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💗とってもハッピーな卒業旅行

作者：ピンク☆フラッシュ

●悪夢？の喪失旅行
「いらないという人もいるけれど、あれば価値を感じるものって、あるやんねぇ」
　ストレリチア・フレアライト（メルトダウン・f18582）ははんなりと、少し寂しそうに微笑みながら猟兵たちに語り掛けた。
　例えばお金があってもそれ自身には価値を感じない人もいれば、金そのものに執着する人がいるように価値という物は様々なものに見出されている。
「今回の予知で見えた事件はとあるレジャーランドで起こるんどす」
　サイキックハーツ世界に存在するという遊園地、桃源郷デステニーランド。
　それが今回の舞台である。日ごろから様々な人がやってくるその遊園地であるが、最近では卒業を迎えた学生たちが特に多く記念と称して訪れている。
「彼らにとっては人生で唯一の特別な体験。それが、淫魔たちによって価値を損なわれようとしている、しかも、それをスリリングで楽しい体験やったと思って周りにいい風に広めて更に被害者を増やしていく。それを見過ごすわけにはいかへんと思いませんか？」
　とはいえ、この予知には問題もある。そういう事件が起こることはわかっているのだが、淫魔たちが慎重に動いているのか事件の起こる時間など、詳細なことが分からないのだ。
「とはいえ、サイキックハーツの世界にいる一般の人も能力に大小有れどエスパー。現地で聞き込みすればいくらか情報も手に入ると思うんどす。せやから皆さんには情報収集から頼んます。これも子供たちの体験価値を守るため。あんじょうよろしゅう」
　ストレリチアはそういうと、猟兵たちの前にサイキックハーツ、桃源郷デステニーランド入口へと続く光の門を創造した。

第1章 日常 『レジャーランドで遊ぼう！』

POW   :    全力で遊ぶ！ SPD   :    情報を仕入れて効率よく遊ぶ！ WIZ   :    心の赴くままに遊ぶ！ 👑5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●桃源郷デステニーランド
　実はこの遊園地、アトラクションにも秘密がある。実はいくつかこっそりドスケベアトラクションがあるのだ。
　限界❤ホラーハウスとかラッキー観覧車☆とかそういう名前であるわけだが一般の人間はそのアトラクションの中で記憶を失ってしまうため何が起きたかわからない。だが君たちは猟兵だ。精神抵抗などで記憶を残したまま遊びながらにして情報を収集することもできるだろう。
　あまり派手に立ち回るとスタッフに連れていかれてお仕置きされてしまうから気を付けようね♪


●危険なホラーハウス
「きゃっきゃ！」
　女子学生らしきグループが度胸試しにホラーハウスの中を歩いているのが見える。それを眺めるように後方を歩くのは百目鬼・明日多（一枚のメダル・f00172）である。
「彼女たちは若そうだし、たぶん卒業旅行グループですよね」
　というので見守ってるのであって若い女ナンパしてやるぜぐへへ的な意思はない。
「おや、なにかあったのでしょうか」
　しかし、心配から見守っていると何やら女学生の一人が立ちクラン高のようにその場に伏せ、それに続くように他の女子たちもしゃがみこむ。
　もしかしてドスケベアトラクションなのかとおもい慌てて駆け寄る明日多。
「大丈夫ですか！？」
　このまま放っておいたら攫われたりする可能性を考慮しての声かけだったが、顔を上げて一斉に明日多を見た少女たちの目は、狩られるものではなく狩るもののそれだった。
「「「私たちの純潔、もらってくださ～～～いっ！！！！」」」
　まるでそうしないと生きていけない！　みたいなテンションでのりのりで明日多に飛び掛かる女性たち。
「え、純潔！？　処女！？」
「はい、卒業したいんです❤」
「素敵な卒業旅行の思い出を！！！」
「くださ～～～～いっ💕」
　三人がかりで明日多を組み伏せると服を奪い明日多の明日多を取り出して突いて舐めて臨戦態勢に……！
「う、うぅ、いいんでしょうか。し、しかし傷つけるわけにもいきませんし……わかりました！」
　明日多は男らしく立ち上がった肉棒で少女たちの頬をビンタするとマウントを取り直し。
「最高に気持ちよく卒業させてあげます！」
　といって少女たちをぺろりとたいらげる（意味深）のであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●わざわざ予言で口にされてるのだから
「卒業、というところに何かしら意味があるのでしょうか」
　いままで、様々な性癖の人間を見てきた夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）はふとそんなことを考え口にする。
「まあ、ともかくやることをやりますねえ。今回は……これで、いきましょうか……」
　祈る様に言葉を唱えると【豊乳女神の加護・征境（チチガミサマノカゴ・クンリンノミハタ）】を発動し、領域を形成していくるこる。その中では全ての位置や情報を把握できる。勿論アトラクションをすっぽり覆ってしまえばそれが巨大迷路だとしても内部構造が丸わかりという風に。
　この方法であれば怪しいアトラクションとそうでないアトラクションの分別は可能だろう。
「ふむふむ、全てではなく、本当に点々とありそうですねえ」
　5つほどのアトラクションの中心で発動したが、それらしいのが二つ。24のアトラクションがあるというこのレジャー施設なら５つ６つくらいがそうだろうと想像がつく。
「とりあえず、先ずは記憶が抜き取られているのか封印されているのか、そこから確認いたしましょう」
　るこるは怪しい施設から出てきた客の情報を同じく征境の力で把握し、その記憶が削除であることを突き止めながらその削除が不完全であることも理解し、ピースをつなぎ合わせるようにアヤシイパレードの時間と場所を特定していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●種馬💗メリーゴーランド
「はぅ……」
「こ、これが種馬メリーゴーランド……なるほど」
　涼風・穹（人間の探索者・f02404）はあからさまに怪しすぎるアトラクションに勇んで乗り込むと、その先に待っていた四つ這いで舌の口からだらだら涎をこぼしたはしたない女に肉棒をあてつつ頷いた。虎穴に入らずんば虎子を得ず。相手は正気じゃないのは間違いないし、こちらに声をかけるスタッフに淫魔的な催淫的な力を感じる。潜入であるならばここはそれに従うのが吉と、思い切りこのアトラクションを楽しむことにした。
　入り口で乗るのと乗られるのどっちが好きかと聞かれ乗る方だと馬相手なんだから当たり前だろってノリで答えたため、自分はこの女の子に乗らないとイケナイらしい。
「はぁっ！！！　んッ！！！！！❤」
　ぐちゃぐちゃどろどろの膣であるくせに、ぶち込んだそこからは鮮血が絡みついてきた。相手が処女であることは間違いなかった。
「痛いか？」
「は、はぃっ❤　ちょ、ちょっと……」
「すぐに痛いのも気持ちよくしてやるからな」
　このアトラクションはSMチックな一面があるためその趣向に従えば処女でも容赦なく痛みの快楽を馬に鞭打つように教える必要があったため、穹は鞭で女の子を叩く。するとアトラクションの装置が動き出しまるで暴れ馬のように腰がシェイクされる。
「くっ！！！」
　あっさりイキそうになる穹と、痛いのが和らいで気持ちよすぎてへんになりそうな少女。そのまま少しでも彼女の痛みが和らぐならとあっさり吐精した穹は、彼女がさらにセックスが好きになる様に、これが無意識的トラウマにならないように自分が次は乗られる側になる洗濯をしてやるのであった。
　まあ、何度も何度もナカダシした後の話ではあったが。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●淫欲の獣ウェーイに襲われて
「うっ、うっ、なんでわわ、私がこんなところに……」
　エヴァンジェリン・アルベール（従属する魔王代理・f45099）はやや後悔しながら桃源郷デステニーランドのなかを徘徊していた。キラキラした施設に入るのは絶対無理……お化け屋敷だって「きゃー。こわいよだーりーん＞＜」とか言っちゃってるカップルだらけで無理寄りの無理。
　ここはリア充の巣窟。どこを見てもカップルに友達グループに動画投稿者に一人でも真剣に楽しめる人とかアングラな感じのする怪しい人物。どいつもこいつもリア充だぜ！（？）って雰囲気なので卑屈で根暗なエヴァンジェリンはいるだけで正気が削れて行く気がした。
「も、もっと、もっとキラキラ、してない場所……ないんでしょうかぁ……」
　ぶつぶつと独り言をいいながらランドのトイレとか裏路地とか物陰とかを出たり入ったりしつつ隅の方隅の方へと気が付いたら歩いて行っており……。
「あ、あ、あ、あ、あ……あった」
　そして彼女は出会った。そこも十分キラキラはしていたが、比較的キラキラ度の低いおひとり様多めのアトラクションを。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
　といいながらファストパスというまあ要するに課金して並ばずに済むチケットを使ってアトラクションの中へ。真の陰キャは列に並ぶとか無理だから。
　そしたらなんかここ二人乗りのアトラクションだったらしい。え、みんな一人で並んでたのに！？　とパニックになったが中に入ってしまったからもう出ることはできない。
「お、君が俺のペアか～。よろしくねー！」
　しかも、自分の隣になんかキラキラムキムキの褐色金髪男子がきたんですけど！？！？！？
　実はこのアトラクション、マッチングエッグというアトラクションで、二人で一つの卵に入ってVRの映像の中をサファリパーク感覚で冒険するものなんだけど……。
（もしかして私超リア充製造アトラクションに載ってしまったのでは？）
　と気づいたときには膣をウェーイ君の中指と人差し指でトロトロにされてマジで挿入される５秒前になってからであった。
「ふひ、や、やめ。私みたいな、根暗女……」
「いいからいいから。ほーら、気持ちいい♪」
「んぉ゛っ！！！」
　ウェーイはよくみると目が血走っていて以上に興奮している様子だった。そういえばこのエッグ、なんだかちょっといいにおいがする。保湿のための蒸気が出ているからそれだろうか。とにかくめちゃくちゃに抱かれていくエヴァンジェリン。
「おほおおおおおっ！　ちんぽもーらめええええ❤」
「ああん！？　こんなに！！！　ぐちょぐちょにして！！！　何言ってんだ！！」
「あ゛～～～～～イッグゥウウウウウウウウ❤❤❤」
　どちゅ、どちゅ、とえぐるような腰ふりに全力で求められている気になってうれしくなってしまったエヴァンはメス堕ちしてウェーイ君の背中に手を伸ばし思いっきり膣イキハメシオしながら子宮でウェーイ君のどびゅるるると激しく注がれる子種を飲み込んでしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「一生に一度の楽しみを奪うなんて許せないな」
　怪しい遊園地で「ぶっとび★ロケット」という巨大フリーフォールマシンを調査。獅子谷・銀子（月に吠える銀獅子・f41283）は絶叫マシンがお好き。こちらのアトラクションかなり過激ですが大丈夫ですかぁ？　という係員のなんとなくメスガキ煽りっぽい注意もスルーしていざ搭乗！
　体験終えた卒業生にも話を聞いたところ、やっと歩ける状態で覚えていないけど最高？　って言ってたのでおそらくこれはイケナイ方のアトラクションなのだろう。ならば乗らない理由はない！　と宇宙服に着替える銀子。元の服は脱いで下さいと言われたのでいよいよ怪しさが確信にかわる。
　シートへ着席。レディー、ゴ―！　という掛け声があげられると本当にロケットのようにぶっ飛ばされ、風圧で宇宙服が空中分解☆全裸になってしまった。
　Gで声が出せず、そのままビューンと上がったと思ったら、上空１００メートル時点で減速し落ちていく銀子。
「きゃあああああああああっ！！！」
　これはもう絶叫不可避である。しかも舌を見る余裕がないから気付かないが落ちたその先にはふわりと自分を受け止めるトランポリン的な奴、そこから跳ねた先にキランと黒光りする二本の杭があり……ブスリッ♂
「お゛っ！！！！❤」
　汚い声を上げた後悶絶して鳥が苦しみさえずる様に喉を鳴らす。そこにやってきた係員は立ち上がれない姿を見て笑い、また発射の掛け声。
「やめてっ！」
　も聞かずに……またまた、ぶっとびロケット！！！！　彼女の冒険は終われない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクス》を従える者・f05148）はルンルンと桃源郷デステニーランドの中をスキップ感覚で歩き回っていた。
「わー♪　この綿あめすっごくおいしそー。ポップコーンも可愛い♪　キャラクターものだー、流行ってるのかな～？」
　とほぼ観光客状態。年頃の乙女そのものであった。まあエッチなことはエッチなことでちゃんと全力で対処するので少しくらいね！　年相応にはしゃいだっていいよね！
「かわいいね、君。これオマケしちゃおっかなー」
　無邪気に元気な姿に売店のお兄さんにサービスしてもらうと、クローネはにっこりと笑って訪ねる。
「ありがとうお兄さん♪　ねえねえ、記憶がトんじゃうほど面白いアトラクションっていくつかあるかな？」
　ぬかりなき情報収集。お兄さんは少し考えた後、そういえば最近やけに人気の出たアトラクションがあるなーといってそれを教えてくれた。

「ふぅん、ココガそうかー」
　お兄さんの口で教えてくれた道案内を頼りに来たのは体験型脱出ゲーム。名探偵コンナン『漆棺の館！』というもの。制限時間内に部屋の中に仕掛けられた謎を解き脱出するゲームだが、その実態は……。
「ビンゴ♪」
　入って来た客をソロでも複数でも構わず取り囲んで複数人が制限時間まで犯し続けるというもの。クローネも早速黒ずくめの男たちに取り囲まれていた。男女混合の淫魔たち。間違いなく今回のターゲットと繋がっている事だろう。記憶は消されるつもりはないけど、拒否するつもりもない。たっぷりと楽しませてもらうのがクローネの方針だ。
「何がビンゴだ！」
「あはは♪　ごめんごめん♪　とっても楽しそうなことが起こりそうな気がしたから……お兄さん、お姉さん。クローネちゃんといっぱい遊んでくれるんでしょ♪」
「ふふ、わかってて来たような口ぶりね。いいわ。トロットロに蕩かせてあげる。まあ、ここを出るころにはぜーんぶ、忘れてるけどね」
　淫魔たちはクローネに迫ると、その衣服を全て綺麗に脱がせ女も男も貪りつくす様にクローネを犯すのだった。なお、この空間は特別な力で時間の流れが操作されているため、そのお愉しみの時間はとってもとっても長かったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●大立ち回りは主義じゃないので
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は今回も潜伏コースで遊園地に来ていた。一人だと目立つと思い、ユーベルコードで作った【二重影（ドッペルゲンガー）】に化粧を施し、服を着替えさせることで友人、少なくとも親戚や姉妹には見えるように差異を作る。
「結構、楽しんでしまいましたね」
　と思わず出た言葉を二重影に頷かせた頃には３つほど無難なアトラクションを回っていた。
　そろそろいかにもなアトラクションを攻めようと入ったのはホラーハウス。一直線の長い廊下の左右からホラー演出が３Dで飛び出してくるここは、いくつもの自動開閉扉で仕切られていた。
　その途中、進んでいた正面の扉が自分の背後の扉と同時に開き、背後からかけてきた何者かにタックルされバッグを奪われる斎。
「なっ！？　待ちなさい！！」
　と咄嗟に呼び止めるもそれで止まるバカはいない。慌てておうが差を縮めるたびに自動扉に阻まれなかなか縮まらない距離、ようやく自動扉ゾーンを抜けた斎はその影が小さなトンネルに入っていくのを見る。
「逃がしませんよ！」
　斎は慌てて追いかけるが……。
「あっ！！」
　後ろで二重影が声を上げた。
「どうしました」
「服のせいで、引っかかったようです。先に行ってください」
　自分とは違う系統に着替えていたのがあだとなり、腰のベルトが引っかかったらしい、しかも勢いよくいったので前にも後ろにも動けそうにない。
　斎は言われた通り二重影を置いていくと四角い広間に出た。
「ここはなんだ……うおっ！？」
　ひったくりの行き先を探る様に見回すと、突如壁から無数の手が飛び出してきて触手のように巻きつき、斎の身体を拘束する。
「なんだこれ……んぉっ❤」
「へっへ」
　下卑た笑いが聞こえる。先ほどの男の息遣いと同じ質の声が自分の尻のあたりで響いている。それが自分を脱がせていく。
「やめ……」
　るようなバカは当然おらずその後斎はこの男に好き勝手に弄り回されてしまうことになる。今回も次章での味方との合流は困難なようだ。

「あひっ❤　らめっ❤　あぁああっ！！！！」
　一方、二重影の方も男の仲間らしき淫魔に全く動かない尻を好き勝手にされ、べっちょべちょになるまで膣を嘗め回されていた。いったいこの先、どうなってしまうのか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●鏡の国のフィリス
「怪しいと思ってきたけど、普通の鏡の迷宮みたいね」
　よく都市伝説の舞台になるミラーハウス。そこにあたりをつけた豊原・フィリス（セクシー系バーチャルキャラクター・f15722）はほんの少し拍子抜けしていた。こういうところは実際ただのチープな迷路であることが殆どであるが、ここも例外ではないらしい。
　とはいえ、簡単に判断がつくものでもないのでとりあえず入った以上順路通りに進んでみる。
「わ、床も鏡だわぁ。スカートの中も見えちゃう」
　最初は普通だったが、途中からそういう道に変わっていた。これは本当に何かあるかもしれないと迷わないように注意深く進んでいく。
「あれ、またここに出てもうた。もー、はよ皆と合流せなあかんのに―」
　そんな折、迷子らしい若い男を発見。あどけなさの残る爽やかなスポーツ少年の風格に、この辺りの人間らしくない方言。おそらく卒業旅行中の高校生といったところだろう。
「君、大丈夫？」
「わぁ、よかったぁ。やっと人と合えたわー」
　フィリスが声をかけると少年は至極安堵した。どうやら卒業旅行がてら都市伝説の検証動画を取ってWETUBEにあげるつもりだったが、一人だけ仲間とはぐれて迷ったらしい。
「確かに、すごく迷いそうな迷路だものね。お姉さんで良かったら、一緒に行っていいかな？　ほら、私も一人だし」
「ほんまや。美人やのに一人でこんなとこ着てえろいねえ。もしかしてナンパ待ち？」
「では、ないけど。都市伝説に興味があって、一人の方が巻き込まれやすいかなって」
「なるほどね。でも心細かったと。しゃあない。いっしょにいったろう！」
　少年の中ではそういうことになったらしい。いたいけな少年のプライドを守るために否定はせず、二人で先に進むことにして周りを探索すると、隠し通路を発見した。
「あらぁ？　ここどんでん返しになってるわぁ」
「ほんまや。遠くから見たら鏡に吸い込まれとるみたいに見えそうやね……って、うお！」
「きゃっ！」
　通路の先を覗き込んでいたら、床の鏡が滑りやすくなっていたのか少年が滑り二人でその先へ。そこはおあつらえ向きに個室になっていた。いや、他にもどんでん返しがあって誰かが来るかもしれないスリルはあるが。
「あ、あら……」
「ごめんお姉さん。ワイもう限界や！」
　二人でそこに倒れたとき体が密着してしまい、若き少年の性欲は限界を迎えていた。
「もぅ……しょうがないわねぇ」
　そうして始まったセックスは、鏡に乱反射してまるで乱交を楽しんでいるようだったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●百合園
「ご自由に愛でて、お摘み下さい」
　約・契（スノーボーリング・f34943）は看板に書かれた文字を読み、そしてその傍にいる拘束された女学生たちを見回した。
「これって、そういうことよね？」
　全裸にした後からわざわざギリシャ風の白布を巻きつけられ、作り物らしい花の蔓に纏わりつかれた芸術的な｜花々《オトメ》。むせかえるような花の香りに気付けば生唾を飲み込んでいた。
「それぞれに解説の看板まであるわ」
　よくよく見てみると少女の傍には茶色くて小さいプレート、そこにかかれるのは【｜詳細な解説情報《スリーサイズと個人情報》】写メを取られてネットにあげられたらトンデモデジタルタトゥーの出来上がり待ったなしである。
「この花にしましょうか」
　何の疑いもなく一厘を選び、解説を読む。『スミレ。１●歳。●K。大きな果実が二つぶら下がっており、それには張と弾力がある。住所、趣味etc．……』
「まあ、本当にすごい揉みごたえ」
　必要そうな情報だけ読んで触れてみると、解説には嘘偽りがないことがわかる。
「とても甘い。いつまでも口に含んでいたくなるわ」
　遠慮なく愛でる契に、少女は目覚めて甘い声を漏らす。
「あ、はぁ……❤　ここ、なに……お姉さん誰……んっ❤」
「うふふ、大丈夫よ。痛いことはしないから」
　場の空気に酔いしれた契はそんなことをいって構わず少女を愛で続ける。
　蕾に指を差し込めば蜜に濡れて糸を引く。
「｜飾《縛》られて悦んでるのかしら？」
「ちが……んぅ❤」
　この味は嘘をついている味だ。やめることはせず直接口をつけて啜って、最後まで導いてあげる。
「あぁ～～～～～～～❤」
　やがて少女はあたりに蜜をまき散らしまた眠ってしまった。とっても気持ちよかったのだろう。
「他のも、摘んでみようかしら」
　契は物足りなく感じてしまって、その後も何人かを摘み取っていく。皆一様にかわいくて、多様に果てていく。しかし、ここは契の作ったハーレムではなく誰かの用意した罠。当然、契が詰まれる番になる時がやって来る。
　夢中になって吸ってるうちに自分も蔓に巻き付かれていて、気づけばオブジェの一つに自分が混ざっていた。
（ああ、ここは摘む方も摘まれる方も楽しめる、二度おいしいアトラクションだったのね）
　契はそうなったあとも、変わらず恍惚の表情を見せ、自分が詰まれる番をしばらく待ち、楽しんでからその場を後にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 冒険 『アイドル淫魔ライブ！』

POW   :    ライブに熱狂するふりをして調査する SPD   :    魅了されてしまった人を正気に戻す WIZ   :    ライブバトルでアイドル淫魔を打ち負かす 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●アナウンス
　それぞれの時間を楽しむ猟兵達。特殊なアトラクションにいる人たちの脳内に、直接アナウンスが響いた。
「楽しいライブが始まるよ！　集合場所は君たちの心の中にキザンデア・ゲ・ル」
　と。そして鈍い鐘のような音が響いたと思うと、君たちは調査するべきライブ……淫魔パレードの場所がわかるようになった。
　まあ、動けないでその場で続きをすることになる者もいるかもしれないが、いけるのであれば是非止めてほしい。


●察知
「どうやら、動きが有りましたようで。向かいましょうかぁ」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は脳裏に届いたメッセージによって浮かび上がった場所へと向かった。
「皆―。今日はいっぱい楽しんで、いっぱい卒業しちゃお☆」
　そこでは淫魔たちによるドスケベポールダンスライトパレードとか言うふざけ切ったエレクトリカルパレード&ドスケベライブが繰り広げられている。
「うわぁ、このままじゃ集団催眠からのなんとかパーティーですねえ」
　と未来を理解したるこるは【豊乳女神の加護・幽測（チチガミサマノカゴ・ヒモトカレシクウハク）】を発動し、女神の波動』を纏って『視聴嗅覚での探知』は出来ない状態にして近づいていく。
「さて、とんでもないことになる前に本命も現れるといいんですけど」
　ただ、今回の狙いはこの事件の根本を取り除くこと。このパレードを止めては首謀者が逃げる可能性があるため、るこるは飛行したまま強襲の準備をして待ち構えるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●見世物
「う、うわっ❤」
「はーい、一名様壇上にご案なーい♪」
　ドスケベエレクトリカルパレードが行われていた。メディア・フィール（人間の｜姫《おうじ》武闘勇者・f37585）はその見物集団の波にのまれ一部となってしまい、そして光り輝く卑猥なナニカを連想させるフロート車に載せられてしまった。
「うふふ、ラッキーだね♪　今からいっぱい気持ちよくなれるよ」
　という淫魔の傍には男の淫魔が複数人。皆ボンテージのエッチな服を着ている。
　エロトリップ・パレードの開幕。
「や、やめ、脱がさないで」
「だめでーす！」
　メディアの服は淫魔によって簡単に脱がされ、そのまま拘束されて皆に見えるように足を広げられたら、後ろから熱くて硬い何かを押し付けられる。
「うひゃっ❤」
「うわぁ、一杯濡れてるね。ほんとは期待してる？（笑）」
　と耳元でささやかれれば、違うと反抗するのにどんどん涎を垂らすメスの穴。
「嘘つきには、お仕置きだ！」
「あひぃいいいいんっ！！！」
　そこに容赦のない雄調教棒が撃ち込まれる。
「あんあんあんあん！　見られてる！　ボクの、恥ずかしい姿、みんなに見られちゃってる！」
「ああ、そうだ。皆に見られて気持ちよくなれ！　それでイキ狂うんだよぉ！！」
「ひゃふぅ～～～ん。らめぇ、らめらのにぃ❤❤❤❤」
　メディアはこうして、衆人に見守られながら何度も絶頂を迎えるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●毒を喰らわば
「女の子達にあんなことをしてしまうなんて……淫魔の罠に嵌ってしまったのね。」
　約・契（スノーボーリング・f34943）は悔やんで見せるが、起こってしまったことはもう覆せない。それどころか、スミレを思い返すと、下腹部に手が伸びてしまう有様であった。
「ん、ふ、いけないわ。もう往来なのに……」
　路地の端の方でこっそりとはいえすっかり変態状態の契。それを見逃す淫魔などいようはずがなかった。
「あら、随分とおいたしてるこがいたわ」
「あなた、こっちで一緒にパレードしましょうよ♪」
「あ、ちょ、ま……っ！」
　いけない。淫魔たちを止めるために来たはずなのにすっかり術中にはまってしまっている。気が付いても気持ちよくなってる最中でスイッチをうまく切り替えられずそのまま丁度近くで会った淫魔パレードに引きずり込まれる契。
「さあ、踊りましょうよ」
　そのエレクトリカルパレードのゴンドラにはポールが設置されており、淫魔たちが楽しそうに淫らに踊っている。契はどうしようもなくその光景に惹かれてしまって、火照る身体を鎮めるために全力で踊りに混ざってしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●すごく、えっちです
「んん？ここはライブ？」
　気がつくと、派手なパレード車のボンネットに裸のまま、100mピストンで無茶苦茶にされた両穴を晒す恥ずかしい姿勢で縛られて運ばれてきていた獅子谷・銀子（月に吠える銀獅子・f41283）はライブの大音響の響く中大人数に囲まれていることに驚き圧倒されていた。
「さあみんな立ち上がれ～♪　股間も立ち上がれー♪」
　というアイドルソングとは思えない歌詞のキラキラな歌を歌って踊る淫魔たち。近距離で大音響の歌声を間近で受けておかしくなりそう。
「み、みんなお願い正気に戻って！！！」
　銀子はなんとか頭を覚醒させて大声でそう叫ぶけど、淫魔の唄にかき消されそうになる。それはそうだ、彼女はここに来る前、すごい声で喘いで声も枯れかけているのだから、そんなんじゃ、大衆に届けるのは困難である。
「え、なに？　なんて言ったのかな？」
　近くで聞いていた淫魔はそんな彼女に邪魔されないように、その口をキスで塞ぎ、下の口もいじくってショーの見世物にしだすのだった。
「ちょ、ん……ふぅ～～～んっ❤」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ヤルっきゃないをヤらなくちゃ。
「ええっと…ここってアイドルフロンティアじゃなかったですよね？」
　違うんだけどね、それっぽいの出ちゃったからね。うん。という声が頭に直接響くのをスルーして、百目鬼・明日多（一枚のメダル・f00172）はパレードへ向かう。やっぱ、どんな見ものか気になるし。
「私も見たい！」
　とご一緒してる女学生達も言ってるし。
「…流石淫魔パレードというだけあってこれは…凄いですね…！？」
「噴水みたーい♪」
「ねー、すごいねえ」
「やばっ♪」
　エレクトリカルなゴンドラ？　やぐら？　の上で行われる潮吹きやポールダンス、乱交ショーに圧倒される明日多と女子高生、すると女子高生が突然パンツを下ろし始める。
「え、あ、ちょ、ここそとですよ！？」
「いいじゃん、周りも盛ってるし♪」
「あ、私さっきコレもらったよ。皆で気持ちよく成ろ♥」
　女子高生Bが双頭ディルドを取り出したので、青姦二回戦は４人で前穴も尻も使ったハッピー乱交になるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ショーアップ
「あ、あひぃ～～～」
　と情けない声を上げて昇天よろしく気絶する元童帝男子大学生。うわー、すっごいショーだなーとそれを見守っていた涼風・穹（人間の探索者・f02404）に、壇上の淫魔が指をさした。
「はーい♪楽しいショーをありがとう。皆も興奮してくれたよね？　じゃあそこのひときわ爽やかなヤリチンっぽいお兄さ～ん。次はお兄さんに上がってきて欲しいな～💕」
「お、俺？」
「そう、お兄さん！　ささ、上がって上がって」
　周りの人間にも早く見せろとせっつかれ半ば押されるようにして壇上に上がる穹。そのまま椅子に座らされ、ズボンを下ろされると下心が見え見えになる。
「お兄さん、女の子の経験は？」
「そ、それなりに……」
「じゃあ、お兄さんに今から１００人切りしてもらいまーす！！！」
「「「うおおおおおおお」」」
　盛り上がる会場。淫魔のお姉さんに口移しで何かを飲まされた穹は自分の肉棒がもうどうしようもないくらい元気にいきり立つのを感じ、そのままチンポに脳を支配されて次々にタイプの異なる女の子達に迫られたり絡みつかれたりして、据え膳食わぬはなんとやらの精神で全員美味しく頂くのであった。
「あふっ💕　～～～～～～～💕💕💕」
　びゅるるるるるっ！！！　どどびゅるるっる！！！
「はぁ……はぁ」
「おーーーっと、今ので１００人切り達成デース！　じゃあ次は私と……♪」
　１００人を抱き終え、淫魔のお姉さんに抱かれそうになったその時、黒幕が現れる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●どきどきっ💕デート大作戦！
「ねえクローネちゃん。次、あれ乗らね？」
「うん♪　いいよぉ♪」
　クローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクス》を従える者・f05148）は淫魔の男二人とデートしていた。
　本来なら抱きまくられた後すぐに解放されるはずであったが、訳知り顔な対応をついしてしまったのがダメだったらしい、記憶が消えてるか疑われているようだった。
　数分前。
「あれれー？　お兄さん達誰だっけ」
「え、覚えてない？　アトラクションの中でこの後も一緒に回ろって言ったじゃん」
「えぇ……うーん。覚えてないけど、お兄さんたち二人がそう言うならきっとそうなんだろうね♪　じゃあクローネちゃんと一緒に遊ぼ♪」
　と、アトラクションから出てきたとき誤魔化してみたが、先ほど偶然聞こえたこそこそ話によればオレらの言う事信じて無防備に回るとか逆に怪しいだろとのことだった。疑いを晴らすのって難しい。
「今のもよく覚えてないけど楽しかったねー♪」
　アトラクションはエッチな奴だった。この施設には複数のそういうアトラクションがあるのだろう。例によってまた輪姦されてしまったがまたまた記憶のない振りをしなくてはいけない。
「ねえ、クローネちゃんちょっとおなかすいちゃった。二人も何か食べない？」
　これ以上回数を重ねると気持ちいいし楽しいしでボロがでそうだったのでソウ提案してみると、男たちもたっぷりクローネに搾り取られたからか賛成してくれた。
（淫魔も普通にデートとかするんだね、当たり前だけど♪）
　エッチなことは挟まるが、人間とするのとあまり変わらないデートにそんなことを考えながら、クローネは二人とイチャイチャするのが楽しくなって、もーいっかーって少しだけ怪しさを出してみることにする。
「ねえ、ゼンキくん、コウキくん」
「ん？」
「どうした？」
「クローネちゃんね、二人のコト好きになっちゃいそう♪」
「お、おう」
「俺等もだよ……」
　しかし、名前を明かしたのがアトラクションの中で、それを忘れてるはずの自分が名前を呼んだことを忘れるくらいには二人はクローネの魅力にやられていたようで、この作戦は失敗。顔赤くしてて可愛い。
「ねえ、次はエレクトリカルパレードに行きたいな♪」
　とさらに踏み込んでみると、二人は顔を赤くしたまま動揺しだす。
「え、あ、お……どうする、コウキ」
「ゼンキ、俺等が下心に逆らったことがあるか？」
「ねーな」
　などと聞こえてますよそれな音量でこそこそ相談をしたと思うと、観念したように立ち上がり、クローネを淫らなエレクトリカルパレードに連れて行ってその場の流れに任せてまた３Pとしけこむのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●我豚に
「はぁ…はぁ…ウェイ系の人…怖い縁の無い人種と思っていましたが…えひ、強引で積極的で上手で……良いかも…♥」
「そうかよ」
「ひ、ひひひ、ひゃあっ！　わ、私口に……」
「いいから黙れって💕　ん」
「んん～～～～っ💕」
　エヴァンジェリン・アルベール（従属する魔王代理・f45099）は口から零れてしまった本音を聞かれて恥ずかしくなった挙句、唇を唇で塞がれてしまった。もう、強引なんだから❤とエヴァンジェリンのキュンキュンゲージは急上昇である。
「この後どうしたいか言ってみろよ」
　と顎くいってされて瞳がハートマークになったエヴァンジェリン。
「今日はウェイさんの一日彼女(肉便器)…なんてして頂けたら最高だなぁ♥」
　なんて言ってしまって……。

「こ、こ、これ、わ、わたしが？」
「いいじゃ、、きちゃえよ（笑）」
「こ、こ、こんなの、ふ、ふふ、普段着ないから……」
「照れてんのもカーワイイ💕　俺の言いなりになるんだろ？　いいから今日はそれでデートな」
「は、はひっ」
　エヴァンジェリンは遊園地の売店で買えるカワイイワンピースドレスを身に纏っていた。イヌーピーというキャラがプリントされたエプロン付きの白黒チェックのフリフリワンピース。ついでにイヌーピーの犬耳カチューシャ付きである。
「大丈夫、エヴァがはずかしくねーよーにオレもカチューシャつけっから！」
　とパリピカップルみたいになって園内をお散歩。チュロスを買ってシェアされたり、レストランコーナーでアーンさせられたり、お、思ってたのと違う！　健全！！！
「あ、あ、あ、あの！！！　ウェーイ様」
「いや、ウェーイじゃなくてレイね」
「レイ様！！！」
「うん、なに？」
　ニヤニヤとこちらに向けられる視線に、じれったくてたまらなくなったエヴァンジェリンはレイの耳元に手を当ててひそひそと自分からおねだりしてしまうのだった。
「もっと、さっきみたいなこと、されたいです」
　と。
　レイはふぅんといやらしい目でエヴァンジェリンを見たあと、わかった、じゃあとっておきのところいこっか♪　って肩を抱き、そのまま淫魔パレードに連行するのであった。

「お゛っお゛っお゛っ♥♥♥見られてまゅぅぅ♥皆に見られてるぅ♥」
　そして、レイや男性淫魔によって乱交に発展し。
「わんわんわんっ♥はひぃ♥雌犬はリードで引いてもらって四つん這いで進みましゅぅ♥♥♥」
　それはもう楽しんだのだとか……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 ボス戦 『暴食の鹵獲者』

POW   :    その者を奪う 【存在を奪う魔力を纏った体術】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【姿と経験を吸収する事で弱点やトラウマ】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。 SPD   :    人生も喰らう 【全身】に【今まで喰らった相手の要素】を注ぎ込み変形させる。変形後の［全身］による攻撃は、【一時的なレベルドレイン】の状態異常を追加で与える。 WIZ   :    奪い喰らう 【獣の両腕と噛みつき】で攻撃する。命中すると【捕食による力の吸収と敵の返り血】を纏い、レベル分間［獣の両腕と噛みつき］の威力と切断力が上昇する。 イラスト：tai 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●人生しゃぶりつくし界隈
「よぉ、お前ら盛り上がってるか！」
　パレードの盛り上がりが最高潮に達したころ、最も高い壇上にその男は現れた。
　『暴食の鹵獲者』は人のあらゆるものを奪い、喰らう男である。その場の淫魔たちに自分が喰らってきたエネルギーを分け与え、ハイにしながらトリップなパーティーを楽しむのだ。


●絶対防衛者
「確かに目立つ位置ですねぇ。始めましょうかぁ」
　ぷかぷかと空に浮かびながら夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は重力結界で跳躍等を押さえ空間歪曲と合わせて『それ自体への接触が不可能な手段で近接位置への移動自体を封じた状態』とすることで、奪う者の動きを制限した。
「むやみやたらに奪うのは、やめてくださいねえ」
「残念だ。奪いがいのある身体なのにつれないな」
　虎視眈々とるこるの身体奪い情欲を発散させてもらおうとするそれは、【豊乳女神の加護・獦矃（チチガミサマノカゴ・カリクラノガンセイ）】に阻まれてしまう。
「残念ですが、最近はむやみやたらと体を許してませんのでぇ」
　と刀を構えるるこる。振り下ろすが、暴食の鹵獲者の手は獣のようであり、獣以上に硬くてたくましい。
「牽制かい？　気を引くところもチャーミングだ」
　とナンパな言葉はマイペースにスルーしつつ少し距離を取って砲撃であしらわせてもらうことにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●イケメン・即・殴
「ＲＢ！！！！！！！」
　涼風・穹（人間の探索者・f02404）の拳が暴食の鹵獲者の顔面にうち込まれる。
「ぐぅっ！」
　と声を上げる鹵獲者。ボス級とは言えど、笑って耐えられるダメージではなかった。それもそのはず。穹が叩き込んだのは何の変哲もない拳にあらず。【断罪の刻（オマエノツミヲカゾエロ）】によって対象が今までに抱いた女性の数に応じた激痛であった。
「一撃でそこまで顔がゆがむとは、なかなかの色男じゃないか。いったいどれだけ食い漁って来たんだ」
　穹が鹵獲者を睨みつけながらそういうと、男は口の中の血を吐き出しながら大胆不敵に笑った。
「お前は今まで食べたパンの数をいちいち覚えているのか？」
　それが答えだった。まごうことなき罪深きイケメン。生かしちゃおけねえ。
「そうかよ。なら、その経験に沈め！！」
　穹が愛と、怒りと、悲しみの二発目の拳を叩き込もうとしたその時。
「ねえ、いつまでやってるの？」
　ぷにっ、と穹の背後に淫魔のお姉さんの乳が押し当てられた。
「あ……」
　気が緩み変な声を上げてしまう穹。を取られた隙にまた何かを口移しで飲まされ股間が臨戦態勢に……。
「さあ、続きを楽しみましょう？」
「くそ……そうだな！！！！」
　穹はイケメンのことを忘れ、肉欲の求めるままに淫魔を抱きつぶすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●楽しみの後で
「ふーっ、ふーっ❤」
「最高だよ。クローネちゃん」
「……ありがと♪」
　ちゅっと音を立てて、ゼンキとコウキがクローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクス》を従える者・f05148）にキスをする。まだ興奮冷めやらぬ顔をしていてかわいい。けど、そこに邪魔もの参上。
「ねえ、ゼンキちゃん、コウキちゃん。悪いんだけど、ここから離れててくれないかな？　私のコト、あの男より大事に思うならお願い★」
　そういって淫魔二人をその場から避難させ、冷たい目で鹵獲者を見据えた。
「おや、遊びは終わりか？　なら、俺と遊ぶかい？」
　と空気を読まずに誘惑して来る鹵獲者。残念だが誘惑力はクローネの方が高いのでその手は食わない。
「…折角いい気分だったのに、台無しだよ」
　雰囲気が変わり、真剣な顔で冷静に居て退けるクローネに、鹵獲者はやれやれと両手を上げて首を横に振る。
「どうしてそんなにツンケンしてるんだ。肉体ならあの男たちより俺の方がいいと思うが？」
「ワタシはね、このテの他者の大切なモノを奪うヤツが…特に、ワタシ以外の人から奪おうとするヤツが、大っっっっ嫌いなんだよ」
　静かで、しかし力強い返答だった。
「そうか、残念だよ」
　鹵獲者は微笑む。クローネが【ワタシのドリームイーター変身（ブラック・ドリームイーター・メタモルフォーゼ）】を発動して先制攻撃を仕掛けるのを、その顔のままさらりとかわす。
「避けないでよね」
　嫌悪や怒り、憎悪等の負の感情で増大する力。負の感情の悪魔となったクローネは予備動作なしで追撃を行う。
「おっと！」
　ガードをする鹵獲者。しかしまだ終わらない。彼女の突撃速度に追いつけなかったホーミング弾がその背中に襲い掛かる。
「はっ！？」
　咄嗟にその力を奪い喰らおうと光の弾に噛みつく鹵獲者、しかしその力は喰らうにはあまりにもどろどろとして暗い。
「フーーーーーッ」
　喰らい切れず、咳ごみ息を整える男に、まだまだ、クローネの嫌悪感は止まらない。
「何でもかんでも、奪おうとするから……！」
　"何か"が欠け落ちていく感覚を覚えながら更なる暴力を鹵獲者に叩き込むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●慰み者
「はぁ、はぁ……」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）はなおも壁から出る手に全身を拘束されたまま何度も絶頂直前まで責められてはイく手前で放置され、もどかしい状態が続いていた。
　食いしばりすぎた口の筋肉は疲労で緩み、開いた口から唾液がぼとぼとと垂れ落ちてしまっていた。
「もぅ、もぅ……」
　負けたっていい。放置状態のせいで一瞬そんな言葉がよぎってしまった。溜まり続ける快楽のせいで意識が朦朧としているとはいえ、今回ばかりは本当に危なかった。このまま放置されていたら斎はいよいよ快楽におちていただろう。だが、幸か不幸か彼女が怒りをぶつけるべき対象が来てくれたおかげで耐えた。
「終わりか？」
「くっ……そんな、わけ……」
　暴食の鹵獲者は斎をにたりと見下す。斎はそれを見上げて睨みつけた。
「ほぅ、まだそんな威勢が残っていたか。いいぜ、奪ってやる」
　鹵獲者がそういうと、斎を捕まえていた壁の手はするするとちょうどいい高さまで斎を下ろしていき、足を広げさせ完全に挿入待ちの姿勢を取らせる。
「貴様……！」
　堕ちるわけにはいかないという強い意志が、ついつい自分を口汚くさせる。だがどんな反抗的な態度をとっても、鹵獲者のヤルことは止まらない。抵抗しようと心構えをするより早く太くて硬くて、獣らしく根っこがこぶのように膨らんだそれが突き挿入れられた。
「ん゛おぉ゛～～～～っ❤」
　斎は我慢することもできず、そのまま絶頂を迎えてしまう。長い放置我慢プレイで高まったリビドーが一気に解き放たれ、快楽に抵抗する心とは裏腹にスコールのように激しく潮をまき散らした。
「はは、そんなに奪ってほしかったか」
「ん゛ほっ❤　ち、ぢが……んぅう～～～～❤❤❤」
　敏感になった体は連続絶頂で、略奪者のモノを搾り取る。
「うっ」
　びゅるびゅると勢いよく白濁が注がれる。獣臭い、濃いものがなかなか経験できない勢いで自分の中に叩きつけられまた絶頂。
「ふぅ、そろそろ一度、掃除してもらおうか」
　飽きるまで中に出した後、壁の手から斎を解放した男は逸物を掃除させようと彼女の頭を掴み咥えさせようとする。
「ああ、そう……だな！」
　大きく口を開けた斎はそれに噛み付くと、流石に悲鳴をあげた男から素早く離れ、全力で撤退した。流石に丸腰で戦えるはずなどなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
か、彼がこの場のボス…という事ですね？
「ふ…ふへ……ごめんなさいレイ様、わわ、私は戦いに行かなくてはなりません。楽しかったですよ…えっちだけじゃなく、衣装も、カチューシャも、チュロスも。ぶ、無事に帰ってきたら、朝まで……」
「へぇ、ふぅ～ん。もういっちゃうんだ。ふぅぅ～～～～ん」
「ひぇっ！」
　エヴァンジェリン・アルベール（従属する魔王代理・f45099）はすっかりさらっと話してもらえるものと勘違いしていたが、相手は淫魔である。たっぷり楽しませた対価をもらわずにみすみす餌を逃すほど、優しくはなかった。
「ちょ、れ、レイ様❤　お尻をこんなところで丸出しに……はぁあ～～～～ん💕」
　ク、クソザコで惨めな私ですが…少しでもかっこいい背中を見せ…『主のマント』をたなびかせ戦いに臨みたかったなぁ。現実は淫魔に貫かれながら豚のように息を荒げイキ狂う生本番。
「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉ♥お゛ひぃぃ゛♥♥クソザコがイキッて申し訳ございませんでしたぁぁあぁ♥♥♥しゅきなだけぇ♥犯してくだしゃいぃぃ♥ですからどうか命はぁぁぁぁ♥♥♥」
　１分後には陥落し、土下座で命乞いセックスをするエヴァンジェリンが完成していた。
「おひぃいいいい💕💕　レイ様のえさになりゅぅううううう💕」
「そうだ！　お前は！　俺に喜ばされて、悦ばされてれば！　いいんだよぉおおおおおいぐぅううううう♪」
　ぶりゅ、びゅるるる、びゅるるるるる！！！
　レイの熱くておらついたのが中に大量に注ぎ込まれる。
「んほぉおおおおおおおぢんぽあっづいよおおおおお💕💕」
　エヴァンジェリンは潮吹きで返事しながらも、実はこっそり戦っていた。もちろん本来はこの通り身動きがとれな過ぎて困っちゃう感じになっているので【魔王代理の召喚（ミジメニ・コンガン）】によってスケルトンを大量に召喚し、それに戦わせていたというのが正しい。
「くそ、俺がこんなオマケみたいに……！」
　エヴァンジェリンはレイとの青姦に震え喜びながら、鹵獲者は最後にはそのついでみたいな攻撃でとどめを刺されてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2025年04月18日