🌈いろ バット・サイクロン！ 第※話『宙の彼方へ！』
花走・りな
背後霊が寝ぼけた時に夢を見たんですよ。
宇宙人に捕まってどっかの星のサッカーコートみたいな場所に連れてかれて、謎の儀式を色んな宇宙人と一緒にしたんですよ。
多分ぐるぐるバット、ギャラクシーリーガー編だと思います。
夢の中にりなはいなかったのでバットサイクロンの皆さん頑張ってください。
ぐるぐるバット――それは『神との一体化』を最終的な目標とした、高尚きわまる儀式。アスリートアースにおけるぐるぐるバットの認知度は近年、かなりのものとなっていた。その証拠として、視よ、この大きな巨きなスタジアムを！ 凡そ千ほどの観客を収容できる凄まじい規模となっている。そんなに大きかったら選手のぐるぐるが見えないのでは？ 御安心を！ 客席に座っている皆さんも余すことなくぐるぐるされるからだ！ つまり、選手の気持ちになって観戦が可能なのである。もちろんエチケット袋つき！ 衛生管理もバッチリだ。……さあ、みんな、試合も近いことだし、今日からの練習はよりハードに行くわよ！ ぐるぐるバットチーム『バット・サイクロン』の一人が声を上げる。その勢いに押されたのか他のメンバーも気合いを入れた。まずは基本姿勢からのぐるぐる百回！ 百回まわっても🌈の彼方に行けなかったら追加で二百回！ まったくいつのも光景ではないか。訓練メニューのひとつめで殆どが脱落だ。うっぷ……ぇ……。死屍累々なバット・サイクロン。まるで、宙に浮いているのかと想うほどの、眼振。
浮いている。彼女達の身体が宙に浮いて――キャトられている！ 謎の飛行物体に吸い込まれていく彼女達は文字通り🌈のシャワーをぶち撒けた！ ……ここはどこ？ まだ、目が回ってる……。サッカーコートらしき場所、彼方、見えているのは青い丸か。フハハハハ！ よく来てくれたな！ 我々はギャラクシーリーガー！ 銀河を支配するべくやってきた『ギャラクシー・ぐるぐるバッター』である！
説明する必要などない！ 人間が回っているなら地球も回っている。地球が回っているなら宇宙も回っている。宇宙が回っているなら神様も存在している。な……！ ギャラクシー・ぐるぐるバッターですって！ あらぬ方向へとフラフラしつつもバット・サイクロンの面々は良い反応をしてくれた。我々の『ぐるぐるバット』で銀河を、宇宙を、虹色に染めてくれるわ――！ そんなことはさせない！ 私達が相手よ！
レッツ・ゴー・サイクロン！
神様の前では皆平等だ、ぐるぐる、🌈色儀式を行う以外にない。
やるじゃないか、地球のアスリートもぉロロロロロ。
そっちこそ、良いぐるぐる持ってるじゃいのぉロロロロロ。
……こんな夢を見たんだけど。
ぐるぐるバットが宇宙に進出、素敵だね！
ぐるめちゃんならそう言うと思ったよぉ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
