UC：【｜狂劇ノ舞《キョウゲキノマイ》】
元UC：ビーストクラッシュ
エンドブレイカー POW No.2312
【狂劇ノ舞】 《キョウゲキノマイ》
『もっと見せて？ あなたの泣き叫ぶ顔を♪』
自身の【持つナイフと鋼糸】を【使っている間、敵の痛覚を過鋭敏】化して攻撃し、ダメージと【部位破壊、発狂】の状態異常を与える。
敵の痛覚を過剰に鋭敏化させて、攻撃しながら四肢切断などの部位破壊と、強烈な痛みによる発狂の効果を持つUCです。
コノネ様のUCがSPD多めだったことも踏まえ、POWで判定できるこちらとなりました。
描写例をここにおいておきます。
人型のボス敵と戦っているシーンを想像していただければ幸いです。
コノネのナイフが怪しく光る。
だが、敵とてそんなことはわかっている。わかっているが、今もまたその俊敏な動きを目で追うこともできず、簡単に背後に回られてしまう。
──ナイフは小さい。致命傷だけ避ければ、大した問題には…！
そうして身を捩った敵は、思惑通りというべきか、心臓を狙って突き出されたナイフを肩口で受ける。
だが、その敵の口から漏れ出た言葉は絶叫だった。
この程度の手傷、経験が無いということはありえない。痛みも問題なく耐えられるはずだった。
だが、これはなんだ？
身を刻むような鋭い痛み、そう形容するのも生易しいほどの圧倒的な“痛み”が敵の体を蹂躙する。
『もっと見せて？ あなたの泣き叫ぶ顔を♪』
コノネが耳元でそう囁いた。
それに反応して武器を振るうが、痛みに引きずられて思うような鋭さが出ない。
それどころか、思わずもう片方の手で肩口を押さえてしまう。
「一体、何が…」
「足りないよ？ まだ、もっと、ずっと、あそぼ？」
少女が無邪気に舞い踊る。
くるりと回転するたびに、鮮烈な血華が咲いて、散っていく。
何とか少女を視界に捉えようと視線を正面に上げると、そこにはにっこりと微笑む少女の顔が。そして、左腕に、想像を絶する激痛が走る。
見るのが、怖かった。
先ほどの何倍か、いや、そんなレベルではない痛み。
だが見ないわけにはいかなかった。
恐る恐る視界を向けると、そこに左腕などなかった。
ただあるのはどくどくと流れ出る自らの血液のみ。
放置しても、出血多量で死ぬだろうことは、容易に想像できた。
「えへへ、その顔、もっと見せてよ♪」
だが、いくら苦しんだところで、目の前の悪魔は赦してくれる筈もなく。
死という救済は、まだ来ない。
永劫のように感じるこの遊びが終わるまでは。
成功
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