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💗レベル吸っちゃっていいじゃない？

作者：ピンク☆フラッシュ

●比較的初心者向けの個体の逆襲
「はいはーい。皆今日も集まっちゃってくれてアリー。またまた困ったチャンが現れたから討伐を依頼しまーす」
　ノベル・ライト（バグっちゃったかー、キャラ・f41953）はギルドにきた猟兵たちにダウナーティックにそう言った。
「今回討伐してもらうダンジョンはちょっとワケアリでいつもよりやばめー。みんなさぁ。ローグライク系のゲームって経験あり？」
　ローグライクゲーム。主には侵入する度に変化するダンジョンにレベルがリセットされた状態で丸腰で挑み、道中の道具を拾ったりして攻略するタイプのゲームである。
「あんな感じのコンテンツがさー。ＧＧＯにもあるんよ。その名もミスティックダンジョン……まあ、実際はこのダンジョンにはアイテムを持ち込めるんだけどさ～ぁ？　なんと外から持ち込んだアイテムの能力値はめちゃくちゃ弱くなるの」
　武器が無いと使えないスキルを覚えたのに使えないという詰み防止対策としてギリ持ち込める程度だ。ちなみに消費アイテムはほぼ無意味になっている。
「そんなダンジョンをバグプロトコルが占拠しちゃって～？　それで大変なことになっちゃってるんだよねー。ってことで～。悪いんだけどこのダンジョンの攻略とこのモンスターの討伐をよろ～」
　そういって電子ボードに移されたのは可愛い女性型ヴァンパイアだった。
「彼女～。本来ボス個体としてはちょっと弱くてー。比較的初心者向けダンジョンにいた子なんだけど～。それが気に入らないのかバグってこっちにデバフかける系ダンジョンで仕掛けてきてる感じっぽいんだよね～。もーまじむり。しかもダンジョン内めちゃくちゃにしちゃって結構ろくでもないアイテムや罠が多めみたいなの」
　そう、このダンジョンにはローグライクゲームよろしく罠やら強力なアイテムがある。それもバグの所為でなんだか変なことになっているらしい。
「なんで微妙に苦戦を強いられると思うんだけど、お願いするわー。あ、そうそう。ダンジョンの入り口付近には弱くなった冒険者の身ぐるみ剥ごうとする盗賊団もいるみたいだからそっちも気ぃ付けてもろて。ダンジョンの中のモノをうまく利用すれば振りも覆るってことで」
　ノベルはそこまで説明すると、ＧＧＯ世界へと続くワープポータルを生成した。

第1章 集団戦 『グリーンラット盗賊団』

POW   :    攻撃と同時に盗む レベルm半径内に【ナイフを使った攻撃 】を放ち、命中した敵から【持ち物や装備品】を奪う。範囲内が暗闇なら威力3倍。 SPD   :    不意を打って盗む 自身と武装を【腕部から染み出る闇 】で覆い、視聴嗅覚での感知を不可能にする。また、［腕部から染み出る闇 ］に触れた敵からは【持ち物や装備品】を奪う。 WIZ   :    隙を突いて盗む 【投げナイフ 】が命中した物品ひとつを、自身の装備する【どろぼう袋】の中に転移させる（入らないものは転移できない）。 イラスト：リタ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●色々ぬすっとたち
「アハハ、おバカさんだねえ」
「ヒヒヒ、まぁたカモがきたぜ！」
　ダンジョンの入り口付近で猟兵たちの侵入を見守る盗賊たち。彼らもまたバグプロトコルの一種。力あるものに媚びたふりしてそのおこぼれをもらう者どもである。
「武器、金品、尊厳……盗める者は根こそぎ盗ませてもらうぜ」
「おいおいはやるのは良しなよ。仲間たちにも知らせなきゃダロ」
「ああ、そうだねぇ」
　しかし彼らは直ぐに猟兵たちの前には現れず、５分としないうちに大勢の仲間たちを引き連れて現れる事だろう。数の暴力で低レベルを嬲り虐め、安全な狩りをする。
　それが彼らの流儀なのだから。

●このダンジョンにはエロトラップや到底武器とは思えないグッズが堕ちています。
　上手に使いましょう。
　使われないようにご用心♡


●逃げるが勝ち
「また大変な状況ですが、何とかやってみましょう」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）はユーベルコード【豊乳女神の加護・幽測（チチガミサマノカゴ・ヒモトカレシクウハク）】を発動した。
　このダンジョンでは装備能力がほとんどなくなるが、ユーベルコードで強化すれば多少なり使えるようになる。ただし、その効力は１０分の１であり、成功するか自体も１０分の１の確率になってしまう。
　幽測はいわゆる潜伏系スキルなので発動自体は問題なく行われたが……。
「効力が弱くて相手の気配に気付けなかったなどには気をつけないといけませんね」
　取り囲まれては勝つすべはない。大きな体が不利にならない事だけを幸いに思いながら、盗賊たちの隣を物陰に隠れながら慎重に通り越していく。
「今日はなかなか獲物が来ないねえ」
　なんて話している盗賊たちからこのダンジョンによくある罠が痺れ系や睡眠系である情報を入手しつつ、どうやってレベルを上げるかと意識を巡らせたり。
「これは……使えませんよね」
　どう見てもディルドでしかない武器を入手して扱いに困ったりした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●拾ったアイテムは次の階層には持ち越せませんでした。
「う、うにゃああああ💕　や、やめ、やめるのじゃああああ💕💕💕」
　ヴィクトリカ・ブランロワ（翠玉の竜姫・f05122）の声がダンジョン内にこだまする。
　ミスティックダンジョンの一階層。こそこそとアイテムを集めて回ったはいいが、強そうな革鎧（実は淫らな生物）だとか強そうな様々なワンド（実はピンクな玩具）だとか強そうな鞭に強そうな蝋燭と一見イイ感じの名前なのになぜか使わない方がいい気がするものばかり。
　もう少し使えそうなものはないかと宝箱を見つけ開けたらそれは……。
「あっは～～～ん💕　おっほ💕　おっほ💕　おっほ💕　おっほ💕　いっくうううううううううう～～～～～💕」
　ととんでもない甲高い声が周りに響き渡るエロアラームトラップで……。

「へへ、洞窟内で一人発情してたくせに何がやめろだよ。ぐしょぐしょじゃねえか！」
「ち、違うのじゃ、あれは我のものでは……んぉぉ……💕」
　集まった盗賊から逃げようとしたはいいもののダークゾーンに入ってしまい蝋燭を使って視界を取ろうにもその蝋燭はあんまり明るくならなくて赤い小さな光とともにドロドロ蝋が地面に溶けていくやつでそれに滑って転んでしまいまして。
「おい、こいつ鞭まで持ってるぜ。スキモノだねえ」
「ば、やめ……ちがうっといって……ひぅっ！！！　ん❤」
　こうして盗賊たちに捕まり拾った道具でＳＭプレイに発展。
「その変態性に免じて俺らを満足したらお前は五体満足で通してやるよ」
　とかちゃかちゃベルトを外す音が聞こえたと思うと……ずんっ！　と熱くて硬いものがナカに入ってきて……！？
「ひぁ♡」
　その衝撃で体が震えたのに反応してか妖しいとわかってたのに装備してしまった鎧が蠢いて身体をうじゅるうじゅると刺激して大変なことになったのだとか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●こんなのどうすれば
「これで……っ！」
　メディア・フィール（人間の|姫《おうじ》武闘勇者・f37585）が思いついたのは目くらましによる突破だった。持ち込んだアイテムによるフラッシュで突破しようとした、のだが……。
「うわっ！」
　まっすぐに満ちある道を突っ切っていたはずのメディアは何かにぶつかり、そしてフラッシュは想像よりずっとずっと一瞬のように短い時間でその輝きを失ってしまった。そう、アイテムの弱体化だ。
「あらあら。だまし絵に引っかかったのが一人いるようだね」
「え、だまし絵？」
「そうさ。お前は俺等の罠に引っかかったんだよ！」
　メディアが見ていた道は実際には鳥かごの様なものにこの先の景色がかかれたもの。理解した時にはがしゃんと音がしてメディアは盗賊二人とともに閉じ込められてしまった。
「う、嘘。ヤダ、近寄らないで！」
　自分がいまいつも以上に無力だというのは理解している。ただでさえよくひどい目にあうのにこの後どうなるかなんて想像に易い。
「はっはっは。それはできない相談だぜ、お嬢ちゃん」
「い、いやーーーーっ！」
　少女の悲鳴は誰に届くこともなく、その後汚い男の布で口を塞がれ交互に犯され尊厳を魂に一滴も残らぬ勢いで盗まれ奪われてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●このダンジョンを甘く見ていた
「体の固さには自信があるけど、レベルが下がったら流石に無謀かしら？」
　キメリア・モルテスティア（危険地帯のシルバートラベラー・f44531）は盗賊に見つかり、受けきって倒すという選択肢を一瞬考慮したうえで投げ捨てて逃亡した。
「というわけで失礼！」
　全力疾走で盗賊たちの間を抜けて奥へ奥へと逃げていくキメリア。しかしこのダンジョンには複数罠があり、やみくもに逃げては引っかかるのも時間の問題。
「きゃっ！」
　とつる植物のような何かに足を取られて落ちたのは穴の中。
「おい！　女が落ちたぞ！」
「足に自信があるヤツ、追え！」
　けれどもどうやら見逃してはもらえないらしくやがて二名の盗賊が穴の中に堕ちてくる。
「ぐへへ、追い詰めたぜお嬢ちゃん」
　といやらしい手つきでワキワキと近寄ってくる男に、ユーベルコード【プラチナティックレイライン】を発動するキメリアだが……。
「なんだ、この光は」
　盗賊はあっけなくそれを回避してしまった。
「んあっ！！」
　そして一瞬のうちにキメリアを押し倒し両腕を拘束。そこでキメリアは思い至る。
（そうか、レベルが下がってるということは、ユーベルコードの命中率も……）
　ユーベルコードには成功率がある。それがレベルに比例して落ちたのだと。今の自分のレベルを考えれば、命中率は10％にも満たないだろう。と計算が終わるころには媚薬をかけられ胸を揉まれ始めていた。
「な、んっ♡　ちょ、やめ……はぁんっ！！！」
　そして、彼女は男たちが満足し油断するまで彼ら二人の肉欲のはけ口になってしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ただの案山子ですな
「ぐぅっ！！！」
　雛子は無力感を感じていた。信じて使ってきたユーベルコードでさえ、このダンジョンでは万全にその力を発揮してくれない。例えばレベル１５１の自分が使う【Luminous/Code: EPYON（ルミナス・コードエピオン）】の成功率が96％だとしよう。それは通常時の装備の効果も乗ってようやっと算出された成功率である。
　なら、装備の能力が下がって、そのうえレベルまで下がった自分のソレに、どれくらいの成功率があるだろうか。
　何も考えずに使えばそれは10％を切ることは間違いないだろう。現に、いま自分は盗賊の拳を未来予知で回避するつもりでその未来に到達する前にぶん殴られてしまった。
「本当に、このダンジョンのギミックを使って立ち回らねばならないようだな」
　直ぐに気持ちを切り替え、気合を入れなおせるのはレベルが減少してもなくなることのない彼自身の『経験』による記憶のおかげだ。
「現地調達など、軍人の基本だ！！！」
　そういってすぐそばにあった｜ローション《アイテム》を拾い相手の足物にぶちまけ、｜麻縄《アイテム》で足を拘束する。
「とりあえずここは、逃げるが勝ちだな」
　そして彼女は階層中を駆け回り、この先の攻略に備えて次々と淫らで卑猥で本当にこれで戦えというのか？　というアイテムをかき集めて回るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ＴＳは百合じゃないが
「ど、どうすればいいんだ……」
　古美門・烈火（魔装少女レッドフレア・f29927）は盗賊たちに追い詰められていた。
　逃げて逃げた先は袋小路。しかもなんかいやらしい手つきで迫るのは主に男たち。い、いやだ。俺はこんなところでオンナノコになるために女の身体にされたんじゃない！　と、信じたい。
「俺はこの状況を攻略するには……」
　ここからでも入れる保険はありませんか。そう訪ねたくなる現状に必死で足元を見回すとちょうど自分のかかとのところに透明な水晶玉のようなものがあるではないか。中にはモクモクと雲の様なものが動いているのも見える。
「こういうのって、たぶん煙玉だよな。ゲームの世界だし……ええい、ままよ！」
　藁にも縋る思いで烈火はそれを投げつけた。
　パリンという音とともに玉は弾け、思った通り中からピンクの妖しい煙が周囲に一気に広がる。
「うぉ、なんだ……この……けむ」
　男たちのうめき声と共にドタドタと地面に何かが倒れる音が続けざまに鳴り、何かわからないけど助かったと安堵する烈火だが、油断した一瞬のうちに煙の中からぬっと手が伸びてきて……。
「な、なんで」
　劣化は女盗賊たちに押さえつけられて自由を奪われていた。目がランランと血走っていて殴られるかと思い目をつぶる烈火。しかし、そんな彼にやってきたのは、暴力ではなく、熱いキスの衝撃だった。
「んんっーーーー！？」
　なんと、この煙だまは男女ともに強く興奮させるとんでもない煙だったのだ。
　では、なぜ男性諸君が倒れたのかというと……興奮しすぎて吸った瞬間立ってられない程大量吐精して快楽と血液の急激な一転集中によって意識を狩られたからである。
「こんなの…無理…うむっ…！」
　とんでもなく激しい接吻。俺、こんなの知らないってくらい貪り蕩けるような女たちのキスは次々交互にいろんな盗賊女たちから与えられ、烈火はキスで窒息死しそうになるのであった。
　まあ、女の方もやがて興奮で頭が焼き切れるほど血が上って倒れてしまい先に勧めるようにはなるのだが。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●熟達の危機管理能力
　ユーベルコードを利用しようとしたところで露木・鬼燈（竜喰・f01316）は気付いてしまった。
　あれ、このユーベルコードって装備とかで成功率きまってなかったっけ――と。
　実際その通りで、鬼燈はユーベルコードに頼りきりになろうとした自分の甘さを切り捨て、熟達の忍びの技術をフル稼働して洞窟の中を進んでいた。
（そろり、そろり……）
　名実ともに熟達の忍である彼は見事にその忍者技術とどれくらい効果が出ているのかわからないがそれでも気休めに発動した【秘伝忍法＜兵繰＞（ヒデンニンポウヘイソウ）】の力で盗賊たちのいる通路をいくつも危うげにではあるが切り抜ける。
「これは、使い道があるな。これも、自分なら使えるっポイ……っとと、罠じゃん。あぶな」
　そして様々なエログッズ的あれそれをドロップしてはいい使い方をすぐさま頭の中で導き出し所持品に加え、罠はありそうな地面を事前に手に入れた鞭で叩いて安全を確認してから歩くという手法でローグライクらしく階層突破するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●物欲センサー？
「な、なぜでありますか！！！」
　クロエ・アスティン（ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295）は盗賊たちに見つかり追い詰められていた。
　勿論何も準備をしなかったわけではなく、こそこそと苦手な潜伏をしながらダンジョンの階層内を駆け巡り役立つアイテムや武器などを手に使用とはしたのだ。しかし……。
「こ、こんな装備でどうしろと……！」
　右手には肉球グローブ、左手には猫耳ヘアバンド。つけるにつけれぬ可愛い装備があるだけ。
　ちなみにダメもとで出合い頭に【戦乙女の戦槍（ヴァルキリーズジャベリン）】を放っても見たのだが、それが当たり前であるかのようにすべて回避されてしまった。レベルが、ステータスが足りなすぎるのだ！
「コ、こうなればないよりマシのコレで」
　そうして追い詰められたクロエは苦渋の決断で猫耳ヘアバンドを装備する。こんなものでどれほどのステータスが戻って来るかはわからなかったがそこは賭けだった。

　――そして、賭けに負けた。
「ほえ？」
　猫耳を頭につけたとたんに意識が混濁し、お腹の底から熱がこみ上げる。
「ふにゃあああ～～～！！！」
　それはまるで、発情期の猫のようであった。
　彼女はそれでも抵抗するけれど下半身はもう準備万端じゃねーかと盗賊による種付け開始。頭では嫌がっていても、過去の経験と呪いの装備のせいで盗賊たちの白いものを何度も何度も飲み込んでしまう。

　絶頂の果て、呪いのしっぽ型バイブを挿入されてお情けでダンジョンの奥に放り出されてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ユーベルコードも頼れない。
「んほおおおおおおおおおおおおっ💕💕💕💕！？！？！？」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は獣の様な雄たけびを上げて無様に潮をまき散らした。
　ミスティックダンジョン第一階層の道半ば、レベルを上げながら潜伏し進んでいたところ盗賊に見つかってしまい追いかけっこ。挟み撃ちに合わぬよう慎重に進むこちらと違って相手は捨て身の突撃！ 追いつかれてしまうのはどうしようもなく仕方のないことであった。
「へへ、良い装備はあったか？」
「んぐっ！　な、な゛ぃ！！！　な゛がっだ！！！　なんなんですか、このダンジョンは！！！」
　たった一人の盗賊に抱きつぶしにされ、必死で奥歯を噛み締めながら抗議の声を上げる斎。
　そう、窮地をチャラにするような強力なアイテムなどなかった。拾ったものは数あれど、使えそうだと判断できたのは相手を骨抜きにする銃弾だけ。それはここではなく、後々の為にとっておいた方がいいだろう。なぜかと問われれば数が無いから今消費するのは無駄だというほかないが。
「そうかよ。そうだよなあ。ここにはこういうアイテムしかないから、上手く立ち回らないとなぁ！」
　そういって男が斎の先ほど拾おうとしたアイテム『性剣セクスカリバー』と描かれたごつごつのディルドを斎の尻にぶち込む。
「んぐぉ❤」
　それはとんでもない快楽的衝撃を彼女に与えた。
　肉体は【身体強化（努力）（フィジカルエンハンス）】で強化したつもりになっているが、彼女の今のレベルとPOWでは実は成功率が5％を切っており発動しておらず、ただ日々の訓練の成果で耐えてるだけの状態。
「おら、更に中田氏だぁ！！！」
「んひぃ～～～～～っ❤」
　血が出る程唇をかみしめて理性を保つのがやっとだった。
「は、はなしなさい♥　離せ！！　もう、満足したでしょうっ❤」
「そんな色っぽい声で言われてもな！　勃つものが勃っちまうわ！」
「あっ゛♥　く、やめなさ……っ！」
　このままついに快楽に負ける時が来た。と天の声がこぶしを握り締めガッツポーズをしたとき……。
「んぐぉっ❤」
　その事故は起こった。
　なんと、暴れてもがいた斎が蹴った盗賊の男が罠にかかりケツにやっべえブツが突き刺さったのだ！！！
「はぁ、はぁ……幸運と、いうべきでしょうか」
　結果男は倒れ、斎は自由を得た。ミスティックダンジョン。かくも恐ろしき場所だと思い知る。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●取捨選択！？
「何かを得るには、何かを失わなければならないんだね♪」
　クローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクス》を従える者・f05148）は戦利品を確認しながら儚く笑顔でつぶやいた。
　その手にあるのは『装備すると回避力が大きく上昇するが、服を着れなくなるマフラー』だの、『剣として使えるが、下の穴の中に納刀しないといけない極太電動バイブ』だの、『使うとプレイヤーに協力的なモンスターが召喚され力を貸してくれるが、プレイヤーはそのモンスターの性奴隷として服従・洗脳状態となる消費アイテム』だのろくでもない。
　そして今かかってしまったのが『起動するとステータス向上系のバフが複数かかるが、えっちな効果のバフ・デバフも複数かかる罠』だ。
　クローネは本来レベルが下がる関係上10分の１くらいになってしまった能力値が4分の1まで上昇したが、その場にしゃがみこんで自分の割れ目を慰めるのに夢中になってしまった。
「おい、カモがいたぞ！」
　そこにエンカウントする盗賊たち。
「あっちゃー♪　これは、逃げられないかな」
　夢中になりすぎて立ち上がることも出来なくて。クローネはそんなピンチな状況にも興奮が加速して蜜が溢れ出してくる。盗賊たちは罠の効果だとわかっていて傍に寄ってくると彼女の手を掴んで取り上げた。
「あ、あー。はなしてぇ♪」
「へっへっへ。安心しろって、代わりに俺たちが慰めてやるからよ」
「やぁん♪」
　【攻撃と同時に盗む】乱暴なテクニックでナカに肉棒をぶちこまれ、ずんずんと突かれながら彼女の手に入れたアイテムの一つである『剣として使えるが、下の穴の中に納刀しないといけない極太電動バイブ』を適当な穴にぶち込んで激しく虐められてしまうクローネ。
「クローネちゃんの中、ぐちゃぐちゃになっちゃうー♪」
　と震えながらも、出来ることは猟兵としてやろうと【ワタシの螺旋忍軍変身（ブラック・ニンジャ・メタモルフォーゼ）】を発動し、螺旋忍軍に変身し恐怖と混乱の感情を与える。
　それによって直ぐに拘束から抜け出せると思ったが、完全にはユーベルコードが性交していないようで、男たちがその感情に飲まれるのは、各々がクローネの中に一発出してからのことであった。
「あ、あ～～～～～。もうダメぇ♪」
　びゅるっ！　びゅるるっ！！！
　よって、クローネは盗賊たちの白濁でどろどろになってしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●お母さんついてない日
「あ、あらぁ」
　カナリア・テスタメント（全ての生命の母・f44299）は油断していた。
　ローグライクというゲームは子供から聞いた知識で知っていたものの、まさかここまで自分の身体が思い通りにならないということを。
　能力値は下がりに下がってお飾りレベル。幸運も野生の勘も大外れ……というわけではなかったがまるで道端に置かれたお菓子を拾いながら歩いていたらそれを仕掛けた人の下に誘導されるかのようにカナリアは盗賊たちとひょっこり出会ってしまった。
「こ、これは逃げるしかないわよねえ。ちょっとだけ、母の本来の力を見せてあげるわ！」
　アイテムはあれど識別不明なものが殆どでレベルも上がってない現状、真っ向から複数人の相手はまずいと適当に一つ投げる。
　それは相手にぶつかる成りピンクの光を放って盗賊たちの動きが止まった。
「動きは止まったから今のうちに……て！　母も動けない？？　あれ？　熱い？」
　その効果はチャームと錯乱効果。正常な判断力を奪って頭と体の信号を引き離す。そして敵味方識別機能なんてないのでその光を目にした全員がその効果を受けてしまったのだ。
　しかも投げるときに呟いた言葉が【赤きヒュドラ（アカキヒュドラ）】のユーベルコードを発動させるワードだったため相手はカナリアに向かって縋ってくる子供のようにわらわらと近づいてくる。
「って、ユーベルコードを癖で発動したけど、中途半端にかかってる！？」
　更に更にばつが悪いのがユーベルコードの成功率も下がっているため中途半端にしか聞いておらず、盗賊たちがほぼカナリアの言うことを聞く気配も、天から降り注ぐ槍でダメージを受ける気配もないのだ。
「コ、これ不味いんじゃない？　母、まずいんじゃない？」
　動きたくても動けないまま群がる男たちにカナリアが唯一聞いてもらえたお願いは『前の穴はダメ』というそれだけであった。
「あふんっ♡　は、激しいわ。こ、これも近親相姦プレイになるのかしら、ならない気がするわ。あ、ちょっと……♡」
　とはいえ、アナタ一つじゃないのでカナリアをママと呼ぶ盗賊たちにしばらくお尻とお口を好き勝手されてしまうのだが、母なる名器で搾りつくして自由を得ればまたすぐにダンジョンを進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●セクロスレベル１
「つまりこのダンジョンで常に「新鮮な」状態でエロスを体感できるってわけね、サイコーだわ♪」
　と、いつもの変態的思考で臨むのはロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）。彼女は戦場に出るたびに色々エロイ事をしてきているわけで、彼女の今のレベルとは過半数がそのままエロスのレベル。それがリセットされたらきっとフレッシュな気持ちで……そう、例えば初恋の人との思いでセックスみたいな肉体感覚のプレイが楽しめるに違いないとかちこんだ。

「とはいえ、初だからこそ準備は入念にしないと痛いだけになりそうよね」
　知識は熟達生まのロベリアは道中でおあつらえ向きに用意されたようなローションなどを拾っておく。
「試しに一つ、塗り込んでおきましょうか……んっ❤」
　たしかに、忘れ去っていたほど新鮮で敏感な肉体感覚がそこにあった。なれる間もなく楽しんでいたつもりだったが、やはり経験は詰まれてしまうのだなと思う反面、それを失えるなんてこのダンジョンの秘めた可能性は素晴らしいとも関心する。
「おい！　いたぞ！　囲め！」
　見計らったようなタイミングで盗賊たちまで未知の向こうから現れ膣に指を突っ込んだ状態のロベリアを取り囲む。
「あらあら。うふふ、待ってたわお客さん」
　ロベリアはにっこり妖艶に笑うと彼らに適当なローションをまき散らしてぶっかけた。どうせこんなところにあるローションだ。効果は催淫とかそういうのだろうと思ったがまさしくその通りで……。

「くそ！　この女マジでレベル１なのかよ！！！」
「わかったようにナカが動くのに、締め付けも反応も初心で……頭がバグ理想だ」
「あは～～～～んっ❤　おちんぽすご、何度つっこまれても、体が新品に戻るみたいにいっぱい感じちゃ……はぁ～～～んっ💕💕💕💕」
　そして、ロベリアは男たちに次々犯されるのに抜かれた瞬間に処女に戻ったように一瞬で快楽に対する体制がリセットされてビンカンに喘ぎまくってしまい、あまつさえユーベルコードの威力も非常に弱まってしまっていた為いつもより長く相手が枯れずに楽しむことが出来たのだった。

「ふぅ、これはこの先も、回数とかには少なくとも期待が持てそうね♡」
　というのが枯れて骸の海に還っていく盗賊たちを尻目に感じたロベリアの感想であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●幸い挿入だけは免れました
「ひあああああ。オチンポミルク熱い、熱いよぉ💕」
　キト・デュフェル（秘薬使いのフェアリー・f31699）は盗賊に捕まり、その体を弄繰り回されながら自慰のおかずにされ身体に白濁をぶっかけられていた。
「な、なんでぇ💕　やだ、お尻広げちゃヤダ。吐き出されたせーしがはいってきちゃうからああああ💕」

　さて、上記のようになってしまったのは数分前のコト。
　ダンジョンにやって来たキトはその妖精の小さい体でうまく盗賊たちの視線を掻い潜り安全そうな場所でユーベルコード【ダンジョン化したアトリエの召喚（ダンジョンカシタアトリエノショウカン）】を発動していた。
「よし、どうにかこの状況で効力のある薬を調達することができるかもしれません」
　薬師にとって現地で手に入れたもの以外が意味のないものになってしまうというのは大変困った事態であると考えたキトはダンジョン内のドロップアイテムを、このダンジョンの領域を侵食することで薬の素材にできるようにしようと試みたのだ。
　それは賭けだった。自分の今のステータスでこれだけ大きなダンジョンを大きく変更できるとは思えなかったし、ユーベルコードが失敗したり暴走する危険性は考えていた。だからダンジョンに現れた薬の材料になりそうな触手がキトの四肢を縛ってエッチな格好でとらえたときもキトは『やっぱり！！！』と思うだけだった。

「でも、まさかこういう風に使われるなんて……！」
　幸いまだ盗賊たちは常識的だったためキトを見つけてとらえてもその小さな穴に自分たちのモノをぶち込もうとはしなかった。ただし、擦り付けたり尻の穴に何度も鈴口でキスしてきたりはした。
　間違ってでも入っちゃったら死ぬかもしれないと思いながらも、催淫ローションをかけられてからは思うが儘になるばかり。
「もういっぱい出したじゃないですか。許してください❤」
　というセリフさえ男たちの興奮を誘うなんて思っても見なかった。
「やだ、やだっ❤　もうおチンポ許して。これ以上はほんとに……お願いします。僕、もぅ……」
　気が付くといやいや言いながら握りしめてきた男の手の中で潮吹きまでしていた。
　千切れたはずの触手を肉棒の代わりにぶち込まれ、きれてなお蠢くそれにケツの中をぐちょぐちょにされてしばらくはお尻のことしか考えられなかった。
「ああああああーーーー゛っ　触手でおもらし、止まんないよぉ💕」
　と連続絶頂し、気を失ったところでようやく満足した盗賊たちから解放……もとい、ぼろ雑巾のように捨てられるまで、キトの頭の中はお尻キモチイイであふれかえっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 冒険 『歪められた『遊び』』

POW   :    気合で耐えて隙を見つける。でも、もし屈してしまったら…… SPD   :    技量で耐えて隙を見つける。でも、もし相手のほうが勝っていたら…… WIZ   :    魔力で耐えて隙を見つける。でも、もし破られたら…… 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●行く先はダンピールと獣人
　人間の盗賊たちを抜けた先にいるのは、ヴァンパイアの眷属の獣人とダンピールを中心とした亜人種であった。
　この階層では比較的真面な武器も手に入るが、それ以上に盗賊たちよりパワーの強いエネミーがいるため太刀打ちは正当な方法では難しい。
　彼らは君たちも眷属にしようとその体を狙ってくるだろう。もし、完全に墜ちてしまったら……。いったいどうなってしまうのだろうか。
　まあ、猟兵なので遺伝子が消されることはないけれど、いつもより不利な状況でのそれをお楽しみください。


●犬型獣人のお約束
「んごっ❤　ま、まっで❤　もう、もうだめだってぇ❤」
　メディア・フィール（人間の｜姫《おうじ》武闘勇者・f37585）は地面に四つ這いになり、尻を鷲掴みにされながら、嘆き鳴いていた。
　彼女の膣は根元がぷっくり膨らんでこぶのようになった肉棒に貫かれ、絶対に妊娠させてやるというような勢いで子宮口をぐっちょぐっちょと突き上げられていた。
「これ以上出されたら、孕む前に、シンぢゃうってぇ❤」
「がるるるる、ぐるるるる！」
　苦痛からの解放を求める彼女に無我夢中で狂戦士のように腰を振るのはワーウルフ。ヴァンパイアの眷属だった。
　メディアの手には武器があり、そしてこの程度の眷属であれば、今のレベルでも十分に戦えるはずの相手だった。もし、メディアが『獣人に対する攻撃が無効になる』という呪いのついた装備さえその手にしてしまっていなければ、の話だが。

「く、けっても、殴っても、どうにもならないなんてぇ❤」
　噛みついても無駄。何をしても暖簾に腕を押す様にその行動はいなされてしまう。
「出る、出す！　がるるるるっ！」「や、ダメ、また膨らんで……んほぉ～～～～～～っ❤❤」
　異種族だったからか実際に孕むことはなかったが、メディアは夢に出る程、本気の交尾でアクメをキメながら、何度も出口を失ったすごい勢いの白濁でお腹をはち切れるほどいっぱいにされてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●熟練の兵士ならば
　先程は不覚を取った……だが、自らの弱さを痛感したところで立ち回りは決まった。スニーキングだ。
　鳳・雛子（灰の魔女・f40342）は冷静に物陰や壁際に隠れたりとにかく視界に入らないよう気を付けてアイテムをかき集めていく。二挺拳銃に大剣か、使い慣れた感じの武器も手に入れた。水着風鎧で武器と防具は揃った。
（もう十分だろう）
　先程の道具類に加えて薬品類も整ったので後はボスエリアへ進むのみ……。油断するつもりもなく行き当たった部屋の扉を開けると、そこは乙女たちの園だった。
「なっ！」
　タイミングが悪かったようで、部屋に入って早々顔に向かって謎の薬液が飛んでくる。どうやら、開かない蓋を無理矢理開けようとして、勢い余って中身をぶちまけたらしい。
「あら、素敵な子が迷い込んでくれたみたい。ごめんなさいね。突然顔射しちゃって❤」
　とほほ笑むのは強気で大人可愛い女性。そして瓶を持った幼き少女。
「あっちゃー。お姉ちゃん。目がぼーっとしちゃってる。薬、効いちゃったんだ❤」
　少女は雛子の異変に直ぐに気が付くと、部屋に招き入れ扉を閉める。
「な、何を、俺は……」
「ふふ、大丈夫。毒じゃないわ。ちょっと興奮冷めやらなくなっちゃうだけの楽しいお薬ヨ❤」
　薄れていく正気。それでも彼女の言葉から自分が媚薬的なものを喰らってしまったのだと知る。熱くなる胸と聖剣。
「責任もって、鎮めてあげるからね❤」
「…………………ひゃいっ❤」
　ばかな、とかやめろ、とか言おうとしたのだが、言葉が詰まり、薬に飲まれて吐き出した言葉は真逆のもので。
「わぁ、お姉ちゃん、おっきいのもってるぅ」
　と幼女に弄られ、お姉様に愛撫され仰向けに押し倒され、四肢を抑えたお嬢様達は代わる代わる聖剣を飲み込んでいく。
「お、お願いだ。もう、お前たちの主の元へ連れて行って欲しい……」
　と、命乞いのように｜希《こいねが》えたのは、そういう運動を何周もしてやっとのことであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●個体は弱そうではあるが
「数はやはり今の状況で厄介。更に難易度が上がっておりますねぇ」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は困ったようにそういうとユーベルコード【豊乳女神の加護・燦華（チチガミサマノカゴ・キラメキノハナ）】を発動した。
　全身を電磁波に変えるこの妙技であれば、視覚や嗅覚で捉えられませんし、『隙間に入り込む能力』も有る以上、ダンジョンを構成する物質の隙間――例えば、壁の裏や石畳の間等を移動することで発見は困難となり、またユーベルコードが不完全に発動したとしても自由自在に逃亡が出来るはずだ。
「ああ、これはミミック的な奴ですね」
　更に、宝箱の中に電磁波のまま入り込めばその宝箱が擬態系ドスケベモンスターであっても刺激せずに退散することだってできる。
　いい品が中に入っていれば拝借し、そうでないなら放置か退散。
　このほとんど完璧な手段によってるこるは無事このダンジョンの中でも比較的使える者を入手し、また相手を罠に誘い込んでレベルもいくつか取り戻しながら先に進むことが出来た。
　ただし、罠の中には彼女の計画の唯一の弱点である『膨乳／母乳系の魔術罠』があったため、電磁波から戻った時胸がすこいことになっているのだが……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●徹底抗戦
「く、うぅ！　はなして！　はなしてよ！」
　キメリア・モルテスティア（危険地帯のシルバートラベラー・f44531）は全力でオークに抵抗の意思を見せていた。しかし、今の力でそれに敵うわけがない。
「オマエ、ムダ、やめろ」
　褐色肌の巨体、筋骨隆々の亜人。このダンジョン製作者の趣味だろうか、巨大な豚男のようなオークではなく、女性向けエロ同人に出るようなイケメンオークであるが、だからと言って好き勝手させる理由にはならない。
「無駄かどうかなんてわからないじゃない！」
　といって暴れようとするが、手も足も出ず壁に押し付けられ、割れ目にゴリっと逞しいものを押し付けられてしまう。
「んぁっ！　だめよ。そんな……！」
　腰布一枚のオークだ。肉棒は直ぐにそこから飛び出してきてその大きさ、太さ、固さを見せつけられる。
　先端からはローションのように先走りが漏れ、それがキメリアの下着に擦り付けられれば、ゴシゴシ逞しいのを擦り付けられ、乱暴すぎる擦り付けでズレた下着の中にそれが入り込んでしまった。
「はぁああ～～んっ❤」
　その後は、変わらず暴れようとするが蹴っても噛んでも放してもらえず濃厚な白濁を中に注ぎ込まれてしまった。
　激しい吐精に失神したキメリアだったが、その後もオモチャを使うように好き勝手に身体を慰み者にされるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●メイクアフェイク
「……ヤバくね？」
　熟達の忍は計算も完ぺき。現状のまずさを理解して安全そうな場所で一度立ち止まる露木・鬼燈（竜喰・f01316）。
　ユーベルコード【円環理法（ウロボロスコード）】を発動し先ほどの階層で手に入れたトンデモアイテムを使えそうなアイテムにリメイクしていく。例えばローションはカラーボールに、怪しい草は煙だまに。他にもその場にある石や砂でアイテムを作っていく。
　中にはやはり成功度のせいか失敗作になったものもあるが、それはそれで使いようがあったためインベントリに詰め込んだ。
「よし、これだけあれば今のレベルでも切り抜けられるっポイ」
　そうして数分たつころ、なんという事でしょう。自分では使い道のなかった性具が武器に、不要なアイテムが便利な忍者グッズに生まれ変わったではありませんか。
　閃光玉と煙玉による行動阻害から銀でコーティングした鞭での強襲、さらにはイチジク型のディルドがクナイに！？
　麻縄は鎖鎌に成ったりなど、とにかく熟達の忍の歴戦の現地調達術で鬼燈は尻を掘られることもなく何とか先に進むことに成功するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ピンチがとまらない
「前回装備したエロ鎧を何とかしないと！」
　それが現在のヴィクトリカ・ブランロワ（翠玉の竜姫・f05122）にとっての最重要事項。急務であった。
「く、しかし、張り付いて自分でとるのは……」
　ドスケベ生物の吸引力は激しく、剥がそうとすると快感が走って力が抜けてしまう。何とかこの吸引力を抑えられないかと思ったところにローションを発見したヴィクトリカはこれ幸いと鎧の間に流し込んでみた。
　だが、それが良くなかった。彼女は急ぐあまりパッケージも確認せずにそれを行ってしまったのだ。
　そして、彼女が実際に流し込んでいたのはただのローションではなく……。
「うにゅっ！？！？　な、こ、これは……スライムローション『イキてるくん』！？」
　そう、生きたスライムを閉じ込めたトンデモローションだったのだ。
　当然それは鎧と肉体の間でうねうね動いて、鎧と仲良くヴィクトリカの身体を弄ぶ。
「く、ふーーーっ！　な、なんなのじゃ、これ……きも、ちよすぎじゃっ！！！」
　その場に崩れ落ちのたうち回るヴィクトリカ。しかし災難とは続くもの。そこに獣人まで現れてしまって。
「ひぇっ！　や、やめるのじゃ、我は食べてもおいしくな……アッーーーーーー！！❤」
　そして、そのまま餌食になってしまった。こんな状態で【｜竜姫の究極戦舞い（ドラゴニアン・アルティメット・バトルダンス）《ユーベルコード》】など、使えるはずもなかったのだから仕方ない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●古美門・烈火（魔装少女レッドフレア・f29927）はやっぱり男なので！
「吸血鬼とかに必要なのは銀の武器…剣とかでもなんでもいいけど」
　なんとか盗賊お姉さんたちから逃げ出し先に勧めた烈火は次の改装でボスに向けた武器の探索を行っていた。
　先ほど竹の槍という何とも頼りない武器を見つけたのだが、こういう普通なものがあるということは、ここならまともなアイテムが調達できるとふんだのだ。
「ちょうどいいのがあった！！」
　そして探索から数分。烈火はこれ見よがしに豪奢な宝箱を見つけた。早速中身を確認しようと開けたところ、その宝箱は突然烈火に襲い掛かり、丸のみにした。
「へっ！？」
　と声を上げたのもつかの間、暗闇の中でウネウネした何かが烈火の身体に纏わりつき、そして……入ってくる。
「ひぇっ❤」
　そう、宝箱はドスケベミミックだったのだ。
（嘘、俺の腹の中に、何かが入ってうねってる……く、だめだ。こんなんで……俺は、俺は男だ。こんなとこで、牝にされるわけにはいかないんだ）
　そこからは何もできなかった。何もできず必死に自分に言い聞かせていた。
　どんなに、何をされたって、自分は男なのだと。決して女ではないのだと言い聞かせ続けていた。そうして精神を保たなければ、自分がＴＳであるということすら忘れてしまいそうなほど、ドスケベミミックはテクニシャンだったのだ。まあ、獣人とかの処女散らされるよりはそういう性具だと思えば、うん……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ウルトラマニアック！？　いいえ、一般性癖です。
　クロエ・アスティン（ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295）は猫耳ヘアバンドと肉球グローブ、しっぽバイブ以外は全裸の状態でダンジョンの奥に放り出されていた。もはや人の中身を纏った猫である。
「くっ、武器さえ、武器さえあれば……やめ、やめるでありますにゃ！」
　散々猫可愛がられたからか呪いが進行し、語尾にまでにゃをつけだしているが、その心はまだ折れてなどいない。絶対にこの階層でやりとかやりを手に入れて戦える身になって見せると意気込み探索を続けていた。

　まあ、威勢は良くてもステゴロ以下の現状……。
「はぅ、や、やめるでありますにゃ……にゃぅ～～んっ❤」
　数分もたたないうちにクロエはダンピールに捕まってしまいチャームをかけられ、そのダンピールを筆頭に獣人にも犯されてしまう。
「は、はぅんっ❤　や、やめるでありますにゃ。だ、だめなのですにゃ❤」
　可愛い語尾でどんなに制止を求めたってそんなの余計興奮するだけに決まってるだろお言わんばかりに骨の髄まで全部白濁したアレに入れ替えられちゃったんじゃない？　ってくらいナカに出されてしまい、上の口にも獣臭いのをぶち込まれて嗚咽交じりにしゃぶらされお腹いっぱいになるまでごっくんさせられてしまうのであった。クロエの苦難は続く。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●獣とケダモノ
「はーぁ。くっさぁ❤　でも、癖になりそう～～♪」
　ビーストたちのむせかえるような洗ってないチンポの匂い。ゲームが全年齢である都合かイケメンな獣人に囲まれてしまった快楽堕落な天使リヒテン・ヴァイスハイト（狂い咲くチューベローズ・f31447）は、猫と豚の獣人に挟み撃ちにされて両頬にチンポを擦り付けられちん負け（望んで）していた。
「にゃううーーーーーうがーーーーー」
　猫は猫というよりパンサーといった感じの目付きの悪いイケメン。
「ぶふーーーーーっ！！！」
　豚は太ってなく、ガチムチって感じのタレ目のイケメン。どちらも吐精なのじゃないかと思うような白んだ我慢汁を垂らしてふーっ！　ふーっ！　吐息を荒げている。
「あはは、選べないや❤　獣だしいっか。もう、両方穴に入れてよ❤」
　リヒテンはいたずらにそういうと、隠していた前穴を晒して前と後ろにそれぞれ入れろと促す。足腰が柔軟な猫獣人に騎乗位で前穴を赦すと、後ろから覆いかぶさるようにガチムチ豚獣人が蓋をした。
「んぉ゛っ❤　すっごい圧……っ　涎出ちゃいそう♪　あんっ❤」
　言葉通り激しい腰遣いに涎をまき散らしながら喘ぎ、だというのに自分も必死に腰を動かしていい声で鳴いちゃうリヒテン。その淫猥さに獣人たちは力強く腰を掴んで前後する肉棒が止められない！
「うがああああああ❤」
「ぶごおおおおおおお❤」
「あ、まってまって、そんな激しくしたら壊れるっ❤　僕、本気なヤツされたらぁ♥出来ちゃうよぉ♥　あ、トゲ……らんめえええええ！！！」
　リヒテンの牝穴の中に刺さったペニス棘は痺れるような熱で快楽を増幅させ、そして尻穴で膨らんですべて注ぎ込んで吐き出させないようにぎゅうぎゅうと中を広げてくるペニスこぶは前穴の擦れる刺激も加速させていく。
「あ、こんなの……しゅごい❤　卵うんぢゃう❤　卵できちゃうのほおおおおおお❤❤」
　いっそこのままこの場所でボスが倒されるまで遊び倒すのも一興かと思うほどクセになる刺激。
「す、すごぉ♥　おぉっ♥　その体勢しゅき♥」
　満足できちゃう刺激をもらっちゃったら、ちょっと無茶しちゃうのも理性跳んじゃうのも、仕方ない……よね？

大成功 🔵​🔵​🔵​

●抵抗してるからこれはNTRじゃない
　カナリア・テスタメント（全ての生命の母・f44299）はアイテムや装備を探してダンジョンの中をさまよっていた。この階層には獣人やゴブリン、オーク種が存在している。醜悪な見た目であればまだ言い訳もたつかもしれないが、全年齢ゲームに起こっているバグだからか、それらは殆どが眉目秀麗。
　よくメス堕ち同人誌ものにいる『なんでオークのくせにいけめんなのよぉ～～～❤』ってなるやつ。下手に捕まったら誘惑、魅了で心まで持っていかれるかもしれないという別の緊張があった。
「母は夫がいますからね。そんなことにはなるわけにはいかないんです」
　ぽいんっ！　とガッツポーズで胸を揺らしながらカナリアはダンジョンを進む。
　あらかじめユーベルコード【黒鉄兵団の紋章】にて召喚した眷属を使いダンジョンの地形などを把握。手描きの地図には罠や宝箱の位置が書き記されていく。
「気になるのはこの辺りかしら。結構まとまって宝箱があるのよねぇ」
　とおっとり微笑むと、ふらふらとそちらへ。このまま余裕で探索し、先へ進めるかと思っていたのだが……。
「相手に姿が消せるのがいるなんてきいてないわよぉ～～！！！　え、だ、だめぇ！」
　道中、爬虫類系獣人に見つかってしまったカナリアは突然背後から拘束され、ワンピースを破り咲かれ、たわわなパイを揺らしながら長いじっとりとした尻尾で御開帳させられてしまう。
「にぇっへっへ、こいつは上玉がまんまとやってきてくれたものだなぁ！」
　女を取り囲んで下卑た笑いを上げる蛇顔糸目の男たち。
「は、母には夫がいるの……だから……！」
　という懇願など当然聞くはずもなく。
「おい、今何か聞こえたか？」
「いや、なにも。早く食っちまおうぜぇ」
「はぁ～～～～んっ❤」
　まるで羽虫の音を無視するように聞き流され、長くて黒いソレを中にぶち込まれてしまった。
「あっ❤　ちが、か、感じてない～～～～～っ！！！」
　一瞬蕩け顔を見せかけたカナリアであったが、直ぐに正気を取り戻し、必死に顔をこわばらせる。
「そうかそうか、じゃあ好き勝手しても問題ないよなぁ？」
「ふぇ、ちょ……ら、らめえええええ❤」
　カナリアの鳥のさえずるような嬌声があたりに響く。獣人たちは容赦なく二つ穴、三つ穴、好き勝手棒を振るって攻めていく。夫から仕込まれていたはずなのに、このダンジョンのレベルが1に戻る効果でそちらの経験もまるでなかったように体が初に反応し、ちょっとしたことでイってしまうカナリア。
　堕ちるものか、こんなヤツに孕まされてやるものかと気を強く持っても、どちゅっと淫猥な音とともに勢いよく中に注がれると、母乳がぴゅっと噴き出して……。
「ははは、経産婦だぜこいつわ。うぉ、うめえうめえ」
　ひときわ大きい大蛇の様なそいつに母乳まで擦って奪われているうちに、体はどんどんその悦に溺れていく。
　子供は絶対に夫の子を産みたいの……墜ちたフリしてされるがまま気持ち良すぎて頭の中が真っ白になるカナリアは、寸でのところでアイテム収集をさせていた鉄の兵団立ちを合流させることに成功し、ナカに出してる最中で無防備な獣人たちを闇討ち、レベルアップして先へ進むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●結界が決壊！？
「へっへっへ。こいつぁ前技いらずで楽な爪とぎ道具だぜ」
「ばっかｗ　どこの爪研ぐんだよ。お前爪失ったからないだろ」
「へっ！　男は誰だって股間にするどい爪を持ってんだろうが！」
「ばーか、それは猫獣人だけだっつーの」
「――どうでもいいけどヤルならはやくやっちゃおうよ♪　ね、ね。それ、早くクローネちゃんの中に突き立ててえ♪」
　クローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクス》を従える者・f05148）は棘つきちんぽを取り出したシャムネコの獣人に、既に盗賊たちに｜輪姦《まわ》されてどろっどろのおめこをくぱあしながら痛みと快楽をせがむ。
　いや、クローネがくぱあしたわけではない。彼女自身、あきらめ半分であるものの、彼女を獣人たちに差し出しているのは、彼女が使用して呼び出した自分を助けてくれるはずのモンスターたちだ。
　どうやらアイテムがバグっていたようで、モンスターたちは獣人ではなく、自分を快楽落ちさせその体を獣人たちに差し出してしまっているのだ。
「ああ、そんなに慌てなくても何発でも研いでやるさ」
　吸血鬼に逆らって爪を奪われた哀れな猫獣人は、目の前の処理穴にそれをぶち込むと、しっかりとソレについた棘を杭のように打ち込んでばっこばっこと激しく、それはもう人間には不可能なほど乱暴に激しく腰をゆすった。
「んぉ゛っ❤　しゅごっ♪　サイズもライオンさんなみだよぉ～～～♪」
　ドが五つついても足りないほどのＭであるクローネちゃんはその激しい攻めに股を密でぐしゅぐしゅに濡らしながら自らも腰を振る。
「おいおいやべえぜこいつ」
「ああ、ヤバイッ！　搾り取られる……っ！　お前も参加しちまえよ」
「いやいや、そうじゃなくて。目がいっちゃってるって。流石に怖いって」
　そう、獣人も引くほどにクローネちゃんはドエムの変態なのだ。
「いいから、一回入れたらわかるって」
　タバコの勧誘みたいに誘ってくる仲間に、ちょっと怖気づきながらも、発情期である犬獣人も本能欲望には逆らえず、ついつい参加してしまう。
　ブラックタールのクローネちゃん。体を貫通されても平気な人間こんにゃく自慰ホールの彼女の中はとにかくどこも具合がいい。
　一度入れたが最後。底なし沼のように陰嚢の中を空っぽになるまで搾り取られる。
「おっ❤　犬さんのは、膨らんで、こぶになって……ひゅごおおっ❤　お尻こわれちゃう♪」
　涎を垂らしながら猫獣人の首に手を回し抱き着き甘えさらに激しく腰をくねらせるクローネ。
「うおおおお～～～また出る！！！」
　いつの間にか彼女の中に盗賊たちの出したものはなく。全て獣人のくっさいくっさいソレで塗り替えられており……。
「こんなの、癖になっちゃうよぉ♪　と、出し過ぎて気を失い倒れる獣人たちの上でにっこり一人、微笑んでいたのだとか」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●魔嬢のたしなみ
「アハッ♪やっぱりこの手のエロモンは基本よねぇ❤」
　ロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）は満足げに微笑む。
　先ほどまで盗賊たちをその鉄マンで食いちぎる様に絞っては投げ、搾っては投げしていたわけだが、先に進むも｜敵《竿役》が変わったくらいでヤルことはいたってシンプル。
「でも、次のは流石に油断したら捕食（意味深）されちゃいそ♪」
　獣人の胆力は侮れない。穴だけに。バカなこと言ってないでちゃんと装備を探していると、流石エロイ事に関して悪運に恵まれ̪し魔嬢。やがて『エロＥレオタード』を発見することに成功した。
　これはかつて、この世界で発見されたバグアイテム。濡れる消えちゃう系レオタードなわけだけど、もちろんこのダンジョンで見つかるアイテム、その程度なわけがない。

　💀ロベリア・アナスタシアは呪われてしまった　▼

　そう、呪われしアイテムに変貌していたのだ。
　その効果は、淫乱になって発情してしまう代わりに、その淫乱度に応じてエロのぱぅわーが上がるという者。シンプルながら恐ろしい効果である。
「あん、すごい、お腹の奥からどんどんパワーがわいてきちゃうわね❤」
　といったところに丁度やってきた鴨葱……じゃなくて熊系の乱暴で発情した少年獣人が……ああ、かわいそうに。
「ぐぉ？」
　人語を離す余裕がないほど獣欲に脳を支配された熊は美しく巨乳なレオタードのエロ女に襲い掛かるが……。
「もう、丁度よすぎ。最高～～～❤」
　と熊とはいえ子熊ではロベリアに体格もかなわず狂気的な声を上げた女に寧ろ押し倒され、そのままちゅっちゅと激しく唇の雨を降らされ、そして……。
「ま、まって、なんか変。ダメ。ダメ……！　んおお゛～～～～～～っ❤」
　獣の雄叫びを上げながら寧ろ魔嬢に赦しをこう羽目に。
「だ、れか……たひゅけてっ❤　のーみそ、とけちゃうううう❤」
　と熱の冷めないショタチンポから潮を吹きながら結局自分でも腰を振るのをやめられないその獣人の少年をたっぷり味わったところで……。
「おい、俺の弟に何をしてる」
「お、おにいちゃ……ちんぽとける。助けて！！！」
「あら❤　ショタではないけど、まだまだ若い獣人ちゃん。今日は兄弟丼までいただけるのね♪」
「ひっ！！！！！」
　さらにやってきた鴨葱……じゃなかった。青年熊獣人も引き寄せてそのまま一緒にいただいてしまい、とにかく自由に悦楽の限りを尽くすロベリア。だって、涎が出ちゃう。淫乱女だもん♪
　と、ぜーんぶ呪いのせいにして、その後も様々な獣人や褐色オークショタを楽しみつくすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 ボス戦 『ヴァンパイアガール』

POW   :    吸血鬼覚醒 自身の【ヴァンパイアとしての能力】を解放し、物質透過能力と3回攻撃を得る。ただし毎秒加速する【吸血衝動】を満たし続けないと餓死。 SPD   :    超音波砲 【見えない音の衝撃波】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。 WIZ   :    魅了光線 【魅了の視線】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う（抵抗は可能）。 イラスト：えんご 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●私ヴァンパイア
「ねえ、吸っちゃっていい？　吸っちゃっていいよね？　ダメ？　まって、なんでそんなにイキイキしてるの？　部下たちは！？」
　ヴァンパイアガールは想定以上に元気いっぱい（？）の猟兵たちの登場に動揺を隠せなかった。
　レベルを一にして、しかもまともな装備が得られるはずのないトラップダンジョン。なのにどうしてそんな逞しい感じで彼らは自分の前に立ちはだかっているのだろう。
　ヴァンパイアガールはボスモンスターとしての実力を持ってはいるが、その能力は驚異的と呼べるほどではない。それを自覚しているからこのようなバグダンジョンをねぐらにしたのだ。
「お願いだから、吸わせなさいよぉ～～～～！」
　なのに、なんか猟兵たち、怖い。ヴァンパイアガールは拗ねたように大声を上げながらダンジョンの中の獣人やオークやゴブリン、果ては盗賊まで、とにかく適当に無理やりこの場に召喚し、猟兵たちにお帰り頂こうと襲い掛かった。


●百足人間（H)
「ちょっとまって。それだめ、だめだろう！」
「ダメじゃないですよぉ」
「はい、こっちも繋がりましょうね♡」
　不覚を取り、ボスの下に運ばれた鳳・雛子（灰の魔女・f40342）はアイテムを全て没収されていた。
　そしてそのアイテムの中から相手が雛子に使用したのは双頭梁型だった。ヴァンパイアの眷属の女性型モンスターたちはそれの一方を自分の穴に入れ、そしてもう一方を雛子の穴の中につうずるこんだ。
「んぉ゛っ❤　ぐぅう……♡」
　弱体化していることで防御も弱まっている雛子は普段なら出さないような激しい唸り声をあげ、そして目じりから生理的な涙を流す。
「ゃん……ダメだ。女の子に、なっちゃ……っ！」
「あらやだ、この子と繋がってるととーっても楽しくなっちゃう。天にも昇る気持ちだわ❤」
　痛みに耐える雛子のナカの激しい反応はとっても素敵に刺激的なようで、女型モンスターたちは涎を垂らしながら夢中で腰を振る。
　それはもう並の人間にはないパワーでズッコンバッコンってやつだ。
（こうなれば絶頂で天に昇らせて成仏させてやる！）
　涙が出ちゃう……女の子だもん！　状態の雛子だったが猟兵として、そして男としての意地で気持ちを切り替えると【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動し、自己強化に励むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●早く牝穴になあれ
「畜生…このままだと心の底まで女になっちまうじゃねえか……」
　モンスターに襲われ、罠にハマり、色々あってバグダンジョンの奥に釣れてこられた古美門・烈火（魔装少女レッドフレア・f29927）は、 ヴァンパイアの【魅了光線】に当てられ、反抗的な態度は見せながらも瞳の中にハートマークを宿らせてミミックたちの餌食になっていた。
「うふふ、カワイイ♪　初心な子もいるのね♡」
　ヴァンパイアガールはそんないっぱいいっぱいな劣化に近づくとミミックの上から胸を愛撫し始める。
「うっ…！？」
　少し触れただけでもビクビクと震える身体。唇を奪われ、れろれろと舌を口の中に潜り込まされて息もできず、自分がもとは男だったことを脳の端に追いやられ、蕩けた顔でゼロ距離のヴァンパイアガールを見つめて、は、ふぅと熱のこもった息を吹きかける。
（い、いけない。俺は男。絶対に牝おちなんかしないぜ）
　ミミックの触手の先端が自分の女の深い部分に到達した快楽と痛みで一瞬我に返った烈火は、必死に自分の中の雄を腹の底から呼び起こして、この口づけはレズキッスなどではないと言い聞かせ、顔をこわばらせたつもりになってその仕打ちに耐え続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●漫然と咲く
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は首を傾げた。
「いや、危ないと分かった時点で、逃げておいた方が良かったのでは？」
　――ごもっともである。でも下等生物から逃げるなんて吸血鬼的にもゲームシステム（GGO）的にもNOなのだから仕方がないのだ。
「そんなことできるわけないじゃない！」
　拗ねた上に逆切れしたヴァンパイアガールは吸血鬼の力を覚醒し、牙をむき出しにしてるこるの血を吸おうと襲い掛かる。
「まぁ、それはそうなんですけどねぇ……」
　とのんびり答えるるこるは、ユーベルコード【豊乳女神の加護・万華（チチガミサマノカゴ・カギリナキハナ）】を発動する。彼女の肉体がバチバチと輝く雷となり、襲い来る爪を受け止め雷で包む。
「ぐぁ！　生意気な女！！！」
　それでももろともせずヴァンパイアは二度三度とるこるを斬りつける。
「きかねえ、雷だから……！」
　おっとりとした口調のままドンッと言い放ったるこるは、肉体（主に乳）を膨張させ、ヴァンパイアだけでなく、周囲の眷属達もその神の雷によって薙ぎ払うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●回転数が命
「確率は試行回数で乗り越える！」
　数で攻めるは戦術の基本。とばかりに熟達の忍は【傀儡廻し（ドール・メーカー）】を発動したどり着いたボスベア。
　その辺に倒れてる猟兵に骨抜きにされちゃったやつとか、ボコられちゃったやつとかなんかそんな理由で倒れてる獣人やらゴブリンやらを片っ端から百足呪詛で傀儡にした露木・鬼燈（竜喰・f01316）はそれを容赦なく戦の嵐の最中に突撃させた。
「さあ、昇天するっぽい！！！」
　と呪詛傀儡がいい感じにヴァンパイアガールやその眷属にとりついたところで更に呪詛を流し込めば、なんという事でしょう。世にもグロテスクな人間爆弾の出来上がり。
　傀儡となった者たちはドッカンドッカンと大爆発していくではないか！
「ちょ、なによこれぇ！　なんてひどいことするの！？」
　その無情な戦術にはヴァンパイアガールちゃんもやや引き気味に、魅了光線で鬼燈に操られた状態を上塗りして獣人たちを助けようとする。
　魅了光線の熱で百足が死んでしまった獣人は鬼燈の恐怖の呪詛から離れヴァンパイアガールの眷属に戻るが、いかんせん大量の百足呪詛獣人を投入されたので処理は追い付かず、しかしヴァンパイアガール自身の身を守るのには十分な眷属達が解放され最後は獣人VS獣人になっていったそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●グレーにはなれない
　クローネ・マックローネ（｜闇《ダークネス》と｜神《デウスエクスを従える者》・f05148）は黒い体の中に大量の白濁を宿し、その体表にも白濁をこびり付けながら恍惚の笑みで微笑んでいた。
「あはは♪　ご主人様がそうおっしゃるなら勿論従います♪」
　彼女の背後には｜協力的なモンスター《ご主人様》たちがぞろぞろ。彼女に囁くそうに耳元に寄り添っていた。そしてクローネはそれらを見上げ、頷き、ヴァンパイアガールと彼女の眷属達の元へ無防備によたよたと歩いて行く。
「さあ、みんなぁ♪　クローネちゃんとエッチに楽しもうよぉ♪　多少手荒に扱われても気にしないよ♪」
　恍惚の笑みを見せ、そして両手を広げるクローネ。すべてを受け止め、包み込むような妖しさにヴァンパイアガールは怯み、眷属達は惹かれていく。
「あは♪　さあ、クローネちゃんの身体中穴だらけにしてもいいんだよ。我慢しないでいいんだよ♪」
　常軌を逸した目で誘う彼女に、獣人は、オークは、ゴブリンは溜まらずむしゃぶりつく。大きな体で、小さくてもごつごつした逞しい体で、ブラックタールの艶やかな肌を侵していく。
「あんっ♪　すっごい……みんな元気いっぱいだね」
　彼らの躊躇いを断ち切るのはクローネの【クローネちゃんの仲良しフェロモン★（ブラック・ブラック・ラブ・フェロモン）】――年齢、性別を問わずに魅了するその香りにあらがえるものはいない。
「な、なによ。皆楽しそうに……」
「ね～ぇ♪　ヴァンパイアガールちゃんも楽しもうよ～！」
「私は簡単には罠になんかかからないんだから！　雑魚の浅知恵ご苦労様！！！」
　眷属の相手をしながら手招くクローネにあらがうように魅了光線を放つヴァンパイアガール。しかしクローネはそれすらよけずに微笑みを絶やさない。むしろさらに恍惚としてヴァンパイアガールを誘う。だってクローネちゃんはドエムなんだ。ちょっと痛いだけの自分を誘ってくれるビームなんて敵対行為とは思えない。
「大丈夫。罠なんてないよ。一緒に楽しく気持ちよくなりたいだけだから♪　ねっ☆」
　クローネの中で果てた男たちがあまりの気持ちよさに倒れたタイミングでそろそろとヴァンパイアガールに近づき、そしてクローネはその吸血鬼の身体に噛みつくようにキスをした。ヴァンパイアガールはしばし溺れるようにクローネの遊びに付き合うことになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●姫騎士よりも逞しく
「くっ♥……んっ♥」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は必死に声を押し殺しながら、弾丸を周囲に打ち放っていた。
　眉を吊り上げ、眉間にしわを寄せ、正確無比な射撃を見せつける彼女の尻には……性剣バイブレイド――。感度が倍になるという意味とバイブがかけられたギャグアイテムの様なそれは自分の力で抜くことは出来ず、斎の肉体を快楽の虜にしようとぎゅいんぎゅいん通り越してぎゅるるるるんぎゅるるるるんと暴れまわっている。
　最低限の動きで仕留めなければいろいろエッチなものが漏れだす危険がある。

「くそ、なんて……ち、近づくな！！！」
　何度も言うが息をのむほど声は抑え、慎重に動いているつもりの斎。だがしかし、バイブレイドの音が、そして牝の香りがどうしても敵に斎の存在を知ら締めてしまうのだ。
　ヴァンパイアの眷属が獣人系であるならなおさらである。
　迫りくる脅威に過敏に反応し、温存していた相手を骨抜きにするという弾丸を拘束リロードしながらまき散らす斎。そしてぐったりとした彼らの間を縫うことで擬態力を高め獣臭い中を進んでいく。
（この地獄を終わらせるには、早くあの女を倒さないと……！）
　やや快楽の強すぎるせいでお口が悪くなっている斎。そんな彼女の正確無比であったはずの弾丸は、肝心のヴァンパイアガールを射程におさめたところで、突如パワーが爆上がりした性剣バイブレイドの威力に手元が狂いはずれてしまった。
「うわ、あぶな。でもみーつけた」
　そして、ヴァンパイアガールの容赦ない【魅了光線】によってトロトロにされてしまった斎はついに……。
「くぅうううううう～～～～～～！！！！」
　快楽に……。
「ふん、ぬぅうううう❤」
　負け……。
「ぐぅううううううあああああああああ♥」
　負け……。
「ないっ！！！！！！！！！」
　背後にのけ反った体勢から一気に前かがみになり踏ん張りを利かせた斎は何とか食いしばり、ただそれ以上動けることはなく、真っ白に燃え尽きて賢者タイムに近い何かに陥りその場にうずくまるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●暴走の果てに
「もっと、もっともっと！　もっと吸わなきゃ！！！」
　なんだかんだで窮地に追いやられるヴァンパイアガール。そこにやって来たドスケベ魔嬢ロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）はこたえる。
「あ～ら、かわいい子だわ♪　良いのよ、好きに私を吸っても｜――貴女も吸われる《生命力吸収される》覚悟あるならね」
　メシアのようなトーンで悪魔の様な事を堂々言い放つ彼女に思わず「え、いいんですか！」と言いかけたヴァンパイアガールだったが直ぐにその発言の異常さに気付きすんでのところで思いとどまる。
「あら、どうしたの？　遠慮しなくていいのよ？」
　しかしそこで逃がしてあげる魔嬢ではない。ロベリアはユーベルコード【影魔法『ビューティサーバント』（カゲマホウ・ビューティサーバント）】を発動し邪魔する奴は指先ひとつでダウンしていきヴァンパイアガールをあっという間に囲んでしまう。
「ひぇっ！」
「ほら、怖がらないで一緒に遊びましょうよ」
「あなた本当にレベル下がってる！？」
　バーストした欲望の前ではレベルなど些細な事。とでも言わんばかりに大量のケダモノたちの生命力でぶち上がったロベリアはそのままヴァンパイアガールにしなだれかかり勢いで押し倒しくんずほぐれつ身を絡め合う。
「あ、やぁっ！！！♥」
　ロベリアのテクについ、かわいらしい声を上げてしまうヴァンパイアガール。彼女の鈴の鳴るような声に気をよくしたロベリアは唇まで一気に奪って。
「は……ふぅ……」
「うふふ、そう、ちゃんと息をしてっ♡」
　レクチャーするように口吸い、舌を絡め淫猥な水音を二人で塞ぎ合った空間の中で響かせる。
「ほら、素直になったからここもこんなに……あなたはどれだけわたしを楽しませられるかしら？」
「が、がんばりまふ……っ♥」
　という訳で哀れな犠牲者……もとい、邪魔な敵もヴァンパイアガールちゃんも、彼女の手によって底が（分から）ないドロッドロの淫塗れにされてしまい無事ロベリアが満面の笑みを浮かべすっきりとした雰囲気を漂わせたところで事件は終息を迎えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2024年12月13日