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幽霊電車囮捜査24時

#UDCアース #プレイング受付中 #体調不良により、プレイング停滞中。少々お待ちください

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 終電が終わったというのに、電車が走っている音がするという。
 それは幽霊電車。幽霊たちが乗る暗い夜にだけ走る電車。
 この電車では夜な夜な人を乗せて、何処かへ行ってしまう。
 帰りの電車はない、何故なら必要ないから。


「さて、集まっていただいた貴殿らに頼みたいことは一つ、邪神の討伐だ」
 ハル・カズミークは一つの夜の電車の写真を取り出し、全員に配った。
「この電車は、夜な夜な人を攫っては、色情と瘴気を貯めこみ、邪神復活の力を高めている」
 小さな茶色い毛玉のハル・カズミークはクククと笑って言った。
「察しが良い奴は分かっているようだな? この幽霊電車は色情魔の幽霊が乗る、アレな電車だ」
 猟兵の中ではびっくりして引くものや、声を上げる者もいるかもしれない。
「色情魔にほだされている場合ではないぞ? 幽霊集団に囲まれたところを、本物の邪教の使者がお前たちを補足し、苦しめるのだからな」
 ハルは写真を取り出し、電車に映る幽霊たちの黒い影を見せた。中に、瘴気を纏う存在が紛れている。
「任務は簡単。電車での囮捜査、および幽霊たちの中に潜む邪教の化身をおびき寄せ退治すること」
 瘴気を纏う存在の資料が渡される。狂気の闇を作り出し、精神攻撃や呪詛を振りまき、幽霊たちに紛れながら背後から絞め殺してくる恐ろしい存在だ。幽霊集団に揉まれているのに注意をそらされていれば、危険な目に合うのは間違いない。
「かなりの人数が攫われている。邪神の復活もすぐだ。……何、このような任務に慣れている貴殿らなら、簡単であろう?」
 この依頼を引き受ける者なら覚悟の上であることを認可している前提でハルは話す。
「さて。ここからが本番だ。この邪教の使者を振り払ったところで、ため込んだ瘴気から邪神はお前達猟兵の前に鏡として現れる。ターゲットは囮である貴殿自身だ。乱れている場合ではないぞ?」
 邪神の資料が配られる。鏡の姿をし、自分の姿を写しながらトラウマを引きずり出し、魔性の誘惑を仕掛けてくる邪神だ。首輪、触手、堕落の香りを振りまく悪しき存在。
「ここまで来て分かる者は分かるだろう。自身に打ち勝ち、邪神を封印する。それが今回の使命だ」
 誘惑に打ち勝たなければ、邪神を倒すことはできない。理性で立ち向かう必要性がある。
「無論、邪神もこのような色情の場にいるのだ。お前たちを誘惑のために誘い、復活を遂げる手段は問わないだろう。そもそも、この幽霊電車がその為に作られている。邪神を滅ぼすことが出来れば、幽霊電車も消えるだろう」
 電車で消えて行ってしまう人を防ぐためにも、この邪神封印を急がなければならない。
「幽霊電車は混んだり、ひっつかまれたり押されたりすることを忘れないで欲しい。囮捜査ゆえ、邪神をおびき寄せるなにかしらの誘惑の術は持っておいた方がいいだろう。」

「さて、準備が出来たのなら、諸君の健闘を祈るとしよう。ではな」
 ハルは尻尾を振ると、猟兵達を転送させた。
 目の前には、駅とその時刻を知らせる24時と終電を告げる時計があった。
 霧の濃ゆい夜、電車の走る音が聞こえる。




第2章 集団戦 『暗闇の追跡者』

POW   :    燃エ広ガル狂気
【崩れた輪郭から溢れ出る闇】が命中した対象を燃やす。放たれた【狂気を齎す漆黒の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    膨レ上ガル呪詛
【膨張しながら不定形に拡がり続ける闇】に変形し、自身の【輪郭や自己同一性】を代償に、自身の【攻撃範囲】と、技能【精神攻撃】【呪詛】を強化する。
WIZ   :    揺レ浮カブ恐怖
レベル分の1秒で【対象の背後に出現し、対象を絞め殺す腕】を発射できる。

イラスト:透人

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 「暗闇の追跡者」は邪神への贄として、囮をしていた猟兵へとターゲットを決めたようだった。その腕で猟兵達を縛り上げようとし、邪神へと持っていくのだ。
 幽霊たちが「暗闇の追跡者」の周りにはびこり、生贄が弱るのを待っている。
 倒すのは簡単だが、邪神が姿を現すまで、時間をかけた戦いが必要だろう。
 わざと苦戦し誘い出すか、それとも別の手段を考えるか。