●挑戦者はグリモア使い
タビタビ・マタタビ(猫勇者一歩手前・f10770)は、ケルベロス・ウォーが佳境に入ったところで、十二剣神への挑戦を依頼した。
「相手は、十二剣神の一柱、『宣託者グリモワール』だよ。なんか名前が怪しいな~って思ってたけど、『グリモアの創造者』なんて言い出したからびっくりしちゃったよ」
何せ、グリモアの予知の力を利用し、地球侵略を行っていたというのだから。
自身もグリモア持ちであるタビタビにとっては、グリモワールの発言は捨て置けないものだろう。
「グリモワールは、ボク達六番目の猟兵に対抗するために、『マインド』っていう金色の人型思念兵器の軍団を用意したみたいなんだ」
どうやら、タビタビ達現在のグリモアは、グリモワールのそれより新型であるようだ。
予知性能で上回られるのなら、予知してもどうにもならない圧倒的戦力でねじ伏せてしまえばいい、という発想だろうか。
「当たると大変なら当たらなきゃいいっていう考え方と一緒かも。マインドの軍団は、猟兵でも、生身だとちょっと敵わなそうな相手なんだけど、そのためにこっちも武器を用意しようと思って」
目には目を、思念兵器には思念兵器を。
タビタビが対抗策としてあげたのは、思念兵器を急造し、武装するという事だった。
「前にあったスペースシップワールドの戦いで、思念兵器の作り方はわかってるよ! 材料も、|決戦配備《ポジション》用にたっぷり集められたのを使えばなんとかなるし!」
その名も『急造思念兵器』。
さすがに急ごしらえなので、一戦使用すれば壊れてしまうような耐久度しかないが、グリモワールとマインド軍団を撃退するだけなら問題はない。
「どんな形か、どんな攻撃能力なのか、考えてみてね。威力はもちろん、グリモワールのユーベルコードの裏をかくような能力もあるといいかも。あ、性能だけじゃなく、かっこよさにこだわるのもアリだと思うよ!」
さすがに『一撃で相手を倒す』や『無敵』などという能力は付与できなさそうだが、工夫次第で、様々な能力の兵器を作り出せそうだ。
たとえばどんなのがいいかな? タビタビが頭をひねった。
「ボクなら、猫っぽい感じの、なんかビームを発射するやつ……とかかな?」
そんな感じでみんなも頑張ってみてね!
猟兵達の創造力と想像力に期待するタビタビだった。
七尾マサムネ
こちらは『ケルベロス・ウォー』における『宣託者グリモワール』のシナリオです。
一章で完結します。
ちなみに、シナリオ難易度は「やや難」です。
●プレイングボーナス
急造思念兵器を造り(デザインや能力を発案すること)、グリモワールとの戦いに持ち込む。
それでは、皆さまのご参加、お待ちしております!
第1章 ボス戦
『十二剣神『宣託者グリモワール』』
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POW : 第四十四の予言「逃れ得ぬ死」
【敵の防御・回避手段を予知して】から発射した【「避けられぬ死の運命」を宿すグリモア】を、レベル回まで跳弾できる。跳弾回数に比例して命中率・致死率が向上。
SPD : 第六十六の予言「動かざる未来」
【敵の移動先を予知して】から、物質を透過し敵に【行動不能】の状態異常を与える【「不動の定め」を宿すグリモア】を放つ。
WIZ : 第百壱の予言「楔の巨獣マインドノソリン」
【敵の使うユーベルコードを予知して】から1体の強力な【四足獣型に変形した思念兵器マインド】を召喚する。[四足獣型に変形した思念兵器マインド]はレベル秒間戦場に留まり、【予知された技をかき消す鳴き声と肉弾戦】で攻撃し続ける。
イラスト:ぽんち
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
紅葉・紅葉
アドリブ連携歓迎
なるほど!
グリモアにはグリモア、思念兵器には思念兵器ということですね!
かしこまりました、タビタビさん! 私も急造して出撃しましょう!
一撃で壊れるなら、その一発で最大火力を発揮すれば良い訳です!
つまりパンジャンドラムですね!
車輪と車軸と爆発物があれば制作可能ということですので!
整列してあるいは時間差で、突撃ー!
あ、この紅葉も共に行きましょう!
マインドを爆発の渦に叩き込みながら私はマッハで戦場、建物の上など見晴らしのいい場所を爆走!
移動先に飛んでくるグリモアを認識すればバックして後続パンジャンを足場に、Nターン!
グリモワール本体に体当たりを実行!
ついでに殺到するパンジャンもどうぞ!
リリエッタ・スノウ
んっ、グリモワールに対抗するためにリリ達も思念兵器を作らなきゃなんだね。
グランドロンロボを作った時のけいけんを活かすよ。
みんなのおかげで完成したらさっそく出撃だよ。
リリが作ってもらったのは……16体分離・合体ロボ。
【ここより近くて遠い世界のリリエッタ】にもお手伝いしてもらって、それぞれの機体に乗り込んでもらったよ。
これだけいたらどれが本当のリリの機体か分からないよね。
狙いが定まらないうちに全員で【メテオ・バレット】を使って周りの『マインド』を巻き込んでグリモワールを攻撃するね。
※アドリブ連携大歓迎
宣託者グリモワール。
|予知の力《グリモア》操る敵への対抗策を、紅葉・紅葉(歩く宅配便・f40976)はしっかり抱いて、きゅるきゅるとやってきた。
「なるほど! グリモアにはグリモア、思念兵器には思念兵器ということですね! かしこまりました、タビタビさん! 私も急造して出撃しましょう!」
「よろしく!」
ミミックとケットシー、種族は違えど背丈の近しい2人が、言葉を交わす。
リリエッタ・スノウ(ちっちゃい暗殺者・f40953)もまた、グリモア猟兵からの依頼を呑みこんで、こくりとうなずいた。
「んっ、グリモワールに対抗するためにリリ達も思念兵器を作らなきゃなんだね」
「お願いするね!」
「まかせて。グランドロンロボを作った時のけいけんを活かすよ」
何とも頼もしい。ケルベロス・ウォーは、この短期間で、リリエッタをより強くしてくれたようだ。
そして紅葉も、さっそく『私の考えた最強兵器』建造プランを、実行に移した。
「一撃で壊れるなら、その一発で最大火力を発揮すれば良い訳です!」
「うんうん!」
「つまりパンジャンドラムですね!」
「パンジャ……??」
論より証拠。首をかしげるタビタビに実例を示すべく、紅葉は、思念兵器を作りあげた。
かくして、見事、完成させた秘密兵器と共に、リリエッタもさっそく出撃。
待ち受けるは、グリモワール率いる、人型思念兵器の群れだ。
「待っていたよ、猟兵。僕の予知通りだね」
対するリリエッタもまた、軍団の主であった。そう、リリエッタが考案、製作したのは……16体分離・合体ロボ。
【ここより近くて遠い世界のリリエッタ】にもお手伝いしてもらって、それぞれの機体に乗り込んでもらっている。機体の操縦技術に差異はない。
「では、先に私が行きましょう! ご覧あれ!」
敵の戦力を覆す、紅葉の秘策が攻撃を敢行した。
ずらり並んだ機体群。これこそ、パンジャンドラム。紅葉そっくりの。
車輪と車軸、そして爆発物。それだけあれば制作可能なところが急造適正Sだった。簡単簡単ッ!
「では突撃ー!」
パンジャン軍団は、整然とグリモワール兵団へと攻めかかった。
数を生かした時間差攻撃を交えて、敵群を切り崩していく。
「あ、この紅葉も共に行きましょう!」
ぎゅん! ロケット推進の車輪達に、紅葉も続いた。
マインド達を爆発の渦に叩き込みながら、紅葉は、建物の上……見晴らしのいい場所を爆走した。
マッハで駆け抜けた後には、車輪の跡と共に、新たなパンジャンが爆誕していく。
「急造ゆえの脆さを逆手に取り、使い捨て兵器を作るとは……相変わらず猟兵は発想が斜め上だね」
感心しているようにも皮肉のようにも聞こえる微妙なラインで、グリモワールは言った。
「けれど、君達のユーベルコードの選択は、既に『観えて』いるよ」
リリエッタ達に包囲されたグリモワールの口調は、不敵な発言と裏腹に、どこかキレが悪い。
理解しているのだろう。予知だけでは、リリエッタ達に対処しきれないであろうことも。
なぜなら、
「これだけいたらどれが本当のリリの機体か分からないよね」
「全く、厄介だなあ、猟兵というのは」
苦笑するグリモワール。その手に宿した不動の力持つグリモアは、狙いを定めあぐねている。
リリエッタ側の行動自体は予測できる。ロボを透過することもなんとかなるだろう。
だがそれは、『本物』のリリエッタでなければ意味がない。
ロボの外見はもちろん、その挙動も同一で、この世界のリリエッタと、それ以外の見分けをつけることは困難だ。
リリエッタ達への対処に苦慮する間にも、紅葉&パンジャン軍団の攻撃は続いている。
破壊されていくマインドに、危機感を覚えたのか。グリモワール自身も、グリモアを発射した。
狙いはパンジャンドラムではなく、あくまで紅葉。どうせパンジャンは放っておいても勝手に爆発する。
しかし、紅葉もそれは織り込み済み。いっそ潔い勢いで後退すると、後続パンジャンを足場に使って、
「Nターン!」
グリモワール本体に、紅葉の体当たりが炸裂した。
「ついでにパンジャンもどうぞ! おかわりもありますので遠慮なく!」
『『『ハッハッハッ!』』』
車輪型爆雷が、宣託者に殺到した。連鎖する爆発。
その隙に、リリエッタ……正確にはリリエッタ『達』は、一斉に攻撃に転じた。
揃って発動するは、【メテオ・バレット】。個々の威力は、この世界のリリエッタの半分程度。
だが、この数だ。全て合わせれば単体を軽く凌駕する。
「僕を守れ、マインド達よ」
危機を察知したグリモワールが、守備陣形を構築する。
直後、ロボから次々と上空へ打ち上げられた弾丸が、流星雨を降り注がせる。
「いっそ壮観だね、これは……」
グリモワールは、白旗を上げたように、素直な感心の声をこぼす。
リリエッタの披露した鮮やかな花火は、周囲の『マインド』すら巻き込んで、グリモワールを煌びやかな世界へと誘う。
パンジャンドラムと流星弾の協奏曲が、戦場を派手に彩ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ギュスターヴ・ベルトラン
急造思念兵器…それなら、白く清らかな姿がいい
天使の翼を背負い、愛に満ちた眼差しを輝かせて…??
ナノナノだこれ!
えーと…このナノナノは敵の攻撃を阻害するハート型のしゃぼん玉を飛ばせる!
こいつはふわふわハートでめろめろオーラなパワーで溢れ、その力なんと通常のナノナノの100倍(目算)
…相手もオレの方を動けなくさせようとしてるが構わない
このUCのトリガーである祈ることさえできれば
そして身体が動かずとも心が無事なら、いつだってオレは【祈り】を捧げることができる
この鍵の力を以て侵略のための扉も道も閉ざす
お、一緒に祈ってくれるか?ナノナノ(急造)
――鍵よ、全ての悪を閉ざせ
宣託者グリモワール。
十二剣神の一柱を打倒すべく、ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)は、戦力の構築に取り掛かった。
「急造思念兵器……それなら、白く清らかな姿がいい」
先人のノウハウも生かして、イメージを具現化していくギュスターヴ。
「天使の翼を背負い、愛に満ちた眼差しを輝かせて……??」
果たして、完成したのは、
「……ナノナノだこれ!」
『ナノー』
「鳴いた!?」
ナノナノ型思念兵器を伴い、ギュスターヴは、グリモワールとマインド軍団との交戦に突入した。
「よく来たね、猟兵。その可愛らしいものは君のサーヴァント……ではないようだね」
「そう、そっちの後ろにいる人型と同じ思念兵器ってわけ」
「つまり兵器なら……破壊しても構わないね?」
マインド軍団が、ギュスターヴに押し寄せた。容赦なく。
「来た! えーと……このナノナノは敵の攻撃を阻害するハート型のしゃぼん玉を飛ばせる!」
|急造思念兵器《ナノナノ》は、ギュスターヴの期待に応えた。
襲来する人型兵器に、しゃぼん玉をぶつけていく。透明な球は、ぱちんとはじけて、その進撃の足を止めた。
「ただのしゃぼん玉じゃない、こいつはふわふわハートでめろめろオーラなパワーで溢れ、その力なんと通常のナノナノの100倍」
ただし目算。
「兵器は見掛けによらないというわけだね。なら、僕の力を使おう」
グリモワールが、淡い光に包まれる。目には目を、シャボン玉にはグリモアを。
敵は、ギュスターヴの、そしてナノナノのしゃぼん玉の弾道を予知すると、グリモアの力で以て、ギュスターヴの動きを停止させた。
「これで君達はどうする事も出来ないはずだ」
「構うもんか」
ギュスターヴの作戦において、これは些細なことでしかなかった。
大事なのは、祈ること。身体が動かずとも心さえ無事ならば、いつだろうとどこだろうと、祈りを捧げることができるのだから。
そしてグリモワールは、いち早くその異変を理解した。
「……そうか。どうやら、君のユーベルコードのトリガーまでは封じられなかったみたいだね」
「ああ。この鍵の力を以て侵略のための扉も道も閉ざす」
『ナノー』
「お、一緒に祈ってくれるか? ナノナノ」
頼もしく頷くナノナノ(急造)と共に、ギュスターヴは、心の力を高めた。
「――鍵よ、全ての悪を閉ざせ」
ギュスターヴの聖鍵の力は、襲い来るマインド軍団に次々反撃を加え、グリモワールにもまた、傷を負わせたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
メリーナ・バクラヴァ
予知に慢心しない姿勢は称賛します。慢心していれば――敗北までの時間が、もう少しだけ短くなったでしょうからね♪
さて、
小さな小さな時限爆弾の兵器を作ります! 敵さんにぴっとり取り付く機能付きです。
初回のユーベルコードは大人しくかき消されます。……はい、肉弾戦を挑んでくるということは私の眼の前にノリソンさんは現れましたね?
その動きを読み切って、獣の喉笛部分を狙って――爆弾、設置!
3,2,1!
喉を潰してしまえば、舞台で担う役目は非常に限られてくるものです。
鳴き声による技の無効化ができなくなった所で、改めて敵さんへ【光使いのなり損ない】を叩き込みますよ!
メリーナ・バクラヴァ(リスタートマイロード・f41008)は、十二剣神・宣託者との相対を果たした。
「ようこそ、僕の元へ」
「予知に慢心しない姿勢は称賛します。慢心していれば――敗北までの時間が、もう少しだけ短くなったでしょうからね♪」
メリーナの笑顔に、グリモワールもまた、余裕を崩さない。
「あいにくと、君の使うユーベルコードは、既にお見通しだよ」
そう告げると、グリモワールは新たな|兵器《マインド》を呼び寄せた。
人型だったそれは、メリーナの目前で、瞬時に変形を遂げる。
『なぁ~ん、なぁ~ん』
兵器らしからぬ呑気な鳴き声とともに完成したのは、四足獣型マインド……『楔の巨獣マインドノソリン』だった。
メリーナが呼び出した小型スポットライト(脱法)による光は、ノソリンの鳴き声が響くと同時、かき消された。
「これで君の手は1つ潰させてもらった」
ノソリンを撫でるグリモワール。
しかしここまでは、メリーナも予測済み。そして、ノソリンがこちらに肉弾戦を仕掛けてくることもまた、織り込み済だ。
襲い来るノソリンを、メリーナは笑顔で迎える。
「おや、私の目の前に現れてしまいましたね?」
『なぁ~ん?』
グリモワールがこちらの動きを予知するように、メリーナも、敵の動きは予測していた。
そして狙いは、四足獣の喉笛部分。
「――爆弾、設置!」
メリーナが作り出した急造思念兵器、その正体は、小さな小さな時限爆弾だった。それも、敵にぴっとり取り付く機能を搭載している。
「3,2,1!」
起爆!!
爆弾は、メリーナの期待通りにノソリンを破壊した。そう、獣の喉を。
それでもノソリンは、力を振り絞る。
『………っ』
鳴き声は、もはや音にならず。
「喉を潰してしまえば、舞台で担う役目は非常に限られてくるものです」
鳴き声による技の無効化を封じた所で、メリーナは、改めてユーベルコードを発動した。邪魔するものは、ない。
「今です! いきますよ!」
脱法小型スポットライトが、光輝を放つ。その光は、今度こそ掻き消されることなく、グリモワールを正しく照らした。
「これは、僕の体が……」
光を叩き込まれたグリモワールの一部が、粒子になって消えていく。光の正体は、生体分解光線。
それを間近で浴びたノソリンもまた、消失していったのであった。断末魔も鳴き声も残すことなく。
大成功
🔵🔵🔵
上野・イオナ
エテルネ(f36956)と
この世界との関わり方とか、ゆりかごの子の事とか色々と悩んでいたのに、予兆で見たグリモワールの姿が性癖に刺さりすぎてとりあえず戦場に来てしまった
リアルで性癖にささったのは|ブレブレ《キングブレイン》以来だ
飄々とした僕っ娘天使マジでヤバい
だから再現グリモワールの急造思念兵器を作るね
能力はマインド操作能力をイメージした妨害怪電波
妨害中にUC【足元の虹】でファンアート描くね
そのままファンアートの上で戦闘
お友達になりたいけど地球の為に一旦追い返す
ゆりかごの子に★を注いでいなかったら何度もグリモワールの元を周回したかった
エテルネの思念兵器もグリモワールじゃないけど天使?
イイネ!
エテルネ・イミタージョ
イオナ(f03734)と
(何となくイオナについてきてみたはいいものも、作ってる急造思念兵器を見て『こいつ、マジか……』って顔をしている)
イオナを急造思念兵器で再現して本物の支援させようと思ってたけど再現グリモワールと並ばれるのなんか嫌ね。
作り途中だけど別のビジュアルに変えようかしら。
イオナの妨害タイミングに合わせてUC【ワールドハッキングプログラム】
肉弾戦はともかくその鳴き声は飛び道具だ。
急造思念兵器にイオナの支援をさせて、私は後ろで応援するわね。
だって飛び道具しか通常攻撃の武器持って無いし。
ケルベロス・ウォーを織り成す戦場の1つ。
宣託者グリモワールとの決戦地に、上野・イオナ(レインボードリーム・f03734)達の姿があった。
「|この世界《ケルベロスディバイド》との関わり方とか、ゆりかごの子の事とか色々と悩んでいたのに」
それらをいっぺんに吹き飛ばすくらい、予兆で見たグリモワールの姿は、イオナの性癖に刺さった。刺さりすぎた。
「リアルで性癖にささったのは|ブレブレ《キングブレイン》以来だ。飄々とした僕っ娘天使マジでヤバい」
「その……君の、僕に対する評価は、素直に受け取っても大丈夫なのだろうか」
グリモワールが若干引いているように感じられるのは、イオナの気のせいか。
いや、相手は飄々とした振る舞いの持ち主。加えて、十二剣神の一柱に名を連ねるほどの存在だ。動じるはずがない。
少なくとも、イオナの認識するグリモワールはそういう娘だった。たぶん。
「だから再現グリモワールの急造思念兵器を作ったよ」
「今『だから』って言った?」
グリモワールの困惑をよそに、イオナは、戦力をお披露目した。そう、グリモワールの生き写しともいえる、人型思念兵器を。
そんなイオナの情熱の化身を、傍らで生温かく見守っているのは、エテルネ・イミタージョ(La vastiĝanta cibermondo・f36956)だ。
何となくイオナについてきてみたはいいものの、作り上げた急造思念兵器を見て、『こいつ、マジか……』って顔をしている。なんなら作成中からしている。
「エテルネの思念兵器もグリモワールじゃないけど天使? イイネ!」
ぽわん、とサムズアップエフェクトを飛ばすイオナ。
エテルネが作成した急造思念兵器もまた、人型だった。
当初は、まんまイオナを再現して、本物の支援をさせようという構想だった。
だが、「再現グリモワールと並ばれるのなんか嫌ね」というシンプルかつ切実な理由で、別のビジュアルへと軌道修正した。
なので、ここでイオナに褒められるのも、なんだか複雑な気もする。
ともかく、戦いだ。|相手《グリモワール》もやる気なのだから、もう逃げ場はない。エテルネは、目の前の敵に集中することにした。
「ずいぶんなものを作ってくれたみたいだけれど、グリモアの力までは再現できないだろう」
気を取り直してイオナにそう告げたグリモワールは、新たなマインドを召喚。
人型で現れたそれは、素早く変形を遂げると、四足の獣の姿となった。
「これぞマインドノソリン」
『なぁ~ん』
のそっ。妙な愛らしさを備えた四足獣が、鳴いた。
「さあ、今日は大盤振る舞いだ」
グリモワールが手をかざすと、エテルネへも、四足獣型思念兵器が差し向けられた。
『なぁ~ん』
この場にいる人達のセンス……! とエテルネは思ったが、言っても無駄かもしれない、と口をつぐんだ。
すると、ノソリンとグリモワールを、再現グリモワールからの妨害怪電波が襲った。イオナ的には、マインド操作能力をイメージしたものだ。
「鳴き声が、妨害されて……」
反射的に、耳を塞ぐ仕草のグリモワール。
本来であればイオナのユーベルコードをかき消すはずのノソリンボイスは、再現グリモワールによって封じられた。
その隙に、イオナは、|『彩虹の剣』《じまんのふで》を振るった。描き出されたのは、グリモワールのファンアート。
そのまま、アートの上で、グリモワールと戦闘を繰り広げるイオナ。
「お友達になりたいけど地球の為だから」
一旦追い返すこともやぶさかではない。
「ゆりかごの子に★を注いでいなかったら何度もグリモワールの元を周回したかった」
「何を言ってるんだ君は……」
グリモワールの困惑姿も、どこ吹く風。いや、イオナにとってはむしろご褒美なのだろうか。
そんなイオナの妨害タイミングに合わせて、エテルネもまた、ユーベルコードを発動した。
再現グリモワールに思うところはあっても、相手の攻撃を邪魔してくれるのならそれに越したことはないし、イオナの絵力自体は見事だと思う。言葉にはしないけど。
起動、【ワールドハッキングプログラム】。世界の景色が書き換えられる。
『なぁ~ん……』
どうにかこうにか鳴き声を届けようとしたノソリンだったが、その声量は大きく絞られていた。
鳴き声もまた、飛び道具の一種。ならば、エテルネのユーベルコードの禁止判定を喰らうのは道理だった。
だが、声が不調でも、ノソリンにはまだ武器がある。自身の体。肉弾戦だ。
呑気な鳴き声と外見からは想像できないほど、ノソリンのファイトスタイルは荒々しいものだった。しかし、それを受けるのはエテルネではない。イオナだ。
理由は単純。エテルネの通常武器もまた、飛び道具しかないからだ。
「頑張れー」
若干棒読み風味のエテルネの応援が、イオナと再現グリモワール達を励ました。
もちろん、ただ応援に専念するわけではない。自身の人型急造思念兵器に、イオナのサポートを一任。
ともにグリモワールを追い詰めていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
シャオロン・リー
呵呵、おもろいやん
暴れ倒すんは俺の十八番や
思念兵器
形状
『閃龍牙』『爆龍爪・飄』と同じ二振の槍
能力
穂先に炎を纏い、無数に分裂して念動力で操れる
まずは露払いと行こか
マインド軍団に思念兵器をぶちかます
「まずは喰らえや、「急造」万槍招来・火尖鎗!」
無数に分裂させ、念動力で天から降り注がせる
「俺の槍はどこまででも増える!」
防御?回避?知るか!全無視や
「ええか姉ちゃん!俺はなあ!オマエのことなんぞ眼中にあらへん!」
「俺は!ここに!暴れ倒しに来た!」
本物の閃龍牙と爆龍爪・飄使うて二槍で攻撃
敵の「避けられぬ死」が発動したら紅水陣
「負傷のない新たな自分」としてまた暴れるだけや
「ああ、今回も暴れ足りへんかった!」
宣託者グリモワールとシャオロン・リー(Reckless Ride Riot・f16759)もまた、東京を舞台に、超常の戦いを繰り広げる。
「呵呵、おもろいやん。暴れ倒すんは俺の十八番や」
狂暴、といって差し支えない笑みを浮かべるシャオロンの手には、急造思念兵器。
自身の『閃龍牙』や『爆龍爪・飄』と同じ、二振の槍だ。
シャオロンの前に立ちはだかるは、グリモワールを守護する、金色なるマインド軍団。
「なら、ひとつ露払いと行こか」
槍を頭上に掲げ、空を穿つ勢いで投擲する。
「まずは喰らえや、『急造』万槍招来・火尖鎗!」
天に吸い込まれた槍は、雨となって地上に帰還した。
無数に分裂した槍は、重力に加え、シャオロンの念動力を受けて、降り注いだ。
防御陣形を取るマインド軍団。だが、その守りを突破すべく、シャオロンは、思念兵器の能力を一層解放した。
「俺の槍はどこまででも増える!」
無数から、更なる無数。穂先に纏った炎が、戦場を照らし尽くす。
次々と赫の雨に貫かれ、撃墜されるマインド達。しかし、その戦果と引き換えに、思念兵器の槍は、その役目を終えていく。
「君の力は理解した。なら僕もグリモアの力で応えよう」
グリモワールが、手にキューブ状のエネルギー体……グリモアを射出した。そこに宿るは、『避けられぬ死の運命』。
「君の攻撃力は大したものだよ。けれど守りの方はどうだろうか」
しかしシャオロンは知っている。
グリモワールが予知によってこちらの力を知悉出来るように、グリモア猟兵もまた、グリモワールの|力《ユーベルコード》を把握しているのだ。
ゆえに、シャオロンは何処までも不敵だった。
「防御? 回避? 知るか! 全無視や」
「??」
小首をかしげるグリモワールに、シャオロンは、自信たっぷりに言い放つ。
「ええか姉ちゃん! 俺はなあ! オマエのことなんぞ眼中にあらへん!」
「へえ?」
「俺は! ここに! 暴れ倒しに来た!」
本物の閃龍牙と爆龍爪・飄に持ち替え、突撃を仕掛けるシャオロン。前進するその身を、空間を跳ね回ったグリモアが直撃した。
血の泡と化すその身体。確かに成立したはずの死の運命は、しかし、覆された。
「そういう仕掛けか……!」
グリモワールがシャオロンの思惑を予知……否、理解した時には、既に遅かった。
ユーベルコードによって再誕したシャオロンの二槍が、グリモワールを貫いていた。
「ああ、今回も暴れ足りへんかった!」
傷1つない顔。
槍の雨が止んだ空の下で、シャオロンは、ニカッと笑ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
雨河・知香
一度きりねえ。どうにか打ち破れる強い思念兵器を作らないとね!
デザインは羆の腕を巨大化、凶悪化させたような手甲。
能力は飛行と引力…飛ばしつつ引力で引き寄せる事で敵陣をかき乱すイメージだ。
飛行時の制御はヘリのAIとリンクさせて適度に戻せる感じで。
一応一回きりの切札で合図を送れば短時間引力を数十倍に引き上げる事もできる…これならいける!
マインド相手にガンガン思念兵器ぶっ飛ばして攻めていくよ!
敵陣ガタガタにしてUC起動、ボクシングでぶん殴り殴り飛ばしていく。
グリモワールがグリモア発射しそうなら合図出して引力倍加、グリモアも引き寄せ射線から回避する。
後は一撃、ぶん殴ってやるかねえ。
※アドリブ絡み等お任せ
グリモワールと猟兵の激戦続く中、雨河・知香(白熊ウィッチドクター・f40900)も頭をひねっていた。
「使えるのは一度きりねえ。なら、どうにか相手を打ち破れる、強い思念兵器を作らないとね!」
そして知香が作り上げたのは、手甲だ。羆の腕をより巨大化、凶悪化させたような力強いデザインをしている。
付与する能力は、2つ。飛行と引力……飛ばしつつ引力で引き寄せる事で、敵陣をかき乱すイメージである。
「……これならいける!」
シミュレーションを経て、確信を得た知香が、いよいよ戦場に赴いた。
待ち受けるは、金色なる人型兵器……マインドの軍団。その背後に控える天翼の持ち主こそ、グリモワール。
「僕が予知したところで、|猟兵《君》らのグリモアの方が上……さてどう動くか」
グリモワールに、その回答を届けるべく。知香は、マインドの群れに攻撃を開始した。
「いくよ!」
ロケットパンチの要領で、手甲を射出。発生した引力で相手を引き寄せつつ、勢いよく飛び込む。
剛健な打撃が、マインドを次々吹き飛ばしていく。
飛行能力を生かせば、ロケットパンチの懸念点である「撃った後どうするか問題」に関しても、解決可能だ。
飛行時の制御は、ヘリのAIとリンクさせてあるし、臨機応変に引き戻せば、すぐさま次の攻撃に移ることも可能。
飛行手甲の活躍により、敵陣は大いに乱れた。
ここからは知香の拳が唸る時。いよいよ虎の子、ユーベルコードの出番!
天に浮かぶ銀の満月。神秘なるその輝きが、浴びた知香の生命力を大いに賦活する。月光が、勝利へと導く道しるべだ。
活性化した身体機能を、知香はいかんなく発揮した。
グリモワールが操り自らの盾としたマインドを、ボクシングで排除すると、グリモワール本体に向かっていく。
「君の戦闘スタイルなら、移動先を読む必要もないかもしれないが、確実に仕留めさせてもらうよ」
グリモワールが、胸元にキューブを描き出す。ご存じグリモアだ。
そこで知香は、とっておきの手段に出た。
飛翔する手甲に合図を送り、引力を倍加させる。それも、数十倍という規模で。
切り札と呼べる強大な引力は、グリモアをも引き寄せた。射線を強引に捻じ曲げた知香が、拳に力をこめ、|標的《グリモワール》に肉薄を果たす。
「僕の不動の運命から逃れるとは」
苦笑するグリモワールに、知香の渾身にしてとっておきの一打が、ヒットした。
大成功
🔵🔵🔵
木霊・ウタ
心情
グリモアが力を貸してくれてる
運命をぶっ壊すぜ
思念兵器
焔摩天P用の超巨大ギター
六臂での演奏を前提にした複雑な構造をしている
名付けてワイルドストームだ
こいつの力はズバリ、抗Gことアンチグリモアだ
戦闘
三面六臂の化身になってストームを演奏
魂の音楽を
三倍の攻撃力のメロディとして響き渡らせれば
魂の波動が思念に干渉して
金ピカ野郎共を行動停止させたり
混乱させて同士討ちさたりする
そして空間を満たしていくメロディの抗Gの力が
跳弾するグリモアを宙でヒビ割らせたり
粉々に砕いたり
宿した死の運命そのものを焼却して無効化する
残念だったな
どんな未来に進むかは俺たち
今を生きる命が決めるぜ
そのまま演奏はクライマックス
グリモワール自身を抗Gの力で
ガラスの如く粉砕
吹き荒ぶ風に運ばれて消えていくだろう
事後
演奏を続けて鎮魂曲にする
とりあえずは安らかに、な
名残惜しいけど最後の演奏か
サンキュ>ストーム
数多の猟兵との戦いを経て。
宣託者グリモワールは、木霊・ウタ(地獄が歌うは希望・f03893)との対峙を果たしていた。
「君のその姿はつまり、決戦仕様というわけか」
グリモワールがそう評したウタの姿は、既に変じていた。
三面六臂。地獄の炎を鎧として纏った、焔摩天の化身だ。
そしてその手に抱くは、超・巨大ギター。焔摩天P用にあつらえた、急造思念兵器。
今の巨躯に合わせたサイズはもちろん、六臂での演奏を前提にした、複雑な構造をしている。
「名付けてワイルドストームだ」
ウタがギターに与えた力はズバリ、抗Gことアンチグリモア。
「それが君の力か。なら僕も、僕の|力《グリモア》を使わせてもらおう」
そしてグリモワールは、もう1つの『力』を振るった。人型思念兵器、マインドだ。
(「こっちだってグリモアが力を貸してくれてる。運命をぶっ壊すぜ」)
ウタが、演奏を開始した。
思念兵器からこぼれる旋律。ウタの奏でる魂の音楽。
それは、三倍の破壊力を発揮するメロディとして、戦場に響き渡った。
ウタの魂の波動は、相手の思念へ干渉した。
グリモワールからの命令を受けていたマインド達の一部が、突如その動きを停止。
またあるもの達は、混乱をきたして、味方同士で交戦を始めた。
敵陣が乱調する中、ウタの演奏は続く。メロディに秘められた抗Gの力が、次第に空間を満たしていく。
そんなウタのソロライブに終止符を打つべく、グリモワールが動いた。
「君の防御は無意味となる。確実な『死』を与えよう」
グリモワールの手に、光の線で描かれた立方体が形成される。死の運命を内包したそれを、弾丸として射出する。
周囲の建物や、空間そのものを跳ね回り、ウタを目指す。
だが、その弾道を妨げたのは、他ならぬ抗Gの力だった。
跳弾してきたグリモアを、虚空でヒビ割らせ、粉々に砕いていく。
外殻を破壊するのみならず、宿した死の運命そのものまでも焼却した。
「残念だったな。どんな未来に進むかは俺たち、今を生きる命が決めるぜ」
「さすが、猟兵は僕の予知を上回ってくる。旧代のグリモアではかなわないのも無理もないか」
グリモワールの自嘲を含んだ独白に、ウタは被りを振った。
「俺達が勝つのは、グリモアの性能だけじゃない。それに気づけない限り、勝てはしないさ」
ウタの演奏は、いよいよクライマックスへと突入した。
行く手を阻む黄金の兵団は無力化した。グリモワール自身に、抗Gの力をありったけ叩き込む!!
「これは……僕の予知では及ばぬ結末だったか……」
天翼とともに、グリモワールは、粉々に砕け散った。ガラスが如く。
粒子化した『グリモワールだったもの』は、吹き荒ぶ風に運ばれ、虚空に消えていく。
敵の消滅を見届けてなお、ウタの演奏は続いた。それは、鎮魂曲だ。
「とりあえずは安らかに、な」
告げたウタは、手に微妙な変化を感じ取った。それは、急造兵器の運命と呼べるもの。
「名残惜しいけど最後の演奏か」
ウタは、音が途絶えるまで、全力で奏で続けた。
そして、訪れる無音。
「サンキュ」
最後に響いたのは、ウタの声。
束の間ながら運命を共にした|相棒《ストーム》への感謝だった。
大成功
🔵🔵🔵