(空賊)狩り暮らしのウィリアム・ローグ
●かなり無邪気になっているウィリアム氏(年齢不詳)
「かいぞ……空賊を襲おうと思う」
グリモア越しにF1レーサー姿の骸骨――ウィリアム・ローグは語る。背後には地平線の彼方まで広がる青空が時折雲の小島を浮かべては流してゆく。
「と言うのも……どうやらこの辺りに居た魔獣を空賊たちが片っ端から狩ってしまったのだ」
本来であれば魔獣の持つ天使核を、彼の愛車【ローグ・インターセプター】の燃料として使用する予定であった。
だがしかし、現地人が言うにはもう一匹たりとも、子供すらも残されていないとの事。実際、彼らの漁船と同行した際、魔獣による襲撃は一切なかったとも告げられている。
となれば他に出来る事は一つしかない。
「――なのでこれから空賊を襲う。気は乗らないが、略奪を試みるぞ」
かなり明るい雰囲気で言い切った。言葉遣いには『やれやれ。楽しそーだけど興味ないもんね』って雰囲気を醸し出しているが、どう見てもめっちゃ楽しみにしている。かなりはしゃぎたい子供みたいにソワソワしてる。
更に指摘すればヘルムの上に海賊帽子を乗せている。眼窩がかなりキラキラしている――ように見えなくもない。
もしも彼がサーベルでも握ろうものなら、ノリノリで海賊映画の真似でもしてしまうかもしれない。
「サーベルがあると良いのだが……あるだろうか。あると良いな……」
否、彼はする。するつもりでいた。何故なら、今彼の原動力は生命力とか意志の力でもなく、ただ純粋な子供心と憧れをトコトン楽しみたい無邪気さだからだ。
●海賊ごっこ
「良いですねえ、だから気に入ったんです!」
羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)はどこかで聞いたような切り返しで答えた。
「おっと失礼……今回やるのは空賊の襲撃です。ウィリアムさんがどうやらその……ノリノリで舵を握っているみたいなんですよ」
遠足が楽しみだとはしゃいでいる子供に手を焼いている保護者みたいな表情を浮かべていた。もしかするとはしゃぐ子供はそんなに得意ではない無いのか、あるいは無邪気さに対して耐性がないのか。
「まあ、ウィリアムさんはごっこ遊びのついでに燃料集めをしたいようなので……付き合ってあげましょうよ」
顔にはこう書かれている。子供はどうも苦手で苦手だからよろしく頼むよ、と。
「それじゃあよろしくお願いしますねえ!」
カリブ海の海賊めいた雰囲気の音楽を流しながら、グリモアは太陽めいて煌めいた!
サバ缶煮込み丼
大人でも、子供の頃みたいに大はしゃぎをしたくなる時があるのですよ。子供心を取り戻そうと考えたサバ缶煮込み丼です。対戦よろしくお願いします。
構成は以下の通り。
第1章:⛺『恐るべき空賊団』
恐るべき子供心と無邪気さを取り戻してしまったウィリアム・ローグは略奪を行う空賊連合から天使核を略奪してやろうと考えているようです。
ちなみに船をここで強奪するつもりらしいので、一隻は残しておきましょう。
第2章:👾『空賊エルフ』
襲撃した空賊連合の下っ端船団です。無邪気なウィリアムは彼女らからも天使核やらなんやらを奪うつもりなので、出来る限り船を沈めない方向でお願いいたします。
第3章:👿『女空賊船長』
空賊連合の全軍を率いてやって来た船長です。連合を|無礼《なめ》た行為をしやがったバカを殺すつもりの彼女からも天使核を強奪する気なので、無邪気なウィリアムと共にこれを撃退しましょう!
もしかすると幕間で情報を追加する可能性がありますので、ご了承ください。
マスターからは以上です。何卒宜しくお願い致します。
第1章 冒険
『恐るべき空賊団』
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POW : これ以上の勢力拡大を防ぐため、一刻でも早く正面から空賊団に立ち向かう。
SPD : 有利な状況で戦えるように、敵の出方をうかがう。
WIZ : 自分たちの不利を覆すため、まず奴隷を解放する方法を考える。
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎
「ウィリアム・ローグ…自立飛翔できないのは難点だな…助力しよう」
『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動してファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し1分先の未来を見ながら敵艦に接舷して「艦を譲るのなら避難を援助する、拒むのならば相応の対応をする」と警告をしてからウィリアム・ローグに「どの艦を望む?」と確認をして敵対応行動には相応の反撃をして避難や救助は忘れずに行ないつつ、リニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛け敵の攻撃はテレポートで空間飛翔して回避しつつ透明化と視聴嗅覚を阻害で対抗して各個撃破(撃沈はしない)します。
車無きウィリアム・ローグは空を飛べない。空を飛べねば船の強奪どころか、侵入すらも行えない。撃墜など論外である。
「さて、どうしたものか……」
彼は思案していた。船がなければ海賊(世界的には空賊が適当である)とは言えない。船がないのに賊を名乗るだなど滑稽話にも成りはしないだろう。
そんな途方に暮れた時、猟兵の助け舟がやって来た。
「ウィリアム・ローグ……自立飛翔できないのは難点だな…助力しよう」
応援としてやって来たのはティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)。
「おぉ、ありがたい!」
若干浮足立っているウィリアムとは対照的に、冷静なティティスは一つ質問を投げかけた。
「ところで、どの艦を望む?」
「そうだな……あの|飛空艇《ガレオン》が好まし……どこ行った?」
骸骨が|飛空艇《ガレオン》を指差した頃にはもう彼女の姿は消えていた。
「艦を譲るのなら避難を援助する。しかし、拒むのならば相応の対応をする」
【アストラル・エレメント・トランスフォーメーション】を発動させたティティスは空賊団相手に|交渉《脅迫》していた。
『オメ~ッ、どんな神経してんだァ!?』
そりゃそうだ。いきなり横暴な提案に対し、ハイ喜んでと答える奴は居ない!
船に備えてあった魔導砲で弾幕を張った! 更にミサイルやら魔力弾も放たれる!
しかし一瞬閃光が走った途端、弾幕は全て空中で爆ぜた。
『アッ、アイツ……なんだアイツ!?』
空賊は高速飛行する飛翔体を認知した。それは何やらイワシの様に徒党を組みながら、こちらへ飛んでくる!
『お……落とせ落とせ!』
彼らは手持ちの武器でそれらを撃ち落とそうと努力した。しかし、無情にも光の膜を張って攻撃を防ぎつつ、レーザーで空賊どもを貫いてゆく!
『セイルフローターと動力甲冑で接近して何とかしろ!』
『もうやってますってば!! でもアイツ、なんかワープかなんかで俺らよりも早いんですよォ!?』
空中戦が可能な装備やら一人乗りの飛空艇の残骸が浮島にポツポツ残されていた。どうやら接近するよりも早く、ロングリニアボウで撃ち抜かれてしまったらしい。
『こうなったら……あのバケモノにバレねえよう姉御たちに信号送れ……要求を飲まねえと姉御たちよりも先に落とされちまう……!』
空賊たちはどうやら自分の身を弁えたらしい。ベットシーツの白旗を振って投降の意志を見せて来た。
大成功
🔵🔵🔵
シモーヌ・イルネージュ
空賊から強奪なんてサイコーだな!
アタシも加えてくれよ。
目的が燃料集めとは聞いたけど、空賊をぶん殴れるんだから乗らない手はない。
そもそもが空賊が魔獣を狩り過ぎたのが悪いんだ。
魔獣保護のためにも空賊を減らしておかないとな。
空賊の船はたくさんあるみたいだから暴れ放題だ。
UC【聖衣着装】を発動。黒炎のブーツを装着して、空を駆ける機動力を確保。
これで船に次々に飛び乗って、空賊たちを倒していこう。
黒槍『新月極光』と【怪力】で船も潰していこう。
ウィリアムとは初対面だけど、ノリは合いそうだな。
「空賊から強奪なんてサイコーだな!」
「そうだろう、そうだろう!」
ウィリアム・ローグとシモーヌ・イルネージュ(月影の戦士・f38176)の両名はなんだか意気投合しているようだ。
目的が燃料集めとは聞いていたが、殴る相手が空賊であれば遠慮も思慮も要りはしない。
「アタシも加えてくれよ」
「なんと! むしろこちらから願い出たかった程だ!」
なんと返事は即答。考える素振りすらなく、二つ返事である。
さて、そもそもの原因は空賊による無計画な魔獣の乱獲。そんな事が行われたもんだから、周辺空域は干上がりかけている訳である。
「魔獣保護のためにも空賊を減らしておかないとな」
環境保護と自然環境の保全の為、シモーヌは件の空賊の間引きを行う事とした。
見張り台に立つ空賊が突然叫んだ。
『なんか美人が空飛んでこっち来ます!』
船長はすぐさま報告にキレ気味に答える。
『猟兵だよバカ! 何が何でも近づけるな!』
空賊は必死に弾幕を張った! これならしばらく来れないだろう。そう思った矢先にソイツが現れた。
ソイツは|聖衣着装《ローブデコルテ》で黒炎のブーツを装着する事で、飛行してきたシモーヌだ! 空賊の放った弾幕を黒槍が薙ぎ払ってゆく!
『バケモノか!?』
しかし空賊の足よりも振り下ろす黒槍が船を叩き割るのが早かった! 足場を失った哀れな彼らは豚の様な悲鳴を上げ、澄み渡って広がる大空へと落ちてゆく。
『ゲエ! こっち見てるぞ!』
シモーヌの眼は新たな|空賊船《犠牲者》を捉えていた。そして手に構えていた黒槍を構え、更に接近してゆく!
大成功
🔵🔵🔵
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
何も知らされていない音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は現在、空賊船のど真ん中、それも大船団の中に事もあろうに転移させられていた。
「ど、どうして……」
これも己の不幸が為す事か。内心で嘆きながらも、いつもの決め台詞を放つ。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん、ただいま参上」
空賊たちは困惑気味に見つめている。なんだコイツは何なのだ。これはなんだ如何すれば良いのだ? そんな空気が漂っていた……が、まあ、敵だろうし攻撃態勢に移る。銃を構え引き金を引い――た途端、銃が爆ぜた! 暴発だ! 銃にはネガティブオーラが纏わりついている。如何にも不吉で悲しみしか生み出さなさそうなオーラである!
『オイオイオイ! なんかエンジン浮力が落ちてんぞ!?』
更に飛行船がどういう訳か、エンジンが破損してしまった! おかげで船が右へ左へと傾いてゆく!
「♬まだ死ぬには早いわ~!世界に想いを遺して~!!」
もはや大惨事が巻き起こっている中、鬱詐偽は|鬱歌『Necroem』《ネガソン・マダシヌニハハヤイワ》を歌っていた。鬱詐偽ファンと化した空賊どもを操って何が何でも墜落を避けるつもりである!
しかしおかげで揺り篭の様に揺れていた船は何とか立て直した。
『アッ、アネゴォ……前方に……岩……』
「えっ」
だが、唐突に現れた大岩が飛行船に正面衝突! 船は黒煙を上げて近場の島へと落ちてゆく。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『空賊エルフ』
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POW : ペネトレイトショット
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【貫通】属性の【魔術装填弾】を、レベル×5mの直線上に放つ。
SPD : アサシネイトバレット
【敵の視覚を惑わす魔法の木の葉纏った歩法】で敵の間合いに踏み込み、【呪・影・闇・魔の弾丸】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : ダブルトリガー
【天使核マスケットと天使核リボルバー】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
イラスト:にこなす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「よしよし……これは良いぞ、気に入った! 特に海賊旗がよろしい!」
自前の船を手に入れて、ウィリアム・ローグはかなりハイテンションになっていた。それこそ、海賊旗を自作するぐらいに。
「おっと……猟兵諸君! 船長……船長か……良い響きだ! 船長からの連絡だ。空賊どもが追って来たぞ!」
ガンシップやら武装したセイルフローターが編隊を組みながらウィリアムの船に接近してきている。
乗組員は空賊エルフたちだ! 船には火炎壺やら手投げ弾が詰まれている。
「奴ら、乗り込むつもりか……奴らを船に乗り込ませるな! 下手すると足を潰されかねん!」
と言いつつ、ウィリアムは舵輪を握り、右を左を見張っている。万が一接近されたら、体当たりで船を潰すつもりらしい。まるで映画みたいだな、と船長はボヤキながらも急接近する船がないかを警戒していた。
ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎
「『空賊エルフ』か… アサシネイトバレット以外なら対処は容易なのにな、詮方あるまいな」
『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して1分先の未来を見ながらファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し敵の攻撃をテレポートで空間飛翔して回避しつつ避けれぬ【呪・影・闇・魔の弾丸】を個別のファンネルで対処して数機のファンネルビットが死亡するが雲散霧消の消滅では無いので気にせず、リニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛け透明化と視聴嗅覚を阻害して対処しながら更なる好機を導いて確実なる勝利を得ます。
「殲滅や壊滅が目的では無い、降伏を」
「空賊エルフか……アサシネイトバレット以外なら対処は容易なのにな、詮方あるまいな」
ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)は独り言を呟いた。だが、仮に彼女にその気がなかろうと傍からすればこの呟きは挑発としか聞きようがない!
『生意気ゆーなぁあああ!!』
聞こえてしまった独り言に怒り狂ったエルフたちが速度を上げ、速度を上げて接近してくる!
ティティスは【アストラル・エレメント・トランスフォーメーション】を起動し、攻撃に備えた。
怒り狂ったエルフたちは木の葉を纏わせ、次々と船へと上がり込んだ! 運転手を失った飛行艇は次々と的外れな場所へと突っ込んでゆく!
『私たちを馬鹿にしたの、君だよねェ!』
怒り狂った彼女たちはティティスを囲みながら、禍々しい気配の弾丸をぶっ放し……先程までいたティティスは居ない! テレポートで逃げたのだ。
『じゃあ、偏差撃ちで何とかしようよォ!』
相手がどこまでも逃げるならば、トコトン撃ちまくるのみ。足りない頭で出した結論でやたらめったらに弾丸をばら撒いた!
だが、意外と功を為しているようで、ファンネルビットが数機ほど甲板に落ちてゆく。
しかし与えた被害はそれで打ち止めだった。ニアロングボウとレーザービームがエルフの十八番である隠密おwぶち壊し、猟兵有利な状況になってゆく。
「殲滅や壊滅が目的では無い、降伏を」
エルフたちは抵抗を続けていたが、遂に心が折れたようで。
『くすん……私たちは……銃が無ければ雑魚同然……』
プライドがへし折られた彼女らは戦意喪失していた。
大成功
🔵🔵🔵
網野・艶之進(サポート)
「正直、戦いたくはないでござるが……」
◆口調
・一人称は拙者、二人称はおぬし、語尾はござる
・古風なサムライ口調
◆性質・特技
・勤勉にして率直、純粋にして直情
・どこでも寝られる
◆行動傾向
・規律と道徳を重んじ、他人を思いやる行動をとります(秩序/善)
・學徒兵として帝都防衛の技術を磨くべく、異世界を渡り武芸修行をしています
・自らの生命力を刃に換えて邪心を斬りおとす|御刀魂《ミトコン》の遣い手で、艶之進としては敵の魂が浄化されることを強く望み、ためらうことなく技を用います
・慈悲深すぎるゆえ、敵を殺めることに葛藤を抱いています……が、「すでに死んでいるもの」や「元より生きていないもの」は容赦なく斬り捨てます
「正直、戦いたくはないでござるが……」
だが、向かって来るからにはやらねばならぬ。網野・艶之進(斬心・f35120)は刀を構えた。
『よォし! 乗り込め―ッ!』
相手は船に乗り込んで来た空賊エルフだ! 乗り込んだ途端に魔法の木の葉を纏い、網野の視界を惑わしながら、彼女たちは弾丸を放つ!
だが、彼は落ち着きながら刀を構えた。
「桜とは、散ることと見つけたり、――でござる」
その時、網野の内側から御しがたき霊気が噴き出した! ユーベルコード【|禁手《此花散外》《キンジテ・コノハナチルアウト》】である!
そして気配の元へ斬撃による衝撃波を放った! エルフたちの銃弾は衝撃波により吹き飛ばされて、次々と見当違いの方向へと飛んで行く!
『アーッ!? 私らの攻撃役に立たないじゃんかァ!?』
悲痛な叫びと共にエルフたちが吹き飛ばされた! 船の手すりや甲板に叩き付けられ、空賊たちは気絶してゆく。
最終的に抵抗可能な空賊は居なくなった。
成功
🔵🔵🔴
シモーヌ・イルネージュ
船がうじゃうじゃやって来たぞ。
これぞ空賊って感じだな。
でも、このままだとさすがにこちらが沈められそうだな。
数で押し込まれると面倒だし。
船がこちらに寄ってこないようにしないとね。
まずはUC【烈風打破】を発動して、相手の攻撃を跳ね返していこう。
ただ、このUCは正面しか効果ないから、船長のウィリアムに舵を任せて、うまく敵に正面を向くように操ってもらおうか。
相手の攻撃が止んだら、反撃開始だ。
槍の勢いのままに、風圧を空賊船に叩きつけて、エルフごと撃沈を狙おう。
「船がうじゃうじゃやって来たぞ。これぞ空賊って感じだな」
シモーヌ・イルネージュ(月影の戦士・f38176)は空賊船団を眺めながら、一つ感想を呟いた。まるでイワシの群れめいて彼女たちはウィリアム・ローグの船へと接近してくる。
一隻のガレオンと大多数の小舟であれば有利なのは数が多い方である。多勢に無勢になってしまえば間違いなく沈められてしまうだろう。
「それじゃ、船がこちらに寄ってこないようにしないとね」
シモーヌはそう呟くと同時に|烈風打破《グランド・ピルエット》で次々と放たれる弾丸を弾いた。だが、これでは防戦一方。徐々に不利になるのがオチである! 更に言えば四方八方からの攻撃は|烈風打破《グランド・ピルエット》で防げない!
「なぁ、船長!」
「何か用か!」
ならばと、船長であるウィリアム・ローグに一つ頼む。
「アンタ、奴らを正面に誘導出来ないか!」
提案を投げた途端に返事は来た。
「しっかり掴まれ! |回す《・・》ぞッ!」
そう言った途端、彼は飛行船右側の錨を降ろした。すると、船はそのままドリフトめいた軌道で動いた! 更にバランスを取る為に必死に舵輪を回している! 彼が行ったのは船舶ドリフトの真似事か!
だが、船舶ドリフトに巻き込まれた小型船はバランスを崩し、どこまでも続く雲海へと落ちてゆく!
『なんだあの船!?』
生き残ったエルフたちは船足を止めた。いきなりドリフトする様な船に一体誰が寄りたがるか!
だが、最も致命的な行動を空賊エルフ達は行っていた。その一つは戦場で意識を持って行かれる事。
「ブチかませ!」
「風とともに舞い、すべての力を吹き飛ばす盾と成り――刃と化せ!」
そしてもう一つは動きを止めてしまう事!
鉄壁の防御であった回転の力をそのまま攻撃へと移し――槍のなぎ払いと風圧が空賊船団を襲う!
『うわっ、バランスが……!』
空気の激しい揺さぶりを食らった小型船はコントロールを失い、味方同士で激突し大爆発! まるでマインスイーパーめいた連鎖反応で爆発四散してゆく!
「流石だな。はやり戦闘に置いては右に出るものなしか! 船長として鼻が高いな!」
ウィリアムは船が傾いている中、船員の活躍に上機嫌な大笑いをしている。どこか誇らしげに彼は胸を張っていた。
だが、一体どうやって傾きを直すべきか。ふと冷静になった船長は思案する。
「私がやっておいてなんだが……この状態をどうにかせねばな」
少しやり過ぎたか。船長は小さく呟き、恥じらう様に目線を逸らした。
大成功
🔵🔵🔵
印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしい境遇なので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、慎重な面がありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキって墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいい
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器
・キャバリア・劫禍との関係はUCの秘密設定あたりで察してください
UCは活性化した物をどれでも使用し、例え依頼のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「嘘でしょ……」
印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)は迫り来る船団に若干腰が引けていた。脳内ではあっ、コレ映画とかで一度見たことあるぞ何だったっけな、そうだ世紀末モノだったなあと現実逃避を行っている。
ショックのあまり、眼前の船団に現実感を感じられないのだ!
しかし彼女の指は山札から一枚カードを引いていた。無意識なのだろうか、それとも身を守ろうとした本能からか。
『喰らえーっ!』
エルフたちは容赦のない銃撃を浴びせた! 呆然としているラビニアに銃弾が迫り――突然割り込んだ影によって防がれる!
その影は大きな板めいたモノを持っている。よく見ればそれは乙女の様な姿をしており――ラビニアはふと気が付いた。
「……盾の戦乙女・ランドガルダ?」
彼女は手元を見遣る。いつの間にやら彼女は召喚していたのだ。更に言えば小舟も戦乙女が撃墜している。
ラビニアの頭脳に電光走る! 具体的には何かこう、自信めいたモノだ。
(あれ……もしかすると案外行けそうじゃね?)
さっそく彼女は手札から色々出して攻撃を行う!
「行くよ! |戦乙女の行進《ヴァルキリーズ・パレード》!」
『ウワーッ! サモナーはずるいよォ!!』
空賊エルフたちはハエ叩きで叩き潰されるコバエめいて落ちてゆく!
「……ッシャア! やっぱり僕ってば最強だね! いやぁ、最高!」
おっと、調子に乗って来たか。
成功
🔵🔵🔴
スリサズ・シグルズ(サポート)
『主基幹機構、戦闘機関起動します』
ウォーマシンの戦場傭兵×鎧装騎兵、21歳の男です。
普段の口調は「普通(私、~殿、言い捨て)」、覚醒時は「秘匿システム権限人格(私、貴様、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「主基幹機構、戦闘機関起動します」
スリサズ・シグルズ(シグルズシリーズ・f11317)は戦闘態勢へ移り、標的である空賊たちへカメラを向けた。
『ねえ、なんか怖いのがいるよ?!』
運転エルフは何やら怖がっているようだ。だが、戦闘員エルフはペネトレイトショットの詠唱で忙しない。恐怖する暇すらないらしい。
スリザスが動いた! 突然武装を展開し、フルバースト・マキシマムを放った!
『うわっ、なんだ急に――!?』
圧倒的火力によるキルゾーンが唐突に展開されてしまい、エルフたちは止まれず突っ込んでしまう!
『揺らさないで……?!』
詠唱を行っている最中は攻撃など避けようがない! 彼女らを乗せた船は呆気なく空の藻屑と化してゆく!
「容赦がないな……」
ウィリアム・ローグは若干引いていた。流石にそこまでされる謂れがあるのだろうかと言いたげに。
しかし彼はすぐに考えを改める。空賊なのだから、理不尽に死ぬのは織り込んでるんだと勝手に納得した。
「ともあれ、追手はすぐに来ない……と思いたいな」
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『女空賊船長』
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POW : 空の藻屑に消えちまいな!
【砲撃開始の号令】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【獲物を誘導するガンシップ搭乗の空賊達】で囲まれた内部に【空賊飛空艇からの一斉砲撃】を落とし、極大ダメージを与える。
SPD : 人だろうが物だろうが根こそぎ略奪の時間だよ!
【略奪に飢える配下の空賊達】を解放し、戦場の敵全員の【略奪出来るものすべて】を奪って不幸を与え、自身に「奪った総量に応じた幸運」を付与する。
WIZ : お前もアタシの虜になりな!
【隠された右目を晒して】から【誘惑の魔力が籠った投げキッス】を放ち、【魅了の状態異常にすること】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:果島ライチ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「加賀・依」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「よしよし、空賊もしばらく……いや、噂をするもんじゃあなかったか!」
ウィリアム・ローグは手持ちの天使核を確認している。燃料が残るのかを勘定しているようだ。
『あの奴らを藻屑にしてやりな!』
怒り狂った女空賊船長は船団を引き連れて、こちらへと迫って来ている。どうやら相当好き勝手されたのにお冠な様子。
『徹底的にやってやらなきゃ気が済まないね……あるもん全部咬ましてやりな!』
空賊団は砲弾やら突撃船を構えた。
ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎
「盗むのは良、盗まれるのは不可…まるで幼児だな…」
やれやれと溜息を着いて『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動してファンネルビット/シールドビット/リフレクタービット創造して展開し1分先の未来を見ながら盗まれそうな貴重品に偽装させたファンネルを散らばせながら、敵の攻撃をテレポートで空間飛翔して回避しながらリニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛け状況と戦況を見極めつつ必要なら透明化と視聴嗅覚を阻害して対処を実行します。
160機で包囲して有象無象を蹴散らす様に各個撃破を実施してフルバーストとヘラ・エウピションでの全力総攻撃をもって殲滅させます。
「自分が盗むのは良、自分から盗まれるのは不可……まるで幼児だな……」
ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)は呆れた様に溜息をつく。他人から奪うのは嬉々として行うのに、自分が奪われると烈火の如く怒り狂う。実に質の悪い輩であろうか!
空賊船長はその台詞を聞き取ったのか、キレ気味にこう叫んだ。
『他人の物だろうが何だろうが知った事かッ! 根こそぎ奪えばアタシんだよ!』
駄々をこねるガキめいた自分本位な理屈を唱えている。美しいのは外面だけで、腹の底には畜生以下のケダモノが住み着いているに違いない!
更に有言実行と言わんばかりに配下の空賊達をけしかけた!
『ヒャッハー! 殺して奪うぜーッ!』
ウィリアム船へと乗り込んだ空賊たちは後片付けをしない子供みたいに好き勝手に荒らしていた。樽とかガラスとかの破片が辺りに飛び散ってゆく。
「あとでこの借りは返してやるぞ……!」
ウィリアム・ローグは歯ぎしりしつつ拳を握り締めた。あとで復讐してやるつもりらしい。だが今は猟兵に任せておこう。
『おい、お宝だぜこりゃあ!』
空賊は如何にも貴重品らしき物体を発見した。それはなんだか滑らかで美しいフォルムをしている。
『おぉ、確かに先端が綺麗に光ってんな! こりゃあ宝石――!』
先っぽを覗き込んだマヌケの頭を閃光が貫いた! 突然仲間が倒れたものだから、空賊たちは慌てふためいている。
『なんだこりゃ?!』
驚いた空賊は弾みでお宝を宙に放り投げ――なんとお宝が宙に浮かんだ! 正体は宝に偽装したファンネルビットである!
更にロングリニアボウを構えたティティスが不意打ちの一撃を放つ!
『ぐえッ!?』
いきなりの攻撃に彼らは対応できていない! 更に武器を構えたとしても、その時にはもうティティスは居ない!
『お……オイオイ! そりゃあねえよッ!?』
更に辺りを取り囲むは160機ものビットたち。
「選べ。降伏か殲滅か」
少々威圧的に彼女は降伏宣告を行った。抵抗するなら分かるだろう? と多少の脅しを込めながら。
空賊たちは大人しく武器を降ろし、両腕を上げた。ついでに服も脱ぎ始めた。武器を持っていない事をアピールしたいのだろう。
「貴様らは甲板掃除係だ……! 良いか、戦闘中だろうが掃除しろッ! 分かったか蛆虫共ッ!」
ウィリアム・ローグは怨霊めいた目付きで、威圧的な台詞を叫んだ。鬼軍曹の一喝で空賊どもは縮こまってしまう。
『ひえええ……!』
「返事しろ、蛆虫共!」
『さ、サーイエッサー!』
仮に誰かが情けなく泣き喚いても誰も咎めないだろう。何しろ彼らは今現在進行形で命の危機にあるのだから。
『あのバカ共……!』
一方、空賊船長は忌々し気に舌打ちしていた。敵船に意気揚々と乗り込んでおいて、逆に良い様に弄ばれた挙句に全滅とあれば目も当てられない程の大失態だろう。
『あのバカ共はもう死んでもいい……! 野郎ども、砲を構えな!』
ついに彼女はなりふり構わない姿勢に変わった。顔に泥をべっとりと塗られたので、部下の手前でもう略奪だなどと言えないのだろう。
同じ獲物で何度もしくじる賊はトーシロとかヘボの間抜けと嘲笑われるのだから!
大成功
🔵🔵🔵
不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」「リア充は死ね」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにないオブリビオンに対しては最初はやる気なさそうにしますが、状況を前進させる意思は一応あるので無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。一度敵とみなせば以降はもう容赦はしません。
オブリビオンに対しては基本的には『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。状況に応じて『リア充ころし(爆破)』や『リア充爆破スイッチ』等を併用して物理的にリア充爆発しろを実現させようとします。
見た目がやられ役なので逆襲くらう展開も可能です。
「リア充……リア充?」
不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)は若干困惑していた。アレはリア充と呼んでいいものか。もしかするとリア充と言うより女王様ではなかろうか。つまり勝ち組だ。勝ち組という事はつまり……!
「リア充だ! 殺すぞッ!」
不破のリア充判定センサーに引っ掛かったらしい。彼は空賊どもを焼く為にエルフたちの乗っていた小型船へ乗り込んだ!
『来たね……空の藻屑にしてやんな!』
砲撃開始の号令と共にガンシップに乗り込んだ空賊達が雲海から姿を現す! 四方を囲んで砲撃で落とす魂胆らしい!
しかし、不破は【リア充ころし】……もとい火炎放射器を構える。
「リア充は消毒だ~~!!」
そしてリア充への怒りを具現化した理不尽極まりない炎が放たれた!
『うわっ、コイツやりやがった! アッチィ!』
空賊飛空艇は次々と炎に包まれてゆく。こうなってしまえば砲撃もへったくれもない! パニックを起こした空賊たちは操縦を誤り、次々と船同士で衝突してゆく!
「リア充死すべし! 慈悲はない!」
空域周辺を火の海に変えた不破はすぐさま母船らしき船へと突っ込んでゆく。そして彼はまた新たに一つ、火だるまと化した船を作り出した。
成功
🔵🔵🔴
シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦
称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。
複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技(UC)を使って、敵を攻撃しようか。
敵からの攻撃は基本的に回避する。が、護衛対象がいるならかばうのも検討しよう。
……嗚呼、僕を傷付けたなら、代償は高くつくぞ!
「アレは全く醜い性格だな。実に見るに堪えん」
望遠鏡で彼女の様子を見つめつつ、シェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)は辛辣な評価を下した。女空賊船長はどうやらヒステリックに喚き散らしているようだ。
「まったくもってアレはいかんな。例え顔が良かろうと腹の底がアレではなあ……」
ウィリアム・ローグも辛辣に評価を下している。シェーラもそれに同意する様に頷く。
「まったくだ。アイツは所詮面だけなのだろう。それ以外の魅力はないと見た」
次々と辛辣な評価を下した男どもは同意する様に顔を見合わせ、互いに頷いた。
実はしれッとユーベルコード【|戯作再演・口は舌禍の門《コピーキャット・メイクアングリー》】を発動していたのだが、それはシェーラのみが知る事だ。
『お前もアタシの虜になりな!』
しかし彼らは特にその魅力に引っ掛かる事はない。何故ならもうすでに彼女を激しく蔑んでいるのだ。
「断る」
なので容赦なく、精霊銃をぶっ放した。
『ッチィ! アタシの魅力が通じないってのは節穴かい!?』
確かに魅力的なのは事実だ。だが、見た目だけなのだ。
男どもは浅ましい彼女ら空賊に対し痛烈な批判と共に反撃に出た!
成功
🔵🔵🔴
シモーヌ・イルネージュ
おやおや、空賊の頭がめちゃ怒ってるみたいだね。
いいんじゃないか。
これで奴らを倒してしまえば、さすがにおとなしくなるだろう。
あと一息ってところだ。
こてんぱんにやっつけて、船長を元の世界に戻してあげよう。
では集まってきた空賊達に向かって、ちょっと行ってくるか。
動力甲冑のジェットで滑空して、空賊船に乗り込んでいこう。
そこでUC【氷雪旋風】を発動して、船ごと氷漬けにしよう。
さらに黒槍『新月極光』に【電撃】もおまけに付けてあげようか。
よく体を動かせて、いい運動になったよ。
「おやおや、空賊の頭がめちゃ怒ってるみたいだね」
「アレだと小皺が目立つだろうなあ……」
シモーヌ・イルネージュ(月影の戦士・f38176)とウィリアム・ローグは若干意地の悪い笑みを浮かべながら、同意していた。
「これで奴らを倒してしまえば、さすがにおとなしくなるだろう」
親玉を討ち取ってしまえば空賊達は大人しくなるだろう。
「つまり、あと一息ってところだ」
こちらへ迫る飢えた空賊達を睨みながら、黒槍を構えた。
『アンタらァ、根こそぎ奪って来い……あのふざけた輩に目に物見せたげな!』
略奪に飢えた配下の空賊達に命令を下し、彼らを解き放った。だが、すぐに彼らは悲鳴を上げた。
『なんだ……あの動力甲冑、こっち来るぞォ?!』
『黒い槍持ったアイツは猟兵だ間違いねえ!!』
甲冑が配下の小型船に触れた途端に凍り付いた。|氷雪旋風《ヴァン・デ・グラス》で絶対零度の冷気を纏わせているのだ!
『えぇい、こっち寄らせるんじゃあない!』
空賊どもはリボルバーやらマスケットやらを引っ張り出して迎撃態勢に入っているが、絶対零度に阻まれてしまう。
そして遂に甲冑は女船長のいる船舶へとたどり着いてしまった。更に電撃を纏わせた黒槍『新月極光』を構えている。
『やっべっ、アイツを甲板に――』
彼女のセリフは最後まで言い切る事はなかった。何故なら言い切る前にシモーヌが船を凍らせ、船をカチ割ったからである。
大成功
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政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。
SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。
アドリブ連帯歓迎
「ふーん、やっと、ボスのお出ましか……」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)はいつの間にやら空賊船に乗り込んでいた。
『どっから入り込んだんだコイツ!?』
『やい、構うこたあねえ! いてこませ!』
空賊どもは各々の得物を構えている。サーベル、ピストル、手投げ弾などと完全に殺意の籠った武装ばかりだ。
『アンタたち、ちんたらするんじゃないよ! さっさとやるんだよ!』
「……貴方たちは恨みを晴らすためでなく、悦に入るために人達を手にかけているみたね?」
政木の中で何かが切れた。空賊どもは越えてはならない一線を越えたのだ!
「貴方の咎、キッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ!」
彼女はユーベルコード【降魔化身法】を発動させ、妖怪とか悪鬼とか幽鬼をその身に降ろし、荊野鎖を構える。
『やんな、アンタら!』
船長の号令と共に剣持ちの空賊どもが飛び掛かった! だが、鎖によって攻撃は阻まれる! 銃弾もうっかり射線に立った空賊で防がれた!
「貴方たち……【覚悟】して来てるのよね?」
空賊たちは顔色が蒼くなった。まるで何をされるかを察したかのように。
『……急いで殺s』
だが、空賊たちは次々と吹き飛ばされてゆく!
『あっ、こっちに来るんじゃあねえ! 寄って来るなァ?!』
そして彼女は空賊船長を空へと突き飛ばした。広い広い大空へ女空賊船長は落ちて行き……広く広がる大空に飲み込まれ何もかも見えなくなった。
「よしよし……大分集まったな」
船長殿はかなり上機嫌な様子で山積みにされた天使核を見ている。これぐらいあれば愛車を動かせるだろう。帰れるかはさておいて。
「おかげで助かった。感謝しよう」
ついでにウィリアム・ローグは海賊帽子を外し、それを舵輪に置いた。
「どうやら私は……操舵手がお似合いだと分かったのでな。船長の座から降りるとするよ」
しんみりとしながらも、車に天使核を詰めてゆく。
「あぁ、そうだ。この船に名前を付けないとな」
顎に手をやり考える。しばらくした後にパチンと指を鳴らした。
「そうだ【|6. Jäger《第六猟兵》】とかどうだ?」
しかし言い切った後でまた気が変わったのか、安直過ぎるかと不安げな表情を浮かべている。
「どうだろうか……やはり安直な気がしてならない。しかし安直な方がかえって覚えやすいしなぁ……」
燃料を詰め切った後でも彼はまだ言い続けている。一体いつになったら命名は完了するのだろうか。
「|楽園へと至る道《ルートエデン》……|終焉を打ち砕くもの《エンドブレイカー》……うーん……」
……まだやっとんのか。一体いつになれば終わるのだろうか。こりゃあもうキリがないよ。
どーすんのよ、これ……?
成功
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