【サポート優先】凄絶!逝ケメン殺ッカー!
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●スポーツはいいぞ
「皆様、一大事にございます! 帝都櫻大戰でキャンピー様が呼んでくださった助っ人の方々が、元いた世界に帰還できなくなっておられるそうですわ! ええ、お困りの方がいらっしゃるならばお助けするのが人情というもの……つまり正義なのです!!!」
スポーツは正義!
野球がオフシーズンならウインタースポーツ観ればいいじゃない! 大相撲もある!
そう熱く主張する御堂・茜(ジャスティスモンスター・f05315)が手に持っているのはサッカーボールであった。
手に持ったらハンドであるが、今は試合中ではないのでまあいいだろう。
「ヒーローズアースに来て下さったギャラクシーリーガーのエル・ティグレ様、ご存知ですわよね!! 何とエル・ティグレ様、アスリートアースへ帰還する道をご自身で見つけられたようですわ。その方法とは……ずばり!! 宇宙征服にございます!!」
サッカーフォーミュラがサッカーで宇宙を制服することもまああるだろう。
エル・ティグレによると、ヒーローズアースの宇宙にはたった一つだけ『異世界へと渡る為の超機械オーパーツ』なるものが存在しているらしい。
その噂を突きとめた彼女は、考えるよりまずは行動というアスリートらしい発想で、ラグランジュポイントから壮大な宇宙へと出発しているらしかった。
「ですが、当然オブリビオンも黙って見てはおりませぬ! エル・ティグレ様の前には、宙域最強とされるあるオブリビオンが率いる宇宙サッカーチームが立ちはだかるのでございます!! 敵は数千数万の大軍勢、対するエル・ティグレ様、実力者とはいえ単騎、敵陣で孤立無援……援軍に参るほかございませんねッ!!!」
わざわざエル・ティグレの専門分野であるサッカーで勝負してくれるとは都合の良いオブリビオンだが、そのエル・ティグレも『よし、宇宙征服するぜ!』と考えるぐらいだ。
たまたまサッカーで宇宙征服しようとしているオブリビオンが、ヒーローズアースにもいるんだろう。フォーミュラ的発想力を持った大物かもしれない。
しかも、そのチームはイケメン揃いという噂だが……。
「いいえ、彼らはスポーツマンの風上にも置けぬ外道ばかりです! 己の容姿と肩書きを利用して数多の女性達を弄んできた、巨悪……ッ!!!」
なので、ラグランジュポイントの地元民にもあんまり人気がない。残念、顔がいいだけで許される事の範囲はたかが知れている。
跡形も残らぬ程に蹴散らしてくださいませ、と茜も怒りに拳を震わせている。
オブリビオンとはいえ、爽やかスポーツマンタイプも恐らくいたはずだ。
あえて素行に問題がある者ばかりを集めるとは、いったい司令官のオブリビオンは何を考えているのだろうか。
「我らは元は敵同士とはいえ共闘した仲! 義によって助太刀致すと共に、お正月太りを運動で解消する好機にもございます!! 皆様、心と脂肪を燃やし尽くし、共に正義を執行致しましょうッ!!!」
蜩ひかり
こちらはサポート優先シナリオになっております。
スケジュール都合等で通常参加者様の採用が難しい場合がございます。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
なお、サッカーは超次元的な描写になります。
細かいルールは気にせず、必殺シュートやドリブルで敵を蹴散らしていく感じになりますので、こちらもご容赦ください。
第1章 集団戦
『イケメン戦隊『ブサメンハンターズ』』
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POW : スポーツイケメン「ボールで遊ぼう。お前が的な!」
【投げつけたボール 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【連続ボール攻撃から囲んでの集団リンチ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 高貴イケメン「堕とした女の数こそイケメンの力だ」
【レベル×1人の弄びオトした女性達 】の霊を召喚する。これは【心をずたずたにする罵詈雑言】や【顔を溶かす程の強酸の入った瓶】で攻撃する能力を持つ。
WIZ : 眼鏡イケメン「君は見た目だけでなく頭も悪いね」
自身の【眼鏡 】が輝く間、【隠し持った拳銃で】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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●1
ここはラグランジュポイントのどこか。オブリビオンのスペースサッカーチーム「ブサメンハンターズ」に支配された宙域である。そんなアンチが多そうなネーミングでいいんですかね。
『さて、今日もボールで遊ぼうぜ。オレ、Sだから。お前が的な!』
『堕とした女の数こそイケメンの力だ。破産するまでグッズ買ってね』
『フッ、しかし君は見た目だけでなく頭も悪そうな女だね。好みじゃな』
「アァーン? 宇宙史上初めて第三銀河を統一した最強のギャラクシィリーガー・究極美少女『エル・ティグレ』様に向かってなにナメた口聞いてやがるんだ、このクソ男共がよぉ!」
『『『アパーーーーッ
!!?』』』
いきなりサッカー・フォーミュラことエル・ティグレの機嫌を損ねてしまったイケメン達は、彼女のごく普通のパスを顔面に受け、宇宙の彼方まで吹っ飛んでしまった。
「アハハッ、ホテルでポイント貯めてそうな断末魔残しやがった! 現地妻と密会とかしてやがったんだろ? ついでだ、裏切られたファンどもに代わってアタシがオマエらクソアスリートに灸をすえてやんよ!!」
さすがエル・ティグレさん! カッコいい!
一般モブリビオン如きが究極美少女様に敵うわけがないのだ。
処刑、いや、試合開始である――! そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!!
キノ・コバルトリュフ
マッシュルーム!みんな出ておいで!総力戦だよ!!
キノキノ、みんながいて心強いね。
シメジ?何体か足りないような?
急用があってこれなかったの?
エノキ、仕方ないね。
マイタケ、来てくれたみんなで楽しんじゃおう!
●2
「キノキノ、エルちゃんがいっしょで心強いね。キクラゲ? なにか飛んでくるよ」
宇宙サッカーのフィールドに到着したキノ・コバルトリュフ(
キノコつむりの星霊術士・f39074)が目にしたものは、いきなりサッカー・フォーミュラことエル・ティグレの怒りを買ってしまい、無様に吹き飛んでいくモブイケメン達だった。
『『『アパーーーーッ
!!?』』』
あのような男たちはキノの夢であるキノコヘイムにもいてもらっては困る存在だ。宇宙の彼方で星になったクズたちを眺めながら、キノコ座を作るのもいいかもしれない……とキノはぼんやり考えた。
「あざっす御主人様! アタシを助けに来てくれたんだなです!」
ギャラクシィリーグサッカーで負けたため、猟兵の配下になるという約束を律儀に守り、エル・ティグレは敬語で話しかけてきた。
「シイタケ! そうだよエルちゃん」
「エ、エルちゃ……?」
御主人様から親しげなあだ名で呼ばれることに若干の困惑を見せるエル・ティグレ。
「キノノ……気に入らなかった?」
「い、いや、そんなことないぜです! うん、スポーツってのはチームのムードも重要だからな……です!」
エルちゃん呼びを受け入れたエルちゃんは、御主人様もあいつらをブチのめしてくれですと言い、既に腰が引けまくっているブサメンハンターズを指さした。
「キノ、あの人たちは女の子の敵なんだね。マッシュルーム! みんな出ておいで! 総力戦だよ!!」
キノの呼びかけに応えて現れたのは星霊のグラりんとフェニくんだ。エンドブレイカー出身でない猟兵向けにざっくり説明すると、だいたい馬と鳥の精霊である。馬か……キック力とか凄いんだろうな。ナイス補強。
『ま、まさかこの馬がそこの弱そうなガキの代わりにサッカーするってんじゃ……』
無論まさかである。
高貴イケメン、口の利き方が全然高貴じゃないぞ。
フェニくんが憑依したサッカーボールが燃え上がり、それをグラりんが全力でキックした。
これがキノの必殺シュート・フェニックスダイブ(ギャラクシィサッカーアレンジ)――!
フェニックスとなって飛翔突撃するボールが高貴イケメン達を物理的に炎上させていく。
『お、おい、お前ら選手を守れよ! ファンとして当然の行動だろ、使えねえな!』
せっかく召喚した女性達も彼を白い目で見ている。無理、こいつ推せない。
『ねえこれ全員お前の彼女? 161股とか最低』『もう限界。ブサメンハンターズのファンやめます』『売るのすらムカつくからグッズ全部捨てる。今から燃やす生配信する』
『うわあああああ!!』
高貴イケメンの悪行は瞬く間に宙域一帯に広まり、ネット用語的な意味でも燃えた――。
「シメジ? そういえばバルくんがいないような? どこに行ったのかな?」
足元をつんつんとつつかれ、キノが下を見てみると、気分屋のバルくんは『高貴イケメン・レイジ選手のゴージャスきのこ明太クリームパスタ』なるものを買ってきていた。あるんかい、こいつらのスタジアムグルメ。
「エノキ、あの人レイジさんって名前だったんだね」
「はん、女受けしそうな凝ったグルメ開発しやがってです。その情熱本業に注げよですよね」
エルちゃんの手厳しいご意見。
けれど、キノコがたんまり入っていたのでキノはご満悦だ。
「マイタケ、レイジさんが退団したから今日で発売停止? マツタケ、もったいないからみんなで楽しんじゃおう!」
そうして、キノが現地の観客たちに振る舞ったきのこ明太クリームパスタは意外にも大好評だったという。
レイジ、メニューを開発するセンスだけはあったのかもしれない――。
大成功
🔵🔵🔵
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
●3
「はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ。なにやら美味しそうな匂いがしますデス」
「おっ、新しいご主人様だなです! せっかくだしきのこ明太クリームパスタ食ってけよ、です!」
確か自分はエルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼を受けたはずなのだか。
そのエルちゃんがなぜか手渡してきたパスタを、試作機・庚(
盾いらず・f30104)はとりあえず食べた。美味しかった。どうやら、他の猟兵の攻撃で抹消されたイケメンのスタジアムグルメを在庫処分しているらしい。どういう状況?
「それで何をすればいいんデスか? 私が出来ることなら大体の事はするデス」
要するになんでもやるってこと。ほほうそうですか、どのユーベルコードでどうクズを殺すか選びたい放題なんですね!? 素敵!
自業自得だが、既にひどい目に遭っているギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』達は、異次元からの邪気を感じて震えあがった。
しかし!
「あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス」
優しい――!
闇にもたらされた一筋の光――! じゃあやめとくね!
「私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど……」
だが、それを聞いたブサメンハンターズ達の目の色が変わった。クズ男変わり身の術。
『じゃあオレとハッピーにならない? カップルで観戦できるペアシートのチケットあるぜ!』
『もう駆け引きをするのは飽きた。お前のようなピュアな女性を求めていたんだ』
『君は見た目も可愛いし頭も良さそうだ。アンドロイドとの知的な恋愛が僕の夢だよ』
「え、え、え」
急に庚へ猛アタックを始めるイケメンアスリート達。
何されても問題ないって言ったよね?的な下心がだだ漏れであった。
「ちげぇーーーーよ!! いつもいつもキメェんだよオマエらの拡大解釈は、御主人様に近寄るんじゃねぇ!!」
『『『アパーーーーッ
!!?』』』
ドリブルというかタックルで庚に群がるクズどもを蹴散らすと、エルちゃんはかなり真剣な顔で庚の両肩を掴んだ。
「おい御主人様、ああいう連中の前でさっきみたいな事は絶対言うなよです! 御主人様はコレに乗っててくれよなです!」
「えっ。情けをかける必要がない敵だってことは分かったんデスけど、それでいいんデスか?」
「いいんだよ! ……です! 最強のギャラクシィリーガーにして究極美少女たるアタシのブチギレパワーを特等席で観戦してくれよなです!」
なんとキャバリア『K-7L:Cross The Line』の中に庚を避難させたエルちゃんさんは、サッカーボールにギャラクシィエンプレスの力を込め、猛虎の如く吼え猛る超新星の輝きを宿らせた。
暗黒星雲のエネルギーを宿して巨大な竜巻となったボールは、重力を変動させてイケメン達を圧殺し、あるいは切り刻み、宇宙の彼方のブラックホールへと吹き飛ばしてその存在を抹消していく……!
「アーッハッハ! 見たかクズメン共、これがギャラクシィエンプレスたるアタシの実力だ!」
庚は……その一方的すぎる試合?を、キャバリアという特等席の中から観戦していた。
「すごい試合デス。しかしこれでお給料貰ってしまっていいんデスかね……あ、ルームサービスデスか? 有難うございますデス。あっ『エル・ティグレ選手の究極美少女パフェ』の試食のお仕事? 喜んで引き受けるデスよ」
選ばれたのは超安全なユーベルコードでした。
これが私の到達点(グランド・フィナーレ)……!
庚さん、これからも良い
意外と快適な放浪生活を――!
成功
🔵🔵🔴
ミーガン・クイン(サポート)
はぁい♪
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
私のユーベルコードの拡大魔法や縮小魔法、
アイテムの巨大化薬や縮小薬で色んなものを大きくしたり小さくしたり。
きっと楽しいことが出来るわね♪
サポートに不思議な魔法の力はいかがかしらぁ?
私のことを好きに使ってみてね♡
●4
「はぁい♪ なんだか凄いエネルギーを感じるわ。ここで不思議な魔法の力はいかがかしらぁ?」
ミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)は、拡大魔法と縮小魔法と操る魔女である。いつの時代でも、魔女との契約には相応の代償が伴うものだ。雰囲気こそ明るいミーガンとて例外ではなく、彼女が求めているのは感情のエネルギー……とりわけ快楽と恐怖を好んでいる事で知られる。
つまり。
女性を性処理の道具としか見ていない腐れイケメンどもが一方的にボコされている修羅場などは、もう彼女にとって夢のバイキング会場みたいなものであった――。
サポートでいらした御主人様向けに一応説明しておく。
この依頼は、エルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼だ。
だが現地に到着したミーガンが見たものは、とても言葉では表せない状態になったクズイケメンオブリビオン『ブサメンハンターズ』達の死屍が累々とするギャラクシィサッカースタジアムだった。なお、敵はまだ数千数万ほどいるので、これでも氷山の一角らしい。
「アンタも御主人様だなです! 注意するんだぜ、クソアスリートって人種はぶっちゃけアンタみたいなのが好みのタイプだからな……です!」
「あら~♡ それは嬉しいわぁ」
エルちゃんの言葉を裏づけるように、ミーガンは自分の豊満な肢体へ向けられるイケメン達の素直な欲情と、それと同量ぐらいの猟兵達へ対する恐怖をビシビシ感じていた。
一説によると、男性は極限状態に陥ると種の存続を危ぶむ本能が活性化し、逆に絶頂しちゃうことがあるという。やれやれだぜ。
「……御主人様、クズメンがタイプなのかよです?」
「そうねぇ、そうかもしれないわぁ? 人間さん達の言う『クズ』とはちょっと意味が違うかもしれないけど……ね♪」
脈あり!? 脈ありでござるか!?
エロエロ巨乳美女大好きなブサメンハンターズ達が獣の目になる……間もなく、ミーガンの放った緑と青に輝く魔法陣が広範囲に展開された。
『な、何だこれはァ!?』
縮小魔法・人権剥奪――それはなんと、身長180㎝のイケメンを約8ミリまで縮めてしまう、身長と筋肉でアドを取ってきたイケメンアスリート達にとって世にも恐ろしい魔法であった。モンシロチョウの3齢幼虫ぐらいのサイズで、人によっては肉眼では見えない。矮小ッ……!
「お、おい御主人様! コイツらはいいがアタシまで縮んじまったぞです!」
「わざとじゃないのよぉ、エルちゃんはここでハーフタイムね♪」
「お、おう……です」
イケメンのとばっちりで手のひらサイズになってしまったエル・ティグレは、つまみ上げて胸の上に乗せておく。そして――ミーガンはサイズもゴミクズ程度に縮んだブサメンハンターズ達を、それはもう容赦なく踏みつけて蹂躙し始めた。
「あなたたち、すっかり矮小で惨めな存在ねぇ~♡ クズはクズらしく逃げ惑うといいわぁ♪」
『『『ひ、ひィーッ!! こんな地雷女だったなんて聞いてな』』』
ぷちっ。
サイズ差に加えてユーベルコードも封じられ、為すすべもないイケメン達はぷちぷちと潰されていく。クズが潰され、絶命する寸前の恐怖も味わい深いものだが……。
「ひいぃっ! お、落ちたらアタシも潰されちゃうじゃん……御主人様、絶対落とさないでくれよなです! アタシ、アスリートアースに帰らなきゃいけないんで……! よろしくお願いします!」
ミーガンにしがみついて半泣きになっているエル・ティグレの恐怖のほうが、もしかしたらより極上の味だったかもしれない。
成功
🔵🔵🔴
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ
食材がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の
食材を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが
マナーっす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある
肉でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから
毒は利かないっす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと
八つ裂きにされても死なないっす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
●5
突然だが、クズイケメンのミンチでハンバーグ作りたいと思った事はないだろうか。
ないか。あったら話が早かったのだが。
「きのこ明太クリームパスタ普通に美味しいっす。でも個人的には刺激が足りないっすかね」
飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)は、エルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼を受けたはずだ。
だが、今は色々あってイケメンの挽肉が散らばる状態だったスタジアムが一旦清掃中のため、スタジアムグルメの食レポをしていた。
「御主人様、清掃終わったぜです! 試合再開するぜです!」
「うーん……困ったっすね。わたしは何でも食べてみる主義っすけど、ヒト型は喰わないのがポリシーっす。食べるとしたら人間やめるっす」
イケメンギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』の面々は、あっもう可愛いけど明らかにヤバそうな娘来ちゃった、という目で杏子を見ていた。クズだって学習はする、たまにな。
「でも、よく見たら可食部がないことはないっすね。普通に美味しいものはさっき食べたっすし、今日はゲテモノ喰いに挑戦するっす」
可食部!?
エルちゃんもイケメン達も「どこの事っすか」みたいな目で杏子を二度見した。
「その前にサッカーするっすよ。ユーベルコードの力をボールに込めて蹴ればいいっすか?」
「そうだ、やっちまってくれです御主人様!」
杏子は溢れそうな暴食衝動をサッカーボールに込め、キックする。するとどうだろう、ボールが食道楽の悪魔の眷属と化し、大きな口と黒い翼を供えたバケモノへ進化したではないか……!
『そんな馬鹿な!?』
眼鏡イケメンが思わず叫ぶ。
お前、ギャラクシィリーグの何を見てきたんだよ。超次元サッカーではよくあることだ。
隠し持った拳銃で応戦するも、その弾丸はなぜか全てサッカーボールの悪魔を素通りしていく。そして逆に襲いかかられる眼鏡イケメン――!
「チャンスっす。いただきっす!」
『ぐわあああ! 眼鏡がッ!』
杏子はその隙に眼鏡を奪取した。一つ目の食材ゲット。
『な……なんて事すんだよ、眼鏡キャラの眼鏡取ると謎の勢力に怒られるんだぞ!』
急にチームメイトとの絆(?)に目覚めたスポーツイケメンがサッカーボールで杏子を狙ってきたが、それもバシッとキャッチ。二つ目の食材ゲット。
「後は調味料っすね。これさえあればたぶん美味しく仕上がるっすよ!」
『え!?』
そして三つ目の食材が決め手だ――それは高貴イケメンのファンが持っている、顔を溶かす程の強酸が入った瓶。
ボールは猟理鋏で一口サイズに裁断し、鍋化させた万能猟理器具へ眼鏡と一緒に放り込んで、強酸でぐつぐつ煮込む。こうして新たなスタジアムグルメが出来上がった。
「題して『顔もとろける旨さ! ボールと眼鏡を煮込んだ杏子のイケメン悪魔鍋♪』っす!」
「うわぁ
…………」
エルちゃんは絶対喰いたくねー、てか喰ったら死ぬだろって顔してた。
たぶんほぼ全員そう思った。杏子以外は。
「うーん、ゴムの煮込み時間がちょっと甘かったっすかね。でも眼鏡のレンズの歯応えは悪くないっす、揚げ焼きにするのもアリかもっす。何よりこの強酸が抜群に効いてるっすよ! 癖になるっす!」
そう、食道楽の悪魔たる杏子にとっては、毒物と薬物はアルコールのようなもの――!
「エルちゃんも試食いかがっすか?」
「いい、いいです。アタシは遠慮するです。いくら御主人様の頼みでも聞けねぇよです」
「そうっすか……少し酔ってきたっす。お兄さん達、
休憩室行くっすよー」
『や、やだーーーッ!!』
まさかの逆ナンオチ。
杏子にどこかへ連れていかれたクズ達は二度と戻ってこなかった。
彼らがどうなったのかはご想像にお任せする――。
成功
🔵🔵🔴
エリー・マイヤー(サポート)
フラスコチャイルドのサイキッカー × 寵姫です。
常に丁寧語で、あまり感情を乗せずに淡々と話します。
ユーベルコードは習得した物をどれでも使用し、目的達成のために全力を尽くします。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
***
ごきげんよう。
掃除が必要と聞いて手伝いに来ました、エリーです。
念動力が通用する相手なら、お任せください。
防御も攻撃も概ね念動力でなんとかします。
敵の攻撃を念動力で止めたり逸らしたり。
念動力で敵を掴んだり潰したり叩きつけたり。
まぁ、状況に応じてそれっぽく対応しますよ。
キャバリアは……まぁ、必要そうなら乗ります。
●6
「はぁ。掃除が必要と聞いて手伝いに来ましたが、本当に清掃業務だとは思いませんでした」
グラウンドの片隅で、気だるげに汚染物質の塊をふかしながら、ひとりの女が星空を見あげている。宇宙はいい。どこでも禁煙禁煙とうるさくない。
どうやら、熱戦の裏でギャラクシィサッカースタジアムの清掃をしていたのはエリー・マイヤー(被造物・f29376)だったらしい。今考えた設定。
サポートの御主人様、ようこそ。これはエルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼でございます。
なぜ清掃が必要だったのかはさておき、エリーは念動力で一仕事したしもう帰っていいかなと隙を窺っていた。何しろ酒と並んで運動が苦手なのだ。ギャラクシィサッカー、できればご遠慮したい。
だが。
「御主人様、ヤツらもう虫の息だぜです! 一発デカいのをブチかましてやろうぜです!」
エルちゃんが帰っちゃいけない空気を出している。そうも期待されると、エリーも実は内心ちょっと嬉しかったりするのだった。
「わかりました、やってみましょう。運動神経にはあまり自信がありませんが」
イケメンギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』もいいかげん学習した。
この依頼、本当に偶然にも美女ばっかり来るのだが、皆異様につよつよなのである。彼らが敵う相手ではない。それでも高貴イケメンと眼鏡イケメンは一縷の望みを賭け、スポーツイケメンを生贄に差しだした。
『え、オレ!? イヤだよお前らが行けよ!』
『お前がエースなんだからなんとかしろよ!』
『彼女はスポーツが苦手と自己申告しているんだ。勝てるぞ!』
クズ同士の醜い争い――彼らは逞しい肉体を持ち、色々なことに色々と精力的で、ことあるごとに愛を囁きそうな高身長イケメンだが、荷物持ちや家事育児には絶対興味ないタイプであった。
エリーはがっかりした。しかし、ホス狂という致命的な娯楽に囚われるのは回避した。
「えいっ」
もはやキックオフ待ったなし。
エリーはユーベルコードの力をこめ、サッカーボールを蹴った。あまりにもへなちょこなシュートだった。へろへろと飛翔するボールを見て、スポーツイケメンは勝ちを確信する。
『へっ、そのボールもらったぜ!』
しかし、クズメンはどこまで行ってもクズメンなのだ。見通しが甘い。
直後――エリーの蹴ったボールが分身した。
9240個に。
『えっ?』
繰り返す。9240個である。
ボールが分身するのはギャラクシィサッカーではよくある事だが、数がちょっと尋常ではない。
「運動が苦手でも、念動力でボールを操作することはできます」
「スゲェぜ御主人様、ギャラクシーサッカーをよく分かっていやがるです!」
王者エルちゃんからもお褒めの言葉を賜ったので、エリーは気分よくボールにこめられたエナジーを開放した。弾丸のごとく撃ちだされたサイキックシュートは、スポーツイケメンのみならず、他のイケメン達もことごとく蹴散らしていく――!
『『『アパーーーーッ
!!?』』』
数万単位でスタジアムにひしめいていたイケメン達の多くが、ボールを顔面に喰らい場外へふっ飛ばされていった。この規模のスタジアムを清掃できる念動力だ、文字通り桁が違う。
「だいぶ見通しがよくなりましたね。おや、あれは敵チームのゴールキーパーでしょうか」
なんという事だろう。
このゲームは11人制など採用していないので、今までゴールがイケメンに埋もれて見えなくなっていたのだ。ブサメンハンターズのゴールを守りし者、その正体とはいったい!?
エルちゃんの帰還には🔵が必要だ。
だからもうちょっと書こうと思ってたけど、やたらキリがいいので章、終わろうと思う。
「そうですか。とりあえず、CMの間に一服いいですか?」
OK――!
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『『爆破技師』アイゼン・シュバルツロスト』
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POW : スキル・破壊工作
【爆破スイッチによる爆風】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : ボムオーラ・チェイン
【全身を覆うオーラによる攻撃】が命中した対象を爆破し、更に互いを【オーラの鎖】で繋ぐ。
WIZ : 道連れの自爆
自身が戦闘不能となる事で、【抱きついている】敵1体に大ダメージを与える。【敵に憎悪の言葉や勝利宣言などの呪詛】を語ると更にダメージ増。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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●7
外道イケメン共をドリブル的なもので蹴散らし、広大すぎるギャラクシィサッカースタジアムのフィールドを駆け抜けていく猟兵達とエル・ティグレ。
やっと見えてきたゴールの前に立ち塞がるのは、怪しげな笑みを浮かべたふくよかな少年だった。
『ヒヒッ、よくここまでたどり着いたな。オレはこのチームのキャプテン『爆破技師』アイゼン・シュバルツロストだ。生前はテロリストとして活動していたが、訳あってギャラクシィサッカーを始めた』
どういういきさつか不明だが、そういう個体もいるんだろう。しかし、少年は怒りを秘めた狂気的な笑みでチームメイトのイケメンたちを睨みつける。
『だが、なんなんだこいつらは! ヴィランとしてもスポーツマンとしても、ついでに大人としても最悪すぎるぜ。真面目にスポーツをやってる奴らまで同じ目で見られ、度々オレ達ガキ共を失望させやがる。もう我慢ならない』
エル・ティグレはというと、うんうんと勢いよく頷いていた。
彼女もスポーツを愛するオブリビオンであるわけだし、彼の主張に思う所があったのかもしれない。
『そこでオレは考えたのさ。ヒヒッ……ヴィラン活動に乗じて、こいつらもまとめて爆破してやればいいってな!』
「よく言った少年! よし、そういう事情ならアタシも協力するぜ!」
なんか友情が生まれている。スポーツにおいて、敵の敵が味方なことは多々あるのだ。
『ヒヒヒッ、オレはゴールを守りながらこいつらを爆破してやる。お前らもこいつらを蹴散らしながら突破して来るんだなァ!』
リア充はいい。
許す。幸せになれ。
だがクズメン、お前らは爆発あるのみ――!!
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
●8
チーム『ブサメンハンターズ』VS猟兵のギャラクシィサッカーは新たな局面に突入していた。
今までキャプテンだと思っていた仲間のオブリビオンが、突如イケメン爆殺宣言をしたのだ。そういえば試合中に味方選手が消えていた事があったかもしれないが、残念、クズは美女以外の人間の情報は全て忘れる。
「呼んだかにゃ? 『せーとーはなれでぃー』を探してる人はいにゃいかにゃー」
そんな中、グリモア猟兵に召喚されフィールドに降り立った新たな御主人様、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)はスカートの両裾を持ち、しゃなりとお辞儀をしてみせた。ねえ本当に美女しか来ないんだけどなんで?
サポートの御主人様、これはエルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼だ。そして数万単位でひしめくクズメンオブリビオンの群れを蹴散らし、ゴールを決めることが目的になっている。
「正統派なレディの御主人様、パスだぜです!」
ここまで散々な目に遭ってきたブサメンハンターズ達だが、さすがに身長1メートルにも満たない愛くるしい少女には勝てると判断したのだろう。エルちゃんのパスを受けたアイクルの元へ殺到してくる――!
『君! サインボールあげるから僕のファンにならないか!?』
『どけよお前、お前は好感度狙いだろうが俺は普通に女児が好きなんだよ!』
右のクズと左のクズ、どっちもどっちであった。そんな彼らにアイクルが返した言葉とは。
「うーん、正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ」
辛辣――!
サポプレにもそう書いてあるので仕方ない、やっちまってください。
ちなみにアイクル姐さんは19歳である。残念ながら女児ではなかった。
その瞬間、敵チームのキーパー・アイゼンが動いた。
『ヒヒッ……ガキ共の純粋な気持ちを踏みにじりやがって。お前らが犯罪者になる前に始末してやるぜ……!』
アイゼンは二人のクズをまとめて羽交い絞めにしてしまった。チームメイトの洒落にならないスキャンダルは本当に困るのである。それ、表に出していい性癖かどうか考えようね!
「ええいどいつもこいつもうっとーしーに゛ゃっ!! 女児じゃにゃいにゃ! れでぃーに゛ゃあ!! むちゃくちゃ気に入らないに゛ゃ!!」
こいつらの前で『せーとーはなれでぃー』を演じてもなんの得もない。秒で猫かぶりをぶん投げたアイクルは、マジギレした。さもありなん。
「全員ぶっ殺おおおおおおす! ●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
ユーベルコードの力をこめ、ボールをキック!
全宇宙の女子の叫びを代弁する魂の全力拒否ッッ!!
アイクルの放ったシュートはビッグバン的な威力を生み出し、アイゼンごとクズ達をゴールに叩きこむ。敵からも味方からも放たれる強烈なバッシングの波動が呪詛的エネルギーと化し、ゴールネットが揺れると同時に、憎悪と嫌悪の大爆発が巻き起こった――!
「ふぅ。にゃんかスッキリしたにゃ」
「アタシもだぜです」
味方であるはずのアイゼンの自爆に巻き込まれ、宇宙の彼方へ吹き飛んでいくクズたちに背を向けて、アイクルとエルちゃんは颯爽とベンチに引き上げていく。それはもうワイルドをゲットしていそうな構図であった。
パワーイズジャスティス。
正統派ではないかもしれないが、これが女子力ってやつだよ――!
成功
🔵🔵🔴
アラタマ・ミコト
荒魂鎮神命が命じるのでございます。
神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!
荒魂鎮神命の無双をご覧に入れるのでございます。
……あらたまちゃんのらいふを削っているのです!
高れああいてむや素材をどろっぷするのです!!
●9
なんということだろう。
グリモア猟兵からギャラクシィサッカーをしてきてくださいというクエストを受注したはずなのだが、この俗欲渦巻くスタジアムに降り立ったアラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)が見たものは、爆発炎上するゴールとクズイケメン達の屍の山だった――。
「えるちゃん殿、お久しぶりにございます。あらたまちゃんです。このような状況では如何すれば宜しいのでございましょうか」
アラタマは、以前にもエルちゃんことエル・ティグレの帰還依頼を手伝いに来たことがある。あの時からはや三カ月ほど経過しているのだが、まだ帰れていなかったらしい。
諸々もうご承知だと思うので、説明は省かせていただく。お疲れさまです。
「おう仏の御主人様、久しぶりだな! ……です。アタシも試合中にゴールが吹き飛んだ経験はあんまりねぇんだけどよ、カス共を蹴散らしてゴールっぽいとこにシュートしときゃいいんじゃねぇか? です」
「そのような
利用規約が適用されるのでございますね。蹴鞠とは奥深きものです」
そんなことはない。
そんなことはないのだが、訂正してくれる人がいない。
アラタマは前回エルちゃんから真理を教わった。
蹴鞠の鞠も武器である、ということだ。
今こそレベルアップした蹴鞠力を見せる時かもしれない!
「荒魂鎮神命が命じるのでございます。神器よ施されし封印を解きその力を示すべし!」
アラタマがそう宣言して鞠を蹴ると……サッカーボールに眠りし蹴鞠の神が目覚め、
邪辻免斗聖刃亜と
宇露菩櫓須無礼怒と
遮邊瑠の幻影を纏った。
『『『なんで
!?』』』
こんなのサッカーじゃねえ――クズメン達がそう思っている間に、アラタマはドリブルを開始する。しかもこの三種の神器、無限に増殖する。もはやナンパをしている余裕などないが、チームキャプテンであるアイゼンが脱走を許さなかった。
『おやおやぁ、いざとなったら女を捨てて逃げるいつもの手かぁ? ヒヒッ、そうはさせねぇよ。ちゃんと正面から向き合いやがれ!』
『なっ……鎖がっ!?』
オーラの鎖に囚われ、逃げられないブサメンハンターズ達へ三種の神器が襲いかかり、次々に爆発させていく。それはまさに無双。色欲という不浄へ堕ちた者達の仏罰であった。
アラタマとエルちゃんはパスを回しながら、地雷原と化したコートを素早く駆け抜ける!
「アハハッ! 腕を上げたな、です御主人様! 爆発と武器をかいくぐりながらの華麗なスルーパス、アタシも魅せ甲斐があるってもん……」
「あらたまちゃんはらいふを削っているのです! 高れああいてむや素材をどろっぷするのです!!」
ザ・俗欲。
あらたまちゃんはイケメンAをたおした!
あらたまちゃんはイケメンBをたおした!
あらたまちゃんは521922114のけいけんちをてにいれた!
しかし、イケメンはなにもおとさなかった!
「ボールと強酸と眼鏡以外の何かくださいです!! どろっぷ率が低いえねみーほど何か隠し持っているはずなのです!」
「もう諦めろよ御主人様、こいつらの中身がカラッポってことだろ! です!」
「いいえ、決して諦めないのがすぽこんなのです!!!」
アラタマは知らず知らず何か掴んでいた。お前もギャラクシィリーガーにならないか?
なお、最終的に見かねたアイゼンが付け髭をくれた。
これでレアドロップってことにしておいてほしい。
大成功
🔵🔵🔵
印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしいので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、強者にビビるし弱者に慎重な面もありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください
UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●10
猟兵って男性もいましたよね?
何故かこの依頼には美女しか来ないが、いるのである。例えばこの印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)だが、色々あって中の人が男性な……美女であった。なんで?
(な、何だろうこの依頼。僕間違って殺されたりしないよね?)
ラビニアはスタジアムに渦巻く異様な空気を感じ取っていた。
いや、これはエルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝う依頼なのだが……実はそのついでにクソみたいなイケメンを蹴っ飛ばす事のほうがメインなのかもしれない。
殺気だけではない。まさに今蹴散らされているギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』所属イケメンアスリート達の熱視線も、ラビニアの豊満な肉体へ無遠慮に注がれている。
(ひっ!)
思わず鳥肌が立ってしまう。
見た目は美女、しかし中身は成人男性……成人男性の性欲を浴びる成人男性の図だ。イケメン達は全く気づいていないが、精神的にはBOYS LOVEなのだ。しかも普段ゲーマーとかをいじめ倒していそうな人種の男たちだ。ホラー要素しかなかった。
「おいアンタら、御主人様に近寄んな! 怯えてるじゃねぇかよ!」
こちらもラビニアの中の人が男性だとは微塵も思っていないエルちゃんがメンチを切ってくれた。助かった。この隙になんとかしなければ……!
ラビニアはずざざざざとばかりに邪悪成人男性達から距離を取ると、カードデッキを手に取った。
なんということだろう。
すごい都合よく、いた。見るからにサッカー上手そうな戦乙女。
なんで? いや本当なんでそんなバトピンあるの? こんなことある?
「召喚! 神滅の戦乙女・ジークヒルデ!」
『ジークヒルデだと!?』
現れしは黄色のサッカーユニフォームを着こんだ戦乙女・ジークヒルデ。
彼女の出場がコールされた瞬間、スタジアムはどよめきの嵐に包まれた。ギャラクシィサッカー界ではその名が轟いているのかもしれない。知らんけど――必殺シュートも標準装備している。
「御主人様、パスだぜです!」
「あれー皆プロなのにビビってんの~? 決めちゃえジークヒルデ! いっけー、ヴァルグラム・ノヴァ!!」
優位に立った途端、一転してイキリウサギと化したラビニアが更にジークヒルデへとパスを回す。その脚から放たれるのは神殺しの一撃だ。ところでイケメンは神とか国宝とかよく言われますよね。つまり、イケメンも殺せる。Q.E.D。
ゴールまで161mに渡って放たれるイケメン殺しの無敵光線を受けよ。
『『『アパーーーーッ
!!?』』』
運悪く直線上に存在したイケメンは全て跡形もなく消し飛んだ。全員クズだしオブリビオンなので、公序良俗には反してない。
イケメンは何をしても正義、自分達以外ヒーローヴィラン問わずブサメンとして非道に苛め殺してOK、女性は全て性処理の道具、己達こそ至高のイケメンであり全てが許される――今消滅したのはそのような思想をお持ちの方々です。普通のメンズは当てはまらないゾ。
『……ッ! フゥ、危なかったぜ。このシュート、オレの肉布団でも無傷じゃ受け止められねぇ……ヒヒ。おぉっと、手が滑った』
ドカーン!!
敵チームのキャプテンであるアイゼンは、ラビニアを爆破しようとしたのだが、誤って彼女の近くにいたイケメンを爆破してしまったようだ。敵にも成功率とかあるからね、仕方ないね。
(ひえぇ……ぜ、絶対元男だってバレる前に帰らなきゃ)
ラビニアはドヤりつつも内心戦々恐々だった。
ああはなるまい。いや、なろうと思ってなれるもんじゃないが――。
成功
🔵🔵🔴
アス・ブリューゲルト(サポート)
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
いつもクールに、事件に参加する流れになります。
戦いや判定では、POWメインで、状況に応じてSPD等クリアしやすい能力を使用します。
「隙を見せるとは……そこだ!」
UCも状況によって、使いやすいものを使います。
主に銃撃UCやヴァリアブル~をメインに使います。剣術は相手が幽霊っぽい相手に使います。
相手が巨大な敵またはキャバリアの場合は、こちらもキャバリアに騎乗して戦います。
戦いにも慣れてきて、同じ猟兵には親しみを覚え始めました。
息を合わせて攻撃したり、庇うようなこともします。
特に女性は家族の事もあり、守ろうとする意欲が高いです。
※アドリブ・絡み大歓迎、18禁NG。
●11
サポートの御主人様、申し訳ない。
この依頼はエルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還を手伝うついでに、クズのイケメンを駆逐する依頼でございます。
クズじゃなければイケていてもなんの問題もないんだ。
でも、ここまでクズが美女猟兵を相手にクズムーブをかますシーンしかない。
つらい。
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
ついに来たー! クズじゃない本物のイケメンの
方だ!!
コートに立っただけで観客がむせび泣き、謎の喝采を浴びても、アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)はあくまでクールな姿勢を崩さない。ヒーローズアースには猟兵ファンも大勢いるが、正しい距離感を保っていた。ここまでクズリビオン達から女性を庇い続けたエルちゃんも感動である。
「御主人様、アタシらの敵はギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』だ! ……です! ヤツらは女を都合のいい道具扱いして、他の野郎どももいじめ殺す最低の輩なんだです!」
「それは捨て置けんな……俺は女性を守りたいし、家族は大切にすべきだと考えている」
――ワアアアアアアア!!!
ものすごい喝采。アスさんはまともな事を言っただけである。
皆さん、世の中にはちゃんとしたイケメン、ちゃんとした男性もいるんですよ!
神! 国宝! 表彰! 文化遺産!
そんな心もイケメンの皆さんに多大なご迷惑をかけている輩は滅びよ。
『何だこのアウェー感は……ふざけんな、俺達が真のイケメンだ。ブサメンは引っこんでろ!』
「隙を見せるとは……そこだ!」
一瞬で人気を取られたことに動揺し、怒りに囚われたイケメン達からボールを奪うのは容易いことだった。アスは相手のフェイントを見抜き主導権を握ると、エル・ティグレとの連携でイケメン達のディフェンスをかわしていく。
『ヒヒッ……おいイケメン共、ガードが甘いんじゃないのかァ?』
『そ、そんな事言われても、体が思うように動かな……グワーッ!!』
敵チームのキーパー・アイゼンも、オーラの鎖でイケメン達の足を文字通り引っぱっていた。もはや敵味方関係なくONE TEAMだ。この宙域からクズメンを追放してやる――支配された住人達の想いは熱い声援となり、アスの背を押す力となる。
生き別れた姉妹と同じ年頃の女性達も多く見える。彼女達に辛い思いをさせてきた男達には、必ずここで幕引きをさせなければならない。
「目覚めよ、蒼き咆哮!!」
ユーベルコードの力をこめ、アスはアイゼンの守るゴールに向かって超ロングシュートを放つ。ブルーブラスターの力を宿したサッカーボールは蒼い光を纏い、静かに燃える熱を抱いて、彗星の如く宇宙空間を突きぬけていく。
その軌跡は美しくとも、秘めた威力は凄まじい。二丁の銃から放たれた弾丸のように分裂し、左右からゴールを狙う必殺シュート『アズライトハウリング』――ボールに触れた敵はすべて焼き尽くされ、アイゼンも止めることができない。
ゴール!
イェーガーズ、ついに普通に得点を奪った――!
「すげぇなです御主人様! ギャラクシィリーガーにならないか? グッズ開発担当も乗り気だぜです!」
「遠慮しておく……だが手が足りなければまた駆けつけよう」
本物のイケメンはちょっと人気者になったからって浮かれたりしないものである。
あ、寿命削るのはやめておきました。
イケメン、こんな依頼で命削ってないで、末永くお元気であれ。
成功
🔵🔵🔴
焼傍ヶ原・ヨネマ(サポート)
(連携・アドリブ歓迎、NG無し)
焼きそばを愛し、焼きそばの為に生きて、焼きそばで競う焼きそバトラーの第一人者、それが私。
どんな相手でもどんな状況でもどんな世界でも、焼きそば1つで切り抜けるつもりよ
ユーベルコードは何を使ってもいいわ、焼きそば!焼きそば!戦闘・日常・冒険全て焼きそばを使うわよ。
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたいのだ!ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ等何でもよい。状況が悪化する行為はやらない(変態的衝動時等必要な場合を除く)
超シリアスのためギャグ絶対ダメというならシリアスオンリーもできなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
一応根は武人なので強敵相手の戦いには心昂る一面もある。ユーベルコードによってはそうならない場合もあるが。
ユーベルコードが
近接系:何も考えず正面から真っ向勝負挑む
遠距離系:射程距離ギリギリから一方的に攻撃狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
●12
ついに本物のイケメンが現れ、イケメンギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』の存在感はもはや風前の灯だった。エルちゃん(※展開の都合上そう呼ばれている)こと、サッカー・フォーミュラであるエル・ティグレの帰還がかかったこの試合も、そろそろ佳境を迎えたい――!
リプレイは誠心誠意お書きしているが、三章シナリオ、正直二章あたりで飽きるねん。
「そう。つまり焼きそバトルを始めてもいいという事よね」
この依頼、美女がいっぱい来たが、焼傍ヶ原・ヨネマ(生粋の焼きそバトラー・f42520)は明らかにやべー美女だった。
バイオレンス方面じゃなく、シンプル話通じない系だ。焼きそばに関するシリアスな過去とかあったら大変申し訳ないが、ぱっと見焼きそば怪人だった。たぶんギャグ世界の住人だと思う。
「焼きそばの御主人様じゃねえか、です! 焼きそバトル、アタシも注目してるぜです!」
「焼きそばの伝道師として光栄だわ。エルちゃんもこのサービス焼きそばを食べていきなさい」
ヨネマは息をするように焼きそばを提供した。
何を言っているのかわからないと思うが、焼きそバトルは今アスリートアースで熱いスポーツなのだ。当然(?)エルちゃんの耳にも入っていたらしい。
「そしてわたしが来たのだ」
ただでさえギャグなのに、ギャグ界の重鎮である大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)が来てしまった。混ぜるな危険。焼きそばで例えたら三平くんとペヨングを一緒に食べるようなものだ。
「わたしも焼きそバトルに参加するのだ。これだけギャグをやり放題な機会もそうないのだ」
「嬉しいわ。行くわよ、めくるめく焼きそばの世界に!」
ヨネマはスタジアムの外から引っ張ってきたスペースキッチンカーに乗りこむと、わき目も降らずに焼きそばを焼き始めた。そのコテ捌きは職人級だ。香ばしいソースの匂いが辺りに広がり、食欲をそそる。
「敵はイケメンオブリビオン……イケメン……はッ! つまり、イケ麺……! この宙域に足りないものは新たな名物スタジアムグルメだわ。イケ麺を作るのよ、エルちゃん」
「は、はいっす御主人様!」
すっかり新人バイト化したエルちゃんは、ヨネマ店長に指示されるまま焼きそばにこれでもかという程マヨネーズをかけた。これこそ他の焼きそばとの差別化を図るヨネマの秘策。マヨネーズの白さでイケメンの輝きを表現した、イケ麺――!
「わたしは麗ちゃんトレーディングカードを作るのだ。イケ麺を買ってくれた者たちにわたしのイケ面を堪能させてあげよう。なーんちゃって、あっはっは!」
麗刃はうまい事言いながら、渾身の変顔コレクションをトレカにしていた。スタグル界でよくある、選手コラボメニューを買うと貰えるオマケである。
『いやサッカーは!!? サッカーしろよお前ら!!』
ついに敵のイケメン達が正気を取り戻した。
でもな、この依頼、実はサッカーしなくても別にいいねん。
だからオーナーが焼きそバトルしたいって思ったら焼きそバトルになるんだよ。OK?
「できたわ。そこのイケメン達、イケ麺の試食をしなさい。モバイルオーダーにも対応よ……」
ヨネマとエルちゃんは焼きそばを乗せたサッカーボールを蹴り、スタジアム中にイケ麺をデリバリーした。無駄にものすごいコントロールである。
『う、美味い!』
好評だった。
ここまでクズムーブしかしてなかった連中が焼きそばに屈した。焼きそばは世界を救うのだ――ちなみにトレカは捨ててた。美女にしか興味ないからなこいつら。
もはやここは完全なギャグ空間。麗刃のパワーを最大限に発揮できるはずなのだが……実は、今回選ばれているユーベルコードが伝説の超変態人なのよね。
つまり、ボケ殺しへのカウンターゆえに、ギャグ空間では機能しないという超ややこしい状況になっていた。
どうする?
今からシリアスにするんだよ。それがマスタリングってやつである。
歓声が聞こえる。
長い間卑劣な男達に虐げられてきた女達、人権を踏み躙られてきた男達の切なる願いがこめられた歓声が、戦場に立つ麗刃へと一心に降りそそぐ。一見禍々しく、鈍くかがやく黒い剣。しかし、それは隷属からの解放を望む弱き者たちにとっては紛うことなき希望の光だったのだ。
麗しの刃と名付けられた武人の心は、猟兵としての使命に奮い立つだろう。駄目な人間と言われ続けていた。だが今、そんな己の力を必要としている者たちが此k
「とてもつらい」
さっきまで全然そんな話じゃなかったやん――雑なシリアス波に耐えかね、麗刃は何者かが勝手につけてきたモノローグを中断させた。
ネタなのかネタじゃないのか。サッカーなのか焼きそバトルなのか。
よくわからないリプレイへの悲しみが爆発し、麗刃は超巨大スーパー麗くんへと進化した。
麗刃の巨大化は止まらず、やがてこの宇宙の全てが麗刃のクソBIGイケ面で埋めつくされ……大爆発した。
『ヒヒッ……最後に飯テロとはやるじゃねぇか。だがオレのテロ活動もまだ終わる気はないぜ』
宇宙の彼方に焼きそばを持ち、サムズアップするアイゼンの姿が浮かんだだろう。
こうしてイケメンギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』は、解散した。
愛と正義と笑いと焼きそばの力によって、人々は救われたのだ――!
このあと日常章がまだあるからね、ヨネマさんが開発した焼きそば売ります。
そういう流れになる時もある。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第3章 日常
『超人スポーツ大会』
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POW : 派手な技で周囲を盛り上げる。または、参加者を応援する。
SPD : 華麗なテクニックで周囲を熱狂させる。または、飲食しながら観戦する。
WIZ : 不可思議な魔法で周囲を魅了する。または、実況席で実況・解説を行う。
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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●13
ギャラクシィサッカーチーム『ブサメンハンターズ』は解散し、宙域は彼らの支配から解放された。だが、エルちゃんことエル・ティグレの表情は晴れない。
「見ろよです御主人様、ココの住人ども、あいつらのせいですっかりアスリート不審になっていやがるです」
そう、誰かが迷惑をかければ、その属性にカテゴライズされる罪のない人間全員に迷惑がかかるのだ。スポーツはチームプレーって言ってるだろ! 個人競技だって広義で見れば団体戦なんだぞ! いや、それはスポーツ界に限った話ではない……人が社会というチームに属する限り、人生とはどこまで行ってもマラソンであり、皆がアスリートである。そんな話だっけこれ?
「仕方ねぇ、ここまで来たら乗りかかった船ってヤツだ。アタシ達がサッカーは楽しいって教えてやらないとな!」
きのこ明太クリームパスタに究極美少女パフェ、悪魔鍋……は裏メニューとして、名物グルメ候補の『イケ麺』もある。
地元宇宙人達に末永く愛され、応援されるチームを作り直すことができれば、きっとこの星の未来のためにもなるだろう。
そのためにはただ、猟兵達が一緒にスポーツを楽しめばいいのだ!
ところでサポートのみんな、日常章の時の行動指針も一行でいいから書いといてほしいぞ!
じゃないとまあなんかそれっぽく無難に書いちゃうからな!
ご検討よろしくおねがいします。
ミランダ・モニカ(サポート)
『アタシに任せな!』
『アンタの人生を面白おかしくしてやるよ!』
煙管(仕込み銃)のヤドリガミ
戦場傭兵×クレリック、71歳の女
口調は「アタシ、呼び捨て、だね、だよ、~かい?」
あらゆる世界に関わり人脈とコネを結ぶ事を目的に突撃猟兵してるよ
傭兵として闘い、シスターとして祈り、義賊としてお宝を奪う
一番大事なのは義理人情さ
何事もプライド持ってやるよ
戦闘は徒手空拳メイン
銃で補う
カードは不意打ち
UCは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動するよ
一般人にも他の猟兵にも迷惑をかける行為はしない
依頼成功のためでも公序良俗に反する行動はしない
後はお任せ
アレンジ連携歓迎
宜しく頼むよ
●14
「御主人様……この世界の宇宙には、ギャラクシィサッカーで悪さをしているヤツらがいたです。ソイツらのおかげでここらの宙域ではアタシ達アスリートの評判が地に落ちてんだ、です。だから、チームを立て直すのを手伝ってください!」
エル・ティグレから事の顛末を聞いたミランダ・モニカ(マザーズロザリオ・f05823)は、そいつは災難だったねと彼女に同情を向ける。その手には至高の一杯を注ぐためのティーポットが握られていた。
「アンタフォーミュラだろ、そう頭を下げるんじゃないよ。とりあえず、コイツでも飲んでリラックスしな。どうだい、落ち着く香りだろ?」
ミランダが注いだ琥珀色の茶からは、確かになんとも心地良い薫りが漂ってくる。なかなか故郷にも帰れず、色々と疲れ果てているエル・ティグレは、そっとティーカップに口をつける。途端、彼女は泣きだしてしまった。
「う、うまいッ……あったけぇ味がするぜ、です。コレが人情の味ってやつなんだな……です……ぐすっ……アタシも早くおうち帰りたいよぉ……うわぁぁーん」
「……気に入ってもらえたら何よりさ。さて、泣いてるヒマはないよ嬢ちゃん。アタシ達がこの星を面白おかしくしてやろうじゃないか!」
「さあさ、お兄さんもお姉さんもお嬢さんもお坊ちゃんも、ジジイもババアも皆寄ってきな! ギャラクシィサッカー体験教室やってるよ! 名物スタジアムグルメ『イケ麺』も食べ放題さア!」
お祭り事を盛り上げるのはミランダの得意業だ。調子の良い声が響き渡るスタジアムには、久々に活気が戻ってきたような雰囲気があった。少しだけなら、とやってくる家族連れやカップルたちの前で、ミランダとエル・ティグレは必殺シュートを披露する。
「そらッ、パスだよ! 決めてやんな、エル!」
「アハハッ! アタシを誰だと思ってやがる。サッカー・フォーミュラにして全銀河最強究極美少女『エル・ティグレ』様だぞ! 喰らえッ、『ティグレ・スーパーノヴァ』!!」
――ドゴォォォン!!
猛虎の如く吼え猛る超新星の輝きに、ミランダの闘気が合体し、そのシュートは爆発的な威力を叩き出す。やはり仲間と協力して勝利するというのはいいものだ。すっかり元の調子を取り戻したエル・ティグレを、子どもたちがキラキラした瞳で見つめていた。
「スゴーい、きゅうきょくびしょーじょのおねえちゃんカッコいい!」
「ねえ、今のシュートどうやったの? オレもできるようになる?」
キッズたちはこういうのが大好きである。得意げになってサッカーを教えるエル・ティグレを、親御さんたちも暖かく見守っていた。その平和な光景を眺めつつ、ミランダは他の猟兵が残していった特製レシピを見ながらおいしい焼きそばを焼くのだ。祭りにはやはり、このソースとマヨネーズの香りがよく似合う。
「そら、これが『イケ麺』だ! 『お節介ババア・ミランダの至高の一杯』も飲んできなア!」
その焼きそばはマヨネーズで真っ白になったものだったが不思議と旨く、またミランダの提供するドリンクがなぜか抜群に合ってしまうのだ。いつの間にかキッチンカーには大行列ができ、自然とサッカー教室も盛り上がっていく。
「よしガキ共、紅白戦やんぞ! アタシについてこい!」
「はーい!」
もちろん自分でも飲食を楽しみながら、ミランダは元気よく駆けていくエル・ティグレと子どもたちを見守る。この中から未来のギャラクシィリーガーが生まれる日が楽しみだねえ――そう思いながら。
成功
🔵🔵🔴
ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)
探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ
戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!
●15
「こんにちは めずらしい そざいはある?」
「ようボウヤ、お前もギャラクシィサッカー体験希望者か? アハハッ、サッカーの事ならこの究極美少女『エル・ティグレ』様に何でも聞きやがれ!」
クラゲっぽいから、ぱっと見で「おっ宇宙人だな!」と判断されたのだろうか。
エル・ティグレは、ネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)に対して、思いっきりお子さんを相手にする時の口調で話しかけてきた。まるで口調は荒いが優しい遊園地の悪役お姉さん的な有様である。
「ちがうよ おれはりょうへい かえりみちをまもりにきたんだ」
「ハァァッ!? 御主人様、うっかりナメた口聞いてすいませんでしたぁ!!!」
「あと おれ ひゃくいっさいだよ」
「ひぃぃぃっ!! え~っウソぉ、大先輩じゃん!! マジサーセンした、パイセン!!」
スライディング土下座された。
たいいくかいけいの じょうげかんけいって たいへんだ。
「それで御主人様、アタシの帰還を手伝ってくれるってマジなのか!? です!」
「うん くらげほうきや ゆきソリをつかったら きっとはやいとおもう うちゅうはひろいから しろくじらにひっぱってもらったら もっとはやくつくかも」
「おお……よくわかんねぇけど、すごいメルヘンじゃねえかです。……そうだ御主人様、ソイツを使ったら空中からサッカーを観戦したりもできねえか!? です」
「たのしそう うん じゃあやってみるね」
そうして開催されたチーム猟兵vsチームエル・ティグレの練習試合。派手な必殺シュートが飛び交うコートを、ネッドのゆきソリに乗って特等席から眺める観戦ツアーは、職場仲間や家族連れを中心に大好評だった。
「猟兵さん、あれ何? すごい焦げ跡ついてるけど」
「あれは ゴールが ばくはつしたあと みんなが がんばって なおしました」
「試合中にゴールが爆発とかするの!? やるのは怖いけど、ギャラクシィサッカー観戦ってちょっと楽しそうかも……!」
「たのしい? おうえんグッズ うってるよ グルメも あるよ」
「空飛びながら食べたり応援したりできるの!? すごっ!」
地元チームが極悪オブリビオン集団だったため、スタジアムに近づくのを避けていた住人たちも、次第に応援へ熱が入っていく。ネッドが帰った後はどうするのかという問題も、宇宙とヒーローズアースの技術力で似たような乗り物を作れば解決できるだろう。
何があるかわからない異世界の宙域に仕入れルートが広がるのは、素材屋さんのネッドとしても大歓迎だ。
「御主人様、企画大成功だぜです! この調子でスタジアムツアーや交通アクセスももっと改良すれば、たくさん人が来るに違いねぇです!」
CEO兼選手兼監督みたいになってしまったエル・ティグレは大忙しだった。もしや途中でこんな事をしていたから帰還が遅くなっているのでは……?ってことにしておいてほしい。
「おっと、対価は珍しい素材だったなです。うーん……アタシの頭髪とかいります? 一応暗黒星雲が封印されてんだけどさ、です」
「すごい きらきらしてるね それに けもののかたちになるんだ」
「あとは水か……です。これもアタシの持ち込み品だけど、トップアスリートご用達のスポドリやるよです」
ネッドの集めている水とはちょっと種類が違う気もするが、貰えるものは受け取っておこう。
この後エル・ティグレの帰還を道具でサポートする事を約束しつつ、ネッドは暫し観戦客の送迎に勤しむ。その中でできていく人脈が、いつか商売の助けとなる事もあるだろう。
それもまた、スポーツ観戦の醍醐味なのだ。
成功
🔵🔵🔴
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
皆で楽しむのであれば、妾に任せておくがよい!
皆を巻き込んで、率先して存分に遊ぶとしよう
行動は常に生中継+後で編集して動画配信をしておるのでな
映像として見た時に、いかに楽しんでいるかという意味で、さりげなく演技も交えつつな
しかし一番大切なのは、この場に集った皆が楽い思いをすることだと思うぞ
中心になって楽しんでも良いが、裏方に回って引き立て役に徹するのもまたアリだ!
はっはっは、盛り上げマスターの妾にかかれば、すべての者が笑顔になり、素敵な思い出を作れること間違いなしだ!
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
●16
「よっしゃ、御主人様達のおかげで集客数もグッズ売上もかなり改善したぜ。そろそろアタシもこの宙域を離れなきゃ故郷に帰れねえんだけど、なーんか最後の一押しが欲しくなってきたつーか……」
ギャラクシィサッカーで宇宙征服を目指していたはずが、色々あってCEO化してしまったエル・ティグレはすっかり経営者脳に染まっていた。こんな事してたらそりゃ帰りも遅くなるってわけだ(強引なつじつま合わせ)。
「……やあ、エル・ティグレさん。敵はもういないようかな」
あっ北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)さん! お世話になっております!
優希斗は過去にこだわりと敬意を持つ猟兵だ。例えオブリビオンでも、思想や理想があれば話は聞くべきだと考えている。エル・ティグレはぜひとも聞いてくれですという構えだった。
「おう、この宙域を支配してたオブリビオンサッカーチーム『ブサメンハンターズ』はもうしばき倒したんですけどよ、アイツらが悪さをしすぎてアタシ達アスリート全員への風評被害がすげえんだ。です。で、今改善策を色々考えてんだ……です」
一応ずっと敬語だし、意外と真面目なんだな……と優希斗さんも思ったかもしれない。
その時だ。
「はーっはっはっは! 妾を呼んだか!? 呼んだであろう!? 今猛烈に力を求められておる気配がしたぞ!」
あっ御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)さん! お世話になっております!
バーン!!と会議室の扉を開けド派手に登場したのは、天地通眼に乗った有名配信者、通称『邪神様』だった。もうカメラは回っているらしい。
「くっくっくっ、知っておるかエルよ? こういうチームの何気ない舞台裏を映した『広報カメラ』というものは界隈での需要が高いのだ! 選手の素は皆気になるであろう?」
「な、何だって!? そりゃ知らなかったぜ……です!!」
確かな筋からの情報。
いやマジでめっちゃ頼もしかった。よくぞ今来てくださったと思う。
「ネット配信系の手続きは全て妾に任せよ! 優希斗よ、大役ではあるがお主にはキービジュアルを任せてもよいか?」
「キービジュアル」
優希斗は復唱してしまった。そんな事になるのは彼の猟兵人生でも初だったかもしれない。
優希斗さんごめんなギャグ依頼に巻きこんで……でもさ、絶対人気出るじゃん。ユニフォーム着て青空とか背負ってかっこいいポーズ取ってほしいんだ私が。蜩オーナーの権限でやるったらやるのだ。本当にすまない。
「はーっはっはっは、では総仕上げと参ろうではないか! なに、後は盛り上げマスターの妾に万事任せておくがよい!」
『お主はもう真のイケメンを見たか!? チーム猟兵vsチームエル・ティグレ練習試合、初の全宙域無料公式生配信!』
菘Pがそう銘打って出した企画のリアルタイム視聴者数はうなぎ昇りだった。そう、無料なら試しにちょっと観てみようという層はかなりいるのだ――菘Pはそのあたり熟知していた。
スタジアム現地にも結構な観客が入っている。皆応援グッズを手にしたり、名物グルメ『イケ麺』を片手に試合開始が待ちきれないといった顔をしている。
「じゃあ……行くよ」
「おう、かかってきやがれです御主人様!」
コートに立ったからには優希斗も手加減をするつもりはない。新たに集まったギャラクシーリーガー志望の若手宇宙人達を見事なキャプテンシーで統率し、相手を翻弄するようなパス回しで猟兵たちの間を抜こうとするエル・ティグレを冷静に観察する。
「この短期間でここまでチームを仕上げてくるとは……流石はフォーミュラ、という所だね」
配信はされているが、過度に気負う必要はない。いつも通りやればいいだけだ。
「でも、」
敵選手がパスを回そうとした瞬間を狙い、優希斗は素早いダッシュで踏み込む。
「――遅いな」
ウワーッカッコいい!! これが真のイケメンですよ全宇宙の皆さん!
失礼した。
一般人の動きはもう見切っている。難なくパスカットを成功させると、優希斗は味方と連携しながらどんどんゴールへと迫っていく。菘Pも1カメでコート全体を映しつつ、2カメでは巧みな選手目線のカメラワークで迫力と臨場感を演出していく。『さあ好きな方を見るがよい!』という邪神様の厚いお心遣いであった。
唯一の障害はエル・ティグレだが、彼女の厳しいマークも紙一重でくぐり抜けた優希斗は、わずかな隙を見逃さずゴールを狙った。インカムから菘Pの指示が聞こえる。
『優希斗よ、そこで必殺シュートを繰り出すのだ! 妾が最高に映える演出で盛り上げようではないか!』
「……分かったよ。舞えや、舞え。全ての未来と過去のその先を――『蒼舞・剣聖』」
『プラス『落花狼藉・散華世界』!!』
そうして放たれる優希斗と菘の遠隔合体必殺シュート。ボールは蒼穹の骸の海を想起させる波と風を纏いながら、月下美人と夕顔の花を辺り一帯に咲きほこらせ、広大なスタジアムを一瞬で幻想的な絶景空間へと変えてしまう。
その技は選手、観客、視聴者全員に「ギャラクシィサッカーってこんな事起きるの!?」というインパクトを与えるに充分たりえるものだった。
ゴールネットが揺れ、しばしの静寂ののち、スタジアムは熱狂的な大歓声に包まれる。
菘Pの痛快な場内アナウンスが響いた。
『はーっはっはっは、どうだ、ギャラクシィサッカーは楽しいであろう? 次のスターは画面の前のお主だ、妾達は現地で参戦を待っておるぞ!』
その後、優希斗が必殺シュートを放った場面はしっかりチームのキービジュアルに起用された。
ポスターの中で蒼穹を背負って立つ己を見ると少々気恥ずかしくもあったが、多くの無辜の人々へ笑顔を届けることもまた贖罪の形だろう。優希斗の表情は穏やかだ。
「おおエル、見よこのグラフの伸びを! 配信の有料会員登録者数が爆増しておるぞ!」
「『ファンクラブないの?』って問い合わせも多数だぜです! マジで感謝だぜ、御主人様達!」
菘PとエルCEOはバンザイして大喜びである。名残惜しいが、そろそろこの宙域からも旅立たねばならない。猟兵達は色々なノウハウを現地のスタッフ達に託すと、出発の準備をした。最後にエル・ティグレから重大発表があった。そう、チームの改名だ。
「いいか、アンタらはもう『ブサメンハンターズ』じゃねえ。これからは『アルティメットエモーションズ』を名乗ってこうぜ!」
究極美少女要素とエモを混ぜてみた。名に恥じぬ試合を見せなければ、との思いが選手達の表情を変えていく。
その名がギャラクシィスポーツ界に良い意味で轟くことを願いながら、猟兵達とエル・ティグレは、再び宇宙の彼方へと旅立つのだった――。
成功
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