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大体のゲームは初期版が楽しい

#ゴッドゲームオンライン #ミスティックダンジョン #ネタ依頼 #参加したらネタ枠


「皆様、お集まりいただきありがとうございます」
 人首・椿(傷と記憶は刻むモノ・f06124)は電子巻物を広げて、GGOの氷河エリアを示す。なんだかんだ言ってまだ暑いから、ここで依頼なら少しは楽なんじゃないかなー、なんて思ったのも束の間。
「こちらの地域が見た目はフィールドのまま、ミスティックダンジョン化してしまったようで、こちらの戦場に踏み込むと、凍結状態、という特殊な状態異常になり、戦闘能力が弱体化します」
 メタい説明すると、レベルシンクしてスペックダウンします。
「ただ弱体化するだけならまだしも、どうやら装備品も影響を受けてしまうらしく、武器防具のみならず、アイテムまで本来の性能を発揮できなくなってしまう為、皆さまの実力が問われる事になるでしょう」
 猟兵本人も、装備品もレベルダウンするから当然技能も存在していない、もしくは使えても最低限の効果しかもたない。っていうと、どんだけハードな案件なんだ?って話になるが、優秀な猟兵なら何とでもな……もとい、ギャグ依頼なんで細かい事は気にせず突っ込んでくればいいと思う。
「ですが、あくまでも弱体化するのは性能面のみ。特性についてはそのまま……猟兵本来の戦い方に原点回帰すると思えば、さほど苦戦する事もないでしょう」
 説明を終えて、椿は転移門を開く。
「それでは皆様、ご武運を。いつも通りの力が発揮できない事を忘れて油断などしようものなら……」
 背負った武器の柄に手を伸ばした椿を見て、猟兵達は慌てて転移していくのだった。


久澄零太
ヒャッハー『ギャグ依頼』だァ!!

久澄です

今回は猟兵レベル1、技能無し状態の、個性と実力で殴り合う案件ですって

自分の種族やらジョブやらの特徴を活かして立ち回りましょう

なお、謎のバグにより、最初の敵さんはうまく立ち回ると氷原移動に利用できる乗り物になります(公式)

ではでは、皆さまの残暑を涼しく過ごせそうなプレをお待ちしております
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第1章 集団戦 『流氷の天使』

POW   :    バッカルコーンアタック
自身の【顔】を【触手を伸ばした捕食形態】化して攻撃し、ダメージと【共に捕食の姿を見せる事で周りに萎縮】の状態異常を与える。
SPD   :    キャッチ&イーティング
【冷気攻撃】で牽制し、【顔から伸ばした触手】が命中した敵の部位ひとつを捕縛し、引き寄せる。
WIZ   :    強制騎乗バグ
戦場内に「ルール:【流氷の天使に騎乗し続けないといけない】」を宣言し、違反者を【捕食して流氷の天使の体内】に閉じ込める。敵味方に公平なルールなら威力強化。
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チル・スケイル
さ、寒くて凍えるなんて何年ぶりでしょう…20年…いや4年(カクリヨファンタズム)ぶりでしょうか

今の私には下級モンスターの冷気攻撃さえ脅威
たちどころに体がかちこちに凍り、なすすべなく触手に引きずられる
それでも半竜の鱗は人肌より硬く、多少の時間稼ぎはできる
この時間で魔法を唱え、モンスターの体に直接魔力を流し込みます

氷術・造アイスクラフト】…氷を自在に造形する魔法
今の私でも、敵の顔を覆う仮面(動物のお面(※趣味))なら作れそうです

敵の触手を封じた隙に、氷から脱出です
ぐっ…ぬう…んんっ!
(ドラゴニアン・腕力で氷を割り腕だけ動かす)

【拳杖パフィロ】から氷の魔法弾を放ち、地道にダメージを与えます


黒木・摩那
凍る! 寒い!
困るんですよね。
技能も装備品も使えなくなるのは、この際良いとしてもメガネのレンズが曇るのはダメです。
前が見えないじゃないですか。
曇り止めでなんとかなるかな……

最低限の装備ですが、何とかしましょう。
まずは、流氷の天使に騎乗するという謎ミッションですね。
これはヨーヨー『エクリプス』を天使に引っ掛けて、手綱代わりにして操ります。
触手には唐辛子を与えて、おとなしく?させます。

足が確保できたら、UC【風舞雷花】を発動。
よく見えないので、範囲攻撃でまとめて片付けていきましょう。

この天使、なかなかグロいですが、乗り物としてはまずまずですかね。


七那原・望
おそろしみ。でもでも、どうすればいいかは理解してるのです。いつものように強化で限界を超えればいい。

というわけで早速治療用自律稼働浮遊ポッドでドーピング。ユーベルコードならもーまんたい。翼に力がみなぎるのです。

背中の翼で一気に流氷の天使に近づいたら不意打ちのオラトリオで顔を開けないようにぐるぐる巻きにして両手も拘束。
相手が冷静さを取り戻す前に背後に回って首に手を回してあぶられる体勢に。そのままさらにオラトリオを巻き付けておんぶ紐にします。

くすくす……今からお前はわたしの乗り物なのです。方角がわからない?わたしが目になって指示するので安心するのですよ。
では行きなさい。なるべく苦しみたくないのなら。


涼風・穹
……どうやらアイテムやUCまで初期のものしか使えないっぽいけど、今までの経験が消えないんだから初期状態に戻るとはいっても当時よりは遥かにやれると思うぞ

『既製服』を着て『サムライブレイド』を得物にするという初期装備セットですが、なんのかんのとこれで結構な数の戦いを潜り抜けてきたため使い込まれていてそれなりにさまになっています

相手に突撃しつつ《レプリカクラフト》で自分の足元にばね仕掛けというかトランポリンのような仕掛け罠を作り出して踏み抜き、その反動で一気に飛び込みおっぱいダイブを敢行します

胸の感触を愉しみつつ『フック付きワイヤー』で相手の頭部を縛り、触手を出したり捕食形態になれないよう拘束します


印旛院・ラビニア
ミスティックダンジョン。こういう縛りプレイというのはゲーマーの見せ所だけど
「流氷の天使かー。あれ、前情報なしで戦うとトラウマになるんだよね」
冷気攻撃を見切りながら接近し、顔面オープンのモーションがかかったところで回避して隙を突いたり慣れたらカウンター。ゲームプレイヤーとしての闘い方はこんな感じかな
慣れれば大したことないんだけど、そこまでにメンタルが削られる

騎乗方法も知っているかもしれないが
「騎乗バグも、想定されていないから仕方ないけど、絵面がひどい」
『ならば俺様に騎乗するか?』
「君も弱体化しているでしょうが」

あとは周りの状況にツッコんだりとかそんな感じで



 残暑厳しく野分も荒ぶり、秋の気配を待ち遠しく思う今日、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?今回の猟兵部隊は……。
「さ、寒くて凍えるなんて何年ぶりでしょう……二十年……いや、カクリヨファンタズムの時の四年ぶりでしょうか」
 極地の寒さに震えていた。先月は『猛暑退散』の文字が彫られた氷の中に、自らを封じて涼を得ようとしていたチル・スケイル(氷鱗・f27327)が、元の鱗の色なのか体温を失って変色してるのかよく分からない白い体を抱きしめて、カタカタカタカタ……。
「今の私には下級モンスターの冷気攻撃さえ脅威……たちどころに体がかちこちに凍り、なすすべなく餌食にされてしまうでしょう……」
「凍る!寒い!!」
 割と洒落になってない寒さの中、震えながら自己分析していたチルの横で、唐辛子齧ってた黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)が絶叫。
「困るんですよね。技能も装備品も使えなくなるのはこの際良いとしても、眼鏡のレンズが曇るのはダメです。前が見えないじゃないですか。曇り止めでなんとかなるかな……」
 などと、眼鏡を磨こうとして気づいた。どうやっても曇りが取れない……ていうか。
「め、眼鏡が凍ってる……!?」
 レンズの表面にうっすらした氷が張り付いて、真っ白に染まってしまっていた。
 ここまで二名の猟兵が寒さにやられてしまっていたが、得意げな笑みを浮かべているのが七那原・望(比翼の果実・f04836)。
「おそろしみ。でもでも、どうすればいいかは理解してるのです。いつものように強化で限界を超えればいい」
 うーん、この死亡フラグ感。
「というわけで早速治療用自律稼働浮遊ポッドでドーピング。ユーベルコードならもーまんたい」
「あの、それ本当に大丈夫ですか?この手の依頼って、抜け道を探そうとすると大体痛い目に遭う気がするんですけど……」
 眼鏡が使い物にならないため、必死になって氷を落としていた摩那が忠告するも、望はドローンめいたサムシングを召喚し、自身に向けて発砲させると、翼を大きく広げる。
「翼に力がみなぎるのです……たとえ弱体化しても、UCが使えなくなるわけではないのです!」
 と、足場にしていた巨大な氷を蹴って冷たい水の上に飛び出した望は。
「あ、羽毛が凍ってて翼が動かな……なのーん!?」
 ちゃぽん……めっちゃ寒そうな氷河の中に落ちていった。
「だから言ったじゃないですかー!!」
 ヨーヨーで届くだろうか……と摩那が思案していると、氷河に落ちた望に向かって、水の中から何かが近づいてくる……。
「敵がもう来てるー!?」
「私が足場を作りますから、何とか救助を!!」
 チルが薄氷でスロープを作り、摩那がヨーヨーを伸ばして望の体に巻き付けると、大急ぎで引き上げて氷の陰で風を凌ぎながら火を起こす。
「ななななののののでででですすすす……」
「震えすぎてなんか凄い事になってるな……」
「僕達が弱体化してるのは分かるけど、なんでUCが不発したんだろう……」
『ラビ子よ、弱体化すればUCの成功率も下がる。その状態でUCを大前提にした立ち回りなんぞしたら大惨事は目に見えているだろう』
「あっ」
 早速やらかした望がマナーモードのスマホみたいな事になっている間に、苦笑する涼風・穹(人間の探索者・f02404)と、劫禍通信サポートサービスに言われてUCは絶対ではないという事に気づかされる印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)が肩を並べて戦線を敷き、望が体温を取り戻す時間を稼ごうとするが。
「ミスティックダンジョン。こういう縛りプレイというのはゲーマーの腕の見せ所だけど……」
 ラビニアが水から上がって来た女性型の敵を見るなり、遠い目になってしまう。
「流氷の天使かー。あれ、前情報なしで戦うとトラウマになるんだよね」
「なんか厄介な攻略法に乗っ取らないと苦戦するのか?さっきのアレ見た感じ、装備やUCが極端に弱体化してるっぽいけど、今までの経験は消えないんだから初期状態に戻るとはいっても当時よりは遥かにやれると思うぞ」
「あーいや、そうじゃなくて……」
 本日のバグプロトコルのトラウマ要素を何と説明したものか、ラビニアが悩んでいる間に穹は長い事世話になっている相棒めいた装備品を叩いて見せて。
「最初からずっと戦いと共にしてきた装備だってある……あとは邪神様がギャグ依頼特有のクッソ低い目標値をそのまま使ってくれる事に期待だ……!」
「だからデータ面の話じゃな……」
「いくぞ、おっぱぁああああい!!」
 ラビニアの制止を振り切って穹が吶喊。滑る氷の上で足を取られかけるが、バネ状の足場を作り、しっかり踏み込んで大きく跳ね飛ぶ事で地形的な不利を無視して距離を詰めるが、グパァ……バグプロトコルの頭部が裂けて四分割されると、大きく開かれ……。
「そぉい!!」
 る、前に穹がワイヤーで頭をグルグル巻きにして頭部に見せかけた巨大な口を封じ込んでしまう。
「知ってたの!?」
「名前と見た目からしてクリオネっぽかったからな!後はその控えめなおっぱいを楽しむだけなん……」
 ざぷっ☆
『……刺さったな』
「うん、そんな気はした」
 劫禍ですら困惑する奇妙な光景がそこにあった……具体的にはバグプロトコルの胸に文字通り飛び込んだ穹はそのまま彼女(で、いいんだよね?男の娘ってオチじゃないよね?)の体に溺れていく……エロ表現でもないのに体に溺れるなんて書く日が来るとは思わんかったわ。
「もがががががが!?」
 流氷の天使の胸から下腹部にかけて上半身が埋まって、両脚をジタバタさせている穹だが、とりあえず生きてるからヨシッ!
「騎乗バグも、想定されていないから仕方ないけど、絵面がひどい」
『ならば俺様に騎乗するか?』
「君も弱体化しているでしょうが。それより格ゲーのデータ頂戴!」
 なんと、乗り物として作られたわけではないのに【騎乗状態】にできるらしいこちらのバグプロトコル。ただし、見た目が食われてるようにしか見えないというヒッドイ有様である。
 ゆらり、別個体がラビニアの方に向き直ると、頭部が裂けて少しだけ身をのけ反らせたところでラビニアのタックルがヒット。Counter!のエフェクトと一緒に敵が頭を半開きにしたままブルブルブル。動きが止まっているうちにラッシュをキメて叩きのめしてしまった。
『随分と必死だったな?』
「至近距離で人の頭が割れて食いついてくるとか、質の悪いホラゲ並みのトラウマになるから見たくないんだよ……」
 などと、敵さんの情報を推理したり、元々知ってた面々は何とかなったのだが。
「こ、これは……!」
 頭部が割れるというショッキングな光景に不意を突かれてしまったチルは冷気をモロに浴びてしまい、体が凍結。氷像と化したチルを水中に引きずり込もうと触手が伸ばされてくるが……ひゅーん、がぼっ!上から降って来た氷の塊が敵さんの頭に嵌った!!
「生憎、人の柔肌よりも私の鱗は頑丈なものでしてね……」
 全身を丸ごと凍らされても、鱗が地肌を守ってくれる為に多少は身動きのできるチルは、竜人の怪力に物を言わせて身をよじり、鱗を擦り合わせて氷を削って両腕の自由を取り戻すと、ハンドガンの形状をした杖を構える。
 狙う先には、イッカク(極地にすむタイプの海獣)を模した氷のヘルメットを嵌め込まれ、頭部を封じられてしまったバグプロトコルの姿。
「今の私でも、敵の顔を覆う仮面くらいは作れるようでよかったです」
 収納できなかった触手がちたぱた暴れるバグプロトコルへ、ビシビシバシバシ氷の弾丸を撃ち込み地道にHPを削っていくチル。その横でヨーヨーを振り回していた摩那はというと。
「ぐぬぬぬぬ……なかなか活きがいいですね……!」
 バグプロトコルにヨーヨーを巻き付けて釣りあげようとしてる!?
「水中に引っ張られたらこちらが圧倒的に不利……だったら敵を氷上に釣り上げて……!」
 と、ここで流氷の天使がジャーンプ。
「えっ」
 べちゃっ!押しつぶされた摩那は。
「っべ、ばぶばぶべぶばぼべー!?」
 穹同様……いや、首だけだからまだマシか。とにかく押し倒して来た流氷の天使に抱きしめられて、首から上がバグプロトコルのお腹に埋まった状態になっていた。
「あー……それね、判定がバグってるみたいでさ……ある程度勢いがある状態でぶつかると、拘束ダメージと騎乗状態が同時に発生するクソ仕様なんだよね……」
『ラビ子よ、バグによって引き起こされる時点でそれは仕様とはいえんぞ』
 などと、ラビニアが説明してくれているが、現在進行形で食われている摩那はそれどころではない。
「ぼっ……びびば、びびばー!?」
 撃破と同時に騎乗バグ起こした穹と違って、攻撃されている扱いの摩那は呼吸ができず、更に毎秒ダメージが入り続けて割とピンチ。ジタバタもがいていたが、首から下は自由なのだ。敵の頭部に唐辛子を突っこんで、攻撃(?)を仕掛けると、頭部が内側に向かって巻き込まれて、キュッ。レモンを初めて食べた人みたいな顔になって震えて動きが止まった隙に、巻きつけていたヨーヨーがパッと七色の花弁と散り、バチィ!高圧電流を以てバグプロトコルを焼き殺す……が。
「ここの水……海水……だったんですね……」
 敵の腹の中に頭があった事もあり、脱出こそ成功したものの巻き添えで感電した摩那も真っ黒になってしまった。
 摩那がぶっ倒れて回復待ちしている間に、望が復活……したのはよかったんだが。
「ふふ……ふふふ……こんな気分は久しぶりなのです……」
 何だろう、目が笑ってない微笑みを浮かべている。ゆっくりとバグプロトコルの方へ向き直ると、彼女の影は音もなく素早く伸びてバグプロトコルを取り囲むと、キャンバスのような色彩に色を変えて茨となり、獲物に絡みつく。全身をグルグル巻きにして蛹のような姿に変えると、その背に望が跨って首に腕を回してしがみつき。
「くすくす……今からお前はわたしの乗り物なのです。方角がわからない?わたしが目になって指示するので安心するのですよ。では行きなさい。なるべく苦しみたくないのなら」
 ブスリ、脅しもかねて、バグプロトコルの全身を包む茨の棘が、食い込んだ……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『凍土エリアの大冒険!』

POW   :    気合いと根性で寒さに耐える!

SPD   :    クレバスなどの危険を調査する!

WIZ   :    魔法や機械で冷気対策!

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 形はどうあれ、氷河を渡る手段を得た猟兵達(どんな形で騎乗しているのかは想像にお任せ)。時折流れてくる氷山を避けながら、氷河を遡上していると……何やら怪しげな光を放つポイントがある。近づけば『氷河燃料』のテキストが表示され、そこに触れれば、少しだけ体が楽になったようなそうでもないような……。
「これ、もしかして私達、もしくは装備のどちらかのレベルシンクを解除してくれるんじゃないですか?」
「本調子に至るのはかなり大変そうですけどね……」
「だが、ないよりはマシだろう。現状じゃUCも安定しねぇ」
「しばらくは探索なのです?」
「よっし、それじゃできるだけ一杯探そうか!」
『近づかないと表示されないようだから、それなりに工夫が必要だろうがな』
 というわけで、くっそ寒い中で燃料探しの船(?)旅が始まった!


※次回執筆は三十一日の予定。プレ締め切りは三十日の二十四時です。凍える氷河の上を騎乗バグで移動しながら、氷の中に隠された燃料を探すんですって!これを見つける度に猟兵、もしくは装備のレベルシンクが解除される(元のレベルに近づく)為、どれだけ多く見つけられるかを考えるといいかもしれません。動き回る必要があるため、寒さ対策も重要かも?
チル・スケイル
何はなくとも探索しましょう。燃料で氷の魔法力を取り戻す…と考えると少し不思議ですが

特殊な燃料なら、大なり小なり特別感のあるエネルギーを放っているはず。いつものようにはいきませんが、私の魔力を広げて探ってみましょう

燃料を得たならとにかく魔力を取り戻します。極振りです
魔力が増えれば探知・探索範囲も広がります
【氷術・鎖】必要に応じて氷の鎖を生み出し、遠くのものを引き寄せたり、足場にして氷山に登りましょう

魔力が、戻って…だんだん寒さが、心地よく、なり、ま…
(氷結耐性は戻ってないので、チルはすっかり凍りついてしまった!)
(魔力がまだ足りないためか、ドラゴンのゆるキャラの等身大氷像みたいな姿になっている)


七那原・望
特性は変わらないと聞いてましたけど、種族特徴の翼が無力化されたということは氷河エリアでは特性すら無効化される?
探索の合間に検証もしますか。燃料あるかもわかりませんし。

近付かないと視認できない以上、広い範囲を移動することを重視。

オラトリオだけは信用できるので、オラトリオを結びつけたスケルツァンドで引っ張って機動力アップ。動くならですけど。

愛唱・希望の果実の強化、結界術、火の属性魔法、全力魔法、多重詠唱の重ね掛けで防寒を兼ねて今出せる出力の検証を。
無理ならわたしにとれる防寒手段はなにもないですし諦めます。

技能扱いされてるもののうち経験や研鑽に基づくものが経験則や記憶ごと失われてる可能性も考えねば。


黒木・摩那
氷河燃料ですか。
ネーミングからして引っかかるものはありますが、まずは装備が元に戻るのであれば期待しちゃいますね。
とは言え、どうやって探して良いものか。一面氷河ですからね。

ここはゲーム世界。便利アイテムが何のヒントもなく置いてあるというのもおかしな話です。きっと何らかの手がかりがあるはずです。
ただのレベル上げ作業になってはクソゲー評価になりますしね。

まずは氷河を観察です。
風や生き物の動きでなんとなく在り処がわかるようになっているとか……無いかな?
UCも駆使して探ってみます。

寒さは唐辛子があれば大丈夫。
レベルも下がってますから、今なら初心者でも大丈夫ですよ?


涼風・穹
こういう地道な回収作業でずるをしようとすると大抵ろくな目に遭わないんだよ
ここは素直に足で稼ぐとするさ
どうやってクリオネモドキに騎乗しているのかは敢えて突っ込まないようにします
……そういえば、昔のゲームだとバグって結構あったけど、発生させてしまうと先に進めなくなるような洒落にならないのもそれなりにあったな…

《影の追跡者の召喚》を発動して影の追跡者シャドウチェイサーを他の方々につけて、どう動いているか適時確認して探索範囲が被らないようにして、地図を作成しながら『氷河燃料』を捜索します
ゲームだとアイテムの位置には案外法則性があったりするし、見付けた場所を線で繋ぐとか、まあ色々とやってみます


印旛院・ラビニア
「寒い、しんどい……ゲーム内でまで寒さは再現しなくていいのに」
そんなラビ子に口を挟んでくる劫禍に対し
「そんなに口出ししてくるなら集めるの手伝ってよ」
『フハハハハ、頼まれたからには応えねばな!』
U C発動でP Cレベルに依存せず全技能を100レベルで行使する劫禍
拠点構築、料理、寒冷耐性で暖かい食事や装備を用意し
地形の利用、ハッキング、情報収集等で氷河燃料の位置を割り出す
『技能でゴリ押ししたとはいえ、低い能力値ではいささか疲れるな』
「え、大丈夫?」
倒れ込むように気遣いを見せたラビ子の胸元へダイブ
『これがおっぱいダイブレベル100だ』
「心配して損した!」
なんやかんや氷河燃料は探しに行きます



「特性は変わらないと聞いてましたけど、種族特徴の翼が無力化されたということは氷河エリアでは特性すら無効化される?」
 どんぶらこっこ、どんぶらこっこ……氷河をクリオネみたいなバグに乗って流されていく望は何やらおめめをぐるぐる……これなんか誤解されてそうで怖いから、ちょっとメタメタした説明すんぞ?
 まず大前提として、レベルが下がって能力値が下がるということは、そもそものUCの成功率も下がっているわけだ。グリモア猟兵しか把握してないデータ部分だと、本当にアホみたいにひっくいのよ、コレ。具体的には成功率が一割未満なのね。だから普通は創意工夫や種族特徴などなど、色んな物で判定ボーナスを乗っけてからUCを使ったらバフが乗るって判定の仕方をしたのが俺のパターン。他所の人も同じとは限らないからそこのとこは気を付けてね。
 で、初手から『UCで自己強化します!』ってプレをかけると、その一割未満の成功率に勝たないとあのような事になるわけよ。
「なのです……?」
「つまりはアレだ、UCでゴリ押ししようとすると失敗するって事だ」
 グリモアを持っている穹は思う所があったのか、ちょっと文字列では表現できない騎乗状態で望に並んでくると。
「そうでなくても、こういう地道な回収作業でずるをしようとすると大抵ろくな目に遭わないんだよ。ここは素直に足で稼ぐのが一番さ」
 てゆー話をしてる横でね。
「寒い、しんどい……ゲーム内でまで寒さは再現しなくていいのに」
『ラビ子よ、つい先日は、最近のゲームはリアリティが足りない!と文句を言って新作ゲームのレビューで酷評したばかりではないか』
「アレはいいの!あのゲームはリアルなのがウリだったのに、急にデフォルメに走ったのが失敗なの!!」
 などと、劫禍の通信を相手にむくれるラビニア。そんな彼女に電子頭脳のはずなのに、ため息をついた音を鳴らす劫禍は。
『何はともあれ、冬はダイエットの季節ともいう。日頃の運動不足のツケだと思って、カロリーを燃焼しながら、バグ騎乗で体幹を鍛えるといい』
「劫禍には僕の辛さが分かんないからそういうことが言えるんだよ!そんなに口出ししてくるなら集めるの手伝ってよ!」
 と、ラビニアが文句を言った瞬間、その場にいないはずの劫禍の目がキラーン☆……したような気がする。
『フハハハハ、頼まれたからには応えねばな!』
 で、人間形態の劫禍が召喚されるわけだが、出てくると同時にクリオネの体に乗り損ねて、ツルッ。
「ぬぁー!?」ドッポーン!
「劫禍ー!?」
「ふ、ふはははは……オブリビオンマシンたるこの俺様が……この程度の低温でやられるわけが……」カタカタカタカタ
 出現に失敗して氷河に落ち、青ざめて震えながらもクリオネっぽいアレに掴まってバタ足してラビニアを運ぶ劫禍を示した穹は、望に向き直ると。
「てあるぺやってて、判定値が下がってるのに、初手から判定行きます!って宣言したようなもんだからな。楽をしようとするとああなるって事だ」
「なるほどなのです……せっかくですし、探索の合間に検証もしますか。燃料あるかもわかりませんし」
 というわけで翼のようなリアウィングをつけたバイクを召喚すると影を伸ばしてクリオネに括りつけ、サイドカーの要領で推進力を単純に倍化する望は、スラローム走行し始めて、氷河を隅から隅まで探索し始める。
「近づかないと見えない以上、いわゆるコンジョーロン?なのです!」
 と、とにかく動き回って探す望から少し離れた辺りで、摩那は首を捻りつつ。
「氷河燃料ですか。ネーミングからして引っかかるものはありますが、まずは装備が元に戻るのであれば期待しちゃいますね。とは言え、どうやって探して良いものか。一面氷河ですからね」
「何はなくとも探索しましょう。燃料で氷の魔法力を取り戻す……と考えると少し不思議ですが」
「それもそうですね。とはいえ、ここはゲーム世界。便利アイテムが何のヒントもなく置いてあるというのもおかしな話です。きっと何らかの手がかりがあるはずです。ただのレベル上げ作業になってはクソゲー評価になりますしね」
 と、チルとクリオネめいたサムシングを並べる摩那。
「風や生き物の動きでなんとなく在り処がわかるようになっているとか……無いかな?」
「特殊な燃料なら、大なり小なり特別感のあるエネルギーを放っているはず。いつものようにはいきませんが、私の魔力を広げて探ってみましょう」
 辺りをキョロキョロ見回していた摩那の横で、チルが目を閉じて意識を集中する。動きが止まってしまったチルのクリオネにヨーヨーを巻き付けて、周辺環境を見回していた摩那だが……。
「あれ、何か水が泡立ってますね?」
 コポコポ、小さく気泡が出ている場所がある。そちらにクリオネを向けると、ピクッ。チルが反応した。
「む、何かエネルギーを感じます……」
「ということはもしかして……!?」
 クリオネを近づけて残り数メートル、という所で見覚えのある光が浮かび、『氷河燃料』のテキストが現れた。
「あったー!皆さん、ありましたよ!!」
 摩那が声を上げれば猟兵達が集まって来る。最初のチュートリアルと違って、明確に体が軽くなった穹はふと思う。
「……そういえば、昔のゲームだとバグって結構あったけど、発生させてしまうと先に進めなくなるような洒落にならないのもそれなりにあったな……」
「なんでこのタイミングで言うかな!?」
「俺様、復活!!」
 不吉な発言にラビニアがビビる後方。今度はUCに成功した劫禍は近くの氷塊に登ると、スーパーDIYタイムに突入。切り出した氷をレンガ代わりに小屋を建て、持ち込んだ食材でシチューを煮込み、火が通るのを待っている間に凄まじい速度で『LOVE♡ラビ子』のセーターを編み上げて問答無用でラビニアに着せる。
「さぁ、ここから一気に行くぞ!!先ほどの気泡を見るに、恐らく元ネタは凍結された天然ガスか何かなのだろう。水の中にしか出ない事もあって、バグ騎乗を活用する必要があったのだろうな。ならば、周辺の水辺のみに探索域を絞る事ができる」
「ってーことは、ザックリ見た感じこんな感じか?」
 見える範囲を即席の地図を落とし込み、水辺をチェックする穹が真っ黒なペンギン染みたサムシングを召喚。
「とりあえず、皆に追跡者を派遣する。見つけたらこっちでマッピングしながら追跡者がアピールするから、お互いに連携して先にデバフを解除してくれ。俺達は十分な数を見つけてから合流する」
 なお、この追跡者は発見が困難であるため、現場では怪奇現象が連発したように見えてしまったのは探索組のみが知る秘密である。
「ようやくUCが使えるのです……」
 ペンギンを引き連れて、クリオネっぽいサイドカーめいたサムシングに乗った望が歌声を奏でる。響く旋律は彼女を中心にして温熱効果を生み、氷河の中を軽やかに駆けていく……その逆方向に向かって、チルは魔弾を射出。流れてくる氷塊にぶつけると、氷の鎖が生み出されてそれを巻き取り、飛び移って高台から探査魔力を放ち、新たな氷河燃料を見つけると。
「とにかく、レベルアップは魔力に極振りですね」
 技能をかなぐり捨てて、能力値の方を最大限に強化しようとするチル。事実、基礎能力が上がれば上がった分だけ、探査範囲は広がり、より効率的に燃料を探す事ができるというもの。
「魔力が戻ってきましたね」
 グッと、拳を握り、徐々に本調子に近づいていくことを実感するチルは、次の燃料を探しながら。
「だんだん寒さも、心地よく、なって、来まし……た……」
 それから少しして、チルのクリオネに動きを感知する鋼糸を結び付けていた摩那が近づいて来た。
「チルさんもしかして新しい燃料を見つけたんですか?こちらも向こうに気泡が見えて……えぇ!?」
 彼女が見たものは、三頭身雪だるま式ドラゴニアン氷像と化したチルの姿だった。外見だけなら、どっかのご当地キャラである。
「何がどうしてそんな事になったんですか!?」
「それが……燃料のデバフ解除効果を、魔力に全振りしていまして……技能の一切を封じられている関係で体があっという間に冷え、凍り付いてこのように……」
「あ、唐辛子食べます?今なら低レベル扱いできっと初心者でも食べられますよ?」
 冷えた体を温めてあげようと、あくまでも善意からそのような事を言う摩那だったが、チルはどう見てもおぞましい辛味を感じさせる唐辛子を前に首をブンブン。
「け、結構です……それにほら、この姿でも動けますし!」
 翼を広げて、パタパタ。クリオネめいたサムシングに乗っかって、再び探索に向かうチル。ここで望が戻って来た。
「こちらに燃料があったのです?あちらにも何か所かあったのですよ」
「ちょうどいい所に!余分な氷を溶かしていただけますか!?」
「あれ、チルさん寒かったんですか?それならこちらの唐辛子を……望さんも一本いかがです?」
「いえ!消耗品は申し訳ないですから!!」
「……なのです?」
 地獄への道は善意で舗装されている。その現状を目の当たりにしたものの、よく分かっていない望は首を傾げるのだった。
 探索組が唐辛死を迎える危機に陥っていた頃、観測組の方は穹が地図に燃料の発見地点をチェックして、地図を前に唸る。
「やっぱり、大きい通りには一定距離ごとに一つか二つだけど、袋小路に入ると複数あるみたいだな……いつバグプロトコルが出てくるか分からない事を考えると、早い所十分な量を集めたいんだが……」
「そろそろ僕達も燃料を取りに行きたいけど、欲張っていっぱい取ろうとすると、デバフ解除前に逃げ場のない戦場で襲撃されるかもしれないって事かな?」
 ゲーマー視点で予想されるお約束をラビニアが口にすると、劫禍が眉間に手を当てて小さく唸る。
「技能でゴリ押ししたとはいえ、低い能力値ではいささか疲れるな」
「え、大丈夫?」
 グラリ、倒れかけた彼をラビニアが支えようとした瞬間、劫禍は体を丸めて、ぷにゅ。
「これがおっぱいダイブレベル百だ」
 ラビニアのどったぷん(意味深)の間に顔を埋める。ドヤァする劫禍をラビニアは床に叩きつけて。
「心配して損した!」
「ぐはぁ!?」
 思いっきり踏みつけてから、マッピングした氷河燃料の回収に向かうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『白く染まった聖職兎』

POW   :    レジェンダリー・白い・エクスカリバー
【白い光を纏った伝説の剣】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD   :    レジェンダリー・白い・神殺しの十字架
【両手に持った神殺しの十字架】からレベルmまでの直線上に「神殺しの【白い光線】」を放つ。自身よりレベルが高い敵には2倍ダメージ。
WIZ   :    レジェンダリー・白い・サイコ魔導書
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【HPドレイン効果付きの白い魔法剣】で包囲攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 さて、ということで猟兵達がレベル、もしくは技能(装備)のどちらかのみを本調子に戻したり、半々にしたりとそれなりに戦える状態になった所で。
「天然資源を根こそぎ奪い取らんとする、強欲を感じます……」
 辺り一面真っ白な中に、これまた真っ白で保護色になってる敵さんが湧き出した。
「その欲は罪、その欲は悪、今ここで浄化して差し上げましょう……」
 こっちは本調子じゃねぇって言ってんのに、敵さんは明らかに強そうな装備を並べて臨戦態勢に入った……。

※次回執筆は九月一日の予定。プレイングは八月三十一日の二十四時締切です。現状では弱体化の状態をどのくらい解除したかを意識して立ち回る必要がある他、敵さんは保護色になって回避率高めなもよう。ではでは、皆様の雪原バトルプレをお待ちしております
チル・スケイル
慌てて技能を取り戻したものの、やはり技能値不足。結果、相変わらずのゆるキャラ状態。機動力もゆるキャラと同等
おまけに装備は飾りに等しい

まずい事になりました。
しかし戦わねば。行きます(どすんどすんどすん)

幸い、私も保護色なので少しは見つかりにくいでしょう。逆に私は魔力探知、加えて3ポイントの視力で捜索します

剣が厄介ですが…今ならUCの成功率も低くはないはず
氷を超硬化させる【氷術・停アイスステイシス】で、私を包むゆる〜い氷を防具に変えます
【狙撃杖カシュパフィロ】から氷の魔法弾を放ち、超硬質砲台として援護します
こう見えて攻撃力はほぼ本調子です

…あっ(24時間はゆるキャラから戻れない事に気づいた)


黒木・摩那
こちらが復旧に勤しんでいる間を狙って攻撃してくるとは。
敵ながらやりますね。
しかし、ここはゲーム世界。資源は奪うためにあるのです。
さらにオブリビオンだから倒すしかありませんね。

復旧はスマートグラスを最優先に。メガネキャラですから。
それにいちいちレンズ拭くのは面倒くさい。
それが終わったら、レベルと技能上げします。

保護色で隠れてるつもりでしょうが、スマートグラスのセンサーで丸見えですよ。
普段ならばヨーヨー『エクリプス』で【武器落とし】して、自慢の武装を【念動力】で回収するところですが、今は中途半端。
それでも嫌がらせにはなるでしょう。


七那原・望
SPD

他は全部犠牲にしてでも第六感、気配感知、聞き耳、結界術、属性攻撃、限界突破、召喚術は最低限使えるように振ります。

保護色なのです?視認しにくいだけなら別に。目隠ししていた時よりは全然見えますし。

第六感と気配感知と聞き耳で敵の位置をしっかり把握。
火属性結界術で冷気を防ぎ、いつ光線や剣による攻撃が放たれても回避できるよう備えます。
必要なら背中の翼で飛翔。オラトリオで剣を掴んだり、結界術を集中させて硬度を限界突破させて防いだりします。

敵が光線を撃った瞬間回避しながら召喚術。敵の頭上にプレストの鉄拳を落とし、墜落した敵に追撃でスタッカートも脳と心臓目掛けて落とします。

結局物理が正義なのですよね。


魔法術士・マジシャン
オブリビオンを赦さず灼滅者として解決を目指します。
貝殻水着を装備していきます。理由?特にありません。強いて言うならネタ依頼だから?

「……回避率が高くても、戦場内の敵を直接凍らせてしまえば問題ない」
 白く染まった聖職兎の「SPD : レジェンダリー・白い・神殺しの十字架」に対し、ユーベルコード「フリージングデス奥義(サイキック)」を使うことで、箒飛行で敵攻撃範囲外から全体攻撃します。
 自分のユーベルコードと敵の攻撃方法の特性を考慮して戦います。
 他の猟兵と連携して戦える場合は、可能ならば、後衛から援護します。
 
 戦闘終了後、敵の武器や素材を戦利品として回収します。


印旛院・ラビニア
氷河燃料はバランスよく半分ずつ解放。劫禍は頑張ってくれたからゆっくり休んで
「本調子ではないといえ、ここまで戻れば十分!」
向こうは中〜遠距離主体だと思われるから【聖戦剣戟陣】で相手から受けるダメージを1/100にカット。あとは【操縦】【地形の利用】で流氷の天使を操りつつ雪原を【ダッシュ】で渡って肉薄。保護色での見えづらさも【聞き耳】でカバー
「うさぎは君だけじゃないってね」
至近距離で向こうがUCを撃ってこようが、接近するまでに見て【学習力】で【見切り】、【カウンター】の斬撃を叩き込む
「欲が罪だろうと、バグプロトコルに裁く権利ないんでないからね!」
他、アドリブ連携ツッコミ等自由にお願いします


涼風・穹
まあ小難しい話をするなら罪や悪を浄化しようってのも突き詰めれば大義名分を得て俺TUEEEしたいだけだろうに…

攻撃関連の能力や技能は捨てて防御関連の能力や技能を中心に必要最小限の解除
残りはおっぱいダイブ技能に全振りしておきます

あんなばかでかい剣をまともに受ければ命が幾つあっても足りないけど、大きい分動きは予想し易い
『サムライブレイド』を盾にするように構えて剣が当たる瞬間に【剣刃一閃】を発動
更に剣の向きを逸らすか、或いは自分から剣の勢いに逆らわずに飛ぶかしてダメージを最小限に抑えます
まあ剣は切断できないかもしれないけど兎に角3回攻撃を耐えて反撃の機会を待ちます
そして全力でおっぱいダイブを敢行します



「まあ小難しい話をするなら、罪や悪を浄化しようってのも突き詰めれば大義名分を得て、俺TUEEEしたいだけだろうに……」
 のっけから哲学めいたサムシングをぶちこんでくる穹だが、本当にやめてよそういうの。下手すると『猟兵は悪か正義か』なんて思考実験に発展してとてもネタ依頼で扱えるような内容じゃなくなりかねないんだから……。
「こちらが復旧に勤しんでいる間を狙って攻撃してくるとは。敵ながらやりますね……しかし、ここはゲーム世界。資源は奪うためにあるのです。さらにオブリビオンだから倒すしかありませんね」
 さて、穹がステ振りに勤しんでいる傍ら、探索組だった関係で先にステ振りを終えていた摩那はようやくピカピカになった眼鏡をキラン☆
「眼鏡は何よりも優先しなければいけませんよ。メガネキャラですから。それにいちいちレンズ拭くのは面倒くさい」
 アイデンティティ的な意味かと思ったら、後半部分が本音じゃねぇだろうな……?
「しかし、スマートグラスのレベリングは実用的なんですよ」
 などと、雪原と一体化して視認困難状態になっていた敵さんの姿を、センサーで炙り出しくっきりと際立たせる摩那がヨーヨーを構える横で、冷や汗で樹氷(?)を作っているチル。
「マズい事になりました……」
 魔力に全振りした関係でレベル的な意味では十分なチルだが、装備品……もとい、技能の値が低いままなのである。途中で初期値はアカンと気づいて多少は振ったようだが、正直付け焼刃どころの話ではない。
「しかし、戦わねば……」
 どすんどすん、氷の上を雪だるまドラゴニアンと化したチルが跳ねて進んで……待ってさっきより氷の塊が成長してないか!?両手両足が氷塊っていうか、雪玉の中に沈んでるぞ!?
「羽ばたいて動いていたら、氷を成長させてしまったようでして……幸い、私も保護色なので少しは見つかりにくいでしょう」
 そうね、保護色っていうか氷原に同化する氷そのものだもんね。ギリースーツだと思えば有効にも見えるが……転んだら自力で立ち上がれなくない?
「……転ばなければ良いだけの事です」
 立てる、とは言わないんやな……雪の上を兎よろしくピョンピョンしながら進むチルの後方では、ステータスと技能を半々に上げたラビニアが敬礼しており。
「本調子ではないといえ、ここまで戻れば十分!劫禍はお疲れ様!!」
「ラビ子よ、俺様を労っているのだよな?これは拷問ではないよな!?」
 首から下が雪に埋まった劫禍の首には、『俺様はセクハラをしました』の看板が提げられていた。
「うん、ちょっと頭を冷やしておいてね」
「怒ったか?怒っているのかラビ子!?」
 まぁ、無理させたのかなって心配したのに、セクハラで返されたら大抵の人は怒るやろ。そんなわけでラビニアは光の鎧を身に纏い、サーベルを引き抜くと馬の代わりにクリオネのバグを駆る。
「うさぎは君だけじゃないってね」
 ロクに敵の姿が見えずとも、聴覚で何かが動く物音を拾い、敵がいるであろう方角に向かっていくラビニア……猟兵達が動き始めた中、真っ先に攻め込んだのは摩那。
「肉眼で見えなくても、センサーで位置さえ分かればこのように!」
 ヨーヨーを飛ばして、敵の十字架を絡めとると奪い取ろうと念動をかけるが、奪取は叶わず。
「精度は十分ですが、やはり出力が足りませんね……!」
 綱引き状態になって敵を押さえる摩那目掛けて、もう片方の十字架が向けられるが。
「そのまま押さえてください!」
 技能に全振りして、敵の位置を捕捉していた望が影を伸ばして逆側の十字架を押さえ、両腕を封じた所で頭上に機械の拳を召喚し、二つの拳を重ねたスレッジハンマーを落とす。
「なんと面妖な……」
 脳天に直撃を食らってよろめきながら、苛立たし気に表情を歪めた敵目掛けて望は更に白黒の双剣を至近距離に召喚して心臓と脳を狙うが。
「なのですっ!?」
 影で押さえ込んでいたはずの腕を強引に振りほどかれて、十字架で弾き返されてしまった。自分の足元に突き刺さった武器を避けた望目掛けて、更に十字架が光を放つが。
「なんのこれしき……!」
 射線にチルがドッスン!飛んできた光を雪だるまボディで受け止めると、焼き払われるどころか更に体を包んでいた氷塊は硬度を増し、弾き返して見せた。
「やはり、今ならUCの成功率もさほど低くないようですね……!」
「ですが、その体では動きにくいでしょう?」
 敵を中心にしてバラリと広がり、戦場を覆う無数の剣。当たれば物理的衝撃よりも生命力を奪われる追加効果の方が厄介なそれを前に、チルが真ん中の雪玉からニュッと、ライフルっぽい魔杖を出して迎撃に備えていると。
「おっぱぁああああい!!」
 本日二度目のシャウトと共に、穹が敵さんに向かってジャーンプッ!!豊満な胸部に顔を埋めて、ふかっ……。
「ただ大きいだけではないこのモフみ……獣人特有の毛並みによるモフモフおっぱいだったのか!?」
 などと、むにむに揉みしだきながら考察する穹の目の前で、敵さんは徐々に顔を赤らめていき。
「不潔です!!」
「らびっつ!?」スパァン!!
 盛大に平手打ちを食らって氷原に叩きつけられると、背負っていた白い大剣を巨大化させて!
「成敗!成敗!成敗ですっ!!」
「くくく、斬られる事も想定してこちとら反撃用に近接UCを活性化して来て……待って三段攻撃はさすがに受けきれなぐぁああああああ!?」
 初撃は斬撃をぶつけていなしたものの、二撃目になけなしの防御技能を寄せ集めて白刃取りを狙って失敗。直撃したところに追撃を食らった穹が氷原に沈む。
「フッ……だがしかし、技能をほぼおっぱいダイブに全振りした事に後悔はない!!」
 などと満足そうな顔で死にかけている穹だが、そんな彼の遺体「まだ死んでねぇ!」を足場にして、ラビニアがクリオネジャンプ。迎撃に振るわれた大剣を跳び越えて、敵の頭上を取った。なお、穹は氷に埋まった。
「欲が罪だろうと、バグプロトコルに裁く権利なんてないからね!」
「誰も裁かないなら、私が裁く、それだけです」
 二撃目を振るって降下攻撃を仕掛けるラビニアを両断しようとするバグプロトコル……だが、その得物の柄に氷の弾丸が当たり、軌道を大きく逸らして逆に隙を晒す。被弾した方角へ大きく開いた目を向ければ、そこには白煙を上げる銃を構えたチルの姿が。
「こう見えて攻撃力はほぼ本調子です。狙撃くらいならこなしますとも」
 魔力を氷に変えて装填される弾丸はリロードの動作を必要としない。続けざまの狙撃で立て直そうとしたバグプロトコルの武器を吹き飛ばし、がら空きになった所へラビニアが着弾。胸部に深々とサーベルを突き立てるのだが……。
「あれがバグプロトコルか……ただのプログラムとは思えない動きをする。中々に興味深い」
 そんな光景を空飛ぶ箒に乗って観察していた魔法術士・マジシャン(ソロモンの悪魔の魔法使い・f44182)。このタイミングで出て来て高みの見物を決め込んでいる辺り、やってることは完全に黒幕である……うん、行動だけなら黒幕っぽかったんだよ。
「へくちっ……この世界では、ソロモンの悪魔たる私も寒さに震えるのか……」
 なんで貝殻で作った水着で来ちゃったのかなぁ!?それ絶対耐性技能を失ってるとか、そういうの関係なく寒いやつだよ!ただの装備ミスだよ!!
「ミスではない……斯様な装備も、ネタ依頼故に……」
 真顔で言ってやがる……こいつ、シリアスキャラに見せかけたネタ枠か……?
 とりあえずほっといたら自分が凍り付きそうなマジシャンは、戦場に風を呼び込み吹雪を起こす。
「……回避率が高くても、戦場内の敵を直接凍らせてしまえば問題ない」
 胸部に突き刺さった武器を引き抜いて、反撃に備えようとしたバグプロトコルを、吹き荒れる微細な氷の粒が覆い隠すと……。
「このままでは風邪をひく、という稀有な体験をしそうでな……これにて閉幕とさせてもらう……」
 何ということでしょう、敵さんは真っ白な氷像になってしまいました。
「さて、では武器や素材を戦利品として頂こうか……」
 と、マジシャンが降下するも、回収する前に完全に凍てついた兎さんは何一つ残すことなく、砕け散ってしまった。
「なん……だと……?」
 無表情のまま、寒さとは違う意味で震えるマジシャンに、摩那は唐辛子を取り出しながら。
「このタイミングで増援が来ていたのですね……しかし、何故そのような格好で……?あ、唐辛子食べます?」
「……魔術の素材になりそうだな」
 遠回しに食べないって言われて摩那がほんのり寂しく思う傍ら。
「誰かー、助けてくれー」
「ラビ子ぉおおお!そろそろ俺様とてスリープモードの入るぞぉおおお!!」
 野郎共の情けない声が響く。
「劫禍って、寝る事あるの……?」
 オブリビオンマシンが寒さで眠るなんて話を聞いたことがない気がするラビニアは、怪訝な顔でシャベル片手にお仕置き状態だった愛機を掘り起こしに向かい、穹の上には機械の拳がフヨフヨ。
「それじゃ、引っ張るのですー」
「待ってそれ重機とかそういうレベルの代物なん……いたたたたた!?もっと丁寧にやってくれ!?」
「変態さんにかける情けはないのですー」
 望はにこやかに、そして無慈悲に力尽くの救助を敢行。周りがそんな騒々しい中で、チルはため息を一つ。
「何はともあれ、一件落着ですね……」
 と、自分にかけていた氷の魔力を解き、雪だるまを脱ぎ捨てて……一回り小さな雪だるまになった。
「……あっ」
 UCによって強化されたゆるキャラ風雪だるまボディ。その持続時間が切れるまで、完全解除はできない。チルは風船配りのアルバイトでもして、明日は贅沢なスシランチにしよう、などと現実逃避するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年09月01日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はルナ・キャロットです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト