【サポート優先】地獄の選抜!?拷問特訓から村人を救え!
ヴァンパイアの領主である「シックス伯爵』はハイテンションな様子で言った。
「ところで執事よ、最近活気がないと思いませんか!?」
突然問いかけられた執事は、また、ろくでもないこと思いついたのではと、諦め顔で答える。
「……何かお考えでいらっしゃいますか?」
シックス伯爵の顔はヘルメットのような仮面で覆われているため表情は判らないが得意そうにいった。
「催しをしましょう! 村人たちを捕まえて大闘技場で死ぬまで戦わせあうのです! そのまえに余興として、まずはド派手にオーディションといきましょう! 手近な村に侵攻の準備です!!! 私も視察に赴きます! 注意点ですが! 開催は夜にし、ニンニクや十字架は入念に片づけておくこと! 以上!!」
執事は、やっぱり、ろくでもないことだったと、がっくりしてうなづいた。
『闘奴牢看守』は鞭を打って煽りながら叫んだ。
「うひゃはははぁー! 走れ! 走れぇ! 速く走んねぇと、粉々になっちまうぞ!」
村人たちは巨大なランニングマシーンのようなものに乗せられ走らされている。ベルトの流れる先には巨大な棘のついた歯車が回転していて、今にも村人たちを飲み込もうとしていた。
「うひひひひ! 生き残った奴は栄えある闘技場の闘奴にしてやる! がんば💛 がんば💛 だはははは!!!」
子供の手を引く母親が懇願する。
「お、お願いです! この子だけでも! せめてスピードを緩めて!」
下卑た笑いをしながら『闘奴牢看守』はスピードアップのレバーを引いた。
「うひゃひゃひゃ! お望み通り速度を上げてやろう! 苦しみは短い方がいいだろうからなぁ! 俺って親切ぅ💛!! がはははははっーーー!」
ことの起こりを猟兵たちに伝えた、秋月・葉(人間のカードデュエリスト・f38502)はうなだれる。
「これはどーしようもない連中っすね。皆さん、遠慮なく天誅を喰らわしてくださいっす!」
葉は続けて状況説明する。
「現在、襲われた村では、『闘奴牢看守』たちが、村人を「オーディション」と称して、拷問まがいの選別を行っているっす。村人を助けて『闘奴牢看守』を倒してくださいっす! それが終わるころに、視察に来た『シックス伯爵』が現れるのでこれを倒してフィニッシュっす! 『シックス伯爵』はおちゃらけた印象とちがって非常に強いっすけど、太陽光やニンニクが十字架が弱点なのでそれを使うと有利に戦えるっすよ! それでは皆さんがばってくださいっす!」
にこやかに葉は猟兵たちたちを送り出した。
ロースター
今回はサポート優先依頼となります。よろしくお願い致します!
第1章 集団戦
『闘奴牢看守』
|
POW : ボディで悶絶させてからボッコボコにしてやるぜ!
【鉄製棍棒どてっ腹フルスイング 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【鉄製棍棒による滅多打ち】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : チェーンデスマッチたこのやろう!
【フックと爆弾付きの鎖 】が命中した対象を爆破し、更に互いを【鎖についてるフックを肉に食い込ませること】で繋ぐ。
WIZ : 嗜虐衝動暴走
【えげつない嗜虐衝動 】に覚醒して【『暴走(バイオレンス)』の化身】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルナ・リズリット
ロースターマスターにおまかせします。かっこいいルナ・リズリットをお願いします!
二重人格のネクロマンサー、ルナ・リズリットです
普段は僕口調で誰にも優しく接する性格をし、もう一人の人格である[レヴナイト]は俺口調で荒っぽく戦闘時だと基本的にレヴナイトとしての人格が表にでます。
二人の共通点は困ってる人は見過ごせないという正義感であり、誰かが傷ついてるなら手を差し伸べ、人を害する者には決して許しません。
戦闘スタイルとしては死霊術でゴーストやスケルトンナイトを召喚し戦わせたり、手持ちの斧や鎌に変形する武器をつかい敵をなぎ倒す接近戦も得意とします。
夜の村はヴァンパイアの襲撃をうけた。生き残ったものを闘奴とする地獄の選抜が行われており、村人たちは強制的に死のランニングマシーンで走らされている。
「ぼ……ぼく、もうだめ……」
「坊や! お願い! がんばって!」
「ごめんな……さい……」
体力の限界がきた、一人の子供がよろけて転んだ。ベルトの流れる先には棘のついた歯車があり、子供を飲み込もうと高速回転している。
「ひゃっはははは~💛 お一人様脱落で~す!」
選抜をしている『闘奴牢看守』が下卑た笑いをあげ、子供がひき潰される寸前に声が響いた
「趣味が悪いな」
……その直後、轟音が鳴り響き、棘の歯車が激しくクラッシュした!
「な、何が起こった!!」
闘奴牢看守が目をやると、歯車が斧のようなもので破壊され、その脇に潰されるはずだった子供を抱えた一人の女性がたっていた、闇夜に溶け込むような黒髪とそれに映える赤い瞳から優しい視線を子供に送っている。
「大丈夫ですか? どこかケガは?」
「だ……大丈夫……です……あ……ありがとうございます!!」
状況を把握しきれない子供は目をパチクリさせてお礼を言った。女性はうなずくとゆっくりと子供を地面におろした。
「誰だてめぇは! 俺の仕事を邪魔すんじゃねーよ!! ぶっ殺すぞ!!!!」
喚き散らす闘奴牢看守に臆することなく、ルナ・リズリット(二重人格のネクロマンサー・f44687)は毅然と言い放つ。
「自分勝手な楽しみのために村人たちを弄ぶとは許せません。倒させてもらます」
ルナが宣戦布告すると闘奴牢看守も武器を構え戦闘態勢にはいる。
「その目、気に入らねぇな。ボコボコにリンチして、命乞いさせてやる!! お前ら! 集まれ!」
他の選別をしていた闘奴牢看守たちも集まり、ユーベルコードを発動させる。えげつない嗜虐衝動 に覚醒し、戦闘能力を爆発的に増大させた|『暴走』《バイオレンス》の化身へと変身していく。
その時、ルナの目つきが変わり、表情も一変した。
「俺の出番だな。暴れさせてもらおう」
戦闘に入り、ルナのもう一つの人格であるレヴナイトが現れる。ルナと真反対の荒っぽい性格をしているが、弱きを助け悪を許さない心は同じだ。闘奴牢看守たちに対抗するためにユーベルコード『リザレクト・オブリビオン』を発動する。この技は自身と同じ強さの死霊騎士と死霊蛇竜を召喚し戦わせることが出来る。ただし、自身は戦えず、自身が傷を受けると技は解除される。
「いくぞ!」
死霊騎士と死霊蛇竜が闘奴牢看守どもの群れに突進する。血に狂った闘奴牢看守が、棍棒を振りかざし襲い掛かってくるが、その攻撃を剣でいなし、尾で吹き飛ばし、近寄せない! 隙をみた一閃で切り払い、急所を狙った噛みつきで襲い掛かり、一体一体叩き潰していく!
「ひ、ひぇぇぇぇ!」
鬼神のごとく襲い掛かる死霊たちに闘奴牢看守は悲鳴を上げて恐慌状態に陥った。あれほど恐ろしかった闘奴牢看守の慌てふためく姿に助かった村人たちが歓声を上げる。
夜の村で開かれた戦闘はルナたちの活躍によって、猟兵側有利に口火を切った!
大成功
🔵🔵🔵
ルナ・リズリット
「魔導士なら近接戦が苦手と考えて俺に近づいたな?そのウカツが貴様の命取りだ」
「これは警告です、今すぐこのふざけた行事を中止し捕らえる人達を解放しなさい」
[アドリブ歓迎]
一刻も早くこの惨状を終わらせるために立ちはだかる敵を持ち前の戦闘力でちぎっては投げちぎっては投げていき、強気で捕らわれてる人達を解放するよう要求してる様子や戦闘シーンなどをお願いします
地獄の選抜を受ける村人を開放すべく、『闘奴牢看守』たちとの闘いの火蓋が切って落とされた! 果敢な攻撃により、闘奴牢看守たちの気勢をそぐことに成功し、流れはこちらに来ている。しかし、多くの村人はまだ捕らわれたままで状況は予断を許さない!
「ちょ……調子に乗るんじゃねぇぞ! この女! 俺たちがこれくらいでまいると思ったか!」
押されていた闘奴牢看守たちが一度距離をとり態勢を立て直す。そして、こちらの様子をうかがったあと、ニヤリと笑みを浮かべた。
「へへへ、敵は一人だ! 取り囲んでボコボコにしちまえば、それで終わりだぁ! 野郎ども!! 行くぞぉぉぉぉ!!!!」
叫び声をあげながら、闘奴牢看守たちが、ルナ・リズリット(二重人格のネクロマンサー・f44687)を取り囲む。そして、爆弾とフックのついた鎖をとりだすと、一斉に投げかけてきた!
「チェーンデスマッチだ! この野郎!!!」
しかし、ルナはユーベルコード、|『目覚めしもう一人の人格』《オルタナティブ》を発動した。この技は、ルナのもう一人の人格であるレヴナイトを戦場に現すことで、共に戦うことが出来る!
「これ以上好きにはさせない、僕が……」
「いや、俺達が貴様らをぶっ潰す!」
二人となった二人に死角は存在しない。レヴナイトは携えた黒剣を鞭に変えて、チェーン目掛けて振るう! 絡めとられたチェーンは軌道を変えて、闘奴牢看守に戻っていき、先端の爆弾が自らに炸裂した! 「ぎゃ!!」と叫んで闘奴牢看守が怯んだところを逃さず、鞭を黒剣に戻して、鋭い一刺しで首元を掻っ切る、
「魔導士なら接近戦が苦手だと考えて俺に近づいたな? そのウカツさが貴様の命取りだ」
隣の相手が慌てて棍棒でガードをしたところを、斧に変えた黒剣で棍棒ごと叩き潰す! 闘奴牢看守たちが思わず引いて隙間が出来たところにレヴナイトは突っ込むと、黒剣を鎌に変え、回転切りで周囲の敵を切り裂いた!
「う、うわぁ! うわぁっぁぁぁ!」
闘奴牢看守は散り散りとなり、二人から距離をとる。一瞬、戦場が静まり返ったとき、凛とした声が響いた。
「これは警告です、今すぐこのふざけた行事を中止し捕らえた人達を解放しなさい」
ルナに気おされた闘奴牢看守たちは押し黙ったあと、引きつった笑顔を浮かべながら答えた。
「へ……へへへ……む……村人ぐらい、いいじゃねぇか、あんなんいくらでもいる玩具なんだから、へ……へへ……伯爵に一等席を頼んでやるよ、あ……あんたも一緒に楽しまねーか?」
ルナば瞳を静かに閉じた。レヴナイトはじっと睨み返している。しばしの沈黙のあと、ルナが口を開いた。
「もはや、言葉はいりません……あなたたちを殲滅します」
レヴナイトが黒剣を構え、闘奴牢看守たちに正義の鉄槌を下す。もはや統率のとれてない闘奴牢看守たちはなされるがままになった。
大成功
🔵🔵🔵
夜奏・光花(サポート)
「今回も頑張ります!怪我した遠慮せずいってください!」
『行動』
・優先して怪我人の治療や救助活動など後方支援。
必要なら野戦病院などを設営して戦闘から外れる事もあり。
・慎重派
『戦闘』
・前線:基本は器用に大鎌の使用
・中距離〜後衛:人形や魔法を中心に使用や味方のサポート
・UCや技能は状況によって選び、怪我に気をつけながら行動。
『人物』
・心優しく、自分の力にも誇りを持ち、人を傷付ける事は許さない。
・家族を貶されたら怒る。
・迷惑行為や公序良俗に反する行動は無し
・味方だけでなく、時には敵にも心を砕くが油断はしない
・護る為なら全力を尽くす
あとはおまかせ。
※アドリブ連携◎/出身故グロ○/エロ系絶対ダメ
アラタマ・ミコト(サポート)
|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》助太刀に馳せ参じてございます。
かの軍勢が障害なのでございますね。
では、極楽浄土で身に付けし武芸でお相手いたしましょう。
日留部・由穏(サポート)
由穏と申します。
これでも太陽神の生まれです。
いかなる世界であれ、オブリビオンの影に未来を曇らされる人々がいるのならば、私が手を出さない道理はありませんね。
太陽は、照らすべき者のために存在するのですから。
好き:芸術全般、各世界の学習、人々の観察
使命:人々の明るい未来を守る
【発言】ご隠居太陽神、敬語、優しい、いつも穏やかな笑み、怒りや恨みや後悔の感情が乏しく時に人を理解しきれないこともある、自らの負傷を気にしない
【戦闘パターン】視力+暗視+マヒ攻撃+光線銃で銃撃戦、アート+式神使い+アイテム折り紙で撹乱、催眠術も併用し折り紙式神を猟兵やターゲットに思わせ誘導などなど
その他何でもさせてどうぞ
夜の村を襲ったヴァンパイアの軍団は猟兵の活躍により大打撃を受けた! 余興として闘技場で戦わせるための闘奴を村人から選ぶ計画は中断され、地獄の選抜を管理していた『闘奴牢看守』は散り散りになった、村人たちを助けるチャンスだ!
「皆さん! こちらです」
戦場に現れた夜奏・光花(闇に咲く光・f13758)は死のランニングマシーンの停止レバーを引き、無理やり走らされていた村人たち開放した。そして、息も絶え絶えの彼らを安全な方向へ誘導する。
「あ、ありがとうございます。な、なんとお礼をいったらいいか……」
「いえ、当然のことをしたまでです。急いで非難しましょう」
光花はランニングマシーンを次々停止し、囚われていた村人たちを救助して回った。あたりには避難する村人の列が出来る。
「慌てず避難してください」
「はい!」
村人は、助けてくれた光花を信用し、スムーズに避難を進めた。
それを目撃した闘奴牢看守たちは焦った、このままでは領主から命令された計画が頓挫してしまう。
「やべぇ! 村人に逃げられてっぞ! おい!」
「このままだと、俺ら、伯爵から大目玉だ!」
「何としても止めるしかねぇ!」
闘奴牢看守たちは残った戦力を再結集して、逃げる村人たちに追いすがる。
「おら、村人ども! 待ちやがれ!!」
そのとき、闘奴牢看守たちの前に一人の少女がたちはだかった。
「|荒魂鎮神命《あらたましずむるのかみのみこと》助太刀に馳せ参じてございます」
行く手を塞ぐ少女に対して闘奴牢看守たちは怒号を飛ばす。
「なんだこのガキ、邪魔すんならぶっ飛ばすぞ!」
鉄製棍棒を構え、今にも殴りかかろうとする荒くれ男どもに対して、アラタマ・ミコト(極楽浄土にて俗世に塗れし即身仏・f42935)はまったくひるまず、口上をのべ戦闘態勢に入った。
「この軍勢が此度の障害でございましょうか。では、極楽浄土で身に付けし武芸でお相手いたしましょう。」
少女とは思えない並々ならぬオーラに気おされる闘奴牢看守たち。だが、意を決したのか雄たけびを上げて次々と襲い掛かってきた。
「うぉぉぉぉ! しゃらくせぇ!」
ミコトは巨大刀であるダイカタナに手をかけると、目にも止まらない速度で鞘から引き抜き攻撃した!
「……まずは一つでございます」
襲い掛かった闘奴牢看守は避ける間もなく、真っ二つとなり、地面に転がる。
「うがぁぁぁー!」
もう一人の闘奴牢看守が棍棒を振りかぶってくる。
「……二つ」
攻撃を止めようにも勢い止まらず、さらにもう一人切りかかってくる。
「う、うわぁぁぁー!」
二度あることは三度ある。当然のごとく切り捨てると、恐れをなした敵たちは二の足を踏んだ。それ以上襲い掛かってこないのを見届け、構えをとく。
「……三つ、以上でよろしいでしょうか?」
三つ、いや計六つになった死体を前に、闘奴牢看守は戦慄する。
「こ、これは勝てねぇ! 足止めするから、お前ら、村人を狙え!」
作戦を変え二手に分かれる。しかし、その行く手を再び阻むように、さらに一人の猟兵が現れた。手には折り鶴を遊ばせ、柔和な笑顔をたたえた青年だった。
「村人たちの未来は曇らせません。ここが貴方たちの最後です。」
「あ……あ……」
闘奴牢看守たちは絶望した。もうこの戦力で猟兵を突破するのは無理である。かといって、退却しても伯爵に処刑されるだけである。追い詰められた闘奴牢看守たちに選択の余地は残っていなかった。ユーベルコード、嗜虐衝動暴走を発動し、暴走状態となって突撃してくる!
「お願いします」
日留部・由穏(暁天緋転・f16866)は式神である折り鶴を幾羽も舞わせ、敵を攪乱、翻弄した。そして、一瞬の隙をついて一体一体、光線銃で急所を打ち抜いていく! 闘奴牢看守は着実に数を減らしていった。
「うごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
もう後がない闘奴牢看守がは、この世のものとも思えない雄たけびを上げ、束になって最後の攻撃をしかけてきた。
由穏はゆっくりと手をかざすと、ユーベコード、|私の慈悲《カミノジヒ》を発動する。
「31.6度の白日より、去り逝く貴方に餞を」
この技は数百本の、熱いとも痛いとも感じることができない無属性の白い炎を放つ。夜を白く照らし、炎たちは敵に向かう。
「せめて苦しみのないように……」
放たれた無数の白い炎が闘奴牢看守たちを燃やし尽くし、灰に返す。苦痛を感じることもなく、ただ、肉体が消えていく。興奮し暴走状態だった闘奴牢看守たちは憑き物が落ちたような顔で天に昇っていた。
「こちらも仕舞にいたしましょう」
足止をしていて、わずかに残った闘奴牢看守にむけて、ミコトはユーベルコードを殲剣陣羽織を発動した。念動力で己が武器を一斉操作し、縦横無尽に駆け巡らせ、闘奴牢看守たちを全て殲滅する。幾重にも飛び交う刀たちが、最後に残った敵を細切れにかえた。敵対するものはいなくなり、猟兵たちは戦場を完全に制圧した。
「もう大丈夫です」
避難を終えた村人たちに光花が声をかける。村人たちは歓喜の声をあげた。
「はぁ……はぁ……た、助かった! あんたらは英雄だ!」
しかし村人たちは疲労困憊で次々と倒れこんでしまった。苦しみ村人たちを見て光花はユーベルコードを発動する
「わたしの想いを祈りに込めて」
ユーベルコード|苦と癒の祈花《シャイニング・フラワー》を発動した。この技は祈りを捧げている間、痛みを増幅する無数の黒き花の如き聖光か、痛みを和らげ清める、舞う金花の如き聖光による治癒を与え続けることが出来る。光花は治癒の力で村人を癒した。
「ああ……苦しみが和らいでいく……」
光花は村人たちが安静を取り戻すまで祈りを捧げ続けた。
猟兵たちの活躍により、敵は全滅し村人たちは救われた。残るはボスだけだ!
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『シックス伯爵』
|
POW : 宵闇の主
【太陽光・紫外線・聖者の放つ光を】【浴びていない瞬間に限り、全能力が2倍】【受けるダメージが2分の1になる能力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
SPD : 不浄王
【自身の周囲レベル×6cm以内にニンニクが】【存在しない瞬間に限り、全能力が2倍】【受けるダメージが2分の1になる能力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ : 背徳のカリスマ
【自身に十字架状物体を突き付けられていない】【瞬間に限り、全能力が2倍】【受けるダメージが2分の1になる能力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ロニ・グィー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
地獄の選抜が行われている村についたシックス伯爵は意気揚々と、執事に状況を尋ねる。
「さて、闘技場を盛り上げてくれるようなナイスな闘奴は選抜できましたかな?」
執事は冷や汗をかき、口ごもりなら答えた」
「そ……その、あの、わが軍勢は、猟兵たちの襲撃を受け全滅……捕らえた村人たちは、全員解放されてしまいました」
シックス伯爵は絶句した。そしてわなわなと震えたあと、拳を握って叫び声をあげた!
「なんですとぉーーーーーーーーーっ!!!!」
執事はぶるぶると震えながらも、なんとかシックス伯爵をなだめて城に返そうとする。
「伯爵、これは状況が不利です。いったん城に引き返し機会をうかがいましょう!」
激昂したシックス伯爵は聞く耳を持たず、猟兵たちの待ち構える村の中を目指して歩き始める。村の広場にでて、猟兵たちと向かいあったシックス伯爵は高らかに宣戦布告した!
「ふふふ、猟兵たちがなんぼものものですか! 私は日光と十字架とニンニクがない限り無敵です! 格の違いというものを見せてあげましょう! さぁ、かかってきなさい!」
最後の戦いの火蓋が切って落とされた! 猟兵たちよ、この強敵を倒し、村に平和をとりもどせ!
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の|食材《オブリビオン》を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
夜城・さくら(サポート)
キャバリアでの戦闘をメインに。
『オーバーフレーム換装』では、装甲を犠牲に攻撃力か射程を上げて仲間を援護するように攻撃します。【スナイパー】技能使用。
手数が必要な時は『無限射撃地獄』です。敵がビット攻撃してきた際には相殺するように展開することも。
キャバリア以外では、『ギタギタ血まみれの外科手術』で仲間の治癒と戦闘力増強に励みます。
「ちょっと痛いですよ? でも大丈夫。すぐに元気すぎるくらいになりますからね」
笑顔でノコギリを振るいます。大丈夫怖くない怖くない。
「ほっほっほっーー! さぁ、かかってきなさい! 私はいつでもOKですーーーー!!」
戦場に現れたヴァンパイアの領主、シックス伯爵は、自信満々にこちらを煽ってきた! 村人を拷問じみた地獄の選別で、いたぶらせていたことにたいし、良心の呵責というものがまるで存在しないらしい。まるで、自分が世界の中心だと思っているようだ。
「あ、これは、ヒト型っすねー」
対峙した飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)は猟理器具片手につぶやく。彼女はオブリビオンを調理して食らうことを目的としていて、時には無生物でも喰らうが、ヒト型の敵に関しては食べるのはよしているらしい。
「どういう意味ですか!? かかってこないのなら、こちらからいきますよ!」
言葉の真意を測りかねたシックス伯爵は戦闘態勢に入る。ユーベルコード『不浄王』を発動する、代償として流血しつつ、ニンニクが存在しない限り、全能力二倍にし受けるダメージを半分にする超強化を行うことができる!
「ふーん、そういう技なんすね、じゃぁ、こうするっす!」
杏子はユーベルコード『|エクストリーム調理道具《エクストリーム・クックウェア》』を発動し、巨大な鉄板とミートフォークを召喚する。さらに、超次元フードトラック「飯綱杏子号」を呼び寄せる。この車は無限の食糧庫に接続されており、そこから、ある食材をとりだした。
「そ、それは!」
シックス伯爵は戦慄した。それはシックス伯爵がもっとも恐れるものの一つだったからだ。
「ガーリック・ソースはいかがっすか?」
杏子はニンニクをベースにソースを作り始めた。あたりにはニンニクの独特な匂いが広がる。ニンニクが存在することでシックス伯爵のユーベルコードは無効化された。
「ふぉぉぉぉっー!!!」
呼吸困難に陥ったシックス伯爵はのたうちまわった。そして、渾身の力を振り絞り、なんとか体を起こすと、破れかぶれで、杏子を攻撃しようと飛び掛かる。が、そのときだった!
「……援護します」
目にも止まらない速度で大粒の弾丸が発射され、シックス伯爵は強烈な一撃を食らって、吹き飛ぶ!
「ぐはぁ!」
夜城・さくら(不思議ちゃんの量産型キャバリア・f30006)の駆る、量産型キャバリアAZのRSロングレンジキャノンライフルが火を噴いたのだった。彼女はユーベルコード『オーバーフレーム換装』により、キャバリアをキャノンフレームに変形させ、装甲を犠牲に射程を大幅アップさせ、スナイパーの技能を発動しつつ、攻撃の機会をうかがっていたのだ!
「……く、っまずいこのままでは……!」
ガーリック・ソースが出来上がる前に、一刻も早く、杏子を倒すか逃げ出すしかない。シックス伯爵は一瞬迷ったものの、状況の悪さを悟り、行動を決断した。
「三十六計、逃げるにしかず!」
シックス伯爵は脱兎のごとく、背中を向けて逃げ出した。しかし、それを見逃す、さくらではない。
「……逃しません」
部位破壊の技能を生かし、シックス伯爵の足を目掛けて、照準を合わせてトリガーを引く、放たれた弾丸は寸分の狂いもなく、シックス伯爵の足目掛けて吸い込まれていった! 激しい衝撃と痛みがシックス伯爵を襲う! 足をやられたシックス伯爵は地面に転がり、もんどりを打ってうめいた!
「くぉぉぉぉー! 私の足がぁ……!! 足がぁ……!!」
シックス伯爵は這ってでも逃げようとしたが、目の前の地面に、弾丸が着弾し、土煙をあげる。
「動けば撃ちます」
威嚇射撃に気圧されシックス伯爵がもう何もできず縮こまるしかなかった。
「な、なぜ、こんなことに……」
その時、熱い鉄板の焼ける音と、香ばしいガーリックソースの匂いがしてきた。
「さぁ、準備はできたっすよ」
シックス伯爵はこの世のものとも思えない絶叫をあげた。
「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーー!」
たっぷりのガーリックソースによる攻撃に、シックス伯爵は、意識が飛び、トラウマとなるような恐怖が刻まれる! 猟兵たちは効果的な先制攻撃を決めた!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
メリー・ドール(サポート)
「私メリー、助太刀に来たの!」
ミレナリィドールの殺人鬼×悪霊、12歳の女です。
都市伝説〝メリーさんの電話〟を元として生まれた人形の怪異。
純粋無垢な少女のように無邪気に、かつ残酷に振る舞う。
口調はステシ参照。最初に「私メリー」と言うのが口癖。
戦闘方法としては包丁や首切り鋏で【切断】したり、電話を用いて【呪詛】【音響攻撃】など。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
「私をこんな目に合わせるとは、許しません! 後悔させてあげます……」
這いつくばっていたシックス伯爵は怒りに震えながらから体を起こした。村人を選抜して闘技場で死ぬまで戦わせるという計画は頓挫し、猟兵との決戦でも出鼻を挫かれたシックス伯爵だったが、戦闘意欲はまだ衰えてないようだった。反撃に移ろうと立ち上がったとき、後ろから声がした。
「私メリー、あなたの後ろにいるの」
シックス伯爵は「後ろ?」と小さくしゃべり振り向いた。すると、小さい女の子が、背伸びしながら、巨大な首切り鋏を突き出していた。両方の刃は既に首をとらえて、挟めば首が飛ぶ状態だ。
「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
少女がジョキン! と力をこめると、すんでのところでシックス伯爵は転がりながら飛びのいて、身をかわした。冷や汗をかき息を荒げながら少女のほうに向きなおると、シックス伯爵はうわずった怒声を挙げた。
「何ですか! あなたは! 私はこれから本気を出すところだったんですよ! いきなり終わらせようとしないでください!」
首切り鋏を構えた少女、いや少女の姿をした人形、メリー・ドール(怪異・メリーさんの電話・f44614)は改めて挨拶をした。
「私メリー、助太刀に来たの!」
メリーと向き合った、シックス伯爵は、ぜーはーと息を整えると、大見栄をきる。
「猟兵の援軍ですか? 何人来たところで同じです。太陽光とニンニクと十字架がない限り私は無敵、さぁ、かかってきなさい!」
流血を代償にシックス伯爵はユーベルコード『宵闇の王』を発動する。能力を二倍、受けるダメージを二倍にする超強化を行いメリーを待ち受けた。
「私メリー、じゃぁ、いくわよ!」
メリーは首切り鋏を開くと、シックス伯爵目掛けてとびかかった、メリーの鋭い攻撃を能力を超強化されたシックス伯爵は回避する。シックス伯爵を反撃しようと、メリーに肉薄する。戦いの第二幕が始まった!
戦いが行われている戦場の少しはずれで、もう一人の猟兵が現れる。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さんただいま参上」
音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は、内心恥ずかしいと思いつつ、見栄を切ったセリフを言ってカメラに応えた。そして、猟兵メリーとシックス伯爵の戦いを遠巻きに見ながら実況する。
「ちょ、ちょっと、今回の敵、強そうじゃない? 大丈夫なの? え、弱点?」
出されたカンペを鬱詐偽は読み上げる。
「『太陽光、ニンニク、十字架があれば弱体化する』……って、そんなものここにないじゃない!! どーしろっていうの?」
新しいカンペがだされる。
「『どーにかして』って、そんな無茶ぶりされても困るわよ! えーと、うーん、これでどう!?」
鬱詐偽は腕で十字架を作ったみた。やってみた本人ですら、効くかどうか不安になる。
「えーと、うーん、他、他にはなにか……」
あたりをキョロキョロと見渡す鬱詐偽、何か使えるものはないかと探す。
「あ、弱点では、ないけど、もしかしたら、これで……」
スタッフに呼びかけると鬱詐偽はなにやら準備し始めた。
戦闘真っ只中のシックス伯爵は近づいてくる人影を見た。
「ん? お前たちは?」
闘技場で戦わせるための村人を選抜していた『闘奴牢看守』が、こちらに何人も駆けつけてきたのだった。しかし、彼らはシックス伯爵が村に着く前に、猟兵たちと戦闘になり全滅していたはずである。
「生き残りがいたのですか!? ちょうどいい、私に加勢しなさ――うわっと!!」
『闘奴牢看守』たちは、雇い主であるシックス伯爵に近づくと、見境なく、持っているこん棒で殴り掛かってきた。そして、焦点の定まらない目で同じ言葉を繰り返し叫んでいる。
「鬱詐偽LOVE♪ 鬱詐偽LOVE♪」
シックス伯爵は戦慄した。
「ど、どういうことですか!? 一体なにがどうして!?」
戦場に歌声が響く。
『♬まだ死ぬには早いわ~!世界に想いを遺して~!!』
鬱詐偽はユーベルコード、|『Necroem』《ネガソン・マダシヌニハハヤイワ》を発動した。この技は戦闘力は落ちるが、戦場で死亡、あるいは気絶中の対象を『鬱詐偽ファン』に変えて24時間操ることが出来る。鬱詐偽は、すでに倒されて戦場に転がっていた『闘奴牢看守』たちの死体を操ったのだ! 無数の『闘奴牢看守』たちがシックス伯爵に群がって棍棒を振り上げる!!
「うぉぉぉぉぉ! お前たち! 正気に戻りなさい! 雇い主の顔を忘れたのですか!?」
「鬱詐偽LOVE♪ 鬱詐偽LOVE♪」
怒涛の如く押し寄せる『闘奴牢看守』たちにシックス伯爵は劣勢になった!
チャンスをみて共に戦っていたメリーもユーベルコードを発動する。
「私メリー、キャンディはどうかしら?」
飴玉鉄砲を構えたメリーはシックス伯爵に狙いをつけると、目にも止まらない速度でキャンディを連射し攻撃した。キャンディの無数のつぶてがシックス伯爵を襲いダメージを与える!
「あいたたた! 痛っ! あいた!」
シックス伯爵があまりの痛みに叫び声をあげ膝をつく、動き止まったのをみて、鬱詐偽に操られた『闘奴牢看守』たちが一斉に棍棒で殴りつける。ボコボコにされたシックス伯爵はうめき声をあげる。
「くぅぅ~! この私が、こんなザマに! 絶対許しません!」
しかし、攻撃の手は一行にやまない、追い打ちをかけるようにメリーは飴玉鉄砲からとめどなくキャンディを発射し続ける!
「私メリー、キャンディはまだまだあるわよ!」
雨あられと降るキャンディのつぶてと棍棒の連打と耐えられなくなったシックス伯爵は防御態勢も取れなくなりなすがままになった。一層大きな叫びをあげると、地面に倒れてピクピク痙攣したのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
「く……よくも私を、ここまでコケにしてくれましたね……」
余興のために村人を闘奴として選別する計画を猟兵たちに潰され上、戦闘によって、しこたまボコボコにされたシックス伯爵は怒り心頭だった。今までない邪悪なオーラをまとって猟兵を威圧してくる。
「あなたは一体何で、そんなに村人を戦奴として闘技場で戦わせたいんだい?」
シックス伯爵と対峙している数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)はこの事件のあらましとなった動機を訪ねた。
「それがどうかしましたか? 最近ヴァンパイアにとって明るい話題がなかったので景気づけに余興を開こうとと思っただけす。別に他意はありません」
それを聞いたもう一人の猟兵、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)はあきれ返る。
「どーしようもない奴だにゃ。とっちめるしかないにゃ」
更生の余地のない悪にすることは一つしかない。二人は戦闘態勢に入った。
「じゃぁいくよ、後ろに乗りな!」
多喜が宇宙カブのエンジンを吹かすとアイクルは巨大なバトルアックスを担いで後ろに乗った。
「了解にゃ!」
シックス伯爵も戦闘態勢に入る。
「ふっふっふ、あなた方が調子づくのもここまでです! 最後に笑うのは私ですよ!!!」
ユーベルコード『不浄王』を発動する。代償と引き換えに発動するこの技は、周囲にニンニクがない限り、すべての能力を二倍にし受けるダメージを半分にする超強化を行うことができる!
両者睨み合い、クライマックスの幕は上がった! もうすぐ決着がつく!
――ブォォォォォォン!!
吹かしたバイクのエンジン音に重ねながらアイクルが雄たけびを上げる!
「ぶっ●おおおおおおす!●ぁあああああああっく!!」
バトルアックスを振り上げ重たい一撃をシックス伯爵に喰らわす! あまりの衝撃に攻撃を受けたシックス伯爵の足が地面にめり込む。
「ぶっつぶれろぉぉぉぉぉぉ!」
斧を振り切り相手を押しつぶそうとする。だが、倒すまではいたらずシックス伯爵は態勢を立て直す。
「今度はこっちの番です!」
多喜は反撃をさせじと電撃を発射して援護射撃を行い、シックス伯爵を牽制する。
「そうはさせないよ!」
電撃の衝撃波にたじろいだシックス伯爵は一歩引いてこちらをにらみ返す。
「こしゃくな!」
戦いは拮抗したかに見えたところで、多喜が思わせぶりなことをつぶやく。
「そういや、アンタ、弱点があるんだってね」
シックス伯爵がいぶかしむ。
「弱点? 今はここにはないはずです。あれば既に反応して……のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! そ、それはぁぁぁぁl!」
多喜の手にはニンニクが握られていた。それは、テレパスで弱点を読み取り、ユーベルコード「|弱点特攻作成《カニングクラフト》」で作成した精巧なニンニクの偽物だった。
「ほらよ」
多喜がシックス伯爵にニンニクを投げつけると、シックス伯爵は慌てふためいた!
「やぁやめろぉぉぉぉぉーーーーーー!」
隙をみてアイクルがとびかかる!
「チャンスにゃ!」
アイクルはシックス伯爵の足をつかむと、ユーベルコード「超びったんびったん」を発動した。この技は自身の「グラップル+ぶん回し+怪力」の技能を千倍以上に強化して発動することができる!!
「すっごいびったんびったんにゃ!」
――びぃったん! びぃったん!! びぃったん!!!
それはもう相手が気の毒になるくらい力を込めて、反動をつけて、おまけに丁度、ニンニクの落ちているところ目掛けて、勢いよくアイクルは叩きつけまくった!!!
「……っあぐ! ……っおぐ!! ……っうっうぁぁぁっぁぁぁ!!」
断末魔の叫びを上げるとシックス伯爵は動かなくなった。アイクルはやっと、びったんびったんをやめた。一瞬の静寂のあと歓声があがる。
「やったぁ! 伯爵を倒したぞぉぉぉぉ!」
遠くから戦闘を見守っていた村人たちが喜び駆けつけてくる! そして村中が勝利に喜びに沸きあがった。戦いは猟兵たちの勝利で幕を閉じ、邪悪なヴァンパイアの計画は完全に潰えることとなったのだ!
「それじゃまたにゃ」
「じゃぁね」
戦いが終わり村から去っていく猟兵たちを村人はずっと見送った。村を平和にしてくれた彼女らのことを村人たちはずっと忘れないだろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴