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【ときめき☆イースター2】虹色エッグに願いを
昨年できたばかりの遊園地は、今日もにぎわっていた。
そして、今年もまた、この季節がやってきた。そう、昨年も楽しんだイースターである。
「さあさ、今年も虹色エッグ、探していこう!」
あれ、見た事のある人がいるのは……きっと、気のせい……?
「にゃにゃーん!! 楽しいイースターなのにゃーー!!」
やってきたのは、可愛らしいイースター衣装を身に纏ったミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)だ。
「帝都の外れにある遊園地で、また、イースターイベントやってるのにゃー! 楽しくエッグ探しとか、遊園地探索して欲しいのにゃー!!」
と、遊園地のチラシをつぎつぎと渡していく。
「ふうん、今年もやるんだ」
受け取った一人、キヨがチラシを眺めていると。
「ちょ、ちょっと待ったあああ!!!」
もう一人、チラシを受け取ったキサラが声を張り上げた。
「にゃにゃ? 印刷漏れだったのにゃ? だったら、もう一枚……」
「ちっがあああう!! なんなの、これ!! なんで、エンディカが叶える『ささやかな願い』ってのは!!」
チラシの一番最後に、馴染みのある仮面の少女、エンディカが写真と共に記載されていた。
『虹色エッグを見つけた人には、エンディカがささやかな願いを叶えます』と。
「エンディカちゃんが手伝ってるのにゃ! グッズとかじゃ盛り上がらないからって悩んでた遊園地の人達に一肌脱いだのにゃ!」
「一肌脱ぎすぎ!! もう、一言、文句言ってくるわ!!」
「あにゃにゃー」
「行っちゃったわね」
思わず、キヨとミーヤは顔を見合わせる。
「えっと、桜塚のみんなと、猟兵のみんなとかにも声かけとくのにゃ……」
「その方が良さそうね」
こうして、英雄達や、猟兵らにも連絡が届くのであった。
楽しい楽しいイースターイベントが、今年も開催されている。
青く澄み渡る空の下、人々は笑顔を見せながら、遊園地中を楽しそうに回るのであった。
柚葵チハヤ
久しぶりです。アナリフの新作は、日常シナリオから!
イースター、第二弾となります。この日の為に用意していたミーヤが楽しそうです♪
というわけで、今回は制限なく、全員の方が参加できます。
ぜひとも、お誘いあわせの上、お越しくださいませ。
今回の指針はこちら!
(1)イースターイベントを楽しむ!
イースターエッグを探したり、イースターにちなんだグルメとかを楽しむのは、こちら!
めいっぱい楽しんでくださいませ♪ 虹色エッグを探す際は、【探す場所】と【一桁のラッキーナンバー】、そして、叶えて欲しい【ささやかな願い】の記載をお願いします。それを見て、見つけられたかの判定を行いますので、よろしくお願いします。
(2)願いの裏方!
こちらは、エンディカと共に、ささやかな願いのお手伝いを行います。
どんな願いを叶えたいとかあれば、そちらを加味してリプレイにしますので、もしよければどうぞ。
(3)アトラクションに夢中!
遊園地を普通に楽しみます。遊園地にあるものなら、大抵、揃っています(が、全てレトロな雰囲気であまり大きくはありません)。楽しみたいアトラクションを記入の上、お楽しみくださいませ。
(4)イースター衣装を着て撮影!
イースター衣装を借りて遊んだり、撮影してもらったりするのはこちら! どんな衣装を着るのかをしっかり書いておいてくださいね。
(5)その他、自分の道を行く!
上記以外の選択肢はこちらになります。他の選択肢よりも少し詳細だと助かります。
また、複数で参加する際は、お相手の名前やID、グループ名もお忘れなく。
皆さんの参加、お待ちしております!!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
御薬袋・彩葉
1.イースターを楽しむ
【椅子の下】【3】
いーすたー?
え、なんですそれ?
卵を見つける?
鶏も居ないのに?
誰かが隠してるんですか?
ふむふむ…ちょっと面白そうですね!
そして願いを叶えるですか…
エンディカさんには私のご飯沢山食べて頂きますので!
いやぁ、洋食のレシピ色々やりたいのがあるのですが中々皆食べてくれないんですよね(量が多いだけ)
私は!エンディカさんが!泣いても!作るのを辞めません!(楽しげ)
とはいえ、無理な時は無理って言って下さって構いませんので
この間のケーキのレシピやってみたいから一緒に食べて欲しいんですよ
よし!そしたら私は食堂とかにある椅子の下辺りを調べてみましょうか!
何かあると良いな!
◆彩葉のイースターな願い事
「いーすたー? え、なんですそれ? 卵を見つける? 鶏も居ないのに?」
御薬袋・彩葉(自称『モガ』・f39642)は、たくさんのハテナマークを浮かばせながら、帝都の遊園地に来ていた。
その手には、イースターのことを告知したチラシが握られている。
改めて、そのチラシを見直す。
「誰かが隠してるんですか? ふむふむ……ちょっと面白そうですね! そして、願いを叶えるですか……」
と、きらーんと何かを閃いた彩葉もまた、イースターエッグを探すことにした。
「よし! そしたら私は、食堂とかにある椅子の下辺りを調べてみましょうか! 何かあると良いな!」
さっそく、ぴゅーんと彩葉は飛び出し、食堂にある椅子の下を探し始めた。
「んん? ここじゃないです?」
このままでは、エンディカにお願いができないじゃないか! 椅子の下だけでなく、テーブルの下、その周辺へと広げた時だった。
「あったっ!! ありましたよっ!!」
みつけたみつけた彩葉は、あの虹色エッグを、食堂の周りを覆う芝の中から見つけ出したのだ。
見つけた虹色エッグを高々と掲げ、さっそくエンディカの元へと急ぐ。
「それ、虹色エッグ! すごいすごい! 願いを叶えよう」
拍手をしながら、エンディカは虹色エッグを持っている彩葉を招き入れた。
「エンディカさんには、私のご飯沢山食べて頂きますので! いやぁ、洋食のレシピ色々やりたいのがあるのですが、中々皆食べてくれないんですよね」
それはかなりの量があるからだ。たぶん。
「私は! エンディカさんが! 泣いても! 作るのを辞めません!」
ちょっと楽しげな彩葉が続けて言う。
「とはいえ、無理な時は無理って言って下さって構いませんので。この間のケーキのレシピやってみたいから、一緒に食べて欲しいんですよ」
「ケーキなら、いっぱい食べれる。どーんと来い!」
「おおおお!! では、行きますよっ!!」
こうして、彩葉の願いは叶った。
後でエンディカがお腹がいっぱいと倒れていたが、まあ、致し方ないだろう。
「いっぱい食べてもらって、よかったです!」
嬉しそうな笑顔を浮かべて、彩葉はとても幸せそうであった。
※称号「今年の虹色エッグ第一発見者」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
大成功
🔵🔵🔵
ムゲン・ワールド
(2)願いの裏方!
柚葵チハヤマスターにおまかせします。エンディカと仲良くするムゲンをお願いします!
表向きの口調(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵には 本来の口調(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
独り言やモノローグも本来の口調です
「イースターイベントですか。懐かしいですね。〝あの頃〟もイースターの時には少し遊んだものだったな」(暗殺者時代の事)
「頑張って虹色エッグを見つけて、エンディカさんからキスをもらう! というのも考えましたが、ここは素直にエンディカと一緒にお手伝いをするとしましょう。とりあえず、料理は得意です!」
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
◆エンディカとお手伝いと
一人の青年が、件の遊園地へとたどり着いていた。
「イースターイベントですか。懐かしいですね。〝あの頃〟もイースターの時には少し遊んだものだったな」
ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)は、懐かしそうに瞳を細めながら、遊園地の『裏口』から入っていった。
「あ、お手伝いの方ですね。どうぞ、こちらに!」
既にムゲンのことは伝わっているらしく、スタッフに案内されるままに、遊園地の裏側、スタッフルームの一室へと連れられてきた。
「エンディカさん」
「あ、ムゲン。来てくれたんだね」
にこっと、仮面の巫女であるエンディカの口元が緩む。
「ええ、来ました。今日はよろしくお願いしますね」
「うんっ!!」
本音を言うと、この遊園地にはお客として入り、頑張って虹色エッグを見つけて、エンディカからキスをもらう! ……というのを考えていた。
けれど、止めたのは……それでキスをもらっても嬉しくないと気づいたから……かもしれない。
「あのね、次はお料理する。でも、エンディカ得意じゃない」
手伝ってくれると、こてんと首を傾げて見せるエンディカに、断れる者はいないだろう。怒り狂ったキサラならわからないかもしれないが。
「そのために来たんですよ。それに、料理は得意です。お相手のリクエストは、何ですか?」
エンディカは、先ほど書いてもらったばかりの虹色エッグリクエストシートを、ムゲンに見せた。
「ピザだって!」
「ピザを焼くのは得意なんです。では、お見せしましょう」
「わーっ!!」
エンディカの拍手を受けて、ムゲンは優雅な一礼を見せてから、|Let's ピザ《レッツピザ》で、治療も解毒も出来ちゃう万能ピザを作り上げた。
「うわあ……美味しそう……」
よだれを垂らすエンディカにムゲンは思わず苦笑を浮かべた。
「後でエンディカさんにも差し上げますから、ほら、お待ちになっているお客さんへ運んであげてください」
「うん、了解された!」
きびきびとムゲンのピザを運ぶエンディカを、優しい赤い瞳で見送る。
「……まぐもぐ、ムゲンのピザ、おいしい!」
幸せそうにまぐまぐするエンディカを、ムゲンは温かい眼差しで、眺めていた。
まだ虹色エッグは見つからないようなので、しばらくここで待機するよう言われていた。もしかすると、今日はもう発見されないのかもしれない。
「そういえば、どうして、エンディカさんはここでお手伝いを?」
ムゲンの言葉に、エンディカはきょとんとしながら。
「エンディカ、やることないから、試しに手伝ってみた。遊園地の人、困ってたから」
そういえばと思う。キサラがずっと傍についていたのは、きっと理由があるはず。そんな中、エンディカは何かをすることなく、過ごしていた。
それが今回、この遊園地の手伝いを申し出たのは、自分も役に立ちたいという気持ちの表れかもしれない。
「遊園地の方も喜んでいましたね。とても助かってると。だから、エンディカさんの申し出、きっと嬉しかったんだと思いますよ」
「……そうかな」
少し俯き加減になりながらも、もごもごとピザを食べている様子を見ると、少し照れているのかもしれない。仮面で隠れて、よくわからないが。
「ムゲンが手伝ってくれなかったら、ピザ、渡せなかった。ありがと」
「いえいえ、これくらいどうってこと……」
そう謙遜したそのときだった。ムゲンのその頬に、エンディカが唇を重ねたのだ。
「!! ……え、エンディカ、さんっ……!!」
「ありがとのお礼。あ、口はちゃんと拭いたから安心して」
「いや、そうじゃなくって……」
「ごちそうさま、ピザ美味しかった!」
と、そのとき、再び、スタッフがエンディカを呼びに来たようだ。
「エンディカさん、握手して欲しいそうです」
「ん、いく」
そんなエンディカを見送りながら、ムゲンはしばし、呆然としていたのだった。
※称号「頬にキス」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
また、エンディカとの親密度もアップしていますので、お伝えいたします。
大成功
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