帝都櫻大戰⑭〜甘味は心の栄養にゃ!
●花見だ! 宴だ! 甘味を拵えろ!
桜舞い散る丘の上。花見幻朧桜の群生地「幻朧桜の丘」に東方親分『山本五郎左衛門』による巨大なお花見の宴席会場が用意されていた。
「花見といえば団子だニャ! 甘味なくして桜の宴は盛り上がらんよにゃあ。うんうん、わかってくれるにゃ? たくさん作らんとならんからにゃあ。一緒に宴席のための美味しい『甘味』を作って欲しいニャ!」
宴会場の簡易厨房には、小豆洗いの洗った小豆が山盛り入った巨大な木桶が並んでおり、道具や材料もひと通り揃っている。これを使って『甘味』を拵えて欲しいという。
「よろしく頼んだにゃあ」
山本五郎左衛門は尻尾をゆらして猟兵たちに微笑んだ。
●グリモアベース
「……ということで皆さんにはカクリヨファンタズムに赴いて、宴席のための『甘味』を作って頂きたいのデス☆」
グリモア猟兵である恋澄・クララ(コズミック綺羅星・f01432)は集まった猟兵たちに説明する。
遥か昔、カクリヨファンタズムに骸の海を通じて漂着した幻朧桜。この桜の下で執り行う「『諸悪の根源』の滅殺を可能にする儀式」には正確な内容と手順があり、それを知るのは東方親分『山本五郎左衛門』のみ。
その儀式の力を危惧した幻朧帝は、妖怪親分滅殺の為にエンシェント・レヰス『イザナミ』を幽世に送り込んできたのである。
「山本さんによれば、この宴席に強力なユーベルコードの使い手が集まれば集まるほど儀式は力を増すとのコトデス。ーーであれば協力しない手はありまセンよね!」
儀式には色んな手順があるそうだが、ここでは小豆を使って花見のための甘味を作ることである。
小豆を使った甘いお菓子といえば、お団子・おはぎ・あんころ餅、お饅頭・たい焼き・お汁粉なども思い浮かぶ。かき氷やアイスクリーム等、冷たいお菓子と合わせるのも良いだろう。そこは各々のアイデア次第。小豆を使いつつ甘くて美味しい『甘味』『デザート』『スイーツ』を作れば問題ない。
「一番重要なのは、山本さんと一緒に儀式の手順を成就させることデス。頑張りましょう!」
OHAGI
こんにちは、始めまして。『OHAGI』と申します。
『帝都櫻大戰』第二戦線が始まりました。
このシナリオでは、カクリヨファンタズム世界にて、東方親分『山本五郎左衛門』と一緒に儀式の手順を成就を目指して頂くことになります。
方法はオープニングの通り『小豆を使った甘いお菓子を作る』です。
単独でも良し、グループでも良し。
同行者がいる場合は必ずプレイング冒頭に【同行者名(ID)】もしくは【グループ名】を明記してください。
戦争シナリオに限り、オープニング公開直後からプレイング募集を開始します。
プレイングボーナスは……山本と一緒に儀式の手順を成就させる。です。
第1章 日常
『小豆を使った甘味づくり』
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POW : お団子・おはぎ・あんころ餅などを作る
SPD : お饅頭・たい焼き・お汁粉などを作る
WIZ : かき氷やアイスクリーム等、冷たいお菓子と合わせる
👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
シャオファ・デンダイン
小豆で甘いお菓子を作るんだね!任せて!
小豆といえばやっぱり餡子だよね。
でもってまだまだ暑い時期だし、冷たいお菓子にしてみようか。
まずは小豆を餡子にしてくよ。
小豆を茹でてアクを取って、お砂糖加えて更に煮て、最後に水飴とお塩を加えて味をなじませる。
その間に白玉を作っていくね。
白玉粉を捏ねてお団子にして、お湯で茹でる。
ゆで上がったら氷水で冷やして、冷蔵庫でちょっと冷やすね。
後はバニラアイスを盛った器に白玉も乗せて、餡子をかけて。
白玉バニラぜんざいの完成だよー!
沢山作ったから、みんな好きなだけ食べてねっ。
あ、お腹壊さないよう食べ過ぎ注意で!
エドゥアルト・ルーデル
山本氏とガンガンお菓子作りしていくでござるよ!
この知らない人が!
誰この人って?拙者は知らないでござるよ?山本氏の知り合いじゃないの?
多分その辺にいた知らない人でござる…誰!?誰なの!?怖いよぉ!!
まあ細かい事は気にすんなよ!
小豆と言うか餡子を使った料理はあんまよく知らないんでござるが…アレは知ってるでござるよ小麦粉と卵を溶いた生地をなんかそれ専用みたいな鉄板で円盤状に丸く焼いてペースト小豆餡子を詰めた焼き菓子!確か名前は■■■■■■とかいう奴でござるね!
じゃあ後は知らない人と山本氏でヨロシク!拙者?拙者はさ…討滅して回らないといけないからさ…■■■■■■を違う名前で呼ぶ異端者共をなァ…!
夜刀神・鏡介
諸悪の根源を封じる事と甘味を用意する事の関係性はいまいち分からんが
しかし親分がそういうならば、そういう事なのだろう
とはいえ、だ。家庭料理くらいなら大体できるが、菓子作りはそこまで嗜んでいない
あまり複雑なものは作れないからどうしたもんか――花見といえば団子?そうだな
それに、そろそろ月を観るのにも良い季節だ。月見をするにも団子が欲しい……という事で、団子を作ろう
小豆を煮て、粉を混ぜて団子を作り……月見用に飾るならば餡は中に包む方が良いかな
適度な大きさで包んだら、最後は茹でて。茹で上がったらきっちり冷まして出来上がり……っと
……まあ悪くはない、かな?
出来上がった団子は三方に纏めて飾っておこう
栗花落・澪
甘味!好き!
必須食材は小豆かぁ…
小豆っていうと、やっぱり和風スイーツの印象あるけど
お手軽に寒天スイーツでも作ろうかな
まずは小豆を茹でて、冷蔵庫…だと時間かかるから
氷、風魔法の冷気で冷やしちゃおう
続けてボウルの中で熱湯と粉寒天をよく混ぜて
底を水で冷やして粗熱取り
あ、水も魔法で出せるから
そこに茹でた小豆を流し込んで混ぜ混ぜ
好きな形の型(定番は四角?)に入れて、冷やして固めたら完成
手軽に食べやすいし、結構昔ながらの味…って感じだし
なんなら上に少し金粉とかかけると一気に高級スイーツに早替わり
寒天は特に、暑さで食欲の低下する夏場は結構食べやすいしね
今もう秋だけどさ
親方さん達も食べるー?
フィーナ・シェフィールド
アドリブ連携歓迎です♪
小豆を使って甘いお菓子を作ればいいのですね!
料理は得意な方です。がんばりますね!
「さて、なにを作りましょう…?」
エプロンを着けて厨房で思案。
小豆と言えば小倉餡ですけど…まだ暑い日が続いてますし、冷たいスイーツと言うのも良いですね。
「見た目も重要、ですね。それなら…」
透き通る硝子の器に、バニラのアイスクリームの上に粒あんを盛り付け、アイスの周りにくずしたゼリーを盛り付け。キラキラと光りを反射して涼し気できれいな感じに。
仕上げにチョコレートをかけたプレッツェルを添えて、仕上げに部分的に抹茶パウダーを振りかけて完成。
うん、見た目も味も自信作です♪
「さぁ、みなさん、召し上がれ♪」
葛城・時人
相棒の陸井(f35296)と
「お菓子ったら俺!」
つい声出しちゃったけど
俺は甘党で知られてるし
戦争の真ん中でも小豆だしお菓子だし
あ、勿論儀式は凄く大事だし!
「和菓子は陸井も好きでしょ?」
だから引っ張ってきたんだ
「小豆が一杯だ!ならよーし」
手作りもするけど折角お菓子UCあるし
って訳で
「元気出ますように!」
ってUCお菓子をどうぞ詠唱!
俺はこしあん好きだから鍋一杯のお汁粉
やわ餅はお椀に入れて出来上がり
次桜餅!これもこしあんGO
桜の葉が良い香り
「あ、陸井は何作る?」
最後は手で相棒のを手伝うよ
「お前の牡丹餅は美味しいに決まってるよ」
丁寧な手順で一生懸命
出来たのは全部親分に献上だよ
「喜んで貰えたら嬉しいな」
凶月・陸井
相棒の時人(f35294)と
「ふふ、確かに甘味と言えば時人だよな」
小豆の和菓子は食べるのは好きだけど
作るのは余りした事がないんだよな
それでも儀式だしと考えていたら
相棒が引っ張って来てくれた
「あぁ、それに儀式も大事な所だ」
相棒が次々に楽しそうに作っている横で
折角だし一緒に牡丹餅でも作ろうか
「俺は牡丹餅だ。味は期待するなよ?」
水から煮たてて小豆をざるに上げて渋抜きして
鍋に小豆を戻したら柔らかくなるまで煮込んで
水と砂糖を足して焦がさないようにじっくり
「あ、しまった。もち米がまだだな」
やっぱり手順は慣れてないな
相棒にもち米を用意してもらって
餡子の粗熱を取って包んだら完成だ
「さ、山本さんにもってくか」
笹乃葉・きなこ
●アドリブとかご自由に
えっ?!料理作ればいいんだべかっ?!
うへへへへっ!それならオラにお任せを!
早速ユーベルコードを使用しながら、色々と作っちまうべ!建てにフードファイターもしてねぇからなっ!
ユーベルコードと料理の合せ技だべっ!
白餡とこし餡と珈琲の羊羹とか!
小豆を使った小豆アイスとか!
クリーム小倉トーストも!
水ようかんもつくってしまうべっ!
白玉串にこし餡のっけたのも悪くねぇなぁ!
冷やしぜんざいもいっておくかっ!
まだまだ熱いから冷たい奴なら任せておけ!
ふへへへ、ノリノリに乗ってきたべ!
オラの調理はレボリューションだべぇ!(?)
あ、他に作って欲しいのあったらいってくれよなぁ♪
●まずは定番の甘味で。
花見の宴席会場に設けられた簡易厨房には、話を聞いた猟兵たちが甘味を作らんと集まっていた。
「お菓子ったら俺!」
つい声をあげてしまい照れ笑いでごまかしつつもやる気満々な、葛城・時人(光望護花・f35294)。
甘党で知られる時人である。戦争の真ん中であっても小豆であったりお菓子であったり。
「ふふ、確かに甘味と言えば時人だよな」
そんな時人と共に甘味づくりに挑むのが、凶月・陸井(我護る故に我在り・f35296)。
「和菓子は陸井も好きでしょ?」
たしかに小豆の和菓子を食べるのは好きだが作るとなるとあまり経験がない睦井である。それでも儀式だしと考えていたら相棒が引っ張って来てくれたのだ。
「あぁ、それに儀式も大事な所だ」
睦井の言葉に時人も大きく頷く。
「小豆が一杯だ!ならよーし」
腕まくりして時人がまずはとユーベルコード『お菓子をどうぞ』を使う。
「元気出ますように!」
沢山のお菓子で癒そう、全てを。そんな想いがお菓子という形で具現化していく。
もちろん手作りもするのが時人だ。
彼自身こしあん好きいうことで鍋一杯のお汁粉を。やわ餅をお椀に入れれば出来上がりだ!
次に桜餅。こちらもこしあん。桜の葉が良い香りだ。幻朧桜の花びら舞う中で食べる桜餅は最高だろう。
「あ、睦井は何作る?」
「俺は牡丹餅だ。味は期待するなよ?」
相棒が次々と楽しそうに作っている様子を横で見ていた睦井。せっかくであるし自分も牡丹餅でも作ろう。
水から煮たてた小豆をざるに上げ渋抜きし、
鍋に小豆を戻したら柔らかくなるまで煮込んで
水と砂糖を足して焦がさないようにじっくりと。丁寧な手順で一生懸命取り組む。
「あ、しまった。もち米がまだだな」
やっぱり手順は慣れてないな、と小さく呟いた睦井に差し出されたのは蒸し上げつぶしたもち米。時人が彼と並行して用意していたのだ。
粗熱をとった餡子でもち米を包んだら牡丹餅の完成だ。
「お前の牡丹餅は美味しいに決まってるよ」
時人の言葉に睦井がはにかむ。
「さ、山本さんにもってくか」
「喜んで貰えたら嬉しいな」
お互いを相棒と認める二人である。彼らが協力して作ったお菓子に親分も満足してくれるに違いない。
●花見といえば
「諸悪の根源を封じる事と甘味を用意する事の関係性はいまいち分からんが」
しかし親分がそういうならば、そういう事なのだろうと夜刀神・鏡介(道を貫く一刀・f28122)厨房に立つ。多少疑問には思えど必要であるならば協力は惜しまない。
とはいえ、だ。家庭料理くらいなら大体できるが、菓子作りはそこまで嗜んでいない。あまり複雑なものは作れない。さてどうしたものか。幻朧桜を見ながら思案する鏡介。
「花見の宴席、花見か。――花見といえば団子?」
それに、そろそろ月を観るのにも良い季節だ。月見をするにも団子が欲しい。団子であれば自分も作れるだろう……という事で、鏡介は団子を作ることに決めた。
小豆を煮て餡を用意。団子粉ならすでに用意されている。これに砂糖を混ぜてみずかえてを加えて団子を作る。
「月見用に飾るならば餡は中に包む方が良いかな」
適度な大きさで包んだら、最後は茹でて。茹で上がったらきっちり冷まして出来上がりである。
「まあ悪くはない、かな?」
出来上がった団子は三方に纏めて飾る。なかなか見事な月見団子だ。
月見団子とは収穫に感謝し次の豊穣を願う、いわば祈りである。鏡介の手で作られた月に見立てた団子。宴席に相応しい一品となることだろう。
●けして名前を訊いてはいけない
「山本氏とガンガンお菓子作りしていくでござるよ!」
エドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)は隣に立つ人をずずいーと推し。
「ーーこの知らない人が!」
誰この人?
「拙者は知らないでござるよ? 山本氏の知り合いじゃないの? 多分その辺にいた知らない人でござる…誰!?」
誰なの!? 怖いよぉ!!
エドゥアルトは慄いてみせるが、この知らない誰は彼のユーベルコード『誰だお前!!』で召喚された「誰か」なのだが。
「まあ細かい事は気にすんなよ!」
あっ、しらを切ったぞ!?
というわけで、エドゥアルトと知らない人は甘味作りにとりかかるわけだが。
「小豆と言うか餡子を使った料理はあんまよく知らないんでござるが……アレは知ってるでござるよ!」
小麦粉と卵を溶いた生地を、専用の鉄板で円盤状に丸く焼いて、ペースト小豆餡子を詰めた焼き菓子!
「確か名前は■■■■■■とかいう奴でござるね!」
おっと、そこは伏せ字にさせてもらおう。名前を呼んだが最後、戦争が始まってしまうのだ。文字数? そこはランダムだと思って好きに受け取って欲しい。
「じゃあ後は知らない人と山本氏でヨロシク! 拙者? 拙者はさ……討滅して回らないといけないからさ……■■■■■■を違う名前で呼ぶ異端者共をなァ……!」
言ってるそばから戦争を始めるんじゃない!
妖怪たちに取り押さえられ、知らない誰かと名前を呼んではならないアレを作るエドゥアルト。
出来たて熱々の美味しそうな「ソレ」を二人は黙々と積み上げていくのであった。
●ひんやりデザートを召し上がれ。
秋といえどまだまだ暑い日も続く。ならばと猟兵たちも甘味にひと工夫。
「小豆で甘いお菓子を作るんだね! 任せて!」
頼もしい言葉と共に超級料理人のシャオファ・デンダイン(砂漠の太陽・f33938)は腕をふるう。
小豆といえばやっぱり餡子だよね。でもってまだまだ暑い時期だし、冷たいお菓子にしてみようか。
まずは餡子づくりだ。小豆を茹でてアクを取って、お砂糖加えて更に煮て、最後に水飴とお塩を加えて味をなじませる。
その間に手際よく白玉を作っていく。白玉粉を捏ねてお団子にして、お湯で茹でる。ゆで上がったら氷水で冷やし冷蔵庫でさらに少し冷やす。
そしてバニラアイスを盛った器に白玉も乗せて、餡子をかけて。
「白玉バニラぜんざいの完成だよー!」
沢山作ったから、みんな好きなだけ食べてねっ。シャオファは満面の笑顔で甘味を振る舞う。
あ、お腹壊さないよう食べ過ぎ注意で!
ーーと注意も忘れない。
「必須食材は小豆かぁ……」
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は用意された小豆を前に何を作ろうかと考えていた。
「(小豆っていうと、やっぱり和風スイーツの印象あるけど)」
甘味好きな澪があれこれと思い浮かべた末に決めたのは。
「お手軽に寒天スイーツでも作ろうかな」
まずは小豆を茹で、冷蔵庫……だと時間かかるので、氷、風魔法の冷気で冷やす。
続けてボウルの中で熱湯と粉寒天をよく混ぜて底を魔法で出した水で冷やして粗熱取る。
そこに茹でた小豆を流し込んで混ぜて。
「好きな形の型に入れて、冷やして固めたら完成!」
定番の型は四角だが、せっかくの宴席だ。星型やクマ型、花型など様々な形にしてみる。
手軽に食べやすく昔ながらといえる納得のいく味に仕上がった。
上に少し金粉をかければ一気に高級スイーツに早替わりだ。
「寒天は特に、暑さで食欲の低下する夏場は結構食べやすいしね。今もう秋だけどさ」
山本親分さんたちも食べるかな? 多めに作って切り分けておこう。澪は親分が食べた時
の反応を想像しながら盛り付けるのであった。
「小豆を使って甘いお菓子を作ればいいのですね! 料理は得意な方です。がんばりますね!」
さて、なにを作りましょう……?
フィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)もまた、エプロンを着けて厨房で思案していた。
小豆と言えば小倉餡ですけど……まだ暑い日が続いてますし、冷たいスイーツと言うのも良いですね。
「見た目も重要、ですね。それなら……」
フィーナはさっそく取り掛かる。彼女の頭の中のイメージが徐々に姿を現していく。
あらかじめ冷やした透き通る硝子の器に、バニラ味のアイスクリームをのせ、そこに粒あんを盛り付ける。
アイスの周りにはくずしたゼリーを盛り付けた。ゼリーはキラキラと光りを反射して、じつに涼し気でキレイだ。
仕上げにチョコレートをかけたプレッツェルを添えて、部分的に抹茶パウダーを振りかけて。
和洋折衷、仕上がりにもこだわったフィーナの手作りスイーツが完成した。
見た目も味も自信作です♪ 彼女も仕上がりに満足そうだ。
「さぁ、みなさん、召し上がれ♪」
●フードファイター現る!
「えっ?! 料理作ればいいんだべかっ?! うへへへへっ! それならオラにお任せを!」
気炎を上げるのはキマイラの戦巫女でありフードファイターの笹乃葉・きなこ(キマイラの戦巫女・f03265)。
「いよぅし! 色々と作っちまうべ! 建てにフードファイターもしてねぇからなっ!」
ユーベルコード『お料理の時間』と手作り料理の合せ技だべっ!
本人の宣言とおり、きなこの前には次々とお菓子が出来上がっては並べられていく。
白餡・こし餡・珈琲の羊羹、小豆を使った小豆アイス、クリーム小倉トースト、水ようかん、こし餡がのった白玉串、冷やしぜんざい……実にバラエティに富んだラインナップだ。
「あ、他に作って欲しいのあったらいってくれよなぁ♪」
出来上がった甘味をせっせと宴席の場へ運んでいた妖怪たちも、これには思わずリクエストしたくなる。
ふへへへ、ノリノリに乗ってきたべ! オラの調理はレボリューションだべぇ!
きなこの勢いはとどまるところを知らない。
●小豆スイーツのパラダイスがいまここに!
猟兵たちの奮闘により、宴席のための甘味が次々と運ばれてくる。
小豆とぎも自分のといだ小豆がふんだんに使われ、とても嬉しそうにしている。
東方親分『山本五郎左衛門』はうんうんと頷き光景を眺めていた。
「これならば、儀式も成就できそうだにゃあ」
幻朧桜の花びら舞い散る宴席で、小豆でいっぱいな甘味パーティーが始まる。
大成功
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