獣人世界大戦⑫〜小さいのにデカい
●映画じゃない!ほんとの事さ
「第一戦線突破見事であった。ようやく我々はウラル山脈まで歩みを進めることができた。」
これまでの激闘を労いつつ見上げるほどの巨躯を持つグリモア猟兵エハド・ショウヘル(統御の一・f31086)は周囲にいる猟兵達に新たな状況を告げる。
「現在ウラル山脈には数百メートルの巨体を誇る幼女総統ギガンティックが率いる軍勢が彼女を先頭にウラル山脈を破壊せんとしている。彼女が突破する前にこれと交戦し撃破してもらいたい。」
説明しながら投影する立体映像に映るのは|軍服《半ズボン》をきっちり着こなした幼女が立ちはだかる敵軍を文字通り蹴散らしながら進軍する姿は宛ら怪獣映画のNGシーンかと思える光景だが歴とした現実だ。決して映画ではない!
「彼女の戦闘スタイルは極めてシンプルだ。巨体を生かした蹴りで全てを粉砕し、超超巨大砲『シュリヒトゲヴェーア』による砲撃で全てを薙ぎ払いそして周囲の空間を歪めて時間を巻き戻し自身に不利な行動を全てなかったことにしてしまう。最も今回は命を懸けるつもりがないのか不利となれば即座に撤退してくれるようだ。今はそれで良しとするしかあるまい。」
さらりとシャレにならないことで説明を終えた彼女は転送ゲートを開き猟兵達へと向き直る。
「彼女達が狙うはじまりの猟兵が何なのかは未だに詳細不明だ。だが彼女の進軍を許せばこの獣人戦線はさらなる混迷に叩き込まれるだろう。彼女の意図を挫き必ず帰還せよ!」
そう言って〆るとともに猟兵達を戦場へと送り出していった――
紅時雨
デッッッ!
お久しぶりです。紅時雨と申します。
まさかのエンドブレイカーに関わる巨大幼女との戦いとなります。
尚、当方はエンドブレイカーを知らないためネタを振られても対応できませんので予めご了承をお願いします。
プレイングボーナス……相手の巨体を利用「しない」戦い方を編み出し、実行する。
彼女は先制攻撃はしませんがギガンティックは自身の巨体を用いた戦いに精通しているので例えば彼女より小柄な体躯を生かして機動力で圧倒するとか足元が死角に違いないか股下に潜りこむとかするとあっさりと返り討ちになります。彼女の巨躯を利用しない戦い方を考えてみてください。
なお、下からのぞき込んでも何も見えませんのであしからずに
オープニング承認次第受付を開始いたします。相変わらずそして締め切り厳守につき最低限の採用になりますが見かけたらよろしくお願いします。
第1章 ボス戦
『幼女総統「ギガンティック」』
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POW : 幼女キーック!!!!
単純で重い【幼女キック】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 超超巨大ビィーム!!!!
【超超巨大砲『シュリヒトゲヴェーア』】から、レベル×5mの直線上に【超超巨大ビーム】を放出する。【魔力】を消費し続ければ、放出を持続可能。
WIZ : 斯様な結末、吾輩は断じて認めない!!!!
全身に【終焉を巻き戻す「エンドテイカーの魔力」】を帯び、戦場内全ての敵の行動を【巻き戻されてゆく時間の流れ】で妨害可能になる。成功するとダメージと移動阻止。
イラスト:すずま
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ボゴ・ソート
相手が大きいとか小さいとか重いとか軽いとかそんなことは関係ない。
掴んだら投げて、倒す。
それが帝国式レスリングだ!
さて幼女総統よ。
重くて良いキックだが、フェイントのひとつも混ぜずに繰り出すような単純さでは隙だらけだ。
俺は蹴ってきた足をくぐり抜けるように背中のロケットパックから炎を噴射して[ダッシュ]!
軸足を刈り取るように、と言うより体当りするようにタックルしてそのまま[怪力]でぶん投げる。
これが帝国式レスリングだ!
といった感じで調子に乗るのだが、倒れる幼女総統の下敷きになったら怖いので一発食らわせたらさっさと逃げるぞ。
あぶねっ!
●
地響きを立てて威風堂々と進軍する幼女総統ギガンティック。その巨大幼女に立ち塞がる?ように巨躯?の猟兵が一人立ち向かおうとしていた!
(相手が大きいとか小さいとか重いとか軽いとかそんなことは関係ない。)
ウラル山脈の麓で彼、ボゴ・ソート(ウォーマシンのシーフ × 探索者・f11583)は腕くみしながらまるで睥睨するかのように巨幼女を見上げる。経年劣化で色褪せた合成樹脂製の髪の奥にある瞳には怯懦の類など一切がない。
「ほう、たった一人で吾輩に挑むか小童?」
視界に入っていたのだろうか、巨幼女は視線を小指にも満たないボゴに向け歩みを止めた。
「--・・・・・
「いや、語る必要はないぞ?お互い暇を持て余しているわけではなかろう?疾く逝くがよいということで幼女キーック!!!!」
何か言おうとしたボゴを制した巨幼女は問答無用とばかりに渾身の蹴りを矮小な人影に繰り出す。そのシンプルにして無駄のない一撃はその質量相まって防ぐのは不可能!
(さて幼女総統よ。)
だが、ボゴは慌てることなくむしろ不敵に笑って内心で彼女に向けてつぶやく。
(重くて良いキックだが、フェイントのひとつも混ぜずに繰り出すような単純さでは隙だらけだ。)
繰り出される蹴りに合わせて彼は背中に装着したロケットパックを点火する。燃料を燃やし即座に最高速に達したそれはボゴを目的の場所へと超高速で運んでいく。
砲弾が着弾したかのようなキックの衝撃波に乗ってボゴが目指すは蹴りを繰り出した巨幼女の軸足!
「!!何ィッ!?」
避けられたことに動揺する彼女を尻目にボゴは軸足目がけてタックル否もはや体当たりというべき勢いで衝突しその足を掴む。
(掴んだら投げて、倒す。)
そう念じ彼は一心不乱にあらんかぎりに力でもって巨幼女を振り回し
「これがッッッ!!帝国式レスリングだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
裂帛の叫びと共に彼女の巨体を宙に舞わせて見せた!
「な、なんだとぉぉぉぉぉっ!!?」
まさか総統たる自分が宙を舞うとは信じられず動転するギガンティックだが即座に動揺を鎮め受け身を取って衝撃を軽減する。それでも落着の衝撃で周囲に猛烈な砂埃が舞い視界を遮る。
「小童が!!よくも・・・・・チッ、逃げたか。」
砂埃が晴れた先には既に文句をぶつける相手の姿はない。落下するギガンティックの巻き添えになることを恐れたボゴは即座に退避することを選択したのだ。
かくして怒りをぶつける先を失ったギガンティックは舌打ち一つで怒りを飲み込み進軍を再開するのであった――
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
|タイムフォールダウン《高速詠唱早業先制攻撃》で|時間質量を圧縮し時を凍結することで巻き戻しの阻止《多重詠唱拠点構築結界術、詰め込み、/重量/凍結/マヒ/気絶攻撃、禁呪封印術、逃走阻止》。
幼女への欲望解放で煩悩が肉体を凌駕して|巨大化《化術肉体改造武器巨大化》。さぁ、|プロレス《残虐ファイト》しましょうか♪ほうら、|はずかし固め《パフォーマンス》よぉ❤と密着したまま|妄想を流し込んで《精神汚染、情報伝達、降霊》で幼女総統の脳内を変態なことにしてしまいましょ♪
|えっちなのうみそおいしいです❤《大食い✕魔喰✕エネルギー充填でエナジードレイン》
⚫️|魂猫保《ごにゃーぽ》|月猫野《むにゃーの》
段々と晴れていくその先にギガンティックは見た。悍ましき悪魔を!
「|タイムフォールダウン高速詠唱早業先制攻撃で時間質量を圧縮し時を凍結することで巻き戻しの阻止《多重詠唱拠点構築結界術、詰め込み、/重量/凍結/マヒ/気絶攻撃、禁呪封印術、逃走阻止。》してあげる💛」
幼女の気配を感じ降臨した|アリス・セカンドカラー《悪魔》(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は|挨拶《先手必殺の不意打ち》もそこそこに巨幼女を凝視する欲望にぎらついた輝きを隠すこともなく。
「え、ええい!そんな悍ましい瞳で吾輩を見るでないわ!」
巨幼女は滅多に見せぬ怯えた眼差しでアリスを見据え|時を巻き戻さん《今回の出会いをなかった事にしたい》とするも既に時の流れを凍結させられているためそれも果たせない。
「運には自信があるの、そう、御都合主義と呼べるほどにね。さぁ、アリスと遊んでくださるかしら?」
いくら巨躯を誇ろうと無力な幼女などアリスにとっては格好の獲物に過ぎない。際限なき欲望をコードと共に解き放ち巨大化!幼女・・・・・ではなくギガンティックに|プロレス《残虐ファイト》を仕掛けるべく密着しその平らな体を押し付ける!
「ほうら、|はずかし固め《パフォーマンス》よぉ❤」
そうして彼女がギガンティックの脳内に流し込んだのはアリスが巨幼女に抱いた欲望の限り!
「#%”!’()’&HFRYR$$%))U)j!!!!!!」
そんなものを流し込まれたギガンティックがどうなったかは敢えて語らない。ただ―
「|えっちなのうみそおいしいです❤《大食い✕魔喰✕エネルギー充填でエナジードレイン》」
彼女の満足そうな声が戦場に響いただけである――
大成功
🔵🔵🔵
七那原・望
ずるいですね。本当にずるい。
戦場に降り立つ段階で果実変性・ウィッシーズレミニセンスを発動。さらに強化属性の全力魔法で自身の影、オラトリオの性能を限界突破させます。
あとは単純。第六感、心眼、気配感知でギガンティックの行動を見切り、ギガンティックのあらゆる攻撃に身体を逸らさず真正面から相対する。
そうすればこの影のドラゴンの放つドラゴンブレスが相手の攻撃を必ず防御してくれます。
そして攻撃の隙を突く影の侍女の奇襲によるカウンターでギガンティックを心身共に追い詰めましょう。
幼女を名乗りながらその身長。ずるい!あまりにずるい!わたしにもよこしなさい!わたしだっておっきくなりたいのですーっ!!
●のぞみんは激怒した
(ずるいですね。本当にずるい。)
何故かぷりぷり怒っている七那原・望(比翼の果実・f04836)は最初の友である影園・オラトリオと共に戦場に舞い降りるや否や問答無用でコードを解き放った。
「わたしは望む……ウィッシーズレミニセンス!」
望を守るように前に出たオラトリオは見る間にエクルベージュ色の巨大なドラゴンへと姿を変えようやく色々と立ち直ったギガンティックと対峙する。
「ほう、吾輩に立ちはだかる度胸は褒めてやるが、真正面から立ち向かう以外できないならば潔く消し飛ぶがよい!受けよ、 超超巨大ビィーム!!!!」
感心したかのように呟いたギガンティックはシュリヒトゲヴェーアを構えて必殺の巨大ビームを放つ!麓の平野を覆いつくさんとする光の奔流は主を護る龍をその主ごと消し飛ばさんと迫るが
「ーー!!」
影の龍が放つブレスは自分達を包み込もうとしていた光の奔流を逆に消滅させた。
「何と!?」
よもや消されるとは思わなかったのだろう。ギガンティックはその後も位置を変えながら何度もビームを放つがその度にドラゴンブレスで打ち消され無力化されていく。
「ええい、小癪な小娘が!!」
撃っては無効化されるいたちごっこに苛立ち始めた巨幼女を好機と見たのか
「今です!」
望の合図に影の侍女がギガンティックの影より現れ大鎌で巨幼女の脚を大きく抉る!
「っ!!貴様ぁぁ!?」
予想以上の激痛に巨幼女は怒りと共に影の侍女を蹴りはらい侍女は一溜りもなく消滅するがギガンティックの表情は冴えない。何か心の奥底で何かを掻き毟られるような不快感が襲い掛かるのだ。だが、それも望が放った次の怒りの言葉で胡散霧消することになる。
「幼女を名乗りながらその身長。ずるい!あまりにずるい!わたしにもよこしなさい!わたしだっておっきくなりたいのですーっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・
「何を言うかと思えば、そもよく食べよく寝ていれば勝手に育つであろうに。ああ、貴様は育たない体質なのかもな。諦めよ、希望を捨てよ。そうすれば楽になれるぞ?もとより吾輩がよく目を凝らさねば見えぬほどの小ささよ。身の程をわきまえるがよい!」
先ほどまでの苦悶に満ちた表情から一転、鼻で嗤いながら言い放った言葉にのぞみんは激怒した。
かの邪知暴虐の巨幼女は野放しにしてはいけないと確信したのだ。のぞみんは一猟兵である。のぞみんに戦局は分からぬ。だが、自分よりでかい幼女には人一倍敏感であったのだ――
成功
🔵🔵🔴
灯璃・ファルシュピーゲル
※持参キャバリアで出動
う~ん、指揮官自ら最前線に立つ精神は立派な気もしますが…大きかろうと、一軍の将なら指揮官の仕事に徹するべきだと思いますよ?大蛇も、|頭が切れれば《指揮系統喪失》終わりなんですから。
言いつつ、キャバリアの機動性を活かして動き回りつつ、
指定UCで燃料気化爆弾満載の無人輸送機を総統の上方に向けて、
複数機作成召喚して飛ばし、顔面目掛けて吶喊。自爆攻撃の爆炎で目くらましさせた処を、燃料満載の超音速無人機を作成召喚し目に向けてフレシェット弾代わりに突撃させ、上手く突き刺さったら狙撃(スナイパー・鎧無視攻撃)し爆破してダメージを狙います。
大きさ関係なく、急所は貴女も私も一緒でしょう?
●
「う~ん、指揮官自ら最前線に立つ精神は立派な気もしますが…大きかろうと、一軍の将なら指揮官の仕事に徹するべきだと思いますよ?」
灯璃・ファルシュピーゲル(Jagd hund der bund・f02585)はそう言いながら愛機のキャバリア『SJPzH.188 JagdSköll』を駆りギガンティックへと迫る。
(大蛇も、|頭が切れれば《指揮系統喪失》終わりなんですから。)
「・・・Was nicht ist, kann noch werden.」
己がコードを解き放った灯璃は複数の輸送機(無人)を作成し巨幼女へ向けて吶喊させる。
「ふん、何をするかと思えば。幾ら作り出そうと所詮はカトンボ、諸共に撃ち落としてくれる!」
呆れたと言う感情を隠す事なく巨幼女は地味なライフルを構えー
轟ッ!!
撃とうとした刹那無人輸送機が一斉に自爆し爆発の閃光と衝撃波を叩きつけられ思わず腕で顔を隠してやり過ごす。
「自爆だと!?小癪な・・・・っ!!」
怒りに任せて爆炎を振り払った巨幼女の視界に入ったのは超音速で自身に突っ込んでくる|無人機《フレシェット弾》の姿。
「ガッッッ!」
目前まで迫っていたそれを避けられるはずもなく右目に突き刺さる無人機の激痛にもがく巨幼女。
「・・・・」
事前にキャバリアを狙撃形態へと変形させていた灯璃は冷静に狙いを突き刺さった無人機に定めて狙撃し撃ち抜いた瞬間満載されていた燃料に引火してギガンティックの顔に爆発の花が咲き誇った。
「大きさ関係なく、急所は貴女も私も一緒でしょう?」
そう静かに言いながら煙が晴れていく巨幼女の顔面を見据えた彼女が見たのは顔の半分近くを吹き飛ばされて尚こちらを睨みつけるギガンティックの姿。
「・・・・斯様な結末、吾輩は断じて認めない!!!!」
その言葉と共に彼女の顔が急速にそれこそ時間が巻き戻るかのように修復されていくのを灯璃は静かに見つめていた。
「成程、あれが巻き戻しの力ですか。」
表面上は落ち着いているが内心あまりの理不尽な効果に舌を巻いていた。もちろんこれを打ち破る必要があるのならばあらゆる策を講じてくるがこうもあっさり行使するところを見せられると徒労感が拭えないのも確かだ。
「・・・吾輩は後退する。戦車隊援護せよ!業腹であるが今回はここまでだ。」
抑えきれない憤怒を滲ませた声で下された命令は直ちに実行され後方から随伴していた戦車隊が猛烈な砲撃を開始しその援護を受けて幼女総統は身を翻し堂々と戦場から去っていく。
同時にこれ以上戦場に留まっても危険と判断した灯璃もまた機体を反転させ戦車隊の砲撃を潜り抜けながら撤退していく。
幼女総統ギガンティック、彼女と決着をつける日が来るのだろうか?其れは灯璃はもちろんギガンティックにすらわからぬことであった――
大成功
🔵🔵🔵