【妬鬼姫戦線A3】第3話 帝からの依頼
成瀬・美紀
【妬鬼姫戦線】
【第三話のプレイング】
(3)
今となっては先代の帝様は私を桜塚特務部隊に拾い上げてくださったお方。ご子息が支えを必要としているなら、助けない理由はないわ。
道中は【I0118】で遠くから安全に障害を排除し、帝都ホテルに向かうわ。
謁見の前に少しだけ情報収集。帝のお付きの者達の会話なんかを盗み聞きするわ。
それが終わったら、【I0119】で陛下と謁見。
「はじめまして帝様。私は成瀬・美紀。桜塚特務部隊所属の研究員です」
笑顔こそが幸せの原動力。笑顔を忘れずに接するわ。
食事してない事について尋ねるわ。
その上で、何か困り事がないか尋ねるわ。
「これでも、桜塚特務部隊の一員。なんでも力になりますよ。何なりとご命じください」
「今となっては、先代の帝様は、私を桜塚特務部隊に拾い上げてくださったお方。ご子息が支えを必要としているなら、助けない理由はないわ」
スコープ付きのアサルトライフルを手に、成瀬・美紀(忘れ去られし若き天才・f43272)は、さっそく、帝がいるホテルへと向かう。
道中、何度もゾンビに遭遇したが、アサルトライフルがあれば、難なく蹴散らせるし、十分な弾薬もある。
帝との謁見を待つ間に、情報収集も怠らない。
既に美紀の耳には、三種の神器という言葉と、帝の食欲がないことまで届いていた。
これだけあれば、十分だろう。
準備が整い、美紀はホテルの最上階へと案内された。
煌びやかなシャンデリアに、高価であろう調度品が置かれている。ちらちらと目に入る家具はどれも一級品だろう。
美紀はそれらに圧倒されながらも、ゆっくりと帝のいる応接間へと足を踏み入れる。
「はじめまして、帝様。私は成瀬・美紀。桜塚特務部隊所属の研究員です」
「初めまして……美紀。重造の紹介で来てくださったんですね。どうぞ、こちらに」
そこにいたのは、帝と呼ぶには幼すぎる制服を着た子供だった。確かあの制服は、高貴な者達が通う小学校のもの。
緊張しながらも、美紀は笑顔を崩さず、にこやかに挨拶を続ける。
「では、失礼いたします」
帝に勧められた席に座り、向かい合う。
「よければ、このお菓子をどうぞ」
「それは……帝が食べるものかと存じます」
「……僕が?」
美紀の言葉に帝の目が見開く。傍にいたお付きの者達も色めき立つ。
「最近、お食事なさっていないと聞きました。ここにいる者達も心配しているようです。せめて、この食べやすいケーキを一口、食べてみませんか」
「……」
「食べられない理由をお聞きしても?」
「父上が亡くなり、母上も行方不明……帝都も混乱しています。そんな中、食べることなど」
「では、なおさら食べないといけませんね。ここで倒れては、下の者に示しがつきません。それに憂いがあるのであれば、私がその役目を引き受けましょう」
美紀の言葉に、帝の瞳が輝く。
「では、神器か刀の回収をお願いします。あの予言が本当であれば、神器だけでは足りませんので」
帝はそういって、神器の一つである「八尺瓊勾玉」と「月詠」と「鬼切丸」が祭られている神社の在処を美紀に伝えるのであった。
※依頼「帝からの依頼」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
成功
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