ひやしゅわスイーツ、フルーティーサマー!
太陽が燦燦と降り注ぐ、夏真っ盛りなケルベロスディバイドの海。
今日はそんな海で冒険! ……とは、ちょっぴり違って。
でもこの日もやっぱり、ソニア・コーンフィールド(西へ東へ・f40904)は元気いっぱい。
だって、海での遊びも当然大好きだから!
そしてひと通り海遊びをしたソニアが今いるのは、砂浜にある海の家的な場所。
そう――故郷とは似て非なるケルディバ世界の夏を楽しみつつも、ソニアがこれからチャレンジするのは、フルーツポンチ作り!
なんかいい感じの夏の甘味食べたいなーと思っていたのだけれど。
丁度海の家で開催されているこの企画を知ったから……やらないはずありません!
ということで、そんなソニアと一緒に、海の家を訪れた雨河・知香(白熊ウィッチドクター・f40900)は。
「……いつでも元気そうだねえ」
快活で暖かくやさしい、安心感のある雰囲気はそのままだけれど……そう紡ぎつつ、へばり気味。
だって、何せ今は夏。そしてヒグマは暑さにとても弱い。
ということで切実に、求む涼……!
そして、そんな知り合いのお姉さんの様子を目にするソニアだけれど。
……暑さに弱いらしいけど大丈夫でしょ!
なんて、心はすっかり、フルーツポンチ作りにうきうき。
つまり、暑いのは得意で寧ろテンションが上がるソニアに、暑さに弱い知香が振り回され気味であるという現状ではあるが。
太陽の下での遊びはひとやすみ、海の家で涼やかなフルーツポンチ作りをすることは、知香にとってはむしろ願ったり叶ったり。
ということで、まずはフルーツポンチに入れる果物をそれぞれ選んでみるふたり。
「パイナップルとかマンゴーとかバナナ、他にも南国っぽい果物がいいかな? 果物全般好きだけどもね!」
早速わくわく張り切って、ソニアが選ぶのは、南国感があるフルーツ。
甘いものも好きだけれど、少し酸味もあるような、好みの柑橘系のものが多め。
そして知香はまずは、好きな果物の桃を取った後。
匂いが強烈でなければ大体の果物は好んで食べるから、ちょっぴり悩みつつも。
並ぶフルーツを見回した後、桃に加えて、追加で色々と選んでみる。
「とりあえずは桃とかパイン、小豆にチェリーでやってみるかねえ」
「あとは、彩りに色とりどりの星型のゼリーと……小豆とかもいいかもね!」
「それにレーズンと、あとは寒天をカットして……なんか鹿児島産の雰囲気を感じるような……?」
そうふたりで、お互いの選んだものを見たり、お喋りしながらも。
次は、選んだフルーツやトッピングを器にいれてみる。
器も色々なかたちやサイズがあって、好きなものを選べるというから。
大きさは、ふたりとも普通サイズのものにして。
ソニアの器は、上からみたら星型になっているもの。
そして知香の器は、同じく上から見たらクマの顔のかたちのもの。
それから器の中に、それぞれ果物などを盛って飾った後。
いざ注ぐのは、直前までキンキンに冷やしておいた、しゅわしゅわのサイダー!
ソニアは炭酸強めなオレンジ風味のサイダーを、知香は甘めな白いサイダーを選んで。
しゅわりと弾ける音にわくわくしつつ、慎重に少しずつ、器を満たしていけば。
「サイダー注いで……できた!」
オリジナルフルーツポンチの完成です!
ソニアは、しゅわしゅわと盛んに弾ける太陽のような黄金色のフルーツポンチをうきうきと見つめて。
「見た目もいいけど味はどうかなー?」
早速スプーンでひと掬い、口にはむりと運んでみれば――。
「冷たくておいしい! 甘いけど酸味もあって……うん、好きな味!」
そして、そんなはしゃぐように瞳をキラキラさせるソニアの姿を、あたたかい瞳を向けて見届けた後。
知香もひと匙、口に運んでみれば、その甘さと冷たさにほわほわ。
暑さにへばっていたけれど、生き返るような表情を宿して。
「やっぱり甘く、冷たいのはいいねえ……」
そうしみじみと呟きながらも、ソニアと一緒に。
夏休みにうってつけな、ひやしゅわスイーツを、存分に楽しく味わうのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴