孤峰-|liberty《リバティ》-
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)はやれやれと肩を竦めた。今日は確か、終日オフの予定のはずなのだが?
「オレってもしやタイミングが悪ぃタイプなんかねぇ……?」
少々乱暴にパーマのかかった髪を掻き回す。
ひと暴れする前にこいつを食べきってしまわねばなるまい。甘くて冷えたアイスをくわえ、ギュスターヴはゆっくりと人気のない場所へ向かう。
一歩進むごと、サンダル越しに触れた地面に魔法陣が描かれて人払いを済ませる。真夏の海はあれだけの人々であふれていたにも関わらず、現在ギュスターヴの周囲はぽっかりと人がいなくなっていた。一般人を巻き込むのはとにかくまずい。なにしろ、やつらと来たら――ほら、第六感が居場所を教える。
「あそこか」
おそらく、ギュスターヴの出身世界で言う都市伝説のような存在なのだろう。どこの世界にも似たような輩はいるらしい。
お仕置きの時間だ。
「ちょうどアイスも食い終わったしな。しばかれる覚悟はできてるか? 招かれざる輩さんよぉ!」
●孤峰-liberty-(リバティ)
『結局、最後に頼れるのは自分しかいねェんだ。だろ?』
戦場内に【退魔の魔法陣】を放つ。[退魔の魔法陣]は弱者を逃走させ、戦場に残った強者の居場所を【第六感】で把握する。
元ユーべルコード:殺界形成
成功
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