死絡・送
内容:谷保・まどか(バルバロス委員長・f34934)さんを誘い
サクラミラージュの甘味処でチョコレートあんみつを
二人で食べる。
「バレンタインと言うにはこじつけだけど、良かったら一緒に食ってくれると幸いだぜ」
とまどかさんに言う。
こちらは相手の事が好きだが、相手に好かれるなどの意識される段階ではないし
仲を構築して行ければと思い余計な事は言わず普通に甘味を楽しむ体裁で。
相手のリアクションはお任せし案す。
サクラミラージュ、そこは対象が五百年続く世界。そんな世界でもバレンタインはあった。
そんな時期に死絡・送(ノーブルバット・f00528)は知り合いのグリモア猟兵谷保・まどかを連れ、サクラミラージュの甘味処とへとやってきた。
「バレンタインと言うにはこじつけだけど、良かったら一緒に食ってくれると幸いだぜ」
「はい、私で良ければ」
特に何かを気にする様子もなく答えるまどかは、やはり季節感もイベント感もなしの毛皮ビキニ。恐らくバレンタインのみならずこういったイベントにあまり頓着しないのだろう。
だが、それなら逆に過剰に気にされることもない。チョコレートあんみつを二人分注文し、食べることにする。
「綺麗ですね」
盛られたあんみつを見てのまどかの感想。寒天の上に各種果物、その上に餡子がのりさらにそれとは別にチョコレートもかけられている。見た目も華やかでいかにもバレンタイン用といった感じだ。
まどかはそれをスプーンを使い、ごく普通に食べていく。普段は丸焼きの肉にかぶりつくような蛮族式の食事を好んでいるが、幼少期は普通の生活だったということもあり最低限の常識はあるのだろう。
その姿を見ながら、送は黙って自分の分を食べる。
自分は彼女に好意を抱いているが、向こうは恐らくそういった感情はない。意識される段階でもないし、こちらの感情を押し付けたりもしたくない。
だが一方でずっとこのままで満足とも言えないので、仲を構築してはいきたいとも思う。
それらの思いは一切口には出さず、送はまどかがあんみつを食べる姿を見ていた。
「何かご用ですか?」
自分がずっと見られていることに気づいたまどかがそう聞いてくる。その仕草に、やはり意識されてはいないのだろうなと内心少し落胆する送。
「いえ、喜んでくれていたら嬉しいなと」
「はい、とってもうれしいです。ありがとうございます」
にこやかに答えるまどか。
とりあえず少なくとも嫌われてはいないし、彼女自身が恋愛や情緒と縁がないタイプなのは見ていればわかることだ。恐らく別に意中の人物がいるということもないだろう。
食べ方自体は普通なもののやはり食べる速さはかなりのもので、あっという間にあんみつは空になる。
「美味しかったです。ごちそうさまでした」
丁寧に礼を言うまどか。それに対しちょっとした見栄も兼ねて二人分の値段の書かれた伝票を持ち、送は会計へと向かうのであった。
成功
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