いちばんしぼり、みるくらべ!
レティナ・リアセンブリー
合言葉:芋搾乳
・殲滅には乗り気で来たがその後の流れにはそのまま流された
・回想などで搾乳描写がある場合はじめじめとした雰囲気で泣き言を言いながら涙目
・本来は出ないが内部UDCが感情回収のために「出るように改造した」
・飲み比べの感想は思ったことをそのまま口に出す形で
・レティナ製の生乳については「一切濾過や調整をしていない原液」といった風味
・具体的にはとてつもなく濃い甘ったるさの臭いと味
・明日多くん搾りがある場合は後ろからというか力任せ担当などで
後は他の参加者様に合う形にしていただければと思います
よろしくお願いいたします。
●1
「なんやかんやー!」
オブリビオンは悲鳴を上げ爆発四散!
「……ほんとになんやかんやで倒されるやつ初めて見たデス。ざぁこざぁこデス」
「しょせんただの|舞台装置《オブリビオン》ですからね。私たちの心には響きません」
「お二人とも言い方、言い方がですね……!」
試作機・庚(|盾いらず《フォートレス》・f30104)と、才堂・紅葉(お嬢・f08859)の実も蓋もない断言に、百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)はあわあわと頭を抱える。
「え、えーと、でもそれはそれとしまして、無事に事件が解決してよかったです……」
レティナ・リアセンブリー(戦いの向こうに「答え」を探して・f39491)がおずおずと声を上げた。然り、この恐ろしい事件はかくして無事解決したのである。
ではその長い長い戦いを振り返ってみよう!
──そう、それは実に、一日前のことであった。
「昨日じゃねーデスか!」
そうともいう!
●2
「皆さん、潜入捜査の必要がある事件のようデス!」
「ええっ潜乳捜査ですって!?」
「そうそう、滑らかでふわふわなおっぱいに挟まれてデスね、ぼいんぼいんな弾力と鼻腔をくすぐるミルクの香りに包まれてこの世の極楽という……ちっげーデス! 潜入デス潜入!」
「ん-ナイスノリツッコミ。ふむ、しかしまたオブリビオンが余計なことをしでかしましたか?」
ぜえはあと肩で息を切らしている(排熱的な意味で)庚を前に、しれっと紅葉が細い指を顎に当てて尋ねた。
「まあそうなんデス……次々と女性を攫っているオブリビオンがいるらしいんデス」
「そ、それは黙ってみてはいられません……。なんとかしませんと!」
レティナがキュッと拳を握り締め決断的に言葉を継ぐ。彼女の拳は硬い、その決意を示すように! そして彼女の巨爆乳は揺れる、その柔らかさを示すように!
「すでに何人か攫われているということですね、ならば……被害者の居場所を特定するためには、僕たちもわざと攫われる必要があるのではないでしょうか」
明日多がメガネのブリッジをくいと中指で押し上げ、思慮深く判断を下す。
「でも攫われているのは女性ばかりですが……ああ、でも明日多さんなら問題ないですね」
そんな明日多の姿を見て軽く小首を傾げた紅葉の一言に、「「確かに」」と庚とレティナも異口同音に頷いた。
「……えっ?」
目をぱちくりとさせた明日多に、早くもウィッグと女性服を携えた三人の影が迫るのだった……。
「きゃーっ!?」
……という激しい戦いがあったのだった。
「いやまだ始まってもいねーデスよ!?」
うんまあ、そのあとは無事にオブリビオンに攫われたんだけどね。
「チーッチッチッチ(笑い声)! そこにも乳! ここにも乳! まさに美乳が選り取り見取りだチチ!」
なんかそんな笑い声をあげるオブリビオンに。
「なんてわかりやすいんでしょう……」
わざと縛られながらもこっそりとあきれ顔を示す紅葉たちを小突きながら、オブリビオンはずらりと並んだ異様な装置の前に囚われの美女たちを追い立てた。
「チーッチッチッチ! この装置の恐ろしさがわかるチチ? この『未経産婦でもおっぱい出るようになるマシーン』の恐ろしさが! 未経産婦とおっぱい! 本来はあり得ないその矛盾が醸し出すこの背徳の官能と倒錯の美学がチチ!」
「あうう……わかりやすいの通り越してわかりづらい感覚です……」
既に大きな目をうるうると潤ませているレティナであったが、次々と女性たちがその装置につながれていく様子を見てはさすがに気を引き締めずにはいられない。いったいどんなことをされてしまうのだろうか!
●3
「よーしまずお前チチ! チッチッチッチッチ、さあひん剝いてやるチチ、悲鳴を上げ……いや丈夫だなこの服!?」
オブリビオンはまず庚を引き立てる! さらにそのスーツを引き裂いて、いやーんオブ太さんのえっち―! な展開にしようとしたのだったが、……おお、庚のスーツはタンク職である彼女自身の装甲の一部ともいうべき頑健さを誇る! そんじょそこらのチンケなオブリビオンごときにはいやーんな感じにされるはずもないのだ!
「あー、なんかムード壊してごめんデス……自分で脱ぐデスから……」
汗かいて四苦八苦しているオブリビオンを見かね、庚は自らスーツをオフにする。優しさ大事。
たゆん、と物柔らかな音を立てて庚の白い乳房が大気に触れる。パーツ換装により潜入用に用意してきた庚の胸部。それは絹のように滑らかな白さと、微風にも震えるような繊細さを併せ持ち、そして──何よりも。
「……んっ……!」
鋭敏な感受性を備えていた。……オブリビオンに無造作に掴まれるだけでも、電流のような刺激が走ってしまうほどの。
(ちょっと……感度設定上げ過ぎたデスかね……んあっ!)
オブリビオンの用意した謎装置が容赦なく庚の乳房に装着されると、その異物感が不可思議な感覚となって庚の内部に反響する。
ぞくり、と庚は震えた。
入り込まれる。浸透される。体の中に。それも、女にとって大切な部分に、容赦もなく。それはなんという甘美な屈服感であることか。
同時、異様なエナジーの奔流によって強引に体内をかき回され、大切な何かが強引に書き換えられていくことを、庚は痺れるように鋭敏に感じ取っていた。それは喪失であり、蹂躙であり、屈辱であり……そして体を弄ばれることへの、罠のような快楽。
(はああんっ❤ か、改造されてるぅ……こ、これ、結構ヤバ……か、改造されるの……すご……ああんっ❤)
ビクンと思わずのけぞってしまう庚。その胸に装着された装置の透明カプセルの中で、彼女の桜色の乳首がもがくように屹立し、激しく震えていた。
「……あ、あらあら。意外に凄いんでしょうか、この装置……」
そんな庚のあられもない痴態を見せられ、紅葉は細い肩をすくめた。あえて罠に掛かった以上、それなりの心の準備をしてきてはいたが……それ以上の甘い陥穽が待ち受けているのかもしれなかった。
(でも……それもまた楽しそうですけど、ふふっ)
だがそれさえも紅葉は自らの愉悦とする。膨れ上がるような期待を抱いて、彼女もまた自ら衣服に手を懸けた。しゅるりと涼やかな衣擦れの音を立ててブラウスが落ちた後に、白い流麗な肉の丘が姿を現す。
超人的な格闘技術を有する紅葉の肉体が備える鍛え上げられた筋肉は、重力など軽々と無視し、美しい曲線を至上の均衡として形作っていた。ツンと気高く反り上がったような双丘はまさに芸術ともいうべきラインを為し、その頂に冠されるピンクの極点は刺激を待ちきれないように揺らめく。
その期待に応じるかのように、紅葉の乳房に装置が装着された。
きゅん、と。
その瞬間に紅葉の中に流し込まれる火花と紫電は、抗いがたいほどの違和感と快楽を兼ね備えて荒れ狂う。
それは内側から己の尊厳を嘲笑されるような禁断の背徳だった。
肉の内側が揉み上げられ、まさぐられて、快楽の源泉に直接触れられるという未体験の悦び──。
「あ、くっ……❤ た、確かに、これは……改造されるのって……いい、かもっ❤」
普段の凛とした顔を蜜のように蕩けさせ、紅葉はとろりと朱唇を震わせる。体を変えられてしまうという破滅の悦び、不可逆の向こう側へ渡ってしまったことの陶酔が紅葉を悶絶させていく……。
「……わ、私やっぱり無理ですぅ……!!」
庚と紅葉のその姿に、レティナは大きな瞳を潤ませ、たまらずに逃げようとしたが、なんとしたことか、釘づけされたかのように足が動かない!
「え、ええっ!?」
おお、それこそはレティナの中に潜むUDCの仕業! 彼女の体をコントロールし、その自由を奪ったのだ! 何故なら……その方が面白そうだから!
「酷くないですかあ!?」
レティナに宿るUDCは彼女の感情を喰らう。ゆえに、レティナが酷い目に遭った方が美味しいのである。
身動きできないレティナの服がオブリビオンにより無造作に引き剝がされた。
その瞬間! あまりにも圧倒的な純白の人間山脈が脈動する! それこそは虚空を埋め尽くし大気を圧迫するほどの美肉、豊穣の女神ともいうべきレティナの超極大爆乳が顕わになった瞬間だ!
「……うおおお……さっきの二人もいい乳だったチチが、これはまた凄いチチね……さぞかし美味な母乳が搾れるに違いないチチ。早速装置装着チチ―!」
ああ、だがそれがオブリビオンの敗北を招くことになろうとは。
オブリビオンが喜び勇んで仕掛けた改造装置がレティナの激乳の中に破滅的な変化をもたらす。はちきれんばかりの無限質量ともいうべきレティナの双山の中に滔々たる大海ともいうべき母乳が生成されていくのだ。おおしかも、装置の効果のみならず、レティナの中のUDCが面白がってその効果を倍増! 結果として瞬時に満ち満ちた禁断の乳液が──爆発的な勢いをもってレティナの先端から一気呵成に噴出した!
それこそはまさに宇宙創成のビッグバンともいうべき凄絶にして破滅的な大爆発! 荒れ狂う白い大波濤が、装置を両断しまともにオブリビオンを直撃した! あたかも天の川を形成した女神ヘラの噴乳のごとき壮大にして神々しき、それはウォーターカッターならぬミルクカッターとして!
「な、なんやかんやー!!??」
……ということでオブリビオンは滅んだのであった。冒頭へ戻る。
●4
「……これでいいんでしょうか……まあ、僕の番が回ってきたらどうなることかと思っていたので少し残ねn……こほん、めでたしめでたしですね」
明日多は自分の胸を抑えてほっとした吐息を漏らす。果たして自分が改造されていたら一体どのような結果が導かれたのだろう。この胸の奥、その先端から、自分も純白の液を吐き出すことができていたのだろうか。それはもしかしたら、もう一つの先端から白液を勢いよく吐き出すのと同じような感覚が……。
(い、いやいや、今一瞬なんか変な扉を開いちゃいそうでした! 考えるのはやめましょう!)
「……それにしても……これ、なかなかすごい状況デスねえ」
一方、囚われていた他の女性たちを無事解放した庚たちは現場に戻ってきていた。半ば驚くように呆れるように慨嘆するのは、周囲一帯にまき散らされたレティナの乳液の滔々たる海。
「すごい勢いでしたね。私の顔にも掛かっちゃいました、ふふ……」
くすくすと笑いながら、紅葉はその美しい顔に淫らに掛けられたレティナの乳液を戯れのように細い指で掬い取り、揶揄うように艶めかしく唇に含んだ。
「は、恥ずかしいですからそういうことはぁ!」
慌てるレティナの前で、紅葉は驚いたように目を見開く。
「……これ、結構美味しいですね」
「「「えっ」」」
思わず顔を見合わせる三人に、紅葉は改めてカップの底にたまっていたレティナの乳液を指先で浸し、舌で舐めてみせる。
「……いやほんとに、少々濃すぎるかな、という感じではありますが……それでもその濃厚な甘さが舌に纏わりつくように口の中で芳醇な香りがねっとりと、しかも不愉快ではなく漂って……なかなかの風味ですよこれ」
「なんデスって紅葉さんそれは本当デス!? ……ペロッ……これは甘露!」
続いて庚もレティナのミルクの残滓を口に運んでみる。
「どろり濃厚原液味……しかしその濃い甘さが癖になりそうデスね……むわっと口の中で広がる強いコシとコクがプリミティヴな感覚を呼び覚ますデスよ……!」
「ふ、ふええ、恥ずかしいですからあまりそういうことはぁ……!」
羞恥のあまり、はわわ、と震えたレティナの巨爆乳から、その時。
ぴゅっ、と。
白い蜜が飛んだ。
「あ、まだ出るんですね、それ……」
何の気なしに明日多が漏らしたその一言、それに顔を見合わせた少女たちが、新たな展開を生む!
●5
「……こほん、レティナさん。物は相談なのですが」
「駄目ですよぉ!?」
紅葉の言葉を食い気味にレティナは頑強に否定する。
「いいじゃありませんか、どうせ改造の効果が切れちゃうまでの、今だけですよ、こんな珍しい機会」
「機会の問題じゃないですよ!? そんな……そんな……」
レティナはぶるるんと胸を揺らせ、精一杯の声を出す。
「そんな、私の胸に皆さんが口をつけて直接ごくごくおっぱいを飲み搾りたいだなんて恥ずかしいこと!!」
「……えっ?」
「えっ?」
きょとんとした紅葉のまなざしに、レティナは自分がやらかしたことを悟る!
「……いや私は少しコップかなんかに出してくれないかなとは思ったのですが、……そうですか、直飲みですか……それもアリですね」
「わぁぁん、ナシで! 今のはナシでお願いします!」
「わかってるデス、わかってるデスよ、そういうフリデスよね?」
「フリ違いますぅぅ! あれっまた体が動かないです!?」
そう、これはまたしてもレティナ内部のUDCの仕業! 空気読めるUDCである!
足を竦ませ動けないレティナの白い巨美肉に、左右から庚と紅葉が近づく。
そっと、その柔らかく甘い罠に二人の指が絡んだ。
紅葉の指はしなやかに妖艶に、庚の指は精密に強くも弱くもない力加減で。
「あ、んんっ!」
おもわずビクンとレティナの細い顎が突き上がる。恥ずかしい柔肉を、二人の友に違った形で同時に攻められるという体験だけでも目がくらむようだ。しかも、……それだけではなく。
二人の艶めく唇が熱い吐息を伴って、近づいてくるのだ。
レティナの、体の一番の先端に。薄桃色の、ぷっくりと膨らんだ官能の頂に──。
期待なのか、畏れなのか、レティナにはもうわからない、わからないながら、友たちの唇が容赦なくその場所に触れるまでの、永遠とも思え刹那とも感じられる壊れた時間の中にレティナは漂っていく……。
「だ、だめです……!」
掠れた声は、むしろ嗜虐心をあえてそそらせるための無意識の誘惑なのか。レティナ自身にもわからないままに。
かぷり、と──。
二人の唇がレティナの頂をついばんだ。
「あああんっ!!」
敏感な場所に与えられた湿った温度と締め付けるような優しい刺激、それだけで甲高い悲鳴を上げてしまうレティナ。だが無論、そこからが始まりでしかない。
紅葉の十指が繊細な楽器を奏でるかのようにレティナの豊満な媚塊の中に沈み、潜り、また浮かび上がって揉み立てる。いや、指だけだろうか。それ以上の荷重がレティナのなみなみと揺れる胸を思う存分揉みしだいているではないか。そう、それこそは──重力使いである紅葉がその力を使っている証。
一方庚は掌全体を使い、レティナの圧倒的な淫肉を裾野から絞り上げていく。普通の大きさであれば到底手のひらに収まるはずもないレティナの巨大な乳肉をいじめることができているのは、庚ならではの能力。その手に微細な超振動を発生させ、淫肉全てに刺激を与えているのだ。その内部にさえも届くように。
「んああんっ❤ そ、そんなにっ……そんなにぃぃっ❤」
二人に弄ばれ、ぞくぞくと背筋に走るのは悦楽と、おそれ。自分の中に潜む禁じられた淫らな感覚をそっと呼び覚まされていくことへの。レティナは瞳を潤ませながらふるふると激しく首を振る。けれどそれは拒絶ではなく、矛盾した表現の──おねだり。
わかる、実感する。体の奥深くから再び、情欲に満ちたものが熱く濃く込み上がってくることが。膨れ上がるような昂ぶりが体の頂点へ集約し凝縮されていくことが。
(ああ、中から……私の中から、また……! また来ちゃう、おっぱいが、溢れてきちゃうううっ❤)
しどけなく唇を開けたレティナの喉の奥から、ついに陥落の叫びが漏れる。
「もうダメぇっ……出、ちゃいますうっ!! おっぱい、出ちゃうのぉぉぉぉっ!!!」
爆発的にマグマを噴出させる火山のように──迸る、濃密な白い淫液が、紅葉と庚の口中いっぱいに!
同時、レティナは激しく体を震わせて、──本来は少女が味わえるはずのない、味わってはならない禁断の快楽の中に果てていた。
「あー……❤ あー……❤」
ビクンビクンと体を激しく痙攣させながら余韻に浸るレティナの乳房からは、尽きることのないように白濁の愛乳がとくとくと溢れ迸り続けるのだった。
こくん、こくんと喉を鳴らし、レティナの愛乳を飲み干していく紅葉と庚。とろりと彼女たちの唇の端から白い蜜が零れ、筋を作って滴り落ちる。レティナの乳液は、気のせいか、先ほどよりさらに濃密に濃厚に、癖になるようなどろりとした甘さの暴力を二人の下の上に残していくかのようだった。
●6
「ああ、本当に美味しいですね……でも」
「ええ、そうデスね……」
一方紅葉と庚はお互いを深く見つめ合う。その視線の中に込めた欲望は、言葉にせずとも無論双方わかっている。
……お互いの。
お互いの乳液の味わいは……どのようなものなのかと。
それはレティナと同じようにねっとりと濃く甘ったるいのだろうか。それとも。
それとも──明確な個人差があるものなのだろうか。
庚の手がそっと差し伸べられ、紅葉の美しい胸に触れる。
同時、紅葉の指が泳ぎ、庚の均整の取れた胸をなぞった。
「……んっ❤」
漏れた声はどちらのものか、吐息と共にその音色は淫らに混じり合って判別はつかなかった。
わかるのはただ、庚の胸があたかも虚空そのものに包まれているかのように、歪み、揉み上げられていることと。紅葉の胸がその奥深くから、あたかも内側から絞り上げられるように愛撫されているということだけ。お互いの能力をお互いに使い、その中に秘められた蜜の味をひたすらに追い求めているということだけだった。
ぞくりと背筋が躍る。期待と愉悦に高まって、二人の白くしなやかな体がもつれ合い、その狭間で美しい肉の丘が独自の意識を持つ生き物のように揺れて舞う。四つの媚肉が情欲のままにひしゃげ、うねり、可憐にいじらしく目まぐるしく形を変える。目くるめくような悦楽を伴って、紅葉と庚の脳を焼きながら。
ひくひくと震える桃色の屹立が、張り詰める緊張に耐えられないように暴れた。
庚も紅葉も感じる。
それぞれ、自分の中の愛欲の泉が、今、煮えたぎって熱く激しく込み上がってきていることを。
「あ……出……ちゃうっ……!」
先に高い声を上げたのは紅葉。それは屈したようでもあり、むしろ悦楽に進んで体を開き。官能の中に浸ろうとしたかのようでもあった。
紅葉の唇の端から、一筋の銀の滴が耐え切れないように零れて落ちた。
「出、る、出るっ……❤ ああんっ、もう、……出るぅぅぅぅっ❤❤」
悲鳴と共に、紅葉の白く美しい愛丘の内部深くから、ピンクの頂を経て、激しく純白の蜜が迸った──!
同時、庚はその淫乳を舌を伸ばして受け、口いっぱいに頬張る。一度味わえばもうその虜。庚の唇が幼児のように紅葉の暴れる乳首を咥え込み、吸い付いて離れない。吸う、吸う、吸う。その刺激がさらにまた電流のように紅葉の中に走り抜け、女として狂わせていく。
いい、こんなにもいい。吸われることが、乳を吸い尽くされることが、こんなにも。それはきっと、女としても、いやメスとしての抗えない本能。
暴れ出すような快楽に、頭の中が真っ白になり、意識が薄れ、紅葉はただ自らの中から無限に溢れ続ける乳液を噴き出すだけの存在となり果てた。
「ら、めぇっ、許してぇつ、吸わないでっ、そんなに吸っちゃ、……らめぇっ❤ やああんっ、出るのっ、出るの止まらないいいいっ❤❤」
長い髪を艶やかに振り乱し、紅葉は悶え喘ぎながらもとめどなく、どくんどくんといつまでも白蜜を噴き出していった……。
●7
「あは……やっぱり違うデスね、味……」
とろんと蕩けた目付きで顔中に掛けられた紅葉の淫乳を舐め取りながら、庚はその味に惑溺していた。
「レティナさんのよりも甘さは控えめで、濃厚デスけど喉越しがいい……これもなかなか後を引くデスよ……」
「……ふふ、ありがたいですね。なら、今度は庚さんのを」
がくりと果てていたと思えた紅葉の手が再びその時伸び、庚の胸を鷲掴みにする! 瞬間、体に痺れるような刺激が走り、思わず庚はのけぞった。
「地獄の乳所封じ……なんてね」
くすっと妖艶に笑みながら紅葉は庚の乳房を下から揉み上げる。
「ちょ、いきなりは反則デス……待って、待ってっ❤」
庚自身もつい今まで達する寸前まで追い込まれ、その豊かな肉丘の中にはなみなみと溢れるような欲望が満たされていたのだ。
そんな爆発直前だった白い媚丘に、気を抜いた一瞬に送り込まれた重力震は、庚の乳房全体に対して同時に空間ごと揺らめかせるような異次元の快楽をもたらした。それだけではなく、紅葉は自身の繊細な指先それ自体も使って──庚のピンと立ち上がった乳首を摘まみ、捻り上げる。
「だ、だめ、もう、出るっ……!」
切なげに訴えた庚は、しかし、その時はっと息を飲む、
───出ない。
「な、んで……!?」
愕然とする庚に、紅葉は嗜虐的に微笑む。
そう、封じられたのだ。庚の乳液は、紅葉によって。
「ふふっ、お楽しみはもう少し取っておきましょう」
「そんなっ、ひど……ああんっ❤」
庚の抗議も聞き流し、紅葉はさらに嵩にかかって庚の柔肉を揉み立てる。その整ったラインが乱れ果てるまでに蹂躙される官能と愉悦が、庚の閉ざされた肉の中で行き場のない欲望となって荒れ狂う。されどその出口たる桃色の屹立は紅葉によって固く情を下ろされ、開かない、開かない。
気持ちいいのに、こんなに気持ちいいのに、達することを許されない甘美な地獄──!
「あ、やああんっ、ダメっ、壊れちゃううっ!!」
溢れる、漲る、限界まで、いや限界を超えて、庚の中でマグマのように熱い乳液がとめどなく生み出されていく。けれどそれは迸ることを許されない!
己の乳房が内側からはじけ飛んでしまうのではないかとの恐怖さえ庚は薄れゆく意識の中で抱いていた。
「出させてっ、お願いデスっ……出させて、全部出させてえええ!!!」
悲鳴を上げて懇願する庚に、紅葉は優しいまなざしを向けながら──封を解いた。
「あ、あああああああ❤❤❤ 出るっ、一杯出ちゃうぅぅぅぅぅっ❤❤❤」
絶叫と共に、庚の先端からは激流のように白濁の蜜が逆巻いて噴出し、世界ごと彼女の意識を白く染め上げていったのだった。
「これはこれは美味。なかなか甘味が強いですがすっきりとして飲みやすいですねえ❤」
……そんな紅葉の満足げな声を遠くに聴きながら。
●8
「み、皆さん。大丈夫ですか……?」
ぐったりとなった三人の少女たちに、明日多がおずおずと声を掛ける。
だが、彼女たちの目に宿った炎はまだ消えてはいなかった。
横たわりながら、それでも彼女たちはつぶやく。
「……確かに、人それぞれ、お乳の味って違うんですね……」
「デスが、だとするとまた別の問題が出てくるデス……」
「そう、つまり……明日多さん!」
「は、はい!?」
「判定をお願いします! 誰のおっぱいが一番美味しいかを!」
「なんて!?」
紅葉のいきなりの無茶振りに明日多は目を白黒させたが、なんか彼女たちはマジっぽい。改造された影響でまだちょっとネジが飛んでいるのかもしれない。だが理由は別としても、この場を適当に誤魔化すことはできそうにない!
だがこれはあまりにも危険な状況。流れ的に評価を避けることはできないが、かといってうかつに順位など付けようものなら、芋煮艇での明日多の今後はどうなってしまうのか!
「え、えーとですね……じゃあその……ちょっと失礼します……」
明日多は少女たちからの強い圧を感じながらそっと近づく。まだとくとくと溢れさせている、その白い淫泉の源へと。
「ではまず……レティナさんから……」
「はぁんっ❤」
巨大なレティナの豊穣の裾野を持ち上げ、明日多は彼女の震える乳首を口に含んだ。
ぷるぷるっとした甘いゼリーのような感触の頂点をそっと唇で挟み、舌先でくすぐる。同時に柔らかくも温かい、強い弾力のある媚肉の塊をこねるように揉み上げれば、レティナの体奥からは再び熱く濃厚な高まりがこみ上げていく。
「あ、あ、あんっ、出ますうぅっっ❤」
身を震わせ切ない声を上げたレティナの体から、どくん、と脈動するように放たれた白蜜は、明日多の喉奥にぶつかり、蕩けるように濃密な香りを立ち込めさせた。
「んっ……こくん……これは……強いアタックの香りとパワフルでエキサイティングなテイストが素晴らしい……実に美味です! では続いて紅葉さん失礼します」
明日多はレティナの美乳を味わうと今度は紅葉のツンと持ち上がった乳房にむしゃぶりつく。
レティナの時とは異なり、明日多はワイルドに美女の白美肉をまさぐり、虐げた。半ば無理やりに濃い紅色の突起を立たせ、歯さえ立てるようにしてその泉に食いつくほどに。
「あ、ああんっ! わ、わざとやってますね……明日多さん……ああんっ❤」
荒々しく力を籠めて女の象徴を激しく翻弄され、紅葉は、年下の美少年にいいように弄ばれる、犯されるような被征服感に酔う。強引に汲み上げられるように、紅葉の中の熱い愛乳は見る見るうちに先端に押し寄せた。
「やんっ、出るうっ❤」
細い顎を逸らせて欲望を迸らせた紅葉の蜜を、明日多はしっかりと飲み干していく。
「ごくん……フローラルな香りとフルーティな甘さの中にもすっきりとした舌ざわり……これも癖になりそうです。では次は庚さん……!」
さらに明日多は庚に向かう。豊満なバストを備えてはいるが小柄な庚の体を、明日多はそっと抱きしめた。
今の明日多は、オブリビオンの罠にわざと掛かるために少女の身なりを装っている。通常でさえ美童と称するに相応しい明日多が、可憐な少女の服装をしたまま小さな庚を抱きしめる光景は、あたかもたおやかに咲いた花が背徳的にも美しく寄り添う姿のようだ。
庚の体を包み、そっとその唇をついばむように触れていく明日多。同時に、その体全体をもってゆっくりと庚の体を、いや豊かな肉丘を擦りあげていく。
まるで恋人同士のような繊細な愛撫に陶然となりながら、しかし庚の体の奥には、じりじりと焦げるような焔が蠢いて消えない。
その優しいタッチは嬉しいけれど、幸せだけれど、でも。
自分の体は、とっくに燃え上ってしまっているのだ。足りない、これでは、あまりにも。
けれどそれを自分から訴えるなどという恥ずかしいことができるだろうか?
ああ、だが、言わなければ。言わなければきっといつまでもこのままで……。
「あ……明日多さん。その……私にも……してほしい、デス……。おっぱい、搾って欲しいデスっ!!」
口にしてしまった瞬間に身を焼くほどの羞恥が庚を襲い、けれどそれだからこそ滾るような興奮が沸き上がって、庚の乳房はビクンと大きく跳ねた。
「よく言えましたね……では」
「うう、言わせたデスね……酷いデスよ……❤」
明日多はにっこりと優しくも残酷な笑顔を見せながら、不意に庚の乳首に吸い付くと、その乳房を思いきり揉み上げ、捻り上げる!
「や、あ、あ、出るうぅぅぅっ❤❤」
背を弓なりに反らせ、激しく痙攣しながら、庚は滔々と煌めくミルクを迸らせた。明日多の口中に向かって、思う存分に。
「あは、これも凄いですよ……甘さは強めですが、くどいほどではなくナチュラル、けれど澄んだ香りが残って、鼻に抜けるようなうっとりした感覚が残りますね……」
喉を鳴らして庚の蜜乳を堪能した明日多に、他の二人が向き直った。
「……えっとですね、……それで、判定はいかかでしょう?」
「私たちのおっぱい、誰のが一番でしたか?」
さあここだ。この答え一つで明日多の将来が決まると言っても過言ではないぞ! どう切り抜けるか、明日多!
「え、ええとですね」
こほん、と明日多は咳払いし、続けた。
「これから冷え込み、寒くなってくる冬には、温めてくれるような濃厚で強烈な甘さのレティナさんのものが。……そして冬が過ぎ、爽やかな春になったころには、しっかりとした甘さを持ちつつも飲みやすい味わいの庚さんミルクが。……そしてまた夏が来た頃には、爽やかで咽喉越しのいい後味の紅葉さんのが、それぞれ適しているかと! つまり、季節によって、よく合うおっぱいは違うのではないでしょうか! 言わば、おっぱいによって四季を感じ、自然と一体になることができます! おっぱいに貴賤上下もないのですよ!」
明日多おっぱいのことになると早口になるの以下略。
ぽかんとした表情を浮かべた少女たちは顔を見合わせ、次の瞬間一斉に笑い出す。
「あはは、これは一本取られました」
「まあ確かに、それぞれの良さがあるデスかね」
「え、えへへ、なんだか嬉しい結果です」
おお、見事に明日多は最大のピンチを切り抜けた!
……ようにみえた!
●9
「え、えっとぉ、でも」
「……まだ、この中で……」
「『出して』ない人がいますよねぇ……?」
「……あ、あれ?」
明日多は思わず顔を引きつらせる。微笑み合った少女たちが、今度はじわりじわりと自分に対して向かってくる姿を見て!
「「「明日多さんのも飲ませてくださーい❤❤」」」
「きゃーっ!!!???」
叫びつつ三人は一斉に明日多に飛び掛かった! 獲物を捕らえる肉食獣のような勢いで!
前述のように今の明日多は少女の姿をしている。
そんな、目も眩むほどの美少女めいた、華も恥じらうほどの容姿でありながら。
彼の履いている可憐なプリーツスカートの中央は、大きく膨れ、盛り上がっていた。
当然でもあろう、先ほどまでさんざん美少女たちの痴態を見せつけられていたのだから。だがそれはなんという背徳、なんという奇妙にして淫猥な倒錯的光景だろうか。
「あっは、準備万端ですねえ❤」
紅葉が楽しそうにスカートをぴらりとめくりあげる。
本来はそこにあるはずもないもの、あってはならないものを求めて。
過度に装飾されていない、けれど、だからこそ思春期の少女の純粋な蠱惑を感じさせる下着がそこで、はち切れそうになり、悲鳴を上げていた。薄い布地に昂ぶりのシミで大きく印を付けて。
「はいこんにちはデス❤」
その下着を容赦なく庚がズリ降ろす、いや正確には、降ろす必要さえない、僅かに下着に力を加えただけで、極限まで苛立っていた明日多の中身は、勢いよく顔を出してきたのだから。
──猛々しく脈打ち、むわっと熱さと湿り気を感じさせる剛肉の塊が。
「お、大きいです……」
UDC由来のパワーで明日多をしっかりと押さえこみながら、レティナが感嘆の声を上げた。
「ん-、これはやっぱり出させてあげないとお気の毒ですよね」
くすくす笑みながら紅葉が明日多のものに軽く口づける、艶めく唇に煌めくリップが明日多の先端に淫らな印をつけた。赤黒い肉の頭は、それだけでたまらないかのように震えてしまう。
欲しがるようにとろりと透明な先走りを滴らせた肉根に、紅葉と庚が左右から舌を伸ばす。そのぬめりが触れた瞬間、明日多は自分の腰の奥からきゅんとこみ上げる熱い炎を感じて呻いた。
二人の真っ赤な舌はそれ自体が生き物のように淫らに蠢いて、明日多の昂ぶりをそっと濡らす。まとわりつくように、形をなぞるように、長大な明日多の欲望を、紅葉と庚は賞味していき……その先端に同時に達した時。
「あ、あああんっ❤❤」
明日多の喉奥から最初の叫びが漏れ出し、同時に硬い肉から白濁の淫液が噴き上げるように放たれた。まともにその液を美しい顔に受けた紅葉と庚は陶然とした表情、ねっとりとした白い残滓を舐め取っていく。
「ああ、ずるいです……私も……」
そんな二人にレティナも寄り添い、庚と紅葉の顔をぺろぺろと舐めあげて、明日多の淫液をその舌に含ませていく。三人の少女はお互いに掛かった白液をお互いに舐め合い、唇を合わせ、舌を絡ませて涎を滴らせていった。
だが無論それだけで終わるはずもない。
バーチャルキャラクターである明日多の精は枯れることなく、尽きることもないのだから。
レティナの、紅葉の、庚の。三人の6個の肉丘が明日多の剛肉を挟み込み、圧迫し、擦りあげ、推し包んで刺激する。三人分の異なる質感と弾力が明日多の硬さを覆い、その奥から強引に官能を引きずり出していく。それはもしかしたら、一人の肉壺それ自体に潜り込むよりも強烈にして淫猥な官能ではなかっただろうか。明日多の体の奥、腰の深部が踊り、跳ねる。幾度となく、とめどなく。暴力的なまでに放たれる白濁液は止まらない。
そして同時にもちろん、明日多を刺激しながら三人の少女たちもまた、己の淫肉に自ら加える刺激に酔いしれる。お互いの乳蜜を含み口移ししあいながら、6個の乳房から噴き出る乳液は雨のように降り注ぎ続け、明日多の放つオスの淫乳と混じり合い、溶け合って、欲情の世界そのものに意識を閉ざしていく。
「あ、ダメっ、出る、また出るぅぅっ❤❤」
「あはっ、いっぱい出してぇっ❤」
「すごく濃くてっ、すごく匂い強いですぅ❤」
「ああ、これ……ミルク一位なのは……明日多さんかもデスね……❤」
全員の体を濡らし尽くすほどの純白の海が、欲望を漲らせて四人の饗宴をいつまでも彩っていった……。
●10
「なかなか大変な一日でしたね……」
明日多がふうと吐息を漏らす。
いろんな液でびちょびちょになった周辺は淫猥と乱雑の名残をまだ色濃くとどめているが、一応事件は解決であろうか。
「何か微妙に心残りですけどね」
紅葉のややトーンの硬い声に、明日多はきょとんと振り返った。
「……え、何がです?」
「明日多さんの、『そっち』は飲ませてもらったデスが……結局おっぱいは、私たちのしか絞られてないデスよね」
今度は庚の不満げな声。
その意味するところを汲み取って、明日多は慌てて手を振る。
「……いやいやいや!? だっておっぱいは無理ですからね!? 僕、男ですよ!?」
「えっと、今の時代、そんな小さなことにこだわってはいけないんじゃないかなって思います」
「小さいかなあ!? 男からおっぱい出るかどうかって小さい話かなあ!?」
レティナまでめちゃくちゃなことを言い出し、明日多は思わず後ずさった。しょうがない。だって改造装置の影響が残っちゃってるのだから。たぶん。きっと。
「そ、そりゃあ、あのオブリビオンの謎装置があれば、僕の体も改造されたのかもしれませんが……もう壊れちゃいましたしね! いやあ残念だなあ!」
「こんなこともあろうかと直しておいたデス」
「直しちゃったー!?」
流れるような展開に、明日多は自分の末路を悟った。
自分に向かってゆっくり歩んでくる三人の少女影が迫る……。
「きゃーっ!? 天丼オチ―!!??」
成功
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