【古代キマイラ】それ、ほんとにいるの?
キジマ・プロトコル
本件は『コイネガウ』からの依頼です。
題名に【古代キマイラ】の冠を付ける様にお願いします。
タグ入れも 古代キマイラ と入力お願いします。
『コイネガウ』では3年目の「エピローグ」で「古代キマイラ」編の開催を企画しています。
エピローグは通常編がある他、フラグ解禁のクリアで追加コンテンツが増えます。
「古代キマイラ」編も追加コンテンツの一つであり、
依頼クリア数が一定数以上に成りますと3年目の何処かで追加イベントが発生します。
以下、「古代キマイラ」編に関する詳しい情報は以下の掲示板が参考になります。
【3年目のフラグ判定】古代キマイラ遺跡の攻略状況
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=132021&mode=last50
さて、ノベルの内容です。
昨今、希島でUFO目撃情報が多発した為、司令塔が動きます。
キジマがアレクサンドラさんを呼び出して事態の調査に向かわせます。
(ノベル依頼主はキジマですが、アレクサンドラさんの行動描写メインを希望)
アレクサンドラさんは希島のUFO目撃談をまとめる為、怪しい都市伝説に翻弄されます。
UFO情報を流したのは古代キマイラの陰謀だったようです。
希島の民達がデマに惑わされて、怪しい目撃情報に尾ひれが付いて行きます。
ですが結局、決定的な事は何一つ分からずに終わります。
とびっきり怪しく可笑しいノベル希望です。
アドリブ歓迎。
日常系ノベルです。
ある日、情報屋のアレクサンドラ・ヒュンディンはキジマ・プロトコル(希島国司令塔の冷徹な統括責任者・f38166)からの依頼で、島中を駆け回っていた。
なんでも昨今希島でUFO目撃情報が多発し、それに関する騒ぎが島中枢でも無視できないものとなってきたのでその調査のため司令部が動いたというのだ。
というわけでその目撃情報を洗ってみるアレクサンドラ。
「空の彼方に光る物体を見たんだ!」
「はい、その方向にはキャバリア演習場があります……」
「あの日から体から音がして手からビームが……」
「急なホープコード覚醒にお困りの方はこちらへ……」
「友達が数日行方不明になって帰ってきたらお腹が膨れてて……」
(アカン)
確かに本人としては異常事態だが、いずれも希島ではよくあることだ。そう言うものを弾きつつ残った情報を集めると、何やら噂の正体が見えて来た。
「これ……本当に何かされたって人はいない……」
確かに、すぐに正体を判別できない謎の光や物体の目撃情報はある。そして攫われたとか発狂したとか殺されたとかの物騒な噂もついてきた。
だが、その被害者というのが『兄貴の友達の従弟』だの『上司の息子のクラスメイトの親戚』だのばかり。
「FoaF、か……」
|Friend of a Friend《友達の友達》。都市伝説の定番登場人物であり、一見実在してそうな肩書と会えそうで会えない絶妙な距離を持つ虚像。
体験したという人物がそればかりということは、それはつまり実体を持った被害者はいないと言ってもいいということなのだ。
恐ろしい噂は全て尾鰭。人々の疑心と好奇心が小さな話を勝手に飾り付けた妄想の産物。現状実害はない。上への報告と公式発表はまずそれでいいだろう。
しかし、根本的な解決はまだしていない。尾鰭がつくには『体』が必要なのだ。
広がった部分をすべて取り除いた後に残る話の核。キャバリアはもちろん鳥や飛行機でもあり得ない場所や軌道で飛ぶ飛行物体。うろつく謎の人影。
実利もないのにそんな噂を流して世を騒がせ喜ぶ存在……そんな集団にアレクサンドラは心当たりがあった。
「キマイラ……」
享楽を極め楽しければそれが正義という種族。『古代キマイラ』なる伝承がこの島にはあり、それに関する様々な報告も上がっている。
この根も葉もない虚言は、『それ』の活動を示す証左の一つでもある……アレクサンドラは報告書をそう締めくくった。
成功
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