●帝都櫻大戰開幕
「帝都を暴走する『幻朧桜』に埋め尽くされようとしている……」
そう告げるのはグリモア猟兵のジャクリーン・メドゥシアナ(メドゥシアナ・ガーディアン・f42789)だ。
「透明軍神『ソウマコジロウ』が語ることによると、帝都を治めているとされていた不死の帝が実は『幻朧帝イティハーサ』と呼ばれる諸悪の根源で、サクラミラージュは、幻朧桜で帝を封じるために創られた仮初の世界という事らしいわ」
そして、その『幻朧帝イティハーサ』が目覚めようとしている、ということらしい。
『幻朧帝イティハーサ』は既に幾つもの世界を|破壊《カタストロフ》させているという。
「止めるためにも行きましょう。今こそ、帝都の超弩級戦力と呼ばれる、私たちの出番よ」
「今回してもらうのは、海賊船型秘密基地『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の撃沈よ」
『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』とは、幻朧戦線将校『カルロス・グリード』が、サクラミラージュの各地から一斉に出港させた海賊船型秘密基地らしい。
「これらの船は飛翔能力を持ち、空中から帝都に侵入してきているわ。幻朧戦線がこれまで造り出した数多くの影朧兵器をこの船団に積み込んでいて、無差別攻撃にてサクラミラージュの大地を破壊するつもりよ」
それが何を目的としているのか、現状ではよく分かっていないが、人々を危険に晒すなら、猟兵としては止めないわけにはいかない。
「ただし、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の砲塔からは、兵器の「素材」として蒐集された|オブリビオン《影朧》の群れが射出されているわ。要は、影朧を砲弾として使っているわけね」
これを迎撃しなければ、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』に一太刀入れることも難しいだろう。
「あくまで目的は『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の撃沈だと言うことを忘れないで。影朧を迎撃し、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』に一撃を入れる。そう言う戦い方をして欲しい。もちろん、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』は空を飛んでいるから、空を飛ぶ方法を用意するのも忘れないで」
と、説明を終えると、ジャクリーンの右目にグリモアの光が輝き、転送ゲートが出現する。
メリーさんのアモル
帝都櫻大戰がはじまる! こんばんは、アモルです。
●第1章
集団敵です。
集団敵ですが、敵を倒すのが目的ではなく飛行戦艦『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』を撃沈するのが目的だと言うことを忘れないようにしてください。
また、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』は飛行していますので、空を飛ぶ方法も用意することをお忘れなく。
それでは、頑張って行きましょう!
第1章 集団戦
『アメノサグメ』
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POW : 虚実覆う幻影
自身と武装を【モザイク】で覆い、視聴嗅覚での感知を不可能にする。また、[モザイク]に触れた敵からは【精神力】を奪う。
SPD : 虚実隠す幻影
【疑念】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【モザイクのかたまり】から、高命中力の【精神ダメージを当たえるモザイク】を飛ばす。
WIZ : 虚実混じる幻影
攻撃が命中した対象に【自身の真実と虚構を曖昧にする能力】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【感覚を騙す幻覚や幻聴等】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
とんでもないのが飛んできたね…♪
こっちも対抗して、とんでもないモノを飛ばして攻めないとね!
【空中浮遊/空中機動/風を操る】で空を飛ぶよ♪
UCは『ワタシの飛行戦艦ダモクレスちゃん』★
飛翔能力を持つ飛行戦艦型ダモクレスちゃんを召喚して、搭載武装で敵飛行戦艦を攻撃するよ♪
射出された影朧はクローネちゃんのネクロオーブとダモクレスちゃんの搭載武装による【カウンター/ホーミング/エネルギー弾】で迎撃するよ♪
高天原・光明
カルロスめ、飛行戦艦で帝都に無差別攻撃とは随分と大掛かりな企てをしたものだ。だが、それもここまで。帝都の空から出て行ってもらうぞ。
そこらのビルの屋上に係留されているアドバルーンに〈ロープワーク〉で身体を結び、空へ上がって高度を確保だ。先ずは影朧を迎撃しよう。長距離の〈|狙撃《スナイパー》〉なら得意分野、一体ずつ〈早業〉の弓術で撃ち落とそう。敵の一波を凌いだら【UC:千里より飛来せし黒死】(SPD)を発動だ。敵艦の竜骨を狙って〈部位破壊〉の〈貫通攻撃〉、霊力を籠めた矢の群れを放とう。
戦艦とて急所はある。俺には其れが見えている。帝都の空を好きにはさせんさ。
(アドリブ負傷連携等々歓迎)
天城・千歳
【SPD】
対艦戦闘ならお任せください。艦載戦力ごと殲滅してあげますよ。
戦域全体をカバーする様にサテライトドローン群を展開し通信・観測網を構築します。敵艦との交戦前に装甲騎兵隊と自立浮遊砲台群を展開し、迎撃準備を整えます。
通信・観測網と装甲騎兵隊、浮遊砲台群及び瑞鳳の各種観測機器、センサー類を使い【偵察・索敵・情報収集】を行い、取集した情報を【戦闘知識・情報検索・瞬間思考力】で解析しUCを発動。最適の迎撃パターンを選択し【誘導弾】の【一斉発射・弾幕・先制攻撃】による【範囲攻撃】で影朧の群れを殲滅します。弾幕を抜けて来た相手は【レーザー射撃・対空戦闘】で迎撃。敵艦は【砲撃】で攻撃します。
荒谷・つかさ
空を飛ぶ方法、か。
……別に必要なくないかしら?
だってあの程度、私なら跳べば届くわよ?(脳筋的対処法)
という訳で、「怪力」任せの跳躍で飛行戦艦へ向けて飛び掛かる
何事もなく飛びつければ、そのまま【鉄塊拳】で構造物を破壊して回る
途中で影朧の迎撃にあった場合も、【鉄塊拳】で思い切りぶん殴る
この時、出来る限り飛行戦艦の方へ向けて飛んでいくように殴り飛ばす
(殴り飛ばした敵を砲弾代わりにして攻撃する狙い)
妨害で届かず着地しても、また諦めずに跳んで再挑戦するわよ
空を飛べは筋肉から逃げられると思ったかしら?
本気で逃げたいなら、せめて月くらいは離れることをオススメするわ。
『サクラミラージュ』帝都。その海の玄関口とも言える港湾。アース系世界では東京湾と呼ばれている場所。
その上空を一隻の海賊船が飛翔していた。
幻朧戦線将校『カルロス・グリード』がサクラミラージュの各地から一斉に出航させた海賊船型秘密基地『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』である。
『サクラミラージュ』の技術力では飛翔する戦艦は作れない。『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』は悠々と帝都の上空に到達し、影朧兵器で帝都を蹂躙することだろう。
だが、その〝はず〟に反して、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の進路上に二つの巨大な構造物が見える。『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の進路を塞ぐそれは、当然のように飛翔していた。
そう、超弩級戦力、猟兵の兵器である。
「とんでもないのが飛んできたね……♪ こっちも対抗して、とんでもないモノを飛ばして攻めないとね!」
そう呟いて空中浮遊しているのはクローネ・マックローネ(|闇《ダークネス》と|神《デウスエクス》を従える者・f05148)。数多の世界を放浪し、多くの死者を取り込んだ闇の簒奪者にして、神の蒐集者である。
その背後に浮かぶのが彼女のユーベルコード『|ワタシの飛行戦艦ダモクレスちゃん《ブラック・ダモクレス・バトルシップ》』によって召喚された飛行戦艦。その名も「ダモクレス」である。
「対艦戦闘ならお任せください。艦載戦力ごと殲滅してあげますよ」
そのダモクレスの隣に浮かぶのは大気圏内外及び海中でも活動可能な各種無人機を多数搭載する宇宙空母『改ワダツミ級可潜強襲宇宙空母「瑞鳳」』だ。
そのコアユニットの位置に鎮座しているのがもう一人の猟兵、傭兵部隊所有の宇宙戦艦の自立型コアユニットの1体にして「情報収集」の名目であっちこっちを出歩いている天城・千歳(自立型コアユニット・f06941)だ。
まず動いたのは千歳。
戦域全体をカバーするように『サテライトドローン群』32機を展開し、通信・観測網を構築。
全領域機たる『A-2P型無人装甲騎兵隊』16機と、『自立浮遊砲台群』16基が展開し、迎撃体制が整えられる。
次の瞬間、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』はいよいよ交戦距離に入った。
砲台より影朧『アメノサグメ』が放たれる。
「さぁて、妨害するあなた方、なぜ私達は驚くことなくあなた方に向けて飛翔できるでしょうか?」
ユーベルコード発動のため、疑念の感情を与えようと、『アメノサグメ』がそんな問いかけをする。
「カルロスは我々のことをよく知っている、単にこの展開も予測していただけでしょう」
だが、千歳はその言葉になんの動揺も見せなかった。クローネも同様だ。
千歳は各種センサー類を使って情報を収集し、その情報を使ってユーベルコード『ラプラス・プログラム』を発動。
影朧の迎撃を始める。
それらの諸元情報はクローネにも共有され、クローネもダモクレスからホーミングエネルギー弾を放って迎撃していく。
だが、千歳の言う通り、敵はこの程度の火力は想像していたのだろう。
瑞鳳とその艦載機も、ダモクレスも、迎撃以上の攻撃を回す余裕がない。
このままでは押し切られ、帝都上空に到達されてしまうかもしれない。
超弩級戦力が彼らだけなら、だが。
「カルロスめ、飛行戦艦で帝都に無差別攻撃とは随分と大掛かりな企てをしたものだ。だが、それもここまで。帝都の空から出て行ってもらうぞ」
ビルの屋上に係留されていたアドバルーンに体を結び空に飛び立ちながら『六尺和弓』を構えるのは『その矢を外すところは見たことがない』と評される程の腕前の持ち主である學徒兵、高天原・光明(彼方より禍を射貫くもの・f29734)だ。
彼は空中戦艦同士のぶつかり合いから距離をおいた遠距離から『六尺和弓』を構え、冷静に狙撃する。
「戦艦とて急所はある。俺には其れが見えている。帝都の空を好きにはさせんさ」
発動するはユーベルコード『|千里より飛来せし黒死《トォテンタンツァ》』。
視認した『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の竜骨に向けて、鋭い一矢が放たれた。
『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』の竜骨にヒビが入るあともうひと押しだ。
「空を飛ぶ方法、か。……別に必要なくないかしら? だってあの程度、私なら跳べば届くわよ?」
一見すると華奢で小柄な大和撫子、その実態は怪力無双の狂戦士、荒谷・つかさ(|逸鬼闘閃《Irregular》・f02032)がその怪力を用いて力任せに空中に飛び上がった。
「我が拳に、砕けぬもの無し!」
迎撃に出てきた影朧ごとユーベルコード『|鉄塊拳《アイアン・ナックル》』で竜骨へ迫る。
そしてついに、その竜骨が砕けた。
『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』のバランスが大きく崩れる。
先ほどまでの弾幕は見る影もない。
そうなれば、2隻の超弩級戦力が持つ空中戦艦の攻撃など防げるべくもない。
一斉に放たれた2隻の空中戦艦とその艦載戦力による一斉射撃の前に、『|カルロスの錨《カルロス・アンカー》』は撃沈されたのであった。
大成功
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