5
あまあますいーとぽてと

#デビルキングワールド #お祭り2024 #ハロウィン #勇者リリリリ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#デビルキングワールド
🔒
#お祭り2024
🔒
#ハロウィン
🔒
#勇者リリリリ


0




●あまあますいーとぽてと
 サクラミラージュが救われたその後のこと、デビルキングワールドは勇者の帰還によって恐怖と絶望のどん底に叩き落とされていた。

「久しぶりに勇者します、腕がなるなぁぶんぶん」
「うわー!!!」

 逃げ惑う悪魔達、恐怖に震え夜も眠れぬ日々を過ごす彼らが嘆き悲しむなか、勇者リリリリはとある迷宮へと辿り着く。

「なるほどなるほど、これは殲滅しがいがありますねぇれっつごー!」

 そうして、超巨大迷宮『リストランテ・ハロウィーン』からは、夜な夜な凄まじい悲鳴がとどろくのだった。

●ちくちくばっどとぅーす
「って感じでな? 猟兵さんらにはオブリビオンの残党狩りを手伝ってもらいたいげんけど」
 別に我々は行かなくてもよくないか。そんな猟兵達の眼差しに、あははと笑ったまま飴屋坂・あんか(夜参曇・f28159)は説明を続ける。
「勇者リリリリちゃんが迷宮『リストランテ・ハロウィーン』に篭っとるオブリビオン殲滅を楽しんどる間、みんなはごちそうを楽しめばいいげんわ。なんでもおいしい料理を作る魔王が建設した迷宮ねんけど、魔王さんが死んだ今でも“ちゃあんと盛りつけされたおいしい料理”が湧き続けれんて。ここのグルメは膨大なデビルパワーを秘めとるさけ、オブリビオン達はとにかく食って食って食いまくっとるらしい」
 それってつまり我々も? そんな視線に、東方妖怪は頷いた。
「皆には、秋の味覚のさつまいも料理をとにかくいっぱい食ってほしいげんなぁ。焼き芋はもちろんスイートポテト、炊き込みご飯、大学芋、芋羊羹、きんぴら、マフィンに蒸しパン……」
 ハロウィンつってるのにそこはかぼちゃじゃねえのかよ。
「いやわしもようわからんげんけど、この階ではとにかくさつまいもメインねんて。すっげえ甘くてうまいらしいうぇ。まぁそれを食いまくって、こっちもデビルパワーでパワーアップや。ほんで虫歯に対抗しようっつう」
 今なんか嫌なワード出たな。
「あ、そうそう。皆に倒してもらいたい敵は虫歯で世界征服を企んどるオブリビオンやさけ」
 相性最悪じゃねえか。冷たい視線にもいつものゆるい笑みを浮かべて、まぁまぁとあんかは言葉を続ける。
「料理を食っとらんくても、リリリリちゃんが一緒に戦ってくれるさけ、連携すれば行けるやろ」
 そんなこんなで、あんかは転送の準備を始めるのだった。

「みんな、歯みがきはちゃあんとしんなんからなぁ」
 香りのない黒百合が咲き乱れ、猟兵達はデビルキングワールドへと招かれる。
 いざ、さつまいも料理パーティーに挑もう!


遅咲
 こんにちは、遅咲です。
 オープニングをご覧頂きありがとうございます。

●成功条件
 オブリビオンを倒す。

●プレイングボーナス
 さつまいも料理を食べまくる。

 合わせで参加は3名様まで。
 めちゃくちゃにゆるふわです。
 さつまいも料理であればなんでもあります。五郎島金時がモチーフで、とても甘くおいしいです。

 皆さんのプレイング楽しみにしています、よろしくお願いします。
155




第1章 日常 『リストランテ・ハロウィーン!』

POW   :    ボリュームのある料理を豪快に食べる

SPD   :    気軽な軽食をライトに食べる

WIZ   :    洗練されたマナーで高級料理を食べる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

コッペリウス・ソムヌス
蝙蝠のライラも連れて

デビルキングワールドかぁ…以前には
学生気分を味わいに来たような覚えもあるけれど
今年はハロウィンの仕事だねぇ
巨大迷宮に足を運んでみるとしようか

サツマイモって焼き芋のイメージが強かったけど
意外と料理の種類もあるんだね
ハロウィンらしく甘い系というと
スイートポテトやマフィンに蒸しパンあたりかな
とても甘くておいしいサツマイモらしくって
オレにはそこまで味の違いは分からないけれど
ライラの反応も良さそうに見れるから…
まぁ来てみて良かった方なんじゃないかな、と

似たようなサツマイモ料理を
帰ってからも作ってくれという
おねだり叶えるのはちょっと厳しいんだけど…
その辺は友人にでも相談するとしようか



 ぱたぱた、かわいらしい羽ばたきの音をさせる蝙蝠を連れた青年は、のほほんとデビルキングワールドにやってきた。
 コッペリウス・ソムヌスが以前この世界に向かったのは、学生気分を楽しんだようなそうでないような。
「今年はハロウィンの仕事だねぇ」
 そうして運んだリストランテの階層は、すでにふんわり甘い香りが漂っている。ぴこんと顔をあげて辺りをきょろきょろ見渡す蝙蝠に、おや、とコッペリウスも微笑んで。
「いい匂いがするね、ライラ」
 ようこそ! と言わんばかりにテーブルに並んでいるのは、スイートポテトやマフィンに蒸しパン。すべてしっかり甘いさつまいもが材料となったあったかスイーツ祭は既に開催されているのだ!
「焼き芋のイメージが強かったけど、意外と料理の種類もあるんだね」
 ふむふむ、と席に着いた青年は、まずは手前にあるスイートポテトを手に取る。おいしそうな焦げ目がしっかりとついたそれは、冷やさず熱々で召し上がっていただきたい。
「それじゃ、いただこうか」
 ライラのための小皿も用意されていて、まさに至れり尽くせり。すこし冷まして夜の子の口元へと運んでやれば、ちいさいけれどおおきなひと口。
『……!』
 ぴこーん。なんでもよく聴くお耳がはねる。コッペリウスも続いて口に含めば、確かに濃厚な甘い味。
「気に入ったのかな?」
 それじゃあ、とマフィンや蒸しパン、それからとろりと蜜のかかった大学芋も、ライラサイズに切り分ける。はぐはぐと食べるライラの姿に目をほそめて、コッペリウスは笑む。自分はそこまで味の違いはわからないものの、ライラの反応が良さそうに見えたから。
「まぁ、来てみて良かったほうなんじゃないかな」
 あまあまスイーツが気に入ったのか、ライラは似たような料理を帰ってからも作ってくれとおねだり攻撃を仕掛ける。
「うぅん、オレにはちょっと厳しいんだけど……」
 その辺りは、友人にでも相談するとしよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

燮樹・メルト
【焼芋グルメ】

❤️‍🩹やわらぎ🧬ちゃんねる💉!

ほへー、なんかデビキンって殺魔芋さつまいもって言ってそうそうだけど、きちんとさつまいもはさつまいもなんだ、律儀〜。

最近めちゃ寒くて病むじゃん。
やっぱり、寒い日はこれよなー!
じゃーん!焼き芋!
熱々の焼き芋は、地味に美味しいし、屋台とかめっちゃエモいよね。

やばー!めっちゃホクホク系〜!
トロトロ系もいいけど、ホクホク系も「満たされる〜」って感じで好きすぎるんだよね〜。

(すっかり食レポになってさつまいも食べ食べちゃんねるになって、パワーと再生数を稼いでいくメルちゃんでした)



「やわらぎちゃんねる!」
 ポップなイントロが鳴り響き、キュートなタイトルコールが聞こえたならば、今日も始まるライブストリーミング配信。
『やふー』
『なんか今日のロケ地おどろおどろしいね』
『ハロウィン仕様?』
「おっ察しがいいねー」
 そう、燮樹・メルトがやってきたのはデビルキングワールド。この季節のイベントとしてぴったりの世界である。
 デビキンならば|殺魔芋《さつまいも》といった当て字を使いそうな印象があったが、さつまいもに関してはひらがな表記らしい。律儀~と思いつつ、早速本題へ。
「最近めっちゃ寒くて病むじゃん。ってことでやっぱり、寒い日はこれよなー!」
 じゃーん、と映し出されたそこには、サイキックハーツやシルバーレイン、UDCアースでは昔懐かしい焼き芋の屋台が!
「熱々の焼き芋って地味においしいし、屋台とかめっちゃエモいよね」
 屋台に関しては若干デビキンらしくデコられているが、そこはまぁ御愛嬌。用意されたミトンを使って石焼きのそれを慎重に取り出す。
「あちち」
 そうしてアルミホイルをめくって、焼き芋を半分に割ってみる。ふわりと甘い香りが漂ったかと思えば、そこには紫色の皮との色彩が鮮やかな濃い黄色がお出迎え。いただきます、と一言告げて、メルトははむりとひと口。
「やばー! めっちゃホクホク系~!」
 昔ながらのしっかりと焼きあげるそれは、芋の種類もエモさ満載。近頃流行りのとろとろも勿論絶品だけれど、ほくほく系だって負けてない。
「こういうのも、満たされる~って感じですきすぎるんだよね~」
 満面の笑みでふわふわと焼き芋を満喫するメルトの姿に、視聴者のコメントもほっくほく。
『う~ん飯テロ』
『おなかすいてきた』
『私も焼き芋買ってくる』
「そうしよそうしよ、メルもお腹いっぱい食べちゃうから。ここでみんなにトドメの一撃を~」
 なんと、あろうことかメルちゃんはほくほく焼き芋の上にバターを乗せたのだ!!
『うわ~!!!』
『まさに非道』
『さつまいも買ってきた』
 完璧な飯テロをかます食レポとなったさつまいも食べ食べちゃんねるによって、メルトのデビルパワーと再生数は天井知らずになっていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディアナ・ランディール
【ディアナと御星】
今日は、婚約したばかりの御星と二人で訊ねてみた。
「そうですね。この世界には初めてきました。」
物珍しそうにきょろきょろとし、ぎゅっとつなぐ手を握り返して。
レストランなんておしゃれなお店に二人入り、サツマイモ料理を頼むことに。
「いろいろあって、目移りしちゃいますが…サツマイモのケーキにします」
御星はスィートポテトを頼み、自分はサツマイモケーキを注文。
他のスイーツも食べてみようとなり、いくつかのサツマイモ料理を頼んだ。
お互い食べさせあいっこしながら、秋の味覚のスイーツをお互い堪能して。


東・御星
【御星とディアナ】
※今回パートナーの美結は不在です。
本日はようやく婚約したディアナと2人で来訪。
「そういえばこの世界には来るのは初めてね…。」
まさかレストランに来ることになるとは思わなかったものだけど。
ディアナと一緒に中に入ってサツマイモ料理を注文するよ。さて、何がいいか。
サツマイモ料理といってもバリエーションがあるので、迷う。
「とりあえず…スイートポテトにしようと思うんだけどディアナは?」
ディアナの希望を聞いた後でスイートポテトを注文。
せっかくなのでスイーツ祭りにしましょうか。
焼き芋、サツマイモプリン、サツマイモケーキ、サツマイモどら焼き…。
そんなこんなで2人でスイーツを堪能するのでした。



 おどろおどろしい髑髏だらけのデビルキングワールドに、ふたりの猟兵がやってきた。東・御星はディアナ・ランディールの手をつないで、なんとなく周囲を見渡す。
「そういえばこの世界に来るのははじめてね……」
「そうですね」
 あまり見ることのない個性的なインテリアの数々を、ディアナも物珍しそうにきょろきょろ。御星がつないでくれた手を握り返して、今回の目的を思い返す。
「それにしても、本当にたくさんサツマイモ料理を食べるだけでパワーアップするものなんでしょうか?」
「グリモア猟兵の予知だから、外れるってことはないだろうけど……」
 こうして来訪したものの、まさかレストランに向かうことになるなんて。未だに疑問が残る訳だが、とにかく猟兵としてやるべきことをやるのみ。
 そこはかとなくとんがった内装が絶妙におしゃれを醸し出しているのを、なるほどこれが最先端などと納得しつつテーブルに着席。
 さて、さっそく何を食べるかと考えたものの、さつまいも料理と言ってもバリエーションは大変豊富。なにから味わうべきか迷ってしまうのも仕方がない。ならば、と御星はまず王道を選ぶ。
「私はとりあえず……スイートポテトにしようと思うんだけど、ディアナは?」
「いろいろあって、目移りしちゃいますが……サツマイモのケーキにします」
 メニュー表を見ながら答えたディアナに頷いて、御星は注文を口にしようとした時のこと。
 じゃじゃーん。謎の効果音と共に、どこからともなくテーブルの前にはふかふかのサツマイモケーキとスイートポテトが!!
「驚きました、勝手に出てくるものなんですね」
 目を瞬きさせるディアナの隣、御星も驚いた様子で周囲を見渡す。
「それじゃ早速いただこうかしら」
「はい」
 いただきます、と丁寧に手を合わせて、スイートポテトとケーキをぱくり。途端、口のなかいっぱいに広がる甘さは人工的なものではなくて、やわらかくまろやか、それでいて濃い!
「……おいしい!」
「本当ね、とってもいい味」
 年相応のかわいらしい表情を見せるふたりを邪魔する者はどこにも居ない。そう、なんたってふたりは婚約したばかりの初々しいらぶらぶ期間なのだ。
「せっかくだし、スイーツ祭りにしましょうか」
 焼き芋、プリン、どら焼きに羊羹、それからそれから。様々な種類のさつまいもスイーツを食べ比べていくと、ふたりはその度にほっぺが落っこちそう。
「御星、口を開けてください」
「ん?」
 ディアナに言われた通り、あ、と口を開ければ。プリンをすくったスプーンがそっと差し出される。濃厚だけれどやさしい味わいに、ふんわり幸せ心地である。
「うん、とってもおいし。ディアナもどら焼き、食べてみて?」
「あっそれ、気になっていたんです」
 あーんと食べさせあいっこをしながら、秋の味覚を堪能するふたり。舌も心も甘さでいっぱいなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

橘・創良
【創天】

美味しい料理が無尽蔵に出てくる迷宮なんて不思議だね
猟兵になってから驚きの連続だよ

僕もさつまいもは好きだよ
秋を感じるし、落ち葉で焼き芋とかもいいよね

そっか、あまおとくんは人間にもなれるんだね
(現れた可愛らしい姿に目を細めて)
じゃあ行こうか
手を引いて向かうよ

本当においも料理やスイーツがいっぱいだね
焼き芋やスイートポテトに大学芋…
ご飯やおかず系もあるね
どれも美味しそう
あまおとくんはどれから食べる?

あ、その姿で食事は慣れてないよね
スプーンなら使いやすいと思うよ

そうそう、上手だね
僕は焼き芋と蒸しパンを
うん、とっても美味しい
こっちも食べてみる?
これでパワーアップも出来るなんて
不思議だけどすごいよね


羽柴・あまおと
【創天】

わふ、そら、おいも、好きなのだ?
わがはいも、好きなのだ!(尻尾ぶんぶん)

レストランは、人間の姿がいいのだ?
わがはい、人間になるのだ!
(UC使用。現れたのは狩衣姿の白髪な犬耳犬尻尾の少年で)

これで、そらと一緒に、おいもをいっぱい食べるのだ!
(手を引かれれば尻尾パタパタ)

わふ、料理いっぱい!

(でも並べられたカトラリーの使い方がわからなくてじっと見つめ)

…きゅうん
(少し悲しげに創良さんの顔を見つめ)

スプーンが使いやすい、のだ?(ぎゅっと握り)

(褒めてもらえば、嬉しそうに笑み)

わがはい、スイートポテトと焼き芋ブリュレを食べるのだ!
そらのも食べるのだ
わふ、とってもおいしいのだ!(幸せそうに笑み)



 多くの猟兵と共にリストランテ・ハロウィーンを訪れたのは、橘・創良と羽柴・あまおと。エスパーの青年の隣、ふわふわの霊犬はくむくむとデビルキングワールドの匂いをかいでいる。
「美味しい料理が無尽蔵に出てくる迷宮なんて、不思議だね」
 猟兵になってからは驚きの連続で、創良はあまおとへと話しかける。頷くようにわふ、とひと鳴きしたあまおとも、創良を見上げて尋ねた。
「わふ、そら、おいも、すきなのだ?」
「うん、すきだよ。秋を感じるし、落ち葉で焼き芋とかもいいよね」
「わがはいも、おいも、すきなのだ!」
 尻尾をぶんぶんと振る友達に、青年は笑みをこぼす。レストランはもうすぐこの先だろうか、と足を運んでいる途中、あまおとが首をかしげる。
「レストランは、人間の姿がいいのだ?」
「うーん、そうだね。多分そのままでも大丈夫だとは思うけど」
 郷に入っては郷に従え。人間の姿が良いのならば、そうするべきだろう。ぽふんと白い綿菓子のような煙に包まれたあまおとは、あっという間に狩衣姿の少年になっていた。
 おや、と創良は軽く驚いたものの、かわいらしい犬耳犬尻尾は間違いなくあまおとのもの。
「そっか、あまおとくんは人間にもなれるんだね」
「わふ! これで、そらと一緒に、おいもをいっぱい食べるのだ!」
 目を細める創良がちいさな手をひけば、あまおとはうれしそうについていく。その尻尾はぱたぱたと揺れていて、感情がよくわかる。
 さて、そんな二人を出迎えたテーブルには、あまあまおいしいさつまいも料理が盛りだくさん! 焼き芋にスイートポテト、大学芋、ごはんやおかずといった種類も豊富で、おなかいっぱい食べなくてはもったいない。
「わふ、料理いっぱい! いいにおいなのだ!」
「本当だね、どれも美味しそう。あまおとくんは、どれから食べる?」
 創良に尋ねられ、あまおとはきょろきょろとテーブルに並べられた料理を眺める。けれど、その表情は急に曇ってしまった。
「……きゅうん」
 悲しげにこちらを見つめる友達の様子に、青年はすぐに理由を察する。並べられたカトラリーの使い方がわからないのだとわかって、やさしく言葉をかけた。
「その姿での食事は慣れてないよね。これなら使いやすいと思うよ」
 そういって創良が手渡したスプーンはお子様用で、持ち手は木で出来ていて扱いやすい。肉球マークがとってもキュートなスプーンをぎゅっと握ってみれば、あまおとにぴったり!
「そうそう、上手だね」
「わふ!」
 褒めてもらえてうれしそうに笑ったあまおとは、さっそくスイートポテトと焼き芋ブリュレを取り分けてもらう。
「いただきます」
「なのだ!」
 上手にスプーンでスイートポテトをすくって食べれば、やさしくて濃厚な味が口いっぱいに広がる。
「わふ、とってもおいしいのだ!」
 幸せ満面の笑顔を向けるあまおとに、よかった、と微笑んで、創良も焼き芋をひと齧り。とろりとたっぷりの蜜が含まれている焼き芋はおいしくて、流石食を極めた魔王のレストランである。
「こっちも食べてみる? 蒸しパンだよ」
「わふ!」
 同じさつまいもから出来ているのに、こんなに様々なおいしい料理になるなんて。尻尾をぱたぱた振って振って振りまくってしまうあまおとと、にこにこ笑顔が止まらない創良。
 これでパワーアップもできるのだからお得すぎる。異世界の不思議なすごさに、感心しながら料理を味わう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

中村・一哉
アドリブ/連携可 SPD判定

(一哉はここがGGOの期間限定ダンジョンだと勘違いしています)
「へー、さつまいも料理がドロップするダンジョンか」
折角なので色々と見て回る一哉。
「焼き芋干し芋蒸かし芋、スイートポテトに大学芋に天ぷら…考えられる全てのさつまいも料理が揃ってるんだな」
その中に『中華ポテト』なるものを発見。
「え、中華ポテト?大学芋と何が違うんだ?」
早速食べてみることに。
「見た目はゴマがかかっていない大学芋だが…(モグモグ)表面のひんやりパリパリとした飴に柔らかい芋が合わさって、大学芋とはまた別の味わいだ。うん、これならいくらでも食える」
その言葉通り、一哉は大量の皿を重ねていくのであった。



「へー、さつまいも料理がドロップするダンジョンか」
 リストランテ・ハロウィーンを訪れたゲームプレイヤー、中村・一哉は興味深そうにレストランを模したダンジョンの一角を見て回る。ゴッドゲームオンラインにガチのめりしている彼は、全ての異世界をゲームの新エリアだと思っているのでこれは致し方ない。
 此度もデビキンを期間限定イベントのダンジョンだと勘違いしたまま、けれど彼なりに楽しそうにテーブルを眺める。
 ふんわり甘いさつまいもの香りは空腹をさそうもので、焼き芋に干し芋蒸かし芋、スイートポテトに大学芋。はたまた天ぷらといったおかずもしっかり揃っており、バリエーションの豊かさに目を瞠る。
「考えられる全てのさつまいも料理が揃ってるんだな」
 さすがGGO、あらゆる料理に精通していると納得する一哉。その勘違いに食の魔王も草葉の陰から泣いていることだろう。
 ふと、ずらりと並ぶ料理のなかに見慣れぬ名前がついた大学芋の皿がある。
「中華ポテト?」
 見た目は胡麻のかかっていない大学芋そのもので、すこし冷えた飴もそのまま。見知らぬ料理に興味がわいた魔喰者は、箸でつまんだ芋をぱくり。
「んー……」
 もぐもぐと味わえば、つらつらとこぼれる食レポ!
「表面のひんやりパリパリとした飴に柔らかい芋が合わさって、大学芋とはまた別の味わいだ」
 大学芋独特の重たさは感じられず、むしろかなり食べやすいスイーツに思える。
「うん、これならいくらでも食える」
 その言葉通り、次々に大量の皿を重ねていく。砂糖と水だけで作られた飴の蜜はやさしい味で、パワーアップもすさまじいものになるだろう。
 しっかりたっぷりおいしく頂いたあとは、バフを大量に盛ったことできっと敵もまるっと倒して経験値もごりっと手に入るはず。
「周回しやすい便利なイベントだなぁ」
 ところで、彼は今から戦うのがオブリビオンというやばい怪物なのはミリほど知らない。まぁそのほうが幸せかもしれないし。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『『虫歯王』ムシヴァー』

POW   :    虫歯活性
戦闘中に食べた【食事と戦闘前に飲食した飲食物】の量と質に応じて【対象の歯の虫歯菌が活性化し激痛と共に】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    極小の侵略者
肉体の一部もしくは全部を【虫歯菌サイズ】に変異させ、虫歯菌サイズの持つ特性と、狭い隙間に入り込む能力を得る。
WIZ   :    開口(することが)一番
対象の【口】に【虫歯】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[口]を自在に操作できる。

イラスト:星の岬 かずま

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠幻武・極です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 さつまいも料理を堪能した猟兵達が見たのは、べしょべしょに泣いているオブリビオンだった。

「あれ、こんなに歯ごたえのない敵でしたっけ? 虫歯だけに」
「うまいこと言ってんじゃないぞ!!!」

 勇者リリリリの無自覚煽りに、すでにだいぶ泣かされている虫歯王のムシヴァー。
 しかし彼はこちらを見ると、ふんすふんすと気合を入れ直す。

「ふん、来たな猟兵! さきほどさつまいも料理を食べまくったのは知ってるんだ、ボクの虫歯菌でべしょべしょに泣かしてやる!!」

 さっきまで泣いてたのはそっちなんだよなぁ。
 兎にも角にも、この戦いはそれなりにハードなものになるだろう。
 たらふく食べて貯めこんだデビルパワーを解放する時だ!
羽柴・あまおと
【創天】
りりりりとも一緒に戦うのだ!

虫歯!
わがはい、知ってるのだ
ごはん食べた後ではみがきしなかったらなるやつなのだ(神妙な顔)

わがはいも、いつもごはんの後は歯磨きするのだ(基本主人任せ)
今日はまだだけど…後でちゃんとするのだ!

歯磨きガム!(きゅぴん)
わがはい、骨の形のが好きなのだ!(わくわく)
でも、ガムの前に、まずは虫歯王なのだ

わがはい、前に出てそらを守るのだ
そらと、りりりりを虫歯にはさせないのだ!
虫歯王からの攻撃は[見切り]をして、そらを[かばう]のだ
かばって受けた攻撃は、[オーラ防御、武器受け]で対応するのだ!
隙間には入れないのだ!

わがはいからの攻撃は、UC発動させて
一気にやっつけるのだ!


橘・創良
【創天】
子どもが歯医者さんで泣いているのはよく見るけど…
虫歯のオブリビオンも?

あまおとくんよく知ってるね
その虫歯だよ

ふふ、えらいね
わんちゃんも歯磨き大事だものね
良かったら今度歯磨きガムとかプレゼントするよ
骨の形の…了解だよ

うん、まずはリリリリさんと協力して
虫歯退治だね

その虫歯の苦しみごと
銀の風で浄化してみせるよ
あまおとくんが前に出てくれれば
僕は後ろから援護するようにUCを
リリリリさんやあまおとくんに攻撃がいかないように
うまく立ち回ることができれば

美味しいものを食べた代償に虫歯になるわけにはいかないよ
歯磨きの大切さを教えてくれてありがとう
これで歯を健康に保ってこれからも美味しいものが食べられるね



「こどもが歯医者さんで泣いているのはよく見るけど……虫歯のオブリビオンも?」
 不思議そうに首をかしげる橘・創良の隣、羽柴・あまおとがわふっとひと鳴きする。
「わがはい、知ってるのだ。ごはん食べた後ではみがきしなかったらなるやつなのだ」
「あまおとくんよく知ってるね。その虫歯だよ」
「わがはいも、いつもごはんの後ははみがきするのだ」
 神妙な顔で頷く霊犬を褒めてあげれば、あまおとはどこか誇らしげ。いつもご主人が丁寧に磨いてくれるのを大人しく待つだけとはいえ、それもわんちゃんにとって立派なおしごと。
「ふふ、えらいね」
 微笑む創良が、そうだ、と思いついたように言葉を続ける。
「良かったら、今度歯磨きガムとかプレゼントするよ」
「はみがきガム!」
 きゅぴん。ガムときいては、あまおとの素敵な尻尾もぴんと揺れ立つ。
「わがはい、骨の形のがすきなのだ!」
「了解だよ」
 友達のほほえましい様子に、創良も思わずやさしい笑みが浮かんでしまう。
 さて、その前に。オブリビオンをタコ殴りにしている勇者リリリリと協力し、しっかりと虫歯退治に勤しまなくては。
「絶対に許さないからなー!」
「私を虫歯にするつもりですか? 困りましたね、歯医者ってすきじゃなくってー」
 王のちいさな指のひとかけら、それが虫歯菌となって勇者の口内へと飛び込んでいく。目をぱちくりさせたリリリリに、創良が声をかける。
「リリリリさん、協力させてください!」
 途端、ぱっと前線へ飛び込む小柄な白犬が、創良を護るように立ちふさがる。同時にふわり、銀光の風がやわらかく戦場を包んだかと思えば、虫歯王は慌てた様子で指を元に戻した。
「わぁあ!? なんだこのミントっぽい匂いの綺麗な感じ!!」
 虫歯の痛みも苦しみも、あっという間に軽やかな雰囲気で治療されてしまう。さすがそらなのだ、とあまおとが頷いて、えいやあっと口にくわえた斬魔刀で虫歯王の肩を斬る。
「いってー!? なんだこの犬、刀なんて持ってあぶないだろ!!」
「失礼なのだ! わがはいも立派な猟兵なのだ!」
 そうそう、とあまおとの言葉に頷く創良。虫歯王が彼へ攻撃を奮おうとしても、霊犬がそうはさせない。
「ご協力ありがとうございます、おかげで歯医者行きにならずに済みそうです」
 エスパーへと感謝を告げた勇者は、続いて並び立ったあまおとへと声をかける。
「それじゃ、ひと狩り行こうぜってことで」
「なのだ!」
「歯磨きの大切を教えてくれてありがとう。お礼が攻撃になるのは、ちょっと申し訳ない気もするけど」
 清浄な空気に満たされた戦場で、ずばっと切り裂く剣と刀。まだオーバーキルじゃないからワンチャン許してもらえるかもしれませんね。わんちゃんだけに。
「うるさいぞ!!!」
 虫歯王はまた泣いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カタリナ・ヴィッカース
●WIZ

私は|AI《ドラゴンプロトコル》ですので虫歯という概念に悩まされる事などありませんが、生身の肉体を持っておられると厄介な相手に違いありませんね
まぁ、ちょっと遅れたのでさつまいも料理を食べ損なったのは不幸中の幸いかと
虫歯を引き起こす引き金はございませんがデビルパワーも得られている訳でございませんので…えい♪

何をしたかと申されますと…私の『ブラック・グリード』で突如襲われた歯痛に悶えているリリリリさんからドレインエネルギーとしてデビルパワーを僅かながら得て、虫歯を治療差し上げただけですが…私、何かしちゃいましたぁ?(にやにや

あとは復活したリリリリさんがズバーッとやってくれるだけのお仕事です


中村・一哉
アドリブ/連携可

「うわぁ、ゲームアバターなのに歯痛完全再現されてる…。」
テンションダダ下がりの一哉。月光弓を構えるもどうにも力が入らない上に集中力も切れる。
「あ、思いついた。」(応用力)
自身の頭部を魔喰部位で鮫型モンスターに変化。虫歯になっても歯がすぐ生え変わる特性を利用。激痛耐性も付与し、大分マシになった痛みに耐えながら敵に噛み付きUC発動。
「で、お前は痛くないの?」
お返しとばかりに『虫歯活性』発動。敵が痛みにのたうち回っているところを月光弓で追撃。デビルパワーのおかげで攻撃力とクリティカルにバフが付与。
「そこのアンタ手伝ってくれるのか。」
前衛はリリリリに任せて自身は援護射撃に徹する。



 まだ諦めない、といった様子で泣き止むのをやめた虫歯王。まだ涙目のまま、キッと勇者リリリリを睨みつける。
「一回歯が綺麗になったくらいでなんだ! こっちはいくらでもお前を虫歯にできるんだからな!」
「うーんそれは困りま、あいたたたた」
 勇者の奥歯が急に痛みだす。自分と同じくゲームプレイヤーだろうか、と中村・一哉がリリリリへと視線をやれば、頬を抑えているらしい。
「そっちのお前も!!」
「俺? ってうぉ、」
 キーンと突如一哉の口内に奔る激痛。ついつい歯みがきが疎かになりがちな内側が、浸みる。
「うわぁ、ゲームアバターなのに歯痛完全再現されてる……」
 さきほどたらふく食べた中華ポテトによってお腹は満たされたものの、こんなのテンションだだ下がりである。弓を構えてみるものの、どうにも力が入らない。この状態で集中力を保てるはずもなく、ワンチャン全滅の危機。
 そんな時、どこからともなく現れた黒い光線が勇者を輝かせる。
「あいた」
 頭をずがんと撃ち抜かれたものの、そこまでダメージを受けた様子はない。むしろ目をぱちくりさせて、リリリリは頬の腫れが引いていくのを感じていた。
「おや、痛みがなくなりましたねやったー」
「は!? なんでだよ!!」
 慌てる虫歯王の視界に現れた新たな猟兵は、カタリナ・ヴィッカース。ふふふ、と微笑みを浮かべながら、虫歯王を見守っている。
 ドラゴンプロトコル――つまるところ人工知能である彼女は、虫歯という概念に悩まされることはない。とはいえ、さつまいも料理を食べ損なったのは残念に思いつつ。
 黒の光は勇者からデビルパワーをドレイン、さくっと虫歯を治療してしまったのだったが。
「私、何かしちゃいましたぁ?」
 にやにや。ずるい流石これが黒教ギルドマスター。いとも簡単に行われるえげつない行為。
 それを見てひとつ思いついた一哉は、あっという間に自分の頭部を変化させる。突然現れた怪奇サメ男。ガブっと一気に噛みつかれ、悲鳴をあげる虫歯王。
「なんだお前その頭こわっいってー!!」
 サメといえば、歯がすぐに生え変わる特質がある。だいぶマシになった痛みをこらえつつ、相手の能力を手に入れたなら、やることはひとつしかない。
「で、お前は痛くないの?」
「わぁあ!?」
 生まれて初めての激痛に身もだえる虫歯王を、あらあらと微笑ましく見守るカタリナの姿は、この戦場において一番おそろしいのは誰かということを嫌というほど理解させてくる。いうなれば、歯医者で絶叫するこどもをにこにこと見守る受付のお姉さん。
「そこのアンタ、手伝ってくれるか」
 重課金っぽい武装のリリリリへと話しかけるサメ頭の一哉に、喜んで、と頷く勇者。
「ではさくっとやっちゃいましょう」
「ええ、ずばばーっとお願いしますね」
 微笑むカタリナが見守るなか、乱射される弓矢と大剣の連撃によって、虫歯王の世界征服の道は閉ざされていくのだった。

 ひとしきり運動し終えたようなすっきりした表情で、勇者リリリリは額の汗をぬぐう。
「ふー、いい仕事をしました。猟兵の皆さんもお手伝いありがとうございました。さつまいも料理、まだ残ってるんじゃないですか?」
 戻ってみれば、そこには無限に振る舞われ続けるさつまいも料理達。もう一度おいしい時間が楽しめるらしい。
 ――ただし、帰ってからのはみがきは忘れずに。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年12月02日


挿絵イラスト