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ケルベロス・ウォー⑥〜突撃! DIVIDE情報局

#ケルベロスディバイド #ケルベロス・ウォー #シャーマンズゴースト

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『|全世界決戦体制《ケルベロス・ウォー》の発動だ……! あんた達も準備はいいな?
 ケルベロスディバイドを守る為、今すぐ出撃しよう!』



「……取材の依頼だ」

 パーカーのフードで顔を隠し気味にした龍之宮・翡翠(未だ門に至らぬ龍・f40964)が、何処かいたたまれなさそうな憮然とした表情で、口を開いた。その横で動画を流していたシャーマンズゴーストが、満足そうな顔をしている。
 |全世界決戦体制《ケルベロス・ウォー》に応じた|決戦配備《ポジション》の建造は確実に進んでいる。その状況をケルベロスではない一般人にも知らしめる為に、この世界のシャーマンズゴースト達が取材に動いているらしい。
 残念ながらこの世界の彼等はユーべルコードを喪ってしまったようで、前線で戦う事はできない為このような形でDIVIDEとケルベロスの支援をしてくれているということだ。
 どうやら先程流された動画は、この戦争が始まった直後に、一例として原稿を渡されて撮影したらしい。

「あんた達には、原稿があるわけじゃない」

 ここまでの戦いの模様や、そこに実際に参加していた猟兵達の声。それをDIVIDE側で編集して、一般人に向け報道メディアが発信するそうだ。

「自分が経験してきた戦場の状況や、意気込みなんかを彼等に語ってくれたらそれでいい」

 「いい感じ」に編集はされるが、意図を捻じ曲げるような著しい改変はされない。あくまで、戦意を高揚させる為の演出程度とのことだ。
 未だいたたまれなさの抜けない翡翠の後ろで、やる気満々の取材担当のシャーマンズゴースト達が、インタビュー開始を待ち構えていた。


白神 みや
 初めましてのかたは初めまして。
 そして、そうでない方はご無沙汰しております。|白神《しらかみ》です。

 ケルベロス・ウォー シナリオ、四本目は情報局です。
 シナリオページに立ってる彼を見てたら、こう色々と思い浮かびまして、つい。
 そしてみなさまが突撃される方です。
 基本的にはメディアに配信された記事風になると思いますが、多少取材の様子も盛り込めたらなと思っています。ただ、白神は脳筋タイプです。……脳筋タイプです。(大事なことなので2度)
 フラグメントは関係なく、皆さまのお声を、どうぞ。

●プレイングボーナス
 自身が参加した「ケルベロス・ウォー」の戦場についてレポートを行う。

●お願い
 MSページはお手数ですが必ずご一読ください。
 今回のプレイング受付開始は【5/24 8:31〜】です。
 5/25 8:31以降に🔵が👑を上回った事を確認した時点で〆切予定です(基本的にタグに締切と記載するまでは受付)。
 開始時刻より前のプレイングはお返しする事となります。また、期間内に頂いた方、できるだけ全員お受けする方向ではおりますが、キャパシティとの相談でお返しすることになる可能性もありますので、ご了承ください。
 タグに状況を記載しますので、宜しくお願いします。
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第1章 日常 『投稿、決戦情報局!』

POW   :    敵との戦いについての情報を伝える

SPD   :    戦場や市街地の様子を伝える

WIZ   :    仲間や市民を勇気づけるメッセージを伝える

イラスト:del

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

紅葉・紅葉
アドリブ描写歓迎

はっはっは! もちろんですとも!
取材ですね、お任せください翡翠さん!
この私、紅葉もしっかりと士気高揚に務めさせていただきましょう!

「こんにちは皆様! 特務機関DIVIDE所属ケルベロス、紅葉です!」
撮影時には礼儀正しく明るくはきはきと答えましょう。
いやはやしかし取材を受けるというのは何とも面映ゆいものですレッドリーフの知り合いの方々も視聴されているのですかね誇らしいというかなんというかおっと主題。

私たちは十二剣神の侵攻を絶賛迎撃中!
神経樹グラビティピラーという諸悪の根源の殲滅も間近です!
全世界決戦体制の継続期間は残すところ一週間!
ラストスパートです! 最後まで頑張りましょう!



●紅葉・紅葉(歩く宅配便・f40976)の場合
「はっはっは! もちろんですとも!」

 勢いよく姿を見せたのは、燃える車輪の段ボール函、もとい、|宝箱の原獣《ミミック》 ――紅葉だった。

「こんにちは皆様! 特務機関DIVIDE所属ケルベロス、紅葉です!」

 シャーマンズゴーストの一体が向けるカメラに向けて、若干圧し気味にサイドにある顔文字のようなその顔が寄っていく。

「いやはやしかし取材を受けるというのは何とも面映ゆいものです知り合いの方々も視聴されているのですかね誇らしいというかなんというか」

 立て板に水の如く一息に語りながらどんどんカメラへと寄っていく紅葉。カメラマンが若干のけぞる程迄に近寄った所で、我に返る。

「おっと主題が」

 マイクを向けるインタビュアーも、カメラマンもそろってどこか安堵した空気を見せ、インタビューが仕切りなおされる。

「私たちは|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》の侵攻を絶賛迎撃中! 全世界決戦体制の継続期間は残すところ一週間! ラストスパートです! 最後まで頑張りましょう!」

 紅葉は、びしりとポーズを決めてそう締めくくり、背中――要するに顔と反対側にあるロゴマークと思われるマークを宣伝のように見るのをわすれない。そして、後でテロップ用に情報を渡さねば等と、声にせず思う。

「さあ、私は引き続きお仕事に参ります! お届け物が! ありますので!」

 そう言って紅葉は戦場へ物資を運びに、颯爽と駆けていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

藍沢・織姫
今回の戦争にも色々な戦場が有り、私達も様々な対処法を考える事となりました。
数の暴力で攻めて来る相手を集めて範囲攻撃で一気にやっつけたり。
強敵を確実に倒して数を減らしたり。
誰かを守りながら等、戦う以外の事と同時にやらなければいけなかったり。
それらを成功させて来たのは、猟兵達の努力と創意工夫ばかりでなく、共に戦う失伝者達や応援してくれる一般人の皆さんの存在あってこそ!
皆さんには感謝しています!あと少し、決着までの応援も、よろしくお願いしますね。



●藍沢・織姫(炎の歌姫・f03959)
 藍色の翼の織姫は、いくつもの世界で経験を積んできた経験を思い出しながら、今回の戦いを振り返りつつインタビューに応じる。
 
「今回の戦争にも色々な戦場が有り、私達も様々な対処法を考える事となりました」

 そう、今回の|大規模作戦《戦争》は彼女が過去に経験してきた何れにも劣らない状況である。数の暴力で攻めて来る敵を囲い込んで一網打尽にしたり、強敵を的確に各個撃破していく必要があったり等、基本的な所は通常と変わらない。だが、首魁である|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》への攻撃を阻む『|永遠回廊《グラビティ・ゲート》』を相殺するべく|決戦配備《ポジション》の建設支援が必要であり、その建設に従事する人々を守りながら戦うといった通常以上に対処方法を考えねばならない状況に置かれた。
 それでも、今地球に来ている|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》の『|永遠回廊《グラビティ・ゲート》』は、その殆どが相殺され、猟兵達の総攻撃も順番に始まっている。

「このような状況に持ち込めたのは、猟兵達の努力と創意工夫ばかりでなく、共に戦う失伝者達や応援してくれる一般人の皆さんの存在あってこそ!」

 そう言ってほほ笑む織姫はその風貌も相まって天使さながらである。

「皆さんには感謝しています! あと少し、決着までの応援も、よろしくお願いしますね」

 微笑む織姫はそう締めくくって、丁寧に一礼したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風

ケルベロス・ウォー③〜ぬいぐるみ・ばとるたいむ!+お食事処の話。

ふむ…わしの最近なぁ…。めちゃくちゃ『お食事処』に行っておるなぁ…。
そう、この傍らにおる陰海月と共に。
ふふ、まあ…この陰海月が五十人前以上食べておるのだが。
そのおかげかな、陰海月も単独で活躍できたのよ。

え?今回のわし?ただの通訳である。陰海月、きっかけ(美味しい食事とか)がないと…わりと鳴き声だけなのよ…。


陰海月「ぷ!ぷきゅ!」
ご飯美味しかったよ!それに…ぬいぐるみもお勉強になったし!
だから…ここを守るためにも、もっと頑張るね!とかぷきゅぷきゅ。



●|馬県・義透《馬舘・景雅と陰海月》(死天山彷徨う四悪霊・f28057)の場合
「ふむ……わしの最近なぁ……」

 義透はどこか困惑したような、複雑な顔でそう零した。傍らには、薄水色の海月が、言葉を発さずともどこか楽しそうに|空《くう》を揺蕩っている。

「めちゃくちゃ『お食事処』に行っておるなぁ……。そう、この傍らにおる陰海月と共に」

 自分に言及された事を察した陰海月が、「ぼくのことだよ!」と言わんばかりに、「ぷきゅ!」と鳴き声をあげ、勢いよくその口腕を上げる。

「この陰海月、健啖家でのう。そのおかげかな、陰海月も単独で活躍できたのよ」

 お食事処に行く度に五十人前はゆうに食べているのだという。義透の言葉を受けて、どこか誇らしげに再び「ぷっきゅ!」と鳴く。

「ほれ、陰海月よ。お前も何かあるだろう」
「ぷ! ぷきゅ!」

 義透に促されて、陰海月は鳴き声にあわせて、口腕をふりふり、身体をゆらゆらと揺らして主張を始める。

「|ぷきゅきゅ、ぷっきゅぅ!《ご飯、美味しかったよ!》 |……ぷきゅっきゅぷきゅう!《ぬいぐるみもお勉強になったし!》」
「落ち着け、順番に通訳するでな」

 一生懸命主張をする陰海月をあやすように宥めながら、義透は陰海月の言葉をひとに伝わるよう伝えていくのだが、壮年の男性が落ち着いた声音で可愛らしい口調で語る姿はどこかアンバランスである。

「|ぷきゅぅ……ぷきゅ、ぷっきゅきゅきゅ!《だから……ここを守るためにも、もっと頑張るね!》」

 陰海月が一通り伝え終えた所で、インタビュアーのシャーマンズゴーストが、義透へ改めてマイクを向ける。

「え? わし? 今回はただの通訳である」

 そう、|武の才高き『侵す者』《おじーちゃん》ではなく、陰海月が今回の|主役《ヒーロー》なのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
参考:戦場③~やまゐ

僕の行った戦場では、本来守るべき対象…
僕らの味方をしてくれている土蔵篭りさん達が
悲腕症候群っていう病のせいで暴走しちゃったんだ
彼女達を救うためには、追われている男性を守りながら
暴走の原因である肉瘤を倒す必要があった

戦うためだけじゃない
僕らは救うための存在でもあるから
誰だって彼女のようになり得る
敵や病魔に操られた時
絶望し心が闇に堕ちた時

それでも、僕らは必ず救いの手を差し伸べるから
敵がいるなら倒してあげる
心の闇は祓ってあげる
病魔は全て癒してあげる
だから、信じてほしい
無理に笑ったりポジティブでいろとは言わないけど
その想いこそが僕らの
そして…貴方達自身の力になってくれる筈だから



●栗花落・澪(泡沫の花・f03165)の場合
「僕の行った戦場では、僕らの味方をしてくれている土蔵篭りさん達が悲腕症候群っていう病のせいで暴走しちゃったんだ……」

 澪は戦場へ転送された時の光景を思い出して、胸元で祈るように両の手を握る。
 暴走した土蔵篭りの娘たちに追われる同じく土蔵篭りの青年が、彼女たちにより傷つけられないよう護りながら、彼女らの暴走の原因となった肉瘤を除去しなければならなかったのだ。
 幸い、共闘する他の猟兵達の協力もあり、どちらも助ける事が出来たのではあるが。

「誰だって彼女のようになり得る」

 悲腕症候群のような特異な病魔や、敵対勢力に操られた時や、絶望に捕らわれて心が闇に堕ちた時など。この世界でも、ここではない世界でも、そんな可能性はすぐそこにあり得るのだ。
 それでも、と、澪は言葉を続ける。

「僕らは必ず救いの手を差し伸べるから」

 解いて差し伸べた手は、離さないと強い意志をもって。

「敵がいるなら倒してあげる」

 歌うようなその声は、背中を押すように。

「心の闇は祓ってあげる」

 その微笑みは、光を照らすように。

「病魔は全て癒してあげる」

 落ち着いた声音で、シャーマンズゴーストが構えるカメラの向こうの“あなた”へと、澪は語る。
 そういう存在が居ると信じてくれるその想いが、この危機に立ち向かう自分たちのみならず、“あなた”たちの力となるのだから、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ギュスターヴ・ベルトラン
シャーマンズゴーストか…ん、今日は取材よろしくな

神経樹と戦った時のことを話すか
簡単に説明すると…

①神経樹がごちゃごちゃうるせえんで拒否る
②|生まれ故郷《サイキックハーツ》の名を冠したUC使う
③倒した!

…ごめんて簡単過ぎたわ

クッソムカつく…もとい慈愛や赦しを醜さとして否定する奴だ

確かに人はどうしたって心が折れる瞬間がある
でも…その瞬間を『デウスエクスこそが到達点』って一言で否定して、存在を食い潰そうとするのだけは否定しなきゃならねえ
折れても立ち上がれるのが人で、立ち上がれなくても支えようとするのが人だ

…改めて言わずとも、きっと皆が知ってるさ

参照:⑫~もうなにも怖くはない
実質発動:指定UC



●ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)の場合
「……ん、今日は取材よろしくな」

 ギュスターヴはシャーマンズゴースト達にややぶっきらぼうにそう挨拶する。

(さて、どの話をするか……)

 それなりの数の戦場で戦ってきたギュスターヴは思案する。

「|神経樹《グラビティピラー》と戦った時のことを話すか」

 真っ先に猟兵達の刃が|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》の事を語る事に決めたギュスターヴに、取材担当のシャーマンズゴースト達が期待に眼を輝かせる。

「神経樹がごちゃごちゃうるせえんで拒否った。|生まれ故郷《サイキックハーツ》の名を冠したユーべルコードを使った。――で、倒した!」

 指折り数えてそう言い終えた後流れたのは、しばしの沈黙。それも微妙な空気感の沈黙。

「……ごめんて。簡単過ぎたわ」

 シャーマンズゴースト達から非難めいた視線を向けられて、流石にいたたまれなくなったギュスターヴは、改めて仕切りなおす。

「クッソムカつく……もとい慈愛や赦しを醜さとして否定する奴だった」

 対峙したグラビティピラーの威容と、その時に抱いた不快感を思い出して苦々しい表情を浮かべる。
 あの神経樹は、ひとの心を美徳を、不要であると断じた。更にギュスターヴの故郷である|闇を超越した世界《サイキックハーツ》で、彼等が手に届かせながらも敢て取らなかった選択を是としたのだ。
 ひとのそのささやかで脆いこころを、脆弱であるというその一点で否定し、『|神々が如き存在《デウスエクス》こそが到達点』と謳い、それ以外を否定する事を許容できるわけがないのだ。

「折れても立ち上がれるのが人で、立ち上がれなくても支えようとするのが人だ」

 その結束があるからこそ、ひとは|神々が如き存在《デウスエクス》を凌駕する。それは、みな迄言わずとも、この世界の人々は知ってるからこそ、この今があるのだ。それ故にギュスターヴは、インタビューの最後をこう結んだ。

「……改めて言わずとも、きっと皆が知ってるさ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリー・マイヤー
ぐへぇー…死ぬぅー…

おっとすみません。
少々気を抜きすぎました。
見苦しいところをお見せしました。
いえね、実は私前線でそこそこがんばってましてね。
ひたすらゾディアックをしばいて回ってるんですけどね。
あの戦場、美しくないと勝てないんですよ。
こう、空に輝く星々がガン見してきてですね。
「お前ホントに美しいのか?んん?」
と圧をかけてきてですね。
見苦しいところを見せたら即退場という、厳しい戦いなんです。
綺麗な技を使ったり服を脱いだりで、なんとでもできますが…
さすがに気を張り続けて疲れてきましたね。
そうして冒頭のぐったりした私があるわけです。

てことで、私達もわりと頑張ってます。
みなさんの決戦配備に感謝です。



●エリー・マイヤー(被造物・f29376)の場合
「ぐへぇー……死ぬぅー……」

 カメラが回っている事に気づかないエリーがぐったりと声を漏らした。
 困惑するシャーマンズゴーストの気配を感じて、エリーは我に返る。

「おっと、すみません。お見苦しいところをお見せしました」

 気を取り直して居住まいを正したエリーは、語る。

「いえね、実は私ひたすらゾディアックをしばいて回ってるんですけどね」

 エリーは黄道神ゾディアックが座す戦場を重点的に回っているのだという。

「美しくないと勝てないんですよ」

 確かに、黄道神ゾディアックは自分のユーべルコードは最も美しいユーベルコードであるという趣旨の事を言っていた。

「こう、空に輝く星々がガン見してきてですね。「お前ホントに美しいのか? んん?」と圧をかけてきてですね」

 ストレートに綺麗な技も使ったが、己が寵姫であることを利用して肌を晒してみたり等と、段々捻りを聞かせたりもして……と、ゾディアックに見せたユーべルコードをいくつか挙げていくエリー。

「さすがに色々考えたり、気を張り続けて疲れてきてまして……先ほどのようなことになってしまったのです」

 気を抜く場所が無いと、流石にキツいのですよ……と続けた後、大事なことを忘れていた、と、エリーはカメラに向けて語る。

「みなさんの決戦配備に感謝です」

 そのおかげで頑張れるのだと、エリーは感謝を示すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ソニア・コーンフィールド
わー情報局!なんか懐かしい響きだね!
投稿するならどんな感じかなー。あ、写真とか撮るならいい感じの角度でお願いねー♪(構えてるマンゴーに)

えーと印象的なのは黄道神ゾディアックかな。
むっちゃくちゃ綺麗なユーベルコード使ってくるんだよ。
突破するには天の星々がより美しいと認める位に美しいユーベルコードを叩き込むしかないんだけど…まー難しい!
わたしは複雑なガジェットの構造とか人が編み上げた技術の美しさで突破できたし、意外と何とかなるかも。
…でもこの美しい攻撃も陽動というか囮というか、本命を別に隠してるとか色々考えてるみたいなんだよねー。
どうなるのか分からないけど今は頑張るだけだよ!

※アドリブ絡み等お任せ



●ソニア・コーンフィールド(西へ東へ・f40904)の場合
「なんか懐かしい響きだね!」

 ソニアは、この世界と似て非なる世界で生きてきた者である。恐らくはかの世界もこの世界と同等、あるいはそれ以上に危機を退けてきたはずだ。しかし、カメラマンのシャーマンズゴーストに「いい感じの角度でお願いねー♪」等と言いながら、幾つもポーズを取る姿からは、そんな様子は見受けられない。むしろ、この状況をとても楽しんでいるように見える。

「あ、インタビューだよね」

 そう言ってインタビュアーの方へとソニアは向く。

「えーと、印象的なのは黄道神ゾディアックかな」

 此処までに印象的だった敵はと問えば、宣戦布告をしてきた|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》の名が上がる。今回インタビューに応じてくれた|猟兵《ケルベロス》達からしても、|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》はそれだけ脅威という事なのだろう。

「突破するには天の星々がより美しいと認める位に美しいユーベルコードを叩き込むしかないんだけど……まー難しい!」

 何しろ、相対するゾディアック自身が使うユーべルコードもまたそれに比肩する絢爛なもので、そこに勝るものを発動する必要があったのだそうだ。幸いにも見た目の美しさだけでなく、ソニアが得意とする複雑なガジェットの構造や、ひとが編み上げた技術の美しさを以て凌駕する事が出来たので、やりようは色々とあるようだ。

「……でも、この美しい攻撃も陽動というか囮というか、本命を別に隠してるとか色々考えてるみたいなんだよねー」

 ソニアは、ゾディアックの弁を思い返して、この戦いの先を思う。|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》も今回この星に襲来したのは六柱と半分に過ぎないのだ。真の平和は未だ遠いのかもしれない。

「どうなるのか分からないけど今は頑張るだけだよ!」

 そんな懸念を打ち払うように、ソニアはそう言って笑顔を見せるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雨河・知香
情報局ねぇ。随分久しぶりにその名前聞いた気がするよ。
いい機会だし、ちょっとしたレポートさせて貰おうか。

一番印象深いのは十二剣神のグリモワールの戦場だね。
昔っから侵略で予知利用して極めて有利に侵略を進めてきた厄介な十二剣神らしいアイツ、戦いでも予知を存分に利用して戦ってくる強敵だよ。
でもアタシらにはグリモアがある、それで予知を予知返しして倒したりしてるんだ。
それに思念兵器、黄金の人型兵器を使ってくる事もあるけどこっちも別の世界で急造の兵器作るノウハウあるから本当色んなタイプの造って翻弄してるよ。
戦いは厳しいが何とか頑張れてる。皆有難う!
…この位でいいかねえ(マンゴーみつつ)

※アドリブ絡み等お任せ



●雨河・知香(白熊ウィッチドクター・f40900)の場合
「情報局ねぇ。随分久しぶりにその名前聞いた気がするよ」

 知香の出身である、この世界と似て非なる世界では、このような大規模作戦が展開されるときに、似たような情報共有コーナーが常に存在していた。こちらの世界を渡るようになってから、久しく聞かなかったその名前と企画に、少し懐かしい気持ちを抱きながら、知香はカメラに向かって語り始めた。

「一番印象深いのは十二剣神のグリモワールの戦場だね」

 しばらく前に、その身を護る『|永遠回廊《グラビティ・ゲート》』を打ち消した、予知の力を持つ白い|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》の一柱。その予知の力と、黄金の人型思念兵器「マインド」を駆使して、今なお戦場に座している強敵である。

「でも、アタシらにはグリモアがある」

 グリモア。グリモワールが己が創造したと言っていた其れは、|神の如き者《デウスエクス》達とこの星の守護者たるケルベロス達の戦いの状況を一変させた、|新たなケルベロス《猟兵》達の力でもある。

「これで、アイツの予知を予知返しして退けたりしてるんだ」

 しかし、グリモワールの戦う術はそれだけではない。その背後に従える黄金の人型思念兵器の群れ。グリモワールの予知による指揮のもと整然と攻撃をしてくる兵器たちは、脅威以外の何物でもないのだが。
 それだって、脅威ではあるが極端に悲観するものではないと、知香は笑う。この|超人衛りし世界《ケルベロスディバイド》へ猟兵が訪れる迄にも、猟兵達は思念兵器と触れる機会があったのだ。

「お陰でノウハウはこっちにもあるから、急造にはなるけど色んなタイプの思念兵器を造って翻弄してるよ。戦いは厳しいが何とか頑張れてる。皆有難う!」

 そう語った後、知香はインタビュアーのシャーマンズゴーストを、少し気恥しそうに見ながら言う。

「……この位でいいかねえ」

 問われたインタビュアーは、その細い手でサムズアップして見せる。この世界に訪う迄に積み上げた経験が、今この危機に力として発揮されるとは頼もしい事この上ないのだと、伝えるように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

葛城・時人
相棒の陸井(f35296)と

賑やかな場を見て顔がほころんだよ
鼓舞も勿論だけど情報伝達って大事だしね
俺は陸井と違ってハナシ下手だけど頑張るよ

意気込みはいつも通り
陸井と声を揃えて
「世界の破滅なんて許さない、だよ」
その上で
「全世界で立ち上った皆に心から感謝を伝えたいな」

俺達が共闘しただけでも
メリュジーヌ、ブラックウィザード、パラディオン
他の皆、そして君達シャーマンズゴーストも
「猟兵だけだときっと厳しいよ。君達が出てきてくれた
からこその今だと思う」

これはホント心から言いたいんだ
その努力に報いるためにも
「必ず勝ちたい!」
最後の一言、これも陸井と声を併せて
武器併せるのもやろう

見るのも楽しみにさせて貰うね!


凶月・陸井
相棒の時人(f35294)と

色々な人、遠くの場所へ伝える為
こういう場もやっぱり必要だ
そのままの言葉を伝えてみるよ

まずは意気込みからか
それなら勿論決まってる
「世界の破滅なんか許さない、だな」
当たり前に声が揃う事も
言う事が同じなのも嬉しい

「本当にそうだな。俺達だけじゃ勝ててない」
状況を伝える意味でも
これは必ず伝わってほしい所だ
立ち上がってくれた人達が居たから
どの戦場も勝利を掴めたんだから
「だからこそ、俺達は感謝も此処で伝えたい」

シャーマンズゴーストに
最後に何かと言われて一瞬悩むけど
口から出た言葉は、また同じくで
「必ず勝ちたい、だ」
共に戦ってくれた人達に報いる為にも
いつもみたいに相棒と武器を合わせて



●葛城・時人(光望護花・f35294)と凶月・陸井(我護る故に我在り・f35296)の場合
「鼓舞も勿論だけど情報伝達って大事だよね」
「色々な人、遠くの場所へ伝える為には、こういう場もやっぱり必要だよな」

 他の情報局や、猟兵達のインタビューの様子を見つつ、二人は言い交わす。
 二人が|銀の雨降る世界《シルバーレイン》の能力者として、戦っていた時にも大規模な戦いの折には似たようなものがあった。その懐かしさも二人の裡に過る。そんな二人の元へと、シャーマンズゴーストが2体近寄ってくる。1体はカメラを抱えているから、恐らく二人への取材を担当するのだろう。

「宜しく頼むよ」
「俺は陸井と違ってハナシ下手だけど頑張るよ。よろしくね!」

 彼等はにこやかにそう呼びかけて、和やかにインタビューが始まった。



「世界の破滅なんて許さない、だよ」
「世界の破滅なんか許さない、だな」

 まずは意気込みをとマイクを向けられれば、二人の言葉が綺麗に揃う。互いに背を預けあってきたからこそなのだろう。特に事前に打ち合わせたわけでも、合図をしたわけでもなく重なるのは、至極当然の事なのだろう。二人は誇らしくも嬉しそうな笑みを浮かべる。

「あ、全世界で立ち上った皆に心から感謝を伝えたいな」

 時人の言葉に、シャーマンズゴースト達は不思議そうに首を傾げ、陸井は同意するように頷く。

「本当にそうだな。俺達だけじゃ勝ててない」
「|猟兵《俺たち》だけだときっと厳しいよ。君達が出てきてくれたからこその今だと思う」

 故郷の世界が再び脅威に晒されるまでは教師をしていたという陸井が、穏やかな声告げた言葉を、時人が継ぐ。
 彼等が共闘してきた失伝種族、失伝ジョブといわれる者達――シャーマンズゴーストたちもまたその一種である――そして、元々戦う力を持たない、本来は護られるだけの立場となる事が多い一般人達。
 その力が結集されたからこそ、今|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》に|猟兵達《彼等》の刃が届いているのだと、彼等は言う。

 最後にインタビュアーのシャーマンズゴーストにメッセージをと促された二人は、ここでも同じ言葉を重ねて口にする。

「必ず勝ちたい!」
「必ず勝ちたい、だ」

 共に戦う人々の努力に報いる為にもと、そう言って、武器を構え併せる二人の姿は、誇らしげであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年05月28日


挿絵イラスト