●星の剣の物語
帝竜に挑んだ勇者がいた。
彼の者が携えるは空から来た星を以て鍛たれた星の剣。
幾合と撃ち合っても決して折れず、毀れず、曲がらぬ剛の剣。
竜のほむらを受けても形を変えぬ不屈の剣。
その勇者は、遂には帝竜に肉薄し、その剣で一太刀を浴びせたと言う。
勇者が携えるは星の剣。
星の剣の物語。
●星の剣
「イエス、イェーガー。依頼のお時間です」
グリモアベースに集った猟兵たちを前にアリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は告げる。
彼女が語るは帝竜に挑んだ勇者たち、その一人のお話。
決してその形を変えない金剛不壊の星剣の物語。
勇者と共に運命を共にした為に群竜大陸と共に失われたと言う伝説の剣。
「なんでも星……つまり隕鉄ですね、それから鍛えられたとか」
科学的に見れば希少ではあれど、伝説に謳われるような力は持たない。
しかし、魔術的な見解であればまた何か変わるのでしょうか、と呟き。
「それはさておき、その星の剣が鍛たれた場所を予知しました」
それは氷に閉ざされた大地の奥深く。
今は遺跡と化した鍛冶師の工房。
「純粋な星の剣そのものは大陸と共に消えましたが、その足跡かなにかは辿れるかもしれません」
その先で、群竜大陸に繋がる何かが見つかれば上々でしょう、と彼女は告げた。
「伝説、それが真実かはわかりません。ですが語り継がれる以上は何かはあったのでしょう」
火のないところに煙は立たないと言いますし、と言いながら彼女は猟兵たちに向かい合う。
彼女たちは君たちに向き直り、無機質な眼差しを送る。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
隕石で作られた剣って浪漫だと思います。
なお実在するそうです。
実際に強いのかどうかは知りませんが鉱物的には普通の鉄らしいです。
科学的には強くなくてもきっと魔術的にはつよい(断言)
第1章 日常
『樹氷の世界』
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POW : 仲間たちと共に樹氷を眺める
SPD : 氷の世界を写真におさめたり、描いたりする
WIZ : 物思いに耽る
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ネージュ・ローラン
【ワンダレイ】で参加。
綺麗な樹氷です。
美しい景色に見惚れてしまいますね。
少し休憩していきましょうか。
休憩と言いつつ景色に気分が乗ってきたので、雪をモチーフにした舞を披露しますよ。
「おや?かさみさんも挑戦してみますか?」
手を取り一緒に踊りましょう。
気持ちがあれば大丈夫です。
うまくフォローしながら教えていきます。
野次にはツッコミを入れつつ樹氷の世界を満喫しましょうか。
ゼット・ドラグ
「二人とも頑張れよ!」
【ワンダレイ】で参加。仲間たちと共に樹氷を眺める。
踊りを始める二人を応援しつつ、野次入れたりする。
「お手本?俺はダンスなんてできないが、嫁二人がどうしてもと言うならやるぞ」
二人からの両頬への顔面パンチ希望。
パンチをもらってから付近を探索。星の剣に繋がりそうな何かを探す。
山鹿市・かさみ
【ワンダレイ】で参加ッス。
剣ッスか・・・うーん、カサミ戦闘ならともかく調査は不得意っス・・・。
とりあえず調査は頑張るッスけど、うーん・・・
氷の中に何かないか見るくらいッスかね?
あ、ネージュ先輩!ネージュ先輩氷の舞が得意だったッスよね!ここなら何も気にすることはないッスし、
休憩中でもいいから踊ってみせてほしいッス!
え、カサミも踊るんスか!?ダンスなんて踊ったことないッスよ!?
ええと、足をこうして手をこう・・・うーむ、難しいッス。転びそうッス。
ちょっとゼット先輩!笑うくらいならお手本見せてほしいッスよ!
あと誰が嫁ッスか!!雪に沈めるッスよ!拳で!
●さらば、ゼット。樹氷に死す
「綺麗な樹氷です……」
氷に閉ざされた大地、不毛の大地。
されどそこで息づく自然の数々。
それらは美しさを以て猟兵たちを迎え入れる。
ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)たちもその一行の一つであった。
「あ、ネージュ先輩!! ネージュ先輩、氷の舞が得意だったッスよね!!」
山鹿市・かさみ(大音帝ヤカマシャー・f01162)がネージュの得意技を思い出す。
ここでなら、なるほど確かに披露しても問題はあるまい。
閉ざされた氷の大地で舞われる氷の舞、それは美しいだろう。
「そうですね……休憩を挟むのもちょうどいいですし、やってみましょうか」
そして、ネージュは舞い始める。
氷が散り、大気にきらめく姿、正にダイアモンドダスト。
小さな氷の破片たちが、日の光を受けて美しく煌めき彩る。
興が乗ってきたのか、そっとネージュはかざみの手を取る。
「かさみさんも挑戦してみましょう?」
「え、カサミも踊るんスか?! ダンスなんて踊った事ないッスよ!?」
手を取られたかさみの踊りはしっちゃかめっちゃか。
けれど、ネージュは嬉しそうに笑いながら、それをフォローしていく。
「気持ちがこもっていれば、下手でもいいんですよ」
「そうだ、そうだ、踊れ踊れー」
同行していたゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)はしっちゃかめっちゃかなかさみの踊りを笑いながら野次をいれる。
それに対してかさみが手取り足取りされながらも首ごしにゼットを睨みつける。
「ちょっとゼット先輩!! 笑うくらいならお手本見せて欲しいッスよ!!」
「お手本? 俺はダンスなんて出来ないが……」
――――嫁二人がどうしてもと言うならやるぞ。
キリッ、ドヤァ――――!! ゼット・ドラグ、会心のセリフを決めた。
嫁二人に、決めた――!!
「誰が嫁ッスかッ!!」
「誰が嫁ですか?」
いつの間にか踊りをやめて、ゼット・ドラグに肉薄していた二人。
放たれた拳、それを阻めるものも避けられるものもない。
ネージュの拳が右頬に突き刺さり、かさみの拳が左頬に突き刺さる。
「げぼぁーッ?!」
ゼット・ドラグ、樹氷の大地に死す!!
おお、なんと言うことでしょう、勇者ゼット、死んでしまうとは情けない。
ぴかー、と後光が差し、天から天使たちが舞い降りる。
「おお……天使な嫁たちが迎えにきたぜ……」
確かに妙に美人な天使さんだ。20歳ぐらいのぼんっきゅっぼんっのお姉さん達だ。
そして、ゼット・ドラグの身体が持ち上げられた瞬間。
でろでろでろでろでっでん。
三人の脳裏になんかやべー効果音が響いた。
これあかん奴や。
「俺様復活」
ゼット・ドラグ再誕!!
説明しよう、彼は殴り殺したドラゴンの呪いのせいで決して死ぬことの出来ない不死身のサイボーグマシンなのだ!!
なお、呪いをかけたドラゴンは知らない。何せ数が多すぎて特定できない。
あるいは積み重なったドラゴンの怨念のせいかもしれない。
「さて、休憩もしたし痕跡探しでもするか」
「ゼット先輩、さっきまで死んでたのを休憩にするんスか?」
死んでいたのも休憩の一つに数えるゼット。こいつ頑丈だな。
三人は氷の世界を再び探し始めた。
求めるは竜殺しの英雄が持っていたと言う星の剣、その伝説の発祥の地。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ステラ・アルゲン
……隕鉄の剣ですか。私も流星剣、つまり隕鉄より作られし剣のヤドリガミなので同じ存在ですね。同一の存在であったと知りませんでしたが、そうですか。あの勇者の剣が……。
しかしその剣は行方知れず。伝承の中に消えた……か。
その存在を追い求めたいと思いつつ、そっとしておいたほうが良いのか悩みますね。……私もまた英雄の剣であった。伝えられる歴史の中にいた剣の身。今はこの身を得て動いていますが、主なき今は少し思ってしまう。
主と共に過去の遺物であったほうが良かったか、と……。
この景色の氷と同じように溶けないまま、そのままの状態が良い場合もある。
過去のことを追い求めてしまうからこんな事を思ってしまうのでしょうか。
ファン・ティンタン
【WIZ】星に願いを
流星の剣、身近にいるんだよね……(ステラ・f04503参照)
それは置いといて、新たなるヤドリガミにもなりうる名剣、その足跡を辿ろうか
武器の伝承にもパターンがある
一つは、武器そのものに曰くがあるもの
もう一つは、英雄の引き立て役として武器が祭り上げられたもの
今回は…どちらかと言えば後者な気がする
武器の身としては、大事にしてくれるならどっちでもいいんだけれどね
私は、どうなんだろう
伝説になる程の逸話は持ってない
あるのは、たった一人いた主、彼女と過ごした僅かな記憶のみ
私がいなくなったら、英雄でも何でもなかった彼女の歴史は、あっけなく消えるのだろう
……それは、何だか嫌だよ
アドリブ改変可
●剣二つ、銀世界を征く
「流星の剣……身近にあるんだよね……」
ファン・ティンタン(天津華・f07547)は同行者であるステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)を見やる。
彼女たちは剣が姿を現身させた剣のヤドリガミ。
剣の逸話を聞けば滾ると言うもの。
故に銀世界を行く。
「同一の存在であったと知りませんでしたが……そうですか……」
己と同じ存在が彼の竜殺しの勇者の手にあったと言う事実。
彼の発祥の地を歩みながら、夜空を見上げる。
この不毛の大地、氷に閉ざされた銀色の世界。
死よりも静かな静寂が支配した無音の大地。
「――――今はこの身を得られて動いていますが……」
「……そうだね……私たちも"そうだった"ね」
――――彼女たちにもかつて担い手がいた。
ステラ・アルゲンは語られる歴史の中に。
ファン・ティンタンは黙された歴史の中に。
互いの担い手がいた、互いに過ごした刻があった。
流星の剣の主であった彼は戦いの中を過ごし、そして戦いの中で死んだ。
護る為の刀の主であった彼女は戦いの中を生き、そして戦火に飲まれて消えた。
語られる伝説と語られない歴史。
――――人は、忘れられた時に本当に死ぬと言う。
英雄の剣として生きたステラ・アルゲンは、本当にこの身を得てよかったのか、と思う。
彼女は、過去の遺物として伝説の中でのみ生き、歴史に埋もれた方が良かったのではないか、と想いを馳せる。
護身の刀として生きたファン・ティンタンは、何故この身を得てしまったのか、と思う。
彼女の担い手は英雄でもなかった、伝説でもなかった、何でもないただの女だった。
故なれば、彼女もまた埋没して消えるのが運命だった。けれど、彼女は現身した。
ステラ・アルゲンは思う――――自身は埋没していた方が良かったのでは。
ファン・ティンタンは思う――――私がいなくなったら彼女は"死んで"しまうのでは。
互いが持つルーツの差、ただそれだけで同じような出生であった彼女たちの思考はこれほどにまで違える。
主を追いかけ続けるステラと、朽ち果てる理由がないファン。
遮るものの無い無数に煌めく星たちは、彼女たちに語りかける事もなく。
一筋の光が静かに降って、それを見送った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
緋神・美麗
【POW】
アドリブ・他猟兵との絡み歓迎
星の剣が鍛たれた工房の遺跡ねぇ。またすごい所にあるのね。幻想的ではあるけど正直寒々しいわね。遺跡、氷に閉ざされたりしてないといいけど。
樹氷に上って風景を眺め、記念に周囲の風景を撮影してみる
その後遺跡を探す
小宮・あき
最近勇者伝承を巡る旅が続いています。
冒険っぽくて楽しいですね!
●連携、アドリブ歓迎
●SPD氷の世界を写真におさめたり、描いたりする
普段からA&W世界の冒険に出向いています。
またこの地区、こういった樹氷に近い場所に出会うかもしれない。
データを残して、今後に生かせるよう試みます。
【撮影】で様子を写真に収めたり
【アート】で【早業】で書いてみたり。
新しい【世界知識】として取り込めるようを【学習力】を磨いていきます。
寒い地域だけど、鳥さん居るかな?
【歌唱】【楽器演奏】で【おびき寄せ】して【動物と話す】
歌いながらのんびり過ごすのも、良いかもしれませんね。
星の剣かあ、現物が見れないのが残念。どんなのだろ。
信楽・黒鴉
POW
星の剣…… 興味深いですね。隕鉄で打った刀の事は知っていますが、僕のコレクションにはまだなかったはず。後学のためにも、ちょいとその伝説の軌跡をたどってみる事に致しましょう。
【コミュ力】を活かして他の猟兵たちと談笑したりしながら樹氷をのんびりと眺める。【殺気】を【見切り】、【カウンター】を取ることで不足のアクシデントにも対応する。
アドリブ 絡み 改変 なんでも歓迎致します。
リュカ・エンキアンサス
※アドリブ・他の方とのやり取りも歓迎
星から鍛えた剣……か。それは浪漫だな
そういうの、嫌いじゃない
……隕石の弾丸とか、ないかなあ
とか思いをはせながらもふらりと樹氷の世界を訪れる
寒いのは結構得意だから、雪道仕様にしたバイクを走らせながらのんびりと景色を見て回る
よさげなロケーションを見つけたら、座り込んで写生でもしようかな
絵は得意なんだ。……写真みたいで、味がないとか、感情がないとかよく言われるけど、とにかくすきだ
そうやって真剣に景色を見て、かいていたら、ちょっとした不自然な場所や伝説の尻尾くらいは、見つかればいいんだけれどね…
時間があれば、珈琲を一杯、いれて飲もう。寒いところではこれがまたいいんだ
●観光名所?
「星の剣が鍛たれた工房の遺跡ねぇ」
一面の銀世界、氷に閉ざされた死の大地。
緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)はそれを眺めながら思う。
とんでもないところにあるな、と。
幻想的で美しくもあるがぶっちゃけ寒い。
「そうですか? 冒険っぽくて楽しいと思います!」
小宮・あき(人間の聖者・f03848)はるんるん気分でアートにしゅっしゅっ、とこの幻想的な死の大地を描いていた。
お美事です。
「興味深いですね、ええ、僕のコレクションにもまだ無い代物ですよ」
星の剣に興味を惹かれたのは信楽・黒鴉(魔剣死蔵家(ソードストッカー)・f14026)。
古今東西あらゆる刀剣を集め回り、そして死蔵する男。
そんな男が星の剣なんて聞いて興味を持たないはずがない。
「……隕石の弾丸とか、ないかなあ」
リュカ・エンキアンサス(蒼炎の・f02586)はぽつり、と呟いた。
隕石の弾丸、隕鉄の弾丸。
……科学的な組成で言えばそれはただのフルメタルジャケットではなかろうか?
しかし、そんなものはどうでもいい。
隕石で作られた、この一点だけでなんかこう滾るものがあるのだ。
リュカはあきと一緒にアートを愉しむ。しゅしゅっと描いて愉しむ。
あきの絵はどこか幻想的に描かれ、そして、氷の世界の美しさを物語る。
リュカの絵は写実的で、この氷に閉ざされた不毛の大地の寒々しさを物語る。
互いの絵はどちらも事実であり、どちらも真実なのだ。
美しくも、幻想的な無音の銀世界。
されど、それは人の手を拒み、阻む不毛の死の世界でもある。
「いやいや、どちらもどちらの味があっていいと思いますよ」
黒鴉はそれを後ろから覗き込んで言う。
てきとー混じりの感想だがそんなものだろう。
興味のあるものにはそれなりには言おうが興味のないものにはそんなもの。
「写真でも撮る?」
美麗がカメラを取り出せば、あきも応じるようにカメラを取り出す。
フラッシュがたかれ、銀世界に光が走る。
「……伝説の尻尾くらいは見つかればいいんだけどね……」
場所を変えては絵を描き、リュカはつぶやく。
カメラのフラッシュがまたたかれ、観光気分。
――――最もこんな所まで来れる連中は一般的ではないのだが。
「コーヒーでもどうですか」
寒いですし、と言いながらいれられた暖かいコーヒー。
あったかいものどうぞ、はぁ、あったかいものありがとう。
コーヒーをすすり、温まり、場所を変えながら猟兵たちは進む。
「~♪」
寒い地域なれど、動物たちはいるであろうこの大地。
ハープを奏でながら歌を口ずさみ、静かな無音の世界に歌が満ちる。
声に惹かれユキウサギがやってくる。
歌に惹かれホッキョクギツネがやってくる。
響くそれに呼応して動物たちがやってくる。
歌で語りかけながら、猟兵たちは進む。
動物たちはそれに応えながら進んでいく。
こっちだよ、そっちじゃないよ。こっちだよ。
そうそう、そのまままっすぐまっすぐ。
こっちこっち、そう、こっち。
伝説を歌いながら、伝説を求めて猟兵達は進んでいく。
この銀色の世界に歌を響かせながら。
夜空に音色を刻んでいく。
伝説の尻尾、伝説の痕跡。
星の剣の物語。
不毛の銀世界、静かな夜に、静かに星は降り注ぐ。
あたかも彼らを見守るように、星は尻尾をひいて降っていく。
星に願いを馳せるも馳せぬもまた人次第。
星は今宵もまた降っていく。
"此処"ではない"彼方"から今日もまた降っていく。
まるで猟兵たちを伝説へ導くように。
星の剣の伝説。
それは、星々に願いを馳せた人たちがいて。
星々がその願いと祈りと想いに応え現身して。
その現身した星々の意思に応じた人がいて。
星々の意思と、人の願いと祈りと想いを束ねた人がいて。
――――多くの願いと祈りと想いと意思と夢を束ねたが故に。
決して折れず、曲がらず、毀れぬ不壊の絶剣となったのかもしれない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
オリヴィア・ローゼンタール
星の剣……とても格好いいですね
流れ星のように願いを叶えてくれそうです
折れず曲がらず、竜を討つ
人々のそういった願いを聞き届けたから強かった……なんて、夢が過ぎますかね
それにしても寒いですね
氷結への耐性はありますが、単純な気温の低さは堪えますね
炎の魔力をオーラ防御の要領で纏って対策しましょう
街の鍛冶屋さんで見慣れない金属や工具がないか見てみます
単なる鉄としてではなく、魔術的なものを含むなら、
そういった呪具や触媒がないですかね?
クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎
「鍛治師(エンジニア)の工房ですか、興味があります」
【WIZ】物思いに耽る
エンジニア(【メカニック】)として物思い。
「樹氷ですか、良いですね………」
「隕鉄………『此処にはないチカラ』を求めた、星の力を剣に宿そうとしたということですか」
エンジニアとして鍛治師という同族の作業環境を想像する。
「遺跡、人里離れた隕石が落ちた場所。樹氷、山岳部等に出来やすく刀の材料の産出地近く………」
「鍛治………加工には『火』が必要ですが『気候』と『燃料』的に周辺は年中鍛治をするのに適した環境ではない………」
そしてAI・飛行機能付きドローンを放つ。
「山、『マグマ』の湧き出る場所を見てきてください」
リズ・ルシーズ
他の猟兵との連携&アドリブ歓迎
【SPD】
隕石の剣・・・組成が分かればスペースワールドの素材で復元とか出来ないのかな
樹氷の光景に目を見開き
自然って凄いね。でもこんな寒い所に工房があるんだ。それとも、工房が出来たころはもっと暖かかったのかな。
【ルシーズ】を使って、人海戦術で皆と協力して探すよ!
行くよルシーズ!
時折【空中戦】で上空からも確認しつつ、【情報収集】しながら工房を探すよ。【氷結耐性】はちょっとはあるけど、あんまり長く寒いところには居たくないし、早く見つかると良いんだけど。
あれ、気のせいかなルシーズの何人かが、さぼって暖を取ってるように見えるね。ちょっと、温まり…じゃなくて、叱りにいかないと
●星の剣、その存在。
「星の剣……とても格好いいですね」
オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)は想いを馳せる。
流れ星のように願いを叶えるその剣。
当時、帝竜、その配下の驚異に晒されていた世界。
そこに宿る願いは、祈りは、想いは、どれほどのモノだったのだろう。
そうして、それらの想いは天に届き、宙を切り裂き、星に届いた。
それに呼応して、星は地上に顕現したのかもしれない。
星のその意思に応えた人がいて。
その意思に応えた人が鍛った剣があって。
剣を握った勇者は――――正に多くの意思と願いと祈りと夢と想いを束ねた者だったのだろう。
そんな風に思うと幻想的で夢があるな、とオリヴィアは思った。
「……それにしても寒いですね」
不毛の死の銀世界。
そりゃあ寒い。当然のように寒い。
氷結耐性があっても単純に寒い。
炎の魔力を表面上に投射、対策を施す。
これ逆転の発想で暑いときには氷の魔力で覆えるのでとても便利。
「エンジニアの工房ですか、興味があります」
やはり現れたエンジニア(概念)
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)である。
オリヴィアの想いを受けて、一技術者であるクネウスは考える。
科学的に見れば隕石鉄の剣なぞ、ただ単に無重力空間で偶然生成された鉄でしかない。
そんなものは科学的見解で言えばただの鉄でありそれ以上でもそれ以下でもない。
だが、魔術的・神秘的な概念で見ればどうであろうか。
「――――それは"此処にはないチカラ"を求めた」
現出する地獄であった"此処"。
この世の者では打ち勝てるとは思えない正に災厄そのものであっただろうその存在。
それを討ち滅ぼすのに"彼方"の力を欲するのは至極普通の道理でもある。
神秘学・魔術学的にはそう考えるとなんらおかしな道理ではない。
夢や希望に溢れるのはオリヴィアの考えの方だが。
とにもかくにも、エンジニア=鍛冶師である以上、彼にとっては作業環境の想像は難くない。
……本当でござるか?
「遺跡……人里離れた隕石の落ちた場所。樹氷、山岳部等に出来やすく刀の材料の産出地近く……」
見回すは不毛の銀世界。
鍛冶に必要なのは火。されど、この地はあまりにも『燃料』に乏しい。
年中鍛冶をするには不適合極まりない環境だ。
ドローンを放ち、命じるは一つ。
「山、『マグマ』の湧き出る場所を見てきてください」
ドローンはその指示に応えながら空を飛んでいく。
あ、凍る。カメラアイが凍る。不凍液ください。
不凍液ぶしゃー!! 不凍液ぶしゃー!!
貴様はどこぞの梨怪人か。
ドローンが飛んでいくのを見送ったクネウス。
彼はそっと設置する。それはすなわち。
「こういう寒いところではコタツですね」
アイエー!? ナンデ!? コタツナンデ!?
そんな傍らうじゃうじゃしつつあるのがいた。
それはリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)である。
彼女は増えていた。増え続けていた。
次々とコタツから彼女が出てくる。
理由? わかるまい。知るまい。知る必要はあるまい。
無数のルシーズ、その数おおよそ23体。
空中に飛び上がりながら、ローラー作戦で工房の在りかを突き止めるのだ!!
「組成が分かればスペースワールドの素材で復元とか出来ないのかな」
――――組成だけで見ればそれほど稀有な素材ではない。
ならば、そこに何らかの"神秘"を内包せねばならない。
自然の雄大さに感動しながら人海戦術を使い、リズは工房を探す。
「……。…………あれ?」
何人かは戻ってきてコタツに潜り始めた。
さむいさむい。うーさむい。
仕方ないね、こんなに寒いんだからちょっとぐらい暖まっても!!
「コラー!! ボクだって寒いんだぞー!!」
追い散らかしながら全くもう、と呟く。
そんな彼らを夜空の星々は見守り続ける。
その意思、その祈り、その願い、その想い、その夢。
全てを内包し、束ねた意思の総称。
人、それを希望と呼んだ。
希望を束ねた星の剣。
星の剣の物語。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 冒険
『ザ・ローリングスティールボール』
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POW : 自慢の肉体で鉄球を受け止めたり破壊する
SPD : 自慢の動体視力で鉄球の動きを予測し回避する
WIZ : 自慢の頭脳で避難場所を見つけたり鉄球のトラップを解除する
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●スティール・ボール、走る。
氷に閉ざされた大地。
遺跡と化した工房跡地。
それを見つけた猟兵たちは調査を始める。
星の剣の物語。
それを追うために。
追うために。
だが。
だがしかし。
君たちに迫るのは無数の鉄球。
これぞ、スティール・ボール・ランだァァァァァァァァ――――!!
なんでこんなもん工房に仕込みやがった工房主!!
当たればほぼ必殺のこの一撃!!
一般人が訪れたらミンチが量産される事間違いないぜ!!
ギャグ漫画ならぺらぺらになった後空気送り込めば蘇るけどな!!
現実はそうではないと言う事を思い知るがいい――――!!
――――最も猟兵は一般人ではない。
なあに、大丈夫だ。轢かれても死なないって。
信楽・黒鴉
SPD
飛んでくる鉄球の軌跡を【見切り】、余裕をとって【残像】を残すほどの速度で【ダッシュ】しながら悠々と回避していく。避けきれないものについては【カウンター】で繰り出す抜刀術にて両断し、やり過ごす。
「……オイオイオイ。ありゃあ何かと思えば、冗談じゃねーですよ。こちとら、ンなとこで熨斗烏賊になる趣味はねーんですわ」
「ま、こんくらいの障害がなきゃ、お宝の有り難みも薄れちまうかな。あると決まったワケじゃねーが……ちょっとは期待出来そうじゃねーか。ヒャハハハハ!!」
アドリブ 改変 他、諸々歓迎です。
上記セリフは他の人の目につかないところで言っているイメージ。
緋神・美麗
遺跡が見つかったと思ったら鉄球でお出迎えっておかしくない?工房成分何処行ったの?あぁもう、鉄球なんかで私を潰せるなんて思わない事ね。
サイコキネシスで鉄球の軌道を曲げて事なきを得る
さて、それじゃ改めて調査するとしましょうか。
オリヴィア・ローゼンタール
あら、あらあら、これはまた盛大な
侵入者へのトラップがあるということは、やはり何かを隠しているということでしょうか?
とにかく対処しなければですね
ガントレットとグリーブに【オーラ防御】を纏う
あるものは殴りつけたり蹴り飛ばしたりして粉砕し(【怪力】【グラップル】【踏みつけ】【鎧砕き】)、
あるものは軌道を【見切り】、受け止めて(【気合い】【武器受け】)投げ飛ばし(【投擲】)、他の鉄球にぶつけて相殺
犠牲者をゾンビ化させて襲わせたりしない分、良心的なトラップですね
単なる鉄球が相手なら気楽なものです
潰されそうな方がいれば、駆け寄って【無敵城砦】を発動して庇います
大丈夫ですか?
前線の方はお任せください
●インディアナ・ジョーンズ
「……オイオイオイ、ありゃあ何かと思えば冗談じゃねーですよ。こちとら、ンなとこで熨斗烏賊になる趣味はねーんですわ」
悪態をつきながら信楽・黒鴉(魔剣死蔵家(ソードストッカー)・f14026)は疾駆する。
飛んでくる鉄球、それを見切る。
踏み込んだ速度、正に疾風、残像すら残していく。
傍目から見れば残像が鉄球に轢かれているので、犠牲者になってる感はあるが。
「ま、こんくらいの障害がなきゃ、お宝の有り難みも薄れちまうかな。あると決まったワケじゃねーが……ちょっとは期待出来そうじゃねーか」
笑いながら、眼前に迫る鉄球を一閃、無造作に切り分けられる。
慇懃無礼な態度を他の猟兵たちからは隠しながら黒鴉は疾駆、疾駆、疾駆。
残像がうぼぁ、ぐべぁ、ごぱぁ、と言って散っていく。
……待って? 君たち残像だよね?
「……なんだって残像は鳴いてンだ?」
それだけが気がかりな黒鴉は進んでいく。
鉄球はごろごろと転がり続ける。
転がり続ける。
転がり続ける。
「あ~、もうっ!!」
緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)が叫んだ。
遺跡が見つかった、だから入った。
当然だ、そういう依頼なのだから。
しかし入ってみれば鉄球の五月雨射ちのスティール・ボール・ランである。
「工房成分何処行ったの?!」
これではまるでインディアナ・ジョーンズだ。
鉄球の軌道を念力で無理やり捻じ曲げていく。
ごろごろ、とあらぬ方向に転がり別の鉄球にぶち当たり砕け散る。
「鉄球なんかで私を潰せるなんて思わない事ね」
さらに迫り来る鉄球をサイコキネシスでぐねん、と変える。
形状がU字になって別な所に飛んでいった。
「なんで?!」
美麗は謎の現象に叫んでいた。
「これはまた盛大な」
あらあら、と言いながらオリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)は歩む。
ガントレットとグリーヴ、それに膨大な闘気が収束する。
本来防御の為の手段だが、これのちょっとした応用で、これは武器にもなる。
名付けてオーラバトラーである。なんとかバインかな?
迫りくる鉄球にオリヴィアはその拳を振りかざし叩きつける。
オーラによって高められた莫大な膂力が余す事なく浸透し、砕け散る。
迫りくる鉄球にオリヴィアはその掌を向け受け止める。
受け止めた鉄球を握り込めば、めりめりめりめり、と言う音をあげその表面が手の形にへしゃげていく。
持ち上げて相手のボール(鉄球)にシューッ!! 超エキサイティンッ!!
迫りくる鉄球にオリヴィアはその美しいおみ足を振りかざし、蹴りつける。
オーラを纏った蹴撃は鉄球を粉砕し打ち砕き瓦礫とする。
「犠牲者をゾンビ化させて襲わせたりしない分、良心的なトラップですね」
単なる鉄球が相手なら気楽なものです、とのほほんと物申した。
このシスター、只者ではない……。
と言うかやり方が物理過ぎる……。
がっしゃんがっしゃん砕く音を響かせながら猟兵たちは突き進む。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ステラ・アルゲン
【ヤド箱】
あーうん、知ってます。よくダンジョンのトラップで見るやつですよね。主もこのトラップをなんとかしていた気がします。(曖昧な記憶)
さて、鉄球が動くならば止めてしまえばいい
【凍星の剣】にて氷【属性攻撃】による【衝撃波】の【なぎ払い】を鉄球に放ち、氷漬けにして動きを止めます
氷の威力が足りないなら【高速詠唱】の【2回攻撃】を追加しておきましょう
動きさえ止めてしまえばその道は安全になる。
もしも当たりそうになるなら【ダッシュ】で駆け抜け避けましょう。
こういうトラップがあるということは、この先はよっぽど守りたかった場所だと思いませんか?
(アドリブOK)
ファン・ティンタン
【POW】インディなァ、ジョーンズがァ、工房跡地ィ!
【ヤド箱】で参加
(てーてれってーん!てーっててーん!てーてれってーん!てっててーてーてーんっ!)
何だろう、この、心の奥底から流れ出でるメロディーは…
てか、そんなこと気にしてる場合じゃ無いよね
割と危険な状況だよ、コレ
ステラ…あれ、ステラ?
鉄球が転がる様子を見て素早く【刀心習合】を発動
大体の鉄球はその動きを【見切り】回避するも、この数、全て避けきるのは至難だろう(逆ギャグ補正)
であれば、この身を刃としてその鈍色の巨塊を捌くしかない(確信)
いくよ―――私は一振りの刀、有象無象を殴り斬り蹴り断つ
※展開はMS任せ
尚、仮に潰されても刀が無事なら何とかなる
●インディなァッ!! ジョーンズがァッ!! 工房跡地ィッ!!
説明!! これがビシバシ以下略である!!
「あーうん、知ってます。よくダンジョンのトラップで見る奴ですよね」
主もこのトラップをなんとかしていた気がします。
うんうん、と頷くステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)。うん、それもダンジョンだね。
本当か? その記憶本当か? 曖昧な記憶を思い返すステラ・アルゲン。
「さて、鉄球が動くならば止めてしまえばいい」
「割と危険な状況だよ、コレ。ステラ……。……ステラ?」
自らの相棒が剣身から凍てつく波動をほとばしらせ始めたのを見るファン・ティンタン(天津華・f07547)。
まさか、全てを凍らせようと言うの?! この状況で?!
放たれた冷気の衝撃が大地を走る。
鉄球は――――凍らない!!
「なにィッ!?」
「ステラ、よく考えて!!」
――――ここ、氷の大地。
はっ、なんてことだ。
そういえば凍りついた環境だった。
そんな最中でも可動しているこいつら、環境耐性がついているに間違いない。
ごろごろと迫り来る鉄球をダッシュして回避するステラ・アルゲン。
「ファン殿、無事……」
べしゃー、と言う音と共にファン・ティンタンが鉄球に消える。
「ファン殿ぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーッ!?」
ぺらぺらになったファン・ティンタンに空気を送り込む。
元に戻った。
元に戻っていいのか、いいのだ。
「……よくもやってくれたね」
ぺらぺらにされた恨みは忘れない。
その恨みは今ここで晴らす。
自らの身を刃に変えて、これぞ心刃合一。
振るう刃は得物を選ばず、自らの身体をも刃金に落とす。
剣と為して刃と化す。
「――――刀心習合」
放った拳はただの無造作な横薙ぎ。
絶妙なる冴え渡りを見せて放たれたソレは鉄球を斬鉄する。
「なるほど、なれば」
凍てついた波動を放つ氷の剣。
抜けば玉散る氷の刃、放たれた凍てつく斬撃。
凍らせる事は出来ずとも、分かつ事は容易な斬撃。
鉄球を切り開き、二人の剣は進んでいく。
「こういうトラップがあると言う事は、この先はよっぽど護りたかった場所だと思いませんか?」
そう、かたわらのファンにステラは語りながら進む。
だが、彼女の心の奥底では壮大に流れるBGMがあった。
インディアナ・ジョーンズ。彼女たちの冒険は続く。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ゼット・ドラグ
「こっちに来るなよこっちに来るなよこっちに来るなよこっちに来るなよ」
フリじゃないぞ。
【ワンダレイ】で参加。
鉄球の対処は二人に任せて、俺は・・・あれ?やる事無い?
ならば、二人の応援をするしかないな!
「頑張れ山鹿市!力の限りぶち抜いてやれ!」
「負けるなネージュ!俺達の未来は明るいぞ!」
とめっちゃうるさくて暑苦しい声援を送りつつ、気づいたら鉄球に顔がめり込んでどこか遠くへ流されてる。
持っててよかった、リヴァイヴモード。動画撮影されてたらCM作れたな!
いや、ギャグをしに来たんじゃないんだが。どうしてこうなった。
ネージュ・ローラン
【ワンダレイ】で参加。
何ですかこの仕掛けは。
いちいち逃げていてはキリがありませんね。
仲間に壁をぶち抜いてもらっている間に【高速詠唱】の精霊魔法で氷の壁を作ります。
空いた穴へと誘導するレーンにしましょう。
あとは衝撃で氷の壁が破壊されないように補強しながら鉄球が過ぎ去るのを待ちます。
これで安心ですね。
あれ?ゼットさんは?
山鹿市・かさみ
【ワンダレイ】で参加ッス。
こういうのどっかの映画で見たッスね。冒険映画的なので。
・・・いや、バカなんじゃないッス?
何を思ってこんな仕掛けを・・・ていうかバカなんじゃないッス?
ああもう面倒くさい!面倒くさいし邪魔くさいので一気に撤去するッスよ!
とりあえず外から順番に拳で壁をぶち抜いて、
ネージュ先輩の氷壁や鉄球の横から拳や蹴りで軌道を修正、
外に鉄球が出ていくようにするッス。ごろごろー。
全部は無理かもッスけどどうしても回避しきれないものは処理していきたいッスね。
もちろんほかの皆が轢かれないように気を付けて軌道を選ぶッス。
・・・ところでゼット先輩どこ行ったッス?サボリとは感心しないッスね、まったく。
●ゼット死す、だが第二、第三のゼットが
「こっちに来るなよこっちに来るなよこっちに来るなよこっちに来るなよ」
ゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)は念仏のように唱えていた。
そして、伴っていた女性陣二人を前にしていた。
ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)は氷の壁を高速で詠唱に張り巡らせる。
それは鉄球をルートを変える為の通路。
「こういうのどっかの映画で見たッスね。冒険映画的なので」
山鹿市・かさみ(大音帝ヤカマシャー・f01162)は懐かしいなーと思う。
「……いや、バカなんじゃないッス? 何を思ってこんな仕掛けを……っていうかバカなんじゃないッス?!」
面倒な状況を作りやがってこんちくしょう、と最早いない工房主にかさみは叫びながら壁を拳で撃ち抜いた。
そして出来上がった壁穴目掛け、ネージュ・ローランが鉄球を導く。
それた鉄球もかさみが拳で無理やり壁に押し込んだ。
鉄球を相手のゴールにシュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!! 超エキサイティンッ!!
だが、彼女たち二人では対処しきれないものも当然出てくる。
「頑張れ山鹿市!! 力の限りぶち抜いてやれ!!」
「負けるなネージュ!! 俺達の未来は明るいぞ!!」
応援するだけして何もしていない男がいた。
そんな男に鉄球は迫っていた。
「何ぃぃぃぃぃぃッ!? アウトコースから強引に抜きにかかりやがっただとぉッ!?」
豆腐店とペイントが施された鉄球がアウトコースから無理やりインコースにいた鉄球を追い抜かした。
それはそのままギャリリリリリッ、と言う音をあげドリフト。
鉄球あらざるルートをコースに刻みながらゼット・ドラグにめりこんだ。
「ぐぼぁッ!?」
ゼット、死す!!
だが彼は死なない。ドラゴンの呪いにより何度でも復活し、何度でも強くなる。
お前はサイヤ人か何かか。
「持っててよかった、リヴァイヴモードッ!!」
むくり、起き上がる。
鉄球の上面部分が展開し、出てきたのはブーストポッド。
――――サイバーでフォーミュラーな気分だぜ!!
ブーストポッド、点火、超加速!!
加速した鉄球はゼット・ドラグにぶち当たる!! ホール・イン・ワンッ!!
「げぼぁッ?!」
ゼット死す!!
だが彼は死なない。ドラゴンの呪いにより何度でも復活し、何度でも強くなる。
「動画撮影されてたらCM作れたな!!」
ひゅるるるるるるるるるるる……と言う音が響く。
「あん?」
ゼットが上を見ればそこには迫る鉄球。ドッスンか何かかよ。
ぷちっ☆ と言う音が響き潰されるゼット。
「……あれ? ゼットさんは?」
「ゼット先輩どこ行ったッス? サボリとは感心しないッスね……」
潰されている事に気づかない女性陣二人。
彼女たちが視線を迫りくる鉄球に戻した頃。
「いや……ギャグをしに来たんじゃないんだが。どうしてこうなった」
二度ある事は三度ある。ゼット死す。
だが彼は死なない。ドラゴンの呪いにより何度でも復活し、何度でも強くなる。
「あ、ゼットさん、戻ってきたんですね」
「あー!! ゼット先輩、サボリはよくないッスよ!!」
復活したゼットに気づいた二人。
おかえりなさい、とのんびり言うネージュに、サボリを咎めるかさみ。
「サボってねえよ!? 必死だったんだよ!!」
「嘘言ってないで手伝うッス!!」
ほんとだってば、と言うゼット。うん、三回ぐらい死んだからね。
必死(かならずしぬ)と言うのは事実だ。蘇ってるだけで。
こうしてネージュとかさみが鉄球を防ぎながら。
時折異常機動を見せる鉄球にゼットが死ぬ。
それを繰り返しながら彼らは進んだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リズ・ルシーズ
他の猟兵との連携&アドリブ歓迎
【SPD】
ジョジョ、ジョーンズ?何を言ってるかボクも分からないよ!
【逃げ足】を生かして、通路を駆けていくよ!こんな仕掛け、工房主の人何考えてたんだろ。
逃げ回りながら【情報収集】して、鉄球のルートを【見切り】ながら【地形の利用】をして【時間稼ぎ】するよ!
あ、うん、これは絶対絶命かな
【リクリエイト】で壁面を通路に複製して、鉄球の進路を妨害しつつ、どうしようもなくなったら、手からワイヤーを出して【ロープワーク】と【空中戦】を使って天井にぶら下がってやり過ごそうかな。
もうちょっと限度考えてよ!工房も傷んじゃうよね?!
クネウス・ウィギンシティ
リズ(11009)と参加
アドリブ&絡み歓迎
「鍛治師もエンジニアですので、技術の悪用の可能性を懸念したのでしょう。エンジニアなら良くあることです」
【SPD】空中をレベル回ジャンプする
●回避
【メカニック】である自分は想像する。
「実際問題、エンジニアはバックドアしかり自分専用の裏口を用意するものですが………鍛治師ならこのぐらい『切っていた』のでしょうね」
「残念ながら、慣れていないので『上』に活路を見出しますか」
上下左右通路分ピッタリの鉄球単品ではなく、無数の鉄球が迫る以上、スペースがあるはず。【スナイパー】として高い【視力】を生かしてそれを探す。
後は天井にパイルバンカーを撃って体を固定します。
●鉄球の遺跡
「ジョジョ、ジョーンズ? 何言ってるかボクも分からないよ!!」
スティール・ボール・ラン。
ジョジョなのか、あるいはインディアナ・ジョーンズなのか。
それを知るものは誰もいない。
リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は速攻逃げた。
逃げ足を生かして逃げた。
こんな仕掛けを考える工房主の頭を疑った。
鉄球のルートを見切り、地形を利用し、時間を稼ぐ。
……稼いで何の意味があるのだろう? 鉄球は常に迫りくる。
なんかドリフトしてるし。
なんか雷の形にコーナー刻むし。
「絶対この鉄球なんかおかしいよねぇ?!」
普通ではない。
なんかブーストポッド持ってるのいるし。
「エンジニアならよくある事です」
きっと技術の悪用の可能性を懸念したのでしょう、クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は語った。
それにしたってこれはないのではないだろうか。
リズ・ルシーズは思った。そりゃあ思う。誰だって思う。
「実際問題、エンジニアはバックドアしかり自分専用の裏口を用意するものですが……」
鍛冶師ならこのぐらい斬っていたのでしょうね、と言う。
そんな鍛冶師早々にいないと思われる。
と言うか彼のエンジニアのハードル高すぎない?
「それよりこれどうするのぉ!!」
異常なルートを刻みながら迫りくる鉄球を前にリズは叫んだ。
「残念ながら私達に残された道は一つです」
そう、それは――――上!!
無数に迫る鉄球、ならば、それはスペースが存在すると言う事他ならない!!
跳躍すると同時、わずかに存在するスペース目掛けパイルバンカーを突き立てる。
アンカーロック!!
刹那、クネウスは天井の人となる。文字通り。
それを見たリズもワイヤーを射出し、飛び上がりロープワークを駆使して天井に張り付いた。
ごろごろ、と転がる鉄球たち。
上から見てるとなんか異常なコースを刻む鉄球のキモさが際立つ。
やり過ごしては進み、やり過ごしては進み。
それを繰り返しながら猟兵たちは未知を進んでいった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『氷凝鳥』
|
POW : 爪の一撃
【非情に素早い突進からの爪】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 氷柱雨
レベル×5本の【氷】属性の【鋭利な結晶体】を放つ。
WIZ : 大空を舞う
【空高く飛ぶことで】対象の攻撃を予想し、回避する。
イラスト:玻楼兎
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●凍りついた工房
辿り着いた工房。
そこにはかつての名工の技が封じられていた。
まるで、全てを閉ざし、拒むように。
星の輝きを剣と変えた名工。
されど、その技を忌避したのか、あるいは思う所があったのか。
それは氷結した世界の一つとなって封じられていた。
火がいれられていたであろう炉も。
幾度となく鋼を打ち付けたであろう槌も。
材料となったであろう星のかけらも、鋼たちも。
火花を散らしたであろう金床も。
その全てが、まるで何もかもを拒むように氷結し、停止した世界の中に。
その最中を無数の凍れる鳥たちが征く。
彼らは、ただこの場を住処として選んだだけであろう。
少なくとも、この凍りついた墓場には彼らの気配はしない。
ちょうど、封じられ、停止したこの世界が住みやすかっただけだろう。
――――星の剣を鍛った名工は、この場を封じた。
その理由は分からない。
わかる事はここが封じられている事。
そして、縄張りを犯されたとキレている氷の鳥たちがいることだけだった。
信楽・黒鴉
POW
【殺気】を鋭敏に読み取ることで攻撃を【見切り】、すかさず【カウンター】。【盗み攻撃】の要領で、敵の爪そのものを利用したユーベルコードにより「相手自身」を切り刻ませ、【傷口をえぐる】。
「こりゃあまるで氷の棺だ。星の剣とやらも、案外ロクなもんじゃねーのかもなァ……」
「ま、肩透かし食らった八つ当たりをするようで悪ィが、てめーらは八つ裂きだ」
「どうせ焼き鳥にもなれそうにねェんだ。とりあえず羽でもムシってやんぜ、鳥公ども」
「ヒャハハハハハ!! いい爪してんじゃねェか! ちょっと貸してくれよな、具体的にはてめェがくたばるまでなァ!!」
アドリブ 改変 他猟兵さまとの絡み歓迎です。
オリヴィア・ローゼンタール
あら、怒らせてしまいましたね
……住処であれだけ大騒ぎすれば当然ですか
仕方がありません、オブリビオンではあるようですし、退治させていただきます
【トリニティ・エンハンス】【属性攻撃】で聖槍に炎の魔力を纏い攻撃力を増大
暖房代わりに使っていましたが、こちらが本来の用途
氷の身体ならば効果は覿面でしょう
突進からの爪撃を使うようですし、強化された【視力】で【見切り】、
【槍で受け】流し、【カウンター】を叩き込みましょう
堅牢な氷の結晶であろうと、炎熱を帯びた聖槍と私の膂力ならば貫けるハズです
なるべく工房は傷付けないように戦いましょう
あとで星の剣の秘密を探らなければなりませんしね
緋神・美麗
ようやく鉄球地帯を抜けたわね。あとはこの鳥たちを倒せばやっと調査ね。まずはさっさと倒しましょうか。
出力可変式極光砲を攻撃回数重視の散弾モードで使用し【誘導弾】【範囲攻撃】【衝撃波】で鳥たちを撃ち落とす
鳥を退治したら【視力】【第六感】【撮影】【情報収集】を駆使して何か手掛かりがないかを探す
●死すべし葬送の氷棺
「こりゃあまるで氷の棺だ。星の剣とやらも、案外ロクなもんじゃねーのかもなァ……」
凍りついて封印された鍛冶場。
何もかもを止めるような、刻すら止める場。
信楽・黒鴉(魔剣死蔵家(ソードストッカー)・f14026)はその惨状を見て呟いた。
「ようやく鉄球地帯を抜けたわね。あとはこの鳥たちを倒せばやっと調査ね。まずはさっさと倒しましょうか」
緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)の髪がサイキックエナジーで浮き上がる。
バヂッ、バヂッ、と何かを爆ぜる音が響き、雷撃が迸る球体を浮かび上がらせる。
「これが私の全力だーっ!!」
出力を可変させ放つ電磁球、『出力可変式極光砲(ヴァリアブル・ハイメガキャノン)』。
撃ち放てば超電磁球より無数の小電磁球が放たれ、この場を制圧するように撃ち穿つ。
無数の小さな電磁球自体も紫電を迸らせ、一種の蜘蛛の巣のようにも見える制圧電撃。
逃れる場もなく次々と凍れる鳥たちは地に墜ちていく。
その光景に怒りを声をあげ、元凶となった美麗に襲いかかろうとする凍れる鳥。
「あら、怒らせてしまいましたね」
オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)が炎を纏った槍でその突進を受け止め、いなした。
溢れる炎の魔力そのものだけで氷凝鳥は火傷を負ってしまう。
痛みからか、それとも怒りからか、また鳴き声をあげ、空を舞い突撃する。
いなし、隙を見ては炎の聖槍が突きこまれ、また一匹焼き鳥となっていく。
振るえば火の粉が舞い散り、燃え盛る炎の穂先が空気を焦がす。
また一匹、その炎に屈する者か、と爪を、嘴を突き立てようと突撃する。
「氷の身体ならば効果は覿面でしょう?」
炎の聖槍がその突撃に合わせるように突きこまれた。
ずぶり、と言う音と共に刃が氷の身体に突き刺さる。
突撃に対して合わせたが故にその威力は通常の刺突よりも遥かにあがっている。
さらに身体を焼く炎が氷凝鳥を苦しめる。
槍を払えばどさり、と言う音が響き、燃え盛る炎に苦しむ鳥一匹。
「どうせ焼き鳥にもなれそうにネェんだ。とりあえず羽でもムシってやんぜ、鳥公ども」
燃え盛る火を消そうともがく氷凝鳥にとどめを刺すは黒鴉。
そしてまた一匹、黒鴉へと突撃を行う無謀な氷凝鳥がいた。
「ヒャハハハハハハ!! いい爪してんじゃねェか!! ちょっと貸してくれよな!!」
その爪を受け流し、いなし、そして爪の攻撃の軌道をずらす。
軌道をずらした先には同胞であるはずの氷凝鳥。
凍れる爪が同胞の身体に食い込み、傷口を抉り、凍らせていく。
こんなはずでは、こんなことをしたかったのではない。
「――――具体的な期間言い忘れてたな。てめェがくたばるまでだよ」
仲間の身体に爪が食い込み、動けずもがく氷凝鳥の首を刎ねた。
有利なはずの三次元空間は、美麗の超電磁球が制圧した。
残るは突撃であるが、炎の聖槍使いと魔剣収蔵家はその卓越したカウンターで封じ込める。
氷凝鳥たちにはそれをどうにかする術はない。
じょじょに、その数を彼らは減らしていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
リズ・ルシーズ
クネウス(f02209)と連携、他の猟兵との連携&アドリブ歓迎だよ
【SPD】
クネウスの言葉に頷きつつ
でも、クネウス、例え火種だとしても使われない道具に意味なんて無いよね?
クネウスと一緒に距離を取って戦うよ!【地形を利用】して、30M以上の距離を取りつつ【スナイパー】として動くのが基本かな。余力があれば皆の【援護射撃】もするつもり
むぅ、数が多くてどうしても近付かれちゃうなら!行くよアラクノ!
【アラクノフォビア】を使って、自立型多脚機動砲台で戦うよ!粘着性の糸を吐き出して【時間稼ぎ】しつつ、砲台の光【属性攻撃】のレーザーの【一斉発射】をして攻撃だね
剣はあったけど、この子たちには悪い事しちゃったかな
クネウス・ウィギンシティ
リズ(11009)と参加
アドリブ&絡み歓迎
「産み出した技が争いに火種となるのを忌避したのでしょう…………」
【POW】
●戦闘
「ここは技術者の墓。故にアナタ達は不要です」
【スナイパー】として優れた【視力】を生かして、敵をギリギリまで引きつけます。
敵がPOW UC『爪の一撃』のために近づこうとしたタイミングで【零距離射撃】&【一斉射撃】で敵を一掃します。
「アームドフォート、フルチャージ。シュート!」
開放された光の本流は、光り輝く剣の如く敵を貫くでしょう。
●戦闘後
一礼して
「今、貴方の技が必要です。すいませんがお借りします」
「代わりと言っては何ですが」
私が打った剣を墓標代わりに氷に突き立てます。
●忌避された剣
「産み出した技が争いの火種となるのを忌避したのでしょう…………」
凍りついた氷棺を前にクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は呟いた。
決して曲がらず、毀れず、折れない星の剣。
それは即ち壊れず、いつまでも斬ることの出来る剣と言う事になる。
絶刀、あるいは天剣。
それほどの剣が宿敵たるを倒せばどうなるのか。
同じ同胞たる人にその切っ先が向くに決まっている。
故にこの場は封じられた。
「でも、クネウス。例え火種だとしても使われない道具に意味なんて無いよね?」
リズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)はクネウスの呟きに答えた。
今、一般に流通されている多くの技術とて、その根源は戦争にある。
誰かを助けるために作られた術は、より多くを殺す為に用いられた事もある。
皮肉なことだが、争いとは技術を練磨させていく側面があるのは歴史的に見ても紛れもない事実であった。
凍れる鳥が叫び、突撃をする。
ガァンッ、と言う鈍くも甲高い音が響き、凍れる鳥が突き刺さった。
「対局地戦想定特殊装甲コタツです」
こんな局地にあっても凍る事のないそのつややかな表面。
天板に凍れる鳥が突き刺さっていた。
びょんびょんびょん、と反動で上下に揺れる氷凝鳥。
「これよりここを塹壕とするよ!!」
リズが外部兵装をコールする。
大蜘蛛のような姿をした多脚機動砲台が電脳の空間を突き抜け顕現する。
コタツ天板とアラクノフォビア、双方が壁となり彼と彼女の盾となる。
光り輝く無数のレーザーが氷凝鳥を貫き蒸発させる。
高出力が故に高熱を持つそれは氷の結晶とも言える存在には大いに有効だった。
「ここは技術者(エンジニア)の墓。故にアナタ達は不要です」
アームドフォートが展開される。
無数の氷凝鳥がそれを防ごうと殺到するように飛びかかる。
しかし、一挙動遅かった。
砲口は光り輝き、すでに発射態勢。
「アームドフォート、フルチャージ。シュートッ!!」
無数の星を束ねたような閃光。
光の奔流はまるで星の剣の如く。
放たれた極光、阻める者などはありはしない。
膨大な熱量を帯びた極光の帯が氷凝鳥を影すら残さず焼き払う。
恐るべし熱量が凍れる氷棺の封印をゆっくりと焦がしていく。
氷凝鳥はその光景に恐怖を抱きながらも自らの縄張りを侵そうとする天敵に高く鳴いて答えてみせた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ステラ・アルゲン
【ヤド箱】ファンと参加
さて、この封じられた工房を調べなくてはなりません
星の剣を探すためにも……この鳥の群れを片付けようか!
真の姿を開放
今は亡き主の鎧を記憶から思い出し具現化させ、鎧を身に纏う
ファン、準備はいいな? その剣、お前なら上手く扱えると信じているぞ
もう氷は使わないさ。氷には炎だからな
【赤星の剣】を発動し剣身に【全力魔法】と【高速詠唱】にて炎【属性攻撃】を纏わせる
主の【戦闘知識】を用いた動きをして【2回攻撃】による炎の【衝撃波】を繰り出す
敵の動きをよく見て大技の予備動作を【見切り】、【武器受け】にて受け流すとしよう
私と同じ存在の剣の手がかり。見つかるとよいのだが……
ファン・ティンタン
【WIZ】SHiNY SWORD MY DiAMOND!
【ヤド箱】ステラと共闘
ステラの同胞を探すためにも……この鳥の群れを片付けるよ
ステラから譲り受けたこの【星影の魔剣】、今こそ使う刻だね
ステラ、準備はいいかな? 氷には炎、私は先の出来事で学んだからね
【精霊使役術式】を発動し魔剣の剣身に炎【属性攻撃】を纏わせる
星から生まれた魔剣の精よ、私に力を貸して頂戴
ステラとの付き合いから、【学習力】を発揮してその動きをトレースし、【2回攻撃】による火炎旋風を纏う斬撃を放つ
ここは工房、敵さんが高く空を飛んだところで、限度がある
【地形の利用】を考慮すれば、上空空間ごと焼き払えば回避だってそう簡単ではないよね?
●剣双つ。
「我が主よ……力を」
過去の果てに消えたる英雄であった者。
その主が纏っていた鎧と化すステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)。
「ファンよ、準備はいいな?」
「ステラ、準備はいいよ」
ファン・ティンタン(天津華・f07547)が振るうは影打ち。
星の剣、その影。流星の剣たる彼女の姉妹剣。
「氷には炎だからね?」
「もう氷は使わないさ。氷には炎だからな」
「私は先の出来事で学んだからね」
剣双つ。剣先を払えば、切っ先が地をひっかき火花が散る。
それを皮切りにしたが如く、剣身に渦巻くは焔の華。
燃え盛る剣は剣身を赤熱させていく。
されど、その剣は決して溶ける事はない。
星の剣、この地に降り立つまでにその身を赤く染めた。
それ故に熱に対しては膨大なまでの耐性を持つ。
そう、"そういう概念"を纏った神秘の刃。
故に燃え盛る炎に巻かれても、その身は決して朽ちる事はない。
氷凝鳥は無数の氷柱を降らせても、剣を払えば紅蓮が空を切り裂く。
炎の軌跡が奔り、氷柱は一瞬で溶解する。
「行くぞ!!」
ステラは自らの鎧に宿るかつての主の記憶に想いを馳せる。
彼の鎧を纏ったもの、追憶が彼女の身を走らせる。
振るった刃は炎の斬撃となり、虚空を走る。
灼熱の衝撃は氷凝鳥を焼き払い、焼き焦がす。
「行くよ」
隣を歩む騎士剣、彼女との出会いが、付き合いがファンも強くする。
彼女と学んだ多くの事がファンと言う剣にも強く焼き入れされている。
まるで双子の姉妹のように同じような動き。
だからこそ、彼女たちは互いが互い、どのように動くかも分かっている。
振るった刃が逆巻く炎の風となり、氷凝鳥を焼き焦がしていく。
ここは工房の中、空高く舞い上がる事は出来ず、限界高度と言うものが極端に低い。
故に逃げ場なく、炎の衝撃と焔の旋風が尽くこれを燃やし散らす。
氷凝鳥たちに逃げ場なく。ただ放たれる天敵たる炎の前に成す術もなく。
大成功
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ゼット・ドラグ
「やっと戦える・・・行くぞ、二人とも!」
【ワンダレイ】で参加。
連携攻撃のための準備。ネージュが狙ってる奴とは別個体に【ドラゴンチェイサー】と一緒に突撃、【一刀竜断 頭落とし】で頭ではなく、翼を切断する。
上手く翼を切り落とせたら【怪力】で翼を切断した本体をバットのような形状に変形させる。無理そうなら掻っ捌いてバットにしてやろう。
「準備は整った!行くぞ山鹿市!千本ノックだ!」
ネージュが動けなくしてくれた鳥達を山鹿市に向かってバットで打っていく
「また俺を殺そうとしてるな!?負けんぞ!」
バットが折れるまで鳥ボールを山鹿市に打ち込み続ける。打ち返されたら更に違う鳥ボールで打ち落とす。
何しに来たんだっけ。
ネージュ・ローラン
【ワンダレイ】で参加
オブリビオンを倒さないと調査も儘なりませんね。
空を飛ぶ相手は厄介ですが、まずはわたしに任せて下さい。
【銀雪の宝杖】を構え、【エレメンタル・ファンタジア】で攻撃します。
使用するのは氷属性のダウンバーストです。
【全力魔法】の【属性攻撃】【範囲攻撃】により回避できないほど広範囲の下降気流と共に氷塊を降らせ、敵を地上に叩き落とそうとします。
相手も氷ですが、更にその上から凍らないかと期待。
動きを封じたらあとは仲間が倒してくれるでしょう。
て、遊んでる!?
山鹿市・かさみ
【ワンダレイで参加】ッス。
戦闘ならお任せッスよー!大暴れしちゃるッス!
といっても最初のうちのカサミは二人が準備をしてくれるのを待つだけなんスけどね。
もちろん二人が囲まれたりしないように【ドドドガトリング】などで牽制射撃を行っていくッス。
ネージュ先輩が叩き落してゼット先輩が鳥を振り回せるようになれば重火器を放り出してゼット先輩が打ってくる鳥に向けて拳をブチ当てるッス。
キャッチしてアウトなんて生易しいことは言わないッス、鳥ボールなんて全部破砕してやるッスよ!
あ、でも野球ならバッターに当てたらアウトなんスよね?
ゼット先輩にブチ当てればいいッス?ならカサミのナックル(物理)ではじき返すッスよ!
●ゼットさんホームランダービー
「空を飛ぶ相手は厄介ですが、まずはわたしに任せてください」
ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)は銀雪の宝杖を構える。
魔法陣が足元に奔り、膨大な魔力が立ち上る。
全身全霊を込めた全力の魔法、選ぶはダウンバースト。凍れる絶対零度のダウンバースト。
発動、絶氷の吹き下ろしが荒れ狂い、氷擬鳥を撃ち墜とす。
荒れ狂う絶対零度の風が彼らを虚空にあげる事叶わず。
もがき苦しむ最中に一人の男が切り込んだ。
「やっと戦える……行くぞ、二人とも!!」
ゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)。すでにこの依頼で最低4回は死んだ男である。
生き返るからって扱いが酷いものである。なおその内の1回は女性陣の怒りのナックルである。
振るう刃は断頭の剣、竜の首を断つ無双の一撃【一刀竜断 頭落とし(いっとうりゅうだん・かぶとおとし)】。
されどそれは、頭を落とさず、剣が走るは翼目掛けて。
無塵の一撃の前に翼はなきが如く、空を舞う為の力は今失われた。
そして、ゼットはその剣をバットに切り替えた。……バット?!
「さあ、ゼットさんのホームランダービーだ!!」
デッデ、デデデデ、カーン。
打ったーこれは大きいー。
放たれた氷擬鳥、それが飛んでいった先。
「出番、来たッス!!」
山鹿市・かさみ(大音帝ヤカマシャー・f01162)が踏み込んだ。
「唸れ拳ッ!!」
かさみの機械心臓が激しく脈打つ。
その身体にありったけをこめる為に、それに必要な膨大な血を流す為に。
「轟け魂ッ!!」
かさみの魂が呼応する。
魂と言う概念がその声に呼応し、激しく燃え盛る。
「我が鳴らすは命の鼓動ッ!!」
森羅万象、天地合一。
すべての生命は数多の生命の為に。
打ち鳴らされた生命の鼓動は即ちは万物の一撃
「ひぃぃぃぃぃぃっさつッ!!」
撃ち放たれた拳。
森羅万象万物の鼓動、そのありったけをこめた一撃、正に必殺。
「ハートビートォッ!! ナアアアアアアアアアアアアックルゥッ!!」
拳とは思えぬ轟音を響かせ、放たれた拳、音速をも超える。
撃ち放たれたそれが大気を揺らし、衝撃を発し、空間を伝播し破壊を響かせる。
無数の氷擬鳥がその衝撃だけでやられていく。
拳を打ち込まれたそれそのものに至っては最早跡形すらない。
「せーんぱーい♪」
かさみが可愛らしくゼットを呼ぶ。
なんだ、と応える前にゼットは絶句した。
ゼットさんホームランダービーしていたらなんか無数の鳥ボールが絶対アウトなコースで無数に投げ返されていたのだ。
「また俺を殺そうとしてるな!? 負けんぞ!!」
絶殺アウトコースの鳥ボールをゼットはそのバットで叩き返す。
かさみが叩き返されたそれを拳で打ち返し、殺さんばかりの勢いで打ち返す。
「……遊んでる!?」
唯一輪に入れなかったネージュが叫んだ。
こうして、最終的にゼットが死に至るまで鳥ボールによるホームランダービーは続いた。
あいつ? ああ、死んだよ。甦ったけどな。
●凍れる星の棺
戦闘を終えた猟兵たちの前にあるものは、凍りついた星の工房。
残されていた古い日記に記された事。
竜によって妻子を失くした鍛冶師の記憶。
竜を殺す為に無双の剣を鍛った事。
それほどの名剣を為した理由――――。
――それは妻子への深い愛、そして、それを死へと追いやった自身への無念と。
――――深い、深い、竜への憎悪、それであった。
鍛ち終えて、何もかもを悟った彼が選んだ道は――――眼の前の光景を見れば言うまでになかった。
大成功
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