帝都櫻大戰㉒〜沈んだ桜の世界
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「海……海嫌い……2つ目出来上がるとかマジ勘弁して……!!」
半分泣きそうになっている木々水・サライ(|白黒猫使い人形《モノクローム・ドール》・f28416)。2つ目の海の世界が出来上がるという予知を見て、今絶賛絶望中だった。
幻朧帝イティハーサとカルロス・グリード。双方の合意をもって、彼らは新たな新世界――『グリードオーシャン・アルゴ』を作り出す。
大地をオーシャンボールによってほとんど浸水させ、2つ目のグリードオーシャンとなったサクラミラージュ。それがカルロスが作り出す新世界となる。
曰く、グリードオーシャンもかつてはこのように生まれた。――元の世界の名前は『サクラエリュシオン』だと告げて。
「け、けど、これ、ほっといたら絶対他の世界に侵略されるからよ。カルロスの号令で集まったオブリビオン海賊船団が、展開されてるから……それ、ぶっ飛ばしてきてほしい。海上戦だけど!」
ほとんどがオーシャンボールによって水没し、陸地が少なくなってしまった今、カルロスとの戦いは海上で行われる。
海の上を飛んでいくか、自前の船を出すか、他世界から落ちてきた船を使うか。様々な方法で海へ繰り出し、カルロスを止めなくてはならない。
「い、いま、幻朧桜から別の世界に繋がってる状態ってのもあるっぽいから、島に船が落ちてるのがいくつか、見えてる。だからそれを借りても、いいかも、しんない!!」
本当に、海の世界が2つ目になるのは勘弁してくれと言いたげに教えてくれたサライ。
ひとまず戦場に猟兵達を送り込み、カルロスの討伐報告を聞くまで安心は出来ないのだ……。
いざゆかん、海に沈んだサクラミラージュ!
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
カルロスとの付き合いってもう3,4年ぐらいになるのか。長いな。
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
またMS自身は過去作未履修なため、過去作に関するネタが出た場合はプレイングを流させていただきます。
この点についてはご了承くださいませ。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
現時点では全員採用を目標にしていますが、戦線ルールが発生しているためタイミングによっては採用されない可能性もあります。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●戦場について
ほぼ海に沈んでますが、島が生成されてるのでちょこちょこ陸地はあります。
その陸地の上に他世界から船が落ちてきているという状態です。
●プレイングボーナス:海上戦に適応する/海賊船団を素早く殲滅する。
今回はカルロスが船団を指揮するので、海上戦となります。陸地は少ないですが、空中飛行などは制限されていません。
船がない場合は陸地に残った船を利用するなどでボーナスクリアです。どんな船かはお好きなようにどうぞ。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 ボス戦
『カルロス・グリード幻朧態』
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POW : 海王の矢
【無限に広がりゆく大海】から無限に供給される【『死の海水』の矢】を、レベル分間射撃し続ける。足を止めて撃つと攻撃速度3倍。
SPD : 王錫海巨人
全長=年齢mの【『海水の巨人鎧』を纏った姿】に変身し、レベル×100km/hの飛翔、年齢×1人の運搬、【生命を蝕む呪いの海水拳】による攻撃を可能にする。
WIZ : インヴェイジョン・オーシャン
全身を【数万トンに及ぶ海水】で覆い、自身の【侵略への欲望】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
イラスト:炭水化物
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
凶悪で極悪で劣悪で最悪なうえに
悪事の邪魔する
ワルにとってのワル
超ワル魔王ダーティとは私のことです!
ひゃあ!凄い数の海賊船団です!皆さんの視線が私に注がれているを感じます!
視線ありがとうございます!
そうしてたまった{ゲイズ・パワー}で大型船を作ります!
『オーラ防御』の応用ですね!
船はできた!あとは人員ですが…【悪辣!滲染穢堕禁踏沼】で揃えましょう!
そして皆さん{ブライトホーリーランス}を手に…さぁ大・海・戦だぁー!!
●海上であれ、|私を見て《Look at me》!
「ひゃあ! 凄い数の海賊船団ですねー!」
大きく広がる海。たくさんのオブリビオン海賊兵団。それを眺めるダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)。
他者の視線を力に変えて戦う彼女にとって、このグリードオーシャン・アルゴは願ってもない活躍の場だ。故に彼女はまずオブリビオン海賊兵団の視線を集めて力を練り上げ、船を作り出す。
「うーん。船にはやっぱり、船員が必要ですよね……」
せっかく大きな船を作っても、ダーティ1人ではもったいない。そこでユーベルコード『悪辣!滲染穢堕禁踏沼』を使うと、己を分身を作り出す沼として身動きが出来なくなる代わりに敵と同数の分身を作り出した。
その後、ギラギラに輝くブライトホーリーランスを分身達に持たせ……船長・ダーティは高らかに声を上げた。
「さあ! 大・海・戦だぁーー!!」
無限に広がりゆく大海の上で、カルロス・グリードはいつしか彼女に目をつける。
ここにいては新世界創造の妨げとなる。ここにいてはこれまでの目論見が潰えてしまう。
必ずや成し遂げようとするカルロスは海から無限に供給される死の海水の矢をダーティの船に向けておおよそ2時間ほど発射し続ける。
「わぁ! これは熱烈な歓迎みたいですね!」
無限に供給される矢を見て、また新しい視線を受け取ったと感じ取ったダーティ。分身を作る沼となって無敵状態の今その矢は彼女に当たることはなく、分身達も軽々と矢を叩き落とす。
そこまで熱烈な視線を受け取っては、ちゃんとお返しするのがワルな魔王の嗜み。猛烈に膨れ上がったゲイズ・パワーを砲弾に変えて、分身達と共に送り返してあげた。
海というステージであったなら、そこにふさわしいステージに立つだけ。
だってそれが、凶悪で極悪で劣悪で最悪な、悪事の邪魔をする悪魔の姿だから!
大成功
🔵🔵🔵
黒木・摩那
話に聞いたとおり、他の世界からもいろいろな船が落ちてきてますね。
どれも乗ってみたくはありますが、ここは自分の船、ボードが一番ですね。
マジカルボード『アキレウス』で海を滑ります。
さらにUC【矢印渦流】を発動すれば、矢印の配置次第で不可思議な機動も可能です。
この動きと速度で相手を圧倒しましょう。
矢が無限と言っても、撃つのはカルロスだけ。
スマートグラスの弾道解析で避けていきます。
ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
ヨーヨーで船を【重量攻撃】。穴を開けて、船を沈めていきます。
数で圧倒する気でしょうが、逆に減らして胃に穴を開けてあげますよ。
●己の船がやっぱり一番
「話に聞いた通り、他の世界からもいろいろな船が落ちてきてますね」
サクラミラージュの世界に広がった海の上を、マジカルボード『アキレウス』に乗っていともたやすく滑っていく黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)。
ユーベルコード『|矢印過流《ベクトル・ボーテックス》』を使うことで、空間に多数の矢印が浮かぶためそれらを利用してボードの軌道を自由自在に操っていた。
右往左往する摩那の動きに翻弄されるオブリビオン海賊兵団。グリードオーシャン・アルゴの創造主でもあるカルロス・グリードはうろたえるなと兵団に向けて指示を下していく。
その合間にも摩那はオブリビオン海賊兵団の合間をすり抜けて、カルロスの乗っている船を目指していく。
「数で圧倒する気でしょうが、逆に減らしてあげますよ」
船と船の間をすり抜ける間際、超可変ヨーヨー『エクリプス』を使い船底に穴を開けていくことで浸水させ、船を落とす作戦に出た摩那。バコンッ! といい音を立てて穴が開き、そこへ海水が流れ込んでいくのがよく見える。
その様子はきちんとカルロスにも見えているようで、彼はすぐさま無限に広がりゆく大海から供給される死の海水の矢を摩那に向けて射出し続けた。
長らく矢を射出し続けるカルロス。これだけ無限に射出し続ければ、ボードで滑ると言えどただでは済むまい。そう思っていたのだが……。
「無限と言っても、撃つのはあなただけですよね?」
軽々とカルロスの真上を通り過ぎる摩那はすれ違いざまにカルロスに言葉をぶん投げる。スマートグラス『ガリレオ』による弾道解析が彼女をここまで無傷のままにつれてきてくれたのだ。
摩那は気づいていた。この無限に供給される矢はカルロスのみが操る代物であり、オブリビオン海賊兵団が操るものではない。むしろ海賊兵団はその矢が降り注ぐ恩恵のもとに戦えているだけ。
ならば、摩那がやることと言ったら?
海賊兵団の数を減らせば、この戦いには勝利したも同然。
じわじわと仲間の数を減らせば、カルロスはもう袋のネズミなのだ。
大成功
🔵🔵🔵
メンカル・プルモーサ
(改造装甲車【エンバール】に搭乗)
海上は障害物が少ないから走りやすくて良いね…と言ってもあちこちに船はあるんだけど……
…全身を海水に身で覆って鎧にしてるの面倒だな…あと周囲の海賊船団も…
でも他の世界からの船があるならまあ…電子制御で動く船の一つや二つあるだろうから…
…ハッキングでそれらの船を操って海賊船団に砲撃をしかけて蹴散らそう…
……海賊船団を蹴散らしたならば後はカルロスだけど…カルロスからの攻撃をハンドル捌きでいなしながら残った島やら船やらに刻印を設置…
…カルロスが効果範囲にはいったら【夜空染め咲く星の華】を発動…海水を貫く勢いで光柱を音してダメージを与えるとしよう…
●海に浮かぶ星
「……ひろーい……」
グリードオーシャン・アルゴを改造装甲車【エンバール】で走り抜けていくメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)は快適な海のドライブを続けていた。
これだけならいい景色のドライブだったのだが、非常に残念なことに海上にはカルロス・グリードが集めたオブリビオン海賊船団が集まっている。
「……うーむ……なかなか手強い相手……」
カルロスの様子をドライブがてら確認して、周りの島も確認して、オブリビオン海賊船団の様子も確認して。集めた情報をもとにメンカルは1つの閃きを試してみることに。
小さな島。海に沈んだ世界の中から拾い集め、他の世界との繋がりを得た島には様々な機構を乗せた船が存在している。
メンカルはそれらをハッキングすることで己の船として扱い、オブリビオン海賊船団に向けて砲撃をしかける間にカルロスの船に近づく作戦に出た。
カルロスは既に数万トンに及ぶ海水で自身を覆って、戦闘力を増強している。それを抜けるためにはまず、周囲の一掃を行わなければ始まらないのだ。
「……どけどけー……」
砲撃と砲撃の合間を華麗なるドライビングテクニックで避けていくメンカル。オブリビオン海賊船団は車が海の上を走っていることに一瞬驚いていたが、視線を向けた瞬間にはメンカルのハッキング船から砲撃を食らうのでツッコミを入れるヒマがない。
そのおかげか、あるいはオブリビオン海賊船団がアホだからか。ともかく、メンカルは想定以上の速度でカルロスの船へと近づくことに成功していた。
「――天の耀きよ、咲け、放て。汝は光芒、汝は落輝」
カルロスの姿を確認したメンカルは、すぐさま詠唱を始める。車を走らせ、カルロスの船を円で包むように陣を描いて攻撃を切り抜けていく。
詠唱が終わったその瞬間には、ユーベルコード『|夜空染め咲く星の華《ダイ・ザ・スカイ》』による星の力を宿した光の柱がカルロスに降り注いだ。
海水で身体をまとっても、光は簡単に貫いていく。
まるで流れ星のように。
大成功
🔵🔵🔵
空桐・清導
SPD
「海か。なら、コイツだ!」≪ギガシャーク!≫
メガリスを起動して超変身
そのまま海へと飛び込む
巨大なサメのオーラを纏って次々と船を下からかみ砕く
更に巨大な渦潮を生み出してそこに巨大な牙を混ぜることで
船団を喰らい尽くす
王錫海巨人と化したカルロスに対して
巨大な竜巻”ギガシャーク・トルネード”を生み出して
飛翔を制限してダメージを与えていく
海水拳は[オーラ防御]で防ぎ、攻撃の手を緩めない
「これで終わりだ!カルロスにイティハーサ!
超必殺!ワールド・バイト・ギガトルネード!!」
ギガシャーク・トルネードを更に巨大化
王錫海巨人すらのみ込むほどの風でのみ込み、
その中で何度も噛みつき攻撃を叩き込む!
●海だろうとヒーローは駆けつける!
「海か。なら、こいつだ!」
ユーベルコード『プロティアン・ギガシャーク』を使い、メガリス"ギガ・シャーク"の性能を身体に宿して海へと飛び込んだ空桐・清導(ブレイザイン・f28542)。
鮫の持つ能力や、その強靭な顎を使うことでオブリビオン海賊船団を噛み砕き、海の底へと引きずり下ろす。まさに海を制する者へと変貌していた。
だが、本来の目的は船団への攻撃ではない。このグリードオーシャン・アルゴを創造した者、カルロス・グリードを倒さなければこの世界は侵略への活動を始めてしまう。
故に清導は鮫の持つ超速の泳ぎを利用し、カルロスの船を囲うオブリビオン海賊船団を蹴散らして近づく。時々巨大なサメのオーラを少しだけ大きくして、渦潮を生み出して船を飲み込んで鮫に食われるという恐怖をオブリビオン達に見せつけながら。
「追い込んだぜ、カルロスにイティハーサ!!」
やがて清導はカルロスの船を見つけると、同じように竜巻を船に向けて放つ。今度はオブリビオン海賊船団に向けて放った竜巻よりも大きく育てた竜巻を作り、逃げられないようにいくつも配置する。
海賊なのだから、このぐらいの大嵐は平気だろう? なんていい笑顔を浮かべた清導。竜巻を使えばカルロスが超速で飛翔することを阻害し、船上での戦いを余儀なくされるため問答無用で竜巻を発生させ続ける。
とは言え、カルロスも比較的冷静だ。竜巻の中といえど本人に近づかなければ倒すことは出来ず、竜巻での足止めだけでは落ちない。故に清導が近づいてきた瞬間を狙い、生命を蝕む呪いの海水拳を構えた。
けれど清導はとっくの昔にカルロスの狙いに気づいている。だからこそ、鮫の力を行使することを決めたのだ。
「残念だが、俺の鮫はちょっとばかし気性が荒くてな!」
そう笑うと、大きな風を巻き起こした清導。カルロスを包み込み、その視界を封じると同時に。
――美味しく、噛みついてあげましたとさ。
大成功
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シノギ・リンダリンダリンダ
海!!!!!!この大海賊へのご褒美でしょうか!!?
海は、大好きです!!!!!!!!
海上戦でテンションが上がらない海賊はいない
【越流せし滄溟の飛蝗】を召喚
レベル分の死霊の海賊をのせて、出航!!
大海賊らしく、航海術も船上戦も集団戦も得意です
操舵は自分が担当し、残りの海賊死霊で放題や銃、魔力の弾で船団を蹂躙します
歴戦の大海賊らしく、どの船が今一番負傷しているか、どの船が一番今攻撃されたら嫌かを見極めながら、的確な指示のもと襲撃、蹂躙
あぁ、カルロス・グリード!!!!
素敵な海上戦を、ありがとうございます!!!
お礼に、この世界も、私が略奪させていただきますね!!!
●それが海賊という生き様
「海ッ!!!???? えっ、この大海賊へのご褒美でしょうか!?!!!???」
辺り一面に広がる海の景色にシノギ・リンダリンダリンダ(|強欲の溟海《グリードオーシャン》・f03214)はめちゃくちゃ喜んでいた。
海賊というのだから海は当然好きだ。海の上での戦いはスリルがあって楽しいのだから、これが嫌いな海賊なんていないだろう。
そんなテンション右肩上がりの状態なシノギ。ユーベルコード『|越流せし滄溟の飛蝗《ゲット・レディ・シャニ・ムニー》』を使い、様々な武器や魔法で武装した海賊の幽霊を765人乗せた海賊幽霊船シャニムニーを召喚。
「いくぞ野郎共ぉ! この海もいただきだぁーー!!!」
大海賊の船長らしく出で立ちを構えたシノギは、船員とともに海を走り出した。
グリードオーシャン・アルゴ。2つ目のグリードオーシャン。
それを生み出した創造主カルロス・グリードは、シノギにとってはライバルのようなもので、玩具だ。
「あぁ、カルロス・グリード! 素敵な海上戦をありがとうございます!!」
礼を述べ、船員達に指示を繰り出しながら船を操舵するシノギ。歴戦の大海賊ともなれば、船を巧みに動かすことで的確にオブリビオン船団を沈めていくことなんて赤子の手をひねるよりも容易い。
船に搭載された武器も、船員達の持つ武器も、これまで培った経験も、戦法も、すべてがシノギの武器。故にカルロスが呼び出したオブリビオン海賊船団はなすすべもなく駆逐され、海の中へと沈みゆく。
これが海賊。これがシノギの生き様。全てを欲する強欲なれば、現物の武器のみならず、目に見えぬ数多の知恵と知識をも武器とするのだ。
「こんな素敵な海上戦をありがとうございます。お礼に、この世界も私が略奪させていただきますね!!!」
海に生きるものは、海に沈み、海で息絶え、海のために命を巡らせる。
海賊というのは、こんなにも険しくて、楽しい職業なのだ!
大成功
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エミリィ・ジゼル
グリシャンの戦争であれだけ分からせたというのに、カルロスはまだ海を自分の領域だと勘違いしている節がありますね。その勘違い、もう一度正してやりましょう。
カモン、サメダディ!あいつ、また海で調子に乗ってるんすよ!
誰が真の海の王者であるか、分からせてやってくだち!
UCでサメと海の支配者、サメダディことリヴァイアサンを召喚。
サメダディの力で大海嘯を起こしてもらい、カルロスを海の藻屑にしてやります。
海水をまとっているようと関係ありません。むしろその海水を津波の元に利用してやりましょう。
津波のおかわりもいいぞ!
●2度目のわからせ、到来。
「懲りないですねぇ。グリシャンの戦争であれだけわからせたというのに……」
大きくため息を付いたエミリィ・ジゼル(かじできないさん・f01678)。カルロス・グリードがまだ海を自分の領域だと勘違いしている節があると判断を下すと、仕方がないからまた『わからせ』が必要だからと準備を開始。
ユーベルコード『サメ召喚「すべてのサメの父」』によって、謎のかじできないさん空間から海とサメの術を操る悪魔『|すべてのサメの父《リヴァイアサン》』を召喚。
「サメダディ! あいつ、また海で調子に乗ってるんすよ!! 誰が新の海の王者であるか、わからせてやってくだち!!」
サメダディことリヴァイアサンはその言葉を聞いて、周囲の状況を見やり……カチンときた。海の上に並ぶオブリビオン海賊船団が次々と海を支配しているのを見てしまったから。
海は誰のものかをわからせてやる必要があると判断したようで、エミリィとの交渉は成立。早速彼女を背に乗せ、リヴァイアサンは海を走った。
リヴァイアサンが走ることにより、エネルギーが津波となって到来。大海嘯はオブリビオン海賊船団はもちろん、カルロスごと丸呑みにして押し流してゆく。
だが、カルロスは事前に数万トンの海水で身を包み、己の戦闘力を増強。侵略への欲望を糧に生き延びていた。
「あらら、生き延びてますね。でも、海水を身に纏うということはサメダディともっと遊びたいということになりますね!」
海水があればあるほど、エネルギーを吸収して津波は起こる。故にリヴァイアサンはカルロスの海水と己が呼び寄せた津波を混ぜ合わせると、再び大きな津波としてオブリビオン海賊船団を包む。
数々の攻撃を受け続けたオブリビオン海賊船団は、もはや津波に耐えきれるものではない。
大海原の大きな悪魔によって引き起こされた津波は船団を、カルロスを、すべてを飲み込んでいった……。
大成功
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