道ならぬ道は未知に満ちて
「イエス、イェーガー。アックス&ウィザーズにて新たな予知がされました」
グリモアイェーガーに集められた猟兵たちに、グリモア猟兵であるアリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)が告げた。
「しかし、出現すると思われる場所は予知できましたが、その存在する箇所が問題点となります」
無機質な口調で状況を説明していくアリシエル。
彼女曰く、オブリビオンはアックス&ウィザーズに存在するラビリンスと呼ばれる迷宮の先に潜んでいると言う。
「ラビリンス、文字通りの迷宮と呼ばれる場所です。入り込んだ人間を惑わし、生かして帰さず、また、中に存在する者を表へ出さぬ為の封印装置」
内部は、多数の罠や防衛装置などが多数存在し、猟兵たちの行方を阻むであろう事は明白である。
それらを突破した先にオブリビオンは存在する……と思われている。
「申し訳ありません、迷宮に関してなんらかの措置が出来ていれば、そこに一直線に向かって頂けるのですが」
無機質、無表情なまま告げる彼女の声音にも幾分かの申し訳なさが混ざっていた。
「幸いにして迷宮は現地においてはさしたる価値もないようですので、破壊して頂いても構わないそうです」
それは詰まる所、力こそパワーであるからにして壁を有り余るストレングスでぶち抜いても良いとも言う事であるし、迷宮をしらみ潰しに歩き回り、いずれたどり着く正解を手繰り寄せるのもありだ、と言う事。
「イェーガーたちならば、それ以外の方策もあるのかもしれません。私はあまりそちらの方面の知識には乏しいですが」
あるいは、猟兵たちのいずれかならば所持しているであろう不思議な不思議な力……魔法やオカルト方面の何かやあるいは超科学たる叡智の結晶を用いれば容易に迷宮を突破できるのかもしれない。
「いずれにしろ、イェーガーたちであるならばさしたる問題もなく突破できるのではないかと思われます」
そう告げながら彼女は君たちに向き直り、無機質な眼差しを送る。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
はい、今回初めてのシナリオとなりますが、アックス&ソーサリーより、迷宮踏破のシナリオにございます。
わたくしのグリモア猟兵よりいくらかのプランは提示させて頂きましたが、それ以外の何らかの方策でも出来る限りお答えしていきたいと思っております。
今回のシナリオの目的は『迷宮を突破した先に潜むオブリビオンの撃破』となります。
迷宮に関しては別に特段、保存などはする必要はなし、としております。
第一章では、皆様がたがどのように迷宮を突破していくのか、それを描写させて頂きたく思います。
それでは皆様がたのプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『ラビリンス』
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POW : 力こそ正義、歩いたとこが道である
SPD : 片っ端からしらみ潰しに探索すれば何れは正解にたどり着く
WIZ : 迷ってなんて居られるか!不思議な力で突破する!
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佐之上・権左衛門
【POW 】壊してもいいんなら壊して道を作ろうじゃないか。愛用のグレートアクスで壁を粉砕しながらボスのいると思われる場所まで突き進む。突破出来そうにもない罠があったらやむなく迂回するが、そうでもなさそうなのは壊せる限り壊して進む。硬い壁とかはグラウンドクラッシャーで。それでもダメだったら更に迂回。
キア・レイス
いつもならば素直に入っているところだが。
「たまには強引にやってみてもいいだろう、破壊してもいいならやりようはあるか」
迷宮にたどり着いたら入り口からは入らず、クライミング技能を駆使しつつ迷宮の中心部を外側から目指す。
ピラミッドなのか神殿なのか洞窟なのかはわからないが、だいたい中心部には何かあるだろう、少なくとも入り口から入るよりかはショートカットできるはずだ。
周囲の猟兵に注意を促して、ユーベルコード【サテライト・ヒートレイ】の熱光線で天井を溶かして穴を開けてやる。
穴を開けたらそこから入り周囲を探索、他の猟兵に同行してモンスターがでてもいいように援護射撃の準備をする。
キア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)はロッククライミングをしていた。
何故かと問われればそこに遺跡があったから、ではない。
単純な話である。中心部には何かがある、それがこの手のお約束だからだ。
故にロッククライミングで中心点と思われるところに位置すれば銃を構え数射。
「たまには強引にやってみるのもいいだろう、破壊してもいいのならやりようはあるか」
周囲にいる猟兵に声をかけ、安全の確保を行ってから持っている無線機に口を近づける。
「ビーコン対象に対して支援射撃を要請する――」
その通信に対して答えるように天空がちかり、ちかりと数度瞬くと同時。
多数の熱光線が驟雨の如く降り注ぎ、迷宮の天井を焼き払い貫いていくのだ。
そんな爆撃にも似た攻撃が数秒、十数秒――数分と続いたあとに残っていたのは大穴がぽっかりと開いた無残にも破壊された迷宮であった。
「壊していいんなら壊して道を作ろうじゃないか」
佐之上・権左衛門(何処にでもいる冴えないおっさん・f00239)は、キア・レイスの作り上げた大穴に飛び込めば、壁に向かってその武器と呼ぶにはあまりにも巨大で、大きく、分厚く、無骨であった……グレートアクスを振りかぶり叩きつける。
至極残念なことにこの迷宮はファンタジーな幻想世界に相応しく、近未来的なSFよろしく鋼鉄製でもなんでもないただの石壁である。
そんな石壁が果たしてそんな一撃に耐えられるか、否、断じて否である。
哀れにも豪腕の一撃にも耐えきれず壁は玉砕、粉砕、大喝采、吹き飛んでしまった。
現れたのは新たな道と壁、だがそんなこと関係ありはしない。
道とは俺たちが作るものである。そうだろう? そう言わんばかりに新たなに現れた壁目掛けての質量打撃。
やはり質量こそが正義である。質量とパワー、筋肉が合わさりストレングスとなる。
がっつんがっつん、と砕け散る壁には哀れにもそんなストレングスパワーに耐えきるだけの力も能力もなかったのだ。
罠? 道中無視しているこの猟兵どもに対して有効な手立てはほぼないと言っても過言ではなかった。
大成功
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ノルン・ホルダー
ボク知ってるよ。こういうときって第六感って、
不思議な力で突破していくんだよね?
大丈夫、ボクそういうの得意だから、多分?
大丈夫、大丈夫、自分を信じてGOだよ、うん。
まぁ、一応、地形の利用や全力魔法で感覚を
研ぎ澄ませておこう。
ノルン・ホルダー(銀狼の冒険者・f01940)はがっつんがっつん工事してんじゃねぇか、とでも言うような連中を尻目に魔法を行使していた。
「ボク知ってるよ、こういうときって第六感、不思議な力で突破していくんだよね」
違います。そんな変態じみた連中はそうそういません。
だがそんな声を発するものも何もない迷宮には静かに彼女の声が響く。
一応念の為と言わんばかりに行使された魔法は如実に迷宮内を照らして罠の在り処を示していく。
「うん、大丈夫そう」
彼女は満足げに頷けば、足取り軽く、罠は避けながら、時にはその人狼たる身体能力を活かし、床を蹴り、壁を蹴り、時には天井を蹴り、様々なトラップを突破していく。
土木工事二名とは打って変わった正当な迷宮攻略である。
どちらが正しいか、どちらがあるべき姿なのか。
それを答えてくれる人間はここにはいない。されど明確な答えは一つだけ存在する。
勝てばよかろうなのだ、つまり攻略さえ出来ればその手段は如何にあろうと問題はない。
少女魔法騎士は足取り軽く迷宮を進んでいった。
大成功
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ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
どうやら特別急ぎって訳じゃあなさそうだし、のんびりいこうかねえ。
変な見落としがあっても困るだろうし。
野生の勘とユーベルコード【鋭敏感覚】で周囲を探りながら、しらみ潰しに探索するよ。
とはいえ反響音や肌で感じる風の淀みで行き止まりは早めに察知できるから、普通に走り回るよりかは随分楽だよねえ。
甲斐・ツカサ
うわあ、派手にやってるなー…
迷宮が破壊されている音を聞きつけつつ、【SPD】で探索
こっちは冒険家、つまり冒険が家なので迷宮は庭のようなもの!
この世界の迷宮はもとよりアルダワの蒸気機械と魔法で創られた迷宮や夜闇に包まれた世界の地下墳墓なんかの、他の世界の迷宮の罠やモンスター配置のセオリーも考えながら、罠を突破していこう。
こういう時は愛用の『未知標』や『七界巡靴』なんかの、冒険向きの装備、それに愛読の冒険記が役に立つね。
罠を見つけて対応して、中の構造を利用して、って感じでダンジョンとしっかり向き合うのも楽しいよね。
それに、他の世界の迷宮との違いを比べるのも!
さあ、折角の迷宮、隅から隅まで楽しむぞ!
「どうやら特別急ぎって訳じゃあなさそうだし、のんびりいこうかねえ。変な見落としがあっても困るだろうし。」
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(キマイラのバーバリアン・f07620)はゆるりと構えて探索を開始する。
土木工事よろしくがっつんがっつん響く破壊音になど気を止めず周りを虱潰しに探索していくのだ。
この手の迷宮には罠はつきものであるが、そう言った罠はしっかりと探りながら、風の淀み具合で行き止まりは回避。
本来迷宮探索のあるべき姿とやらはこうあるのではなかろうか、と思うほどの丁寧さで進んでいく。
走り回りはしない故にその歩みはゆっくりではあるが、されど着実に、確実に、その足は出口へと進んでいく。
破壊音を背景に。いやなものを背景にしている気がするが気のせいだ。
パワーオブジャスティスな連中とは君は違うのだから。
それに便乗と言うわけではないが、甲斐・ツカサ(宵空翔ける流星・f04788)もまたそのような探索を望むものであった。
と言うより彼にとっての目的は迷宮踏破であり他がおまけのようなものである。
いいのかそれで。閑話休題、7つの世界の冒険を踏み越えてなおも現役で建材する靴の足音軽く進んでいく。
愛読書たる書籍、人類未踏の■■星にも記されていたオーソドックスな迷宮なのである。
これを楽しまねば冒険家ではない、道なき道の未知の道のりを示すは矢印型のフックワイヤー。
それが指し示す先は答えたる道。されどこれほどの迷宮、隅々まで調べねば気が済まない。
トラップを見つければトラップとの対決を楽しみ、リドルを見つければそのリドルの答えと格闘し、宝箱を見つければその中身に一喜一憂する。
「さあ、折角の迷宮、隅から隅まで楽しむぞ!」
その言葉の通り、少年は隅から隅までなめつくすように迷宮を歩んでいく。
ところで主題は迷宮踏破ではなく、突破なのであるが、少年にはそんなことは関係ない。
なぜならば、登山家にとって山があるからそこに登るように、冒険家ならば、そこに迷宮があるからこそ踏破するのだから。
大成功
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ドロシー・ガーネット
迷宮の探索か…真っ当にやるのもそれはそれで楽しいがのんびりやってられない事情もあるのでな。文字通り強行突破させてもらおうか…!
【WIZ】使用
ユーベルコード【エレメンタル・ファンタジア】発動。入口から風の精霊を使役しながらダンジョン内を精霊に探索してもらう。先に進んでる人たちも何人もいるはずだ。それも感知しながら一番近く大きい風の通り道を探し出す。
風の聖霊が帰ってきたら話を聞き、これだ!と確信が持てたらそのまま【全力魔法】で大地の精霊の使役してなかば強引に地形を書き換える。先に入った人が巻き添えにならないように注意しながら入口から出口が最短コースの迷宮へと作り変えてあとは楽に目指すとしよう
「迷宮の探索か…真っ当にやるのもそれはそれで楽しいがのんびりやってられない事情もあるのでな。文字通り強行突破させてもらおうか…!」
ドロシー・ガーネット(人間の魔女・f06109)は迷宮の入り口を前に精霊を呼び出す。
それは精霊使いとしては真っ当な手段であり、正当な手段なのであろう。
しかし、迷宮探索と言う観点においては、あるいは冒険と言う観点においては外道にも程がある手段であった。
呼び出した風の精霊は吹き抜ける風、おおよそ人が生存できる範囲において、否、人以外の様々な生命体が存在し、生存しえる領域においては確実に存在する力の結晶。
それは迷宮内を吹き抜け、その入口から出口までを抜けていく風と化すのだ。
「見つけたぞ……!」
次に呼び出すは大地の精霊、迷宮とは虚空にあるものではない、それは必ず地と接しているものである。
最も、空に浮かぶ迷宮も存在するであろうから毎度毎度使える手段ではない。
しかし、奇しくも今回は有効な手段と化した。
大地の精霊に命じれば、入り口から出口までの一直線の道が出来上がるではないか。
他の猟兵たちもまた、その出口へと向かっているのが見える。
ところで、パワーイズジャスティスが土木工事だとすればすでにこれは建築業なのであるが、正しい攻略法なのであろうか?
人は言う。突破できれば問題ないと。
大成功
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第2章 冒険
『ゴブリンの洞窟』
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POW : 見張りを倒したり、不意打ちを返り討ちにしたり
SPD : 先導したり、罠を見つけたり
WIZ : 敵の動きを予測したり、逆に罠にはめたり
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迷宮をなんやかんやで突破した猟兵たちの目の前に広がるのは陰鬱な洞窟であった。
ちらほら、とゴブリンたちが出入りしているのが見える。
どうやらゴブリンの巣穴のようだ。
この巣穴を突破した先にオブリビオンが存在すると言う。
どうにかしてこの巣穴を突破しなければならない。
猟兵たちは巣穴を前にまた新たに作戦を練り始めたのである。
甲斐・ツカサ
「それじゃ、先に行ってくるね!」
ちょっと散歩に行くかのような気軽さで先行先導
抜き足差し足忍び足、小柄な分、岩肌なんかにも身を隠しやすいし、敵や罠を見つけたら後続が分かるようにきちんと目印を
基本的に敵を倒すのは別の人に任せて先行偵察に徹するけど、敵が一体だったり、仕留めないと進めない状況なら忍び寄ってさくり、と
天井にフックひっかけてぶら下がったりすれば逃げるというかやり過ごすのもやりやすいだろうし
忍んで探って必要な時は障害排除
こういうの、『地球』のゲームにあったよね
向こうはゲーム、こっちはリアル、危険もあるけどそれも醍醐味
まるでシーフかアサシン、はたまたニンジャだって?
違うよ、オレは冒険家だよ!
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
これだけシンプルな状況なら、あたしが下手に奇をてらったところで大した意味は無さそうだねえ。
さっきと同じく、野生の勘とユーベルコードの【鋭敏感覚】で索敵しながら進もうか。
ゴブリンの臭いはいい香りとは言い難いけど、臭いで居場所を探すのには都合がいいんだよねえ。
後から来る人がいた時の為に、進みやすい道には目印でも刻んでおこうかなあ。
「それじゃ、先行ってくるね!」
甲斐・ツカサ(宵空翔ける流星・f04788)はまるで散歩にでも出かけるような気軽さでゴブリンの巣穴に突入していく。
抜き足差し足忍び足、猫足立ちで足音を殺し、時には岩陰に隠れてはやりすごし。
手法様々を駆使して巣穴の中を突破していく。
こういう時にも7つの世界を突破したと言う頑丈で軽い靴は、彼の行動をアシストしてくれる。
未知を示す標のワイヤーは今回は天井に突き刺しぶら下がったりなどをするワイヤーアクションに用いられ、巧みなまでにひょいひょい、と先を歩んでいく。
まるで障害などないと言わんばかりの機動、そして他の人へのアシスト。
「これだけシンプルな状況なら、あたしが下手に奇をてらったところで大した意味は無さそうだねえ」
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(キマイラのバーバリアン・f07620)は奇しくも彼と同じように先行し、他の猟兵たちの為の目印をつけていく斥候係をしていた。
五感の強化と体内時間の加速、そこから生まれる判断能力の増強。
的確にゴブリンの居場所を突き止め、そしてそれらを回避するための道筋を作り上げていく。
どうしようもない状況になれば、ツカサとの合力により、ゴブリンは排除されていく。
質より数を地でいくゴブリンに対して数が下回るこの状況ならば、暗殺と言う手段は正に合理的とも言えた。
どうしてもだめだと思うような状況はやりすごし、他の猟兵たちにもわかるようにマーキングを施していく。
彼と彼女はそんな様子で飄々と、あるいは気楽なまでに。
正に散歩にゆくが如くの気分でか、ゴブリンの巣穴を踏破していく。
あとに残されるのはわかりやすい道筋ばかり。
他の猟兵への布石とするには十二分以上の役割と成果を残しながら、甲斐・ツカサとペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストードはゴブリンの巣穴を突き進んでいく。
この先に倒すべきオブリビオンがいるのだと確信をいだきながら。
大成功
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ノルン・ホルダー
うん、どうやら迷宮は突破出来たみたいだね。
それじゃ、思いっきり暴れちゃうからね、
ゴブリンくんたち覚悟してよー。
雷天大聖で攻撃、撹乱してゴブリンくんたちの
動きを予測しやすいように誘導。
他の猟兵たちと連携して、手早く倒す。
ドロシー・ガーネット
さて迷宮はどうにか突破できたか。少し力押しが過ぎた気もするが終わったことだしまぁ良しだ、うん。
それにしてもゴブリンの巣穴か……洞窟ごと崩落させる訳にもいかないしどうしたものかな
【WIZ】使用
【世界知識】を用いてゴブリンの習性や生態を思い出しながら動きを予測する、自分の出身世界であるアックス&ウィザーズの知識なのである程度はわかるはずだ
大体考えたらほかの猟兵の方にその旨を伝えて相談しながら自分は【目立たない】ことを意識して魔法に【属性攻撃】を加えて簡易な罠を作り出して先行している皆の援護に回る。
佐之上・権左衛門
【POW 】「あ、すまん。ちょっと目眩ましさせるぞ」と一応回りに申告したあと、ユーベルコード「即席閃光弾」を見張りゴブリンの前で炸裂させ、怯んでる間に遠距離から腕に内臓されてる「フィンガーニードル」で【第六感】を用いて仕留める。といっても狙いは曖昧だが「第六感」で大体ここら辺が急所じゃね?と狙いをつけて。
ドロシー・ガーネット(人間の魔女・f06109)は先行する二人を見送りつつ呟いた。
「それにしてもゴブリンの巣穴か……洞窟ごと崩落させる訳にもいかないしどうしたものかな」
出来れば迷宮にもその感想が欲しかった、そう思うのは迷宮くんだけだろうか。
だけだろう。間違いあるまい。破壊魔と破壊魔が出会ってしまった時点で彼の臨終は避けられなかったのである。アーメン。
現地人ならではの発想でゴブリンの生態系を調べ上げ、ドロシー・ガーネットは他の猟兵たちにそれを告げる。
佐之上・権左衛門(何処にでもいる冴えないおっさん・f00239)はそれを聞けばうむ、と頷いてから懐を漁り始める。
何やら取り出したるは細長くて筒状のモノ。ファンタジー宜しくな世界においてはあまり目にされないものである。
その名はフラッシュグレネード、あるいはスタングレネード、フラッシュバン。
呼び方は様々存在するが強い光を放ち相手の目を眩ませる文明の利器である。
利器? 利器である。断固として利器である。
それを放り投げると破裂音と共に強い光が満ち溢れる。
ゴブリンたちはぎゃあぎゃあ騒ぎながら目を覆い隠し悶えうつ。
ドロシー・ガーネットからゴブリンの生態を聞いていた事もあり、その第六感は冴え渡る。
放たれたフィンガーニードル……指関節に仕込まれた超硬質セラミック製の針を放つ暗器めいた武装だ。実際暗器に間違いなかろう。サイボーグならではの装備だ。
そこから放たれた針はゴブリンにとって致命的な箇所を貫いていく。
されど、それは極小の針であり、致命的ではあっても生命力の高いゴブリンを即座に絶命させるには至らない。
至らないのだが、悶え苦しむその隙さえあれば十分と言わんばかりに雷が迸り、紫電がオゾンを焼く匂いを漂わせ、音速を容に超える速度で切り込む閃光の姿があった。
ノルン・ホルダー(銀狼の冒険者・f01940)である。
雷速の閃光と化した少女剣士は、文字通りの光の速さで肉薄しゴブリンたちを切り裂いていく。
フラッシュグレネードとフィンガーニードルで隙だらけな状態のゴブリンたちには、否、通常状態であったとしても雷速に対応しきれるゴブリンなどはいなかろう。
次々と息絶えるゴブリンたち、それを見て仲間であるゴブリンたちは混乱の絶頂に叩き落とされる。
そうなればあとはもはや鴨打ちのようなものだ。
ドロシー・ガーネットが魔法を放ち、また一匹、一匹と絶命に追いやり、佐之上・権左衛門が注意を喚起しながらフラッシュグレネードを放り込む。
混乱した所をノルン・ホルダーが切り込み、崩していく。
最早作業と化した阿鼻叫喚のゴブリンの巣穴に響くのは破裂音と紫電がオゾンを焼く音、放たれる魔法の音。
そして、ゴブリンの断末魔の絶叫のみであった。
死屍累々と化した巣穴の名残を残しながら、猟兵たちは足を進める。
その先に倒すべき敵がいるのだから。
大成功
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キア・レイス
迷宮では強引にきり開いたが、意思を持った敵がいるのならば真っ向からいくのは危険、いつものやり口に切り替える。
「忍び込むか」
入る前に自動拳銃に減音器を取り付ける。
ゴブリンのテリトリーに入ったら聞き耳をたてつつ忍び足で着実に潜行、眼帯の魔術でほの暗い洞窟も他の猟兵よりかは歩きやすいだろう。
ゴブリンはだいたい数が多いのが相場だ、呼び寄せてしまうリスクを顧みて目立たないように岩影などに隠れるが、ルート上どうしても通らないといけない場合は自動拳銃で狙撃、暗殺を試みる。
距離があるならユーベルコード【ホークアイ】も使用、邪魔をされれば撃ち損なうが、発動するまでの間潜入に成功していれば横やりも入らないはず。
「忍び込むか」
キア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)はそう呟いた。
とても迷宮の天井に大穴を開けると言う所業を為した少女の呟きとは思えなかった。
しかし、本来なればこちらが本来のやり方、本来のあり方、この姿こそが本当のキア・レイスなのである。
自身の手に持つオートマチックのハンドガンにサプレッサーを装着。
ゴブリンの巣穴に入れば気配を押し殺し、忍び足で潜伏をする。
幸い、どんぱち激しくやってるところがある。
注意がそちらにそれているので幾分か、どころか、かなりやりやすくなっていた。
最早陽動戦術かなにかを疑うぐらいの噛み合い方である。
さらには、先行した二人のおいていった目印もある。
「楽な仕事だ」
不意に遭遇してもその手に持ったハンドガンが音もなく対象を始末する。
言葉通りに楽な仕事――――それをこなしながら、キア・レイスは足を進める。
この行く先は早々には楽ではない仕事が待ち構えている事を知りながら、彼女は足を止める事はなかった。
大成功
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第3章 ボス戦
『マァリン』
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POW : 食べる
自身の身体部位ひとつを【白い狼 】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD : 真似る
対象のユーベルコードに対し【正確に全く同じユーベルコード 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
WIZ : 決死の覚悟
【いがぐり 】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑17
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迷宮は破壊され、踏破され、隅々を調べつくされた。
その先に待ち構えていたゴブリンたちはやり過ごされ、蹂躙され、阿鼻叫喚の山を作り上げた。
やっとたどり着いた先に待ち構えていたのはなんかぷるぷるしてぽりんぽりんとしたオブリビオンである。
奴の名前はマァリン。大丈夫かこの名前。
そんなぽりんぽりんしてぷるんぷるんしている可愛らしい外見であってもオブリビオンはオブリビオンである。
と言うかそんな外見に騙されてはいけない。
こんななりでも立派なオブリビオン、立派な敵であり、イェーガーたちが複数人がかりで対抗できる強敵なのである。
力に対しては自らの体を変形させ、速度には同じ技で、魔法には決死の覚悟で立ち向かってくるであろう。
さあ、イェーガーよ、携えた武器を構え、難敵に挑みたまえ!! 勝利は目前であると言う事を今ここに証明せよ!!
ノルン・ホルダー
んー、なんだろう?このオブリビオン見ていると、
無性に水羊羹が食べたくなってくる。
うん、さっさと倒して水羊羹買いに行こう。
ボクのユーベルコード雷天大聖なら、敵の攻撃も
多少は軽減してくれるし、雷速のスピードなら、
囮をしながら、反撃も出来るはず。
覚悟しなよー。あぁ、でも、お腹が空く敵だよなぁ。
ノルン・ホルダー(銀狼の冒険者・f01940)が稲光を放ち、それを纏う。
それこそが彼女の雷天大聖、名をデュナミスソーディアンと言う。
雷光神速、文字通り雷光の速度と化した超連撃をマァリンに襲いかかる。
さしものマァリンも甚振られぽりんぽりん跳ねる。
その本能に従い、マァリンもその身を変貌させる。
とげとげしてうにうにしていてとても痛そうな超耐久力・超攻撃力形態。
名をいがぐり!! とてもうにうにしていてとげとげしていそうである。
しかし、この形態になるといがぐりのように尖ってて早いものに突き刺さりたくなってしまうのだ。
正に、ノルン・ホルダーの雷天大聖に対抗するための形態とも言えよう。
カウンターで合わせるようにマァリンはトゲを突き出す。
だが知っているか、雷速とは目に見えた時点ですでに着弾済み。
見てからカウンター余裕でした、なんて言うのは成立し得ない正に神速なのである。
「……うーん」
雷速で何度も拳を叩きつける度に返ってくる感触にノルン・ホルダーは思いつく。
「そうだ、帰ったら水羊羹を買おう」
確かに似てはいるが。
成功
🔵🔵🔴
キア・レイス
本命が来たか、手間をかけさせる。
必要性が薄くなったので自動拳銃はサブに身体装着型カノン砲を両肩に付けアサルトライフルを構える。
次いでスカウトドローンを展開、出せるだけの数を散開させ他の猟兵の邪魔にならない程度に四方から機銃で射撃させる。
近接戦闘は不得手なのでそれができる猟兵に任せ、機動力は下がるが砲戦向きの装備で自分は援護射撃に集中、釘付けにする。
そうならないように立ち回るが窮鼠猫をかむとも言う、もし決死の覚悟で突っ込まれたら避けようはないな、とはいえ死ぬほど痛いぐらいなら慣れているが。
「本命が来たか、手間をかけさせる」
キア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)は完全な戦闘形態となる。
両肩にカノン砲、アサルトライフルを片手に。さらにはドローンを展開。
それは最早一人防衛戦の如き布陣、完全なる戦闘体勢。
超高速で殴打をし続ける少女を前に近接戦闘に切り込むには不得手な彼女はあまりにも無謀。
故に砲戦装備での援護射撃に集中する。
「行け、ドローン」
その言葉に反応して、ドローンが周りを飛び交い、マァリンに銃撃を放つ。
同時に、カノン砲とアサルトライフルの一斉射撃。フレンドリーファイアが起こらぬように完全な配慮を行った射撃。
マァリンは対抗するように自身の肉体を分離させ、ぷにぷにとしたドローンもどきを放ち、キア・レイスにそれを放つ。
が、所詮猿真似にしか過ぎないそれはカノンとライフルの弾幕の前に消えていった。
「窮鼠猫を噛む、そうそうにはやられはせん」
ドールレディは、硝煙の匂いを漂わせ黒煙を払った。
成功
🔵🔵🔴
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
本当ならこれまで温存した体力に任せて捨て身で殴り続けるつもりだったんだけど、生命力吸収攻撃とは相性が悪いねえ。
けどまあ、要は当たらなければ回復されないわけだよねえ。
幸い目は有るみたいだし、グラウンドクラッシャーで地面を派手に抉って土砂を飛ばして目潰しにしようか。
命中率を上手いこと下げられたら、あとはひたすら殴り続ければいい。
ここまではお行儀よく済ませてたぶん、思いっきり行かせてもらうよ。
「生命力吸収攻撃とは相性が悪いねえ……けどまあ、当たらなければどうと言う事はないわけだ」
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(キマイラのバーバリアン・f07620)はその様子を見て戦斧を肩に担ぐ。
白兵で切りかかればマァリンはその体を変え、白狼型ぷにぷにと化して噛みつき、己の傷を癒そうとするであろう。
しかし、雷速に対するカウンターの様子からして視覚に頼った生命体であることは明白。
なればその目を潰せばよい、と武器を振りかぶり、己のユーベルコードを発動させる。
グラウンドクラッシャー、単純で重い質量打撃。それは大地を穿ち、砕く破壊の一撃。
地面が陥没し、岩石の破片が飛び散り、砂塵が立ち込める。
視覚に頼るイキモノであるマァリンはうろたえたように周りを見回す。
「思いっきり行かせてもらうよ!!」
声が聞こえ、マァリンがそちらに振り向こうとした時点でその戦斧はすでに大きく振りかぶられていた。
鈍く、重々しい音が響き、マァリンの体。……体? とりあえず体がへしゃげ大きく弾み壁に激突し、ぼよんぼよん、と跳ねる。
痛々しい一撃が直撃してなお、マァリンは立ち上がり、その戦意を衰えさせない。
「まだまだ足りないみたいだねえ」
その様子を見ればまた戦斧を構え、駆け出していった。
成功
🔵🔵🔴
佐之上・権左衛門
【POW】見た目はスライムだが・・・まぁ武器が効かなかったら他に任せるしかないか。
とりあえずぶん殴ってみよう。
グレートアクスで『鎧無視攻撃・傷口をえぐる』を使いながら戦ってみる。
効いているようなら【グラウンドクラッシャー】も使っていく。
回避とかは『第六感』に全てを託し、直感的に動きを予測しながら戦う。
佐之上・権左衛門(何処にでもいる冴えないおっさん・f00239)は睥睨する。
「見た目はスライムだが……まぁ武器が効かなかったら他に任せるしかないか」
そうだ、佐之上・権左衛門に出来る事、それはただ一つ。
「とりあえずぶん殴ってみよう」
パワーイズジャスティス、ストレングスイズパワー。なあに、迷宮の壁もぶち抜けたんだ。
軟体生物だってぶち抜けるだろう、どんな理屈なのかはわからないがパワーがあればなんでもいける。
グレートアクスを振りかぶると同時、マァリンは食べようとその形状を変化させる。
だが無意味だ。パワーの前には無意味である。
グレートアクスの質量打撃の前では防御は無意味、ましてや傷ついたその身で攻撃しようものならば、傷口をえぐるばかり。
第六感にて攻撃の軌道を読み、その軌道に合わせてグラウンドクラッシャーがめりこむ。
そう、カウンターである。カウンターでめりこんだその一撃はマァリンの体をへしゃげさせ、陥没した地面にめりこみ、大きく弾む。
「割とどうにでもなるな、こいつは」
力は正義である。それを再確認した佐之上・権左衛門は、無骨で巨大な斧を再度振りかぶるのであった。
成功
🔵🔵🔴
甲斐・ツカサ
「これが……予知されたオブリビオン!」
これは女子には人気かもしれないけど、それはそれ!
オレ知ってるもんね、スライム系の敵は難敵
10秒先を見通し、厄介な能力を使用される前に細切れに!
でも相手も10秒先を見通してくるならお互いに相殺の連続
ならばどうする?
そう、10秒後に11秒後の行動を起こせばいい!
身のこなしから無駄を省き、最短最速!
それだけで足りないならば、その最速の動きすら囮にして、その先すら囮にして……10秒なんて言わない、もっと先を見越しての虚実織り交ぜた連続攻撃!
10秒先の未来を過去に置き去りにして、オレはもっと先に!
ありがとうマァリン、お前のお陰でオレはまた一つ強くなれたよ!
「これが予知されたオブビリオン!」
ぷにぷにぽりんぽりんとした可愛らしい外見。
絶対に女性人気が出るであろうことは明白なその姿!!
だが甲斐・ツカサ(宵空翔ける流星・f04788)は侮る事はない。
愛読書にも書いてあった。スライムは難敵であると。
その体には質量打撃は通りにくく、強い酸性を持った体を持つ者もいる。
幸いにして強酸性ではないようだが、それはそれ、だからと言って侮るようでは三流である。
「細切れにするよ!! オレはもっと先にいく!!」
10秒先の未来を見通したかのような攻撃予測をもたらす絶望の福音。
それは最早、未来予知にも等しいユーベルコード。
無論のこと、マァリンもそれを真似て、10秒先の未来を見通そうと対抗する。
互いが互い、未来を予測すれば起こり得ることは先日手!!
だが、甲斐・ツカサは今この時、この戦いで強くなっていた。
奴が10秒先を読むのなら、10秒後の1秒後の行動。
その攻撃は見事にマァリンの予想を掻い潜り、奴を細切れに刻んでいく。
しかし、敵も伊達にオブリビオンではない、未だに戦意耐えずに猟兵たちを睨みつけていた。
大成功
🔵🔵🔵
ドロシー・ガーネット
巣穴を越えてようやく本命の登場か。かなりしぶとそうだが…やれるだけのことをやるだけだ。
【wiz】使用
生半可な一撃はあまり効かなさそう、かといってユーベルコードを連射したらコピーされて不利になる…ならばやれることは大威力の一撃で穿つのみ
【目立たない】ように【高速詠唱】をしながらユーベルコード【ウィザード・ミサイル】75発。それを【全力魔法】で強引に束ねるよう制御しながら更に【属性攻撃】の炎を使い1つの大きな炎の矢へ変化させる
真似てきたならばユーベルコードスキルを増し増しにした一撃で相手ごと撃ち抜く
いがぐりで超耐久となっているならば…制御は最低限の全力全速の一撃に勝手に当たりに来い…!
「巣穴を越えてようやく本命の登場か。かなりしぶとそうだが……やれるだけのことをやるだけだ。」
ドロシー・ガーネット(人間の魔女・f06109)は目立たないように息を潜めながら、詠唱を開始する。
高速で行われるそれは、ユーベルコードであるウィザード・ミサイル。
その数75発にも及ぶそれを、全力で強引に束ねていく。
本来、弾幕として運用するはずのソレをただの一撃にまとめる強引な属性魔法。
結果、それは炎の矢とも思えぬ巨大な炎矢、最早炎の槍と化したソレを片手に浮かべる。
「いがぐりで超耐久となっているみたいだが……」
理性なく、早いものに刺さりたがる性質を持ついがぐり形態は正に雷速の少女に気を取られていて、ドロシー・ガーネットには一切気を配っていない。
「隙だらけだ
……!!」
放たれた爆炎の矢は超高速で飛来し、いがぐりでとげとげしてうにうにしているマァリンに突き刺さる。
増幅された炎の一矢は突き刺さった瞬間恐るべき爆炎をあげ、荒れ狂い、爆裂する。
爆音が響き渡り、爆風が周りに突き刺さるも、猟兵たちは飛来した時点で結果を予想していたのか退避済みであった。
後に残るのはぼろぼろながらも未だに戦い続けようとするぷにぷにぽりんぽりんのマァリン。
若干焦げても可愛らしさは健在だぜ。
だがそんな可愛らしさ、猟兵たちには無意味であった。
「二発目、いくか?」
少女魔術師は再度ぶちこむ為に詠唱を始めたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
リミティア・スカイクラッド
「トリニティ・エンハンス起動。リムは目標を破壊します」
三属性で攻撃力を強化し、ルーンソードでマァリンを攻撃しましょう
技能「属性攻撃」も活用したいです
敵の攻撃はエレメンタルロッドで受け止め、受け流しを試みます
それにしてもぷるぷるですね
どこからか水羊羹と聞こえた気がしますが
あれはとても美味です。和菓子は素晴らしいものです
戦闘が終了したらリムも購入に向かいましょう。今決めました
「トリニティ・エンハンス起動。リムは目標を破壊します」
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は、三種属性強化を施す。
三つの魔力は彼女の体を強化していき、マァリンとも互角に打ち合える体へと変えていく。
そんなマァリンは傷ついた体を癒そうとリミティア・スカイクラッドを食べようとするが、エレメンタルロッドで受け止め、受け流されていく。
振りかざしたルーンソードは炎の魔力でこんがり焦げたマァリンを斬り裂く。
「それにしてもぷるぷるですね。どこからか水羊羹と聞こえた気がしますが」
焦げたソレを見てなおも水羊羹扱いされるマァリン。内部にあんこは詰まっておりません。
和菓子は素晴らしい、とても美味なのだ。美味しいは正義。
この戦闘が終わったら購入に向かおう。
リミティア・スカイクラッドは今決めた。それが正義なのであると。
戦闘中に考えることではないが、今の状態ならそれも致し方なし。……なのだろうか?
成功
🔵🔵🔴
小宮・あき
「お久しぶりね、私のマァリン」
宿敵が出現したと聞き、単身戦いに参りました。
ユーベルコード【ジャッジメント・クルセイド】で挑みます。
回避は「第六感」、敵を正面から見て対応します。
食べる使用時は、狼になる部位が白くなるのが特徴。青からなので目立つのよね。いがぐりは、発動時に対象が動かなければ標的にはならない。
ジャッジメント・クルセイドは指先の光で攻撃をする技。私は他の猟兵が戦っている最中、射程範囲のギリギリで攻撃態勢のまま待機。いがぐり状態を確認した後、狙いを定めて攻撃をします。
「……私は水饅頭にしようかな!」
和菓子の話に感化されたようだ。
「お久しぶりね、私のマァリン」
小宮・あき(人間の聖者・f03848)……。
彼女こそがこのオブリビオン・マァリンを追いかけ続けていた少女。
彼女の宿敵こそがこのぷにぷにぷるぷるぽりんぽりんのマァリンなのである。
「……私は水饅頭にしようかな!」
だがそんな因縁など食欲の前には無意味。無意味なのである――――!!
和菓子会話に触発されながらも彼女は宿敵と相対する。
「食べようとする時は狼になる部位が白くなる……青い体だからよく目立つのよね」
そう、宿敵だからこそよく知る相手の挙動。
だからこそわかる……いがぐり状態のマァリンは早く動く相手に食らいつく事。
そして、それは逆説的に、動かなければターゲットにならないと言う事実。
今、雷速で乱打されているマァリンはいがぐり其の物。哀れなぐらいフルボッコ。
「今だー!!」
いがぐり状態のそこに狙いを定めてシューッ!!
指先から放たれた光は見事マァリンを貫き、最後の力を奪い去っていく。
マァリンはその一撃を受け、とうとう力尽きて倒れ……倒れ? 倒れるのであった。
ぷにぷにぽりんぽりんとした可愛らしい、されど強敵であったオブリビオン・マァリン。
強敵の最後は――――。
「さ、水饅頭買いにいこう!」
食欲にて、終わった。
大成功
🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2018年12月21日
宿敵
『マァリン』
を撃破!
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