こす。群がってくる敵はそのまま将棋倒しになって身動きが取れなくなってしまう。
「中にいる子供達へ衝撃はあるでしょうが、潰されて怪我をされることはないでしょう。荒っぽくって御免なさい」
 ランさんの背の上へペコリと謝罪した箒星は、更に容赦なく巨人族をふっ飛ばし続ける。ランさんを巧みに操り、巨人族の攻撃をすいすいと掻い潜っり、頭上から光の五線譜をぶつけ続ける。その繰り返しの中でダメージを蓄積させていくと、音の反射の違いから操縦席の場所を特定する箒星。
「やや? どうやらあの胸元の青い宝石に子供達が居るようですね」
 そうと分かれば、今度は『操縦席以外の部分』を光の五線譜で吹き飛ばす。まるで胸元を丸く型抜きしたかのように青い宝石めいたコアが大地へ転がり、巨人族の肉体はみるみるうちに朽ちていった。
「操縦者がいなければ、巨人さんは動けなくなるでしょう。まさか一瞬で肉体が朽ち果てるとは思いませんでしたが……」
 こうして残るすべての巨人族の胸元から青い宝石めいたコアをくり抜き終えた箒星は、操縦席から子供達を助け出してゆく。
「もう大丈夫ですからね、音楽魔法で回復してさしあげます」
 箒星は子供達の生還祝いと巨人さん達の鎮魂として、しばし洗脳を解くための回復音楽魔法を演奏するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『新鮮な生食材を楽しもう』

POW   :    良質な環境で育てられた生の食材を手に入れよう

SPD   :    新鮮な生の食材を調理して食べてみよう

WIZ   :    生命の埒外の特権、世界間を越えて持ち込んだ食材を

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 こうして『光の庭の子供達』……後天的アンサーヒューマンの子供達は救出され、反乱軍は鎮圧された。子供達の処遇をジャパニア上層部が検討を重ねた結果、反逆罪の死罪は免除する代わりに、保護観察という名で研究施設へ引き渡すことになった。

 子供達の反応は様々だ。
 自ら犯した罪に押し潰されそうになる者。自分は悪くないと自己弁護する者。進んで自分を存分に調べてほしいと願う者。ぶつけようのない憤りを叫ぶ者。それら総じて言えるのは、子供達は絶望していた。

 そんな中、猟兵達はジャパニア上層部から特命を受けた。
【子供達の洗脳と絶望を脱するべく、歓迎会を用意してほしい】
 都合よく、ここはプラント工場。豊富なバイオインゴットから新鮮な食材が入手し放題だ。それにジャパニア政府からも良質な環境で育てられた食材の数々が運び込まれるとのこと。また、猟兵は世界を移動できる力を駆使して、各世界の食材を持ち込むのもいいだろう。
 こうして、絶望を抱える子供達が前を向けるように、盛大なパーティーが開催されるのであった。
スイート・シュガーボックス
「まぁまぁ、長い人生若いうちは失敗もあるっしょ。反省は大切だけどそれだけじゃテンサゲしていくだけだし。ここは切り替えてテンアゲする事でもするし☆」
神機であるディオちゃんが気落ちしてる神機を崇めてる子供達を慰めてるうちに俺も準備だ。
子供達を元気づけるには何が必要か?そうだね、お菓子だね。
というわけで『極上食材』で子供達の為におやつをつくるよ。今日のおやつは、ずばりチーズケーキさ。

キッチンでチーズケーキを作り、更にその上に手作りアイスクリームを乗せる…ッ!
俺の『ティーセットコレクション』でお茶会の準備をして、『不思議なティーポット』で美味しいアイスティーを淹れて…さあ召し上がれッ!


【アドリブ歓迎】



「子供達歓迎会兼慰安パーティーだって? 俺の出番だねッ!」
 スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)は意気揚々と自身のキッチンカーを会場に回してきた。スイートのズッ友のディオニュソスは会場で気まずそうな子供達へ優しく声を掛ける。
「まぁまぁ、長い人生若いうちは失敗もあるっしょ。反省は大切だけどそれだけじゃテンサゲしていくだけだし。ここは切り替えてテンアゲする事でもするし☆ 今はレッツパーリーすんべ☆」
 ギャル特有の陽キャコミュニケーションは、こういう時ほど心強い。ディオニュソスのギャルムーブに巻き込まれた子供達に笑顔が徐々に戻っていった。
「さすがディオちゃんだ! 場を明るくする天才だねッ! さぁて、俺も準備を進めなきゃ。子供達を元気づけるには何が必要か? そうだね、お菓子だねッ!!」
 ドンッと巨大なボウルをキッチンの上に置くと、スイートが丹精籠めて生産した極上食材をふんだんに注ぎ込み始める。
「今日のおやつはベイクドチーズケーキさ! 香ばしい焼き目のチーズケーキに合わせるのは、さっぱりとしたヨーグルトアイスクリーム! 甘酸っぱさの共演に子供達の心はキュンキュンすること間違いなし……ッ!」
 ユーベルコードで素早く大量のチーズケーキを量産すると、持参したティーセットコレクションでアフタヌーンティー形式でテーブルにセットする。戦場ではめったに流れてこない甘酸っぱい香りに、子供達は本能的に目を輝かせてテーブルに集合してきた。
「焦らないで大丈夫だよ。ちゃんと全員分あるからね。さあ、今日の紅茶はセイロン産ディンブラティー。アイスティーに最適な茶葉を使ってみたよ! 愉しいパーティーの始まりだッ!!」
 不思議なティーポットから湧き出る香り高いアイスティーを口にした後にチーズケーキを頬張れば、そのマリアージュに子供達はたちまち多幸感で笑顔の花が咲き乱れてゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
やれやれ…ちゃんと反省するならそれはそれでいいと思うがな
「それはそれとして美味しいご飯で励ますぞ☆」
あー…料理か…それじゃここの名物でも堪能すればいいだろ
メルシーに任せた
「畏まりだぞ☆古代ジャパニア料理を披露するぞ☆」
上州牛を使ったステーキ
タカサキパスタ
焼きまんじゅう
ソースカツ丼

ってこれ古代なのかよ!?

「ジャパニアは常に先端を行くんだぞ☆…そういうのオーちゃ…グリムちゃんが妙に得意だったけどね☆」
取り敢えず…僕からいえる事は一つだ
神機なんぞに国なんか任せたら碌な事にならねーぞ
ユピテルの野郎なんぞ大陸浮かせて田んぼとか畑とか国とか焼き払ったりしてたぞ(久澄MS様のより
まぁ…先ずは美味いもんだ!!



 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は保護された子供達に対して寛大な態度を見せる。
「やれやれ……どいつもこいつも辛気臭ぇーな……僕はちゃんと反省するなら、それはそれでいいと思うがな?」
「それはそれとして、美味しいご飯で励ますぞ☆」
 相棒のメルシーがプラントの前で何やら入力をしている。クロムキャバリアのプラント工場は、入力した希望の物体を好きなだけ生成することが出来る。カシムはすぐにメルシーが何をしたいか察した。
「あー……料理か……。それじゃ、ここの名物でも堪能すればいいだろ。メルシーに任せた」
 カシムはじゃパニア名物を出せと暗に命令する。メルシーが何度もこれに頷いた。
「畏まりだぞ☆ せっかくなら古代ジャパニア料理を披露するぞ☆」
 エンターキーをッターン!とノリノリで弾くメルシー。すぐにプラントからたくさんの料理が生み出されてゆく。
 上州牛を使ったステーキ、タカサキパスタ、焼きまんじゅう、ソースカツ丼――。
「って、これ古代料理かよ!? 全部、現代生だろうが!」
「ご主人サマ、甘いぞ☆ 既にこれらの原型は神代のジャパニアに存在していたよ☆ つまり古代ジャパニアは常に先端を行ってたんだぞ☆ そういうのオーちゃ……グリムちゃんが妙に得意だったけどね☆」
 引きつった笑顔でそう答えるメルシー。まるで未来を予測しているかのようでキモかった、とも付け加える。カシムはそれにさほど興味なさげに相槌を打つ。
「ふーん……? ま、取り敢えず……僕からいえる事はひとつだ」
 カシムはジュースの入ったグラスを手に取ると、子供達の前で乾杯の音頭を取る。
「いいかおめーら? 神機なんぞに国なんか任せたら碌な事にならねーぞ。ユピテルの野郎なんぞ、大陸ひとつを浮かせて田んぼとか畑とか国とか焼き払ったりしてたぞ。それと僕の隣りにいる様子のおかしいコイツはジャパニア建国の張本人、叡智皇メルクリウス本人だ。憧れるほどでもねーぞ?」
 子供達が一気にざわつき始める。神話上の存在が今、目の前で何故か水着姿でトンカツを上げているのだから意味が分からない。
「あっつ♪ はねた油がメルシーの肌を焼いて、あっ、これ、気持ちいいゾ〜♪」
「まぁ……頭のおかしい変態はさておき、おめーら、グラスを持ったか? 先ずは美味いもんだ!! かんぱーい!」
 カシムの乾杯の音頭に続き、子供達もジュースが入ったグラスを掲げる。メルクリウスへの失望が子供達の洗脳を徐々に解き始めており、彼らの表情が明るくなっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

テラ・ウィンディア
ええと…励ますのにパーティすればいいんだったな

そして…お料理か
それじゃ頑張るとするかな
ヘカテも手伝ってくれ!
「ええ…中々の人数いますからね。」
という事で二人で作るぞ

【料理】
まずご飯系としては
けんさん焼き
焼きおにぎり
塩おにぎり

主菜
ぎんだらの西京焼き
ちゃんちゃん焼き

「テラって和食好きですよね」
サムライエンパイアで食べた時は感動したからな
後は…野菜とかなら鍋にするか
主に根菜とか野菜類を主とした鍋物
食材は勿論蛇塚わくわく武闘派ファームで採れた奴だとも!

後はとれたてサラダも用意

間違いなんて誰だってやっちゃうもんだ
そもそも神機達だってやらかしてるんだから
だから…之からどうしていくかじゃないかな



「ええと……励ますのにパーティすればいいんだったな」
 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は複雑な心境で調理の準備に取り掛かる。
「国を良くしたい、そういう気持ちは……あったんだろうな。そこをオブリビオンマシンに漬け込まれて……子供達は極刑を免れたとはいえ……風当たりはどうしても強くなるよな……」
 テラは保護された子供達の今後の処遇を気にかけていた。彼らの罪は国家反逆罪、立派な大罪だ。いくらオブリビオンマシンに扇動されていたとはいえ、一度はジャパニアの国境プラント基地を占拠・占有したのは事実である。そして引き渡される先が研究施設と聞いて、更に心を痛める。
「なあ、お前……ジャパニアの兵隊なんだろ? 偉い人に伝えてくれないか? あの子達を研究するにあたって……非人道的な実験はしないように、と」
 テラの言葉はすぐさま基地を守備する隊長から上層部へ伝達された。

「それじゃ……お料理か。頑張るとするかな。ヘカテも手伝ってくれ!」
「ええ……中々の人数がいますからね」
 テラの自称保護者であるヘカテイアも助手に加わり、次々と料理を仕上げてゆく。
「まずご飯系としてはけんさん焼きだろ、焼きおにぎりに塩おにぎりは外せないな。主菜はぎんだらの西京焼き、ちゃんちゃん焼きもいいな!
「テラって和食好きですよね。あとなんでほぼ郷土料理……?」
「ああ、サムライエンパイアで食べた時は感動したからな。郷土料理は懐かしさを感じさせてくれる。あの子達にとって今必要なのは、ジャパニアの故郷の味じゃないかなって」
「テラ……」
「あとは……野菜を摂るなら鍋にするか。主に根菜とか野菜類を主とした水炊きにするぞ。とれたてサラダも用意しなきゃだな。旅団の農園から調達しておいて正解だったな!」
 農園旅団で栽培した作物を持ち込んできたテラ。色とりどりの夏野菜をカットして鍋や皿に盛り付けてゆく。
 その様子を子供達が遠巻きに眺めている。テラは彼らを手招きすると、優しくこう告げた。
「間違いなんて誰だってやっちゃうもんだ。そもそも神機達だってやらかしてるんだからな。だから……これからどうしていくかじゃないかな」
 テラは年長者として優しく微笑んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
…ぅぐ…まだ力が抜けてる…なんなんだあれは…それで敵は!?
「終わったよ主☆グリムちゃん大活躍☆」
…くそがぁ…!

「それより今度は子供達を励ます為のパーティーだよ☆彼らを喜ばせる為にもジャパニア料理を…」
………待て
「…ぇ?」
…世界移動でも持ち込めるのか…なら…
【料理】
サイハ世界から食材を持ち込み調理開始
万能調理セットも使用
技能も尽くす

六兵衛(さつまいもの麺
具雑煮
豚角煮まんじゅう

石焼鍋
これは目の前でもやって見せる

サンマーメン

「お…おおお…これご当地じゃ…!?」

後は新鮮な海の幸を使った海鮮丼

徹底的に殺菌処理と管理がされた牛肉を使ってハンバーグ作成
焼き加減は外はカリっとそして中は生に近くジューシーさとかりかりを楽しめる

「主ー?これは?」
…これは静岡で人気のレストランのハンバーグに挑戦したものだ
さわなんとかだったな

取り敢えず料理の提供はするがそれ以上はとくにせず
「励ましたりしないの?」
どうするにせよ少し落ち着く時間は必要だろ

(ひと段落した所でエールをぐび。尚相応に強いのであまり変わらず



 戦闘が終わって今は宴の最中、皇・銀静(陰月・f43999)は意識を取り戻した。
「ぅぐ……まだ力が抜けてる……! なんだったんだ、あれは……はっ、敵は!?」
「終わったよ主☆ グリムちゃん大活躍の巻☆」
「……くそがぁ……! 結局、僕は気絶してただけじゃないか……!」
 戦闘狂の銀静にとって、戦いが終わっていることが酷くショックだったらしい。頭を抱えて悶絶してしまう。しかし今は保護した子供達のための宴の時間。お供のグリムはすっぱりパーリーィーモードだ。
「それより今度は子供達を励ます為のパーティーだよ☆ 彼らを喜ばせる為にも、ジャパニア料理を……」
「………待て。料理は……異世界の物を持ち込めるのか?」
「……ぇ? うん、出来るけど?」
「そうか……世界移動でも持ち込めるのか……なら……頼みがある」
 珍しく頭を下げる銀静にグリムは目を丸くして驚いた。

「主ぃ〜! お使いに行ってきたよ☆」
 世界移動はグリモア猟兵の力がなければ不可能である。しかし神機であるグリムは限定的ではあるが世界移動をこなせるのだ。銀静は彼女にサイキックハーツ世界に飛んでもらい、指定した食材を買い込んでもらってきた。そのまま自身で調理開始。
「何を作るの?」
「六兵衛……さつまいも麺だ。他にも、具雑煮、豚角煮まんじゅうに石焼鍋……これらを目の前で子供達の前で調理する。ああ、サンマーメンもいいな……ちゃんと買い出しできているじゃないか」
「わーいグリムちゃん、初めて褒められた!? って、これほとんどの品がご当地グルメじゃんん……!?」
 ローカルグルメを淡々と作ってゆく銀静。意外にも手際の良さが光り、子供達もライブクッキングに興味津々の様子。
「まだまだ作る……お次は新鮮な海の幸を使った海鮮丼だ。グリム、よくやった……このマグロ、まだ息があるじゃないか」
「買い物途中で仕留めてきたよ☆ マグロはそのままだと傷みやすいから、魔法で鮮度を保ってあるよ☆ そうそう、鮮度といえば……徹底的に殺菌処理と管理がされた牛肉、見つかったよ! これで何を作るの?」
 グリムの問いに銀静は買い込んでもらった高級パン粉を見せて告げる。
「ハンバーグだ。焼き加減は外はカリっと、そして中は生に近くジューシーさとかりかりを楽しめるように工夫する」
「主ー? これもご当地グルメなの?」
「ああ……これは静岡で人気のレストランで、一番人気のハンバーグ……に挑戦したものだ」
 こうして、銀静はひたすら料理を提供し続けるだけで、特に子供達へ激励や反省を促すような言葉を投げかけることはしない。グリムはそれでいいいのかと首を傾げる。
「励ましたりしないの?」
「……どうするにせよ、少し落ち着く時間は必要だろう。ふぅ……少し休憩だ」
 ひと段落した所で銀静はよく冷えたエールが入ったグラスを呷る。酒は相応に強いので、このあとも平然と調理を続けてみせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

箒星・仄々
反逆はオブリビオンマシンさんのせいですからね
重い刑でなくて一先ずほっとしました
保護観察が穏便なものであることを願っています

子供達も色々思うところがあるでしょう
すっかり気持ちが落ち着きを取り戻すのには
時間が必要なのかも知れませんが
歓迎会に大賛成です

お腹が満たされれば
心も満たされますからね

🍙に🥪
鳥の唐揚げにハム
ミートローフにローストビーフ
パエリアにチャーハン
カレーにハンバーグ
🥤や🍰etc.と
色々用意した上で
後は子供達そろぞれの好みで
その都度作ってもらえるといいでしょうか

子供達へ声かけしたりして会食です
皆で一緒にするから愉しいんですよね〜

食後は演奏タイムです
ジャパニアで人気のポップスの他
子供達のリクエストにも応えて
演奏したり一緒に歌ったりします

UCで洗脳をすっかり治療しながら
この温かい時間が
絶望の闇を祓ってくれることを願いながら
歌と演奏を続けます



 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)は終わらぬ宴もたけなわに差し掛かると、竪琴を奏でながら語りだす。
「反逆はオブリビオンマシンさんのせいですからね。重い刑でなくて一先ずほっとしました。保護観察が穏便なものであることを願っています。当事者の皆さんや国境警備隊の皆さん、そしてこの作戦に参加した猟兵の皆さん、それぞれ色々思うところがあるでしょう。すっかり気持ちが落ち着きを取り戻すのには時間が必要なのかも知れませんが、こういった賑やかな歓迎会に大賛成です。お腹が満たされれば心も満たされますからね」
 ポロンポロンと弦を爪弾きながら語る姿は、まるで物語に出てくる吟遊詩人のようだ。
「ところでみなさん、お食事は進んでますか? おにぎりにサンドイッチ、鳥の唐揚げにハムサラダ、ミートローフにローストビーフ、ほらパエリアにチャーハン、それにカレーにハンバーグもありますよ。お水とジュースもまだまだありますので、どうぞ遠慮せずに召し上がってください」
 箒星は宴会の料理が足りないモノアあれば、逐次厨房へ人を走らせて作らせるように伝達する。
「食事は皆さんと一緒に摂るから美味しいのですよ。さて、私も食べるとしましょうか」
 箒星はサンドイッチと鶏の唐揚げを頬張る。その周りに自然と子供達が集まってきた。
「助けてくださって、ありがとうございます……」
「僕達、戦っている時の記憶がしっかり残ってて」
「キャバリアを使わずにオブリビオンマシンを撃破した技術、すごかったです!」
「空を飛ぶ魚に跨ってましたが、あれは最新の兵器なのですか!?」
 しばらく箒星は子供達の質問責めに対応することとなった。

 宴の最後は箒星の演奏会だ。
 ジャパニアで人気のポップスの他、子供達のリクエストにも応えて演奏したり一緒に歌って場を盛り上げてゆく。この際、ユーベルコード『シンフォニック・キュア』を用いた歌声によって、子供達の洗脳を完全に除去してみせた。
「この温かい時間が、絶望の闇を祓ってくれることを願います」
 箒星はこの言葉で宴会を締めると、最後の一人になるまで宴の参加者を見送るのだった。

<了>

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年07月23日


挿絵イラスト