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帝都櫻大戰③〜レーザー扱いし人間モドキ

#サクラミラージュ #帝都櫻大戰 #第一戦線 #帝都タワー #ビームスプリッター

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●帝都櫻大戰開幕
「帝都を暴走する『幻朧桜』に埋め尽くされようとしている……」
 そう告げるのはグリモア猟兵のジャクリーン・メドゥシアナ(メドゥシアナ・ガーディアン・f42789)だ。
「透明軍神『ソウマコジロウ』が語ることによると、帝都を治めているとされていた不死の帝が実は『幻朧帝イティハーサ』と呼ばれる諸悪の根源で、サクラミラージュは、幻朧桜で帝を封じるために創られた仮初の世界という事らしいわ」
 そして、その『幻朧帝イティハーサ』が目覚めようとしている、ということらしい。
 『幻朧帝イティハーサ』は既に幾つもの世界を|破壊《カタストロフ》させているという。
「止めるためにも行きましょう。今こそ、帝都の超弩級戦力と呼ばれる、私たちの出番よ」

「今回目指してもらうのは『帝都電波塔』。『帝都タワー』と言った方が通りがいいかしら?」
 なんと、『帝都タワー』と思っていたものは、エンシェント・レヰス『|悪魔《ダイモン》』の最高指導者、通信を司るダイモン『ビームスプリッター』の『頭部』だったのだ、とジャクリーンは言う。
「この周辺は多数の|オブリビオン《影朧》でひしめき合っていて、簡単には『ビームスプリッター』へは近づけない。その上、影朧達はビームスプリッターから無限に生える『光線銃』で以て攻撃してくるみたい」
 しかも、『ビームスプリッター』は通信を司っているだけはあり、『ビームスプリッター』を守る影朧はその通信を使って集団戦法を仕掛けてくるらしい。
「厄介な相手だけど、確実に倒して、『ビームスプリッター』の元へ道を切り開きましょう」
 そう言って、ジャクリーンはその右目からグリモアの光を輝かせ、転送ゲートを開いた。


メリーさんのアモル
 帝都櫻大戰の始まりだ!
 こんにちは、アモルです。

●第1章『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』
 集団敵です。
 光線銃と集団戦法で攻めてきます。
 以下のプレイングボーナス条件があります。

 敵の光線銃に対処する/光線銃を奪って使う/集団戦法に対処する。

 それでは、今回の戦争も、頑張っていきましょう!
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第1章 集団戦 『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』

POW   :    タノシイナァ!アハはハハはハハハハハハハハハ!!
【のたうつような悍ましい動き 】から【変異した身体の一部を用いた攻撃】を放ち、【不気味に蠢き絡み付く四肢】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    ミてイルヨ、ズットズットズットズットズット……!
自身の【粘つくタールが如き何かが詰まった眼窩の奥】が輝く間、【歪んだ出来損ないの四肢】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    アソボうヨ!ネエ、ネエ、ネエ、ネエ、ネエ……!
【嫌悪や憐れみ 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【自身と同じ存在達】から、高命中力の【執拗な触腕による攻撃】を飛ばす。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

サハリエ・ステーロ
うむ、さすがビームスプリッター様の配下だ。連携はお手の物ということか。
しかし、僕の配下も負けていないぞ!
UC【兎の魔王軍】使用
僕の配下は個性豊かだ、【鏡】属性の仲間も居るさ。
では、ミラーハウスの悪魔達よ、他の仲間達へ鏡の盾を用意しろ!
フーハッハッハッ!これで、光線銃へ対処できるだろう。
あとは死角をつかれないよう、数人集まって動け。我らデビルキングワールドの悪魔のフィジカルを見せつけるんだ!

にしてもやはりビームスプリッター様は凄い。
是非とも契約したいものだ!
我が配下にもあの通信網は欲しい!

ここから大声でビームスプリッターへ契約を持ちかけます。



「うむ、さすがビームスプリッター様の配下だ。連携はお手の物ということか」
 猟兵が『帝都タワー』の側に降り立つなり、その進路を阻むように動き出す『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』達を見てそう評するのは由緒正しきラスボス魔王の一族に産まれた次世代の魔王、サハリエ・ステーロ(時計ウサギの魔王・f37256)だ。
「しかし、僕の配下も負けていないぞ!」
 パチンと指を弾くと同時に発動するのはユーベルコード『兎の魔王軍』だ。
「さぁ、僕の元に集え! 我が自慢の配下達よ!」
 その発動に従い、集まってくるのはサハリエの自慢の配下達だ。『デビルキングワールド』からユーベルコードの力を使って、世界を超えて集まってくる。
「僕の配下は個性豊かだ、【鏡】属性の仲間も居るさ」
 と言うと、その言葉に従い、鏡属性の仲間が手を挙げる。
「では、ミラーハウスの悪魔達よ、他の仲間達へ鏡の盾を用意しろ! フーハッハッハッ!これで、光線銃へ対処できるだろう」
 その言葉の通り。敵の光線銃から放たれたレーザーは鏡の盾により反射し、却って『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を傷つける。
「タノシイナァ! アハはハハはハハハハハハハハハ!!」
 だが、ダメージを受けた『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』はそれに動じず、狂ったように笑いながら、のたうつような悍ましい動きから変異した身体の一部を用いた攻撃】を放つ。
 対象は言うまでもなく、彼らの攻撃を阻む鏡を持つ悪魔だ。
 不気味に蠢き絡み付く四肢が、鏡を持つ配下達の動きを阻む。
 しかし。
「あとは死角をつかれないよう、数人集まって動け。我らデビルキングワールドの悪魔のフィジカルを見せつけるんだ!」
 その指示に従った配下達に死角はない。
 彼らは猟兵ではないが、猟兵にひった記する力を持ちうる悪魔である。
 容易くその拘束を逃れ、逆に感激を敢行する。
 もはや戦いは軍と軍の戦いであり、ビームスプリッターとサハリエの配下の比べあいとなっている。
 その点で、相手の光線銃にメタを張ったサハリエの方が圧倒的に優位に立っている。
 まして、彼らの配下は影朧なのだから。
「にしてもやはりビームスプリッター様は凄い。是非とも契約したいものだ! 我が配下にもあの通信網は欲しい!」
 そう言って、サハリエは大声でビームスプリッターに契約を持ちかける。
 本気か、それとも敵の指揮系統を見出す挑発か。
 結果、ビームスプリッターはその言葉にとても嬉しそうにした。しかし、配下達の動きは鈍る気配はない。
 戦いはまだまだ続く。

大成功 🔵​🔵​🔵​

円谷・澄江
…足元にとんでもないのが埋まってるとはねえ。
住んでる人達は大変だろうがまずは生きてナンボ、影朧をさっさと仕留めて世界を守らなきゃね!

クニークルス搭乗。
UC起動し光をも捻じ曲げる強烈な念動力を周囲に働かせ偏光、直撃を回避する。
攻撃回数が跳ね上がろうが全部捻じ曲げて他所に逸らす!できれば他の影朧へと捻じ曲げ同士討ちさせて連携を崩す。
当然機体自体も兎翼広げ最高速度で止まらず移動継続、的を絞らせないように。
倒れた相手、もしくは敵の隙を電探で見出したら念動力で光線銃取り上げて移動しつつ影朧達を念動力で一か所に纏めてそこに光線銃乱射して一気に仕留めてやるよ!
…使い方これでいいのかい?

※アドリブ絡み等お任せ



「……足元にとんでもないのが埋まってるとはねえ」
 グリモア猟兵の情勢説明を聞いてそう呟くのは生まれも育ちもアリスラビリンスの時計ウサギ、円谷・澄江(血華咲かせて・f38642)だ。
「住んでる人達は大変だろうがまずは生きてナンボ、影朧をさっさと仕留めて世界を守らなきゃね!」
 そう言った澄江は突如、アリスラビリンスの出現した|サイキックキャバリア《機神》、『クニークルス』に搭乗し、敵と向かい合う。
「念動力全開、行くよ!」
 発動するユーベルコードは『|月下に輝く《サイキックルナブースト》』。
 全身から強烈な念動力を放出する。
 それは光すらねじ曲げるほど強烈なもので、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』が放つ光線も光の例に漏れず偏光。他所へと逸れていく。
「ミてイルヨ、ズットズットズットズットズット……!」
 『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』は粘つくタールが如き何かが詰まった眼窩の奥を輝かせ、出来損ないの四肢を操って光線を四発同時斉射をさらに九倍の回数で実行する。
 即ちとんでもない数の光線の連射だ。
 が。
 当然、光すらねじ曲げるその念動力の前には意味が薄い。
 それどころか、逸れた光線は他の『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』へと命中し、結果その様子は手の込んだ同士討ちの散状と化す。
 そして、念動力が有効なことを確認した澄江はいよいよ動き出す。そう、あくまでこれは防御。攻撃はこれからだった。
 『クニークルス』背部に展開される光輝くサイキックの翼『兎翼』を展開し、最高速度で飛び出す。
「ニがサないヨ!」
 『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』はそれに追従し光線銃を発砲し続ける。
 強烈な念動力を放って光線を捻じ曲げているなら、その念動力が途切れた時がチャンス……、と『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』に考える頭があったかは分からないが、ともかく撃ち続ければいつかは効くはずという発想の元の弾幕である。
 仲間がどれだけ流れ弾で披露しようと、数だけは自信がある。味方を攻撃すれば寿命も縮まなくなるし、悪いことばかりでもない。
 一方、『クニークルス』もたた移動し続けるだけではない。『クニークルス』が持つ兎耳のようなアンテナに代表される高い情報解析能力と、『サイキック式電探』から得られた情報を元に、『クニークルス』は動く。
 即ち、流れ弾で光線銃を手放した敵の隙を。
 『クニークルス』がそちらへ手を伸ばすと、念動力がその光線銃を手元へと引き寄せる。
 いよいよ、反撃の始まりだ。
 全開で限界も近い念動力をさらに活用する。
 『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』が念動力で一ヶ所に集められる。
 そこに上空から向けられるのは『クニークルス』の光線銃。
 素早く乱射されたそれは、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』をとんでもない勢いで減らして行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィヴ・クロックロック
悪いが先に用事がある故にな、お前たちに構っているヒマはない、光に飲まれろ。

嫌悪?それはお前たちを作った存在に抱く感情であってお前たちに抱くものではない。
哀れみ?日の元で自由にふるまってる存在にどんな哀れみを抱けと言うのだろうか。
苦しいなら私と共に来るがいい。|死骸《ゾンビ》として、だがな。
共に食い合え、撃ち殺しあえ、不幸の押し売りは結構だ。

ふむ、しかしどう契約を結んだものか…。ビームスプリッターは光通信を使うと聞いたのでそれを真似してこちらが契約を望んでいることをリアクターからの光でちょっと打ち込んでみるか。デカいしどこかに当たれば気が付くだろう。



「悪いが先に用事がある故にな、お前たちに構っているヒマはない、光に飲まれろ」
 既に40歳だがとてもそうは見えないほどに、発育の悪い体をした彼女の名は、ヴィヴ・クロックロック(世界を救う音(仮)・f04080)だ。
「マダくるンダネ、リョうヘイ。アソボうヨ!ネエ、ネエ、ネエ、ネエ、ネエ……!」
 『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』は嗤う。
 それは見る人に嫌悪あるいは憐憫を抱かせるあまりに醜い姿、その嗤い。
 だが。
「嫌悪? それはお前たちを作った存在に抱く感情であってお前たちに抱くものではない」
 嫌悪は効かない。
「ナら、タスけてヨ。コンなスガタにサレて、マンぞクニそトもアルけナイ」
 なら憐憫ならどうか、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』は振る舞いを少し変えてみる。
「哀れみ? 日の元で自由にふるまってる存在にどんな哀れみを抱けと言うのだろうか」
 だが、憐憫もまた、抱いてはもらえない。
「苦しいなら私と共に来るがいい。|死骸《ゾンビ》として、だがな」
 直後、発動するはユーベルコード『ゾンビ・クラウド』。
 ヴィヴの周囲からゾンビ化ガスが噴出する。
 それは、ユーベルコードの行使を諦め、実力行使に出ようとした『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』達をゾンビへと変化させてしまう。
「共に食い合え、撃ち殺しあえ、不幸の押し売りは結構だ」
 その指示に従い、ゾンビ化した『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』達は一斉に同士討ちを始める。
 あまりに醜い殺し合い撃ち合い食い合いが始まる。
 だが、ヴィヴはもうそこに関心がなかった。
「ふむ、しかしどう契約を結んだものか……」
 そう、ヴィヴの目的はこの先にいるビームスプリッターとの契約に興味があったのであった。
(ビームスプリッターは光通信を使うと聞いたのでそれを真似してこちらが契約を望んでいることをリアクターからの光でちょっと打ち込んでみるか)
 心臓に埋まった『光子リアクター』から光を放ち、契約を望んでいる旨を伝える。
 それが果たしてビームスプリッターに伝わったのかはよく分からない。
 嬉しそうにしているように、ヴィヴには見えたが……。

成功 🔵​🔵​🔴​

空桐・清導
SPD
アドリブ連携歓迎

「キツいオブリビオンだな…。
廃棄物、ね。だったら、ココで解放する!」
UCを発動して飛翔する
天高く舞い上がって戦場全体に白銀の焔を間断なく降り注ぐ
更に数が増えるほどにブレイザインのエネルギーは果てなく増幅する
そのエネルギーを利用して絶大な[オーラ防御]を展開
それによって光線銃を完封し、四肢の攻撃を弾く
「コイツは無敵機械由来の力でね。
どんな攻撃を受けてもオレの身体は再生される。
集団戦において無敵の力だ!」

「いくぜ!超必殺!ワールド・パニッシュ・ギガレイズ!」
もはや白銀の光柱としか表現できない絶光が
戦場全てを一切合切浄滅させる

「眠れ、オブリビオン。」



「キツいオブリビオンだな……」
 他の猟兵と『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』の戦いの様子を見ながら、そう呟くのは、真紅の機械鎧"超鋼真紅ブレイザイン"を纏う超弩級の超熱血ヒーロー、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)だ。
「廃棄物、ね。だったら、ココで解放する!」
 真紅の機械鎧『"超鋼真紅" ブレイザイン』を纏った清導が叫ぶ。
「レイ! 無敵機械のデータをロードしてくれ! よっしゃ、再構築完了! 行くぜ、ブレイザイン・インビンシブルモード!!」
 追加アーマーたる白銀の鎧が追加装着され、一回り大きな見た目へと変化する。
 それは戦闘力を増強するものだが、最大の特徴はやはり飛翔できること。
 その能力を活かして即座に空高く舞い上がった清導、否、ヒーロー・ブレイザインは上空から白銀の焔を間断なく降り注がせる。
 それは焔の見た目通り、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を燃やし、光炎の状態異常を与える。
 それはエネルギーを吸収し、ブレイザインのエネルギーを増大化させる。
 敵の数が多いのをいいことに、ブレイザインの持つエネルギー量はメキメキ増大していく。
「ミてイルヨ、ズットズットズットズットズット……!」
 そこに四肢から放たれる9倍の光線銃が放たれるが、その全てが膨大なエネルギーを利用したオーラ防御で防がれる。
 無数の光線銃からの九倍連射を受けたにも関わらず、ブレイザインは全く傷一つ受けていない。当然、それを身に纏った清導にダメージが入っていることもない。
「コイツは無敵機械由来の力でね。どんな攻撃を受けてもオレの身体は再生される。集団戦において無敵の力だ!」
 得意げに話す清導の言葉通り、天を飛翔するブレイザインは圧倒的有利だ。
 そして、当然、集めたこのエネルギーは防御にだけ使うものではない。
「いくぜ! 超必殺! ワールド・パニッシュ・ギガレイズ!」
 白銀の光焔が一際大きな光となって放たれる。
 それはもはや白銀の光柱としか表現できない絶光。
「眠れ、オブリビオン」
 ブレイザインの放った白銀の光柱は、戦場の一角に存在する『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を一掃しきったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

布留部・由良
主不在の君を調伏できるのかい?
協力してくれる代わりに君の偉大さを語り継ぐなんて対価はどうだろうか?
キミほどの力の持ち主であると不足しているかい?

七不思議にもいそうな存在だね
見てくれているキミたちにはぴったりの彼女が相手をしてくれるよ(口裂け女を呼び出だせば、「私、綺麗?」と彼女は敵に問う)
僕自身は光線銃の射線に注意し避けたり外れたりした時に同士討ちとなりそうな位置取りをしつつ、相手の眼窩の奥の輝きを見逃さずタイミングを合わせて攻撃の回避に専念し、光線銃を持つ手を鋏で断ち切り奪取を試みるよ
光線銃を奪取できれば今度は光線銃を持っている相手を優先的に撃っていくよ
仲間割れが始まってくれれば儲けものだね



「主不在の君を調伏できるのかい?」
 周囲の猟兵が『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』と戦っている間隙を塗って、ビームスプリッターに声をかけるのは、怪異への対策の為、男装の麗人をしている七不思議使いの灼滅者、布留部・由良(語り部・f43937)だ。
「協力してくれる代わりに君の偉大さを語り継ぐなんて対価はどうだろうか? キミほどの力の持ち主であると不足しているかい?」
 契約の申し出にビームスプリッターは嬉しそうにしている。が、戦いの手は決して緩められない。
 というか、契約の申し出をして目立ったことで、由良の元にも『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』が集まってくる。
「七不思議にもいそうな存在だね」
 その姿を見ても、由良は冷静だ。七不思議使いである彼女にとって、その姿は見慣れたものだった。
「見てくれているキミたちにはぴったりの彼女が相手をしてくれるよ」
 発動するユーベルコードは『七不思議奇譚「口裂け女」』だ。
「ここは君に任せるよ」
 そこに現れたのは髪の長いマスクをした女性。
「私、綺麗?」
「エ?」
 その問いと同時、無数の大小様々な呪いの鋏が出現し、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を切り裂いていく。
 由良本人自身は光線銃の射線に注意し避けたり、うまくすれば同士討ちを狙えそうな位置取りを心がけて立ち回る。
「今だ、頼むよ」
 光線銃を回避した直後、由良が呟くと、鋏が光線銃の腕を断ち切る。
「ウわ、ボくのウデガ!!」
 腕を失い、落下していく光線銃をキャッチするのは、由良だ。
 防戦一方だった由良——厳密には彼女の呼び出した口裂け女は攻撃的に立ち回っているのだが——はそこから一気に攻守が逆転する。
 光線銃を持っている相手を優先して光線銃で撃ち抜いていく。
 敵は多数。一方を狙えば他の一方からは狙われてしまうのが常だが、そこは口裂け女がカバーする。
 口裂け女と光線銃を扱う由良。
 二人は見事な連携の元、敵『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』集団を確実に撃破していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

荒谷・ひかる
色々と理解が追いつきませんが……とりあえず、目の前の脅威からなんとかしていくしかないですね。行きましょう!

【闇の精霊さん】発動
多数のマイクロブラックホールを生成し、撃ち出される光線を尽く吸収し防御してもらいます
そして吸い込んだ光線はそのまま吐き出せるので、わたしに襲い掛かろうとする敵の撃退に使ってもらいます
わたし自身は敵(廃棄物)そのものは無視し、ビームスプリッターさんへの呼びかけに集中します
(意識を向けないことで感情も向けない狙い)

ビームスプリッターさん!
わたし達と、お友達になりませんか!
一緒に、色んな世界を見て回りましょう!
素敵で面白そうな世界、いっぱいありますよ!



「色々と理解が追いつきませんが……とりあえず、目の前の脅威からなんとかしていくしかないですね。行きましょう!」
 そう言って、『帝都タワー』周辺に降り立つのは、森羅万象を構築する九つの精霊たちと心を通わせる少女、荒谷・ひかる(|精霊寵姫《Elemental Princess》・f07833)だ。
 当然、突然現れたひかるに対し、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』は一斉に光線銃を構えて発砲する。
 無数の色とりどりの鮮やかな光線がひかるに向けて迫る。
「吸い込んじゃおう、精霊さんっ」
 精霊と対話が出来る、その性質を活かし、闇の精霊の力を借りる。それはユーベルコード『|闇の精霊さん《ダーク・エレメンタル》』として発現する。
 多数の指向性マイクロブラックホールが出現し、撃ち出される光線を吸収し防御する。
 光線自体は意志を持っていないので抵抗しない相手と言えるだろう。というわけで、自然な流れの通り、指向性倍クロブラックホールに吸い寄せられていく。
 色とりどりの光線が黒い穴の中へと吸い込まれていく様子はまるで黒い絵の具が無数の色の絵の具を塗りつぶしているかのようだ。
 吸収した光線は闇の精霊さんの気分次第で吐き出すことが可能なので、後は闇の精霊が適当に有効活用してくれることだろう。
 というところで、ひかるは『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』から関心を無くした。
 彼女の興味はビームスプリッターへの呼びかけにのみある。
 意識的にそう集中することで、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』のユーベルコードの発動ドリガーを引いてしまわないようにするためである。
 もちろん、ひかるが意識をしていなくても『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』は動く。
 ひかるに攻撃せんと迫る。
 光線銃が防がれるとしても、抵抗する対象である『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』本人は防げない。故に、物理的に殴ろうというわけだ。
 だが、その接近は闇の精霊に阻まれる。
 闇の精霊は自分の気分に従い、ブラックホールから光線を発射、接近する、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を迎撃し始めた。
 そして、その間に。
「ビームスプリッターさん! わたし達と、お友達になりませんか!」
 ひかるは遠くに見えるビームスプリッターに声をかけていた。
「一緒に、色んな世界を見て回りましょう! 素敵で面白そうな世界、いっぱいありますよ!」
 その言葉にビームスプリッターは嬉しそうに反応している。

成功 🔵​🔵​🔴​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

集団戦に対処して連携を断つの簡単ね。時のラビリンスを構築して罠使いで転移罠や移動床、落とし穴や無限回廊などを生成して分断してしまえばいわ。出口?私の淫紋ですがなにか?とっとと抜け出してすでに私はそこにいないけど♪
さて、ビームスプリッターさん、私と魂の契約を結んで配下になってよ、と夢に入るで精神世界に入っておねだりしましょう。”なかよし”になれたらいいわね。
契約がどう転んでもラビリンスは”中身ごと”|圧壊《重量攻撃》して処分しておくわ。



「集団戦に対処して連携を断つの簡単ね」
 そう言って可愛らしく笑うのは他者に寄生しそのエナジーを糧に生きるサイキックヴァンパイア、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)だ。
 永遠の12歳を謳う彼女の見た目は事実、少女のそれにしか見えない。
「アソボうヨ! ネエ、ネエ、ネエ、ネエ、ネエ……!」
 猟兵と言えど、か弱き少女、と油断した『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』が語りかける。
 自分たちを嫌悪せよ、あるいは憐憫を浮かべよ、そうすれば、ユーベルコードで攻撃できる、と。
 だが、アリスの反応はそのどちらでもなかった。
 というより、無関心を貫いた。
「私達の知覚を離れた客観的真理などない、故に、あらゆることは真実であり可能である☆」
 代わりに『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』達が聞いたのは、そんな呟きに似た言葉。
 そして、その言葉の直後、戦場を覆い尽くすように形成されるは時間質量で出来た迷路、その名も『|時のラビリンス《タイムラビリンス》』。
 アリスは自身の出口からとっとと抜け出し、目当ての相手へと対面する。
 即ち、このエリアの奥に存在する|悪魔《ダイモン》、ビームスプリッターへ、と。
「さて、ビームスプリッターさん、私と魂の契約を結んで配下になってよ」
 語りかけるそれは、現実のそれではない。
 彼女の持つ夢の中に入る技能を用いて精神世界に入り込んで語りかけたのである。
 ビームスプリッターは夢の中でその言葉に嬉しそうにしつつも、しかし、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を操る攻撃の手を緩めない。
 と言っても、全員が|時のラビリンス《タイムラビリンス》に閉じ込められているので、誰一人としてアリスには手出しできっこないのではあるが。
 とりあえず、とアリスは契約の結果に拘らず行うつもりだった事を実行する。
 即ち、生成した|時のラビリンス《タイムラビリンス》を圧壊させ、中身、即ち『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』ごと処分したのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

天山・睦実
●POW

うわ、なんやねん!?
あの芸術が爆発したみたいな通天閣モドキに、夏を過ぎた頃にやるホラー特集に出るみたいなバケモンやん
幸いゾンビみたいに動きが鈍いからええけど、うちホラーは苦手なんや
バトロワ用のハジキじゃ効果は薄いやろうから、ここはいっちょ手に握ってる光線銃を頂くで!

【目にも留まらぬ早撃ち】でバトロワ用の弾が当たった衝撃で光線銃をハジキ落としたら、鞭を使って拾われる前に頂戴や
奪った光線銃はどう使えばええか分からんけど、取り敢えず引き金を引けばええんわな?

おおー
光がこう、ビシューと来てビユュュュって出たわ!?
これならぶよぶよの肉塊もスパスパやし、うちのガン捌きでバスバスいったるわ!



「うわ、なんやねん!?」
 戦場に降り立つなり、『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』とビームスプリッターの見た目に、関西人らしいオーバーリアクションを披露して見せるのはバトロワシューターの女子高生、天山・睦実(ナニワのドン勝バトロワシューター・f38207)だ。
「あの芸術が爆発したみたいな通天閣モドキに、夏を過ぎた頃にやるホラー特集に出るみたいなバケモンやん」
 余談であるが、アスリートアースにおける『帝都タワー』そっくりのタワーこと東京タワーと通天閣だと、東京タワーは1958年完成に対し、通天閣は1912年完成。二代目で考えても1956年完成、と。実は通天閣の方が先に完成している。
 なので、睦実の通天閣モドキという認識はそう間違ってもいない。
 関西人の諸兄は是非、東京タワーの事は通天閣モドキと認識してやろう!
「幸いゾンビみたいに動きが鈍いからええけど、うちホラーは苦手なんや」
 だからといって退くという様子は見せない睦実。
「バトロワ用のハジキじゃ効果は薄いやろうから、ここはいっちょ手に握ってる光線銃を頂くで!」
 そう言って構えるのは『バトロワ式リボルバー』。西部劇的な古式拳銃のモデルガンだ。
「うちの早撃ちは、一秒足らずに六発全弾を撃ち切るで!」
 まず放たれるは引き金を引きっぱなしでのシングルショット。続いて放たれるのはすかさず撃鉄を起こしてのダブルショット、最後に放たれるのは直ぐ撃鉄を起こしてのトリプルショット。
 その間僅か、一秒。あまりに早すぎるその早撃ちは六発の銃声が一発の銃声として聞こえてしまうほどだった。
 その鋭い射撃が弾いたのは『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』本体、ではなく、その腕に構える光線銃。
 弾かれた光線銃を鞭を使って回収、そのまま手元に引き寄せる。
「奪った光線銃はどう使えばええか分からんけど、取り敢えず引き金を引けばええんわな?」
 そうは言っても、使い慣れた銃の形である。様になった構えで敵を狙い、引き金を引く。
 放たれた光線は素早く『『廃棄物』あるいは『人間モドキ』』を捉え、その体を破壊する。
「おおー。光がこう、ビシューと来てビユュュュって出たわ!?」
 その様子に満足げな睦実。
「これならぶよぶよの肉塊もスパスパやし、うちのガン捌きでバスバスいったるわ!」
 使い勝手さえ分かれば、バトロワシューターたる彼女に怖いものはない。
 手慣れた光線銃捌きで、着実に敵を殲滅して行ったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年09月02日


挿絵イラスト