【サポート優先】最後に笑うのはオレだオレだオレだ!!
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●勝負だ!!
「というわけで、みなさんにはまだブルーアルカディアに残るスーパーカオスドラゴンさんのところに向かっていただきます」
人のよさそうなにこにことした顔で、説明として全然易しくない言い回しをするのは球磨川・マコト(怪異博物館・f44828)というグリモア猟兵。学ランを着ているので、青い匂いを漂わすティーンエイジャーに見えるが、しっかり成人済みのUDCエージェントである。
まあ、今「スーパーカオスドラゴン」の名前が出るのは、先の戦争でブルーアルカディアに置き去りにされてしまったかの|悪魔《じんぶつ》の帰還支援とあたりはつけられるが……。
「スーパーカオスドラゴンさんの帰還方法は明らかです。悪魔インクを用いて、悪魔契約書を書き、それによって転移する。スーパーカオスドラゴンさんの悪魔インクは『極大カオスの行使』で生まれます。ブルーアルカディアに残されてしまう混沌領域のことを気になさっていたようですが、解決方法もわかりましたし」
あとは実行するだけなんですよ、ええ、と球磨川は笑う。
「問題は、誰も来ないということで」
あまりにもあんまりな問題だった。
「それで、猟兵を呼び寄せるためにスーパーカオスドラゴンさん、色々考えたみたいでですね、そのメッセージを予知という形で、僕が受け取ったのですよ」
曰く、「オレサマと必殺技の名前叫び勝負だ!!」
●お手本付き丁寧な説明
「ゲヒャ〜ッヒャッヒャ! 戦闘もエンターテイメント!! |主人公《ヒーロー》だろうが|悪役《ヒール》だろうが、必殺技を叫ぶヤツはカッコいい!! カオスとはただの混沌じゃねェんだゼェ? 大切なことを教えてやるよ、猟兵さんよォ!!」
行くぜ、とスーパーカオスドラゴンは三つの頭を器用に別々に動かす。
「シンプルイズパワー! 無敵の|顎《あぎと》【アンリミテッドカオスファング】!!」
「という感じで、お願いいたします」
球磨川がスクリーンに映した映像を切る。
一人が聞いた。
「この映像は一体……?」
「予知を見たので、訪ねたら、快く撮らせてくれました。事前準備は心構えだけでも馬鹿にできない大事なことだ、とのことです」
さすがデビルキングワールドの誇るニセ乱暴者である。ワルの仮面を被った良識あるドラゴン。東のラスボスの風格である。
「こんな感じで、詠唱と技名のコールをしっかりキメて、全身全霊で戦ってください。『その方が気持ちよくカオスを生み出せる気がするゼェ!!』とのことです。ご武運を」
「気がする」だけなので、保証はないが、まあ、何事も楽しんだもん勝ちです。
球磨川がグリモアを展開し、ひらひらと手を振りながら、猟兵たちを見送った。
九JACK
こんにちは、九JACKです。
サポート優先シナリオですが、叫びたい技名や詠唱のある方は、プレイングにユーベルコード名さえ書いていただければ、今回はしっかり詠唱も反映致します。
詠唱のついていない初期ユーベルコードも、書いてくだされば、その通り詠唱させますし、「おまかせ」でも一向にかまいません。
技名を叫べ。カッコつけがなんだ。大事なのはテンションぶち上げていくことなんだよ! というノリと勢いのシナリオです。
第1章 ボス戦
『東のラスボス『スーパーカオスドラゴン』禍』
|
POW : ハイパーカオスチャージ
【カオスで予測不能な軌道を描く】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【他のスーパーカオスドラゴン】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : アンリミテッドカオスファング
【三つの頭の牙による連続噛みつき】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : マッドカオスフレイム
自身が【混沌魔法「カオスヘッダー」を発動して】いる間、レベルm半径内の対象全てに【属性を変え続ける混沌の炎】によるダメージか【肉体を癒やす混沌物質】による治癒を与え続ける。
イラスト:カツハシ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の|食材《オブリビオン》を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
谷保・まどか(サポート)
怪奇人間の魔獣解体士×バーバリアンです
普段の口調は 人として生まれたもの(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
興奮したり気を抜くと 蛮族育ちの改造体(オレ、お前、だ、だな、だろう、なのか?)
普段は大人しく丁寧かつやや弱気な優等生少女ですが、興奮が強まってくると荒々しく狂暴な性格が出てしまいます
戦闘スタイルは蛮族式肉弾戦と自身の肉体を変容させて異形化しての戦い方を併用します
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはお任せ。よろしくおねがいします!
不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」「リア充は死ね」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにないオブリビオンに対しては最初はやる気なさそうにしますが、状況を前進させる意思は一応あるので無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。一度敵とみなせば以降はもう容赦はしません。
オブリビオンに対しては基本的には『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。状況に応じて『リア充ころし(爆破)』や『リア充爆破スイッチ』等を併用して物理的にリア充爆発しろを実現させようとします。
見た目がやられ役なので逆襲くらう展開も可能です。
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
●異能力バトルで必殺技叫ばないのは嘘!
さあ、やって参りました、ブルーアルカディア! 輝く蒼穹、揺蕩う雲、空翔ぶガレオン船!! 夢と希望の空の世界で相対するはぁ、
「ゲヒャ~ッヒャッヒャッヒャ! このスーパーカオスドラゴン様だゼェ! 東のラスボスだから、太陽を背負ってんのさ。神々しくて直視できねェだろ?」
「くっ、卑劣な」
自然産の後光を背負うことにより|神々しさ《めつぶし》を獲得したスーパーカオスドラゴン! 悪魔だし、カオスだが、光の力だァ!?
後光の目映さに目をやられながらも進み出たのは不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)ゥ!! リア充を憎み、非リアのための愛に生きる男だ!!
「ぐ、遊び友達がいないタイプのお前もまた立派な非リア……同志としてわかり合えると思っていたのに!! どうしてだ、スーパーカオスドラゴン!!」
「失礼千万が天元突破してやがるゼェ……」
まったくその通りで。
「いいか? リア充ってのは読んで字の如く『リアルが充実』してるヤツだ。そりゃ、恋人持ちや妻帯者は幸福指数が高くなるからリア充に該当するがなァ、令和だぞ、令和! ボッチだろうが人生楽しけりゃ、ソイツのリアルは充実してる。オレサマはいつだってエンジョイ精神で生きている。これつまりリア充ってことだゼェ!?」
「な、なんだってー!?」
驚くほどの正論!! 憤怒に身を燃やすことなく、スーパーカオスドラゴンは静武に説いていく! そう『アベック』の時代ではないのです!!
「そして、オレサマの経験で言うと、猟兵は概ねリア充だ!!」
「な、なんだってー!?」(二回目)
なんというこじつけでしょう!? 拡大解釈、こじつけ大得意の冤罪裁判官殿が目撃したなら、きっと迷わず有罪判決を出すレベル! なんて恐ろしく心無いことを言うんだ、スーパーカオスドラゴン!!
「はっはっは、さすがはスーパーカオスドラゴン。場をあっためておるようだな。会場があったまってなければ、どれだけ面白いことをやろうとすぐ冷めてしまう。誰一人として『置いていかない』という意志。これぞラスボスの風格よ」
どこからともなく呵々大笑。わ! なんか雲が霧状に噴射される! いつの間に、一体誰が仕掛けたんだ!?
「ならば妾も気合いを入れねばのう! ほれ、邪神サマのお通りだ!!」
あ、あれは!! 御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)!! ド派手な演出と共に登場!! ライブストリーマーなこともあり、演出が凝っております。さすがです!!
「パーティーなら、料理は必要っすよね。何よりもまずは肉!!」
「わ、私は美味しくありませんよ……?」
続けて現れるのは食道楽の悪魔、飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)と蛮族改造人間委員長、谷保・まどか(バルバロス委員長・f34934)!! まどかが杏子から少し距離を取っているが……いくら肉付きが良くても杏子は人間は食わないぞ?
「そうそう、わたしが食うのは一般的な食材と|食材《オブリビオン》っす。ジビエも好きっすけど、人間はジビエにも含まれないっすよ」
「それならよかったです」
自己申告ありがとう! いくら実況が保証しても、自己申告ほどの信用はないのでありがたい!!
「派手なステージには歌も必要って……そんなの、普通のアイドルに任せなさいよ。絶対に私のキャラじゃないでしょ……」
「音駆螺さんは綺麗な方ですから、曲風関係なく盛り上がると思いますよ」
おっと、空に隅など存在しないのに、隅っこの風合いを醸し出しているのは、帰ってきたネガティブアイドル、音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)ッ! 安定の|後ろ向き《ネガティブ》具合は実家の味噌汁のような味わいだァ!! 北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)に励まされているようです。
菘も呵々と笑い、鬱詐偽に声をかける。
「お主、じゅうぶんに『|映《バ》え』る見た目をしておるのう! 良いことだ!!」
「ああ、相手にとって不足なし。オレサマの三つ頭が唸るゼェ!」
役者が揃ったとみえたか、スーパーカオスドラゴンが、不規則な軌道を辿りながら、猟兵に突進する! これはッ!!
「カオスに生きるオレサマはッ、誰にも止められねェ!! 【ハイパーカオスチャージ】!!」
出ました! 猪突猛進!! 直進でなくとも前に進めばヨシの技! この攻撃は相手を後退させる効果を持ちます。事実、後退しないと潰されることでしょう。
ですが……? 他五人が後退を余儀なくされる中、静武は佇んだままだ。リア充に関する説法が効いているのか!?
「……リアジュウナラ……ナノナラ…………シカタナイヨネ……」
んん? よく聞こえな
「受けろ、俺の悲しみの怨嗟を!! 【|汚物《リア充》は消毒だ】ぁぁぁぁぁ!!!!!」
うおおおおおおお、燃える心から沸き立つ雄叫び!! リア充への憎しみと、非リアの悲しみと、嫉妬、怨嗟、悔恨……あらゆる感情が集合し、炎となって、静武から噴き出す!! これが静武必殺のユーベルコード!!
「おお、焼いてくれるとはありがたいっす! 頭が三つもあるから、食いでがありそうっすよね! デカイ頭はまず骨を断つっす!! 行くっすよ、【フードファイト・|狩猟《ハンティング》モード】!!」
肉切り包丁を繰り出し、スーパーカオスドラゴンの首目掛けて、杏子が重い一撃を放つ!!
「ぐおおっ」
「お腹っ、胸っ、お尻っ……私のお肉膨らむっ……! あぁっ……もうだめっ、まどか肉、大爆発ぅ~~~~~っ!! 【|まどか大爆肉《カイゾウバンゾクシキホショクニクヘン》キャノン】!!」
まどかが改造肉片を飛ばす! このままではスーパーカオスドラゴン、エネルギーを捕食され、一方的に蹂躙されるが?
「オレサマを誰だと思ってんだ? スーパーカオスな混沌魔法の使い手だぞ? 肉片もろとも混沌で呑み込んでやらぁ!! 【マッドカオスフレイム】!!」
宣言と共に、混沌魔法「カオスヘッダー」が詠唱されます。揺らめくたびに色を変える炎が、猟兵たちを焼き尽くさんと魔の手を伸ばす!!
まどかの肉を焼き、静武の炎とぶつかる【マッドカオスフレイム】!! だが、杏子の肉包丁によるダメージが詠唱能力を低下させている!!
ですが、炎も混沌物質も恙無く生まれ……え? 金だらい? バスタブ?
「アイドルさんがいるらしいからなァ、金だらいに熱湯風呂、クリームバズーカを用意してあるゼェ」
「選択肢が昭和だわ!?」
絶叫する鬱詐偽。
「体をガッツリ張るのが嫌なら、センブリ茶が紛れたロシアンティーセットもご用意できるゼェ? 好きな地獄を選びなァ」
「ロシアンティーはただのお茶では?」
思わず飛び出た優希斗のツッコミに、スーパーカオスドラゴン「ルーレットのロシアンとロシアンティーのダブルミーニングさ」とのこと。ティーセットが出てくる! 脇にはいちごジャムを掬ったスプーンが添えてあるぞ。
確かにこれはロシアンティーの在るべき姿。それに近頃は寒いですからね。しかしなから、センブリ茶とは凄まじく苦いお茶ではなかったか? これはジャムとの|悲劇《きせき》的なマリアージュによる|悲鳴《リアクション》が期待できますねぇ。
「私を、ネタキャラ扱いしないでぇ!?」
おおっと鬱詐偽の胸を打つ叫びから、バロックレギオンが生まれるッ!! 【リアライズ・バロック】による蹂躙の始まりだァ!!
「いいぜ、いいゼェ。盛り上がってきたじゃねェか。オレサマもここはデカク【アンリミテッドカオス——】」
ん? 意気揚々としていたスーパーカオスドラゴンの様子がおかしいぞ? と思ったら、杏子が叩き切ろうとした首の傷口に、ウミヘビが噛みついているッ!!
「のーほっほっほ!! ウミヘビにも毒はあるのだぞ? 油断大敵というやつだ。邪神の妾にできぬことはない。【|水圏進攻《チェンジ・アクアモード》】!!」
なんとォ、ウミヘビに変化した菘だったーーーーー!? 毒が効くタイプの混沌竜なんですね!?
「さて、トリを任せてもらったんだ。しっかり決めさせてもらおう」
おおっと、ここで北条・優希斗が前に出る。掲げた手より情報から、飛来するは夥しい数の刀剣たち。
「多元世界で生まれし刃よ、我が下に集いて踊れ——【神技・剣王乱舞】」
静かなる詠唱。けれどその鋭い切っ先は、竜の肌を貫き、切り裂く!
斬・突によるシンプルな攻撃! シンプルだからこそその効果は絶大! これがシンプルイズベストということ!!
「魅せてくれたなァ、猟兵……! グアアアアアアア……」
東のラスボス、墜つ!!
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 冒険
『カオスより来る敵』
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POW : 気合とパワーで正面からぶっ飛ばす。
SPD : 過去より成長した自分の技を振るい、強敵に打ち勝つ。
WIZ : 強敵の憑装を何らかの手段で弱め、その隙を突く。
イラスト:fossil
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから10年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
●押して推して圧せェェェェェ!!
現れたのは、見覚えのある影。
愛と死を司る女神、器たる透明軍神。その佇まいはまだ記憶に新しいし、スーパーカオスドラゴンにとってもお誂え向きと言えることでしょう!
けれど、何より目を引くのは——
『ゲーッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!』
「オレサマはそんな下品な笑い方はしねえ!?」
いや、あの……え? 違いがヨクワカリマセン。
コホン。ともかく! 先の大戦で相対したイザナミとソウマコジロウに加えて、スーパーカオスドラゴン(の憑装を纏ったオブリビオン)が現れたァ!! あれですかね、形から入る感じ?
いや、侮ることなかれ! イザナミの足元で蠢いていた冥府の蛆獣が、透明になっていく……! ソウマコジロウの透明化の能力! なるほど合わせ技と来たか!
「確かに、どのような攻撃も、見えねば対処は難しいからのう」
ふむふむと頷きながら、継続戦闘していた御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が関心の声を上げる。そこにひらひらと布をはためかせ、納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)が並び立つ!
リボンで可愛らしく飾られた勇者の剣がきらりと煌めく。掲げられた切っ先は力強く天を衝き、その決意の強さが伺えます。
「大丈夫! アタシらとスーパーカオスドラゴンさんなら」
「わかってるじゃねェか!」
「それに、大抵のことはノリと勢いでなんとかなるで!!」
「同感だ! はっはっは!」
ノリと勢いはライブストリーミングにおいても最重要。菘も二人とウマが合うようで、楽しそうに呵々大笑した。
そんな三人に、見えざる蛆獣が牙を剥く!
「だが! オレサマの牙の方が強い!! 【ハイパーカオスチャージ】!!」
不規則な軌道を描く猛進、後退を強制させ、近づいてきていた蛆獣を寄せ付けない!
「見えぬのは、確かに厄介だが、ならばこうするまで! 花に埋もれ、緑に沈むがよい!」
菘の詠唱に応じ、無数の植物が沸き立つように生える。場を埋め尽くさんと生い茂る植物は、透明なものを打ち付け、その姿形を浮き彫りにしていく。
見えなくとも、周囲の全ての動きが感知できれば、見えているのと同じだ。
ソウマコジロウは透明化ばかりが能力ではないぞと言わんばかりに、植物を切り払うが、その行いは位置を示している。
「剣で勝負しましょうや! こう見えてアタシ、勇者なんですよ」
ちゃき、とピンチンが勇者の剣を構え直す。きらりと白銀の光が走り、シーツをはためかせながら、ピンチンが駆け抜ける!!
「輝け、アタシの勇気! 夢と希望の【ブレイブソード】!!」
ピンチンの勇者の剣が唸る!! 【ブレイブソード】は味方の負傷に応じて光の斬撃を放つはずだが……なるほど、菘の【|千紫万紅・全盛繁茂《グリーンワールド》】の植物を判定内に含むことで、ユーベルコードを有効にしたわけですね!
「憑装などと仰々しい名前をしておるが、所詮は真似事。本物には遠く及ばないのう」
「そうですね……大したことありませんでしたわ」
そう、猟兵は【過去】に負けたりしないのだ!!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、よろしくお願いいたしますわ』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。楽しいこと大好き。
【情報収集】も得意です。基本的にお嬢様然とし態度は崩しません
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
シルヴァーナは電脳魔術が使えないので裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します。裕美は頼れていじりがいのある妹みたいな存在
あと、虫が苦手
シン・ドレッドノート(サポート)
実年齢はアラフィフですが、外見は20代前後。
行動パターンは落ち着いた大人の振舞い。
口調は丁寧。時折、奇術師らしい芝居がかった言い回しをします。
「さぁ、ショウの始まりです!」等。
技能、ユーベルコードは状況に応じたものを使用。
身軽で素早い動き、器用さを活かした行動をとります。
効果があるなら破魔の力を込めて。
料理も得意。高級ホテルの厨房からキャンプ飯まで何でもこなします。
依頼成功のために積極的に行動しますが、他の猟兵や住民の迷惑になるような行動は避けるようにします。
女性には年齢関係なく優しく。
但し、奥さんがいるので女性からの誘惑には動じません。
失礼のない程度に丁寧に辞退します。
●見えない方がいいこともある。
「いやあああああああ!!」
蒼空をつんざく女性の悲鳴。何事か!?
見ると、優美な白銀の髪を振り乱し、両の目を塞いでいるのは中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格、シルヴァーナである。敵の攻撃を受けた様子は見られないが……?
「いやあああああああ、いやあああああああ、来るな、来ないで、やあああああああああ、虫、無理無理無理無理ぃ!!」
淑女の中の淑女といっても過言ではないシルヴァーナ嬢がこれほどまでに取り乱すとは……まあ、確かに、蛆獣は見た目、グロテスクですもんね。蛆ですし。
と、言っていると、空が暗くなり、月明かりが射す! 月光を纏い降り立つ紳士、シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)の赤と白が風にはためく!
「お待たせしました、お嬢さん。お怪我は?」
シルヴァーナを気遣いつつ、銃の掃射で蛆獣たちを掃討していく!
「……ごめんあそばせ。取り乱してしまいましたわ」
「いえ。アレを見て取り乱すなという方が酷ですよ」
おお! 紳士と淑女が立ち並ぶ姿は眼福。足元でうぞうぞ蠢いている蛆獣がいなければ、完璧な絵面!
「言わないでくださいませ!」
おっと失礼致しました。
「ハハ! お嬢サマ、そんな心配することはないと思うゼェ。なんせ相手にはアレがある」
不敵に笑うスーパーカオスドラゴン。アレとは何のことなのか! 今のところよくわからないのは、特に目立った動きのないスーパーカオスドラゴン・擬ですが。
「禍みたいなノリで『擬』とか言うんじゃねェ!!」
「事実だろうがァ!」
おっとスーパーカオスドラゴンVSスーパーカオスドラゴンが勃発! 首が六本入り乱れる様はヤマタノオロチが脳裏をよぎっていくゥ!
が、スーパーカオスドラゴン・擬の首が一本、消えた!?
はっ、なるほど、透明化の能力! これでただでさえ予測不能のカオスな攻撃、混沌を更に深めるということ! 考えられています。
頭が消えたことにより、【アンリミテッドカオスファング】がどこから来るかも見えない! よく考えられた攻撃だ!!
「スーパーカオスドラゴン・擬さん。仮とはいえ、素敵なお名前ですわ。わたくし、裕美の中におります副人格のシルヴァーナと申しますの。この度はよろしくお願いいたしますわ」
先程までの動揺を微塵も感じさせない、お嬢様然としたシルヴァーナの挨拶! さすがの切り替えだ!! 擬ドラゴンも名前を褒められて嬉しいのか、美人に声をかけられて嬉しいのか、ちょっと顔がだらしなくなっているぞ!?
「ご丁寧にどうも」
「お嬢サマ、連絡先を交換……」
「おま、欲に素直すぎんだろ!!」
おっと、擬ドラゴンから複数の声が。声の出た箇所に、スーパーカオスドラゴン(本物)が【アンリミテッドカオスファング】をお見舞いだぁ!!
「グェッ! な、なぜ……!」
「透明になっても喋っちまったんじゃ、意味ねェなぁ。もっと頭を使うこった。【アンリミテッドカオスファング】以外にもな!」
「くそぅ、あのお嬢サマから話しかけられなけりゃ、今頃」
「あまり負け惜しみばかり仰ると、弱く見えましてよ」
シンの援護射撃が注ぐ中、シルヴァーナがドラゴンランスを構え、擬ドラゴンに宣告する。
擬ドラゴンは諦め悪く噛みつこうとするが、シルヴァーナはその大きく開いた口に、ランスを突き出したッ!! エグい!!
「さっきまで蛆獣に怯えきってただろォが」
「見えなければどうということはありませんわ。私とのお話は楽しかったでしょう?」
敵の透明化の能力が功を奏した模様! そしてユーベルコード【|優雅なるご令嬢《シルヴァーナ・セリアン》】による技能【おっとりお嬢様】の効果は侮りがたい! 存在感やコミュ力などが相まって、受け答えを楽しまずにいられない親しみやすさがある! 普通にいいことだが、今回はこれが鍵となったァ!!
「それでは、ごきげんよう」
圧倒的!! 猟兵たちの完全勝利ですッ!!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第3章 日常
『盤上で駒は踊る』
|
POW : 遊戯に参加して、純粋に楽しむ
SPD : 遊戯に参加して、イカサマする
WIZ : 参加者に挨拶をしてまわる
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●盤上で踊り狂ってこその駒
「これで悪魔インクも溜まってきたゼェ。ありがとなァ」
さすが名ばかりの荒くれ者、スーパーカオスドラゴン、折目正しい謝礼! 三つ頭がきちんと頭を垂れています!
……とでも思ったかゲヒャ~ヒャッヒャ、とか言い出さないあたり、本当にデビルキングワールドの悪魔って、いい悪魔なようですね。
さて、戦いは終わりました。が、まだ更なるカオスとの戦いは続いていくッ!! ならばやるべきことは一つッ、次の戦に向けての鍛練!!
盤上遊戯を模した対戦ゲームで知略を巡らせたり、力を示したり、もちろん、ルールはスーパーカオスドラゴンが食べました!!(責任転嫁)
最後に笑う者こそが勝者なのです!!
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
●華麗なるフィナーレを
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
開幕一発目、白薔薇の花びらを吹雪かせながら登場したのは響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)!! 空の世界が白く彩られていく様は息を飲むほどに美しい!!
その隙間を縫うように、白銀の刃が閃く。
「水心子真峰、推参」
剣の雨の向こうから、威風堂々姿を現す水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)! 凛とした眼差しは彼女の本体がかなりの業物であることを示しているようだ!!
そしてもう一人、盤上に現れたのはぁ……
「これ終わったら、みんなでおやつ食べるのにゃ!!」
ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)!! にゃんにゃん元気っ娘な人狼です!!
「おやつ、いいですわね。私もご一緒しても?」
「もちろんにゃ! みんな一緒の方がおいしいのにゃ!!」
「なら、私もご相伴に預かろう」
「大歓迎なのにゃ!!」
「ところで……」
真峰が何やら疑問符を浮かべている。どうしたァ!?
「盤上遊戯……ちぇす、とやらは詳しくないが、将棋や源平碁のように、一対一でやるものではないのか? 三人なのは何故だろうか……」
「げんぺいごって何にゃ?」
「オセロのことですね」
ふむふむ、確かにご指摘通り、普通は盤上遊戯とは一対一でやるものです。ですが、先程申し上げました通り、ルールはスーパーカオスドラゴンが食べてしまいましたので、混沌の彼方です。
というわけで、この盤上ではこの任務そもそものルール「|必殺技《ユーベルコード》を詠唱してかっこよく決める」を一番かっこよく成した人物が優勝ということ!
「なるほど?」
「それなら何人参加でも行けるな」
「判定は誰がするにゃ?」
それはもちろん、
「オレサマだゼェ!!」
す、スーパーカオスドラゴン!!
悪魔契約書の書き込みは順調ですか?
「おかげさまでなァ。せっかくのメインイベントといっても過言ではない必殺技叫び大会にオレサマがいないんじゃあ、話が始まらない。そう思わねェか?」
「そうなのにゃ! スーパーカオスドラゴン師匠のカッコいい必殺技も見たいのにゃ!!」
「そうですわね」
「グリモア猟兵の見せてくれた映像の文言も見事だった!」
「ケヒャッ、おだてるなやい」
言いつつ、満更でもなさそうなスーパーカオスドラゴン!
あれですかね、ワル=中二病的な感じで、やっぱり詠唱ってカッコいいぜ! というノリなんでしょうか。とてもいいと思います。
ミーヤが何か思いついた様子! ぽんと手を突き挙手!
「はい、どうした元気っ娘」
「ミーヤたちも一緒にスーパーカオスドラゴンさんの詠唱と突進決めたらカッコいいんじゃないかと思ったのにゃ!」
スーパーカオスドラゴンの頭は三つ、盤上の猟兵は三人! 数もちょうどぴったりだ!!
「採用だ!! 他二人もいいか?」
「……ぜひ!」
「応!」
リズと真峰も並び立ち、ミーヤも絡めてアイコンタクトを取る。準備は万端だァ!
「いくゼェ!! シンプルイズパワー! 無敵の|顎《あぎと》ォ」
「「「【アンリミテッドカオスファング】!!」」」
ガオーと思い思いに咆哮を付け足したりして、不規則で大胆な軌道を取り盤上を駆けるリズ、真峰、ミーヤの三人! 本家本元のスーパーカオスドラゴンも、ノリノリの三人の様子にご満悦の様子だ!!
帰還まで、まだまだカオスとの戦いは待っているが、カッコいい必殺技と、それを放つ詠唱が整っていれば無問題! ブルーアルカディアを駆け抜けろ、スーパーカオスドラゴン!!
成功
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