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獣人世界大戦⑲〜万理は人狼なりや?

#獣人戦線 #獣人世界大戦 #第三戦線 #ワルシャワ条約機構 #五卿六眼『始祖人狼』

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●ワルシャワ条約機構
「「「吾々は排除する。」」」
 背中から赤い枝が伸び、そこから武装した騎士が現れる。
「「「はじまりの猟兵を。」」」
 赤い枝はさらに伸び、騎士は増える。
「「「それを求むる者共を。」」」
 赤い枝は枝分かれしながらさらに伸び、騎士は増え続ける。
「「「疾く蔓延れ、吾が『人狼病』。」」」
 赤い枝は細かく枝分かれしながらさらに伸び続け、騎士はどこまでも増え続ける。
「「「|五卿六眼《ごきょうろくがん》照らす大地のあらゆるものを、吾が走狗と化してくれよう。」」」
 赤い枝は細かく幾つも枝分かれしながらさらに永延と伸び続け、騎士はどこまでもどこまでもどこまでもどこまでもどこまでもどこまでもどこまでもどこまでもどこまでも……………………。

●グリモアベース
「長く続いていた獣人世界大戦も遂に最終フェーズ、【第三戦線】に突入した!」
 核皇・冬覇(狂愛的守護騎士・f01153)はグリモアベースに集まった猟兵達に向けて声をあげる。
 『ワルシャワ条約機構』の支配者『始祖人狼』が『はじまりの猟兵』の手がかりを掴んだ事をきっかけに引き起こされた世界大戦。
 その大戦も最終段階まで猟兵達が戦い続けた事で、ついに|五卿六眼《シャスチグラーザ》をもって『ワルシャワ条約機構』を支配していた存在との決戦に持ち込む事ができた。
「お前達には『始祖人狼』を打ち倒しに行ってもらう!!」
 此処まで大声を張り上げていた核皇は一息入れる。
「……すまない、|俺の世界《ダークセイヴァー》を苦しめてる|勢力《五卿六眼》の一角を墜とせるとなって少し興奮してた。」
 だが『始祖人狼』の打倒は一筋縄ではいかない。それは純粋な身体能力も有るが……。
「お前たちに特に気を付けて欲しいのは『始祖人狼』の人狼化能力だ。」
 背中から生やす「血脈樹」によって、足元の大地や周囲の大気に至るまで、戦場に存在する「全て」を鎧を纏い剣を手にした無数の「人狼騎士」に変えてくる。
 この「人狼騎士」の軍勢を超えなけば『始祖人狼』を倒すことはできないが……。
「もし超えたとしても、何も考えずに地面を蹴って殴ろうとしたら地面が人狼騎士になって態勢を崩して反撃をモロに喰らうとかもあり得る。」
 地面や空気そのものが敵に回る状況にも対応する必要がある。

 膨大かつ無限に湧いてくる護衛を連れた強大な人狼との戦い。
「人狼を探すゲームなら人狼側のが多い状況は人間側の負けか詰みでしかないが此処はそんなゲームじゃない。」
 ある種世界を敵にするような戦いにはなるがそのゲームと違い直接殺す事ができる。
「全部纏めてなぎ倒して『始祖人狼』に突き付けて、吊り殺してやろうぜ。|汝《オマエ》だけが人狼だってな!」


満狼
 |満狼《みつろう》と言います。
 初の戦争シナリオが最初っからクライマックスですが頑張ってまいります。

 第1章:ボス戦 👿
 戦争シナリオの為1章のみ、『始祖人狼』との決戦です。
 純粋な強さはもちろんのこと、戦場に存在する「全て」を鎧を纏い剣を手にした「人狼騎士」にして来るため、「人狼化」そのものと「人狼騎士」両方に気を付けつつ戦いましょう。
 プレイングボーナス……無限に現れる人狼騎士をかわし、始祖人狼を攻撃する/大気や大地などなどの「人狼化」に対処する。

 超大国を支配する人狼の始祖を此処で吊り殺しましょう!

●!!ご注意!!
 以下について予めご了承願います。
 明確な締め切りがある為オーバーロードは非推奨とさせていただきます。
 全体の状況や他戦争シナリオへのアイデアの発生有無によってはシナリオクリアできるだけの🔵が集まった段階で残プレイングについて返却したうえで完結させる可能性が有ります。
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第1章 ボス戦 『始祖人狼』

POW   :    天蓋鮮血斬
【巨大化した大剣の一撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    血脈樹の脈動
戦場内に、見えない【「人狼病」感染】の流れを作り出す。下流にいる者は【凶暴なる衝動】に囚われ、回避率が激減する。
WIZ   :    唱和
【3つの頭部】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【人狼化】の状態異常を与える【人狼化の強制共鳴】を放つ。

イラスト:UMEn人

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

館野・敬輔
【SPD】
アドリブ連携大歓迎

俺もダークセイヴァー民だから
グリモア猟兵が興奮する気持ちもわかる
人狼の方々はずっと人狼病に苦しめられてきた
…ここで討ち取り、終止符を打とう

無限に現れる人狼騎士を躱しながら向かう
指定UC発動、白の靄を纏いながら「ダッシュ、地形の利用」+UC効果の高速移動で一気に駆け抜けよう
迫る人狼騎士は挙動を「見切り」つつ避ける
もし足元から現れたら「ジャンプ」で蹴り飛ばしつつ回避
回避困難な場合は黒剣から「衝撃波」を放ち吹き飛ばそう

血脈樹の脈動はあえて抵抗しない
裡から湧き上がる凶暴なる衝動を受け入れ
ありったけの憎悪を黒剣に籠めて
「2回攻撃、怪力」で叩き斬り…いや、叩き潰してやる!!



増え続ける人狼騎士の群れに対して館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)が白の靄を、黒剣がかつて喰らった魂纏いながら高速で突き進む。
「喰らった魂を、力に替えて……。」
大地を駆け、迫る人狼騎士を見切り、足元を崩し湧いた人狼騎士を踏み台に跳躍し、空から発生した人狼騎士を地面の人狼騎士達ごと黒剣からの衝撃波で吹き飛ばして止まらずにかわしながら進み続ける。
「ダークセイヴァーの民としても……ここで討ち取り、終止符を打つ!」
人狼病に苦しめられてきた人狼達への思いに此処への道を作った|グリモア猟兵《同じ世界の人間》の思いも合わせて背負い、館野は遂に『始祖人狼』の眼前へと肉薄した。
「「「その|祈り《m'aider》を否定する。」」」
人狼化の強制共鳴が響き渡り人狼化が館野に襲い掛かるが、館野はそれに抗わない。
裡から湧き上がる凶暴なる衝動を受け入れてありったけの憎悪を黒剣に籠めて『始祖人狼』を叩き斬る……否。
「ァァァ……、叩き潰してやる!!」
黒剣を怪力のまま2連の斬撃を叩き込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サーシャ・エーレンベルク
ダークセイヴァーの五卿六眼……そして、この世界に闘争を持ち込んだ張本人……。
今更、対話など不要でしょう。
あなたたちは、あまりにも私たち獣人を殺しすぎた。
……その罪を、償ってもらうわ!

【白冰冬帝】で冰の女王たる真の姿へ変身。
全てが人狼騎士へと変質する。それこそがあなたの人狼病の弱点。
あらゆるモノが意志と肉体を持つのであれば、私のユーベルコードはその全てを包み込む!
戦場内に凍結嵐を喚び起こして、生み出される騎士たちを物言わぬ氷像へと変えていくわ。
生み出された瞬間、凍結させて邪魔者は叩き斬り、制圧していく。
私を見れば絶望によって騎士たちの動きは鈍る。それが好機。
疾駆し、始祖人狼に一撃を叩き込む!



「あなたたちは、あまりにも私たち獣人を殺しすぎた。」
ダークセイヴァーの五卿六眼、そしてこの世界に闘争を持ち込んだ張本人である『始祖人狼』に対してサーシャ・エーレンベルク(白き剣・f39904)は今更、対話など不要と断じた。
「……その罪を、償ってもらうわ!」
ユーベルコードの力で冰の女王としての姿を顕現させて宣戦布告する。
ワルシャワ条約機構の寒さが強まり人狼騎士達が凍結していく。
「「「笑止。」」」
『始祖人狼』はサーシャの宣戦布告を巨大化した大剣で凍結した人狼騎士諸共斬り飛ばした。
凍結して戦力外になった人狼騎士を切り捨てたとしても、氷として砕けた人狼騎士も種に人狼騎士はいくらでも増殖していくが。
「全てが人狼騎士へと変質する。それこそがあなたの人狼病の弱点。」
あらゆるものが意思と肉体を持つ存在になるというのなら、それら全ては|白冰冬帝《スカディ》により絶望し凍結する存在となる。
人狼騎士達は生み出された瞬間凍結され邪魔者は叩き斬られ、凍結しなかったモノも絶望で動きが鈍る。
「――好機!」
疾駆して距離を詰めたサーシャは傍に残る人狼騎士諸共、『始祖人狼』に一撃を叩き込んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロラン・ヒュッテンブレナー
連携×

これが本物の人狼病…
感染力も浸食速度も桁違いなの…
人狼化の苦しみも狂気もよく知ってる
でも、人狼は孤独で凶暴なだけの存在じゃない
ぼくがそれを証明するの

共鳴で早まる浸食を受け入れてUC発動
魔術陣の首輪と魔術回路の鎖で縛られた狼の姿へと変身
その首輪と鎖、封神武侠界の桃の精さんからの加護と香りで狂気を抑え込むよ

遠吠え一つ、大気中の満月の魔力を掌握して人狼騎士たちを魅了する人狼魔術を発動
ぼくをαとする群れで突撃、それを繰り返すよ
狼の速力と跳躍力で迫り、空中に一瞬だけ結界を作って足場にジャンプを繰り返すよ

もう一咆え、体に月光を纏って自身を弾丸にして始祖人狼にぶつけるの

あなたの狂気を打ち砕くの!



「これが本物の人狼病…、感染力も浸食速度も桁違いなの…」
人狼病の研究に力を注いているロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)は『始祖人狼』の人狼化能力の規模に慄く。
「「「貴様も吾が走狗とに返れ。」」」
人狼化の強制共鳴が響き渡るがロランはその侵蝕を受け入れて首輪と鎖で縛られたハイイロオオカミへと変じた。
「夜の灯りヲ、呼びし遠吠え……大いナる円の下、静寂を尊ブ……!」
だが人狼病の狂気は首輪と鎖、そして|【魔符桃香】《封神武侠界の桃の精の加護》によりロランには届かない。
「人狼は孤独デ凶暴なだけの存在ジャない、ぼクがそれを証明するの!」
人狼化の苦しみも狂気もよく知る者としてそれを止める者、人狼で有りながら猟兵として確立した。
そのままに遠吠えを咆え人狼魔術を発動して人狼騎士たちを魅了し、ロランをαとする群れへと再定義する。
「「「吾々から奪いに来るか。」」」
ロランに奪われた人狼騎士の群れの突撃に対して新たに生み出した人狼騎士をぶつける。
遠吠えに伴う魅了と再生成による衝突が繰り返される中ロランは狼の速力と跳躍力で迫り、一瞬の結界を足場にしたジャンプと合わせ天高く跳ね上がる。
「ホォォォォォぉぉぉん!!」
月に重なるような天高くから今までと違う咆哮が響くと共に、|狂気を打ち砕く月光を纏う弾丸《ロラン》が『始祖人狼』にぶつかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

|タイムフォールダウン《物真似早業先制攻撃》、|無銘の妖刀《人造生命の創造、高性能を駆使する》でデモニックパーティーを起動。
|多重次元屈折現象を伴う剣戟結界《多重詠唱拠点構築結界術、ハッキング、切断解体》はどのような防御手段・回避手段があろうとそれごと断つわよ?
妖刀を振るう腕の間合い、腰を入れる胴の間合い、踏み込む足の間合い、走り込む歩の間合い、この間合いの内は私の領域。大気や地面が人狼化しようとも全てを断ってあげるわ。
そもそもこの人狼化や「人狼病」感染って、明確な”この斬撃を防ぐ能力”よね?ならばデモニックパーティーが無効化してさらに威力が上がるわね



「運命への反逆を。」
戦場の中、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)が妖刀を片手に突っ込んで来ていた。
眼前の人狼騎士が襲い掛かるが――
「妖刀を振るう腕の間合い、」
――妖刀により断たれる。
進行方向外の人狼騎士が襲い掛かるが――
「腰を入れる胴の間合い、」
――腰をひねった横薙ぎで断たれる。
大気から人狼騎士が現れるが――
「踏み込む足の間合い、」
――強く踏み込んだ切り上げで断たれる。
地面から人狼騎士が現れるが――
「走り込む歩の間合い、この間合いの内は私の領域。」
――強く踏み込んだ切り上げで断たれる。
人狼病の凶暴なる衝動囚われたとしても、敵が動く前に断ち切り伏せれば何の関係も無い。
そんな力技を持って多くが人狼騎士となって襲い掛かったがアリスはその全てを文字通り断ちながら突き進み、『始祖人狼』の前にたどり着く。

「「「餮まれたまま、朽ちろ」」」
凶暴なる衝動に囚われたアリスの斬撃と『始祖人狼』の攻撃が衝突するが、
「躱せない相手への攻撃も、明確な”この斬撃を防ぐ能力”よね?」
「「「ガァッヅァ!?」
けして逃がさない結界の斬撃が一方的に打ち勝ち、|正面と右の頭《二匹の人狼》が|叩き切られ《吊られ》た。
「まだだ、吾だけになろうと、吾々は……」
残る左の頭だけで人狼騎士達を出そうとするが――、
「そうやって肉壁にするなら、もっと威力が上がるわね。」
人狼騎士諸共|左の頭と胴体《残った最後の一匹》が|両断されて《吊られて》、|『始祖人狼』は撃破された《人間の勝利となった》。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年05月29日


挿絵イラスト