ヒーローの正体はオブリビオン!?
●たとえオブリビオンでも遅刻はしないようにね!
キマイラフューチャーのとあるショッピングセンターの屋上で、ヒーローショーが行われようとしていた。多くのキマイラの子供たちが今か今かとショーが始まるのを楽しみに待っていた。それがオブリビオンによる策略とも知らずに。これはオブリビオンによる恐ろしい策略であった。ヒーローショーに見せかけて、そのヒーローと共にキマイラたちを一斉に始末してしまおうというもの。ヒーロー役のオブリビオンが暴れることで、子供たちの夢を破壊してしまおうという狙いもあるのだ。そんな恐ろしい計画が……なぜか公演時間ギリギリになっても始まろうとしてなかった。
「あの子いつになったら来るんだ、ショー五分前だぞ!!」
「もうこのまま襲う?」
「だめだ!それでは効果が半減以下になってしまう!どうしたもんか……」
なんと開演五分前になっても、肝心要のヒーロー役オブリビオンが遅刻していて現れないのだ。これにはオブリビオンたちも大いに困ってしまった。このままでは計画は派手に頓挫してしまう。苦しみの中、ボス怪人役のオブリビオンは天を仰いで叫ぶのであった。
「この際、誰でもいいからヒーロー来てくれぇ!!」
●楽しいショーを続けるためにも!
「というわけで手伝いに行こうか」
そう、グリモア猟兵のステラ・ハシュマールは皆に伝えた。要はヒーローショーの話をそのまましてしまおうというのである。そうすれば、キマイラたちはせっかくのヒーローショがつぶれずに済むし、猟兵の評価も上がるという、一石二鳥というわけである。もちろん本当に危なくなったら、観客は避難させるが。
「できるだけヒーローショーである様に見せてほしいな。キマイラたちには楽しんでいってほしいし」
そうハシュマールは改めて全員に伝え、備考としてもう一つ言葉にした。あくまでヒーローショーとして魅せるため、技はなるべく派手で、それでいて無差別でないものがいいらしい。
「無差別だと、観客に当たる可能性があるからね。それじゃあみんな頑張ってひヒーローやってきてね!」
そういって、ハシュマールは手を振り、猟兵たちを見送るのであった。
しじる
どうも初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは、しじるでございます。
最近のヒーローショーのクオリティーってすごいですよね。CCなしの舞台装置のみであそこまでできるんだなと、一種の職人芸のようなものを感じずにはいられませんでした。
というわけで皆さんにはヒーローショーをやっていただきます。ど派手に決めれば決めるほど観客のボルテージが上がるので、派手な技で怪人たちを蹴散らしましょう!ボルテージが高いほど、後半のボス戦でプレイングボーナスが付きやすいです。
その変わり、観客に被害が出そうなユーベルコードは気を付けて使用してください。とくに無差別系は慎重に。
それでは皆さんのカッコイイプレイング、お待ちしております!
第1章 集団戦
『働き蜂戦闘員』
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POW : 御槍奉公
【槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 飛行モード
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
WIZ : 数で圧す
自身が戦闘で瀕死になると【さらなる増援】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
禮紫亜・慧恋
【SPD】
<絡み・アレンジOK>
『セイ研』のメンバーと共に戦う
会場の一番高いところから、真紅のマントと蒼く長いマフラーをなびかせ腕組みしながら高らかに宣言
「『輝くブルマは正義の印!スーパーブルマカイザー推参!』正義は勝つ!このスーパーブルマカイザーが相手だっ!!とーぅ!」
と、やっぱりマントとマフラーを盛大になびかせて会場に着地(スーパーマン着地の態勢)
同じ旅団の頼もしく頼れる仲間に背中を預けながら戦闘
格闘では自慢の技能の怪力でちぎっては投げちぎっては投げ
飛行モードの敵を視やり
「敵は絶対逃さないよ!!」
と必殺の目から真紅と蒼いビーム(スーパーブルマカイザーヒートビームアイヴィジョン)で撃ち落とす
アーサー・ツヴァイク
※アドリブ歓迎
【セイ研】のメンバーと共闘するぜ!
そこまでだ、頭蜂野郎! お前らの野望は…俺たちが打ち砕く!!
良い感じに高い所に陣取って登場。啖呵を切ったらステージに降りて構えを取るぜ!
ついでにステージの後方にライドランを待機させ、俺達の着地に合わせて槍に変形。地面に刺されば【エクスプローシブ・ドラゴンライド】で爆発を演出だ!
ヒーローの登場シーンには爆発がないとな!
戦闘になったらバイクに戻ったライドランを呼び寄せ、【騎乗】しながら戦うぜ! バイクアクションも見たいだろ?
子供たちに手を出そうとする輩はバスターホーンの【盾受け】で防御しつつ、レイシューターのフルパワーで蜂野郎をまとめてぶっ飛ばす!
ヒルダ・ナインハルテン
【WIZ】(『セイ研』のメンバーと共に戦う)
ヒーローショーを邪魔しようなんて不届き者達ですわね!許せませんわ!
チームの皆と会場の一番高いところから
「お待ちなさいそこの悪党ども!この神官騎士ヒルダが女神に代わって成敗してくれますわ!」
と華麗に登場しますわ!
私は他の方の援護に回りますわね。【盾受け】で【かばう】ことで他の方の攻撃チャンスを作ってやりましてよ!
それと相手は瀕死になると増援を呼ぶようですわね。数で攻められるのは面倒ですしその増援●シールドリフレクトで阻止させてもらいましてよ!
召喚を阻止出来れば流れもこちらへ一気に傾くはずですわ!
(アドリブ大歓迎です!)
待てども待てども一向に来ないヒーロー役、流石にもう待てない。公演を始めずそのまま襲おうか、そう考えたその時。
「そこまでだ、頭蜂野郎!」
「正義は勝つ!」
「私たち【セイ研】が、女神にかわって成敗してくれますわ!」
会場の一番高い場所から声が響く。誰だ誰だと観客が期待を持って見てみればそこに立つ三つの影。【禮紫亜・慧恋】【アーサー・ツヴァイク】【ヒルダ・ナインハルテン】、三人はそれぞれ実に特撮戦隊ヒーローもののようなポーズをした後、高台から同時に体を回転させて飛び降りる。と、同時にその後方が派手に爆発した。それを見た怪人たちは直感した。彼らがヒーロをやってくれるのだと。同時に計画を妨害しに来たのだと。
「ふふふふ、そうはさせんぞ猟兵め!行け、働き蜂戦闘員!私の手をわずらわせるな!」
「アイアイサー!!」
威勢よく叫び、戦闘員たちが三人に襲いがかりに行く。まず襲ったのは禮紫亜だった。空中から飛び掛かり、数の暴力で彼女を押しつぶそうとする。そう簡単に押しつぶされてたまるかと、禮紫亜も宙へと飛び、怪力を活かした格闘を仕掛ける。その度にまとったマントとマフラーが翻り、その姿を雄々しく見せる。拳が、蹴りが、戦闘員にめり込み痛烈な打撃を与える。それでもしぶとく頭上を取り、沈めようとするが、そうは問屋が卸さない。
「敵は絶対逃さないよ!!」
ユーベルコード【スーパーブルマカイザーヒートビームアイヴィジョン】が炸裂し、目から青と赤のビームが戦闘員を焼き払う。
「ビームだ、すごぉい!!」
子供たちも盛り上がり、会場が湧き立つ。合わせるように、地上で戦うツヴァイクとナインハルテン。ツヴァイクのこぼれ球を片付け、背面から攻撃されそうなときかばっていたナインハルテンだったが、ここで一つ気づく。敵の数が妙に増えている。そう、この戦闘員瀕死になると増援を呼ぶのだ。それに気づいた彼女は、ユーベルコード【シールドリフレクト】を発動。聖なる力を纏った盾によるガードをしつつ、なんと戦闘員に突撃。シールドバッシュである。瀕死で増援を呼ぶのに必死だった戦闘員は見事に轢かれて舞台の端まで吹き飛ばされて、あわれ戦闘不能。
「どんなもんですの!」
「ナイスだぜヒルダ!それじゃあ締めに入るかぁ!」
ツヴァイクはそう叫ぶと、最初に槍に変形させていたライドランを元に戻し騎乗する。颯爽としたバイクアクションが公開され、場が沸き上がる。爆音を鳴らし、バイクが派手に決して広いとは言えない舞台の上を縦横無尽に走り回る。戦闘員たちが轢かれ飛ばされ、悲鳴を上げた。
「これで終わりだ。レイシューター・フルバァァァァァスト!!」
最後に高らかに叫んだ必殺技名と共に、最大出力の射撃が行われ、戦闘員たちが木の葉を散らすように吹き飛んでいく。その様は見てて爽快そのもの。この三人【セイ研】の活躍によって、戦闘員たちはその数を大きく減らすことになった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
数宮・多喜
【改変・連携大歓迎】
へへっ、ヒーローは遅れてやってくる、ってね!
カブをヒーローっぽく変形(『変装』)させて颯爽登場!
マシン好きの観客の目を釘付けさ!
二人乗りしたい奴がいたら、一緒に出ようじゃねぇの!
まぁ、ステージ上だとバイクでやれるのは
戦闘員を散らすために曲乗りで走り回る程度だろうねぇ。
それだけでも十分。
カブに乗ってきたのは、本当は【熱線銃作成】の為さ!
目にも止まらぬ早業でメーザーガンを構え、
空中に逃げた戦闘員どもを撃ち落とすよ!
いつもは一丁だけど、今日は大盤振る舞いで二丁持ち!
他の猟兵の隙をなくすように『援護射撃』でサポートさ。
【セイ研】に遅れてやってくるのはヒーローチックな見た目をしたバイク。それが高台から轟音と共に舞台へと飛び降り、曲芸じみた走り方で戦闘員たちを次々となぎ倒していく。そのバイクに乗っているのは【数宮・多喜】だ。
「ヒーローは遅れてやってくる、ってね!」
即座にユーベルコード【熱線銃作成(メーザークラフト)】を発動させて、熱線銃を生み出していく。その数は二つ、いつもの倍である。
「さあいくぜ!」
本当はほかの猟兵の援護もする予定だったが、全員そこまで苦戦もしていないので、自分の相手だけ狙う。さっと熱線銃を構えて矢継ぎ早にトリガーを引く。銃口から熱線が打ち出されて、戦闘員たちを打ち抜いていく。それは空中にいても変わらず。次々と、まるで飛ぶ鳥を落とす勢いで撃墜していく。何より戦闘員たちは蜂である。熱は大の苦手であった、ゆえにこの攻撃は非常によく効いた。銃さばきとバイクアクション。この二つが会場を盛り上がらせ、戦闘員の数も減らすことに成功した。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
アドリブ大歓迎
ちょーっとまったあー!【マイクパフォーマンスで視線を誘惑】
【投擲・早業・念動力・パフォ】
手持ちのトランプを敵に投擲、格好良く切りつけて空から登場
ヒーロー名とか決まってたらマイクで名乗りを上げる
これ以上の好き勝手は許さないぜ、【敵名】!
やっぱ近接格闘は醍醐味だよねー!
光の鎖で【武器受け】から【カウンター】狙っていくよ!
【第六感】【見切り】【スライディング】【ダッシュ】で格好良く避けていこう
【オーラ防御】もここ一番で使用!
増援呼ばせない程度のHP管理しつつ
一旦離れてフィニッシュは飛んでいったトランプが【UC発動】
マーガレットの嵐になって襲いかかるよ
天使の羽がふわり
格好つくかな?
「ちょーっとまったあー!」
怪人と猟兵の大乱闘のさなかに投げ込まれる一枚のトランプ。それはピシッと戦闘員の足元に突き刺さる。動揺し、誰だと叫ぶ戦闘員たちに答えるように、彼女は高らかに叫んだ。
「これ以上の好き勝手は許さないぜ、怪人!この【鈴木・志乃】が相手だ!」
颯爽と空から飛び、ステージに降り立つ鈴木。加齢に着地し、流れるように戦闘員たちに鎖を放つ。戦闘員たちの拳や槍をすり抜け、鎖はカウンターとして重い一撃を与えていく。たとえ後ろからの攻撃でも、持ち前の第六感が攻撃を判別して回避する。
「さあこれで終わり!また、海で会う日まで!」
それはユーベルコード【真実の愛(サガシモノ)】の詠唱。最初に投げたトランプが白いマーガレットの花びらに代わって、戦闘員たちを切り刻む。それはまさにシロの旋風。天使の羽が舞い上がり、ステージのそこら中から観客の歓声が沸き上がり、美しき殺陣の舞は、観客たちを大いに興奮させた。
成功
🔵🔵🔴
リーファ・レイウォール
大丈夫。制御はするわ。
だから、思いっきり蹴散らしてあげる
【高速詠唱】と【全力魔法】でユーベルコードを発動しての【先制攻撃】
「うん。戦闘員ごときに名乗る名前はないのよ。ごめんなさいね」
そんなことを言いながらバチバチと音を立てる雷の槍を戦闘員たちに嗾けるわ
えぇ、もちろん【串刺し】にして【傷口をえぐる】わね
観客に被害が出ないように【範囲攻撃】で、飛ばす範囲は限定しておくし
狙いを定めるために動きは【見切り】
嗾けるときも【スナイパー】で狙うからね
敵の攻撃は【視力】(動体視力)と【聞き耳】で【見切り】
【残像】で回避か
【オーラ防御】【武器受け】で受け止めるわ
ヒーローが来たら、とびっきりの悪役呼ぼうかしらね
それはそう、突然に降り注いだ。雷光が戦闘員たちを打ち抜く。突然の出来事に戦闘員たちは動揺を隠せない。なんだなんだと探し回れば元凶は見つかった。赤い髪を持った、黒と白の羽を生やした女性は、戦闘員たちに告げる。
「うん。戦闘員ごときに名乗る名前はないのよ。ごめんなさいね」
彼女、【リーファ・レイウォール】はそういって再度ユーベルコード【乾坤一擲〔雷天双戟〕(ライテンソウゲキ)】を放つ。制御されて、観客には当たらないように調整された落雷が、戦闘員たちを黒焦げにしていく。
だがやられっぱなしは好かない、数の暴力で彼女を抑えようと、瀕死になった戦闘員たちが次々に増援を呼び出す。しかし肉弾戦でもレイウォールにはかなわない。残像を出しながら回避し、カウンターに雷の槍で串刺しにする。それは少しお子様には過激だったのか、観客のボルテージは少し下がってしまうが、戦闘員たちはちゃんと倒せているので無問題である。
「さあ早く来なさいヒーロー、とびきりの悪役を見せてあげるから」
そう呟く彼女は、まるで悪の女幹部のようであったとか?
成功
🔵🔵🔴
アイン・セラフィナイト
【WIZ判定】
ヒーローショーか。誰かのために戦う人って格好いいよね。
何も知らないキマイラの子供たちを危険な目にあわせちゃいけないし、ここは頑張らなきゃ。
瀕死になると増える増援……それなら、ボクのUC【聖空に羽撃く者】で鴉たちに協力してもらおう。
とりまく水晶の鴉たちに向けて魔法の無数の光弾を放つ。(『属性攻撃』『全力魔法』『高速詠唱』)
反射する魔法と水晶の鴉たちの攻撃、これならいくら増援が来たって問題ないよ!
数には数で押す……キマイラの子供たちにも反響良いかな……?
子供たちに向く攻撃も光弾の『属性攻撃』で撃ち落とそう。
「怪我はない?ここはボクに任せて!」
【アイン・セラフィナイト】は思った。何も知らないキマイラの子供たちに危険な目に合わせるわけにはいかないと。ユーベルコード【聖空に羽撃く者(プリズマティック・フェザー)】を発動し、85体の水晶のカラスを召喚する。それは魔法を反射し、増大させる特殊なカラス。見た目もさることながらその威力も素晴らしい。セラフィナイトがカラスに魔法を無数に打ち込めば、それは増強されて戦闘員たちへと反射させられる。色とりどりの魔法がステージをカラフルに染め上げ、会場は大いに盛り上がる。
「いくら増援が来たって問題ないよ!」
強くそう宣言するように、実際戦闘員たちが瀕死で呼び出した増援もすぐに打ち抜かれて倒されていた。まさに正しく数による面制圧。水晶のカラスが煌めくたびに、戦闘員たちは魔法に打ち抜かれていく。美しさも兼ね備えた破壊の旋風。しかしそれでもアフターケアは忘れない。流れ球が観客に当たりそうになるとすぐにカバーする。
「怪我はない?ここはボクに任せて!」
そういう彼の背中に惚れる客もいたとか、いなかったとか。
成功
🔵🔵🔴
在原・チェルノ
【セイ研の仲間と戦う】
そう、こんな時こそ正義の味方の出番!
みんなに夢と希望を与えるためにがんばろうねっ!
「流星忍姫チェルノ、参ります!」
決めゼリフと共に高い所から颯爽登場!
(よいこはマネしないでね!)
飛び道具は使わず近接戦闘メイン
派手な体術でアクロバティックな立ち回りを見せながら
戦闘員たちを次々とサイキックブラストでノックアウト
増援が次々出てきてもノープロブレム!
それだけあたし達の見せ場が増えるって事でしょ?
後半のボス戦に備えてステージを暖めようね!
そう、こんな時こそ正義の味方の出番!みんなに夢と希望を与えるために。そんな熱い心をもって、【在原・チェルノ】は颯爽と高台から現れた。
「流星忍姫チェルノ、参ります!」
とぅと飛び出し、さっと華麗に着地。と、同時に戦闘員たちが襲い掛かる。しかしそれで動じることはない。在原は連続バク転でそれを回避し、隙をさらした戦闘員たちの懐に潜り込み、放つユーベルコード【サイキックブラスト】。ほかの猟兵に比べて、見た目は若干地味ではあるが、その効果は文句なし。一発で戦闘員たちが昏倒させられていく。まさにKOハンド。触れれば即座に天国送りである。
「さあ、どんどん行くよ!!」
次々と襲い掛かる戦闘員たちを、見事な体裁きで躱してはカウンターにサイキックブラストを急所に叩き込む。その一連の動作は卓越されたアクション映画のよう。人を魅せるのに、派手なエフェクトは要らない。洗練された達人の動きは、どんなものでも人を惹きつける。それを彼女は証明するのであった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『ハートブレイク・チョコレート怪人』
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POW : ジェラシックフレイム
【チョコレートの頭部から噴き出す嫉妬の炎 】が命中した対象を燃やす。放たれた【嫉妬の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : センチメンタル・ギリチョコワールド
戦闘中に食べた【義理チョコ 】の量と質に応じて【過去の悲しみを糧として】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ : ジェラシック・ラブイーター
【嫉妬 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【とろけるチョコの塊】から、高命中力の【愛を食らう触手】を飛ばす。
イラスト:烏鷺山
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠滝舘・穂刈」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ついに戦闘員たちが全滅してしまった。マントで正体を隠した怪人は不気味に笑う。それは歓喜か、あるいは絶望か。
「まさか猟兵に助けられることがあるとはな……礼はまず返そう。ヒーローショーを潰さないでくれてありがとう」
そういって、深くお辞儀をする怪人。しかし顔を上げて直後マントを脱ぎ棄てながら叫んだ。
「だが結局のところ我々の計画を妨害するのなら倒すまで!このヒーローショーを利用したキマイラキッズ絶望作戦のため、ここで果てろ猟兵!!」
マントの怪人、その正体は嫉妬にかられたバレンタインデーの怨念【チョコレート怪人であった。マントを脱ぎ棄て、ステージに乗りあがり、堂々と叫ぶ。このことで、キマイラの子供たちは舞台のヒーローが本物の猟兵であることが気付き、さらにボルテージが上がるが今は些細なことだろう。
さあ怪人の討伐を始めよう!
アイン・セラフィナイト
律儀なのか狡猾なのか分からないけど……少なくとも悪いことを考えている訳だし、全力で討伐するよ!
まずは魔法の光弾を連続で放つ!(『属性攻撃』『全力魔法』『高速詠唱』)
ボクの攻撃手段は魔法攻撃、接近されたら打つ手がない……
……って相手は思うよね?光弾の隙間を作り出してわざと相手を誘い出す。
本命はUC【心眼・神烏の裁き】だよ!上空に待機していた神羅に命令を与える!(『動物と話す』)
鴉羽の刃を喰らえ!
……え?嫉妬の感情?何に対して嫉妬すればいいの?チョコレート……ってボク、この前女の人からチョコレート貰ったんだけど……(懐からラッピングされたチョコレートを取り出す)
(アドリブ、共闘歓迎です)
律儀なのか狡猾なのか、若干困惑しつつも【アイン・セラフィナイト】は手に溜めた魔法を一斉にばら撒く、それは色とりどりの属性を放って、チョコレート怪人を襲う。飛び交う魔法の弾丸はチョコレート怪人を襲うが、それを身を捩じり躱していく。普通なら回避できないそれを、なぜチョコレート怪人が避けれられるか、その答えを彼は自分で話してくれた。
「さっき散々見せてくれたからな、学習済みだ!そして魔法使いは寄られると弱いのが碇石、この一戦、もらった!!」
そう叫びながら、チョコレート怪人はセラフィナイトへと一気に接近し、その無防備な体に拳を叩きこうもうとした。それが彼の策略と知らず。
「計算通り過ぎて可笑しいね……」
「何?」
「わざと君を懐に誘い込んだってことさ。射貫け、神羅!」
その叫びと共に、空間が切り開き、無数の鴉羽の刃がセラフィナイトを避けてチョコレート怪人を切り刻む。まさに計画通り、油断したチョコレート怪人は要らぬダメージを負うことになった。
「ぬぉおおおおお!く、嫉妬の感情さえ抱かせれば……」
「え、嫉妬の感情?何に対して嫉妬すればいいの?ボク、この前女の人からチョコレート貰ったんだけど」
「クソガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
全世界のチョコレートをもらえない男子の悲鳴が上がった気がしたが、なんにせよ、チョコレート怪人にいいダメージを与えることに成功するのだった。セラフィナイトの演出のうまさもあって、観客のボルテージも上昇した!
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携歓迎】
ちょっと待てよ今さらバレンタインかよ!?
遅刻ってレベルじゃねーぞオイ!
もしホワイトデー期待させてくれるなら、
上げるのを考えなくもないけど……
ってそういやチョコ配り終えてたんだったアタシ。
悪いなー、ちびっ子……じゃなかったキマイラのみんなも。
怪人の兄ちゃんも済まないね、
って『コミュ力』使っても騙されるわけないか。
まぁ、掛け合いをしている間に周囲のボルテージを
サイキックの電撃で物理的に上げておく。
チョコ怪人が怒ったところで飛び退き、
【黄泉送る檻】の発動に入るよ!
義理は義理に、
本命は本命に、
怪人はやられ役らしく!
おとなしく痺れとけ!
「ちょっと待てよ今さらバレンタインかよ!?」
誰もが突っ込みたかったことを突っ込んでくれたのは【数宮・多喜】。それもそうだ、遅刻というレベルではない、一か月以上も前である。彼女の突っ込みに誰もがウンウンと首を縦に振る。
「くっ、私とて時期遅れと理解しているが、思いついちゃったもん仕方ない!来年まで待てんのだ!」
さぞ悔しそうにうなるチョコレート怪人。だがここで彼に電流走る。それは数宮のこの発言だった。
「もしホワイトデー期待させてくれるなら、上げるのを考えなくもないけど……」
「なん……だと?」
そのチョコレート怪人の心象を現すように、ステージに雷が落ちる。それは数宮のサイキックによる雷光だが今は関係ない。その演出もあってか、会場は視線を釘付けだ。チョコレート怪人が念願のチョコレートを、女子から、もらうために、お返しを悶々と考え始めたその次の瞬間、残酷な真実が明かされた。
「ってそういやチョコ配り終えてたんだったアタシ。悪いなー、ちびっ子……じゃなかったキマイラのみんなも。怪人の兄ちゃんも済まないね」
「上げて落として、それは酷過ぎるわあああああ!!」
怒りに任せた義理チョコドカ食いからのボディープレスを数宮に喰らわせようとする。しかしそれは届かない。
「悪いね、それじゃあ怪人はやられ役らしくやられてな!!」
ユーベルコード【黄泉送る檻(サイキネティック・プリズン)】が生み出したサイキックの檻がチョコレート怪人を包み込んだ。絶叫があたりに響き、チョコレート怪人を撃墜する。ギャグじみた流れは観客に笑いを運び、ボルテージが上がることはなかったが、上がりやすい空気を生み出した!
成功
🔵🔵🔴
禮紫亜・慧恋
<セイ研のメンツと行動 アドリブ、絡みOK>
【POW】
「出たな、怪人!このスーパーブルマカイザーが成敗してくれる!」
とバシッと大迎なポーズで決める
みんなの応援、絶対ムダにするわけには、いかないもんね!
正義はどんなピンチにも屈しないし負けないんだから!
いくよ!セイ研の皆!
やはり怪力格闘を見せつつ
「躯体内全武装起動、ロック解除。システムオールグリーン、さぁて素敵なパーティーにしようね!ヴァリアブル・ウェポン一斉掃射ファイア!!」(躯体内に格納されていた小型ミサイルやら、バズーカやら、小型ガトリングやら、光学ブレードやらとにかく剣山のごとくいろんな武器が起動)
攻撃力重視で、圧倒的な破壊力を見せつける
ヒルダ・ナインハルテン
【POW】(セイ研のメンツと行動 アドリブ、絡みOK)
前衛として、盾役として怪人の注意を引きつけたい所ですわ。
そのためにまずは怪人に一発言い放ってやりますわ。「貴方出てくるのが一月ほど遅いのではなくて?」
反論してくるようでしたら一気にまくしたてて【言いくるめ】てやりましてよ。
上手く注意を引きつけたら【盾受け】で相手の攻撃をガードしつつ味方が動きやすいように立ち回りますわ。
焦れて怪人が大技である●ジェラシックフレイムを使ってきましたらこちらは●無敵城塞で対抗ですわ!防御を固めてきっちり防ぎましてよ!
ここまで注意を引きつければチームの攻撃役である団長さんも動きやすくなるはずでしてよ。
アーサー・ツヴァイク
※引き続きアドリブ歓迎
【セイ研】の仲間がいたら共闘希望
ええ…いつまでバレンタイン引き摺ってんのお前…
っと、変なのが出て来てつい素の反応をしてしまった。相手がどんな奴でも、全力で行くぜ!
しかし嫉妬の炎か…なんつー醜い炎だ…! (自称)炎属性な俺としてはどうにも許せん奴だな。炎には炎で真っ向勝負だ!
【ダッシュ】でボスに接近、相手の炎は【見切り】や【残像】で回避を狙いつつ、バスターホーンの【盾受け】とスーツの【火炎耐性】で耐える。
射程距離に接近したらチョコレートの顔面に【プロミネンス・インパクト】を叩き込むぜ!
俺の手に宿る炎は、正義の心が熱く滾った力だ! 俺の炎でその性根を…叩き直してやるぜ!
「貴方出てくるのが一月ほど遅いのではなくて?」
最もな意見を言うのは【ヒルダ・ナインハルテン】。確かに登場するには一か月ほど遅いのだ。これには先ほど指摘されている以上、黙り込んでしまうチョコレート怪人。それに対して言いくるめする予定だった彼女は少し残念そうに肩を上げつつも言葉をつけ足して挑発する。
「言い返せないような貧弱怪人では、私たちは倒せません事よ!」
「む、言いいいよったな!ならば受けてみるがいい、わが嫉妬の炎を!!」
「望むところですわ!!」
ナインハルテンの挑発にあえて乗り、嫉妬の炎を撃ち放つチョコレート怪人。相対する彼女はそれに対して【無敵城塞】を発動させる。無敵になり、地獄すら生ぬるい嫉妬の炎を受けるがびくともせず、しかし無敵城塞のデメリットで彼女は動けない。
「棒立ちでは私は倒せんぞ猟兵!!」
挑発し返すチョコレート怪人、ナインハルテンはそれに不敵な笑みを浮かべる。それが答えだと言わんばかりに。
「誰が『私が倒す』といったかしら?団長!!」
その言葉に答えるように、ナインハルテンの背後から飛び出す影一つ。それは青と赤に輝く正義のヒロイン【禮紫亜・慧恋】だ。
「出たな、怪人!このスーパーブルマカイザーが成敗してくれる!」
空中で派手でかっこいいポーズを決め、そのままきりもみ回転着地。10点の声がどこからともなく上がってくる。完全に死角から飛び出してきた禮紫亜に、チョコレート怪人は反応できない。
「躯体内全武装起動、ロック解除。システムオールグリーン、さぁて素敵なパーティーにしようね!ヴァリアブル・ウェポン一斉掃射ファイア!!」
攻撃力重視で展開されたその武装の数々は、キマイラの子供たち、とくに男の子の目を輝かせる豪華一覧。瞬間一斉に発射される武装の数々。小型ミサイルやら、バズーカやら、小型ガトリングやら、光学ブレードやら爆発斬撃閃光雨あられ。チョコレート怪人を一気に襲う。
「ぬぉぉ!!だが、まだやられんぞ!!」
「しつこいぜ!!」
さらにナインハルテンの影から一人、【アーサー・ツヴァイク】だ。今度は気づくことができたチョコレート怪人。嫉妬の炎でツヴァイクを迎撃すべく態勢を整える。
「同じ炎使いか、小癪な!私の嫉妬の炎を受けてみよ!!」
「お前の醜い炎と一緒にしてもらっちゃ困るぜ、こちとら……」
空気を蒸発させて迫る嫉妬の炎で作られた虎を、巧みな体術で躱していくツヴァイク。何度か掠るが炎耐性のある彼には通用しない。
「誇り高い正義の炎なんでな!受けてみな、この手に宿る太陽の力!」
体を捻り、回転力を付ける。さらに突撃しながら慣性と速度もつける。拳に力をため込み炎を生み出す。熱で白に染まり拳がうなる。
「ま、まずい!」
もはや避けれない、攻撃に集中し過ぎたチョコレート怪人がそれに気づくのは、顔面に拳がめり込んだ直後だった。
「プロミネンスゥゥゥ……」
拳が割れたハートの頭部をさらに溶かし割り、ものが破砕する嫌な音を立てる。チョコレート怪人の下半身が地面から浮かぶ。
「……インパクトォ!!」
回転力、重力、慣性、速度。四つの力の合わさったそれはまさに人間爆弾。拳を喰らったチョコレート怪人は美しい錐揉み回転しながら、ステージ奥の壁へとはたきつけられ、クレーターを作り止まった。
「がっ……げほっし、死ぬかと思ったぞ……」
確実に死んだと思った、だがしぶとくまだ生きていたようだ。チョコレート怪人はクレーターから体を取り出し、満身創痍でステージにもう一度立つのであった。観客のボルテージはこの三人の行動のおかげですでに最高潮。もはやこれ以上上がることはないようだ。猟兵にとって最高の環境が出来上がった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
リーファ・レイウォール
【全力魔法】と【高速詠唱】でUC発動
「年始めの配信を見てた人は知ってるかもしれないけど」
顕現させる現象は、ダイヤモンドダスト
ただし、細氷さながらに輝くのは宝石のように美しい紫青色の炎
「それを生で披露しちゃおうかしら?」
客席に被害が及ばないように【範囲攻撃】もいれて怪人の周囲に展開
「寒空の下、細氷輝く中で身を焦がし溶けるような熱をあげるわ」
チョコだもの。火にくべたら溶けて焦げるわよね。
勢いで呼んでしまったけど……
子供に聞かせられない伝説を作った彼を
この場に呼んで良かったのかしら……。
まぁ、なるようにしかならないわね。
しんしんと突如降り始める雪。それは誰によって生み出されたものだろうか。彼女【リーファ・レイウォール】だ。その雪のように見えるのは極小の炎。
「年始めの配信を見てた人は知ってるかもしれないけど」
告げ、炎を一気に燃え上がらせる。それは美しくも残酷な天使の宣告のよう。チョコレート怪人は炎を扱うが、その身はチョコレート。いくら嫉妬に燃えているとはいえ溶けて焦げやすい。
「それを生で披露しちゃおうかしら?」
美しく幻想的な光景は、危険でありながらも観客の目を惹きつけてならない。チョコレート怪人が苦痛を訴えステージに膝をつく。満身創痍のこの状態で火での攻撃は痛手もいいところだろう。
「寒空の下、細氷輝く中で身を焦がし溶けるような熱をあげるわ」
チョコだもの。火にくべたら溶けて焦げるわよね。その考え通り、チョコレート怪人が溶けて焦げてダメージを現している。
「おのれぇ……だがまだだ、まだ私はやられんぞ!!」
「あら、しつこい男は嫌われるわよ?」
そう告げるがやはり立つチョコレート怪人。彼の闘志はいったいどこから来るのだろうか。だが撃破まであと少しだ。
成功
🔵🔵🔴
紗桐・靜音
「……待て」
一応最初から居たけど、遅れてやって来たかの様に現れて、適当な高所でポーズを取るわ。ヒーローは先ず最初にポーズを取るって聞いた。
「子供達の夢は潰えない。猟兵と言うヒーローが居るから」
高い所から「とー」と叫び? ながら戦闘に入るわ。
攻撃は「神霊刃「電」」を使って近接攻撃で戦う。
暫し攻撃を避けつつ戦うけど、ヒーローは一度ピンチにならないと駄目らしい。
敢えて戦闘に支障ない程度に攻撃を受けるわ。
愛ってなんだっけとか思いつつも、反撃の姿勢を見せる。
「私は負けない。……今こそ見せるわ。巫覡載霊の舞」
衝撃波を刃に乗せたまま直接怪人を斬る。
薙刀を振り回して子供達にサービス。
……あ、私も子供だった。
「……待て」
ぼろぼろのチョコレート怪人に投げかける声が一つ。これ以上の暴虐は許さないとばかりに、その声は高台から響いた。その者は【紗桐・靜音】。体の小ささもあってか、取ったポーズはかっこよさよりも可愛らしさが主張されていたが、それはそれでよし。と~ぅと若干ゆるい感じのするかけ声で高台から飛び降り、チョコレート怪人の前に立ちふさがる。
「君のような子どもに何ができる!大人しかみることのできない薄い本の様にしてくれるわ!」
あいにく嫉妬の感情を与えることができないため、自身の持つ嫉妬の炎で攻撃する。炎はそのまま紗桐を飲み込んでしまう。会場が悲鳴に包まれた。
「はははははは!これでおしまいか、笑わせるな猟兵、私を追い詰めたのはまぐれか?」
チョコレート怪人の勝ち誇った声が響く、だがその調子に乗った声を断ち切るように、炎が揺らめいた。
「私は負けない。……今こそ見せるわ。巫覡載霊の舞」
瞬間、炎が取り払われ、薙刀神霊刃【電】にまとわせ円に回す。消え去った炎の中からは無事な紗桐が現れた。
「受けなさい、自分の業火を」
言葉とともに薙刀を振るい、衝撃波と同時に嫉妬の炎をチョコレート怪人へと打ち返す。哀れチョコレート怪人、自分の炎で自身を焼いてしまった。この返し方は子どもたちに大いに受け、会場はさっきとは一転盛り上がりを見せた。
「……まあ私も子どもなんだけど」
そんな小さなつぶやきが、炎に飲まれて消えたとか。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
さあ、始めようか
私達のヒーローショーを
ヒーロー物のOPっぽい歌を【歌唱】し【衝撃波】攻撃
衝撃波は敵だけに向かうように注意ねー
歌いながら魔法のトランプで撹乱し切りつけ撹乱【早業・投擲念動力】
見た目も派手に楽しく行こうか【パフォ、誘惑】
ヒーローってのは皆を守る人の事
嫉妬の代わりにあるのは愛
皆の幸せを【祈る】気持ち
その触手、縛らせてもらうよ
【UC発動】
【第六感・見切り・ダッシュ・スライディング】で回避
いなせない分は【オーラ防御】
鎖で【武器受け】からの【カウンター】で
しっかりトドメ刺しに行くよ
舞台はいよいよクライマックス。クライマックスといえば盛り上がる暑い曲。そんなすてきな音楽を奏でて彼女は、【鈴木・志乃】は現れた。
「さあ、始めようか。私達のヒーローショーを」
そうつぶやき、一気に曲を盛り上げる。会場も一体となって声を張り上げる。もはや瀕死のチョコレート怪人、攻撃する気力もない。だがそれでも怪人には怪人のプライドがある。自身を鼓舞し、鈴木へと向かっていく。
「倒れなければ負けではない、猟兵覚悟ぉぉぉ!!」
嫉妬の感情を抱かせ、触手を召還しようとする。しかしそうはいかない。召還その瞬間に挟み込むようにユーベルコード【ジャッジメント・チェイン】が身体を拘束する。
「その触手、縛らせてもらうよ」
「お、おのれぇ!!」
自由を失ったチョコレート怪人には、もう回避の手段がない。光の鎖を一気に巻き取り、自身へとチョコレート怪人を引き寄せる。すれ違いざまに放つのは全体重の乗った拳。
「これで、フィニッシュ!」
拳は見事チョコレート怪人の顔面を打ち抜き、割れたハートの頭部に穴を開けた。吹き飛ぶチョコレート怪人。その先はステージの端、退場口。
「おあばっぁぁぁぁ!!」
奇怪な悲鳴を上げながら、怪人は退場しつつ爆散。ヒーローショーらしいとどめとなった!
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『天竺牡丹』
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POW : わたしのモノになっちゃえ!
【天竺牡丹に恋する矢】が命中した対象に対し、高威力高命中の【恋慕の情】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 大活躍の予感!
予め【使い魔の時計版がぐるぐる回る】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ : 一緒にがんばろ?
【異性を魅了する声と仕草】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
イラスト:彩
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「宇冠・由」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
チョコレート怪人が倒され、会場のボルテージは最高潮。これ以上ない大舞台であった。観客たちも満足げに、さあ帰ろうかと準備し始めたそのときであった。
「ヒーローは遅れてやってくる、マジカルヒーロー天竺牡丹ちゃん参上!!」
ステージの端から、そんなかわいらしい声が響き、現れるのはなんと大遅刻してきた本来のヒーロー役オブリビオン。彼女は現状がいまいち理解できてないようだ。なぜなら一番盛り上がるだろうヒーロー登場シーンで観客が盛り上がらず、今から帰ろうとしているのだから。しかも倒すべき怪人がすでに倒されている。
「あるぇ~~?」
若干申し訳ない気分にはなるが、そもそも遅刻してきた彼女が悪い。気に病む必要はない。そして彼女は猟兵を見つけた。
「怪人役交替とか聞いてないけど~まあいいや、猟兵、このマジカルヒーロー天竺牡丹にさくっとやられてしまいなさい!」
どうやら怪人役オブリビオンが倒されたことに気づき、強引に舞台の続きをしようとした。だがこれがキマイラたちには受けたようだ。偽物ヒーロー登場?やだ新章?様々な声が上がり、続きを観戦しようと席に戻りだした。どうやら最後の戦いも観客に見守られながららしい。
気を改めて、さあ猟兵よ。華々しい舞台の上で、本物のヒーローの力を見せてあげよう!
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
大遅刻過ぎだぜ、偽物ヒーローちゃんよぉ!
そういう時にはおとなしく退場しとけっての!
そんなザマなら、時計の読み方も解ってねぇんじゃねーの?
そうやって煽って、使い魔の時計版をぐるぐる回させるよ。
……ま。読ませるちょっと前に【時縛る糸】で
感覚をずらすんだけどな!
他にも要所要所で【時縛る糸】を放ってキメ台詞を飛ばしたり、
隙を作って猟兵の攻撃チャンスを増やしたりするよ。
ほーらほら、もっとカッコよく決めるんじゃなかったのかい?
【コミュ力】でどんどんと観客と一緒になって
場を盛り上げるよ!
「大遅刻過ぎだぜ、偽物ヒーローちゃんよぉ!そんなザマなら、時計の読み方も解ってねぇんじゃねーの?」
指をさし、挑発するのは【数宮・多喜】。その挑発に天竺牡丹はあっさりと乗っかかった。
「なんですってぇ!そんなことないわよ、回れ時計!!」
言葉と同時に猛スピードで時計が回転しだす。それはまさに普通ならここから正しい時刻を当てるなんてできないほどに。だがオブリビオンの天竺牡丹なら当てることができる。はずだった。数宮のユーベルコード【時縛る糸(クロノスタシス)】が発動する。それは対象の時間間隔を31秒間止めるもの。指を鳴らして技が決まれば天竺牡丹が31秒動くのを止める。その直後に時計が止まる。回答のタイミングはずれ、動けるようになった時にはもう答えが出ている始末。これでは格好付かない。
「あれあれ、なんで!?」
「ほーらほら、もっとカッコよく決めるんじゃなかったのかい?」
数宮のコミュ力あってのもの。煽りに乗せられて観客が笑う。ダメージこそ与えてないが、天竺牡丹の怒りを買い、大ぶりな攻撃を誘発させやすくなった。
大成功
🔵🔵🔵
アイン・セラフィナイト
【WIZ】
遅れてきていきなり……。
素敵な声……こんなの聞いてたら魅了されちゃう……けど。
ボクには、好きな人がいるからッ!(舞台上で大声で叫ぶ)
あの日助けてくれた猟兵さん……とっても格好良くて綺麗で……ハッ、い、今のなし!
なんてことだ……相手の秘密を暴露させるUC(?)なんて恐ろしすぎる……!
人の心を弄んだ罰だよ!
【幽世の門】から飛び立った幻惑の鴉で『身体能力の記憶』を奪って人並み以下の動きしかできないようにする。
追撃で氷結の光弾を放つ!これでもう動けないよね。(『属性攻撃・全力魔法・高速詠唱』)
他の猟兵さんの助けになるかな?
…まあその人に相手にされてないんだけどね。
(アドリブ、共闘歓迎です)
甘い魅惑の幼い声で誘惑する天竺牡丹。男である【アイン・セラフィナイト】はその天使のような声に踊らされそうになる。だが彼は普通の男とははるかに違うところがあった。
「確かに……誘惑されそうな声だけど、ボクには、好きな人がいるからッ!」
「えっ!?ええええ!!」
誘惑を断ち切るため、自身に言い聞かせるように叫ぶ。しかし場所を考えよう。ここは舞台の上、観客も大勢いる。舞台の中心で愛を叫んだ。中には恥ずかしさで顔を隠すキマイラも。なぜか残念がるものもいるが。
「ハッ、い、今のなし!」
そのことに気づき、赤面するが、言ってしまった言霊は取り消せない。観客と天竺牡丹がにやにやとセラフィナイトを見つめる。
「なんてことだ……相手の秘密を暴露させるUC、なんて恐ろしすぎる……!人の心を弄んだ罰だよ!」
「え?いや私そんなユーベルコード持ってない!?」
若干理不尽めいた叫びのもと、ユーベルコード【幽世の門(ゲート・オブ・ロスト)】が炸裂する。それは天竺牡丹の身体能力の記憶を奪い取り、氷の魔法弾が体を拘束する。とっさのことに判断が遅れた天竺牡丹は回避が出来ずに直撃を受けた。猟兵たちにチャンスが巡る。
「いけー猟兵さーん!!」
観客の人たちも、跳ね上がったボルテージで応援の声を呼びかける。会場は猟兵コールで満ち溢れていた。
大成功
🔵🔵🔵
紗桐・靜音
「……なんか、ちまいのが出て来た」
思いの外、ヒーローらしい行動に感心するけど、オブリビオンだしやっつける。
戦闘には「炎舞「狐火」」を使用するわ。周囲への被害を避けたいから、最初は一つずつ狐火を操作して攻撃。
途中、ちまいのが何か声を出してるけど無視。
ある程度狐火を消費したら再び最大まで増やす。
「狐火よ、重なれ」
ここで真の姿に変化。容姿は変わらず、狐耳と二尾の狐尻尾が生える。
真の姿で複数の狐火を合体させて一つにする。強化された狐火でちまいのに攻撃。
可能な限り、周囲への影響を考えて威力は抑えたつもりだけど。
「……少し本気出し過ぎちゃったかな」
これで会場が盛り上がってるならいい、かな?
「……なんか、ちまいのが出て来た」
素直な感想だろう。【紗桐・靜音】はポロリとつぶやいた。それに不満があるのは天竺牡丹。
「あなたもちまいじゃない!!ぷんすか!!」
怒りのままに天竺牡丹に恋する矢を撃ちまくる。しかしそれには当たらない。戦闘では先に熱くなったほうが負けるのだ。それを証明するかのように、紗桐は実に冷静だった。観客に被害が行かないように、生み出す狐火は外れた矢を燃やして観客に当たらないようにする。苛立ちが溜まってきたか、動きがだんだん大雑把になっていく天竺牡丹。その隙を紗桐は見逃さなかった。ここだと決めたならば、炎が紗桐を包み込み、紗桐は真の姿を開放する。そのワンシーンはさながらヒーローの変身。
「私よりヒーローぽいことするなー!ムキィ!!」
「うるさいよ……狐火よ、重なれ」
一つ呟き、焔を掌に集める。集まる狐火は力を増して、やがて紗桐の頭ほどの大きさに。隙をさらした天竺牡丹へと、捩じりこむようにその火球を打ち込んだ。炎が赤く煌めいて爆発し、天竺牡丹をステージ端まで吹き飛ばした。
「……少し本気出し過ぎちゃったかな」
その言葉に見合うように、会場が一瞬光に包まれるほど、その焔には威力があった。しかし天竺牡丹は思った以上にしぶとい様だ。
「まだわたしはやられないよ!!せっかく出てきてこんな終わり方とかありえないモーン!!」
今までのダメージの蓄積からして、あとすこしで天竺牡丹を倒せるはずだ。打ち倒す猟兵への賛美が終わらない。歓声の中で、天使のような悪魔、オブリビオンを打ち倒せ!
大成功
🔵🔵🔵
アーサー・ツヴァイク
※最後までアドリブ歓迎
【セイ研】の仲間と共に行くぜ!
ヒーローは遅れてやってくるってのは、ちゃんと間に合った時に言うもんだぜ! 勉強が足りないみたいだな、嬢ちゃん!
まず、向こうの矢はバスターホーンの【盾受け】でガードする。矢が当たったら変な追撃があるみたいだが…矢が当たったタイミングでバスターホーンから手を放して追撃を躱すぜ! …バスターホーンが敵にガチ恋状態になるかもしれんが…まあ戦闘が終われば大丈夫だろ
相手の攻撃を掻い潜れば、今度はこっちの番だ!
そろそろキックを見せないとな。子供たち、見とけよ!
これがヒーローの…必殺技だぜ!!
在原・チェルノ
【セイ研】の仲間と参加します
「もうお芝居は終わりです。ヒーローを騙り子供達の夢を壊そうなんて、あたし怒りますよ!流星忍姫チェルノ、参ります!」
敢えて真正面から突っ込んで相手の攻撃を誘い、向こうの注意があたしに集中したところでサイコキャノンの閃光で【目潰し】をかけ、怯んだ隙に至近距離からの【サイキックブラスト】で動きを封じます
「さぁ、今です!」
(アドリブ、共闘歓迎です)
「ヒーローは遅れてやってくるってのは、ちゃんと間に合った時に言うもんだぜ! 勉強が足りないみたいだな、嬢ちゃん!」
「もうお芝居は終わりです。ヒーローを騙り子供達の夢を壊そうなんて、あたし怒りますよ!流星忍姫チェルノ、参ります!」
【アーサー・ツヴァイク】と【在原・チェルノ】、セイ研のヒーロー二人がこれ以上の悪事は許さないと立ちふさがる。それに対し天竺牡丹は不敵に笑って弓を構えた。
「いいもんいいもん、ここであなたたちを倒して、汚名挽回してみせるもん!!」
「……それ言うなら名誉挽回じゃ?」
ツヴァイクが突っ込むが、細かいことはいいのと怒りながら矢を乱射する天竺牡丹。矢は二人の心臓を射抜かんと迫るが、ツヴァイクはバスターホーンを盾にして、佐原は身体能力を生かした回避で、それぞれ矢を躱していく。
「いけねえ、バスターホーンが!!」
矢を防いだ結果、ツヴァイクのバスターホーンが天竺牡丹にガチ恋状態になってしまい半暴走する。手を放して追撃をかわす予定だったが、この状態ではそれも厳しい。このままでは直撃はないだろうが、続く恋慕の情というハート型光線に焼かれてしまう。ピンチ到来か、その時。
「いま、サイコキャノン!!」
「うきゃああ!?目が、目がああああ!!」
恋慕の情が放たれようとした瞬間、あたり一帯を覆う眩い閃光。それは佐原から放たれたもの。閃光による目つぶしは上手くいき、天竺牡丹は両目を抑えてうずくまる。その隙を逃がすものかと一気に接近。ユーベルコード【サイキックブラスト】を発動、紫電が走り、稲妻纏った両手が天竺牡丹の両脇腹をつかんだ。瞬間、天竺牡丹に物理的に電流走る。
「シビビビビビビビブビビ!!?」
感電により動きがマヒした天竺牡丹。その隙にツヴァイクは体制を立て直した。さあ放て、ヒーローお約束の必殺の一撃。
「さぁ、今です!」
「サンキューチェルノ!行くぜぇ!」
掛け声と共に光の鎖がしびれて動けない天竺牡丹を確実に拘束する。無機質な電子音が処刑宣告する。
「Select…FINAL ACTION!!」
ツヴァイクは走り出した、勢いをつけて、一気に宙に跳ぶ。体を回転させ、足を延ばす。それはまるで1000の技を持つ男を彷彿させるような、美しい蹴りだった。
「うおりゃあああああああ!!!」
「きゃあああああああ!!お、覚えてなさいよおおおおおお!!」
蹴りは見事に天竺牡丹の胸部に直撃し、その小さな体を吹き飛ばした。あっという間に天竺牡丹はお約束の捨てセリフを吐いて、大空へと飛び立っていった。
「やったぜ!」
そうガッツポーズをとるツヴァイクと佐原の姿をみて、観客は一斉に大きな拍手と歓声を送るのだった。
●エンディング
ヒーローショーは大成功に終わった。多くの観客たちは猟兵たちに惜しみない拍手を送り、また子供たちも握手やサインを求めるのだった。時刻は既に夕刻、だというのにここは今でも喧騒にあふれていた。これだけの喧騒が集まり、また同時に守られたのも猟兵のおかげだ。怪人たちの野望は、結果的にキマイラたちを盛り上げる感動の舞台へと変わった。夕焼け染めるデパート屋上で、今日も、またヒーローの声が上がる。子供たちのあこがれは不滅だと明かすように。優しいく暖かな春風が包む日のことだった。
大成功
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