瘴気を纏う存在の資料が渡される。狂気の闇を作り出し、精神攻撃や呪詛を振りまき、幽霊たちに紛れながら背後から絞め殺してくる恐ろしい存在だ。幽霊集団に揉まれているのに注意をそらされていれば、危険な目に合うのは間違いない。
「さて。ここからが本番だ。この邪教の使者を振り払ったところで、ため込んだ瘴気から邪神はお前達猟兵の前に鏡として現れる。ターゲットは囮である貴殿自身だ。乱れている場合ではないぞ?」
「無論、邪神もこのような色情の場にいるのだ。お前たちを誘惑のために誘い、復活を遂げる手段は問わないだろう。そもそも、この幽霊電車がその為に作られている。邪神を滅ぼすことが出来れば、幽霊電車も消えるだろう」
「幽霊電車は混んだり、ひっつかまれたり押されたりすることを忘れないで欲しい。囮捜査ゆえ、邪神をおびき寄せるなにかしらの誘惑の術は持っておいた方がいいだろう。」
はるかず
●注意
このシナリオは一部アダルトな表現を含むシナリオです。
また、敗北は受け付けておりません、勝利してください。
●第一章 事件は車両の中で
色情魔の幽霊たちがはびこる幽霊電車で囮捜査を行います。
邪神は色情を貯めこんだターゲットに接近するために、幽霊や邪教の使途を向かわせます。
お色気、油断を誘う、罠を仕掛ける等使って、囮捜査を上手くやりましょう。
●第二章 暗闇の追跡者
幽霊にまぎれて邪教の使者が攻撃を仕掛けてきます。精神的な攻撃を行い弱らせて来るでしょう。
幽霊は邪霊なので思う存分暴れまわって大丈夫です。
●第三章 邪神
目の前に鏡(もしくは自分が映った窓)から、邪神が貴方の姿を映し出します。
誘惑に勝ち、邪神を倒してください。
第1章 冒険
『事件は車両の中で』
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POW : 車両を片端から回る
SPD : 問題のある車両を見つける
WIZ : 車両に罠を仕掛ける
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
終電を知らせる時刻を過ぎ、幽霊電車が駅に到着した。
幽霊たちはうすぼんやりと影になりながら、電車に乗っている。
乗客量は車両ごとに違うようだ。密接な場所になればなるほど、囮も簡単だが……。
なんにせよ、乗るしかない。
君は邪神を釣り出すために、この幽霊電車の車両へ乗り込んだのだった。
猟兵は電車に乗り込むと、渡されていた資料の被害者の、思念が流れ込んできた。
それは、この電車に陥った一人のOLの話だった。
終電を逃がしたOLが、幽霊電車に駆け込んでしまったところから事態は始まった。
周りを見てみれば、影のような人型ばかり、次の電車で降りようと決意するが、もう遅かった。
離れて様子をうかがっていた幽霊の集団に囲まれ、ブラのホックを外される。
全身をまさぐられた後、乱れた体から吐息が漏れる。ふと、気が付けば幽霊の中に闇の中から出てきた亡霊に羽交い絞めにされていた。
動けない――! 乱れた服装を直す暇のなく、情欲に乱され、吐息を上げながら、OLは羽交い絞めにされたまま屈服してしまった。
幽霊たちの手は止まない、もうOLの情欲は限界に達しそうになっていた。
そんな時、自分の乱れた姿を映す鏡が突如現れた。
「これが貴方。貴方の望む姿」
そう囁きかける自分の声にOLは耳を疑う。
しかし遅滞をさらけ出し、情欲に乱れる様は喜びの表情を浮かべていた。そんな、嫌なはずなのに――。頭で否定しようにも、OLの本心が鏡に映される。
そのまま、鏡に映る自分が手を頬に当ててきた。そのまま飲み込まれる脳に、鏡の中でOLは快楽の虜ととして邪神の情欲の栄養分にされてしまったのだった。
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
他の猟兵に迷惑はかけないよ♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
よろしくおねがいします★
「用は電車に立って、邪神をおびき寄せればいいってコトなのかな? クローネちゃんにお任せだよね★」
幽霊電車に乗り込むと、水色の靄で出来た人型の幽霊たちがクローネ・マックローネ(闇と神を従える者・f05148)の気配を察知した。それを気にせず、クローネちゃんは堂々と電車の乗車口の前に立った。
後ろで、乗車口が閉じていく音がする。
電車が出発すると、妖しい気配をさせながら、幽霊たちが手を伸ばしにじり寄ってくる。
その幽霊たちをフーンと眺めながら、クローネちゃんはハートマークを手で作り、キュン♡と胸に持ってくる。
「さて、クローネちゃんのUCを発動させてもらうよ♪ 《クローネちゃんの○○しないと出れない部屋-2★》!『この電車から出たいのなら、クローネちゃんからの要求に答えてもらうよ♪』」
UCが発動し、電車にいる全員を閉じ込める結界が張られる。先ほどまでおどおどろしかった電車内が、ピンク色の結界で照らされ妖しい光を放っていた。
幽霊たちがペースを乱され、おろおろおと開かない窓とドアの結界を叩いていた。
「あれ? まさか、閉じ込めているようで閉じ込められるとおもわなかったのかな? それは間違いだよ♪」
クローネは足を組み、堂々と座席に一つ座る。そしてゆっくり足を広げると、じんわりと自分の指先で足をなぞり、情欲的に幽霊たちを挑発した。
「これは命令だよ♪ クローネちゃんを満足さ・せ・て・ね★」
そう言うと、さっきまでパニックだった幽霊たちは、ウンウンと嬉しそうにうなずいた。幽霊のそれぞれがクローネの身体に張り付き、その黒い柔肌を擦りながら愛撫する。
体中を撫でられ、クローネは吐息を漏らした。
「そう、いい……ね♪ ホラ、もっと頑張らないと、出れない……よ♪」
意識を保ちながら、体の快楽を堪能するクローネ。更に群がる幽霊の手が、クローネの情欲的な身体をうっすらと見せながら、その艶やかな身体を靄で隠していたのであった。
成功
🔵🔵🔴
アリス・セカンドカラー(サポート)
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい♥
それはまるでチートのような、とんでもない才能であると便利な|舞台装置《デウス・エクス・マーキナー》役な|狂言回し《サポート》。
瞬間的に|主観の世界観を切り替える魔術的パラダイムシフト《高速詠唱早業先制攻撃多重詠唱拠点構築化術結界術》で妄想を魔力具現化する|混沌魔術《欲望開放》で|戦闘、諜報、輜重《多重詠唱×各種技能》とマルチに活動可能。
|大概のことは高水準でこなせるわ《高性能を駆使する、応用力》
依頼の成功を大前提に、あわよくば己の欲望を満たそうとするかも?
|エナジードレイン《大食い×魔力供給×料理》と|融合《捕食×魔喰》でえっちなのうみそおいしいです♥
ちょっと寄り道ついでにと幽霊電車に乗ったアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の混沌魔術師艶魔少女・f05202)は、えっちな脳みそを求めて、いい獲物をみつけたのだった。
「へぇ、幽霊が沢山いるのね? じゃあ、私の恥的好奇心で、全員私好みの男の娘に変えちゃうわ。私の念動力は、現実すら改竄す」
幽霊電車が発車する中、幽霊たちへきらり、と紅い瞳が恥的好奇心で輝く。水色の靄の幽霊たちがざわざわと、その妖しい欲求に気付き、アリスにセクハラどころか一歩引いている。
「じゃ、やっちゃいましょ♪」
と、少女の無邪気さでUCを発動する。《ユーベルコード☆ミルフィーユ》によって、他のUC自身の効果を視界内の幽霊全員に対応させ、もう一つの他のUC《欲望の権化》を発動する。
『溢れる痴性と抑えきれない恥的好奇心で、欲望のままにオブリビオンを私好みの男の娘と萌化させて捕食するわ♡』
欲望を具現化する精神世界によって、幽霊たちは幽霊少年のショタっ子に変えられてしまった。幽霊本人たちが驚いて、慌てて逃げ出そうとする。が、次々と精神世界に飲まれてショタに変えられてしまう。
喰う側から、喰われる側に変わった幽霊少年達。
ひぃぃいっと幽霊のカン高い叫び声をあげて、逃げ回る。
「ねえ? どうしたの? 情欲が抑えきれないんじゃないの? 幽霊少年クン♡」
クスクスとアリスは無邪気に笑う。
その言葉に、もじもじと幽霊少年達は戸惑った。互いに見合わせ、幽霊の透明で素っ裸の身体に、隠しきれないまだ幼いソレの突起があった。
「じゃあ、昂ったソレを……頂いちゃうわね♡ えっちな脳みそ、おいしいです♡」
そっと、幽霊少年一人の胸に手を当てる。なぜ回しながらエナジードレインすると、恥ずかし気なうぅっという耐える声が帰ってきた。その羞恥心の表情と、可愛らしさにアリスは満足する。
「可愛がってあげる。いただきます♡」
アリスは邪神が現れるまで、増えた幽霊少年達を喰い散らかすことにしたのであった。
成功
🔵🔵🔴
長谷・彩紀子
いかにもファンタジー物の妖精が着ていそうな露出度が高かったりシースルーな衣装を着て電車に乗り込みます。
私は体が小さいので吊り革に座ったり手すりに乗って目立つようにアピールしようと思います。
普通に乗ったらもみくちゃにされてそれどころではなくなりそうですから。
あとは人形のように小ささを生かして人間では出来ないスタイルで遊ばれたり弄られたりするつもりです。
色々あってそういうのは抵抗が無くなりましたから。
抵抗するより積極的に受け入れた方が楽で気持ちいいですし。
灰色の髪と同じ色のシースルードレスの下にきらびやかな白いランジェリーをつけて、いかにも妖精らしい露出をした妖精が電車に入ってきた。
キラキラと妖精の粉をまきながら、小さい体が幽霊たちに揉まれないように上を跳び、手すりで一回転して存在をアピールする。
そのアピールに幽霊たちが入ってきた妖精である長谷・彩紀子(フェアリーの超級料理人・f35661)を察知した。
更に吊革に座り、足を開いてアピールする。
ドレスの下の丸い肉感や、人形のように細い脚が開いているのが幽霊から見える。
その小さな白い脚に、上を見上げて興奮で手を振り上げる幽霊達がいた。
腕が飛んできて、圧とともに彩紀子は握りしめられた。
次々と手が彩紀子を逃がさないように掴む。それに対して無抵抗のまま、彩紀子は手と共に沈んでいく。ここで逃げて動けば、彼女の身体は千切れてしまうだろう。
彩紀子はうつ向いたまま、虚ろな目でそのままでいた。
「(慣れています。こういうのは……)」
ゆっくりと情欲に身をたぎらせる幽霊の手の荒波、されるがままに堕ちていった。
シートの上に寝かせられ、幽霊のエネルギー体で手足を拘束される
周りを幽霊たちが囲み、一人一人の手がどうしてやろうかと獲物へ近寄っていく。
一人の幽霊の手がビリッとシースルードレスの端を破いた。
勢いよく他の手が迫る。ビリ、ビリビリ、それぞれの手でドレスの端という端をと千切れさせる。ついにドレスの紐を残して、素っ裸になった彩紀子の小さな身体。
その無抵抗な姿に、幽霊の背が大きくなり、どう猛さが増していく。
二つの指で足を大きく開脚させられる。
「(楽……抵抗するより、こうやって受け入れる方が)」
開いていく自分の足を、ただぼんやりと見つめる彩紀子。
じゅるりとした幽霊の舌が、ゆっくりと股間を舐めあげる。
ひやっと幽霊の舌の冷たさに、彩紀子は震える。怖さではない、弱さからではない。と、言い聞かせて。
舌は小さな体のせいで足裏まですぐ到達してしまう。そのまま、片脚を飲み込まれる。このまま食べられてしまうのではないかと思うが、積極的に息を整え、その冷たさに彩紀子は集中する。
「(冷たい……気持ちいい)」
じんわりと自分の股が濡れているのがわかる。どんなに怖くても、受け入れてしまうようにできている。彩紀子の奴隷の過去がそう語る。
獰猛になっていく幽霊たちの中から、黒い邪神の刺客の影が近寄ってきていた。
成功
🔵🔵🔴
ティナ・ルウ
ゆうれい?
よくわからないけど、ティナもきょうりょくする!
でんしゃにのるのはじめてだからたのしみ!
電車にいつものように四つ足で乗り込んだらたちまち幽霊に首輪にリードを付けられて車内に引き込まれて全身を触られたりなめられたり、他にも色々されて今まで味わった事のない快感を餌に調教されてしまいます。
(服従のポーズで尻尾を振りながら幽霊たちにされるがまま)
もちろんティナも気持ちよくしてくれたお礼に幽霊たちをなめたりするなど色々してあげるつもりです。(思考が動物に近いのでお互いに毛づくろいしてあげるような感覚です)
ティナもきもちよくしてくれたからゆうれいたちもきもちよくしてあげる。
クンクンと匂いを嗅ぎながらティナ・ルウ(人狐・f19073)は乗車した。
四つん這いで電車の中に入り、好奇心を輝かせた目できょろきょろする。
「ここがでんしゃ? でんしゃはじめて! たのしみ!」
目に映る灰色の壁や、並んで吊られた輪や、硬そうな椅子が並んでいる。アスレチック気分で、ティナはジャンブしながら輪っかを拳で突っついたり、椅子の上をトテトテ渡ってみたりする。周りには青い靄がかかった幽霊がいるが、そんなの気にしない。とても楽しそうな場所だ。
遊んでいるティナの首に青い靄がかかってぎゅっと首元を締めた。
「はうっ!」
突然の拘束に、四つん這いで歩いていた右手が突っかかって、シートの上に転んでしまう。とたん、獲物が来たとばかりに、青く透明な幽霊たちが襲い掛かった。ティナの素肌を見せた足や脇、そして顔をレロレロと舐めまわされる。
「わうううっ♡」
突然のスキンシップに、ティナは動揺しながらも心地よく首と尻尾を振って喜ぶ。くすぐったさに混じった快感が心地よい。乳首の先を幽霊の舌先で突っつかれたり、足先を甘噛みされたり、太ももの裏のお肉をカプッと噛まれたりする。
舐めてくれる青い幽霊を逆にぺろぺろと舐め返した。
「ティナをきもちよくしてくれる? じゃあ、ゆうれいもきもちよくしてあげるね」
元気よくティナは幽霊を舐め返す。すると、長い突起物が口元に当てられ、ティナはお菓子を舐める要領で、ぺろぺろと舐めてあげた。
シートの上で、幽霊とティナが互いが分からないくらい、交差し合い、互いをなめ合う。ティナは完全に服従のポーズで、快感に目を細め、みだらな気持ちを理解しないまま、まぐあうのであった。
成功
🔵🔵🔴
斎藤・斎
探索者として、このようなUDCの存在は許容できません。一刻も早く打ち滅ぼし、攫われた方々を出来るだけ元の生活を取り戻させるのが、私たちの使命でしょう。
幽霊電車の色情霊に身を委ねるのは不快で不服ですが、必要なことです。
などと考えていましたが、乗り込んですぐお尻を触られた手つきがあまりに不快で張り倒してしまい、霊にさえ遠巻きにされてしまいます。これでは邪神のところへ辿り着けません。場所を変えて霊を誘わなくては。霊も混雑する奥へと歩を進めます。
押し合いのせいで床に足がつかないほど混雑する場所まで進むと、腕や口を押さえつつ身体を弄るなど霊がチームプレイを始めます。また殴って霊を遠ざけないようにと我慢しますが、霊も調子に乗って全身を執拗に弄り始め、最初に幻視させられたOLを追体験させられてしまいました。
ここで何もできなければ負け確でしたが、万能成功要素で仕掛けた罠はそれを許しません。反省するまで彼女たちの不快感と恐怖を、結界の中で味わって頂きましょうか。
制服に身を包み、Cz72を腰に下げて斎藤・斎(人間賛歌・f10919)は幽霊電車へと乗り込んだ。
「このような色情霊がいるなんて、許容できません」
被害者が出ている中、斎は囮などという不服なのはいただけなかった
しかし、元の平和を維持するためには、不快だが必要なことだ。
斎は乗り込んで、電車の手すり近くで様子を見た。
青い幽霊たちがそれぞれの場所で座ったり、立っている。
斎に気づいているようで、ゆっくりと歩いてくる霊もいる。
歩いてきた霊はピタッと斎の後ろに張り付き、微動だにしない。斎のお尻に手先のみでサワサワと触ってくる。斎は我慢しようとする。
「(不快です。こんな……)」
ピリッとストッキングが破られる。
突然の衣服の破壊に、ついその霊を張り倒す。
「この!」
威嚇された霊はスーっと消え、気配が遠ざかっていった。
お尻のストッキングを見ると、左側が裂けていた。
冷静になって、斎は周りを見渡す。先ほどまで乗車していた霊達が居ない。
「しまった。これでは、邪神をおびき寄せることができません」
どうにかしなければ、と思い霊の場所に移動しようと、乗車口を横切った。
その時、電車が止まり霊が雪崩のように乗車した。斎は霊達の勢いで足がつかないほど混雑に巻き込まれた。
「くぅ!?」
流されるままに斎は最後列の左端のガラス窓前に追いやられた。
「これでは、動けません……!」
霊たちに押しやられ、一番の隅へと追いやられた斎は逃げ場を失っていた。
一人の幽霊が、がしっと後ろから斎の胸を掴むと制服のブラウスを横に引き裂いた。
制服の前のボタンがはじけ飛とび、パチンパチンパチンと一個づつ、飛んで落ちて行く。胸が露わになり、鎖骨から下の豊満なバストがブラから覗いている。
スッと次の霊にホックを外され、肩ひもがゆるみ胸を包んでいた部分が落ちた。
そのまま霊たちが斎へと押しかかり、ぎゅっと窓にバストが窓に押し付けられ、おっぱいの丸い影がガラスに映った。
「あぁ!」
ガラス窓のひんやりとした冷たさが乳首から胸へと伝わる。
「(いや……冷たいです)」
電車が揺れ、霊の隊列が電車の右に揺られる。揺れと共に斎は一度解放される。
急に電車が曲がり、霊達が斎を後ろから押し、窓に胸が押し付けられる。
「んんっ!」
またガラスのひんやりとした感覚が胸に当たり、心地よさで乳首が立っていた。
「(いや、いやです。なのに……)」
窓ガラスに映った自分の姿が恍惚そうになっているのに、斎は恥じらいを覚える。
おっぱいを窓に押し付けられたまま、霊たちが足やお尻を触り始める。
最後列のガラス窓前で霊たちの行為はエスカレートしていた。
「(これも、邪神をおびき寄せるためです)」
斎はまた霊を遠ざけないように、拳を握って我慢する。
口に手を当てられ、霊の指が舌に絡みついた。更に霊に斎の腕は背へ拘束され、お尻を突きだす形になる。
「やられる……!」
UCを発動しようと、精神を統一した時。
またひやっと乳首にガラスの跡を感じた。拘束した霊が、窓に押し付けたのだ。
「あぁ……!」
集中が乱れ、敏感になった乳首に、斎の体が震える。
霊はまた何度も、何度も、ガラスへ乳首と胸を押し付ける。
ぷるぷると足が震え、太ももに汗がじんわりと滲むのが分かった。
吐息が荒くなり、突っ込まれた指でろれつが回らない。
ガラスにはブラを外され乱れた衣服で、胸を丸出しにした自分が映っている。
顔は赤らみ、吐息は乱れ、モノを欲しがる顔をしている。
『これが貴方。貴方の望む姿』
幻視したOLの姿を想像し、斎は真っ赤になった。
その時、発砲音がした。混雑した霊達の中からもう一人、斎がでてくる。
顔を赤らめているが、健在そうだ。
「そっちは私ではありませんよ」
先ほどまでの斎は、UC《万能成功要素》と《特殊支援》による分身だったのだ。
感覚を共有しているが、本物の斎の方が分身より強い。
「混雑の時に分身を作ってよかったです。何もできなければ負け確でしたね。彼女たちの不快感と恐怖を、この銃で味わっていただきましょう」
Cz72で幽霊たちに射撃すると、霊達は引き下がっていく。
そして、電車の扉が開き次の敵である『暗闇の追跡者』が姿を現したのだった。
大成功
🔵🔵🔵