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ウィリアムと行く魔獣狩りツアー

#ブルーアルカディア #レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』

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#ブルーアルカディア
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#レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』


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●ウィリアム・ローグ
「君達の力を借りたい……」
 帝都櫻大戰でブルーアルカディアに援軍に現れ、そのまま留まっている『ウィリアム・ローグ』が猟兵に語りかけた。
「キャンピーくんが私をこの世界に送り込んでくれたが、彼はどこかへ姿を消してしまった。その為この世界に留まる事になっている……」
 今もまだブルーアルカディアに居る理由を告げる。その骸骨の顔からは表情がわからないが、困ったような空気を纏っていた。
「私の速度であれば、或いは骸の海を振り切り、強引にアスリートアースへマシンを走らせることができるかも知れない……だが、その為には私の『ローグ・インターセプター』に特殊な燃料を大量に補給しなければならない……」
 先の激闘ですっかりローグ・インターセプターの燃料が尽きてしまっていた。
「どうやらこの世界で燃料となるのは魔獣が持つ「天使核」のようだ……。私も狩りをしているが全く足りていない状態だ……そこで君達に魔獣狩りを手伝ってもらいたい……」
 ウィリアムも魔獣狩りに精を出しているが、骸の海を振り切れるだけのスピードを出すにはとんでもない量の天使核が必要となる。
「噂で「魔獣の巣」と化している浮島の話を聞いた。そこに向かって共に狩りをしよう……どれだけ天使核を集められるか、勝負をしても面白いかもしれんな……」
 レースで競うように、魔獣狩りで競うのも楽しそうだと骸骨の口が笑うようにカツカツと音を立てた。

●グリモアベース
「帝都櫻大戰で共闘してくれたウィリアム・ローグさんからの依頼だよ!」
 ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)がウィリアム・ローグからメッセージが届いたことを伝える。
「ウィリアムさんはアスリートアースに帰れないでいるんだ。愛機の『ローグ・インターセプター』にたっぷり燃料を積むと、とんでもないスピードで骸の海を越えて帰れるんだって。スゴイね!」
 流石はレース・フォーミュラということだろう。単独で世界を移動することもできる。
「でもその燃料集めが大変みたいだから、みんなに手伝ってほしいんだって。魔獣の巣になってる浮島で狩りをして天使核を集めることになるよ」
 燃料となる天使核を大量に集めなくてはならない。それには人手が必要だ。

「まずは人の住まない魔獣の巣となってる島に向かうことになるよ。ウィリアムさんが|飛空艇《ガレオン》を操って移動するから、それに同乗させてもらえるよ。もちろん自分の乗り物があるならそれで空を移動していこう!」
 ウィリアムはいかなる乗り物も巧みの操る。それはこの世界のガレオンも同じ。
「魔獣の巣となってる浮島の周辺は気候が不安定で嵐になってるんだ。それを突破しないと島に上陸できないよ。だからなんとかして激しい風雨や雷を避けながら抜けることになるよ」
 嵐は容易く乗り物を破壊しようとするだろう。それをどうにか突破せねばならない。

「嵐を抜けるとその中心は静かで、魔獣の巣となってる島が浮いてるから上陸しちゃうよ。そこには魔獣の『天魔幼獣エンジェル』の群れが棲息してるから、これをいっぱいやっつけて天使核をゲットしよう! ウィリアムさんもやる気みたいだから、誰が一番多く倒せるか競争したら盛り上がるかも!」
 一体一体が10mもある魔獣で生命力が高い。そんな存在に住み着かれれば島が無人になるのも納得できる。だが猟兵ならばそれを駆逐する勢いで狩ることも可能だろう。

「それと島には主がいるみたいで、60mにもなる『智天魔怪獣ケルビム』がいるよ。普段は空を飛んで狩りに出てるみたい。でも自分のテリトリーで騒ぎがあったら、戻ってきて侵入者を襲うんだ。ケルビムは「超音速の飛翔能力」を持ってて空から襲ってくるから、こっちも空を飛んで迎え撃とう!」
 ケルビムは高速飛翔能力を有している。まともに戦うにはその速度についていくか、対抗する手段が必要となる。
「大きいだけあって、天使核も大きくてエネルギーも多いだろうから、燃料に適してるはずだよ」
 強い程天使核のエネルギーも多くなる。襲ってきてくれるのなら好都合というものだ。

「帝都櫻大戰で助けてくれたウィリアムさんに感謝を返すためにも、たくさんの天使核を集めよう!」
 助けてくれたお返しをしようと、ラフィロワはガレオンを操るウィリアムの元へと猟兵を送り出した。


天木一
 こんにちは天木一です。
 ウィリアム・ローグと共闘し、天使核を集める為に魔獣狩りに出発です!

 第1章は魔獣の巣に近づく為に、空を飛び嵐を突破します。乗り物が壊れないように工夫していきます。

 第2章は島に上陸して、『天魔幼獣エンジェル』の群れとの戦闘となります。10mもある巨体です。

 第3章では『智天魔怪獣ケルビム』との空中戦となります。60mの巨体が超音速の飛翔により高速戦闘を行います。

 ​🔵が「299個」を超えると、ローグ・インターセプターに十分な燃料がチャージされます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
 それではウィリアムと共に魔獣を狩りまくりましょう!
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第1章 冒険 『嵐を越えていけ!』

POW   :    意地と根性と気合いで乗り越える

SPD   :    卓越した操舵/操縦技術で乗り越える

WIZ   :    経験に裏打ちされた知恵で乗り越える

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎

「これも『速度の先の出会い』なのかも知れぬな、尽力する」
通信ビットを1機付随させて連絡を取りながら『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して1分先の未来を見ながらファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し敵の攻撃をテレポートで空間飛翔して回避しながらローグにも情報を伝達して、リニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛け撃退させます。
埒が明かない様ならフルバーストとヘラ・エウピションでの全力総攻撃にて一気に殲滅して駆逐します。

「必要な支援と情報を求められれば可能な範囲で協力する」
状況と戦況を把握しながら千変万化の対応を。



●嵐を征く
「魔獣の巣があるという噂の空域はもうすぐだ……」
 ウィリアムが|飛空艇《ガレオン》を操縦し雲海の上を飛翔させる。すると前方にそこらの浮島よりも遥かに大きな雲の壁――巨大な雲の塊が空に浮かんでいた。
「勇士が言うには、嵐に呑み込まれ、その中に魔獣の巣食う島を発見したそうだ……恐らくあの雲の中に島が隠れているのだろう……準備はいいな?」
「いつでも構わない」
 同乗するティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)が頷くと、ウィリアムは雲の中へとガレオンを突っ込ませる。すると激しい風と雨、そして雷に襲われた!
 嵐はガレオンを木っ端微塵に粉砕しようと激しく荒ぶる。船体は傾きギシギシと軋む嫌な音が鳴り響く。

「これも『速度の先の出会い』なのかも知れぬな、尽力する」
 甲板に立ったティティスは通信ビットを1機ウィリアムに付随させて連絡を取れるようにすると、飛翔して嵐の中を飛び上がる。するとティティスも激しい突風が襲い掛かる。
「幽魔月精は機械身体、幽魔月精の機械魂魄」
 ユーベルコード『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動し、1分先の未来を見ながらファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し、落ちて来る雷をテレポートで躱し、吹き荒れる風雨をシールドで受け流し、吹き飛ばされないように対処していく。
「こちらからでは視界が悪い……そちらから針路を誘導してくれ……」
「右舷の積乱雲が厚い。回避を」
「了解した……」
 ウィリアムからの要請でティティスが通信を入れると、ウィリアムはガレオンを旋回させて落雷の激しいエリアを回避する。
 だが大小あれども嵐の中に完全に安全な場所など存在しない。その先にも雷が落ちそうになっていた。
「嵐を抜けるまで援護を続ける」
 先行するティティスが雷雲に向かってリニアロングボウとレーザービームを撃ち込み、雷を散らして道を切り開いた。
「感謝する……このまま嵐を突き進む」
 分厚い雲で視界が覆われ、嵐を抜けるにはどれほど進めばいいのかもわからない。それでも勇気を胸にガレオンは船首を嵐の中心に向けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
アルカディア・エフェクトの使い手がブルーアルカディアに居る…
考えると不思議な状況ですね
何かしらの繋がりがあるのでしょうか?

◆行動
折角の機会です
ウリアム・ローグ氏が駈るガレオンに同乗させて頂きましょうか
嘗ては敵として競い、先日は共闘を果たしましたが…
直接彼の運転技術を体感してみたくなりました

とは言え、只乗っているだけと言うのは申し訳ありませんので微力は尽くします
【限界突破】する程広範囲に【オーラ防御】を展開
ガレオンを覆う外殻と為して嵐に対抗しましょう

嵐が自然現象の一端である様に、其の逆の状態もまた自然現象と言えます
『涅槃寂静』にて「浄化」属性の「凪」を行使
嵐を鎮め、一時の憩いと為しましょう



「アルカディア・エフェクトの使い手がブルーアルカディアに居る……考えると不思議な状況ですね」
 ガレオンに同乗する霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は嵐の中でも船を巧みに操るウィリアムへと視線を向けて思案する。
「何かしらの繋がりがあるのでしょうか?」
 だがその考えを途切れさせるようにガレオンが突風を受けて大きく揺れた。普通ならそのまま転覆してしまいそうな横風、だがウィリアムは転舵しながら風に乗るようにしてやり過ごす。
「嘗ては敵として競い、先日は共闘を果たしましたが……直接彼の運転技術を此の目に出来るのは僥倖です」
 嵐の中でもウィリアムは落ち着いて、細かな操舵を続けてガレオンを手足のように操り嵐の衝撃を緩和していた。
「とは言え、只乗っているだけと言うのは申し訳ありませんので微力は尽くします」
 絶奈は手助けするべく、限界を超えてオーラを広げガレオンを覆う外殻と為して嵐に対抗する。
「これはバリアか……助かる」
 ウィリアムが風が緩和されたと嵐を突破するべく中央に向ける。だが嵐の中心に近づくほどに雷雨が激しくなった。雷が船を打ち据えてオーラの外殻に当たり、破りはせずとも振動が伝わる。
「これほどの嵐とはな……島の存在が噂だけに留まる訳だ……」
 確かめに向かおうともこの嵐を抜けねば到着できないなら、簡単に調べられるものではない。
「此の嵐を突破できるのは、神業的な腕の持ち主か、豪運に恵まれた者だけでしょう」
 ウィリアムの言葉に絶奈が頷き、そしてこちらには嵐を突破できる腕の持ち主がいると操舵を安心して任せる。

「拙いな……」
 雷が激しく鳴り響き、ガレオンの行く手を阻まんと大自然の驚異が襲い来る。流石に腕だけでは防ぎきれない状況になっていた。
「嵐が自然現象の一端である様に、其の逆の状態もまた自然現象と言えます」
 冷静に絶奈はユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、森羅万象に干渉して周辺を清浄なる凪を行使する。
「嵐を鎮め、一時の憩いと為しましょう」
 すると風雨が弱まり、雷も遠く離れた場所で輝いた。
「天候を操ったのか……今の内に少しでも前進する……」
 常に変動する天候を維持し続けるのは難しい、ならばこの機に船を進めようとウィリアムは速度を上げて疾走した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

日野・尚人
よ!ウィリアム!先日助けに来てもらったお返しに来たぜ!
あんたがアスリートアースに帰るには魔獣を狩って大量の天使核を集めなくちゃいけないんだろ?
そういう事なら任せとけ♪・・・っと、その前にあの嵐を抜けないとか。
俺も空を飛ぶ手段が無い訳じゃないけど、ここはウィリアムの|飛空艇《ガレオン》に乗せてもらうかな!

でもってお馴染みの・・・頼むぜダチ、この船を守ってくれ♪
UCで大空を覆うもの(の一部)を召喚して周辺一帯の大気を支配。
俺たちは勿論、飛空艇へのダメージも無効化するぞ。
これで魔獣の巣に着くまでは暇だし・・・
ウィリアム、アルカディア・エフェクトの使い方とか色々教えてくれよ♪
先日のアレ、凄かったしな♪



「よ! ウィリアム! 先日助けに来てもらったお返しに来たぜ!」
「君達がアルカディア・エフェクトの真の力を目覚めさせたのが勝因だが……その助力になったのなら幸いだ……」
 気さくに日野・尚人(あーちゃんの早朝襲撃に断固抵抗する会終身(?)会長・f01298)が挨拶をすると、ウィリアムは笑みを浮かべるように骸骨の歯をコツコツと鳴らした。
「あんたがアスリートアースに帰るには魔獣を狩って大量の天使核を集めなくちゃいけないんだろ? そういう事なら任せとけ♪……っと、その前にこの嵐を抜けないとか」
 魔獣の狩りを楽しみにしていると、ガレオンが大きく揺れて今まさに嵐の真っ只中だったことを思い出す。
「俺も空を飛ぶ手段が無い訳じゃないけど、ここはウィリアムの飛空艇ガレオンに乗せてもらうかな!」
 このまま同乗していこうと、雨が激しく叩きつける甲板に出て、五月蠅い程の音と光を照らす雷雲を見上げた。
「でもってお馴染みの……頼むぜダチ、この船を守ってくれ♪」
 ユーベルコード『|大気の支配者《ドミナートル・アトモォスフェッラ》』を発動し、大空を覆うものの一部を召喚して周辺一帯の大気を支配する。すると嵐が過ぎ去ったように雨が止み、雷の音も遠く離れ暴風はそよ風のようになって行く手が開けた。

「これなら安全に勧めそうだ……」
 ウィリアムはガレオンを真っ直ぐ飛ばし、嵐の中心地点を目指す……。
「これで魔獣の巣に着くまでは暇だし……」
 尚人は緊張を解いたウィリアムに話しかける。
「ウィリアム、アルカディア・エフェクトの使い方とか色々教えてくれよ♪ 先日のアレ、凄かったしな♪」
「アルカディア・エフェクトの真の力は私には引き出せない……その力を使い熟せるのは命ある者――真の後継者たる君達だけだ。それを理解するには君達が探求せねばならない……だが私にもわかることは教えよう……」
 嵐が収まり気楽な空の旅となったガレオンの上で、穏やかな風に吹かれながらアルカディア・エフェクトについてあれこれと話し合っていると、嵐の空域を抜けて分厚い雲を突き破り、その先に無人の浮島が姿を見せた――
「目的地が見えたようだ……」
「到着だな! ここからは狩りの時間だぜ!」
 ウィリアムはガレオンを接舷できる場所へと降下させ、尚人は自然豊かな森の狩場を見下ろして笑みを浮かべた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『天魔幼獣エンジェル』

POW   :    ディビジョン・エンジェル
自身の【体が破壊されても破片の一つ一つが分身体】になり、【細かく砕いてもその分増える。細分化される】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
SPD   :    インフィニット・レギオン
召喚したレベル×1体の【天魔幼獣エンジェル】に【すぐに寿命が尽きる人造天使核】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    フュージョン・ビースト
【天魔幼獣エンジェル同士で合体し巨大怪獣】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【状態であった時とは比べ物にならない攻撃】を放ち続ける。

イラスト:塚原脱兎

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●竜の巣
「どうやら、昔は人が住んでいたようだな……」
 ガレオンを停泊させたウィリアムは島を観察し、長い年月を経て森に覆われているが、人の住んでいた痕跡が遺跡となって残っているのに気付いた。
「この地は竜種の魔獣に支配されているようだ……」
 見れば全長10mもある『天魔幼獣エンジェル』が島のあちこちに繁殖して竜の巣となっているようだった。
「あのサイズの魔獣の天使核ならいい燃料となりそうだ……。ここからは競争といこう。誰が最も多く天使核を集められるか勝負だ……」
 レースを楽しむようにウィリアムはガレオンからガンシップを引っ張り出して乗り、魔獣狩りで競争をしようと猟兵に呼び掛けた。
「ではスタートだ……!」
 皆の準備が整うと、ウィリアムはガンシップを飛ばし魔獣狩りに向かう。それと同時に猟兵達も狩りへと出発した!
ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎

「なるほど…竜の天使核を討伐しつつ開封か、了解した。実行する」
『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して討伐用のファンネルビットと捕獲用ビットを創造して展開し、ローグと猟兵にも通信ファンネルを随従させて、自身もファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し敵の攻撃をテレポートで空間飛翔して回避しつつリニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛けます。
状況と現状を把握しなら支援と協力にも注視しながら群れで攻撃されたら透明化と視聴嗅覚を阻害して対処ながら駆逐して撃滅して行きます。

「人々の役に立つのだ、しっかり新たな役割を務めよ」



●竜狩り
「なるほど……竜の天使核を討伐しつつ開封か、了解した。実行する」
 戦いの趣旨を理解したティティスはガレオンから飛び出し、竜狩りへと向かう。
「ギャッギギャゥ!!」
「ギャァアアゥッッ!!!」
 見慣れぬ存在を見て『天魔幼獣エンジェル』の群れが獲物だと動き出す。
「向かってくるなら好都合――」
 ティティスは迎撃するべくユーベルコード『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して討伐用のファンネルビットと捕獲用ビットを創造して展開する。
 そしてウィリアムと仲間の猟兵にも通信ファンネルを随従させ、連絡を取れるようにすると、自身もファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開した。

「ギッ!!! ギャァアォ!!」
 天魔幼獣エンジェルが飛んで次々と襲い掛かってくる!
「アギャ!?」
 だがその突撃は空振りに終わった。突如としてティティスの姿が消えたのだ。
「まずは一匹」
 テレポートで空間飛翔して回避したティティスがリニアロングボウを撃ち込み、無防備な背中を撃ち抜いた!
「ギゲェッ!!!」
 悲鳴を上げて天魔幼獣エンジェルが落下する。
「ギギッ!!」
 天魔幼獣エンジェル達がティティスに気付いて飛び掛かる。だがまたテレポートで位置を変えると、リニアロングボウとレーザービームを撃ちまくって次々と敵を撃墜していった。
「ギャッギァアア!!」
 怒った天魔幼獣エンジェル達が瞬間移動を警戒し、包囲を厚くしてどこに飛ばれても攻撃できるように陣取る。
「包囲されたか、だが私を捉えられるかな」
 ならばとティティスは透明化と視聴嗅覚を阻害して、それでも近づく敵にはシールドビットとリフレクタービットで受け止め、反撃を叩き込んで撃墜していった。
「人々の役に立つのだ、しっかり新たな役割を務めよ」
 後で天使核を抜き取る作業が大変だと思いつつ、魔獣を片っ端から仕留めていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

日野・尚人
よーし、競争だな!
バトル・オブ・オリンピアでウィリアムに挑んだ時同様、やる以上は負ける気なんてないぜ♪

最初っから全力でUC≪F.B.R≫と≪C.B.T≫の同時発動だ!
強化された<気配感知>と<見切り>で竜や障害物を発見・回避しながら、マッハ12に迫る速度で疾走。
同じく強化された<早業>で光速の貫通弾を<乱れ撃ち>。
俺には<魔獣知識>も多少あるからな?
それに基づいた<おびき寄せ>や<罠使い>、<死角攻撃><急所突き>で効率良くバンバン仕留めるぞ♪
勿論<悪路走破>や<継戦能力>にも抜かりはなしだ!

しかし遺跡か・・・お宝でも眠ってないか後で<宝探し>をしてみるかなぁ?
あ、魔獣の<解体>も任せとけよ♪



「よーし、競争だな! バトル・オブ・オリンピアでウィリアムに挑んだ時同様、やる以上は負ける気なんてないぜ♪」
 尚人は今回も勝ってやると気合を入れてガレオンから飛び出す。
「最初っから全力だ!」
 ユーベルコード『|F.B.R《フラッシュ・バレットレイン》』と『|C.B.T《コンセントレーション・バレットタイム》』を同時発動し、強化された<気配感知>と<見切り>で竜や障害物を把握し、深黒のオーラを纏いマッハ12に迫る速度で疾走する――。

「ギャゥッォアア!!」
「ギャギャッッ!!!」
 天魔幼獣エンジェル達が飛び掛かるが、尚人の動きに追い付けない。
「止まって見えるぜ!」
 そこへ<早業>でハンドガンを向けて乱れ撃ち、光速の貫通弾が天魔幼獣エンジェルの巨体に次々と穴を開けて血を噴き出させた!
「俺には魔獣知識も多少あるからな?」
 知識を活かし、この竜の魔獣の習性を利用しようと、自らを囮にして動く。
「ギャゥギャゥウウ!!」
「ギャギギゥアアアアッ!!!」
 飛んで襲い掛かる敵をおびき寄せると、下を掻い潜るように走り抜けながら、装甲の薄い腹に弾丸をたっぷりと叩き込んでいった。
「グゲァッ!!」
 悲鳴を上げて天魔幼獣エンジェルが落下し、地響きを立てて倒れる。腹に空いた幾つもの穴から血が流れ池のように広がった。
「この調子で効率良くバンバン仕留めるぞ♪」
 留まることなく、風のように尚人は動き回り、閃光が放たれるたびに天魔幼獣エンジェルが息絶え巨体を横たえていく。
「ウィリアムの方は……」
 尚人がちらりと空の様子を窺うと、そこにはガンシップを巧みに駆って飛び回り、天魔幼獣エンジェルを背後から撃墜するウィリアムの姿が目に入った。
「向こうもノリノリだな! こっちも負けてられないぜ!」
 それを見て尚人も闘志を燃やし、より多く狩ろうと大地を縦横無尽に駆け抜けた。
「しかし遺跡か……お宝でも眠ってないか後で宝探しをしてみるかなぁ?」
 戦いながら視界に入る遺跡にも興味を抱く。
「あ、魔獣の<解体>も任せとけよ♪」
 強化された技能であれば巨体も簡単に解体できると、笑顔で狩りを楽しんだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手



「狩りですの。楽しそうですわね!」
 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の中の別人格「シルヴァーナ」が表に出て、巨大な竜の巣となっている浮島を見渡す。
「わたくしも狩りに参加しますわ!」
 そして嬉々として天魔幼獣エンジェルの群れへと駆け寄る。

「ギャゥッォアア!!」
「ギャギャッッ!!!」
 天魔幼獣エンジェルが迎え撃って飛び掛かる。
「大きいですわね。バラバラに切り刻んであげますわ!」
 シルヴァーナがユーベルコード『ジグザグスラッシュ』を発動し、優雅ステップですれ違いながら〈惨殺ナイフ『 Zanne di squalo』〉を振るって脚を切り裂き、そのまま胴へと刃を走らせた! 
「ギャ!?」
 すると傷跡が刻まれた脚が動かなくなり、勢いを殺せず倒れ込む。
「この小さなナイフでも、貴方をバラすのは簡単ですわ」
 そのまま何度も刃を走らせ、天魔幼獣エンジェルをバラバラに解体した。
「ギャゥアアッ!!」
 仲間をやられた天魔幼獣エンジェルが怒り、咆えながら突っ込んでくる。
「自分からやられに来てくれますの?」
 それを笑顔で迎え、シルヴァーナはナイフを閃かせその首を切断した――。
「ギャァ………」
 頭部がずれ落ち大量の血を噴き出して天魔幼獣エンジェルが動かなくなる。
「ギャアアアゥウウ!!!」
 しかし大量の天魔幼獣エンジェルが凶暴に次々と襲ってきた。
「熱烈な歓迎ですわね。しっかりとお相手させてもらいますわ!」
 そんな恐ろしい光景に笑みを深め、返り血に濡れたシルヴァーナは自ら前に出てナイフを振るった……。

成功 🔵​🔵​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
面白い趣向ですね
ウィリアム・ローグ氏は本当に競うのが好みなのですね
まあ、私も嫌いではありません
偶にはこんな戦いも悪くありません

◆行動
【Evolution】に搭乗し【空中浮遊】を活用

【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する浮遊機雷」を複数設置
高い飛翔速度を活かさんと飛べば罠の餌食になり易く…
其れを厭うて回避ルートを飛行すれば速度を活かせなくなる…
そんな二重の罠です

さて…
御自慢の速度が殺されれば後は鴨射ちです

『【1/0】』を使用
【集団戦術】を駆使した【範囲攻撃】で敵を殲滅

私も【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「面白い趣向ですね。ウィリアム・ローグ氏は本当に競うのが好みなのですね」
 空を疾走していくウィリアムの後ろ姿を見て絶奈は微笑む。
「まあ、私も嫌いではありません。偶にはこんな戦いも悪くありません」
 量産型キャバリア【Evolution】に搭乗し空中に浮かび上がると、浮遊機雷を設置していく。
「高い飛翔速度を活かさんと飛べば罠の餌食になり易く……其れを厭うて回避ルートを飛行すれば速度を活かせなくなる……そんな二重の罠です」
 そして己を囮にするように堂々と空中から地上を見下ろした。
「ギャギャァ!!」
「ギャッアアゥ!!」
 その姿を見た天魔幼獣エンジェルが咆えながら飛翔し突っ込んでくる! だがその進路に浮かんでいた機雷が爆発を起こして吹き飛ばされる。
「アギャ!!!?」
「ギャッギャアア!!」
 機雷を避けるように旋回すると、速度が落ちたところに機雷が反応し爆発した。

「ギャアアゥオオオオギッ!!」
 天魔幼獣エンジェルが叫ぶと集合して合体し、巨大化して加速し強引に罠を突破しようとする。だが爆発の衝撃を受けて軌道が逸れ、絶奈がオーラバリアを展開して受け流し、勢い余って地面に突っ込んでしまった。
「さて……御自慢の速度が殺されれば後は鴨射ちです」
 絶奈がユーベルコード『|【1/0】《インフィニティ》』を発動し、Evolutionを増殖させて部隊を構築する。そしてアサルトライフルを構えると一斉射撃で巨大天魔幼獣エンジェルを撃ち抜き、さらに機雷によって思うように飛べない天魔幼獣エンジェルを次々と撃墜していった。
「此の調子なら数を稼げそうですが……」
 絶奈が視線を逸らすと、そこにはガンシップを飛ばして速度で圧倒し、ドッグファイトで次々と敵を墜としているウィリアムの姿があった。
「ウィリアム・ローグ氏も相当なものです。負けてはいられませんね」
 絶奈は勝負だと部隊を操り、さらに多くの巨大天魔幼獣エンジェルを集団戦で撃ち落としていった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『智天魔怪獣ケルビム』

POW   :    選定極光ジャッジメントレイ
全身を【触れた存在を蒸発融解させる極光】で覆い、自身が敵から受けた【傷が発射口となり全身から極光を放つ。負傷】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
SPD   :    選別極光デスピアーレイ
【レベル分の1秒で口】から、戦場全体に「敵味方を識別する【極細にした防御を貫通する数百もの極光】」を放ち、ダメージと【と共に地形を切断、蒸発させる。また盲目】の状態異常を与える。
WIZ   :    憐憫極光ロストホープレイ
【全身に展開する半径100mの結界が外部】から【の攻撃を遮断する。挑戦者のみ侵入でき極光】を放ち、【選別する。結界外の対象を臆病者と憐れむ事】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:柴一子

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はビードット・ワイワイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●島の主
「こんなものか……」
 ウィリアムがガンシップの速度を落とし、辺りを見回すと巨竜の死体で大地が埋め尽くされていた。
 猟兵達はその身体から天使核を取り出し始めている。
「数は……皆同じくらいだが……あそこの死体が少し多そうか」
 それぞれの猟兵の場所で同じくらいの死体が転がっているが、絶奈の居る場所が少しだけ多そうだった。
「どうやら私の負けのようだ……愛機があれば……いや、言い訳はやめておこう」
 自分が一番少なかったとウィリアムは少しばかり悔しそうな雰囲気を醸しだしていた。

「では天使核を集め……む?」
 何やら気配を感じて空を見上げる。すると巨大な影が見えた。
「あれは……魔獣か!」
 それは先程相手をした10m級の竜を遥かに超える、60mにもなる『智天魔怪獣ケルビム』の姿だった。
「ギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
 留守中に侵入者に島を荒らされているのを見て、ケルビムが激昂して咆哮を上げ音を置き去りにして高速飛行する!
「あれがこの島の主か……あの大きさならば、天使核も相当なものだろう。だが私だけでは手に余る。協力して狩るとしよう……!」
 ウィリアムがティティスの用意していて通信を使って猟兵達に呼びかけ、ガンシップでは火力不足だと|飛空艇《ガレオン》に戻り発進させる――。
 怒れる巨大な魔獣へと猟兵と共に空の超高速戦に挑む!
ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎

「敵の主核か、盲目?センサー系にも影響を受ける可能性を考慮する」
『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して1分先の未来をを予期しながら対応してファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し1機精神世界より状況と現状を注視してリニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛け戦況への対応策で敵の攻撃に対してマルチ・リライズを照射して対策。
三女神の加護と粛清をにてUCを封印/弱体化で対処し好機を見出したらフルバーストとヘラ・エウピションでの全力総攻撃を仕掛けます。

記録し記憶して他の猟兵への助力と対策を委ねて見せて置きます。



●空の狩り
「ギュギュォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
 空を覆うように飛ぶ智天魔怪獣ケルビムが咆えながら口から極細の数百もの極光を放つ!
「敵の主格か、盲目? センサー系にも影響を受ける可能性を考慮する」
 空を舞うティティスはその光を解析してユーベルコード『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動し、部位をアストラル・エレメント・エネルギーに変異させ、動きを予測しながらファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し、ビットで降り注ぐ光線を受け止める。
「長くは持たないか」
 その間に1機精神世界より状況と現状をモニタリングして動きを読み、【ロングリニアボウ】と【アームドフォートレスダブルキャノン】を発砲して反撃を顔に浴びせ敵を怯ませる。
「ギュリリィ!!!!」
「好機だ、ここで一気に叩く」
 ビットで敵を囲み全ての武装を一斉に放つ! 全方位からの攻撃が叩き込まれケルビムの全身に穴が開いていった。
「私も仕掛けよう……!」
 そこへウィリアムが駆るガレオンも砲撃を行い、ケルビムの頭部で爆発を起こした。

「ギィウウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
 血を流し苛立つケルビムがさらに極細の光線を放つ!
「ダメージはあるようだが、怒らせたか」
「この距離では躱し切れない。一時離脱する……」
 ティティスが光線の隙間を抜け、ウィリアムはすぐさまガレオンを旋回させて回避行動を取り、それをフォローするようにティティスがシールドビットで受け止めた。
「ギィィィィィィィィィゥゥウウウウウ!!!!!」
 超音速がその巨体から想像も出来ぬ超音速で飛翔し、ティティスへと圧倒的質量で体当たりを叩き込む。
「スピードでは負けてはいない」
 しかしティティスは加速してその衝撃を受け流して反撃し、光線の飛び交う激しい空中戦を繰り広げ、得た情報を仲間達へと提供していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヘンリエッタ・ネクサス(サポート)
「状況:能動的脅威を検知/脅威度=グレードⅣ――任務遂行を最優先」
◆口調
・一人称はボク、二人称はあなた
・誰でも丁寧な口調。語彙は硬く、形式的
◆特技・性質
・全身を機械的に強化されており、常人以上の身体能力と反応速度を有する
・USBで充電可能
◆行動傾向
・とあるヴィランの組織の尖兵として造られた宿命に抗うべく、猟兵として活動しています
・体内に武器やセンサー等を格納しており、状況に応じて展開します
・強化頭脳は動作のムダを省きます
・私情や一般的道徳に囚われることなく、合理的な行動に徹します(中庸/中立)
・感情表現を学習途中なので無機質な印象を与えがちですが、実は人情を重んじ、真顔でジョークを言います



「超大型魔獣を確認。これより天使核確保の為に撃破する」
 ヘンリエッタ・ネクサス(棄てられた少女兵器・f35114)が天使核集めを手伝おうと、ウィリアムの操るガレオンに同乗し、空を飛翔する巨大魔獣ケルビムへの戦闘行動を開始する。
「こちらも空での戦闘を行う――|Versatile Swarm by Pocket Robots《 小型多用途飛翔機群体》、ヴェスパー、展開します」
 ユーベルコード『|V.S.P.R.《ヴェスパー》』を発動し、小型の戦闘用ドローンを召喚して空に浮かべる。それを動かして巨大な敵を包囲させた。
「一斉射撃開始。超大型魔獣を撃墜する」
 ドローンが搭載する機銃から一斉の銃弾を浴びせ、ケルビムの全身に弾丸を撃ち込んでいく。
「ギィオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
 血を流すケルビムが全身を光の結界で包み込み、外部からの攻撃を遮断する。
「攻撃が遮断される。このバリアの効果である可能性が高い。内部からの攻撃が有効と判断」
「魔獣に接近する……少々揺れるぞ……」
 結界内に入っているドローンの攻撃は継続されている。それならば内部に入り攻撃すればいいと、ヘンリエッタはドローンを接近させていき、ウィリアムもガレオンを突っ込ませて結界内に侵入し、砲撃でケルビムの肉体に損傷を与えた。
「ギィギィィイイゥオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
 銃弾を受け続け血を流すと、怒り狂ったようにケルビムが暴れ、高速飛翔して飛び回り近くのドローンを蹴散らしていった。
「追撃する」
「了解した……最大速度で追う……」
 ガレオンとドローンがその背中を追って追撃していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
相手にとって不足無し
共に愉しみましょう
この『逢瀬』を

◆行動
ウィリアム・ローグ氏と共闘

再び轡を並べての戦いですね
存分にこの狩りを堪能しましょう

【Evolution】に搭乗し【空中浮遊】を活用

移動しつつ【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】を放ち【二回攻撃】

更に【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する浮遊機雷」を複数設置
味方には反応しませんので、敵だけに牙を剥く縛鎖と為るでしょう

さて…
巨体を狩るならば相応の手段を講ずべきですね
『涅槃寂静』にて「死」属性の「落雷」を行使し【範囲攻撃】
ウィリアム・ローグ氏ならば避けてくれるでしょう

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「相手にとって不足無し」
 絶奈は小島でも飛んでいるような巨大な敵を見上げる。
「共に愉しみましょう。この『逢瀬』を」
 そして笑みを浮かべて搭乗する量産型キャバリア【Evolution】を空へと浮かび上がらせる。
「再び轡を並べての戦いですね。存分にこの狩りを堪能しましょう」
「ああ……大物が相手の狩りだ。協力して削るとしよう……」
 ケルビムは手負いとなってもまだ問題なく動き、大きさに応じて生命力も高い。タフな強敵を相手にウィリアムは楽しそうにガレオンを加速させる。
「ギィゥゥウウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
 ケルビムが自身を包む結界を展開し攻撃を遮断すると極光を放つ!
「結界外からの攻撃を阻むか……ならば内部に入り込むまで」
 ウィリアムは迷うことなく結界内に突入して砲撃する。
「内部から攻撃出来るのであれば問題ありません」
 絶奈も内部に機体を侵入させ、浮遊機雷を周囲に浮かべていく。
「味方には反応しませんので、敵だけに牙を剥く縛鎖と為るでしょう。そしてその巨体では避けようもありません」
「ギュリリィギィゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
 ケルビムの巨体が動くと浮遊機雷が反応して爆発を起こし、皮膚を破り肉を吹き飛ばす。それに合わせて反対側からウィリアムもさらに砲撃を叩き込む。
「ギィギィギィィイイイイアアアア!!!!」
 鬱陶しそうにケルビムが上を向き頭上のガレオンを狙う。だがそれをウィリアムは巧みな操縦で躱していく。

「さて……巨体を狩るならば相応の手段を講ずべきですね」
 その隙に絶奈がユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、黒き死の気配漂う雲を空に生みだし、閃光と共に雷を次々と落とす!
「ウィリアム・ローグ氏ならば避けてくれるでしょう」
 ウィリアムの腕を信頼し、絶奈は容赦なく苛烈な攻撃を叩き込む。
「ギィゥィギィオオオオオオオッッッ!!!!!」
 その巨体に空から特大の稲妻が突き刺さり、胸の皮膚が黒く焼けて砕かれ、火傷し電撃が体内に流れる。
「落雷か……危険だが、だからこそチャンスがある……!」
 ウィリアムはその中をガレオンで飛び、落雷を躱しながら雷で負った傷口に砲撃を叩き込み傷を広げた。
「ギィィギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
 悲鳴のように声を上げるケルビムが苦しみ、結界が解けて高速飛翔で雷雲から逃げ出した。
「普通ならば致命傷ですが、まだ動けるようです」
「もう一息か……回復する間を与えず落とす……」
「では追い詰めるとしましょう」
 絶奈は機雷を配置して敵の動きを制限し、ウィリアムは敵を追って追い詰めていった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

日野・尚人
あの図体にしちゃ速いな?
とはいえウィリアムを見た後じゃなぁ・・・って、比べたら失礼か。
それじゃ今度はみんなで協力して巨大魔獣狩りだ!

UC≪狂乱暴嵐領域≫の風の力で周囲の物質を巻き込みながら加速。
<ダッシュ>で一気に接近し、<部位破壊>の<急所突き>を食らえ!
魔獣の親玉の反撃はUCを氷の力に切り替えて対応。
周囲の時を凍てつかせ、俺たちに向けられた極光を減速し回避するぞ。

俺にもアルカディア・エフェクトが使い熟せればなぁ?
あの時の感覚を・・・んー、まあそんな簡単に出来る訳ないし<地道な努力>あるのみか。
それじゃ行くぜ!ウィリアム!
再びUCを風の力に切り替えてウィリアムと<連続コンボ>を決めてやるぜ!



「あの図体にしちゃ速いな?」
 尚人は空を自由に疾走する巨体を見上げる。
「とはいえウィリアムを見た後じゃなぁ……って、比べたら失礼か」
 最速のレーサーと比べれば、どんなものも遅く見える。レースで争ったからこそ余計にそう感じられた。
「それじゃ今度はみんなで協力して巨大魔獣狩りだ!」
 戦っている仲間に続いて尚人も参戦する。
「俺の「領域」なら追い付けるぜ!」
 ユーベルコード『|狂乱暴嵐領域《フリオースス・テンペスタース・レギオ》』を発動し、激しく渦巻く嵐を起こし、突風の力で辺りの岩や木々を巻き込み自身を加速させて空へと飛び上がる!
「ギィィウウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
 ケルビムが飛んで来る岩や木々を放つ極光で吹き飛ばす。しかしその隙に尚人が距離を詰めて仲間が付けた胸の傷口に銃弾を撃ち込み、ナイフを刺して傷を深く抉った!
「ギュリリィィイイイイ!!!!!!!!!!」
 苦悶の声を上げてケルビムが身を捻り尚人を吹き飛ばす。その胸の傷口から巨大な天使核の一部が覗いていた。
「あれは天使核か……あれを抉り取れれば勝てる……」
 ウィリアムは心臓部である天使核を見て、それを抉り出す為に胸部周辺へ砲撃を開始する。

「ギィィウアアアギアアォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
 激昂したケルビムが咆え、全身を光で覆うと傷口から極光を放つ!
「これに当たるのはヤバそうだぜ」
 対して尚人は嵐を氷の力に切り替え、風が止むと冷気が周囲を包み込む。すると空気だけでなく時まで凍てつかせ光が減速していく。それを尚人とウィリアムは容易く回避した。
「俺にもアルカディア・エフェクトが使い熟せればなぁ? あの時の感覚を……んー、まあそんな簡単に出来る訳ないし<地道な努力>あるのみか」
 尚人はあの時の感覚を思い出そうとするが、再現できずに眉を寄せて諦め、今はできることをしていこうと氷の力を再び風に戻す。
「それじゃ行くぜ! ウィリアム!」
「行こう……愛機でなかろうとスピードで負けはしない……!」
 風の力を借りて加速し、覗く天使核へと突っ込む。
「ギィギァォォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
 接近させまいとケルビムが飛んで距離を取ろうとする。
「こっちの方が速いぜ!」
 だがその背に追いついた尚人が銃弾を背中に叩き込む!
「突撃する……力を貸してくれ……!」
「わかった! こいつでぶっ飛べっ!」
 ウィリアムがガレオンを最大速度まで加速させ、そこへ尚人が追い風でさらに速度を押し上げる。そのまま突撃し背後から衝角を衝突させて背中を突き破る!!
「ギィギァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」
 苦しそうな悲鳴を上げてケルビムが反り返り、胸の傷口から天使核が飛び出そうとしていた。
「その天使核は貰っていくぜ!」
 そこへ尚人がナイフを一閃し、天使核を肉体から切り離す!
「ガ……ギャォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
 断末魔を響かせながら、力を失ったケルビムの巨体が雲海へと落下していった……。

「大物の天使核も手に入ったぜ!」
「これならば、かなりの燃料になりそうだ……君達の助力に感謝を……」
 狩りを終えた猟兵とウィリアムは、笑顔で大量の天使核を持ち帰った。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年11月06日


挿絵イラスト