人民革命:外伝 星影の日
●星、墜つる
「えー、誠に危急存亡といえる|小国家《プラント》が、ファーストヒーロー『ザ・スター』の標的になってしまいました」
李・蘭玲(老巧なる狂拳・f07136)は、珍しく悩ましげに眉をひそめている。
というのも、|殲滅炎剣《ホーリーグレイル》なしでも、都市が丸ごと崩壊の危機にあるからだ。
「狙われている小国家は、斉慶人民共和国――ええ、オブリビオンマシンが跳梁跋扈しようと暗躍しているプラントです」
今回、協力する組織は裏社会の勢力ではなく、斉慶国家の防衛軍となる。
そして、国家の防衛軍が出るため、マフィア達からの協力は一切ない。
「クロムキャバリアの軍備は、基本的に空中戦を想定した設計ではありません。空を飛ぼうものなら、無差別に|殲滅炎剣《ホーリーグレイル》で消し飛ばされるからです」
だが、ザ・スターは“エナジー・ゲート”を上空に張り巡らせることで、どういう訳か、暴走衛星の一斉葬射を吸い込ませて消滅させてしまう。
「ですが、そのエナジー・ゲートは、『大量のオブリビオンマシンを召喚する門』でもあります。一機でも着陸することがあれば……地下数十kmの施設を修復途中の斉慶は」
それまでの経緯を話せば長くなるため、蘭玲は結論だけ挙げた。
「えー文字通りですが、国 家 が 崩 壊 し ま す」
つまり滅亡する。オブリビオンマシンの思惑通りという訳だ。
幸か不幸か、エナジー・ゲートによって|殲滅炎剣《ホーリーグレイル》の攻撃は無効化される。
さらに、地下施設を拡充してきた構造もあり、地上の施設も一定の高さで保たれているため、空中戦を妨げることもない。
「まずは防衛戦力となる防衛軍、および皆さんが貸与してもらうキャバリアを、“空中戦仕様”にカスタマイズしてください。まずは『古代の飛行機械』、失われたはずの『飛行機技術を継承するエンジニア』を見つける必要があるでしょう」
キャバリアは種別こそあれど、規格を統一されているため――不格好になることを除けば――全ての機体に組み込める。
「今の斉慶は超管理主義社会……いわゆる“国家が需要と供給の全てを管理する”というスタンスですが、空中装備、飛行技術など、使い物にならないモノは押収したり、摘発しないようでして」
実利が伴わない以上、『保有しても仕方がない』と考えたのだろう。
だが、不満のある者を従わせるには、“誠意を示す”ことが重要だ。
「軍部最高責任者の方には既に交渉済みでして、飛行機械の提供者、およびエンジニアには恩賞をとってもらうことになりました」
技術や機材を提供する→恩賞が特別支給される→ヤッター!斉慶サイコー!→帰属意識が高めやすくなる。
「なので、所有者や技術者を見つけ次第、国家公認の書類を渡して防衛軍の格納庫へ搬入・集合してもらいましょう。ちなみに、この約定を破ったら“周辺プラントに約定を破った事実を喧伝する”と言いつけていますので、ご安心下さい」
ニコォーと満面の笑みの蘭玲。
メリットとデメリットを明確に提示することで、遵守させるよう働きかけた模様。
「突貫工事となるでしょうが……空中戦の用意が済みましたら、斉慶上空へ向かってください。空中戦に対応したオブリビオンマシンが出現するので、まずはそれらの対処を。高速機動型のようですが、その分、装甲は薄いと思われます」
量産機のようだが、それでも特化型にカスタムする以上、どこかしら弱点が生ずるのは必然。
「|空中戦に上手く対応する《・・・・・・・・・・・》よう心がければ、おのずと戦果もついてくるでしょう。地の利はないにせよ、条件は|同等《イーブン》ですからね」
オブリビオンマシンを掃討したら、いよいよザ・スターも前線に立たざるを得ない。
「恐ろしいことに、彼は|生身で《・・・》空中戦を行います。無論ですが、キャバリアよりも的は小さく、小回りが効きやすい。機上にいる方には手厳しいやもしれませんが、ユーベルコードは埒外の異能。戦略と組み合わせれば、その差を埋めることは難しくありません」
|最初の英雄《ファーストヒーロー》がなぜ、このような凶行に及んだのか?
それは誰にも解らないが、言えることはただひとつ。
「斉慶の市民は主要の交通機関だった、|地下鉄道網が実質的に機能停止している《・・・・・・・・・・・・・・・・・・》ため、避難が厳しい状態です。マフィアの皆さんがシェルターへ誘導したとしても、収容人数にも限界があります。都市部も支えとなる地下が脆弱化している以上、被弾するととんでもない被害を被りかねません」
無用な犠牲を出さず、任務を遂行する。
普段通りに、“困難な仕事”をこなしてもらう。
木乃
木乃です! 今回はクロムキャバリアからお送りします。
斉慶人民共和国、第二部……の外伝です。本筋を知らなくてもOKですよ。
ファーストヒーロー『ザ・スター』の標的となったため、高高度空中戦にて防衛してください!
●エリア情報
・|斉慶人民共和国《ざいけいじんみんきょうわこく》(通称・斉慶)
高さ15mの世界に押し込められた、|九龍《クーロン》城砦のような小国家。
地下施設の拡充を優先していましたが、前回シナリオで大規模災害レベルの被害が出たため、修繕作業が優先されています。
地下数千メートルには、前元首や汚職議員を収容した刑務所が存在します。
現政府は、前政府の要請で貧困層の治安維持をしていた、|参天会《トライアド》など|反社組織《マフィア》を腫れ物扱いし、活動規模の縮小させようと厳しく取り締まっています。
そのため、国防軍との共同作戦となる本シナリオでは、政府と反目するマフィア(|星冠連合《せいかんれんごう》、|花族《かぞく》含め)へ協力要請できません。
(今回の結果次第で、組織ごとの評価が変動する可能性があります)
●フラグメント
第1章;🏠『空中戦に備えろ!』(👑5)
クロムキャバリアの軍備は、基本的に空中戦を想定していません。
そこで、斉慶国内にある古代の飛行機械の所有者、および飛行機技術を継承するエンジニアを国防軍まで搬入・集結させてください。
グリモア猟兵が事前に『特別恩賞を出すよう計らっている』ため、彼らにはメリットしかないです。
(負けたら国家が滅亡しますが、そこはそれです)
自身のキャバリアを空戦仕様へカスタムする描写もこちらのフラグメントに該当します。
第2章:集団戦👾『ノワール・リーゼ』(👑11)
エナジー・ゲートを通じて襲来する、大量のオブリビオンマシンです。
空中戦を想定した、高速機動型の機体ですが、軽量化するために装甲は薄くなっているようです。
『空中戦を上手くこなす』よう、対応していた場合はプレイングボーナスが発生します。
第3章:ボス戦👿『ファーストヒーロー『ザ・スター』』(👑11)
突如として現れた、最初のヒーローチームの一員です。
世界全てのプラント破壊を狙っており、斉慶にも矛先を向けてきました。
今回は『生身での戦闘』となりますので、よき工夫を盛りこんでください。
以上です、それでは皆様のご参加をお待ちしております。
第1章 日常
『空中戦に備えろ!』
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POW : 徹夜で空中戦用の機体や装備を開発する
SPD : 既にある技術を応用し、飛行手段を編み出す
WIZ : 幻の「飛行機技士」を探し出し、助力を頼む
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●対空兵装、用意
斉慶の国防軍は政権交代と同時期に、軍部の組織体制も清浄化を図った。
その為、軍部関係者や一部の富裕層の不正入隊者は除籍され、士官学校で優秀な成績を収めた者、市井で名を馳せた者をスカウトして戦力を増強させている。
「猟兵の皆様、お待ちしておりました。本官は斉慶国防軍、第11機兵師団第6中隊所属のロンウェであります!」
キビキビとした仕草で敬礼し、ロンウェは格納庫の一角へ猟兵を案内する。
飛行機技術について無知な者達であれ、資材をまとめておこうと、軍の技術者が右往左往していた。
ロンウェはパソコンのような設置型端末の前で足を止め、猟兵達に向き直る。
「実のところ、過去に『古代の飛行機械の保持者』『飛行機技術を継承するエンジニア』について、リストアップした資料があったのですが……リストを何処に保管したか、情報部も把握できていないのであります。どうも解雇処分された職員の中に管理者がいたようで……」
選択肢は二つ『データをサルベージする』か、『解雇された職員から聞きだす』か。
「データそのものはデータベース内部に。解雇された職員についても、情報部という括りがあります。見つけるコトは容易だと思われます!」
しかし、それ以外にも飛行技術を確保する手段はあるという。
「斉慶は“一子相伝”の文化が根強い国であります。もし、飛行機技術にまつわるエンジニアがいるとすれば、親子二代、あるいは祖父母の三代で継承している可能性が高いのであります! 国防軍に必要な設計案を提示するだけなら、ご老人でも心強い協力者と成り得ます」
そこまで説明してから、ロンウェはひとつ唸り声をもらし、
「古代の飛行機械は“台数が限られる”でしょうし、エンジニアは“量産体制が整うまで時間が限られ”ます。本官の所感としては、一長一短であります!」
どちらを選んでも、国防軍からの支援は“少数精鋭に留まる”だろう。
それから、斉慶政府が発行した『特別恩賞にまつわる公認書類』をロンウェが差し出す。
「国家に貢献する者へ正当な報酬を。素晴らしいご提案だと思うのであります! 本官らは対空戦技の|仮想訓練《シミュレーション》がある為、お力添えができず心苦しいのでありますが……なにとぞご協力願います!」
久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎
俺の機体は元々他の世界の技術で[空中戦]を想定したものになっている
そして超高高度での戦い、ザ・スターとの交戦経験からくる[戦闘知識]も十分だ
なので以前の戦いを基に最適なパラメータに調整して機体の方は備えておく
あとは味方の準備を手伝わないとだ
情報部に解雇された職員について聞き、フェンリルに跨って街を高速で駆け抜けてリストの回収に向かったのち、エンジニアを探して回るぜ
見つけたら量産に向けて俺自身の[メカニック]技術も提供してさっさと軌道に乗せよう
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
まじめなことだけはやりたくないのだ!
いかなるシリアスな場面でも最低一か所はネタを挟みたい。ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ(一番好き)等何でもよい。一応状況をちゃんと前進させる意思はあるので、状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。場合によってはギャグを『変態的衝動』に繋げて身体能力を強化し無理やり状況の改善を狙う事も。
基本的には超絶はしゃぐ。24歳児だし。
楽しい事があればハイテンションの赴くままに動き回り、思う存分暴れまわる。なくても無理に見つける。
そしてたぶん調子に乗って痛い目見る。
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから10年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
●捜索
久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)は、ロンウェに「情報部の職員と面会したい」と仲介を頼んだ。
すると数分後――“いかにも”なホワイトカラーの、くたびれた職員が格納庫へやってくる。
「えーと、猟兵のかたですね。お探しの|資料《・・》はこちらに」
と、ペコペコと頭を下げながらデータチップを差し出す。
遥翔は眉をひそめ、
「『解雇された職員に管理者が居た』とは聞いたが、どうして個人名を出さないんだ?」
「航空機がこの国……いえ、世界全体で重視されなくなった“原因”はお解りですよね」
|殲滅炎剣《ホーリーグレイル》――高速飛翔体を無差別砲撃する暴走衛星によって、広域通信網も喪失。
空中/高高度で用いる技術の一切を、あれは無価値にしてしまった。
「情報部では、確かに『飛行機技術に関する関係者リスト』を保管していました。しかし、国家の存亡に関わる事態に“過去の遺物”が必要になると、誰が予期できたでしょう? 時間をかけられれば、我々で解析できたのですが」
「……つまり『情報部だった“誰か”が知っていた』くらいしか把握していない、と」
だから先ほど、|情報部も把握できていない《・・・・・・・・・・・》と、ロンウェも言ったのか。
難航しそうな空気が漂いはじめる中、空気を読まずに、高らかな叫び声が割り込む。
「ここは逆に考えるんだ――『総当たりしちゃってもいいのさ』と!」
職員の背後に現れた大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)の清々しい断言に、納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)が「それはアカンのと違いませんこと!?」と突っ込む。
これには職員も口元をひくつかせ、
「さ、さすがに100人弱を総当たりは……しかも、どこへ避難したか解らない状態ですよ?」
「異議あり! 国外追放されなかったなら“|避難所《シェルター》を利用する”のは必定! 避難所は個人用もあるのか? それはないな。|利益を平等に分配する政策《超管理主義国家》なら、個人シェルターは認められないのだ!」
裁判審理でもしているのか? という迫力で、勢いよく人差し指を突きつける麗刃だが、確かに一理ある。
「人物リストを共有してもらえれば、アタシも避難所でお探しできますわ!」
「麗ちゃんはデータのサルベージチャレンジする。なんかその方が面白い気がするのでな!」
定石破りな提案だが、捜索場所を絞り込めるなら試す価値はある。
「避難所を回って元職員を探す。|君《納花》は一緒に来てくれ」
「はい、お気張りますわ!」
遥翔は《|音を超えて奔れ鋼の狼《フェンリル・ハイマニューバ》》で、バイクに変形したフェンリルに騎乗し、納花も後部に飛び乗る。
「データのサルベージとか初めてだけど、なんとかなるのだ! 知らんけど」
《誰にでも苦手なものはある》――データのサルベージを試みるべく、麗刃は|対象の関係者《端末をよく使う職員》を複製し、格納庫で解析の一切を押しつけた。
遥翔らは避難所を回ろうと、猛スピードで基地を出立する。
幸か不幸か、避難誘導する光景から、目的地を割り出す手間を省けた。
――数カ所の避難所、十数名の関係者との接触が叶って、その中から有力情報を聞き出せた。
『ジェジェという女性職員が、重要度は低いが機密情報のアクセスキーを預かっていた。ズボラな人物で、おそらく返却し忘れているだろう』
彼女の住居に近い避難所を確認して、納花らは目的の避難所で職員に尋ねる。
「国防軍からの要請ですか、では情報照会します。――ジェジェ、女性、年齢も合致しているため、該当者はここに居るものかと」
「解った、用が済んだらすぐに出る」
――シェルター内は不安と恐怖から、どんよりとした重い空気に満ちていた。
絶望の未来しか見えない状況に、悲観してしまうのは無理からぬことだろう。
「……あ、遥翔はん。あの人ではありませんこと?」
その人は避難所の隅っこで三角座りし、膝に顔を押しつけていた。
ひときわ鬱屈した雰囲気を醸す相手に、2人は足早に近づき、
「元情報部の職員、ジェジェか?」
あげられた顔には黒ずんだクマ、肌荒れも酷く、見るからに“荒んでいます”といった顔つき。
露骨に訝しむ視線を向けられたものの、遥翔は手短に要件を伝える。
「俺たちは猟兵だ。国防軍の要請で、飛行機技術、古代の飛行装備に関するデータの保管先を知りたい」
「“重要度の低いアクセスキー”って言いますの? それを持ってるんやないかって聞いたのですわ」
関心がないのか、ジェジェは「あー」と生返事を返しながら、うなじの辺りに手を伸ばした。
ネックレスのようなものを外すと、ペンダントトップの代わりに、平たい板状の端子がついている。
「返却するの忘れてたわ……一応、機密情報だったからさ。このアクセスキーがあれば、関連データのアクセス権限がとれるよ。もういい?」
『用はないでしょ?』と暗に突き放すように、ジェジェは膝に顔を押しつけた。
納花は彼女が“反省以上の感情”を抱えているように感じ、
「ジェジェさん、何をしてしもうたん? アタシには悪い人には見えませんのよ」
思わず尋ねる。ジェジェは顔をあげず、
「記録文書の偽造と改ざん。不正に気付いて上司に報告したら、逆に“協力しないと弟を殺す”って言われて……|あの子《弟》の学費が欲しくて、欲をかいた罰が来たのかな」
はは、と乾いた笑い声と、鼻をすする音が聞こえてきた。
「協力、感謝する……行こうぜ」
遥翔が踵を返し、納花も慌てて後をついていく。
避難所を出ると、無線端末に麗刃から連絡が入る。
『しもしも~? 飛行機技術の関連データについて発見できたのだ! が、“アクセス権限がありません”とか言って着拒されている! カナシイカナシイネ』
「それなら解決できる。すぐに戻るから、リストを確認して特定先にまた向かう」
二度手間になってしまうが、防衛戦力は少しでも確保しておきたい。
息つく間もなく、基地へアクセスキーを運び、遥翔はエンジニア探しに街中を駆け回る。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『ノワール・リーゼ』
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POW : スピニング・サーベル
【二本のビームサーベル】を高速回転し続ける事で、威力増加・回転武器受け・レベル×5km/hでの飛翔を可能とする。
SPD : ハイマニューバ・シュート
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【キャバリア】から【全射撃武装の同時攻撃】を放つ。
WIZ : 高出力ビームキャノン
【両腰部のビームキャノン】から、レベル×5mの直線上に【ビームの奔流】を放出する。【エネルギー】を消費し続ければ、放出を持続可能。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
久遠寺・遥翔
アドリブ連携歓迎
イグニシオンに[騎乗]しての[空中戦]だ
なるほど、今回の取り巻きは高機動型でバランスの取れた機体みたいだな
だがその分装甲は薄い。ならば!
UCを起動。どれほど素早く動こうと、この戦場全体が|俺達《俺とイグニス》の間合いだ
共に戦う仲間には癒しを、すべての敵に[焼却]を
範囲が広い分威力は高くないが紙装甲相手への牽制には十分だ
ダメージを与え動きを阻害したら太刀や同時使用可能なUC念導刃による追撃で撃ち漏らした相手を落としていくぜ
敵機の攻撃は[心眼]で[見切り]、飛び回り[残像]で回避しつつ、避け切れない同時攻撃は[オーラ防御]と[結界術]からなる[鉄壁]の多重障壁で撃ち落とす
●降り注ぐモノ
「推進モジュールの準備はまだか! 滑走路なんか用意してる暇はねぇぞ!?」
「キャバリア射出ユニットは三台あれば十分です、機体の換装作業を最優先に行ってください」
「姿勢制御プログラムはこんなもんかね。ほら若いの、さっさとOSにぶちこみな!」
危急存亡の渦中にも関わらず、飛行機機械の伝承エンジニア達は血が沸き立つのか。
興奮気味に声を張り上げ、軍部の技術者を粗っぽくこき使う。
格納庫では|飛行機械《フライトユニット》の製造と換装。飛行機械を円滑に動作させるプログラム構築が、技術者の手でイチから行われていた。
フライトユニットの貸与、および即席の空中兵装――あわせて十数機。
ほんの数時間でこれだけ用意できたのだ。上々の成果だろう。
(「友軍は少数精鋭のみ、地対空の支援砲火なし。オブリビオンマシン相手に、時間を稼げれば御の字だが……」)
久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)は状況を再確認してから、自身のキャバリア・イグニシオンに搭乗。
起動させたのち、
「各機! 上空から現れる敵機は、小国家を滅亡させる|隕石群《・・・》だと思っておけ。――全力で迎え撃つぞ!」
未曾有の危機に動揺した新兵を叱咤するように、広域通信で遥翔は檄を飛ばすと、真っ先に斉慶の空へ飛び立った。
勢いよく飛翔していく遥翔だが、上空に広がるエナジーゲート越しに極太――否、都市クラスの超広域レーザーが迫る。
しかし、その大熱量を吸収するように、エナジーゲートは一斉葬射を無効化させていく。
それを変換したエネルギーでもって、飛行型オブリビオンマシンの群勢が、エナジーゲートより現れた。
(「空戦を想定した高機動型キャバリアだったか。量産機といえど、機動性を重視する以上は装甲を犠牲にしている」)
風前の灯火ともいえる国家めがけ、|漆黒の風《ノワール・リーゼ》が一斉降下を試みる。
そこに遥翔が単騎で立ち塞がり、
「|原初起動《イグニッション》――最先より在りし焔よ、醒めよ」
無感情に迫る黒風に対し、遥翔は《|真焔なる世界《プリミティブ・イグニッション》》を展開。
『終焉の黒焔』がノワール・リーゼを襲い、後続の友軍キャバリアを『再誕の白焔』が包み込む。
「機体が損傷した先から自己修復していく? 一体、どうなってるんだ!?」
「噂には聞いていたけど、にわかに信じがたいわね……!」
猟兵の超常的な異能を目にし、兵士は驚愕すると同時に、果敢に空中戦闘に突入。へ
「……ジ、ジジ……」
不協和音にも似た機械音を発し、ノワール・リーゼの《ハイマニューバ・シュート》が遥翔に迫る。
超高速で飛行すると同時に――実弾式アサルトライフル、4機のビームキャノン、頭部バルカンポッド――全ての射撃兵装が、イグニシオンへ銃口を向けて一斉射。
「まだ動けるか、だが俺も撃墜される気はないぜ!」
高高度に障害物はなく、空中だからこそ三次元的な空間把握能力が問われる。
機械的に演算したのであろう全方位からの攻撃に、遥翔はオーラバリアや結界術で直撃を避けながら、反攻の機を窺う。
(「ひとつのユーベルコードを発動している間、他のユーベルコードは使えない。……だが、それは相手も同じコト」)
「――そこだ!」
軌道修正しようとした一瞬を見切り、イグニシオンの機神太刀・迦具土《カグツチ》が、ノワール・リーゼの胴部に食いこむ。
『終焉の黒焔』で覆われている影響もあり、機関内部の|過剰過熱《オーバーヒート》を誘発させた。
機能停止したキャバリアは自由落下する中、塵芥となって消失する。
――黒い群れは暴雨のごとく、|小国家《プラント》の破滅を目指す。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
バルタン・ノーヴェ(サポート)
「バトルの時間デース!」
雇われメイド、バルタン! 参上デース!
アドリブ連携歓迎デース!
普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイルは物理系!
遠距離ならば、銃火器類の一斉発射が有効デース!
近距離ならば、武器を展開して白兵戦を挑みマース!
敵の数が多いor護衛対象がいるならば、バルタンズの使用もお勧めしマース!
状況に応じて行動して、他の猟兵のサポートに回っても大丈夫デス!
迎撃、防衛、襲撃、撤退戦。どのような戦場でも参戦OKデース!
指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
勝利のために頑張りマース!
●全/一
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)はバイク型コックピットに乗りこみ、カスタマイズドキャバリア "JD-Overed"を起動。
その隣から、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)も、エルダーフェンリル改造機『スコール』を射出口に向かわせようと微速前進。
メガリス・キャバリアという特異性もあってか、飛行装置を取り付けた整備員は、作業を終えると逃げるように機体から離れたらしい。
「ハードな|ドッグファイト《空中戦》になりマース! デスが、ノープロブレム。ワタシ達にお任せくだサーイ!」
「そうだね、街に一歩も踏みこませやしないさ。空中だろうが、かっ飛ばしていくよ!」
――そして、二人は斉慶の上空に射出されていく。
上空に広がる黒い軍勢も、新たな戦力投入を確認し、無人機らが照準器を向ける。
「バルタンさん、アタシから仕掛けさせてもらうよ」
遮るもののない広大な戦場。故にこそ多喜のユーベルコードは脅威となり得る。
《|闇払う旋風《サイキネティック・ストーム》》――敵にはサイキックエナジーが磁場のごとき轟嵐となって襲いかかり、味方には多喜のサイキックオーラが攻めと守りを強化していく。
「機体の損傷率が緩やかに……」
「こんな反則技が使えるなんて、猟兵って何者なの!?」
困惑する国防軍の声が聞こえてくるものの、今は目前の脅威に対処せねばならない。
それはノワール・リーゼ達も同様。
「――……ジジ、ジ……ッ」
攻撃行動と判断し、多喜めがけて両腰部のビームキャノンが複数、火を噴いた。
「キャバリア相手だからって、自動制御に後れをとるかよ!」
四方八方から飛来する熱線に対処する多喜。
操縦時にかかる重力に奥歯を噛みしめながら、ハンドルとスイッチングをこなしていく。
だが、猟兵は一人だけではない――ブォンブォンと鉄塊を振り回す機影が“死”を運んでくる。
「背中がガラ空きデスネー! 天誅デース!!」
キャバリア用の鎖付き大鉄球による、単純明快な殴打。
斉射するキャバリアめがけて、《|鉄拳制裁《アイアンフィスト》》を叩きこんだ直後、周囲の空間に爆発的な衝撃が迸る。
多喜のサイキックオーラで強化された影響で、それはより強大な影響をもたらした。
姿勢制御を最適化されたとしても、持ち直しを図る一瞬が隙となり、バルタンのチェインハンマーが猛威を奮う。
「飛んで火に入る夏の虫デース! どんどん叩き落としちゃいマース!」
全体攻撃と全体強化による並列補助、そして見敵必殺の一撃。
それらも加わり――戦況は少しずつ、着実に傾き始めている。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
迅瀬・ナクタ(サポート)
「ちっ、見て見ぬふりも、ばつが悪い。オレも参加してやるか」
人間の「トイロボバトル」アスリート×オブリビオンマシン
トイロボと言う小型ロボットを特殊なデバイスで操作するホビースポーツのアスリートです。
基本的には愛機である『OM-NATAKU』を使ってスポーツや戦闘をします。しかし、本人もアスリートなので身体を鍛えており、場合によってはトイロボを使わずスポーツ・戦闘を行います。
(攻撃力や命中率・UCの相性はナクタより『OM-NATAKU』の方が上です。)
仲間や一般人にはぶっきらぼうな態度で接しますが、相手がピンチの時はなんだかんだ助けてしまうタイプです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●陰/熱
音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)、迅瀬・ナクタ(闇を抱くトイロボバトラー・f37811)も戦況を把握し、
「社会派アイドルではないのですが……情勢は激重。鬱屈とした日常に追い打ちをかける、未曽有の危機……“撮影先”には、うってつけね」
「撮影……? まあ、オレは報酬さえ出るなら構わないが」
キャバリアに目もくれず、そのまま出撃しようとする。
格納庫から着の身着のまま出撃しようとする姿に、
「ちょ、あんたら機体は!?」
整備士が思わず呼び止める。だが、
「私、飛べるので……あっても上手く乗りこなせる自信がないわ」
「オレも操縦棍より慣れたツールで対処できるから」
あっさり断りを入れて、はるか上空で繰り広げられる激闘に加勢すべく、身を投じていった。
格納庫から距離をとって、ナクタが激しい戦闘音の響く頭上を見上げる。
「よし、『NATAKU』起動!」
愛用するトイロボ・OM-NATAKUを起動させると、タクトデバイスにユーベルコードを入力していく。
「空中戦で“これ”をされたら、相当キツいだろ?」
放出される骸の海――《オブリビオン・ヴォイド》が上空一帯に広がり始める。
現時点なら147秒。2分27秒の間、射撃武器が封殺された。
「ジジッ、ジジ……!?」
「な、火器が使えない!? こんなときに故障するなんて!」
領域内にいたノワール・リーゼと、斉慶国防軍は騒然とする。
それとほぼ同時に、鬱詐偽が|鬱歌『Fall Down』《ネガソン・セカイガオチテイク》で得た落下する|錯覚《事実》による飛翔能力により、時速775キロで上空に到達。
ウサギマイクを通して友軍に呼びかける。
「混乱混乱、大混乱。けれど大丈夫よ、2分30秒ほど“銃火器が使えない空間になった”だけ」
そして、翼を生やした堕天使の鬱詐偽は、無人機の群れに歌い始める。
「どこまでも墜ちていく ヒュルヒュルヒュルリ 取り残された、私とあなたの 世界が墜ちていく……」
鬱屈したフレーズの並ぶ歌詞に、プログラミング言語が侵食されたのか。
自ら落下し始める敵機に、国防軍が対処しようと近接武器で応戦し、機関部を破壊。
地上付近まで取りこぼした機体には、ナクタがNATAKUと自身の手で、落着するより早く撃墜していった。
「ったく、尻拭いなんかするガラじゃないってのに。……アスリートの端くれが、取りこぼしなんか出来ないからな」
肩で息をするナクタが再び、上空に目をやったとき。その輝きが映り込んだ。
――流星のごとき一条の光が。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!
●忍
(「|この世界《クロムキャバリア》では、僕を知る人もいません。民草として扱ってくれることは有り難いですね」)
国防軍が用意した量産型キャバリアに乗りこみ、徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)は、操縦系統を確認する。
取って付けたような、飛行兵装を背負った機体が射出されようとしたとき。
『管制室より各機へ! 斉慶市街に向け、超高速で移動する発光体を確認!』
それを確かめる前に、射出ハッチから機体が放たれる。
「ザ・スターがもう勘づいたということですね……なら、残る敵勢も討ちませんと」
銃火器を封殺されたノワール・リーゼの残党も、異能が解除されたことで、再びレーザー兵装で撃墜すべくカトンボ同然の国防軍に一射。
「くそっ、飛行装置に被弾した! 姿勢制御が――!」
「この場は僕が引き受けます。疾く下がってください!」
家光は後退を進言し、自らが敵前に躍り出ると――エンジンを停止させた。
「ッジ、ジ!」
ノワール・リーゼの人工知能は最適解をはじきだし、そのまま家光を撃墜しようと、搭載された射撃武装による一斉射を浴びせかかる。
だが、それこそが|家光の狙い《・・・・・》だった。
「身は空、心は虚にて……柳流鉄を穿つ!」
一斉射撃を受けると同時に、銃弾や熱線が消失。
キャバリアが再起動した瞬間――放たれた一撃が、左掌を介して撃ち返された。
もとより、空中での高速戦闘を前提とし、装甲を犠牲にしている。
全てを受け止めるには、装甲をもっと重要視すべきだろう……あえなく撃墜されたオブリビオン・マシンは、落下しながら霧散していった。
「見事な戦いぶりだ、猟兵」
場違いなほど快活な声に、居合わせた者達の視線が集中する。
――ファーストヒーロー『ザ・スター』は口元に笑みを湛えていた。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『ファーストヒーロー『ザ・スター』』
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POW : バスター・ナックル
【拳】を構えて【エナジー・ゲートから降り注ぐ光】を纏い、発動前後が無防備となる代わりに、超威力・超高速・防護破壊の一撃を放つ。
SPD : スーパー・ノヴァ
自身の【装備】を【輝く「超新星モード」】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
WIZ : レミニセンス・ザ・ワールド
常識的な行動を囁く【「ザ・スターの心」の幻影】と、非常識な行動を囁く【「ザ・スターの肉体」の幻影】が現れる。[「ザ・スターの肉体」の幻影]に従うと行動成功率が8倍になる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●一ツ星
飛翔したまま、仁王立ちするファーストヒーロー『ザ・スター』だが、すぐに口元を引き締める。
「プラントは破壊すべきなのだ。我らが“聖なる使命”を終わらせるためにも、全ての小国家に巣くうプラントは破壊しなければならない」
しかし、プラントは小国家における|生命線そのもの《・・・・・・・》だ。
食料、衣料品、日用品、その全てを生産する。まさに“心臓部”と言えよう。
平和を守るヒーローが、市民の生活を脅かしてもよいのか?
だが、ザ・スターは自身の行いを疑うどころか、肯定している節がある。
――“プラントこそ諸悪の根源”だと言わんばかりに。
「我が使命を果たすためにも……猟兵よ。引かぬというのなら、この場で引導を渡してくれよう!」
クリスティナ・バイエンス(サポート)
火の神の名を持つキャバリアに選ばれたサイキックキャバリア乗り
水着みたいな格好なのは、コックピットが蒸し風呂みたいに熱いから仕方なくだからね
正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよ
でもキャバリアを使っての戦いは任せてね、みんな炎で薙ぎ払ってやるわ
とはいえ、必要ないところで炎を使うつもりはないの危ないもんね
使わなくても私の〔炎神機カグツチ〕は十分強いもの
よろしくね!
鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇
同伴者がいる場合は同伴者を支援するよう行動
戦い方は遠近両用
接近戦→【破魔】を付与した破魔刀
遠距離→精霊の護符の【乱れ撃ち】
同伴者が苦手な方を受け持ちます
単独で戦う場合は敵の苦手とする方での戦い方を主軸に
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】
仲間達に危害を加えるような行動はまず取らず
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選びます
任務に関わる人達の笑顔を取り戻す為に全力を尽くします
指定したUC以外への変更及び演出的なUC複数発動も可
采配はMS様にお任せします
狙えるならば『精霊憑依』からの『レベル×』有UCへ繋げ、大打撃も狙う
圧勝・苦戦からの勝利等、どんな演出も可
●星を燃やせ
「生身であれ、相手はファーストヒーロー。油断なく落とすわよ!」
クリスティナ・バイエンス(炎のキャバリア乗り・f30044)の搭乗する、炎神機カグツチの内部はサウナ状態。
水着じみたパイロットスーツには、したたる汗が流れ落ちていく。
それもはじけ飛ぶほどの勢いで、高機動飛行ユニットが火を噴き、不死鳥を思わす翼を広げていた。
「ザ・スター……遠目に見ても覇気で肌が痺れる、けど……!」
奇しくも不死鳥を後続する形で飛翔する、ルクス・テネブラエを駆るのは、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)。
――“東洋の不死鳥”が轡を並べんと、空へ舞い上がる光景に、ザ・スターも身構える。
「来るか、猟兵。ヒーローに二言はなし!」
引導を渡すべく、ザ・スターは先行する|カグツチ《クリスティナ》に狙いを定め、一気に距離を詰めていき、「わたしのカグツチだって、簡単には落とせないわよ――ハァァッ!!」
《神器解放》し、焔ノ剣を無限複製していく。
ザ・スターも|超新星モード《スーパー・ノヴァ》を発動し、壮絶な連撃を繰り出し始め、増え続ける焔ノ剣を粉砕する。
しかし、無限に現れる武器を完全に食い止めることは難しく、隙を突いてクリスティナは一刀を浴びせかかっていく。
彼女に合わせようと、ひりょは思考を巡らせていく。
(「クリスティナさんが前衛に立つ今、俺に出来ること――」)
「牽制し続ける。そうすれば、狙いやすくなる」
《|精霊の祝福《セイレイカラノゴホウビ》》を展開し、肩部に装着した|ルクスビーム砲《拡散誘導型ビーム》を放つ。
放射状に広がった熱線は、|一点《ザ・スター》へ収束するように曲線を描き、ヒーロースーツに焼け跡を残した。
「く、こちらの動きを妨げる狙いか……グッ、こんなときに、頭が痛む……!」
苦しみだしたザ・スターの背後に、二つの幻影が現れた。
そのどちらもが、本体と同じ姿をしているが、
『哀れな我が肉体よ。クロムキャバリアの平和には、プラントが不可欠ではないのか?』
『|汝の使命を思い出せ《レミニセンス・ザ・ワールド》! この世界は殲滅せねばならない、それを阻止する猟兵もだ!』
相反する言葉を口にしていた。
それぞれの言葉にもがき苦しむ本体は雄叫びをあげ、引き絞ったこぶしを放たんと、ひりょの元に急降下。
「クリスティナさんとの打ち合いで見切ったよ。“攻撃回数の代償”として、|攻撃力《・・・》を削ったね!」
その勘は正しかったらしく、迎撃するルクス・テネブラエへの損傷率は、想定より低い。
ようやく水分補給できたクリスティナは、
「……ぷはっ! まだ、わたしは燃え尽きてないわよ。勝負は始まったばかりなんだから!」
再度ザ・スターに焔ノ剣を向けた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
陰日向・千明(サポート)
「このあと用事があるんで、さっさと地獄へ堕ちるッス」
◆口調
・一人称は「うち」、二人称は「あんた」、くだけた敬語をつかう
◆性質・特技
・マイペースで合理主義
・雨女
◆行動傾向
・特権階級者の車に轢かれ事故すら揉み消された女子高生の悪霊
・地元を鎮守する竜神の力を借りて受肉を果たした
・利己主義で秩序や慣習にこだわりはなく、勝つためなら手段を選ばないしたたかさを備えているが、なんだかんだで面倒見はよい
・神器化したスマホで霊界通信サービス「天孫(あまそん)」に武器を注文して戦う
・一度死んだ経験から死に対する恐怖心がなく、戦闘をゲームのようにとらえている。敵にも当然慈悲はない
・誤って買ったキャバリアは千明の切札
ティティス・ティファーナ(サポート)
召喚獣「幽魔月精(アストラル・エレメント)」の鎧装騎兵➡サイバーニンジャ(機幽忍)にしてアーチャー➡ブラスト(レーザー)ガンナー、9歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、年下には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●雨と星と月光と
「死に体の国家ひとつ、平気で壊すんスねー。ヤバすぎでしょ」
陰日向・千明(きさらぎ市の悪霊・f35116)が乗機である『偵察騎アラハバキ・改二』内部で悪態を吐いた。 誤発注したキャバリアだが、この場に限っては“買い得”だったかもしれない。
「接続状態、良好。外部ユニットとのリンクも安定」
ティティス・ティファーナ(召喚獣「アストラル・エレメント(幽魔月精)」・f35555)も、幽魔月精高機動巨大甲冑との接続状態は良好。
急造の飛行兵装とも、パルスの相性がよかったようだ。
すでに上空では攻防が繰り広げられ、ザ・スターが猟兵に、身ひとつでしのぎを削っている。
「私は高火力射撃の準備態勢へ移行する。千明、支援を要請する」
「デカいの一発撃ちこむってことッスか? ……うちは火力担当ってガラじゃないし、テキトーに引きつけとくッスよ」
ティティスの提案に、千明はしばし思案したのち承諾。
アラハバキ・改二でザ・スターの視線を引きつけようと、高度を大きく上げていく。
すると、次第に空模様が曇天に変わり始めた。
「本日は晴れのち雨、ところにより雷雨が降るでしょー……ってやつッスか?」
雨女体質による《|カゲヒナタさまの加護《カゲヒナタ・フロント》》が発動し、アラハバキ・改二ごと千明を保護すべく、竜神が巻きついた。
発動限界は2分30秒――エナジー・ゲート越しに降り注ぐ雷雨は、ザ・スターに運気を奪う呪いの紫電を落とし。
ティティスら友軍機には、粘性の高い雨水で損傷を癒やしていく。
「これしきの雷撃で、ヒーローは止まらない!」
再び|超新星モード《スーパー・ノヴァ》を発動し、|アラハバキ・改二《千明たち》に燦然と輝く拳を打ちこむ。
「ちょ、保証サービス効かなくなったら、どうしてくれんスか?」
そういう問題なのか? ということはさておき、ザ・スターの注意は千明に向いている。
一方、ティティスは低高度から、ザ・スターの軌道を観察していた。
(「キャバリアの兵装に対し、|標的《ザ・スター》は小さい。ゆえに、足の止まる一瞬を穿つ」)
大型レーザーキャノンを上方に構えて、高速戦闘を繰り広げる千明、ザ・スターを注視する。
「射角、距離、予測軌道――捕捉」
ザ・スターは、千明へ拳を放とうとするときに、ほんの僅かに動きが鈍っていた。
その一瞬を狙い定めた《アルテミス・レーザー》が、ファースト・ヒーローの半身を捉える!
「ぬ、ぅ!?」
片腕の焼けたヒーロースーツ、壮健な佇まいの装飾が砕けていた。
だが、それでも“なお健在である”と奮い立つ姿は、やはりヒーローたる者の姿。
「あちらは陽動だったか、不覚をとったと言わざるをえまい……だが、しかし!」
まだ倒れぬ! 倒れてはならない! その気迫を見せつけるように、《スーパー・ノヴァ》を再び発動。
射程を伸ばした拳圧がティティスの巨大甲冑を揺らす。
しかし、先の一射は痛打となっている――ザ・スターの動きが精彩を欠いていること。
それが何よりの証拠だった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
迅瀬・ナクタ
ナクタ「……オレはオレが正しいと思う行動をするだけだ。お前を止める……!」
UC【人機一心】を使用
ナクタは競技用なぎなたを、NATAKUはRXS-Lファイアーランスを持ち、UC【サークルストリームシールド】を同時使用します。ナクタの回転で攻撃を相殺、NATAKUの回転でこちらから攻撃をします。
アドリブ・連携は歓迎です。
●意志
「……オレは」
上空から届いたザ・スターの宣言に、迅瀬・ナクタ(闇を抱くトイロボバトラー・f37811)は微かに肩を振るわせていた。
恐れ? 否、これは武者震いだ。
「オレが正しいと思う行動をするだけだ。だから、お前を止める……!」
しかし、ナクタは地上にいて、ザ・スターは高高度にいる状態だ。
仮に、強行突破されてしまえば、ナクタは制止することもできず、プラントが破壊されてしまうだろう。
このままでは、刃を交えることも叶わない――そう。|このままでは《・・・・・・》。
ナクタが頭上を見上げると、傍観者と化していた斉慶国防軍のキャバリアが数機。
|埒外の異能《ユーベルコード》をぶつけあい、空飛ぶ超人を前にし、及び腰になっているようだ。
インカムを通じ、ナクタは一番近くにいた機体に呼びかけ、
「オレをエナジー・ゲート――上空のバリア、ギリギリまで引き上げろ。一気にケリをつける!」
「はぁ!? つ、連れていっても、その後はどうするつもりだ!」
「一流アスリートにできないことはない。オレを空高くまで運べばいい、早く!」
急かされるまま、ナクタを拾い上げて、国防軍のキャバリアが急上昇していく。
ユーベルコードなしに受ける重力は、生半可なものではないが……超人アスリートたるもの、この程度で屈することはない!
最高速度で上昇したキャバリアの眼下に、斉慶の煩雑とした街並みが映る。
「本当に、いいんだな!?」
「ああ――行くぞ!」
そして、ナクタは競技用なぎなた、OM-NATAKUを手に、上空へ飛び降りた。
“自由落下”というには、あまりに奔放すぎる降下――だが、その負荷もナクタの味方と成り得る。
「NATAKU! オレに合わせろ!」
《|人機一心《シンクロニゼーション・ウィズ・トイロボ》》――呼応するトイロボは、ナクタの呼び声に応じて動きだす。
競技用なぎなたを軸に、高速回転し始めるナクタは《サークルストリームシールド》を同時発動。
無謀。あまりに無謀! 後先を省みぬ姿に、ザ・スターも口の端を歪めた。
「頭上から攻め入ろうと、追い落とすのみ!」
何度目かの|超新星モード《スーパー・ノヴァ》を展開し、ザ・スターがナクタに迫る。
(「そうだ、来い。オレに拳をぶつけろ――!」)
ナクタの狙いは的中した。本体であるナクタを優先対象として、ザ・スターは拳を突き上げる。
凄まじい衝撃がナクタを襲い、全身が軋むような錯覚を覚えた――だが、|錯覚《・・》だ。
ザ・スターの一撃は、凄まじい廻旋によって相殺。
さらに本命打――NATAKUの|燃え盛る穂先《ファイアーランス》が、ファースト・ヒーローの剥きだした肉体を刺し穿つ!
「か、はっ……! 二度も、不覚を、とる、と、……――」
風穴の空いたザ・スターは、落下するより早く霧散していき、ナクタ自身も地上へ叩きつけられるのを待つばかりか。
そう思っていた矢先に、滑りこむようにキャッチしたキャバリアが。
「りょ、猟兵って、いつもこんなムチャクチャしてるのか!? こっちの身が持たないだろう!」
先ほど無茶ぶりされたパイロットだった。
だが、説教を打ち切るように、オペレーターの広域通信が届く。
『管制室より、各機へ! 正体不明のエナジー・フィールドが収束し始めています、速やかに地上へ帰還してください!』
インカム越しに、その要請はナクタの耳にも届いていた。
このまま地上へ降ろしてもらうことにして、一矢報いた愛機を見つめる。
「ゲームセット、か……ここまでできたら、どこでだって戦えそうだ」
大成功
🔵🔵🔵