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叫べ☆アイドル!凶行お兄さんを探せ

#アイドル☆フロンティア #複数人プレ歓迎 #飛び込みプレイング歓迎 #途中参加歓迎

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#アイドル☆フロンティア
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●アイドル☆フロンティアの某フェス会場にて
「みんなーー!! 楽しんでるかーーい!?」
 MCの男性が片拳を天に掲げる。
「イェーーー!!」
 会場は盛り上がった。ここはミュージックフェスティバル会場、様々なバンドマンやアーティストや、勿論国民的スターだって出るかもしれない、そんな会場である。

『……チッ、浮かれてやがる』
 心の骸の海が溢れそうになっている青年が一人。荒っぽい口調で唾を吐き捨てながら、スマホの画面をタップしていく。
『まぁ、いい……。これさえ起動してしまえば、会場はパニックだ!!』

 恐怖の凶行、それは青年がプログラミング知識に鋭い事による会場全体のハッキングであった――。

●君もグリモアベース発のアイドルになってみないかい
「いわゆるハッカーなのよね。これは凶行を強行されたら会場が大変な騒ぎになるに違いないわ!」
 グリモア猟兵のジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)は事前の予知で見えた青年の姿の特徴をふわっとボードに描いて説明し始めた。
「茶髪の短髪に眼鏡っていうどこにでも居そうな人よ。年齢は30代ぐらいかしら。とりあえずフェス会場のどこか通信出来そうな場所……例えば休める場所があったりしない? そういう場所でしらみつぶしに探していけば彼は見つかると思うわ。骸の海が溢れ出したら周りの人も影響を受けてオブリビオンになってしまうから、探し終えたらまず周りの人も元に戻してあげて!」

 会場に居た多数の人達が欲のオブリビオン『グリード・コレクター』になる事で関係ない一般人への強奪・恐喝などが発生し始めるかもしれない。速めに流れ星に願ってアイドルステージを展開した方が良さそうだ。

「とりあえず周りの影響された人々が元の姿に戻ったら、オブリビオン化した本人を元に戻すのよ! ここで重要なのは応援の力。そう、パフォーマンスも大事よね! 歌って踊ってファンサしてもいいわよ、アイドルだもの!」
 応援してもらえばこちらの強化に繋がる為、精一杯のアイドルパフォーマンスが求められるかもしれない。

「それじゃあ、フェス会場で頑張ってきてね。応援してるわ!」
 グリモアの転移を開始した、ジェルダだった。


椿油
 椿油です。お願い流れ星、フェス会場での凶行を止めて! というシナリオです。
 第1章は日常です。日常フラグメントと思いきやフェスで大規模ハッキングを始めようとしているハッカーの青年を見つけるのが目的です。頑張って探しましょう!
 第2章は『グリード・コレクター』との集団戦です。フェス出場予定のアーティストのサインとかねだり始めるかもしれません。止めましょう。
 第3章は『タブー・ケージ』とのボス戦です。ハッカーの青年がオブリビオン化した姿になります。禁忌のハッキング、アイドルパワーで止めてやりましょう!

 もちろんアイドル以外の猟兵の参加も大歓迎です。
 皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
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第1章 日常 『お祭り☆フェスティバル』

POW   :    出店を巡って楽しむ

SPD   :    ゲームやレクリエーションの企画に参加する

WIZ   :    ライブステージを見物する

イラスト:ぽんち

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●さて、どこへ行くか
「次のDan★Saa'sのライブそろそろだよ~!」
「やべ、トイレどこだろ」
「はぁ、やっとお昼にありつけた……!」

 わいわいがやがやと賑わう会場。
 行けそうな場所は売店、トイレ、休憩用のベンチなど、多岐に渡る。人が多い所にいるか、人が少ない所にいるかまでは予知では分からなかったので――工夫して探すほかないだろう。
フラムベル・ラーヴィ
ふわぁ、すっごい盛り上がって楽しそうー。
でも、これを台無しにしちゃおうとしてる人がいるんだよね。
頑張って止めないと!

えっと、問題の人は茶髪の短髪に眼鏡、30代ぐらい…うわぁそれっぽい人いっぱいいる!
でも休憩できそうな場所にいるかもしれない、って言ってたね。何処か座れる場所……休憩所のベンチかな。
その他には邪魔が入りにくい場所ってことでおトイレ…あ、ボク男の子だから入るのはこっちで合ってるよ。

何にしても、決め手になりそうなのはその人の雰囲気、かな。
予知で聞いた限り、あんまりイベントを楽しんでなさそうな感じだったから、それっぽい表情や振る舞いの人がいたら目星をつけておくよ。



「ふわぁ、すっごい盛り上がって楽しそうー」
 フラムベルは賑わう会場を眺めながら、混み合う人々の群れへと混ざっていく。
「でも、これを台無しにしちゃおうとしてる人がいるんだよね。頑張って止めないと!」

「(えっと、問題の人は茶髪の短髪に眼鏡、30代ぐらい……)」
 顔をきょろきょろさせると、茶髪の短髪の男性も多いし、短髪に眼鏡も沢山いるし、30代っぽくかつ茶髪に短髪も結構見つかった。
「うわぁそれっぽい人いっぱいいる!」

 休憩所のベンチと、そこから行けそうなトイレにアタリを付けるフラムベル。男の子なので男子トイレの中をささっと覗く。どうやら茶髪で短髪で眼鏡は居ないようだ。
 改めて休憩所に戻ってきて、茶髪・短髪・眼鏡の3つに当てはまり、かつイベントを楽しんでいなそうな人に目星をつけておく。

 それらしい人は、3人居た。1人目はスマホを見ている。
「(あの人はスマホ見てイライラしてる……ガチャ回してるとか、予定がずれこんだとかかな)」
 2人目は推しのポスターを背負ってスマホを見ながら不敵に笑っている。3人目はというと、スマホを見て眉間にしわを寄せながらニヤニヤと若干嬉しそうに笑っていた。

「(ぜ、全員スマホ見てる……!)」

 とりあえず3人まで絞る事が出来たので、それぞれのベンチに座っている位置と特徴をメモっておき、後続の猟兵の助けになるよう痕跡を残していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

佐藤・和鏡子
※試験的にお任せプレイングを全シナリオに流しています。
描写におけるタブーは一切ありませんので、NPC・フリー素材感覚で自由に使い倒して頂いて大丈夫です。
佐藤和鏡子、17歳。
看護用モデルのミレナリィドールです。
服装はスクール水着の上にセーラー服の上着を着て看護帽を被っています。
銀色の髪と紫色の瞳に白い肌が特徴です。
看護用モデルらしく温和な心優しい性格で困っている人に積極的に手助けします。
(看護兵×ハイウェイスターなので医療技術と運転技術に特に強いです)
戦闘では回復や援護など防御的な立ち回りをします。
ユーベルコードは状況に応じて使用します。



 3人の容疑者候補を絞った所で、和鏡子が会場で貸し出されていたスクーターで警らしながらそれぞれの特徴をそれとなく見繕っていく。

「……あっ! キタ~~~ッ!!」
 1人目のスマホを見ながらイライラしていた男は、予想通りガチャか何かを回していたようで、嬉しそうな笑みに変わった。

「(あの方は違ったようですね)」
 和鏡子は安堵した。

 続けて二人目の男を見ると、今はサイリウムを握りしめている。どうやら誰か特定のアイドルの推しらしく、青色のカラーと『ファンサして★』と書かれた団扇まで持っていた。
「(この方も違いますね……という事は)」

 なので、3人目の男を見てみる事にした。彼のスマホの画面を、背中を向けながらちらりと覗いてみる和鏡子。

 ――その漆黒色な画面には、危ない色合いとフォントで『起動』とボタンが見えた。

「……! 待機をお願いします」
 悟られないように目線を前に戻して移動しながら、突き止めた件の男性が事を起こす前に、アイドル達猟兵に要請を飛ばす和鏡子であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『グリード・コレクター』

POW   :    欲望の大口
【長い舌と大きな口】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【味】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD   :    欲望の魔顎
【肩から生えた牙つき触手】で敵の肉片を捕食する。自身の身体部位ひとつが変異し、敵のユーベルコードひとつを使用可能になる。
WIZ   :    欲望の巨兵
戦闘中に食べた【欲望の対象】の量と質に応じて【肉体が巨大化し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

イラスト:ワジマ ユウスケ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●感化された観衆達
『チッ、感づかれたか……!』
 事を起こすのが不可能になると感じた男は、骸の海を広げて『タブー・ケージ』へと変貌する。

「うわぁぁ!?」
「何だ!?」
「みんな逃げてーー!!」
 しかし骸の海に取り込まれた観衆は骸の海に囚われ、徐々に『グリード・コレクター』へと姿を変えていった。

『サイン寄越せーーーーー!!!』
『こっち見ろォォーーーーーッッ!!!』
 欲望の化け物になった|観客《ファン》を救えるのは、|猟兵《アイドル》だけだ!
ラッテ・カルムフード
 ドラゴンプロトコルの猟理師×魔王、15歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、寝起きは「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


キノ・コバルトリュフ
キノキノ、火力が足りないんだって?
だったら、焼き舞茸はいかが?

キノ!バルくんどんどん焼いていくよ!!
トリュフ!バルくん、いい焼き加減だね。
キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!
マツタケ!!おいしく焼けたかな?



「ここはデリシャスドラゴンプロトコル、もといアイドルとしての見せ場でしょうか?」
「シメジ、何でも欲しがってるみたい。だったら炎をあげるね!」
 ラッテとキノはそれぞれ具現化したステージの上で戦闘態勢を取る。

『よこせェェェーーーーッ!!』
「ではお望み通り」
 ラッテがUC《皿投げ》を発動すると、素早く投擲される皿がグリード・コレクターの肩から生えた牙つき触手へと命中していく。
『痛テェ!? こんなの欲しくないーーーッッ!! ヤダヤダーーーッッ!!』
 わがままを言うグリード・コレクターに対し、ラッテは渋い顔をする。
「そんな事言われましても、駄々をこねるとお料理抜きですよ?」
『……お料理? あるのォ!?』
「さて、どうでしょう?」
 含みのある笑みを見せたラッテ。

「キノ! お料理するなら火力が一番! 奉納のダンスするよ! ファンサ? よくわからない!」
 UC《神火大嵐舞》を発動し、星霊バルカンのバルくんが巻き起こす創世記の炎の渦がグリード・コレクターを焼いていく。
「トリュフ! バルくん、いい焼き加減だね。キノも奉納の舞いを頑張っちゃうよ!」
『熱いィィィーーーーッ!!』
『ま、まさかお料理の食材ッテ……!?』
 グリード・コレクター達はラッテの方を見つめる。もしかして自分が食材になるのかと思ったようだ。

「……さて、どうでしょう?」
 とりあえずそう返しておいたラッテだったが、よりグリード・コレクターは怯えるのだった。
『やだーーッッ!! 食欲はあるけど食材はやだやだーーーッッ!!!』
『でもキノちゃんのダンスもイイネ! アツいけどォ!!』
 オブリビオンながら応援してくれた事にキノは嬉しそうな笑みを見せた。ステージの周囲ではサイリウムも振られ、高鳴るボルテージ。

「マツタケ!! おいしく焼けたかな?」
 カリッとこんがりウェルダンに焼きあがったグリード・コレクター達は食材になるのも悪くないと思ったとか。
『食材になってもいいよ……ッ!!』
「いや、私はどうでしょうと言っただけですが……お望みならば?」
 ラッテの手によって、【お皿】に盛りつけられたグリード・コレクターであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フラムベル・ラーヴィ
わわ、怪物さんがいっぱい出て来た!
みんな助けてあげなきゃ…!

お願い流れ星!ボクもアイドルになりたいの!
(アイドルステージ召喚)

みんな、応援は見返りのためにするものじゃないよ!
純粋な気持ちで応援してこそ、推しの人に届くモノなんだから!
ボクの愛を分けてあげる、だからみんな思い出して!純粋な気持ちを!

そんな気持ちを込めて、振りまく愛を発動。
みんなに大好きって気持ちを撃ち込んで、その心の【浄化】を試みるよ!

元に戻ったら、一旦避難してもらうね。
だいじょうぶ、フェスをちゃんと続けられるように、ボク達頑張るから!


佐藤・和鏡子
この世界の流儀に則ってアイドルとして戦います。
私だと『ヒーリング☆アイドル・佐藤和鏡子』でしょうか。
(看護用モデルのミレナリィドールなので)
見た目が派手な連射(グレネードマシンガンでグレネード乱射)でまず目を引いて観客の目をこちらに引こうと思います。
武器改造でグレネードの火薬を増やしてより派手に爆発させたり、極彩色の煙や炎が上がったりするようにしてより目立つようにします。
(特撮物のテレビ番組のようにド派手に爆発させてさらに注目度アップを狙います)



「わわ、怪物さんがいっぱい出て来た! みんな助けてあげなきゃ……!」
 フラムベルは両手を握って流れ星に願う。
「お願い流れ星! ボクもアイドルになりたいの!」
 ステージが顕現すると、和鏡子もステージへと降り立つ。
「私だと『ヒーリング☆アイドル・佐藤和鏡子』でしょうか」
 看護用モデルのミレナリィドール故に、ヒーリング☆アイドルなのだ。

『サイン寄越せェェェーーーッッ!!!』
 グリード・コレクターは地団駄を踏んで暴れる。
「みんな、応援は見返りのためにするものじゃないよ! 純粋な気持ちで応援してこそ、推しの人に届くモノなんだから!」
『うぐゥゥ!!』
 説得に揺らぐグリード・コレクター。
「ボクの愛を分けてあげる、だからみんな思い出して! 純粋な気持ちを!」
 UC《振りまく愛》を発動したフラムベルは、ふわふわ浮かぶハート形の【Coeur pur】からみんな大好きって気持ちを注ぎ込んで浄化していく。
『はわァ……ごめんねアイドルたちィィィ~~~』
 しょぼくれたグリード・コレクターは次々と浄化されていく。

 しかし、それでも触手攻撃を止めないグリード・コレクターも居る。
「派手に決めましょうか。手数ならこちらも負けませんよ」
 UC《連射》を発動し、【救急箱内蔵型兵器複合システム】からグレネードを乱射して制圧を試みる和鏡子。大量のグレネードがグリード・コレクターの触手に当たり、触手攻撃は止んでいく。
『ぴえン……! ごめんなさいィィ~~』
 落ち着いたグリード・コレクターはフラムベルの浄化の気持ちで大人しく元の姿に戻っていく。

「だいじょうぶ、フェスをちゃんと続けられるように、ボク達頑張るから!」
 フラムベルは避難誘導を済ませながら、|観客《ファン》の皆にウィンクを投げた。
「我々ヒーリング☆アイドルにお任せ下さい」
 和鏡子も胸を叩いて観客達の避難を後押しする。

「頑張ってくれよ、アイドル達……!」
「がんばってー!」
 巻き込まれた無害の観客達はそう言って去って行った。残るは、凶行を起こしかけた本人だけだ――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『タブー・ケージ』

POW   :    スクリーミング・ギロチン
【体内に囚われた『本来の人格』の悲鳴】を披露する事で【禁忌の悪魔】に変身し、戦場内の敵全てを攻撃する【ギロチン刃】を降らせる能力を得る。
SPD   :    黒薔薇迷宮
【心から溢れ出した「骸の海」】に自身の血液を1〜100%捧げ、戦場を怪物蠢く【黒薔薇】の迷宮に変える。迷宮難度は捧げた%に比例。
WIZ   :    コラプサー・フラッシュ
【鳥籠の目への魔力集中】で【激しい輝き】を発生させ、レベルm半径内の対象全てを攻撃する。連続で使うたび命中力と攻撃速度が上昇。

イラスト:湯べし

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●鳥籠は揺れる
『ぜ んぶ よの な か がわ るい んだ』
 タブー・ケージは籠を揺らしながら現れる。

『ぼく を みと めない よのな かが』
 その姿は、凶行を起こしかけた彼の花嫁像でもあるのだろうか。
『なに が けいれ き だ! ちゅうた い の なに が わる い!』
 恐らく、振られるような心にツラく刺さる何かがあったのだろう……タブー・ケージ、いや彼を浄化しなくては、アイドル達のお仕事は終わらない――。
佐藤・和鏡子
面接で落ちたのか恋人に振られたのかは分かりませんが、何か致命的な挫折を経験してこの世に絶望したようですね……。
何とかこれ(浄化)をきっかけにやり直してくれると良いのですが。
斬刑のユーベルコードで空を飛んでタブー・ケージに戦いを挑みます。
斬刑なら飛ぶだけでなく彼岸花の花びらも舞って見栄えも良いですし。
斬刑で出した古風な看護婦の白衣と看護帽もヒーリング☆アイドル仕様に可愛らしくアレンジした特製の物にしてステージ映えする物にします。
空中から加速を付け更にフルパワーの消防斧の斬り下ろしで籠(彼の絶望
)を叩き割ります。
『お大事に』



「(面接で落ちたのか恋人に振られたのかは分かりませんが、何か致命的な挫折を経験してこの世に絶望したようですね……。何とか|これ《浄化》をきっかけにやり直してくれると良いのですが)」
 和鏡子はUC《斬刑》で空を飛び、彼岸花の花びらがステージに舞い散る。

『なに を する きだ!』
 タブー・ケージが鳥籠の目に魔力を集中させていく。閃光で和鏡子を落とそうとしているようだ。

 一方の和鏡子はというと、古風ながらもアイドルらしいナースモチーフの衣装に身を包みながら【消防斧】を持ってタブー・ケージへと加速して近づいていく。

『や やめ ろ!!』
 タブー・ケージは激しい輝きを点滅させ始めたが、間に合わない。まるでアイドルへのフラッシュ撮影のように眩く光り出した瞬間、消防斧が|籠《絶望》を叩き割る。
「お大事に」
『ぎやっ!!』

 籠にヒビが入ってメキメキと割れていくと、タブー・ケージの中に居た花嫁は涙を流した。
『ごめ んね ケンちゃん……』

 その姿はみるみるうちに彼――茶髪の青年、ケンの姿へと変わり、項垂れたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アラタマ・ミコト
荒魂鎮神命が命じるのでございます。
神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!
荒魂鎮神命の無双をご覧に入れるのでございます。

……あらたまちゃんのらいふを削っているのです!
高れああいてむや素材をどろっぷするのです!!



「荒魂鎮神命が命じるのでございます。神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!」
 アラタマはUC《神器解放》を発動し、ケンが無意識に生み出している黒薔薇を神器で伐っていく。

「ケン殿の心のけーじを取り払いましょう! 一旦黒薔薇は伐採でございます!」
 伐り払っていくと、ケンの周囲に取り囲むように黒薔薇が生えている。
「ケン殿! 脱出でございます! ケン殿!」
 手で黒薔薇を振り払うアラタマ。

『ぼく は なん て ことを……』
 すっかり落ち込んでいた青年ケン。
「ほら、ケン殿……けーじから出ましょう! 脱出の時でございます!」
 しかしケンは全く動く素振りを見せない。

「うーむ、ならば最終手段でございます。けーじを破壊してしまえば良いのです」
 ケージに神器をぶつけていくアラタマ。
「もう少しの辛抱でございますゆえ!」

『ぼく は…… ぼく は……』
「うう、硬いけーじです。ケン殿の心境が反映されているのやもしれません」
 だが、後はケンが少し鳥籠を押せば壊れるであろう所まで傷をつける事が出来た。

「もう少しでございます、ケン殿! ここからえすけーぷするのです!」
 アラタマが声をかける。ケンはぐぐ、と動き出す。しかし、あと一歩が踏み出せない。
『ぼ くは どうし たら いい んだ……』
「ケン殿……見守っておりますゆえ。ゆっくりで良いのです」
 アラタマは、自らケンが動けるまで待つと決めたのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エリス・シルフィード(サポート)
『それじゃあ皆、宜しくね♪』
 オラトリオの戦巫女×シンフォニア、18歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」、大切な人には「少女(わたし、あなた、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「彼――ケンさんの心を癒しましょう。大丈夫、痛くないわ」
 エリスはUC《天使の歌う交響曲》を発動し、透き通る程に美しい心と体を癒す歌声をケンへと届けていく。

『う うう……』
 項垂れて立てないケンは、鳥籠から前へと出ようとする。
『あ ああ…… きもち いい うた だ……』
 ケンは涙を流す。心が洗われていくその歌声を披露した事により、エリスは疲労するのも厭わず歌い続けていく。

『ぼく は …… やりなお せる の か……?』
 ゆっくり、ゆっくりと前へと踏み出すケン。目の前にある鳥籠の柱へと手を伸ばす。
『これ を 押せば……』
 ケンは囚われた精神から解放出来る。そう信じて、前へと、前へと進んでいく。しかしゆっくりと鳥籠の目も伸びて来る。

 これが、最後の試練だとでも言うのか? ケンを取り囲む鳥籠の目は、ケンの歩みを遅らせていく。
『……もう すこ し なん だ……』
 ケンが立ち上がれるまで、あと、もう少し。

成功 🔵​🔵​🔴​

フラムベル・ラーヴィ
そっか、誰にも認めてもらえなかったからって、こんなコトを…。
うん、それは良くないコトではあるけれども。

でも、だいじょうぶ。
こんなコトしなくたって、あなたを認めてくれる人、受け入れてくれる人はきっといるはずだよ。
ほら、ここに少なくとも一人…ね?

UC発動、お兄さんへ抱きつくように手を伸ばしつつ近づいていくよ。
敵の攻撃を無効化できるよう、お兄さんをしっかり真正面に捉えた状態でね。

近づいたら格子越しに手を繋いで。
手から力を流し込んで【浄化】を試みるよ。
会場の皆にも、お兄さんとお友達になって欲しいなって呼びかけ。
その一連の流れをパフォーマンスとして、会場へのアピールとするよ。



「(そっか、誰にも認めてもらえなかったからって、こんなコトを……。うん、それは良くないコトではあるけれども。でも、だいじょうぶ。こんなコトしなくたって)」

 フラムベルは駆け付けて、ケンが鳥籠から脱出しようとしていたのを目撃した。

「あなたを認めてくれる人、受け入れてくれる人はきっといるはずだよ。ほら、ここに少なくとも一人……ね?」
 UC《受容れる友愛》を発動し、腕を広げてケンへと手を差し出して近づいていくフラムベル。

『きみ は……』
 ケンと格子越しに手を繋くと、フラムベルは手から浄化の力を流し込んでいく。そして、そっとケンを抱きしめるように心から暖めていく。

「会場の皆にも、お兄さんとお友達になって欲しいな」
 サイリウムが大きく振られる。ボルテージが上がり、会場のエールがケンへも届く。

 ――お兄さんなら、きっと外に出られる。そんな想いを感じ取ったケンは、前へと踏み出した。それと同時に、割れてキラキラと空へ消えていく鳥籠。

「ありが、とう」
 タブー・ケージとして囚われていた鳥籠から完全に脱出する事が出来たケンは、感謝の気持ちを嬉しそうに微笑みながらフラムベルと協力してくれた猟兵達へと伝えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年03月29日


挿絵イラスト