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悪のプロレス総統と星のヒーロー

#クロムキャバリア #プロレス・フォーミュラ『デスリング総統』 #ザ・スター #ファーストヒーロー

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#プロレス・フォーミュラ『デスリング総統』
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#ザ・スター
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#ファーストヒーロー


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●異郷の地で闇のレスラーは星に挑む
 クロムキャバリア。
 昨年秋の帝都櫻大戰の折にアスリートアースよりキャンピーくんの力でやってきたプロレス・フォーミュラ『デスリング総統』は未だこの地にとどまっていた。
 世界移動能力を有するキャンピーくんが行方不明になり帰還手段が存在しないことが原因なのだが、そんなことはお構いなしにデスリング総統は新たなる強敵に挑み続けていた。
 その強敵は全てのプラントを破壊せんと小国家を襲うオブリビオン『ザ・スター』、飛翔能力をもつ彼とオブリビオン・フォーミュラといえどプロレス主体のデスリング総統とでは勝負にならないようにも思われる。
 が、
『グロロロロ、真っ向勝負で力を競えぬとは……ワガハイに負けるのが怖いのだろう。ヒーローよ!』
『フッ、安い挑発だな。しかし私とてファーストヒーロー、そのように挑まれたのならば……受けて立とう!』
 超々高空より降下しデスリング総統の前に着地、構えを取るザ・スターにデスリング総統は豪快に笑う。
 戦場は荒野、何の偶然かプロレスリングのように平坦な地で睨み合う両者。
 そして、幾度目かのオブリビオン・フォーミュラとファーストヒーローの力と技を競う勝負がここに始まるのだった。

 グリモアベース。
「クロムキャバリアって世界で新たな事件が予知されたっす」
 力士のような風体のグリモア猟兵、押出・ハリマ(気は優しくて力持ち・f44111)は集まった猟兵達にそう切り出した。
「以前の帝都櫻大戰でアスリートアースから救援にやってきてくれた協力者の『デスリング総統』はまだクロムキャバリアから帰還できていないんすが、これ幸いとばかりにこの世界で強敵を見つけて挑みかかっているみたいなんす。その相手がこちらもまた別世界……ヒーローズアースからやってきたらしいファーストヒーロー『ザ・スター』で、実力としては拮抗……ややデスリング総統が負けてる感じっす。総統自身は強敵との戦いであまり困ってないような感じっすけどアスリートアースのレスラーは総統の帰還を待ってるし、ザ・スターはクロムキャバリアのプラント全破壊を企む超強敵、総統に協力してザ・スターと戦うのがいい筈っす!」

 そしてハリマは予知された状況についての説明を始める。
「まずザ・スターとデスリング総統は地上で取っ組み合って戦ってるっす。本来ザ・スターは飛翔能力を持っている上に|殲禍炎剣《ホーリー・グレイル》の無差別砲撃も無効化できるから空から攻撃できるんすけど、デスリング総統の挑発に正々堂々と受けて立つことを選んだようっすね。さっきも言った通り実力はザ・スターがやや上回って……デスリング総統の決め手である四次元殺法も凌ぎ骸の海に投げ出されることなく戦える位っすね。横槍を入れて総統有利にするのも手ではあると思うっす」
 けれど、とハリマは別の方法を提示する。
「熱い実況をやるとか観客としてエールやブーイングを投げかけるとか……ようするにデスリング総統のプロレス魂を燃え立たせるような、そんな事ができればパワーアップして互角の戦いを繰り広げる事ができるみたいっす。そこそこ追い込んだらザ・スターはまた次の手を打ってくる……なんか金色のオブリビオンマシンに乗り込んで仕切り直してくる光景が見えたっす。それも倒したら空のエナジー・ゲートからオブリビオンマシン『バスターレオ』が大量に降ってくるからどうにか頑張って蹴散らしてほしいっす」

 そして説明を一通り終えたハリマは雷気の如きグリモアを手に、猟兵を転移させる準備を始める。
「ザ・スターもデスリング総統も超強力なことは間違いないっす。わざわざ他の世界を救うために力を貸してくれたデスリング総統、故郷に帰れないのがあまり長く続くのは良くないと俺は思うっす。……宜しくお願いするっす」
 そうハリマは話を締めくくると、猟兵達をザ・スターとプロレス・フォーミュラの戦うクロムキャバリアの荒野へと転送したのだった。


寅杜柳
 オープニングをお読み頂き有難うございます。
 もうちょっとで帰れそうな、もう少しが長そうな。

 第一章、第二章は『ファーストヒーロー『ザ・スター』』とのボス戦、第三章は『バスターレオ』との集団戦になります。
 一章、二章ではザ・スターはデスリング総統と地上で真っ向勝負、助太刀をいれることも可能ですが熱い実況や応援・ブーイングでデスリング総統のプロレス魂を燃やせば彼は一時的に強化されるようです。
 第二章以降はそれぞれ断章で状況説明を追加致しますので、そちらをご確認下さい。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『ファーストヒーロー『ザ・スター』』

POW   :    バスター・ナックル
【拳】を構えて【エナジー・ゲートから降り注ぐ光】を纏い、発動前後が無防備となる代わりに、超威力・超高速・防護破壊の一撃を放つ。
SPD   :    スーパー・ノヴァ
自身の【装備】を【輝く「超新星モード」】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
WIZ   :    レミニセンス・ザ・ワールド
常識的な行動を囁く【「ザ・スターの心」の幻影】と、非常識な行動を囁く【「ザ・スターの肉体」の幻影】が現れる。[「ザ・スターの肉体」の幻影]に従うと行動成功率が8倍になる。

イラスト:もりさわともひろ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

熊ヶ谷・咲幸
「ザ・スターさん!貴方はヒーローなんでしょ!だったらそんな悲しいことをするの、やめましょう!」
アイドルとして間もないけど、つい首を突っ込んじゃいました
「あ、あたしはチアフル⭐︎クレッシェンド!この戦いを終わらせに……あ、リボンが!」
リボンがどこかに絡まって身動きが取れなくなり、ぐだぐだに
「ああ、もうこんな時に!」
力ずくでリボンを外そうとし、外れた勢いで転がってゆき【奇跡のドジ】でバスター・ナックル中の二人の足元に転がり込んで体勢を崩させ攻撃を阻止
「こんな戦い、もうやめてください!」
そう言って【びったんびったん】でザ・スターを地面に叩きつけたり、デスリング総統を武器にして叩く
そして我に帰って謝る



●アイドルの意外な|力《パワー》
 普段は超高高度から各地のプラントに攻撃を仕掛けている『ザ・スター』、しかし接近戦が不得意かといえば決してそんな事はない。
『グロロロ……中々やるではないか!!』
『我が力でもここまで手こずるとは……言うだけの事はあるな!』
 筋肉と筋肉、力と力をぶつけ合うザ・スターとデスリング総統。狭いリング上での小細工無しの真っ向勝負を得意とするプロレスラー、その中でも一際強力なプロレス・フォーミュラと真っ向から戦い、その上で骸の海へ投げ返されていないだけでも力量が並外れたもの――デスリング総統を上回っていることを示している。
 劣勢に陥りかけているデスリング総統の額を汗が伝う。このまま押し切られてしまうか――、と、 
「ザ・スターさん! 貴方はヒーローなんでしょ! だったらそんな悲しいことをするの、やめましょう!」
 その時、ザ・スターとデスリング総統が戦う|平たい荒地《リング》の外から可愛らしい女の声が響いて、両者は声の方に顔を向ける。
 そこにいたのは赤茶の髪のアイドル衣装を纏った熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)。アイドルになって間もない彼女だがこの戦いの話をきいてつい首を突っ込んでしまいたくなったのだ。
『すまない、お嬢さん。この世界のプラント全てを破壊するのが我らの使命。それを妨げるものは全て排除せねばならぬのだ……!』
 圧の強いデスリング総統とザ・スターの両者に睨まれ足が竦みそうになる。が、お騒がせ☆アイドルとして重圧には負けてられない。
「あ、あたしはチアフル⭐︎クレッシェンド! この戦いを終わらせに……」
 微妙につかえつつもリングへと飛び入り参加しようとする咲幸、しかしリボンが足に絡まってリングの端で派手に転んでしまう。
「あ、リボンが!? ああ、もうこんな時に……!」
『グロロロ……なんなのだ?』
『わからぬ……兎も角勝負を続けるぞ!』
 絡まったリボンで身動きが取れなくなって、ぐだぐだになっている咲幸を他所に戦いを再開するデスリング総統とザ・スター。
 総統の掴みを振り払ったザ・スターがバスター・ナックルの構えを取りエナジー・ゲートの光を拳に纏わせ勝負を決めにかかったその瞬間。
「あ、危ないから避けて〜!?」
 リボンを力ずくで外そうとして外れた勢いで転がってきた咲幸が、偶然にも無防備なザ・スターの足元に衝突。奇跡的なドジによる思いもよらぬ妨害に体制を崩しバスター・ナックルは空振ってしまう。
 そして災難はそれでは終わらない。ぶつかった咲幸の正面にはザ・スターの足、それを掴んでユーベルコードを起動して。
「こんな戦い、もうやめてください!」
 アイドルらしい細身の体に見合わぬ怪力でザ・スターを持ち上げると、びったんびったんと振り回して地面に叩きつける咲幸。
 パニック状態なのかその攻撃には容赦はない、ちょっとばかりデスリング総統も引いている。
 流石に攻撃を受け続けるわけもなく、|英雄《ヒーロー》的な身体能力で掴みから逃れんと暴れるザ・スター。どうにか脱出――しかしすっぽ抜ける形となった彼は荒れ地に顔面からダイブしてしまい、それを見たアイドルの少女は我に返る
「ご、ごめんなさい〜!!」
 謝る咲幸、心底裏表のないドジ由来のダメージを受けながら、ザ・スターはヒーローのように立ち上がるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎


ティナ・ルウ(サポート)
普段から四つ足で行動したり、敵に吠える、気に入った相手を舐めたりじゃれついたりするなど、行動はかなり獣に近いです。
会話はできますが、人の言葉を話すのはあまり得意ではありません。
(かなりたどたどしい話し方になります)
明るく好奇心旺盛な性格で喜怒哀楽がはっきりしており、あまり考えず、直感的に行動します。
戦闘では爪や牙を駆使し、身体能力を生かして獣のように戦います。
描写にNG等はありませんので、自由に動かして頂いて大丈夫です。


印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしいので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、強者にビビるし弱者に慎重な面もありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください

 UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●乱入も時には
 奇跡的なドジの横槍でデスリング総統とザ・スターの激しい戦いが中断される。
 デスリング総統とザ・スターの激しい戦いの最中に割り込むタイミングを見出すのは至難の業、中断した台風の目のようなタイミングこそ総統に加勢する絶好のタイミングである。
 ザ・スターが立ち上がるまでの僅かな時間を見逃さず、三人の猟兵達が一斉に攻撃を仕掛ける。
「強いやつ、倒す!」
 吠え掛かりながら四足歩行でリングへと飛び込み、ザ・スターに襲い掛かるのは黒狐の耳や毛皮が特徴的なティナ・ルウ(人狐・f19073)、彼女は獣の俊敏さでいち早く襲い掛かろうとする。
「どっちも強いオブリビオン……だけど腕が鳴るね!」
 そして同時に飛び込んだのはバニーガールのような雰囲気のバトルスーツ纏う印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)、生粋のやり込みゲーマーであるラビニアは強敵との戦いに不安半分、高揚半分といったところか。
『乱入するか猟兵! だが我が正義は負けぬ!』
 対するザ・スターは纏う装備を輝く『超新星モード』へと変形させる。星の最期の輝きのような強烈な光を放つオブリビオンの装備は一度に向かってくる猟兵に合わせた手数重視、通常の五倍の手数で猟兵達を迎撃せんとする。
 襲い掛かる二人をザ・スターが迎撃する形となり、その光景をリング外から眺める一人の雪女。
「んにゅ……なぁに?」
 ねぼけまなこの彼女は四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)、快眠を邪魔されたようなほんの少しだけ不機嫌が混じった声で呟いて、ユーベルコードを起動すれば、戦場全体――特にザ・スター目掛けて枕の雨が降り注ぐ。
 それは眠斗の眠りを妨げた相手に対して襲い掛かる【ゲリラ豪雨(枕)】、お仕置きのような当たれば痛みだけでなく睡眠不足にさせられるおまけ付きだ。
『更に攻撃を重ねるか……だがこの程度!』
 ザ・スターは降り注ぐ枕の豪雨を高速の拳で全て迎撃し直撃を回避する。しかしそれにより接近戦を仕掛けてきた二人への注意が僅かに逸れ、それを見切ったラビニアがバックステップで距離を取りつつデッキから一枚カードを引いた。
 そのカードはレアカード『戦乙女達の行進シリーズ』、デスリング総統の故郷世界にあったデュエル遺跡で手に入れた『人』のカードである。
「召喚! 神滅の戦乙女・ジークヒルデ!」
 起動するユーベルコードは【神滅の戦乙女・ジークヒルデ】、掛け声と同時にジークヒルデがカードから召喚され、携えし魔剣『ヴァルグラム』をザ・スターに構える。
「行け、ヴァルグラム・ノヴァ!!」
 放つは神殺しの光線、|英雄《ヒーロー》であり神ではないザ・スターに特別高い効果を発揮する力ではない。
 しかしこのユーベルコードの真骨頂はユーベルコードによる制限や減衰を受けないこと、そしてラビニア自身より強い相手に対してはより強烈なダメージを与える|大物喰い《ジャイアント・キリング》向きの力だ。
 超新星の輝き放つ装甲を閃光が貫き、怯んだ瞬間ティナがザ・スターの肩に飛びついて喰らい付く。
「がうっ!!」
 ユーベルコード【捕食】を起動した彼女の噛みつき――強化人間である彼女の顎の力は強化されており、鋭い牙は超新星モードの装甲を喰い破りザ・スターの肩の肉を捕食する。
 激痛、更に空から降り注ぐ枕が一つザ・スターの頭に直撃して睡眠不足由来の強烈な眠気が襲い掛かる。
『くっ、エネルギーが……』
 何とか飛びついてきたティナを振り払おうとするザ・スター、それを黒狐は飛び跳ね回避する。
 眠気のみならず生命エネルギーを喰らわれた影響か、ザ・スターの反撃は踏み込みが甘く三人の猟兵には有効打にはならない。
 そしてそこにデスリング総統が襲い掛かる。二人の激闘が再開される直前、ティナとラビニアはリングを脱出し、眠斗と共に戦いの行く末を見守るのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

豊川・真奈美
アドリブ/連携可

強烈なブーイングをかましつつUC発動。
「総統!アスリートアースのレスラーみんながアンタの帰りを待ってるんだ!絶対負けんな!」
プロレスという超接近戦である以上『ザ・スター』が半分にするのは射程で間違いないとして、何を5倍にするのか?(この辺はマスターにお任せ)
暫く試合を応援しつつ『ザ・スター』の動きを注意深く見る。
「そういうことかよ!今行くぞ総統!」
兄から借りてきた金属バット(猟兵仕様なので頑丈)を凶器に覚悟を決めて乱入。
「1+1は2じゃねぇぞ、100倍だ100倍!」(挑発+パフォーマンス)
判明した強化能力を総統に伝えつつ、連携して金属バットをぶん回したりの残虐ファイトを展開。



●タッグマッチを
 三人の猟兵が仕掛けた後、激闘を再開したデスリング総統はザ・スターと組み合いつつ疲労で息を荒げていた。
 相手は強敵、プロレス・フォーミュラである彼よりも力量としては上だろう。
『グロロロ……横槍が入ってこれ程とは……!』
 多腕を活かし全力を振り絞り骸の海へと投げ飛ばそうとするデスリング総統、しかし超新星モードを継続し輝くザ・スターの手数はプロレス・フォーミュラの技術を速度で捌き切り、その勢いを押し返しつつあった。
 このままでは負ける――その思考がデスリング総統の脳裏を過りかけたその時。
「総統! アスリートアースのレスラーみんながアンタの帰りを待ってるんだ! 絶対負けんな!」
 ブーイングと共に届けられる熱き言葉、それはリング外の豊川・真奈美(|緑の手の怪物《グリーン・ハンド・モンスター》・f41316)――リングネーム『マチコ・ハルク』のプロレスラーがデスリング総統に向けてかけたものだ。
 二人の熱戦、猟兵の乱入も含めたそれをリング外から観戦し続けていた彼女の言葉、そして【応援の翼】のユーベルコードに、光の翼を生やしたデスリング総統はマスク越しにでも分かる程獰猛に笑い、その総身に力を漲らせる。
 超強力な二者の全力のぶつけ合いを観戦、応援しつつ、ザ・スターの動きを注視していた真奈美はある事を考える。
(「プロレスという超接近戦、今五倍にしているのは手数として半分にしているのは……」)
 先程の猟兵への追撃が甘かった、攻撃が届き切っていなかった。ならば踏み込みの移動速度――いや、リング上を動き回るザ・スターの速度そのものは変わっていない。
 となれば。
「そういうことかよ! 今行くぞ総統!」
 そう叫びつつ覚悟を決めてリングへと飛び込む真奈美、彼女の手には金属バットが握られていて、見ようによっては悪役レスラーにも見える。
『グロロロ……ワガハイについてくるつもりか!?』
「ああ! 助太刀させて貰うぜ!」
 どこか楽し気に問うデスリング総統に、真奈美は力強く返す。
「今のザ・スターは手数は多いが射程が半分になってる……と思う。それが分かるなら、今の総統ならどうにかできるよな?」
『グロロロロ、当然!』
 そう言葉を交わした二人の背に大きな光翼が輝いて、そして共闘でザ・スターに仕掛けていく。
『2対1……この程度の不利は何度も越えてきた!!』
 超新星の輝きが一層強まり襲い掛かる二人を迎撃するザ・スター。だがその反撃も長くは続かない。
 デスリング総統と真奈美、1と1は合わせれば2だが、二人が力をあわせればそれは100倍にも成り得る。大きな光翼により加速する二人に対応が追いついていない。
「もらった!」
 真奈美の頑丈な金属バットーーザ・スターの半減している射程のやや外側からフルスイングされた一撃がザ・スターを捉え、そして怯んだ所にデスリング総統が一気に四本腕で組み付きジャイアントスイングでぶん投げる。
 まともに受ければ骸の海送り確実の一撃――それをギリギリのところで逃れたのはファースト・ヒーローの力量故か。
 ギリギリで完全な投げから逃れたザ・スターはリングへと何とか着地、しかしその姿には明らかにダメージの影響が現れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ファーストヒーロー『ザ・スター』』

POW   :    バスター・ナックル
【拳】を構えて【エナジー・ゲートから降り注ぐ光】を纏い、発動前後が無防備となる代わりに、超威力・超高速・防護破壊の一撃を放つ。
SPD   :    スーパー・ノヴァ
自身の【装備】を【輝く「超新星モード」】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
WIZ   :    レミニセンス・ザ・ワールド
常識的な行動を囁く【「ザ・スターの心」の幻影】と、非常識な行動を囁く【「ザ・スターの肉体」の幻影】が現れる。[「ザ・スターの肉体」の幻影]に従うと行動成功率が8倍になる。

イラスト:もりさわともひろ

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●第二ラウンド、ファイト!
 デスリング総統の強烈なジャイアントスイング、寸での所で投げを完全に決められないよう抵抗して逃れたザ・スターだったが、猟兵の加勢もあって疲労の色は濃いように見える。。
 しかし優勢にも拘らず、デスリング総統の表情は険しい。
『貴様、まだ奥の手を隠しているな……? ワガハイと戦うからには、持てる全ての手段を出し惜しみせず使うがいい!』
『……まさかこれを使うことになるとはな!』
 デスリング総統の言葉にザ・スターはそう叫び、指を鳴らす。
 すると彼の眼前に黄金のオブリビオンマシン『レミニセンス・エニグマ』が召喚され、即座にザ・スターは搭乗する。
 これまでは同じ人型の大きさでやりあえる相手であったがこのオブリビオンマシンはデスリング総統よりも大きく、先程までよりも一層激しい戦いになる事だろう。
 しかしデスリング総統に弱気は存在しない。打ち倒すべき強敵――相手が自分よりも巨大な相手であるならばより一層燃え上がるのがプロレス魂である。
 その総力を持って5メートルの黄金の機械へと挑みかかっていくデスリング総統。彼に必要なのは奮い立たせる応援や実況だろうか、それともレミニセンス・エニグマへの遠距離攻撃による支援だろうか。
 いずれにせよこのザ・スターを打ち倒す為には猟兵の何らかの支援は必要だろう。各々の想い描く形で、猟兵達は行動を開始するのだった。
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


クリスティナ・バイエンス(サポート)
火の神の名を持つキャバリアに選ばれたサイキックキャバリア乗り
水着みたいな格好なのは、コックピットが蒸し風呂みたいに熱いから仕方なくだからね

正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよ
でもキャバリアを使っての戦いは任せてね、みんな炎で薙ぎ払ってやるわ
とはいえ、必要ないところで炎を使うつもりはないの危ないもんね
使わなくても私の〔炎神機カグツチ〕は十分強いもの

よろしくね!



●輝くヒーローの機体
 黄金に輝く装甲、表面にびっしりと防御呪術文字が刻まれたオブリビオンマシン『レミニセンス・エニグマ』がスラスターを吹かせデスリング総統へと高速で接近する。
 その間にも機体は光り輝く超新星モードへと変形している。接敵速度からするに移動力の変化はなく、他の四種――攻撃力・攻撃回数・射程・装甲のいずれかが5倍となり他の一つが半減しているのだろう。
 いずれにせよ単独でデスリング総統がやや押されてしまう程の力量を有するザ・スター、この切札を持ち出した今ではプロレス魂を燃え上がらせている状態でも互角には少々厳しいだろう。
 しかし、猟兵達の援護があれば話は別。
 デスリング総統がレミニセンス・エニグマに何とか組み付きどうにか投げ飛ばそうと近づこうとし、レミニセンス・エニグマは近づけないよう目にも止まらぬ早業で応戦する。
 硬直状態にある状況で、炎神機カグツチに搭乗したクリスティナ・バイエンス(炎のキャバリア乗り・f30044)が実体剣『RX焔ノ剣』を手に黄金のオブリビオンマシンへと斬りかかっていく。
 炎湧きだす焔ノ剣、触れるだけで発火しそうなそれに対しレミニセンス・エニグマは拳を叩きつけ弾き飛ばし、即座に胴体に拳を叩き込まんとカグツチの懐へ飛び込もうとする。
 だが、
「絶対座標チェック、空間クリア。サイキックロード接続―――来やがれ、オーヴァード!」
 声が響くと同時、カグツチのすぐ後方に新たなキャバリアが出現する。
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)がカスタマイズドキャバリア "JD-Overed"と共に【心機一体】のユーベルコードで|クリスティナ《仲間》の元に転移、そして即座に跳躍し黄金の機体へ飛び蹴りを狙う。
 不意討ち気味に放たれるオーヴァードの飛び蹴り、しかしザ・スターは前進を中断して対空の蹴りで応じ、オーヴァードの脚部を蹴り飛ばした。
 弾き飛ばされる多喜の機体、しかし彼女の奇襲でクリスティナが攻撃する為の隙が生じ、構えた炎神機カグツチの全身が燃え上がるように温度を上げていく。
「ツインヒートストォォォォム!」
 そして放たれるユーベルコード【|二重灼熱旋風《ツインヒートストーム》】、火の神の名を持つキャバリアが放つは二重の灼熱の嵐。
 コクピットの中も蒸し風呂状態だがユーベルコードにより齎される熱はそれどころではない灼熱状態、着弾地点にいたレミニセンス・エニグマはその熱で焼かれコクピットのザ・スターも苦悶の声を漏らす。
 更に、
「貰った!」
 着地した多喜が即座にオーヴァードを加速、握り込んだ拳にサイキックエナジーを強化・充填し、熱に苦しむ黄金のオブリビオンマシンに電撃を帯びた渾身の一撃を叩き込んだ。
 防御術式が刻まれた装甲と言えど増幅されたサイキックエナジーの衝撃を殺し切れない。
 電撃と熱によるダメージを受け動きが鈍ったレミニセンス・エニグマから距離を取りつつ、二機のキャバリアは支援攻撃に移るのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

豊川・芳仁
アドリブ/連携可

愛機『銀牙号』に乗って登場。
「真奈美に呼ばれて来てみればこういうことか。」
デカブツへの対抗手段がない妹の為に、代打として戦うことに。
「プレッシャーのかかる代打は慣れている。気にするな。」
バスター・ナックルの構えを見て警戒を強める。
(魔球が来る!)
キャバリアサイズに巨大化させたバットを手に、力を溜めつつ残像を発生させ致命傷だけは回避し、間髪入れずにUC発動。敵UC発動直後の無防備な隙を突き、炎を纏ったバットで重量攻撃+吹き飛ばし。
「打線を繋ぐのは慣れているんでね。」



●ヒーローとスポーツ世界の超人選手
「真奈美に呼ばれて来てみればこういうことか」
 旧式の量産型キャバリアーーそれも工事用に改造されたような使い込まれた印象の『銀牙号』に搭乗した豊川・芳仁(|夢舞台《フィールド・オブ・ドリームズ》作業員・f41321)は灼熱の戦場を見、呟いた。
 先にザ・スターと戦った彼の妹は巨大なキャバリアに対する有効な対抗手段を持っていない。
 彼女の代理、代打としてやってきた彼だが、相対するのはヒーローとその切り札であり、重圧も多少はある。
 だがアスリートアースの超人野球の選手である芳仁にとってプレッシャーのかかる代打は慣れたもの、気にするような事でもない。
『また新手か……!』
 レミニセンス・エニグマがバスター・ナックルの構えを取る。エナジー・ゲートより降り注ぐ光を纏った状態から放たれる一撃は銀牙号すら容易く貫通し破壊せしめるだろう。
(「魔球が来る!」)
 咄嗟に芳仁はキャバリアサイズのバットを構えつつ警戒を強め、そして残像を残しながら全力で側方へ機体を移動させ攻撃を回避せんとする。
 レミニセンス・エニグマの光纏う黄金の拳が放たれる。その一撃は銀牙号の胴、脇腹の部位にあった装甲を吹き飛ばし胴体も強烈な衝撃波で揺さぶった。
 激しく揺れるコクピット、しかし機体の動作自体に支障はなく、破損部芋後で修理すれば問題ない。
 重要なのは今この瞬間、攻撃直後の隙に最大の攻撃を叩き込むことだ。
 ユーベルコード【必殺打法「フレイムブリンガー」】の起動でバットに炎が宿り、無防備なレミニセンス・エニグマの胴体にフルスイングが叩き込まれる。
『ぐっ……!?』
 敗北に近ければ近い程そのバットの力は増幅される――最大近くまで増幅されたその一撃は強固なレミニセンス・エニグマと言えども無傷ではいられない。
「打線を繋ぐのは慣れているんでね」
 芳仁はそう呟きつつ、銀牙号を操縦してリングの外へ脱出したのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎

基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
効きそうな相手なら煽てて誘惑するのも手段かな♪

戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ



●妖狐の言葉はヒーローを惑わせる
 三人の猟兵の攻撃に弱り、更に骸の海へと投げ飛ばそうとする強力なデスリング総統に対し、レミニセンス・エニグマは徐々に劣勢に追い込まれていた。
『レミニセンス・エニグマは十分強力だ! このまま真っ向から打ち破ればよい!』
『真っ向から相手をする必要などない。上空で体勢を立て直して全武装を同時に叩き込んで殲滅するのだ!』
 ヒーローとして常識的な行動を囁く心の幻影、そして真逆の非常識な行動を囁く肉体の幻影――ユーベルコードによるそれらの声は、後者の非常識に従うなら戦況をあっという間にひっくり返す事も可能だろう。
 だが、
『だがそれではヒーローの矜持が……!』
 オブリビオンと言えど元はファーストヒーロー、懊悩するザ・スターが座するレミニセンス・エニグマのコクピットに、女の声が響く。
「えっ、貴方ヒーローなの? あたし尊敬してるんだけどな~」
 驚いた風なサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)の声がメルク・フィクターというオブリビオンマシンから響く。
 期待する者がいる――その状況ではヒーローとして卑劣な行動は余計とり辛くなる。
 選択に悩む敵であるならそれらしき言葉でつついて余計迷わせてしまえばよい、ほんの少しでも迷いが深まったのならば、サエの術中にはまったも同然だ。
 迷いに迷ったザ・スターはそのままメルク・フィクターを力で押し切ろうと急加速、距離を詰めてくるが、
「お生憎、まともにやりあう気はないよ♪」
 そう言ったサエはユーベルコード【メルク・フィクターズ・フェクター】を起動、これまでの戦いで得た不利によりメルク・フィクターの液体金属装甲製の分身が六機召喚される。
 メルク・フィクターの特徴は偽装を得意とする液体金属装甲であり、分身についてもその能力は健在だ。
 一斉に踊りかかる分身達、直に組み付いた分身達の液体金属装甲が黄金のオブリビオンマシンの装甲を覆い、防御術式の効力を弱め装甲の間、可動部位に入り込み動作を阻害する。
 戦闘力を減らされた黄金のオブリビオンマシンに、サエが駆る本体の液体装甲で形成された茨の剣が深く食い込み、駆動部にまでダメージを与える。
 あと一押しでこの機体は戦闘不能になるだろう、そう冷静に分析しつつ、サエはメルク・フィクターを後退させデスリング総統と後続の猟兵に次の攻撃を任せたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

熊ヶ谷・咲幸
全てのプラントを壊した先に何があるって言うの!絶対に止めてみせる!
「ザ・スターさんに届け!あたしの気持ち!」
【君だけの⭐︎アイドル】のパフォーマンスで相手をこちらに注意を向けさせる
「あたしの歌を聞いて!」
指先をザ・スターに向け、あたし以外を認識できなくさせる。幻影の声だって聞かせない!
「貴方の、本当の声を聞かせて!」
オブリビオンになってから変わったのだったら、肉体からの声が聞こえなくなれば生前の心を取り戻せるのでは?(とか期待しちゃったり)

心を動かす事はできなくても、デスリング総統を認識できなくする事で戦闘自体のサポートにはなっていると思います



●ヒーローが見る最後の星
 戦闘力を衰えさせるオブリビオンマシンの液体金属装甲を全身に受け、更に茨の剣の一撃をまともに受けてしまったレミニセンス・エニグマの損傷はかなりのものになっていた。
 この状況でザ・スターは幻影の非常識な囁きに耳を傾けようとしていた。
『レミニセンス・エニグマで飛翔して全武装を……』
 この機体に搭乗した状態なら【オーバーブースト・マキシマイザー】をも使用できる。通常この世界で高速飛翔体は|殲禍炎剣《ホーリー・グレイル》に撃ち落されるが、それをエナジー・ゲートで無効化できるザ・スターならではの戦法だろう。
 だが突然、
「ザ・スターさんに届け! あたしの気持ち!」
 その言葉と同時に、幻影の声が途絶えた。
『なんだ!? 急に見えるものが……』
「あたしの歌を聞いて!」
 今ザ・スターの目に映り声が聞こえるのはアイドルらしいダンスを踊りつつ彼に指先を向ける熊ヶ谷・咲幸(チアフル☆クレッシェンド・f45195)だけ、それ以外は激しい戦闘の最中であったにも拘わらず、不思議と見えなくなってしまっていた。
 ユーベルコード【君だけの⭐︎アイドル】、その力はパフォーマンスを披露しながら指先を向け続ける限り、ザ・スター自身と咲幸しか認識できなくなるというものだ。
 それにより幻影たちの声はザ・スターには届かなくなる。認識上では一対一となったこの状況で、咲幸はザ・スターに対し呼びかける。
「全てのプラントを壊した先に何があるって言うの!?」
 そう問いかける咲幸の言葉には、ザ・スターの凶行を絶対に止めるという強い意志が籠められている。その視線をファーストヒーローは無視することができない。
『わ、我等には……為さねばならぬ正義が……』
「貴方の、本当の声を聞かせて!」
 肉体の幻影の声は聞こえず、唯一聞こえる咲幸の力強い声。しかしファーストヒーローは狼狽えつつも、レミニセンス・エニグマを操り、彼女の口を閉ざさんと襲い掛かろうとする。
 しかしあくまで今のザ・スターが認識できるのは咲幸だけ。もっと恐ろしい脅威を認識することはできていないのだ。
『グロロロ……隙だらけだ!』
 様子がおかしくなったレミニセンス・エニグマ、その隙を見逃さずデスリング総統が四本腕を伸ばし高速回転を開始していた。
 放つは神殺しの四次元竜巻、骸の海送りのその竜巻を認識すらできないレミニセンス・エニグマは竜巻に呑み込まれ、そのまま骸の海へと直行させられてしまう。
(「流石にそう都合よくはいかないかな……」)
 ――生前の心を取り戻せたなら変わっていたのだろうか、そもそも心に関係なく破滅の為の行動を止められないのか。
 答えは出ない。
 踊りを止めた咲幸は、エナジー・ゲート輝く上空を見上げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 集団戦 『バスターレオ』

POW   :    ストレートタックル
【ブースターによる直線的突進攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD   :    インセンディアリー
レベル×1個の【焼夷弾】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
WIZ   :    ブーステッドブレイズ
自身に【インゴットを燃焼させて生み出した炎】をまとい、高速移動と【高熱の炎】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。

イラスト:イツクシ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●後始末は機獅子狩り
 上空に輝くエナジー・ゲートは、ザ・スターが骸の海に逃されてなお輝いていた。
 そしてその中からオブリビオンマシン『バスターレオ』が多数降ってきて、砂埃を立てながら着地を決めた機械の獅子の群れはデスリング総統と猟兵達に殺意を向けてくる。
 厄介なザ・スターの置き土産、これら全てを破壊せねばザ・スター討伐を完遂したとは言えないだろう。
『グロロロロ! こんなものまで用意していたとはな!』
 強敵との戦いの直後ではあるが、デスリング総統は未だ気力十分な様子で上機嫌に手近なバスターレオをプロレス技で投げ飛ばさんと襲い掛かっていく。
 彼を援護、或いは己が直接戦う為に、猟兵達は行動を開始するのであった。
四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎


サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎

基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
効きそうな相手なら煽てて誘惑するのも手段かな♪

戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ


ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



●燃える機械獅子
 エナジー・ゲートから落下してきたバスターレオ、数も多く高熱の炎を操り襲い掛かってくるオブリビオンマシンの群れを猟兵達は怯む事もなく応戦する。
 サエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)の愛機であるメルク・フィクターは、液体金属製の茨の剣『RX-Aメルズピナン』でバスターレオ達と切り結ぶ。
 機械の獅子が吼え、焼夷弾の火炎を放ち、合体させて火力を強化しながら液体金属装甲のオブリビオンマシンを焼き払おうとする。
 その攻撃を液体金属装甲を変化させ、バスターレオの形状に擬態しつつ四足歩行で一気に駆け抜け火炎を突破するメルク・フィクター。その背をバスターレオ達が追いかけ金属の爪を突き立てんとする。
 とはいえ、そのコクピットの中にサエはいない。
 ユーベルコード【アキュラナティヴ・ムーブ】、液体金属装甲の一部を体に付着させる事で機体を遠隔操縦を可能にするその力で、二手に分かれて情報収集と敵の陽動を同時に行っているのだ。
(「これならこっちに誘き寄せれば……」)
 戦場全体を俯瞰するように情報を収集しつつ、より戦況を有利にするようにメルク・フィクターを目立たせつつある地点――デスリング総統の居る場所へと誘導していく。
 その目的地ではデスリング総統がプロレス技でバスターレオを片っ端から骸の海へと投げ飛ばしていくその横で、ずんぐりむっくりとしたマシンウォーカーに乗り込んだミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)も、インゴッド燃焼による炎を纏い突っ込んでくるバスターレオの攻撃を素早く回避する。
「そんなの避けちゃうにゃ!」
 丸っこい見た目からはかけ離れた機敏な動きで炎の突進を回避するミーヤ、ゴーグル越しに見える隙を見せた個体にガジェットの弾丸を発射してその装甲を砕いていく。
「これを倒せば事件も解決ですよねぇ」
 でっかい白錘を振り回し、炎の機械獅子を片っ端から吹き飛ばしていくのは四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)。
 背中に寝台を取り付けた虎を護衛のように侍らせた彼女はミーヤとデスリング総統からやや離れた位置で、彼女に比べ巨大なオブリビオンマシンにその怪力を存分に振るい叩き壊している。
 誘導に成功したメルク・フィクターも形状を元の形に戻しながら茨の剣でバスターレオを切り裂き機能停止させていき、集団で襲い掛かりつつも押し切れないバスターレオ達は状況を好転させんと纏った高熱の炎を武器として猟兵達とデスリング総統に発射、焼き払わんとするが、
「そんな悪いコトするなら、こっちはこのお菓子で守っちゃうのにゃ!!」
 ミーヤが起動するユーベルコードは【お菓子でガードなのにゃ!】、彼女のガジェットから溢れ出すのは大量の美味しいお菓子。
 戦場内に溢れ出したそれらはバスターレオが放射する高熱の炎や爪牙での攻撃を無力化し、敵の攻撃が意味をなさない絶好の隙を生じさせた。
 そして敵の攻撃が無力化された事を認識した眠斗は、虎の背に取り付けられた寝台へと乗っって速やかに入眠姿勢に入る。
「んゅ……皆さんもぉ~、ゆっくりしましょう~……」
 健やかな安眠――ユーベルコード【安らぎの雪だるまさん】を起動させた眠斗のそれにより雪だるまの妖精さん達が彼女の周囲に召喚される。
『グロロロロ、安らぐには早いが気力が湧いてくるな!』
 雪だるまの妖精が齎す安らぎの一時により、激しい戦いで受けたデスリング総統の傷が癒されて更なる攻撃行動を支援。
 四本腕を広げたデスリング総統が回転し、四次元竜巻を発生させバスターレオの群れに解き放つ。
 骸の海送りの強烈な竜巻に呑み込まれたバスターレオ達は即座に骸の海へと還り消失、そして再行動したミーヤのマシンウォーカーに搭載された『M.A.G.U.R.O』――蒸気魔導誘導レーザー砲塔からレーザー光線が発射され、四次元竜巻から逃れた個体を撃ち抜けば、更に液体金属装甲製の刃が追撃で仕留めていく。
 まだまだザ・スターの置き土産は残っているが、戦況は徐々に猟兵達優勢に傾いている。
 豪快に笑うデスリング総統と共にミーヤと眠斗、そして離れた位置で情報収集を継続するサエは、他のバスターレオの群れへの攻撃を開始するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。

正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。

基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」


ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!


リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能

接近戦で戦う場合は鎖鎌の【薙ぎ払い】と鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメイン
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装で【薙ぎ払い】や【一斉発射】。キャバリアもあります
その他状況によって魔術的な【属性攻撃】や【破魔】等使用

猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる
また、無力なNPCが大人数いる場所での戦闘も彼らを【仮面憑きの舞闘会】で強化して戦わせつつ身を守らせることも可能。



●プロレス・フォーミュラの旅はまだ続く
 バスターレオ達が出力を上げ、その機動力を更に炎を纏い猟兵とデスリング総統との激戦を繰り広げていく。
 そんな中、白い海月のような印象の印象のガムゴム人、ネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)は真っ向勝負を避け既に砕かれたバスターレオの残骸の影に隠れながら敵の攪乱に徹してた。
「それじゃあ いって」
 彼がばら撒いた金貨はクリーピングコイン、空飛ぶ金貨の大群はキャバリアサイズの機械獅子達のアイセンサーの前を飛び回り時にはぶつかりそのセンサーを攪乱する
 うっとおしく飛び回る金貨に向けて放たれる焼夷弾の炎、バラバラに個別に操られる炎は幾許かのクリーピングコインに命中し溶かしていくが、意志持つ金貨の群れはそれに構わず飛び回りバスターレオを翻弄し続ける。
 その間にネッドは【ステータスオープン!】のユーベルコードを起動して敵を観察。弱っている個体を探り出すと、金貨の群れにこっそり指示を出し他の猟兵が倒しやすいように誘導し分断しているのだ。
 その分断された個体をアクセル全開で駆けつけてきた宇宙バイク『アルタイル』に装着されたビーム砲『ミルキーウェイ』から放たれた光線が、的確に撃ち抜き仕留めていく。
 バイクの搭乗者は白狐面を被った青髪の青年、リカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)、高速で動き回り的確に狙ってくる彼を感知した機械獅子の群れは、先に青年を叩き潰さんと一斉に突撃を仕掛ける。
 だが、
「攻撃は無駄っす。全て己自身に返るんすから」
 リカルドがユーベルコード【忍法・鏡魔眼の術】を起動、超高速で突撃してくる機械獅子達をそのオレンジの瞳で睨みつければ、オブリビオンマシンの動作が急におかしくなり、そして自身の動作に耐えられなくなったかのように自壊していく。
 向けられた敵意を鏡映しにして敵自身に返す忍びの技――多くの終焉を打ち破りしそれは、リカルドが体得した術の一つである。
 それでもなお己の身に炎を纏い猟兵に突撃するバスターレオ、標的になったのは大斧を振り回すドワーフ、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)だ。
 四足歩行の機動力で炎を纏い襲い掛かるオブリビオンマシンは見るからに暑苦しく、そしてそれはアイクルの機嫌を悪化させる。
「ええいうっとーしーに゛ゃっ!!」
 【全力拒否】――頂点に達した不機嫌を斧に乗せ、向かってきたバスターレオに薙ぎ払うように叩きつける。
 魂を籠めたアイクルの一撃はバスターレオが纏うユーベルコードの炎を吹き飛ばし相殺、そのまま斧は叩きつけられ四足歩行のバスターレオの上半分がスライドするように地面に落ち、そして爆散した。
「ぶっ殺おおおおおおす!」
 とても淑女らしいとは言えない罵詈雑言を叩きつけつつ斧を振り回しバスターレオを両断していくアイクル、そのパワー溢れる戦いっぷりにはデスリング総統も感心しているようだ。

 そして。
『グロロロロ、これで最後か!』
 ブースト加速で飛びかかってきたバスターレオの爪を真っ向から受け止め、前足を掴むとデスリングスープレックスで骸の海へと投げ飛ばすデスリング総統。
 破壊されるか骸の海に投げ飛ばされるか、いずれにせよ出現していたバスターレオの群れは一掃され、そして連動するかのように上空に輝いていたエナジー・ゲートが崩壊する。
 崩れ落ちた光の門の残骸は落下し、デスリング総統の肉体へと吸い込まれていく。
『グロロロロ、何だか体の調子……技のキレが良くなった気がするぞ』
 身体の調子を確かめるように四本の腕を曲げたり伸ばしたりする総統、特に悪い現象ではないようだ。
 ともあれプロレス・フォーミュラとファースト・ヒーローの戦いはまた一つデスリング総統の勝利に終わり、文明を脅かす者は骸の海へと還された。
 猟兵達は強者との戦いを求め旅を続けるデスリング総統に見送られ、グリモアベースへと帰還したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年03月31日


挿絵イラスト