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ゴートゥー・ミミックハウス!

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●|お約束《フラグ》を立てるから……
 |ゴッドゲームオンライン《GGO》において、スパルタ式チュートリアルが行われることでしばしば有名なダンジョンがある。その名はミミック・ダンジョン。正式名称は『ボックス・ダンジョン』。プレイヤーたちはここを愛憎込めて『箱地下』と吐き捨てているのだ。
 造りはオーソドックスな石造りの古びた地下迷宮。地下水源が流れているせいか、常にひんやりとした空気と湿気に包まれている。ミミックの繁殖条件に適した環境が原因でミミックが異常に多い、という設定のようだ。歴戦のプレイヤーたちはここでミミックによる洗礼を受けてからが本番だろう、と主張する者すらいる。
 しかし、近頃の箱地下はテストプレイすらされていない、バランス崩壊レベルのひどく理不尽なものになっているとウワサが漂っていた。

 GGOメインホール、ロビーにて。噴水のある掲示板広場はプレイヤーでごった返していた。
「最近、あの箱地下酷いって!」
 プレイヤーたちはどうやらミミックダンジョンに関する話で盛り上がっているようだ。
「あんな理不尽を公式がやりやがったって……コト!?」
「丸呑みとかいうほぼ即死攻撃を連発するってクソムーブを!?」
 ここぞとばかりに運営に対して、これでもかと罵詈雑言を連なっているようだ。そんな罵倒合戦を行っている彼らの装備は光沢のある鎧や精緻な装飾が施された剣などの武具ばかり。彼らの|経験《ゲーマー歴》を無言のうちに物語っている。少なくともベテランであることは確かだ。

 さて、一方の集まりは向こう見ずの勇気をここぞとばかりに出していた。いかにも軽率そうな茶髪がいかにも軽率なことを言い出す。
「……じゃあさ、もしも攻略出来たら有名人だってことじゃん!」
 それにこれまた頭が足りなさそうな体育会系のプレイヤーが乗った。
「……いいな! 一狩り逝こうぜ!」
「誤字やめろ!」
 さて、彼らの服装は……いわゆる初期装備である。シンプルな革の鎧や鉄の剣を持つ彼らは、立ち振る舞いからも明らかに始めたての、おそらく金字塔ホラー映画でよく見かける頭が軽そうな初心者だった。
 おそらくチュートリアルをスキップしたのかもしれない。興奮した様子で、マップをぎこちない動きで進行方向を確認している。あからさまな犠牲確定フラグを立てて、愉快な初心者パーティは件のダンジョンへ足を進めた。

 そして彼らは激しく後悔する羽目となった。

「あっ、これは……またかよ!」
 またしても仲間の装備が転がっていた。斧に杖に弓矢。これでパーティは茶髪のみだ。すべてを察した茶髪はまたしても腰を抜かした。
「あ……あぁ! 来やがった……来やがったよ、畜生!!」
 茶髪の悲鳴と同時に大口を開けたミミックが軽快な動きで飛び掛かって来て――。
 そして二度と戻ることはなかった。

●作戦内容
 一方、カフェ風になっているグリモアベースにて。
「……みたいな電波を拾ったんですよ」
 遠くを見るような目線で羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)はぼんやりと呟いた。
「何やら初心者向けのダンジョンでオブリビオン……もといバグプロトコルが悪さをしているみたいです」
 具体的に言うと初心者プレイヤーを丸呑みにして身動き出来ないようにするとか……、とグラスを拭きながら言った。
「おっと、それでですね……今回、皆さんにはこのバグプロトコルの排除をお願いしたいのですよ。ついでにこのなんだかいけ好かない生意気なプレイヤーにお灸を据えるのも出来ればでいいのでお願いしますね?」
 するとグリモアベースは徐々に淡い光に包まれてゆく……ついでにカフェも輪郭が朧げになりつつある。
「あ、そろそろ転移が始まるみたいですね……それでは|приятного пути《良い旅を》!」
 グリモアベースにいるであろう猟兵たちは電波の予知通りの場所へと転移する!


サバ缶煮込み丼
 初シナリオです。宜しくお願い致します。
 完全に手探りのため、所々判定は緩く甘くなると思われます。

 今回の構成は以下の通りです。
 第1章『マルノミミック』
 第2章『トラップだらけのダンジョン攻略』
 第3章『テンタクルミミック』

 第1章『マルノミミック』はプレイヤーを丸呑みにしているようです。初心者プレイヤーを救出し、彼らウェイ系初心者たちの無謀と蛮勇を正したりしましょう。

 第2章『トラップだらけのダンジョン攻略』では立場を弁えた初心者プレイヤーに罠の解除や罠の見分け方を教えたりしましょう。彼らに痛い目を見てもらうのもアリかもしれません。

 第3章『テンタクルミミック』では助けた初心者プレイヤーがマルノミミックを足止めしてくれることでしょう!
 猟兵の皆様はかなり手強そうなテンタクルミミックを相手にして、これを討伐してください!
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第1章 集団戦 『マルノミミック』

POW   :    マルノミミックの連続攻撃!
【装備アイテムを溶かし強制的に外す唾液】で装甲を破り、【麻痺毒液の付いた舌】でダウンさせ、【対象を丸呑みして体内でアイテム化する事】でとどめを刺す連続攻撃を行う。
SPD   :    マルノミミックのアイテム化丸呑み攻撃!
【捕食】と【逃亡阻止】と【錬金術】と【化術】と【武器改造】と【肉体改造】と【データ攻撃】を組み合わせた独自の技能「【アイテム化丸呑み攻撃】」を使用する。技能レベルは「自分のレベル×10」。
WIZ   :    マルノミミックはレア宝箱に変身した!
【レアアイテムが確実に手に入る豪華な宝箱】に変身する。隠密力・速度・【麻痺毒液の付いた舌や牙、丸呑み攻撃】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【警戒心の喪失や箱を開ける事への興味・執着】の感情を与える。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

印旛院・ラビニア(サポート)
・境遇的なものもあり、思考や嗜好は成人男性のものです(恥ずかしい境遇なので自分からは喋らない)
・基本的にはヘタレで気弱、慎重な面がありますが、物事がうまくいったり周りに煽てられるとイキり散らかして墓穴を掘ることもあります
・なんだかんだで人がいいので困っている人につい手を差し伸べたりしちゃいます
・やり込みゲーマーで現状を学ぶ【学習力】と自分のプレイに【チューニング】できる応用力が武器

 UCは指定した物をどれでも使用し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。えっちな展開はコメディ目であれば許容
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●特性:自信加法
 ミミック・ダンジョンは光源があってもなお、暗い。
「僕、こういうの苦手なんだよ……勘弁してよ……」
 延々と続く暗闇に足音を響かせながら、印旛院・ラビニア(エタらない人(仮)・f42058)は歩いていた。ときおり吹きかかる風に鳥肌を立てつつも、足は止めない。
「ひぅ!」
 思わず背後を振り返った。そこには救出対象のプレイヤーもいなければ、バグプロトコルと化したミミックもいない。
「……なあんだ、風かあ!」
 と、安心した束の間!
 唐突に頭上から何らかの気配が降ってくるのを直観が察した! 反射的に右へと逸れる!
 ズシンッと鈍い音と共に埃が舞う! 埃のベールからでも箱型のシルエットがはっきりと見えた。
「booooxes!」
 アンブッシュの下手人はバグプロトコルと成り果てたマルノミミックである!
「こ、こうなったらぁ!」
 ラビニアは一つ、大きく息を吐いた。
「戦場の女神が舞うは死の舞踏。とくと目に灼き付けるといいさ!」
 決め台詞と共にポーズも決めた。
(うわ〜、調子に乗って言っちゃった! これは下手こいたら恥ずか死ぬ!)
 羞恥心を激しく燃やし、ラビニアは竜騎兵サーベルでミミックに切りかかる!
「boxes!?」
 呆気なく、ミミックは切り伏せられ消滅した。ドロップアイテムがカランッと地面に落ちる。
「……やっぱ僕ってすごいねえ! うん、僕すごいぞぉ!」
 ラビニアは自信と勇気を手に入れて、ダンジョンの先へと足を進めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

岩社・サラ(サポート)
「敵性対象多数確認。状況了解しました。殲滅戦開始します」

傭兵としての戦闘技術と一族に伝わる土魔法を組み合わせて戦う冷静な性格の女性。
口調はですます調。必要以上に会話はしない。
依頼に関しては負傷を厭わず可能な限り全力を尽くすが、公序良俗に反する行為は行わない。
仲間との連携ができる場面では積極的に連携を行う。

行動
グレネードランチャーを使った範囲攻撃やカスタムカービンによる制圧射撃など複数目標を攻撃できる武装を装備して戦闘を行います。

戦闘時は戦闘知識に基づいて遮蔽物に身を隠す等、被弾を減らす工夫を行います。

ユーベルコードは多くの敵を巻き込むような形で使用。

書かれていない部分はおまかせします。



●プロのお手並み
 岩社・サラ(岩石を操る傭兵・f31741)は地面の様子を伺っている。足跡は複数。長方形のスタンプめいた跡も複数。鉄の剣と杖が転がっていた。
「……ここで捕食されたのでしょうか?」
 足跡をそっと触る。まだ泥が乾いておらず、真新しいものだ。
 つまり、まだ下手人のバグプロトコルはこの付近にいる可能性が高い。サラはホルスターから拳銃を抜いて構える。遭遇戦に備えているのだ。
『haaakooo……』
 いかにも主張の激しい鳴き声とクチャクチャと下品な咀嚼音を猟兵の耳が捉えた。|モンスター《MOB》と言えど食事はするものらしい。
 そっと遮蔽物から覗き込む。そこにはミミックが一体、口をモゴモゴさせている。おそらく咀嚼しているつもりらしい。
 手早く無力化しようと、遮蔽物から身を出したその時!
『HAKO!』
 ミミックがもう一体、死角から飛び出した! 伏兵だ!
 サラは顔色一つ変えず、引き金を引こうとして――咄嗟の判断で拳銃を盾に舌を防いだ! ミミックの舌で銃が弾かれ、地面に落ちた。
「白兵戦、用意」
 手足に落ちてた剣と岩石を纏った。そして腕を振ってミミックの舌を切り落とす!
『BAKO!?』
 そのままの勢いで膝蹴りでミミックを箱装甲ごと砕いた! 不意打ちミミックは呆気なく消滅!
 咀嚼ミミックも勢いを生かし、鋭い蹴りを叩き込みそのまま始末した。
「ぷはぁ! た、たすかったぁ……!」
 周囲を警戒し、脅威ナシと判断し、銃を拾った。若干ベタベタするが、変に歪んだ訳でなさそうだ。問題なく使用できるだろう。
「ああ、神様仏様上級ランカー様!」
 一方、救出した初心者プレイヤーは突然現れた強者を仏のように拝んでいる。

成功 🔵​🔵​🔴​

アレクサンドロ・ロッソ
「…いつの時代も、粋がった新兵が痛い目を見るのは同じらしい」
転移した先、ダンジョンの内部にてまとわりつく湿気を感じながらアレクサンドロは独りごちた。
ダンジョンを進んでいる途中、複数の気配を察知したアレクサンドロは息を潜めそっと曲がり角の先を伺う。
その先には5体のマルノミミックが群れていた。
呑気に眠っている個体までいる。
(チャンスだな、まとめて殲滅する好機だ)
そう胸中で呟くとUC【竜の吐息】を発動。
深く息を吸い込み、肺の腑で自らの膨大な魔力を圧縮する。
そして素早く曲がり角から飛び出して視界に収めたマルノミミック達に向けて、
───放出した



●ジャックポット!
「……いつの時代も、粋がった新兵が痛い目を見るのは同じらしい」
 全身にしつこく纏わりつくような湿気を感じながら、アレクサンドロ・ロッソ(豊穣と天候を司る半神半人・f43417)は独りごちた。悲しいかな、未来であろうと過去であろうと、どこであろうと蛮勇を備えた輩は絶えることがないのだ。
 黴臭いダンジョン通路を進んで、曲がり角に出くわした。軽く身を乗り出して、様子を伺う。
『haaakoooo……』
『box……』
 先にはミミックが五匹群がっている。眠っている個体もいれば、クチャクチャと何かを咀嚼している個体もいた。油断、もしくは慢心しているのだろうか。
(チャンスだな、まとめて殲滅する好機だ)
 しかし、猟兵からすれば同じ結論が出る。これは鴨が葱を背負って来るような、そうそう起こりえないラッキーであった!
 ロッソは大きく息を吸う。膨大な魔力を体内で調整するつもりだ。
 肺の中でそれを圧縮し、形を整え調整し……あまりにも暴力的な程に集められた魔力の塊を構える。
「……ここか!」
 一瞬、ミミックたちの注意が逸れたタイミングでロッソは貯めに貯めた魔力を解き放つ!
『ha?』
 マルノミミックたちは意識が向くより先に、光に包まれ――爆散! 呆気なく消え去った。残ったのはドロップアイテムと倒れているプレイヤーらしき者のみ。
「……あ、生きてる! アタシ、生きてるよぉ!」
 意識を取り戻した初心者プレイヤーは大きく肺に空気を入れ込んだ。少なくとも死んでいないことの証明だ!
 これは思わぬ大成功と言えるだろう!

大成功 🔵​🔵​🔵​

シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。

◆戦闘
射撃武器(主武器は詠唱銃。【破魔】の魔力を込めた銀の銃弾)による攻撃、魔術による広範囲攻撃が主。
魔力のコントロールに長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。

◆特技
・情報収集や追跡、索敵など
・料理も得意

◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。

◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方



●エージェント&バディ!
 薄暗いダンジョンにて、シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は足を止める。相棒であるUDC、ツキが足を止めたからだ。
「……見つけたぜ。食ったやつはアイツだ」
 少し前まではカビの匂いで機嫌を悪くしていた。だが、今は出れるきっかけを見つけたからか、若干嬉しそうに尻尾が揺れている。
 少し下にずり落ちた眼鏡をクイッとかけなおし、シンは訊く。
「数は何体ほどいそうですか?」
 狼は鼻を小さく動かす。ときおりウへッと鼻を歪ませながらも。
「ざっと三……いや、奥に二体。腹ン中から救出対象の匂いもするな?」
 物陰からも様子を見れば、そこにはミミックがたむろしていた。互いを見張れるような形で、視線を交わしている。奥の二体はガムかスルメでも噛むように、口をモグモグ動かしている。
「やれますか?」
 無言で頭を縦に振った。
「じゃあ、俺は切り込む。背中は任せるぞ!」
 シンも自動詠唱銃を構えた。
「突っ込むぞ!」
 ツキは目にも止まらぬ速さでミミックたちに接近した! 
『dannbo!?』
 彼らが状況を理解する前にミミックたちはツキの牙に屠られる!
「おっと、逃がしはしませんよ」
 逃げ出そうとするミミックの退路に弾丸を放った! 
「おい!」
 怒鳴り声と共に襲い掛かる狼はミミックたちを無慈悲に屠った。

「何があったんです……えっと、センセ?」
 先程まで飲み込まれていた初心者はあたりを見渡し、目を丸くする。
 ドロップアイテムが殺人現場めいて散乱しているのだ。
「着いたときにはこうでしたよ?」
 何があったかは……教えなくともよいことだろう。相棒が行った惨劇を思い出して、苦笑いを小さく浮かべた。

成功 🔵​🔵​🔴​

筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?



●もふもふもふも
「参ったな……僕一人か」
 筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は呟く。正面切っての戦闘よりも援護が主なのだから、この呟きはごもっともな話だ。
 ミミックのコロニーであり、トラップが多くあり、モフモフは欠片もない。大事なことなので二度も言うが、モフモフはまるでないのだ!
「……さっさと抜けよう」
 モフモフ無きダンジョンを抜け出すために、彼はダンジョンを進んでゆく。モフモフ……ついでにプレイヤーの救助。そしてモフモフだ。

『hako!』
『bako……』
 忍耐の末、トオルはついにミミックを発見した。成人男性をまるまる飲み込めそうな図体で、蛙のように飛び跳ねている。
 トリニティ・エンハンスで魔力を纏わせる。一体一撃を狙うつもりで、光線銃を構え――引き金を引いた。
『bo……!?』
 急所を撃ち抜かれて、ミミックは即死! ドロップアイテムを残し、消滅!
『hak――』
 もう一体も騒ぐ前に撃ち抜いた。こちらも呆気なく消滅した。
「うぅん……なんだあ?」
 呑気そうな初心者は目をこすって、寝ぼけたようにあたりを見渡している。
 トオルは離れて距離を置く。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『トラップだらけのダンジョン攻略』

POW   :    気合と根性で強引にトラップをねじ伏せる

SPD   :    スピードを生かしてトラップの発動前に突破する

WIZ   :    トラップを解析したり解除しながら慎重に進んでいく

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ホント、すんませんでした……」
 すっかりシバかれた茶髪は土下座をしている。これで彼はGGOで二度も土下座を行ったことになる。
「いや、ホント助かりました! アンタらがいなければ俺ら死んでたっすよ!」とどこかゴマをするような手つきでへこへこ頭を下げた。たぶん彼は長いものに巻かれるタイプだ。
「……その、すんません。先生方少しいいですか?」
 先生――猟兵たちをベテランプレイヤーとでも思っているのか――を見て、彼はまた頭を下げた。
「俺らに色々おせーて下さい!」
 ……誠意を見せているつもりらしい、彼は何度もお願いしますと繰り返す。
「ちょっとだけでいいんで! 出来ればダンジョンの罠解除とかを!」
 図々しい感じもあるが、まあ、断るのは気が引ける……かもしれない。
クロト・ラトキエ(サポート)
基本、戦闘中は無口。
静かに、密やかに、確実に…
鋼糸やワイヤーを張り巡らせ、陸空構わず足場とし、武器として、
他に、毒にナイフ…と多彩な暗器で敵を討つ。

物心ついた時から戦場に在り、
仮令、相手が誰であっても、如何なる強者や数だろうと、
ふわり、いつも通りの微笑みを絶やさない、生粋の戦場傭兵。
かわいい小動物から猛獣まで、生き物には避けられがち。
かなしみ。

常に周囲を視。
敵の動きや特性を見切り、回避や攻撃へと繋げる、
距離・範囲拘らずの攻撃orサポートタイプ。
温かな癖に、凍れる感情。
特に色仕掛けは効かない。

状況に合わせ、動きやUCはご自由に。
物語にとって良い様に、上手いことサポートさせて頂ければ幸いです。



●初心者研修
クロト・ラトキエ(TTX・f00472)は多少の困惑を温厚そうな仮面の裏に隠し、次の言葉を吐き出した。
「それでは授業と行きましょうか。と言っても実技ですので、悪しからず……」
 あまり乗り気ではなさそうな声のトーンで、さっさと足を進める。影の追跡者で軽く罠の確認を行ったので、止まる位置と解除させる宿題の位置はもう把握できている。問題は彼ら初心者たちが無事に解除出来るかどうかだ。

「例えばこちら」
 と、石畳を指差す。一見すると何の変哲もない、単なる石畳に見える。
「どう違うんですか、先生?」
 ぱっと見ではさっぱりわからないが、クロトにははっきり分かっている。
「よく見るとここだけ、高いでしょう?」
 言われてみれば、一つだけ段差のようになっている。
「次に……壁の方、穴が見えませんか?」
 初心者たちは指差された壁に目を見遣る。目を凝らしてみれば、不自然な穴が見えた。やけに綺麗な正方形の穴だ。
「で、これを踏みますと……」
 試しに手ごろな大きさの石を置く。
 ――ズギャァン!
 鉄棒が二本、壁と床に突き刺さった。迂闊に歩けばバーベキューめいて串刺しになるところだったのだ。
「このように、心臓と頭蓋骨を貫通するというわけです。こうならない為にも周りをよく見て、注意しましょうね?」と微笑みながら向き直った。
 すっかり青くなったパーティは素直に何度も頷く。立場をすっかり弁えた彼らは生意気な口を利くことはないだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

アレクサンドロ・ロッソ
「…まあ良かろう」
その答えに初心者達から歓声が上がる。
どこか微笑ましげな目をするとアレクサンドロは初心者達の後ろに回り、不思議そうに見つめる彼らに言った。
「さあ、進め。逐一見分け方を教えてやる、罠を見つけられたら言え、観察力を鍛える訓練だ」
初心者達から悲鳴と文句が上がるが、振るわれたアレクサンドロの太い尾がダンジョンの石畳を粉々に打ち砕くのを見るとすぐに前を向いて進み出した。
初心者達は教えられる見分け方を(ほぼ強制的に)頭と体に叩き込まれ泣き言を言ったが、最終的には一度も罠を作動させる事なく廊下を一本渡り切ってみせた。



「……まあ良かろう」
「あざーす!」
 さて、初心者たちの期待の目線を向けられたアレクサンドロ・ロッソ(豊穣と天候を司る半神半人・f43417)は初心者たちの三歩後ろへ下がった。
「……何してるんです?」
 呆気にとられた初心者パーティは『なにやってんだろ、この人……』的な目線を向ける。
「さあ、進め」
 初心者たち一行は目を丸くした。
「あんな即死トラップの道を自分たちだけで歩けと!?」
「逐一見分け方を教えてやる。罠を見つけられたら言え、観察力を鍛える訓練だ」
 先生にそういわれたら反論は出来ない。悲しいことにぐうの音も出ない正論には誰一人対抗手段を持ち合わせていなかった。

「見つけました!」
 指差した方向に尻尾を叩き付け、石畳の仕掛けを壊す!
「見つけました!」
 指差した方向に拳を打ち付け、壁の仕掛けを壊す!
 緊張感と若干のプレッシャーに堪えつつも、彼らは罠を次々と発見する。最初は泣き言ばかりだったというのに、随分と見違えたようだ。
 そうして、彼らは無事一つも罠を作動させずに回廊を渡り切った。
 おぉ、見よ!
 彼らの目には自信が宿っているではないか!

大成功 🔵​🔵​🔵​

クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪

基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
他の猟兵に迷惑はかけないよ♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★

UCは状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★

後はMS様におまかせするね♪
よろしくおねがいします★



●それはそうだが。
「じゃあ、今度は罠の道を駆け抜けてみよう★」
 クローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)の提案に初心者パーティは大きく首を横に振った。
「あんたいきなり何言いだすんだ!?」
 そりゃあ地雷原を駆け抜けろと言われたら誰でもそうはなるだろう。至極まっとうな反応だ。
「当然だよね! でも、仮にさ♪」
 クローネは想定を話す。
 もしも、追われていたりして罠の無力化を行う時間がなかったら?
 もしも、罠を利用しなければどうしようもない状況だったら?
「あくまでも例えば、ってところだけどね★」
 初心者は沈黙した。なるほどこれも正論である。反論の草案が頭の中から吹き飛んでしまった。
「じゃあ、行こっか! ケガしても治してあげるから♪」
 クローネの素早い足取りを彼らは必死に追いかけた。
 罠は作動し、次々とクローネと初心者たちを襲う!
 飛び交う矢をクローネはひらりと躱す! 一方、初心者たちは必死に地面を匍匐前進。牛歩だが、進まぬよりは良い!
 転がってくる大玉めいた鉄球は呼び出したサイキックキャバリアで対処した。|クローネちゃんのキャバリアちゃん用倍加カード《ブラック・キャバリア・ブースト・カード》でダメ押しも欠かさず。一方初心者たちは道の隅で伏せてやり過ごした。

「お疲れ様! ナイスな判断だったよ★」
 息を切らしたパーティたちにグッとサムズアップを送った。ぜいぜい息を吐きながら、初心者一行も同じくサムズアップをお返しする。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 集団戦 『テンタクルミミック』

POW   :    テンタクルミミックの触手攻撃!
自身の【触手】を【出現した場所・状況に適した属性で強】化して攻撃し、ダメージと【出現した場所・状況に適した種類】の状態異常を与える。
SPD   :    テンタクルミミックの装備投げ攻撃!
【バグ化した上半身装備】【バグ化した下半身装備】【バグ化した武器】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    テンタクルミミックのアイテム投げ攻撃!
【箱の中】から【バグ化したアイテム】を放ち攻撃する。その後、着弾点からレベルm半径内が、レベル秒間【重大なバグがほぼ確定で発生する】状態になる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 なんだかすっかり見違えたようなパーティ一行と猟兵たちはついにバグプロトコルの発生源を発見した!
 普通のテンタクルミミックよりも気持ち大きめの個体である!
『BOOSS!』
 鳴き声もBOSSって主張しているのだから、間違えようがない!
『hakohako!!』
『haakooo!』
 ついでにわらわらと蜘蛛の子のようにテンタクルミミックが現れる! 一斉スポーンだ!
「雑魚とかは俺らに!」
 初心者たちはもう、怯えるだけの一般人ではない!
 少なくとも死なない程度に足掻ける、新兵くらいにはなっていた!
『Booosss!』
「行くぞぉ、皆ァ! バフ決めろォ!」
 メンバーの一人がバフを付与し手から、プレイヤーと猟兵は駆け出した!
 さあ、戦いだ!
中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『貴方はどんな血を流すのかしら』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。お嬢様口調だけどアグレッシブで享楽的
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
その他使えそうな技能があれば適宜使用する感じで
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します

あと、虫が苦手



 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の目はテンタクルミミックを捉えている。不敵な笑みと共にナイフを構えながら。
「あなたはどんな風に踊ってくださるのかしら? どんな血を流すのかしら?」
『BOSS!!』
 うごめく触手は次々とバグまみれのアイテムをばら撒く! 武器に防具に薬草に。やたら種類が豊富な弾丸が猟兵である裕美に迫りくる!
「ここでしてよ?」
 だが、呟きと同時に彼女の姿がかき消えた! 残像だ! アイテムたちは空しく地面に激突し、バグの粒子をばら撒いた!
 本人は華麗なステップを踏みながら、徐々に距離を詰めている!
『BOSS!?』
 触手の叩き付けも残像で回避され、バグ爆弾と化したアイテムも躱された!
『BOS!!』
 やぶれかぶれになったボスミミックは大振りに触手を叩きつけんと迫る!
 だが――裕美は触手が迫る中、不気味なほどに可愛らしい笑みを浮かべていた。
「うーさぎうさぎ、何見て刎ねる♪」
 スパァン!
『BO……!?』
 ボスミミックの痛覚よりも素早く、彼女はすでに触手を断ち切っていた。
「……なぁんだ、期待外れですわね」
 ナイフに付着した血を拭いながら、そうぼやく。

成功 🔵​🔵​🔴​

音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。



自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
                      プロデューサーより



「噓でしょ……」
 音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)は激しく後悔の念に駆られていた。初心者育成回として楽な仕事になる筈が、こんなにもドンパチするとは思わなかったのだ。おのれ、プロデューサー。
 しかし、逆らえないのが現実である。『鬱るな!鬱詐偽さん』の数字のためにも、ついでにこの世界とプレイヤーたちの為にもやらねば明日はやって来ないのだ!
 頑張れなければ、明日はない! そう思うだけで、鬱詐偽の胸にプレッシャーと絶望感、ついでにタールのようにどす黒いストレスが溜まってゆく。
「こ、こうなったらぁ!」
 鬱詐偽は覚悟……というより自棄になって歌い出す。歌詞自体も己が猟兵なんて出来るわけがないだとか、明日が怖いから起こさないで欲しいだとか、すごく仕事したくないだとか。どこを聞いてもネガティブで自虐的な歌詞だ。
「おぉおおお! なんか力が湧いてきたぁ!」
 ……意外と効果があったらしい。初心者たちは割と善戦しているようだ。
「……はぁ」
 鬱詐偽は大きくため息を吐いた。今はただ貝になりたいとでも考えながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

アレクサンドロ・ロッソ
「……見違えたな」
まだ拙いが、それでも怯む事なく敵に立ち向かっていく新兵達。
これならばそこまで彼らに気を配らずとも問題ないだろう。
バフがかけられた事を確認しテンタクルミミックに向かって語りかける。
「何度見ても、若人の成長する姿には感動を覚える…そうは思わないか?」
テンタクルミミックは咆哮を上げ、様々なアイテムをこちらに投げつけてくる。
それと同時にUC【紅輝四連】を発動。
投げつけられたアイテム群を、神域を経由する空間移動で回避し、テンタクルミミックの眼前に再出現。
驚愕の表情を浮かべるそれに、振り上げた大鎌を
───全力で振り下ろした。



「……見違えたな」
アレクサンドロ・ロッソ(豊穣と天候を司る半神半人・f43417)はどこか満足げに呟いた。少なくとも加勢をしなくとも、|新兵《ルーキー》たちは戦えている。それに猟兵たちにバフを撒いて援護もしたのは高得点。きっとバグプロトコル相手でもしばらく戦えるだろう。
「何度見ても、若人の成長する姿には感動を覚える……そうは思わないか?」
 ボスミミックにそう語り掛ける。決して会話は通じないのだけれども。重要なのは気持ちなのだ。
『BOSSsss!』
 返答代わりにバグを纏ったアイテムが迫る! だが、それをわざわざ待つほど律義な猟兵はいないのだ!
 ロッソはこじ開けた異次元へと姿を隠す。
『BOSSsss……』
 大きな身体を右に左に向けて、警戒をしている。相手がどこから来るかを今か今かと待ち構えながら。
「さあ、避けられるものなら避けてみろ!」
 挑発の声へ向けて、バグり散らしたアイテムが向かう!
『BO!?』
「む……惜しいなッ!」
 振り上げた大鎌は三回命中し、最後の一撃は射出された剣によって弾かれた!
 だが、それでも三発。ボスはいまだ健在であるが、決して無視できるほどの負傷ではない!
『boooo!』
 それの証拠に、ミミックたちが激しく怒り散らしているではないか!
 あまりの怒りで、ミミックはかなり単調な動きになっている。迎撃するのも楽になりそうだ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

シキ・ラジル(サポート)
あーあー、てすてす、マイクテスト…OK?

アタシはシキ・ラジル!
戦闘に救助、呼ばれたらなんでもがんばるよ!あっでも頭使うのは苦手だからごめんね!

戦い方
基本はWIZ型
サウンドウェポンを持って「パフォーマンス」しながら「衝撃波」「薙ぎ払い」で敵をぶっ飛ばしちゃう!
皆でボスに立ち向かう時は「鼓舞」と「援護射撃」でサポートするねっ

敵が多い時、人手が欲しいなら【アミィズ・マーチ】でミニシキちゃんたちがお手伝いするよ!「時間稼ぎ」に「一斉射撃」ちっちゃいけど数はいるからね!

性格傾向
やかましいくらいにハイテンションな音楽大好きっ子
キマフュ民なので楽しいことはなんでも首を突っ込む

☆アドリブ連携OK!



『bako!?』
 唐突に現れた人形にミミックたちは驚愕した。自分たちより小さい癖に、やたらと素早くそして攻撃が痛い。
 シキ・ラジル(揺蕩う雷歌・f11241)のアミィズ・マーチだ! 
 小さな人形が次々と乱闘にエントリーしてくる!
『ブッコロセ―!』
『ヤツザキダ―ッ!』
 やたら物騒な単語を叫んで、次々とミミックの群れに雪崩れ込む! その数、大体650体!
 数の多いミミックたちと言えど、すばしっこい大量の人形軍には苦戦気味だ!
『BO!』
『XS!』
 もちろん、彼らも黙ってやられてくれはしない。テンタクルミミックたちは腹の中からこれでもかというほどにアイテムを吐き投げた。バグエフェクト付きのそれが雨のように降り注がんと迫り来る!
「おっと、やらせないよ!」
 Electシリーズδでバグったアイテムを薙ぎ払う! それらは明後日の方向へと吹き飛んだ。
『bo……!』
『今ダ! 突撃ィ!』
 人形の群れがミミックの群れと激突した。互いに激しく数を減らり合いながらも、徐々に押し切っている!
 この調子で進めば、親玉も倒せそうだ!

成功 🔵​🔵​🔴​

城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。

戦闘は確実性やオーバーキルより迎撃数を優先するので、全力魔法と範囲攻撃で少し広めに撃ってから時間差で仕留める。
もしくは単体攻撃にカウンターや鎧破壊攻撃を乗せつつ、連続して使って、一撃必殺を繰り返す。
「ここから先は行かせないよ、キリッ」
…ところで、なんでオブリビオン居るの?(前後の説明忘れた)

……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)



「ここから先は行かせないよ!」
 キリッと決め顔を決めた城田・紗希(人間の探索者・f01927)がミミックたちに立ちふさがった。
『……hah?』
 なんだか空気が白けたような気がしないでもない。微妙な空気になったのが、紗希は気にせず構える。
「それじゃこれでもどうだ!」
 そう叫ぶと同時に紗希は袖口から色々取り出す。スリケン、クナイダート、ダーツの矢、ハンマー……etcetc。
 それらをミミックたちに投擲し始めた!
(あれ、こんなに多く持っていたっけ?)と本人も困惑しているが、まあ、使えるのだから良いのだ!
『BOKO!?』
 ミミックたちはもう、慌てふためいている! 戦線は崩壊し、親玉ミミックも弱ってきた!
「武器はまだあるよー?」
 ハンマーで近づく輩を叩きのめし、ついでにワイヤーで親玉の動きを封じた。
 後はこちらの独壇場!
 どんなに強いBOSSであろうと、囲んで殴れば死ぬ。猟兵であれば、死ぬのはより早い!
『B……BO……』
 断末魔すら上げることなく、親玉は倒れ消滅した……正常なドロップアイテムを残して。
 大げさかもしれないが、こうして小規模ながらも世界は救われたのだ!

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年06月16日


挿絵イラスト