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【サポート優先】大いなる挑戦者、エル・ティグレ!!

#ヒーローズアース #サッカー・フォーミュラ『エル・ティグレ』 #実況風リプレイ

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#ヒーローズアース
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#サッカー・フォーミュラ『エル・ティグレ』
#実況風リプレイ


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●正義とはなんたるか
 さあ、とうとう始まりました! ヒーローズアースの広大な宇宙、それを制覇せんとするは遥かアスリートアースより来たりし、第三銀河覇者、最強のギャラクシィリーガー、エル・ティグレ!!
「究極美少女を忘れてんぞ、実況!」
 頭髪に封印した暗黒星雲をボールとし、彼女が繰り広げるはサッカー! この究極美少女は、一体何を求めてヒーローズアースの宇宙を駆けるのか!?
「よくぞ聞いた、実況! アタシが求めるのは、この宙域の征服!! アスリートアースの第三銀河だけで留まるようなエル・ティグレ様じゃあないよ!!」
 おおっ、堂々たる宇宙征服宣言! 正義を胸に日々戦うヒーローたちのいる世界で、ここまで堂々と侵略活動宣言するのはさすがの胆力でございます。
「誰が征服を悪と決めたんだよ。とはいえ、そうだな。サッカーはアタシの領分。ヒーローだろうがなんだろうが、ちったぁホネのあるヤツと勝負したいモンだ。まあ、どんなヤツが来ようと、アタシにぶち抜けないディフェンスはないよッ!」
 ウインクを一つ。かなりの傲岸不遜な発言に聞こえるが、それに説得力が伴うほどの自信が彼女には満ち満ちているッ! 広大な宇宙の旅をしてきたエル・ティグレに文字通り蹴散らされてしまったオブリビオンも存在します。大言壮語と侮ることなかれ。彼女の実力は本物です!!
 そう、これがアスリートアースが誇るサッカー・フォーミュラにしてフィールド・オブ・ナイン、第三銀河を統べる女帝、エル・ティグレだッ!!
「ふふん、『女帝』ねぇ……悪くない響きだ」
 さて、挑戦者だった彼女は既に挑戦を受ける側の猛者として認められつつもあるッ。これは彼女がこの宙域で実力を示し続けてきたからに他ならないッ!! そんなヒーローズアースで今一番アツいエル・ティグレ選手に挑むのはァ、コイツだァ!!
「正義は……正義は執行されなければならない! 悪は断つべき!! そして我々は、悪を断つことこそが存在意義!!」
 シルヴァーの甲冑に身を包み、|処刑人の剣《エクセキューソナーズソード》を構えた騎士たち!! |悪《ヴィラン》虐殺を正義とし掲げた、狂信者たちの騎士団「ジャスティスクルセイダーズ」だァ!!
 この宙域の「征服」を宣言したエル・ティグレに憤然とする騎士たち、その剣が唸るッ! 代表が一人、悠然と進み出、エル・ティグレに剣先を向ける!
「宇宙征服を目論む者など、悪以外の何者でもない! 問答無用。裁きの鉄槌をもって、己が罪を噛みしめるといい」
「ハッ、できるモンならやってみな! オマエらがアタシから、ボールを奪い取れるモンならなぁ!!」
 勇猛果敢、不敵な宣告をするなり、エル・ティグレ、足元のサッカーボールを軽く蹴り上げる。蹴り上げたボールを額で小突き、くるりと回って、地面へ着地する直前のボールを足裏でキャッチ! 体の表面を這わせるように、くるりと前面までボールを持ってくると、高速かつ精密なリフティングを披露ッ! ダンスのステップを踏むような華麗でリズミカルな足捌きには、芸術性すら感じられるッ!!
 不意にボールを地面に向かって強く蹴りつけ、高く弾ませる! ボールが跳躍し、エルの体から離れる!! だが、吸い付くようにすとんとエルの足元に落ち、エルは当然のように、足でボールを止めたッ! 淀みない、一分の乱れのない動き。洗練された技の骨頂! エル・ティグレが魅せる!! 彼女の絶大なる自信が、他の追随を許さない技術力に裏打ちされたものであるとッ!!
 しかし、エル・ティグレと向き合いますジャスティスクルセイダーズは、ずらりずらりとかなりの人数がおりましてェ、果たして、エル一人で、この人数が捌ききれるか!?
「誰に言ってんだ。アタシは第三銀河を統一した、サッ」
「エル・ティグレ」
 む? 会場に乱入者? 何事だ!?
「事情は知っている。僕たちも加勢しよう」
「へ? ま、まさか……御主人様!?」
 おおっと、これは何事かァ!?

●説明しよう!
 説明しよう。遡ること数時間前のグリモアベースでのこと。
 グリモア猟兵の一人である嶺・シイナ(怪奇人間の文豪・f44464)の号令により、グリモアベースには多くの猟兵が集っていた。
 彼らに課せられた役割はこちらッ!
「未だヒーローズアースから帰れずにいる『エル・ティグレ』の帰還の手助けをしてほしい」
 シイナは端的に述べた。
「ヒーローズアースの宇宙の果てには、一つだけ、『異世界を渡ることができる|超機械《オーパーツ》』というのがあるらしい。エルは宇宙征服がどうのと言って、ヒーローズアースの宇宙に存在するオブリビオン組織を片っ端から打ち倒しているが、目的はその|超機械《オーパーツ》。たぶん。
 エルと猟兵の因縁? とかは僕にはよくわからないけど、縁浅からぬ仲だし、帝都櫻大戰ではエルにも助けられた。更に相手はオブリビオン。もう手助けしない理由がないよ。
 行ってきてくれる?」
 シイナの問いかけに、否やを唱える者はなくッ!
 少しの準備時間の後、シイナが転移を開き、こちらに繋いだというわけだ!!

 噂に名高い六番目の猟兵という心強い援軍!! エル一人でも制圧力は十分と言えるが、これはありがたい援軍だァ!!
 それに、因縁の相手、所縁の者が助力のため馳せ参じる……なんとヒロイックでアツい展開なのでしょうッ!!
「じゃあ、頑張って。みんなもエルも、よろしくね」
「はいッ! 精一杯やらしていただきます!!」
 おおっと、エルが何故か敬語だが……固い絆で結ばれた友情の援軍に、エルも気合いをよりいっそう高めている模様!!
 猟兵たちの入場が完了、クルセイダーズが援軍に異を唱えることもなく、試合開始のホイッスルが鳴ります。
 ジャスティスクルセイダーズVSエル・ティグレ&六番目の猟兵、試合開始です!!


九JACK
 ハロウィンなのは、フラグメントのせいです。僕は悪くない、僕は悪くない……。
 なんでこの時期にハロウィンフラグメントが出るんですか?
 ハロウィンに取り憑かれてしまったかもしれない九JACKです。今回はアスリートアースのサッカーフォーミュラ「エル・ティグレ」の帰還シナリオとなります。
 第一章「集団戦」、第二章「ボス戦」、第三章「日常」となっております。何故か三章の日常フラグメントに「ハロウィン」の文字が……?
 いつもなら、受付期間について「マスターページやタグを~」というのですが、今回のシナリオは【サポート優先】シナリオとなっておりますので、マイペースに書いていきます。もちろん、通常プレイングも受け付けておりますので、どうぞ。
 また、アスリート関連シナリオということで、「実況風リプレイ」で描いていこうと思います。よろしくお願いいたします。
 エル、早く帰れるといいですね!
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第1章 集団戦 『ジャスティスクルセイダーズ』

POW   :    ジャスティス・クルセイド
【剣先】を向けた対象に、【天から飛来する十字型の光線】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD   :    ジャスティス・グレートレイジ
【己の正義を妨害する者達への怒り】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
WIZ   :    ジャスティス・オーバードライブ
自身に【強大なる聖なる光】をまとい、高速移動と【聖剣からの光線】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。

イラスト:弐壱百

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ベルト・ラムバルド(サポート)
キャバリアを使用できる環境なら愛用のキャバリアを操縦します
そのとき装備してるキャバリア用の剣と槍を振るい敵群を蹴散らします
キャバリアの操縦技術は優れています
キャバリア使用不可なら生身とその時の装備してる物で戦いますが残念ながら生身だとそんなに強くありません
それを補助するのが己のハイカラなオーラとセンスと瞬間思考力とUCによる謎の召喚術で頑張ります


シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます


鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇

同伴者がいる場合は同伴者をサポートするよう行動
戦い方は遠近両用
接近戦→【破魔】を付与した破魔刀
遠距離→精霊の護符の【乱れ撃ち】
同伴者が苦手な方を受け持つ動きを取ります

単独で戦う場合は敵の苦手とする方での戦い方を主軸に
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】
負傷した者がいれば護符に【治療属性攻撃】を付与し、対象に貼り付けて応急手当を試み

仲間達に危害を加えるような行動は取らず
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選ぶ性格
(意外と熱血系の性格)

UCは味方の援護を主体に、戦況の維持・好転へと尽力

他に状況に合うUCへの変更及び演出としての複数UC使用可
MS様の判断にお任せます


不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」「リア充は死ね」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにないオブリビオンに対しては最初はやる気なさそうにしますが、状況を前進させる意思は一応あるので無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。一度敵とみなせば以降はもう容赦はしません。
オブリビオンに対しては基本的には『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。状況に応じて『リア充ころし(爆破)』や『リア充爆破スイッチ』等を併用して物理的にリア充爆発しろを実現させようとします。
見た目がやられ役なので逆襲くらう展開も可能です。


シン・ドレッドノート(サポート)
実年齢はアラフィフですが、外見は20代前後。
行動パターンは落ち着いた大人の振舞い。
口調は丁寧。時折、奇術師らしい芝居がかった言い回しをします。
「さぁ、ショウの始まりです!」等。

技能、ユーベルコードは状況に応じたものを使用。
身軽で素早い動き、器用さを活かした行動をとります。
主にビットを展開、ビームシールドで防御しつつ、銃器による攻撃を行います。
効果があるなら破魔の力を込めて。

依頼成功のために積極的に行動しますが、他の猟兵や住民の迷惑になるような行動は避けるようにします。

女性には年齢関係なく優しく。
但し、奥さんがいるので女性からの誘惑には動じません。
失礼のない程度に丁寧に辞退します。



●正義と紳士と
 さあ、始まりました。ジャスティスクルセイダーズVSエル・ティグレと六番目の猟兵! エル選手はこれまで単独による無双を繰り広げてきましたが、サッカーとはチームプレー! 猟兵とどのような連携を見せてくれるのか、非常に楽しみです!!
 ボールは未だエル・ティグレの手中。エル選手自身も言っていましたが、エル選手からボールを奪うことができなければ、ジャスティスクルセイダーズに勝ち目はないぞ!?
「正義を執行する!!」
 おおっとジャスティスクルセイダーズの何人かが光を纏ったァ! それと共に圧倒的スピードで猟兵を振り切るッ! 直接かち合う様子はないが、剣を抜き、横薙ぎ! そこからの光線が、猟兵とエルを襲う!! これは【ジャスティス・オーバードライブ】だあぁぁぁ!! 寿命を削るリスクのあるユーベルコード、しかしそれを惜しむことなく使ってくるッ!!
「正義執行のためならば、命など惜しいものか!!」
 くぅ、ぶれない。これが悪を根絶することを至上の正義とする狂信者たちッ、ジャスティスクルセイダーズだァ!!
 光線による牽制攻撃と高速移動能力を駆使し、エル・ティグレに迫るジャスティスクルセイダーズ。その前に立ち塞ぐのはァ、不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)ゥ!!
「貴様らが正義を執行するなら、オレもオレの正義を執行させてもらうッ! というか……何が正義じゃああああああ!!」
 おおっと、文字通り爆発する静武の怒り! 【|汚物は消毒だ《リアジュウハショウドクダ》】による爆破攻撃がジャスティスクルセイダーズを吹き飛ばす!
「いいか、お前ら。リア充ってのはな、恋人とイチャイチャイチャイチャすることだけを言うんじゃないんだ。仲間がいて、友達がいて? 連携して一つの敵に立ち向かう? ぼっちじゃないならそれは立派なリア充なんだよ、クソがァ!!」
 今日も非リア節は絶好調。あの、お願いですから、フィールドを焼き尽くさないでくださいね。
 だが、ジャスティスクルセイダーズもやられてばかりではない。一人が掲げたエクセキューソナーズソードの剣先が、静武に向けられるッ!! 来るぞ、【ジャスティス・クルセイド】!!
「させません……!」
 ここで静武の前に踊り出たのはシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)!! 【ジャスティス・クルセイド】の光線が、静武を庇ったシホに命中する!!
「くっ」
「大丈夫かい!? ボクを庇って……!」
「大丈夫です」
 光線をモロに食らってしまったシホだが、その顔に浮かぶのは、たおやかな笑み。
「私、これでも丈夫なので!」
 シホは無事の模様! エルと猟兵の反撃の開始だァ!!
「御主人様! 回復のユーベルコードを使える御主人様はいますか?」
「私のことは大丈夫です。エルさんはジャスティスクルセイダーズを蹴散らすことだけを考えてください」
「そうだ。今は目の前のことに集中……」
 シホに続いて現れたのは、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)!! どうやら【|精霊の祝福《セイレイカラノゴホウビ》】により、身体能力を向上させている模様。
 すれ違いざま、シホに護符を渡したようです!
「大丈夫っていうけど、何もしないよりこの方が安心だ。使ってくれ」
「お気遣い、痛み入ります」
 治癒の効果のある護符のようです。護符を貼ったシホも、どうやら【【|盾娘《ジュンジョウ》】災厄を引き受けし盾の乙女】で身体能力が強化されている模様。未だ止まぬ炎の向こうへ飛び込み、ひりょと共にジャスティスクルセイダーズを捌いていく!
「エルさん!」
「……行きますよ、御主人様!!」
 一糸乱れぬジャスティスクルセイダーズのディフェンスを前に、エル、シホ、ひりょの三人が陣形を展開! パスを回し始めます!!
 エルより放たれる特殊な軌道を描くパス! 無回転シュートでしょうか。読めない軌道にジャスティスクルセイダーズは上手くボールを捉えられない! そこにひりょが飛び上がり、ボールを受け止めたッ! 追い縋るジャスティスクルセイダーズを破魔刀で対処しながら、後方のシホにパスを回す。シホはパスを受けて、ボールを天高く蹴り上げ、ボールを盗ろうとするジャスティスクルセイダーズに二丁の聖銃を放つ!!
 蹴り上げられたボール、そこにエルの姿が追いつく! 力強いシュートが、決まったァ!!
 ジャスティスクルセイダーズがエルの強烈なシュートに吹き飛ばされていく!!
 が……? ジャスティスクルセイダーズのうちの一人が、俯き加減で肩を震わせ始める。どうした? 降参かァ!?
「我々の……」
「聞こえねえよ。デケェ声で喋んな」
「我々の正義を、妨げるなぁ!!」
 エルの煽りに煽られるまま、ジャスティスクルセイダーズが吠える!! 瞬間、ジャスティスクルセイダーズの体がッ、おお、おお、おお、巨大化していくッ!!
 これは【ジャスティスグレートレイジ】! なりふりかまわなくなってきた!!
 その巨体で、エルたちを蹴散らそうとするジャスティスクルセイダーズ。形勢逆転なるか!?
「ふふ、的が大きくなってくれるのはありがたいですね」
 この声は、上空から? あ、あれは白銀の翼……! シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は【|銀翼の奇術師《マジシャン・オブ・ザ・シルバースカイ》】で飛翔し、このときを待っていたようだッ!!
 瞬く間に展開される全武装が、巨大化したジャスティスクルセイダーズに掃射されるッ!!
 巨大化個体、呆気なく撃破! エルと猟兵の勢いは止まらないッ! が、陣形に加わろうとしているベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)、少し遅れているかァ!?
 と、思いきや、ジャスティスクルセイダーズの一人に流し目を決めるッ!?
「すまない、君にお願いがあるんだが……私と共に戦ってくれないだろうか?」
 おっとぉ! これはベルト、ジャスティスクルセイダーズから裏切りを出そうと? 果たして彼がそんな狡猾な手管を使うのかはさておき、思想統一のしっかりしているジャスティスクルセイダーズにそもそもその手は効くのか!?
 それに発動したと思われるユーベルコードは異性対象。ジャスティスクルセイダーズに女性個体なんているか!?
「はい! 喜んで!!」
 ほ、本当にいたァーーーーーー!?!?!? これは驚きを禁じ得ない! だが、奇跡、奇跡です!! 女性個体だったらしいジャスティスクルセイダーズの一人が、【ジャスティスクルセイド】で味方を吹き飛ばす!! 命中精度の高い厄介な攻撃ですが、味方になるとなんと心強いことかッ!!
「エル(さん)、今だ(です)!!」
 パスを出し合い、技能や攻撃でジャスティスクルセイダーズを翻弄していた猟兵たちから、エルにボールが渡される!!
「ボールと一緒に、宇宙の彼方へ吹っ飛びな!!」
 放たれたシュートは猛虎の如く吼え猛る超新星の輝きを帯び、ジャスティスクルセイダーズを一網打尽にするッ!!
 【ティグレ・スーパーノヴァ】!!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

バルタン・ノーヴェ(サポート)
「バトルの時間デース!」
雇われメイド、バルタン! 参上デース!
アドリブ連携歓迎デース!

普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)

戦闘スタイルは物理系!
遠距離ならば、銃火器類の一斉発射が有効デース!
近距離ならば、武器を展開して白兵戦を挑みマース!
敵の数が多いor護衛対象がいるならば、バルタンズの使用もお勧めしマース!

状況に応じて行動して、他の猟兵のサポートに回っても大丈夫デス!
迎撃、防衛、襲撃、撤退戦。どのような戦場でも参戦OKデース!

指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
勝利のために頑張りマース!



●歪んだ正義に鉄槌を
 会場も熱気に包まれておりましたが、エルの【ティグレスーパーノヴァ】が決まったことにより、試合も佳境を迎えております。
「征服を目論む悪に、正義の鉄槌を!」
 僅かに残ったジャスティスクルセイダーズがエクセキューソナーズソードを掲げ、雄叫びを上げますが、いくら猛々しくとも、指折り数えられる程度の人数では、会場全体を揺るがすことは叶いません。
 しかしッ、ジャスティスクルセイダーズは諦めない、屈しないッ!! その強い志故に、退くことはできないのです!! 歪んだ正義を掲げようと、彼らがヒーローズアースの人物であることを示す気高さ! これは称えるべきでしょう。
「実況さんが少し哀愁を誘う語りを入れてキマシタが、ワタシたちがやることは変わりマセーン! |過去《オブリビオン》は|過去《オブリビオン》。正義といえど、歪んでいるのデスから、同情を差し込む余地はありマセン」
 そう語り、フィールドの中央に進み出たのは、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。クラシカルなメイド服のスカートとエプロンドレスのフリルを閃かせ、手に持つはファルシオン風サムライソード。
 威風堂々とした佇まい、迷いを一切感じさせない眼差しには、歴戦の猛者たる風格があります!
 けれど、それに臆することなく、ジャスティスクルセイダーズは剣を掲げたァーーー!! バルタンを敵と定めたジャスティスクルセイダーズたちの一斉攻撃! 来たれ、正義の光! 【ジャスティス・クルセイド】!!
 さあ、降り注ぐ幾重もの光線、多方向からの攻撃をバルタンは……ふっと身を沈め、軽やかに、舞うようにかわしていく! ひらひらりとフィールドを舞い、スカートをたなびかせる優美さは、さながら蝶のよう!
「エル殿、合わせてクダサイネ!」
「はい、御主人様、行きます!」
 おおっ、これはこれはこれはぁ!? エルがボールを蹴りつけ、猛虎の輝きを宿らし、バルタンは肉薄したジャスティスクルセイダーズに向け、愛刀を振り抜くッ!!
「一刀両断であります!!」
 【ティグレスーパーノヴァ】と【剣刃一閃】の交錯ッ! ジャスティスクルセイダーズ、為す術なく一網打尽!!
 勝負あったァーーーーーーー!! 勝者、エル・ティグレ、アーンド、六番目の猟兵!! 見事な連携を魅せてくれた選手たちに、拍手を!!

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『グラスツリー』

POW   :    必殺「ダブルスヒーローアタック」
【土塊の人形】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    奥義「グラスツリー」
【ガラスの巨木】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    奥の手「御鏡の大迷宮
戦場全体に、【方向感覚を失わせる御鏡】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。

イラスト:透人

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はライララ・ラクインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●立ち塞ぐ新たなる強敵は、復讐者
「なかなかやるじゃないか」
 ひたひたと静かな足音で進み出てくる涼やかな声の人物。何者かと姿を伺うも、その表情はフードの奥にあるため読み取れないッ。そんな彼女は元ヒーロー、名を「グラスツリー」!
「そうだよ。私は|元《・》ヒーローだ。今更、人間を助けるようなことはしない。私は、私を死に至らしめた人間たちが憎い。私は、最後まで人々のために戦っていた、そのはずだったのに……その点においては、不変の正義を掲げ続ける【ジャスティスクルセイダーズ】は滑稽にも見えたし、憐れにも思えたよ。彼らの正義は、一体誰のためのものだったんだろうね」
 進み出るグラスツリー、その足取りはなかなか高いヒールを履いているにもかかわらず、静かです! 向かうは、エル・ティグレの眼前!!
 と思ったら、エルが持っていたはずのボールが、グラスツリーの手中に!? 何が起こった!?
 目にも止まらぬ早業に理解が追いついていないのは、エルも同じ模様!! これは、強敵が現れたッ!!
「あなたの宇宙征服を止めたいとか、征服思想を許せないとか、正義を執行するとか、そんな殊勝な心がけを、私はしない。正義のヒーローはやめたんだ。
 私が望むのは、復讐」
 グラスツリーはボールを軽く蹴り上げると、手でキャッチ、突きつけるようにエルの胸元に差し出すッ!!
「返すよ。こんなものがなくたって、私は私のチカラで、あなたたちを捻り潰してやる」
「ッ……!!」
 エルの目に宿る怒気、対照的なグラスツリーの冷めた佇まいッ!! 二人の温度差が、会場に緊張感を思い出させるッ!!
 だが、このヒリヒリするようなぶつかり合いが堪らない!! 大いなる挑戦者、エル・ティグレが駆け抜けるこのフィールドを見逃すな! 第二回戦、グラスツリーVSエル・ティグレ&六番目の猟兵、開始ですッ!!
サエ・キルフィバオム(サポート)
アドリブ歓迎

基本的には情報収集が得意かな
相手が何かの組織だったら、その組織の一員になり切って潜入して、内側から根こそぎ情報を頂いちゃうよ
そうじゃなければ、無害で魅力的な少女を演じて、上手く油断させて情報を引き出したいね
効きそうな相手なら煽てて誘惑するのも手段かな♪

戦いになったら、直接力比べの類は苦手だから、口先で丸め込んだりして相手を妨害したり、糸を利用した罠を張ったり、誘惑してだまし討ちしちゃうかな
上手く相手の技を逆に利用して、手痛いしっぺ返しが出来ると最高♪
敢えて相手の術中に陥ったふりをして、大逆転とかも良く狙うよ


ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)

ヤドリガミの「本体が無事なら再生する」特性を忘れて、なるべく負傷を避けつつ戦います。
オブリビオンに止めを刺すためであれば、猟兵としての責任感が勝り、相討ち覚悟で突撃します。
でも負傷やフレンドファイヤ、代償は避けたいお年頃。


マロン・ビネガー(サポート)
◎連携・アドリブ歓迎
知的好奇心旺盛で少し不思議+ひんやり系な性質の僕っ子。思考は理系寄り
戦場ルールと他者の意志は尊重する方
現地住民や先輩には「礼儀作法」で丁寧な対応を心掛ける

◆戦闘傾向
エキセントリック+トリックスター
属性魔法や精神攻撃/誘惑、地形の利用等で撹乱するタイプ

主な得物は蓬莱の玉枝orレイピア、弩

技能は主に「天候操作」、
特に雨・雪系を好む

攻撃系UCに合わせて「電撃」+「貫通攻撃」、
回復系UCに「浄化」を載せる等

勝利の為なら代償・取引系UCも躊躇いませんが
保護対象や共闘する方々を攻撃に巻き込む事は極力避けます
必要なら「結界術」等で防御、場所感知等
臨機応変に支援行動も可

後は基本お任せです


中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。性格は享楽的な戦闘狂
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手


印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしいので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、強者にビビるし弱者に慎重な面もありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください

 UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!



●楽しんだもん勝ち
「はっはっは、妾、推っ参!」
 エルとグラスツリーの間に流れる空気により緊張感漂う硬直した空間の中に颯爽と現れたのは御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)! 陽気な様子が親しみやすい! それに笑顔が眩しい!! さすがライブストリーマーだッ!!
 とても気さくな様子でグラスツリーとエルの肩をぽんと叩き、からからと笑うッ!
「いやぁ、グラスツリーとやら、見事であったぞ! まさかあのエル・ティグレから、こうもあっさりボールを奪ってみせるとはのう。これから始まる試合が楽しみだ。
 エルも気を落とすことはない。なぁに、先程準備運動を終えたばかりではないか。エンジンがかかりきっていなくても無理はない。ここからギアが上がっていく、そうであろう?」
「……」
「いいこと言うじゃないか、猟兵! じゃなかった、御主人様の仰る通りです!」
 おおっ、グラスツリーは沈黙を貫いたままだが、エルは闘志を燃え上がらせた模様ッ!! しかも、ジャスティスクルセイダーズとの激闘はまだ準備運動だった!? あれ以上の熱戦が期待できるということか!! これは盛り上がって参りましたねぇ!!
 さあ、試合開始のホイッスルが鳴ります!!

「では手始めに、会場におらん者たちも盛り上がれるよう、生放送を開始するぞ!」
 そう宣告した菘が展開するのは【|ライブストリーミング・フィールド《バエルセカイ》】!! 動画生配信の撮影現場となったフィールド上では、「映え」こそがルール、「映え」こそが最強! 「映え」を意識しない行動は弱体化され、「映え」が史上の正義となるッ!!
 それに合わせ、エルも光り輝き、更なる高みの姿へと変貌するッ!! その姿、【ギャラクシィエンプレス】と称するに相応しい洗練された美しさと力強さを兼ね備えるッ!! 【銀河猛虎帝】!!
 これを皮切りに次々と猟兵たちもフィールド内に雪崩れ込む!!
「お手伝いします!」
 やる気満々な様子でユーベルコードを発動させ、大地の巨人を召喚したのはティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)! 巨人の一歩はズシン、と重く、フィールドに溝を作るッ! 大丈夫なのか、これはァ!?
「すみません、力加減が苦手で」
 つまり、パワーファイターということ!
「そ、そういうことです!」
「では、僕も行くよ!」
 そうして飛び出し、蓬莱の玉の枝を振るうのはマロン・ビネガー(くりかぼちゃ・f37213)! 現れるなり、雪を降らせ始めたァ!!
「映えを意識したライブってことは、バズも意識しないとね! バズるのに必要なのは下準備だって聞いたよ。なので……詠唱銀の大サービスだよ!!」
 これはッ、雪に紛れてとんでもないものが降らされているッ!! 動画映え間違いなしだが、破産するなよォ!?
「大丈夫、みんなが思うより蓄えはあるんだ。それに……使えるとこで使わないとね!」
「まったく同意だわ」
 マロンの言葉に戦線に加わったサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)も深く頷く。妖艶なる裏事情特派員にとって、事前の仕込みは重要ですからね。
 さあ、こちらのメンバーは出揃ったでしょうか? 様子を伺っていたらしいグラスツリーが動き出すッ!
 まずは【必殺「ダブルスヒーローアタック」】で手数を増やす! 素朴な土塊の人形だが、その動きはグラスツリー同様スタイリッシュで無駄がないッ!
 マロンの天候操作による雪で、フィールドは凍結しているが、物ともしない体捌き!!
「ガラスを操るんだ。これくらい滑りやすいのには慣れてるよ」
「それならもっと滑りやすくしちゃうっ!」
 マロンが蓬莱の玉の枝を振るい、グラスツリーに飛びかかる。グラスツリーは軽くかわしたが、なんと、途端に豪雨が会場を襲います! またしても天候操作!
 なるほど、ただの凍結より、雨や溶けかけのところに発生する水を表面に与えた方が滑りやすくなるという原理ですね。よく考えられている。
 それでもグラスツリーは倒れない! 高いヒールの靴を履いている者は人よりバランス感覚に優れると言いますが、まさかこれほどとは。
「でも、土塊のお人形さんは、そうもいかないみたいだよ」
 マロンの不敵な笑みに、土塊の人形を見れば、土塊の人形はすってんころりんという擬音が似合いそうなほど見事にコケる、コケる、コケる! 愛着と憐れみが綯交ぜになったこの感情はなんだッ!?
 しかしグラスツリーは動じないッ! 冷静にユーベルコードを解除し、土塊の人形を消します。ソロプレイが効率的という判断か!?
「まさか。でも、単純な話、人数によるアドバンテージが向こうにあるなら、減らせばいいよね」
 そうしてグラスツリーが手を翳すと、現れたのは「ガラスの巨木」! これは、なんと!! 「グラスツリー」の呼び名の由来たる必殺技【奥義「グラスツリー」】だ!! 巨木が敵対者たちに向け、容赦なく投げられる!!
 避けなければユーベルコードが封印されるが、巨木は大きく、これはもうほとんど範囲攻撃のようなものッ! 全員避けきれるかァ!?
「避ける必要なんて、ありませんわ」
 ん? この涼やかな声は……? 声の方に頭を巡らせれば、スタジアム上方に、白銀の髪をたなびかせる女性。その女性らしい華奢な体躯に見合わぬ物々しいドラゴンランス! 竜化して巨大化し、目につくもの全てを薙ぎ払わんとする獰猛な獣を御すは中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)もとい、シルヴァーナ!!
 竜化している、ということは……まさか、敵味方無差別なら三回攻撃が可能の【|覇空竜覚醒《スカイフォールブレス》】か!?
「……終末の吐息で全てを滅ぼせ」
 詠唱が紡がれる。シルヴァーナの口振りからするに、一撃はガラスの巨木の破壊に用いるようだが……!?
 二撃目はグラスツリーを捉えようとするも、回避、そして三撃目が放たれてしまう! その牙が剥かれたのは——菘!!
 菘は回避する様子がない!
「その方がかっこいいし、映えるからのう! それに」
「召喚! |盾の乙女《ガーディアン》ランドガルダ!!」
 瞬間、菘の前にウサミミ少女が現れるッ!! ランドガルダと呼ばれた大盾の戦乙女も一緒だ。ランドガルダは盾でシルヴァーナのドラゴンランスより放たれたブレスを防ぐ。
 強力なブレスと頑強な盾がまごうことなき攻防を繰り広げ、火花が散る!! どうにか相殺され、ブレスが散った。
 だが、胸を撫で下ろす暇はない。この間にグラスツリーは態勢を立て直し、土塊の人形を再召喚、マロンを狙い、攻撃を開始する!
 天候操作を警戒したのでしょうか。確かに、天候操作に伴う周囲の環境変化は地形にも影響し、強大なバフ、デバフとなりやすい。人数のアドバンテージは許しても、他のアドバンテージは渡さないということなのでしょう。
「【|銀の流星群《シルバニア・メテオシャワー》】の降る間、残念ながら僕は無敵だよ。詠唱銀を犠牲にすれば、全ての行動に成功できる」
 その証拠に、マロンは回避全てに成功しているッ! このままではジリ貧だッ!!
「だから、こうする」
「え!? ガラスの木!? いつの間に!?」
 【奥義「グラスツリー」】を再度発動させていたらしいグラスツリー! 突如後方に現れた巨木にマロンはぶつかってしまい、ユーベルコードが封じられる!!
 そのタイミングを狙って、土塊の人形が強烈な蹴りをマロンに放——
「ねえ、ここまで上手くいきすぎてると思わなかった?」
「なに?」
 煙のようにふっと現れたのはサエ。マロンの拘束を解きつつ、いつまでも攻撃を放たない土塊の人形を示す。
 見ると、なんと! 土塊の人形は、何かに足を取られていたッ!! ずぼっとふくらはぎの辺りまで片足が埋まってしまっているッ!!
 よく見ると、この位置は……!
「そう、ティモシーさんの巨人の足跡。盛大に凹んでたから、罠を仕掛けないわけにはいかないと思ってね☆」
 バチコーン! ハートか星が見えそうなほどのウインクをキメるサエ!! なんて策士なんだッ!!
「なら、今度は奥の手」
 おおっと、地響きが……これはッ! フィールドがみるみる鏡の迷宮に変わっていくッ!! さっきからグラスツリーの能力発動のたびに気になっていたのだが、あの数々の行動は【|ライブストリーミング・フィールド《バエルセカイ》】の判定的にはどうなんだ!?
「グラスツリーの一挙手一投足はクールでスマートな洗練された印象だ。本人にその意識がなくとも、映える動きならば阻害の対象にはならんな」
 なるほどッ、グラスツリーの立ち居振る舞いの流麗さ、そして、ガラスの透明さは映えの骨頂という判断なのでしょう! 悔しいながら、ガラスの巨木も鏡の迷宮も美しく、神秘的で視聴者ウケ間違いなしです!!
 と、褒め称えている場合ではないぞ! グラスツリーの繰り出した【奥の手「御鏡の大迷宮」】は中にいる者の方向感覚を狂わせ、かなりの硬度を持ちます。これをどうやって抜けるのでしょう!?
 と展開されていく鏡迷宮の外側、ティモシーの召喚した大地の巨人が、側面を叩く!
 なんということでしょう!! あまり強い力には見えないのに、鏡がしゃーん、と音を立てて割れていく!!
「硬度の高い鏡……それが強化ガラスの部類になるはず。なら、破壊は難しく考える必要はありませんわ。強化ガラスは正面からの衝撃には強いですが、側面からの衝撃に脆く、面白いように割れますの」
 シルヴァーナの言う通り!! 強化ガラスは側面を軽くとん、とするだけで、簡単に割れてしまう性質を持ちます!! 比較的外側にいたシルヴァーナとティモシーの連携で、端から攻撃を始めた、というわけだッ!!
 ひび割れを起こせたなら、あとはもうこちらのものッ!! エルが亀裂目掛けてボールを放つ!! 他の猟兵も一斉に攻撃を加えれば、細やかな紋様のようなひび割れが広がったガラスの迷宮は、澄んだ音を立てて打ち砕かれるッ!!
「なかなか映える試合であったぞ!!」
「色々あったけど、楽しかったです。ありがとうございました」
 肉薄する菘とマロンが口々に感想を述べながら、得物を振るう! 菘の左腕が唸り、マロンの手にした蓬莱の玉の枝がしゃんと鳴る!!
 異形の拳と玉の枝が、グラスツリーにクリーンヒット! 盛大に吹き飛ばされるグラスツリー!!
 逃がさんとばかりに暗黒星雲を纏い追いかける、宇宙の猛虎、エル・ティグレ! 【ダークネビュラ・タイフーン】から【ティグレ・スーパーノヴァ】を放つ!!
「お前は強かった。けどなァ、一人で戦うには、サッカーコートは広すぎたようだなァ!! 出直して、来いッ!!」
 強烈な一撃が、グラスツリーの顔面を、捉えるゥゥゥッ!! その素顔が最後の最後、露になるか、と思われたが、グラスツリーはそのまま消滅。
 勝負ありました!
 第二回戦! またも熱戦を魅せ、勝利の美酒を勝ち取ったのは、エル・ティグレ&六番目の猟兵!! もう姿もなくなりましたが、激闘を繰り広げ、華麗に戦場を彩ったグラスツリーにも拍手をッ!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『Hero Win Parade』

POW   :    カッコよく決めポーズを取ってパレードに参加する

SPD   :    テクニカルな技を披露しながらパレードに参加する

WIZ   :    幻想的なイリュージョンと共にパレードに参加する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

キノ・コバルトリュフ(サポート)
キノキノ、キノが来たから
もう、大丈夫だよ。
キノノ?キノだけじゃ心配だって?
マツタケ!キノには星霊の仲間がいるから大丈夫!!
トリュフ!!キノ達の活躍を見せてあげるよ。
シメジ?キノが苦戦はありえないけど、その時は一発逆転を狙っていくよ。
キノキノ、みんなよろしくね。


響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです


ベルベナ・ラウンドディー(サポート)
※プレイングガン無視した扱いでも大丈夫です
執筆しやすさを優先下さい


「戦闘は得意な方に譲りますよ」
自称偵察専門、宇宙出身の竜派ドラゴニアン青年


単純明快が信条、焦るとラフが混ざるも概ね穏やかな物腰です
宇宙や汚染地などの悪環境下に特に強く、変装・偵察など非戦闘活動を得意と自負する一方で他猟兵達の戦闘関連の技量に感心しがちです
全部80点で100点は取れないタイプ


●特徴として
功夫・衝撃波・結界術の3種が戦術の主体です
偵察任務のついでの技術とのこと

こいつを活躍させるより話の調整役として扱ったほうが背後は喜びます
設定や背景を描写する際の進行役や
負傷や撤退で敵の見せ場などの演出素材としてもお役立てください



●勝者の凱旋
 さあ、本日、勇猛果敢に敵に立ち向かい、悪を打ち砕いたヒーローたちの凱旋だぁ! 名付けて、「Hero Win Parade」!!
「なんで仮装なんだよ!?」
 轟くような雄叫びを上げたのは本日の主役の一人ッ!! エル・ティグレ!! 犬歯の部分に鋭い牙、手は鋭い爪を持つライオン! 蝙蝠羽に蛇の尾のキマイラスタイルはクールでダーティでかっこよくキマっているぞ!
 それに、これは「Hero Win Parade」。いいかい、何度も繰り返してごらん。ヒーローウィンパレードヒロウィンパレードヒロウィンパレードヒロウィンパレードヒロウィンパレードハロウィンパレードハロウィンパレードハロウィンパレード……そう、ハロウィンパレードに聞こえてくるんです!!
 つまり、イカした仮装で凱旋だァ!!
「ここって、キマイラフューチャーでしたっけ」
 苦笑いを浮かべつつ、おっとり微笑むのは響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)! もう既に凱旋した街の商店で、かわいらしいくまのぬいぐるみに一目惚れ!! 気前のいい店の女将さんがぬいぐるみをプレゼントしたようです!! そんなぬいぐるみに合わせ、ゆめかわな衣装での参戦だァ!!
 おおっと? 顔を覆ってしまった! 体調でも崩したのだろうか?
「ううっ、そんなことまでわざわざ言わなくても……」
「キノもくまさん、かわいいと思うよ?」
 リズの背をそっとさするのは、キノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)。きのこをモチーフにした魔女のような衣装に身を包み——え、元からこう?
「そうだよ! でも、キノは確かに魔法みたいなこともできるからね。ほーら、みんな、出ておいで~!!」
 キノの呼び掛けに応じて現れたのはァ、多種多様な姿をした星霊だァ!! 使い魔みたいな存在を召喚するなんて実に魔女らしい!! ハロウィンパレードらしくなってきましたねェ!!
 この調子でどんどん盛り上がっていきますよ!!
「ハロウィンって、もう年が変わりましたよね」
 細かいことはいいんですよ、ベルベナ・ラウンドディー(berbenah・|∂《ラウンドディー》・f07708)さん! 「Hero Win Parade」なのですから、ヒーローはいつだって勝つのです!! つまりいつだってハロウィン!!
 滅茶苦茶論理? 上等です!! 凱旋ですよ? 今ハメを外さず、いつ外すというのでしょうかッ!! ヒーローも観客も! 飲んで歌って踊って騒いで、訪れた平和を謳歌し尽くしましょう!!
「まあ、確かに。平和を満喫するのは重要ですね。エルさんもそう思」
「平和を謳歌? ヌルいこと言ってんじゃねぇよ!!」
 うおっ、エルがマイクを奪っていった!? サッカーで見かけることはありませんが、これはマイクパフォーマンス!?
「マイク盗られても実況してる」
「お疲れ様です」
「あたしは、ここの宙域も完全制覇してやる! 第三銀河だけじゃない、その名を聞けば三十六世界の誰もが震え上がるような、正真正銘の【ギャラクシィエンプレス】になってやるから、首洗って待ってな!!」
 うーーーーん!! 見事な啖呵!! 大いなる挑戦者の称号に相応しいッ!! エル・ティグレの宇宙征服はまだまだ続いていくッ!! その行方に今後も目が放せなぁい!!
「エルさん」
「あ? って、御主人様!?」
「敬語」
「も、申し訳ありませんでしたぁ!!」
 ちゃんちゃん♪

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2025年01月21日


挿絵イラスト