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帝都櫻大戰⑰〜神を打て、Mr.ホームラン!

#サクラミラージュ #帝都櫻大戰 #第二戦線 #神王サンサーラ #ベースボール・フォーミュラ『Mr.ホームラン』

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●|真剣《マジ》
 アスリートアース、大球場スタジアム。
 そこは巨大な桜に覆われ、異様な風景となっていた。
 歓声で覆われるべき、観客席には人っ子一人おらず、試合撮影用ドローンが静かに飛んでいた。そんな中、グラウンドには二つの影が対峙している。
『流石はフォーミュラ、凄まじい強さだ。だが悲しいかな、私には届かない』
 一つは『神王サンサーラ』! 世界を創造した超存在であり神格だ!
「そうだな。だがお前は強すぎるが故に僅かな傷でも具現化が解かれ、骸の海に戻される。それなら幾らかは勝機があるさ……それに、大体のスポーツは『チーム』でやるものだからな!」
 啖呵を切る一つの影はベースボール・フォーミュラ『Mr.ホームラン』! かつての新生フィールド・オブ・ナインが一人であり、アスリートアースにおける最強無敗の野球選手である!
 しかし、雰囲気は余裕を醸しているようだが……冷や汗を流していた。
 サンサーラの言葉は実際的を射ている。例え宇宙の彼方まで吹き飛ぶほどのホームランであろうと、距離を無限に伸ばされ続ければやがて落ちる。光の速さであろうとだ。
 更に相手は神格! 例え最高の存在だとしても、この勝負は正しく無謀な賭けだと言わざるを得ない。
 Mr.ホームランはヘルムの位置を整えた。そしてバットの先を仏像めいたオブリビオンへ向ける!
 これは野球超人界における宣戦布告だ!
「例え、届かなかったとしてもだ! だとしてもだ! 届くまで打つのがこの俺さ!」
 タフガイは大胆不敵な笑みを浮かべ、バットを構える。
「Play Ball!」
 テレビの前の視聴者たちが固唾を飲んで見守る中、掛け声と共に両者動いた!

●作戦!
 羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)はどこか感動でもしたような涙を流していた。
「良いですねえ……こういう展開……!」
 涙を拭いてさっと向き直った。
「さて。今回はサンサーラの排除とMr.ホームランの援護が目的です」
 どうやらMr.ホームランは現在、大球場にて戦闘しているらしい。しかし戦況は芳しくない。
 新生フィールド・オブ・ナインが各地で散らばる中、たった一人で戦っているのだ。
「とにかく、彼を援護してくださいな! 一撃でも入れれば我々の勝利ですからね!」
 甲子園のサイレンめいた音と共にグリモアの光が辺りを包み込む!


サバ缶煮込み丼
 少年漫画的なノリでお送りします。サバ缶煮込み丼です。対戦よろしくお願いします。
 構成は以下の通り。
 第1章:👿『神王サンサーラ』
 すごく強いです。Mr.ホームランと協力して、これを倒しましょう!
 ちなみに今回、ホームランも泥臭い手段は賛同します。
 プレイングボーナス:姑息で泥臭い手段でサンサーラの不意を打つ/Mr.ホームランと協力して戦う。
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第1章 ボス戦 『神王サンサーラ』

POW   :    サンサーラディーヴァ
自身の【眼前】を【広大無辺の仏国土】化して攻撃し、ダメージと【神王サンサーラへの到達不能】の状態異常を与える。
SPD   :    サンサーラノヴァ
【かざした両掌の間】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【五感封じ】の状態異常を与える【神王光】を放つ。
WIZ   :    強制転生光
レベル秒間、毎秒1回づつ、着弾地点から半径1m以内の全てを消滅させる【サンサーラの光】を放つ。発動後は中止不能。

イラスト:ぽんち

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

マリアベラ・ロゼグイーダ
アドリブ・連携可

ごきげんよう、可愛いアリス。アリスじゃなくてもあなたはアリスよ

助けが必要ならば力を貸すわ
戦闘は軽戦士といえばいいのかしら、そういう戦い方をする事が多いわね
傘を剣みたいに扱って光か炎の魔法を纏って攻撃パターンが多いわね

ギミックへの対応等書かれていない箇所は臨機応変、好きに扱って頂戴
ユーベルコードも公開してるものなら使用可
ただし、他猟兵に危害を加えたり公序良俗に反する行動や描写はNG、よろしくね



「ごきげんよう、可愛いアリス。アリスじゃなくてもあなたはアリスよ」
 マリアベラ・ロゼグイーダ(薔薇兎・f19500)は礼儀よくお辞儀する。まるでどこぞのご令嬢めいたその動きに、Mr.ホームランは目を丸くした。
「アリス……?」
 だが、彼はすぐに気を取り戻す。
「何はともあれ、とにかく|アイツ《サンサーラ》だ! しっかり頼む!」
 そしてさっそくバットを構えた。その先にはサンサーラ。
 今にもかざした両掌の間から神王光が放たれようとしている!
「悪いがアドリブで動いてもらうぞ!」
 Mr.ホームラン、投球! ブラックホールと化した超重力塊のボールが光をも飲み込んで、徐々にサンサーラへと迫ってゆく!
『しかし私には届かない。悲しい事に』
 しかしここでMr.ホームランはニヤリと笑った。
「ところでウサギはお忘れ?」
 ハッと息を飲んだ。あのウサギは何処……?
 答え合わせはすぐに来た。背後だ!
「これも一つの戯れとしてお付き合いくださいな」
 白い傘を構えたマリアベラは神王の背中を突き刺す!

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジュウラ・ガイロストール
連携もアドリブも歓迎よ。
大丈夫、私が無愛想でも他の人が華麗に決めてくださるわ?
私、静かな口調で喋るし表情はあまり動く方ではないけれど……

私基本は、終わりを届ける方が得意なの
郵便配達、手紙の配達を……趣味でしているから
得意な獲物は、ナイフ ユーベルコードで愛用しているのもレギオスブレイドね
私の活動は、足止めや揺動とかが向いてるかしら
必要なら勿論、他のUCを利用してくださっても構わないのだけれど……
遊撃、それも範囲攻撃が得意よ

「私?通りすがりよ。貴方におしまいを届けに来たわ」
刃を持つ死神、くらい冷たい目で見下ろすけれど赦して。
私に愛想を求めるほうが、間違っているわ。



『……死神か?』
「私? 通りすがりよ。貴方におしまいを届けに来たわ」
 ジュウラ・ガイロストール(旋律の駆け手・f30194)は冷たい目をして、サンサーラと対峙している。
 一方、Mr.ホームランはどう出たものかと様子を見ていた。投球をするか、

「今から歌うから……歌い終わるまで踊っていて?」
 そして、ユーベルコード【レギオスブレイド】を発動させた。
 適当なリズムを口遊み始めた途端、翡翠色のナイフが群れを成してサンサーラを取り囲んだ! イワシの群れめいた怒涛の勢いで、サンサーラへと迫る!
 だが、ここでサンサーラノヴァが放たれ、辺り一面が神王光で白く染まった! しかしナイフは何事もなかったように動いている!
 更にもう一回サンサーラノヴァを放とうとして――ボールが唐突に顔面へと迫る! さっとサンサーラは咄嗟に顔を動かした! Mr.ホームランが気配を頼りにボールを投げたのだ!
 猟兵の戦闘に置いて隙は命取りとなり得る。
 ナイフの群れがサンサーラを取り囲み、一斉に突き刺した!

大成功 🔵​🔵​🔵​

仰木・弥鶴
日常などで一般人に接する場合は
穏やかな言動で情報収集や避難を呼びかけ
興味を惹かれることがあれば面白がって真剣に取り組みます

冒険や戦闘において
足場が悪い場所ではディバインデバイスの空中浮遊を
目印や破壊が目的ならカラーボールを使って対処できます

集団敵やボス敵に対する戦闘行為については
ハンドガンやピンマイク、ナイフなど状況にあった武器を使用して
設定されたユーべルコードが有効に使えるように全力を尽くします



 白燐蟲の群れを従えながら、仰木・弥鶴(人間の白燐蟲使い・f35356)が現れた。
「手筈通りに頼む!」
「そうしようか」
 さっそくMr.ホームランが動いた。大きく手を振りながら走っている。
「ヘイヘーイ! ピッチャービビってるゥ!」
 あからさまな挑発だ。もちろんこんな挑発を間に受ける輩はいない。
 だが。
『挑発か……良いだろう。受けて立とう』
 機嫌良さそうにしているサンサーラは誘い通りに、Mr.ホームランに強制転生光を放つ!
「現役時代よりもぬるいッ!」
 しかしそれらを誓いのスーパー打法特有のスライディングで躱した! とにかくホームランはひたすら躱す。反撃よりも回避を優先しているのだ。
(猟兵は一体何を……?)
 視界を仰木へ向けた。何やら白燐蟲へ血液を捧げているようだ。
 サンサーラは知らない。これはユーベルコード【|whiter than white《ホワイター・ザン・ホワイト》】の事前動作であることを。
 そして次の瞬間、サンサーラの姿が消えた。
「ようこそ」
 戦場が純白の迷宮へと変化した! 辺りに怪物が蠢き始めている。
 怪物が一斉にサンサーラに飛び掛かった!

大成功 🔵​🔵​🔵​

神臣・薙人
Mr.ホームランさんお一人では難しくとも
私達がお助けすればきっと…!

予め掌を切って血を流しておきます
サンサーラの注意が
Mr.ホームランへ向いているのを確認してから
幻朧桜の陰に隠れつつ
気付かれないよう背後から静かに接近
骸の海はなるべく踏まないようにしますが
通る際は音を立てないよう留意
サンサーラの注意が逸れる事があれば
幻朧桜の陰に引っ込んでやり過ごします
確実にサンサーラへ接近する事を優先

手が届く位置までサンサーラに接近出来たら
血液を付着させて夢幻桜花使用
知覚を奪ったところで
Mr.ホームランへ声を掛けます
今のうちです
私も白燐蟲を呼び出して攻撃を

強制転生光発動時は白燐蟲で相殺
無理であれば回避に徹します



「Mr.ホームランさんお一人では難しくとも、私達がお助けすればきっと……!」
 神臣・薙人(落花幻夢・f35429)は掌から血を流していた。あらかじめ付けておいた傷だ。
「ヘイヘーイ! すっとろい攻撃だなァ! そんなんじゃあガガンボすら潰せないぞ!」
『小癪な……!』
 サンサーラは躍起になっては強制転生光を何度も放っているが、プロ根性でひたすらに避けているようだ。
 その間、神臣は幻朧桜の影に隠れた。そして慎重にサンサーラへと接近してゆく。足元に広がる骸の海を踏みつけないよう、ゆっくりと動いていた。

 手の届く範囲にまで近づいた彼は腕を振り、血を付着させた。そしてユーベルコード【夢幻桜花】を発動させる。
『な、なんだ!?』
 桜の花弁がサンサーラの視界一杯に広がってゆく!
「今のうちです!」
 大声でMr.ホームランを呼んだ。
「あぁ!」
 ホームランは攻撃を仕掛けた! それに合わせ、神臣も白燐蟲を呼び出した。
『小癪な!』
 光を放つものの、白燐蟲によって相殺されてゆく!
「よぉし、かっ飛ばす!」
 ホームランは神王をかっ飛ばし、神臣も白燐蟲を集らせた!

大成功 🔵​🔵​🔵​

八秦・頼典
●POW

Mr.ホームラン殿の強烈な打球もあと少し足らずか
野球のルールはこの手本書で軽く理解したが、蹴鞠に興じる精神で行けば目に余る支援は謹んだ方が良いかも知れない
だが、ルールに則っていれば駆けつけてくれたMr.ホームラン殿の不興を買わずに済むとボクは考える

なら、ボクは進もう
押し寄せる広大無辺の仏国土へ…
だが、そう安々と広げさせはしない
【黄竜の風】によりその根源たる骸の海の侵食を逆風をもってして防ぐからね

さて、そろそろ頃合いかな?
Mr.ホームラン殿が打った球が頭上を通り過ぎるけど…野球では風に乗って距離が伸びるホームランはルール違反ではない
吹きすさぶ風に乗った球は、神を打つ一球として届くはずだ



「Mr.ホームラン殿の強烈な打球もあと少し足らずか……」
 八秦・頼典(平安探偵陰陽師ライデン・f42896)はそうぼやいた。Mr.ホームランの投球は広大無辺の領土に効いているものの、途中で勢いが殺されてしまう。
 出来ればルールに沿って戦えば不興を買わずに済むだろう。蹴鞠に興じる精神であれば|目に余る支援《ラフプレー》は良くないだろう。
「なら、ボクは進もう」
 突然風が吹き始めた。ユーベルコード【黄龍の風】による強風だ。吹き荒れる逆風が骸の海を吹き飛ばし、【サンサーラディーヴァ】による浸食し続ける広大無辺の仏国土が食い止められている!
「さて、そろそろ頃合いかな?」
 Mr.ホームランの放ったボールが八秦の頭上を通り過ぎてゆく。突風によって勢いが増し、浸食し続ける広大無辺の仏国土を突っ切ってゆく!
 そしてついにサンサーラの顔面に思いっきりぶつかった! 例え神王と言えど、ベースボール・フォーミュラの投球は痛いのだ!
 頭蓋骨が陥没する音がしたと同時に、サンサーラの姿がかき消えた!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年09月18日


挿絵イラスト